コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ 9
ここはPS2/PSPソフト「コードギアス反逆のルルーシュ LOST COLORS」SS投稿スレです。
感想等もこちらで。このゲームについて気になる人はゲーム本スレにもお越しください。
基本sage進行で。煽り・荒し・sageなし等はスルーするか専ブラでNG登録して下さい。
■SSを投下される方へ
・投下前後に開始・終了の旨を書いたレスを入れて下さい。(または「何レス目/総レス」を名前欄に)
・規制に掛かる場合があるので、長文の場合支援要請の旨も冒頭に書いて下さい。
・投下前は、他作品への割り込みを防ぐ為に必ずリロード。
・投下許可を求めないこと。みんな読みたいに決まってます!
・固定ハンドルは投下時にだけ付けること。その際成りすましを防ぐためトリップもあるとベスト。
トリップのつけ方:名前欄に「#(好きな文字列)」 #は半角で。
・読む人を選ぶような内容(オリジナルキャラ・残酷描写など)の場合、始めに注意を入れて下さい。
・単発の方でも投下しやすいように義務ではないですが、
投下時にはなるべく作者名・タイトル・カップリング表記をして下さい。
・ゲーム内容以外で本編放送前バレ情報があるSSは始めに注意書きを。
・460kb近くなったら次スレを立てるか聞くこと。立てる人は宣言してから。
・保管庫への要望、誤字脱字等の修正依頼は以下のアドレス(
[email protected])に
※修正依頼の際には スレ番号_作品の最初のレス番号 で指定して下さい
例 0003_0342 のタイトルを ○○○○ カップリングを ○○○○
(↑この部分が特に重要です!)
ト、
┌┘ \
__「_/⌒ヽ} よくやってくれた
>>1 \ 《ゝ__ノフ やはり
>>1は優秀だよ
厂厂´{ 卓越している
ノ 》、 \ 冠絶する人材だ
〈_《」」》___〉
「むむ…」
「このシリーズも3回目だね。今度はどうしたんだいルルーシュ?」
「ああ、ライ。オデュッセウスと天子の婚儀だが…」
「お、今回はまともな話か。どうする気?」
「ああ、裏にいるのはシュナイゼル。宴会の場で、奴に勝負を申し込むつもりだ」
「チェスで?」
「いや、SSだ」
「おい」
THREAD 09『朱禁城 でも SS』
『ほう、やりますね。さすがはシュナイゼル殿下。ではこちらは…ライカレSSを』
「ライカレ…ここにきて王道を出すとは」
『王道あってこそ、多様なカップリングのSSが生まれる』
「見識だね。では、私も」
『な…これほどのライカレを貴様も持っていたのか!?これは…引き分けか』
「いや…私のSSを嘗めてはいけないよ。ほら」
(これは、禁断のライルルSS!?駄目だ、これを読んだらアブノーマルと認めることに。こんな屈辱は受ける訳にはいかない!!)
「ふむ…皇帝陛下なら迷わず読んだだろうね」
『なに!?』
「君がノーマルだという事は分かったよ」
(シュナイゼル!お前はいつも、そうやってアブノーマルな道に誘おうとして!)
「我は投下する。天の声、地の叫び、人の心、新たなスレ!」
「シンクー!シンクー!」
「天子様…覚えて…らっしゃったのか……」
「シンク……あ!ラーイー!!ラーイー!!」
「くそぉ、誰だライ天SSを書いたやつは!!この外道が!」
『おや、そうかい?ふははははははは!!』
>>4 いや、ここでライ×ナナリーを出して
「その反応、ルルーシュ以外ありえないね。」
と見破るのも楽しそうかと…
>>4 クソワロタwww
今までのシリーズで最高に面白いwww
>>4 もう天才だろ、このシリーズ考えた人ww最高ww
アブノーマルなシュナイゼルww鞍替えする天子様ww
腹が捻れるww
>>4 確認せずとも判ります!(三回目だから)
貴方はもふもふ卿!閃光のピンクもふもふ卿ですね!
いつもながら、乙&GJです!!
しかし、私は思うのです。
もし、このままスレの勢いが止まらず、スレ数がTURN数を超える日がきたら、卿はどうされるのだろうかと……。
来るかどうか判らないその日が、楽しみであり、恐くもあります。
みなさん、こんばんもふもふ。
前スレにはもう入らないからここで投下します。
猿が出るか、かなりギリギリですので、ていうかたぶんでるので支援準備お願いします。
>>10 9話は良いセリフがあったからね。
10話は使えそうなのがなかなか無くて困ってる。
注意事項
・晴天卿の【Oh!Yes キスをしようよ】シリーズの【TURN X『てっぺん まで もうすぐ』】にある、
『第一回チキチキ!幻の美形の唇を奪え!!バトルロイヤル!!!』が元ネタです。
・↑を見てみたいとかぬかした奴のせいで、書いてしまった。
・過去、作者はおっぱい話や、数々のネタで馬鹿をさらけ出してきましたが、これは群を抜く馬鹿話です。
ゆえに、皆さんの記憶には残らない程度に楽しんでいただきたいです。
規制回避のため、この前書きからさらに10分後に“急に”投下します。
全力で支援します
ついに来たか!
楽しみにしてます!!
「ですよね〜…」「そおねぇ〜…」
と、なんだか楽しそうに話し込むのはミレイさんとシャーリー。
僕は、何をそんなに楽しそうに話すのか聞いてみた。
「2人で何話してるんですか?」
「あ、ライ…キスの話よ」
「キス?」
キスとは何だろうか?30センチ程の海魚の鱚か。旬には少し遅いのではないかと思うが。
というより女子高生2人が「やっぱり鱚は天ぷらですよね〜」「そおねぇ〜」と話す姿はシュールを通り越して異常だ。
そんな考えをしていた僕を、シャーリーは驚いた顔で見つめる。
「ライ……もしかして、キス知らないの?接吻、ちゅー」
チュー、とカタカナではないのは単なる嗜好だ。
だがちゅー、なら分かった。妹がかつて「ちゅーして」とよくせがんだものだ。懐かしい。
「ちゅーなら分かりました。けど、それのどこが楽しいんでしょう?」
「ライ…“女”の人とキスしたことある?」
「いや…特に(妹くらいしか…)」
「それじゃあキスの良さは分からないわね〜。ちゅーとキスじゃ、全然良さが違うわよ?」
「そうなんですか…」
「んふふ〜。ね、ね、知りたい?知りたいわよね?」
急に迫るミレイさん。そこまで言うなら知りたい気もする。
「ま
支援
―――――…
翌日。
僕はまだ正式な学園の生徒ではないので、生徒会室でのんびりしていた。
が、今日は何だか騒がしい。授業時間だというのに。
と、授業時間にも関わらず、生徒会室のドアが開いた。
何だろうと思ったらルルーシュとリヴァ……なんだっけ?がやってきた。
「ライ、お前も大変だよな〜。ま、頑張れよ!」
「はい?」
リヴィル…だっけ?の言っている意味が分からない。そんな僕の反応を見たルルーシュが言った。
「お前……これを知らないのか?」
「これ?」
ルルーシュが見せたポスターには、
『第一回チキチキ!幻の美形の唇を奪え!!バトルロイヤル!!!』
という文字がデカデカと……
「まさか、これ……」
「そうだお前だ」
「な、何故!?」
「俺に聞かれても」
「しかも本日開催って何さ!あとルルーシュは何故そんなに余裕なの!?」
「授業が中止になったからな。正直助かった」
めちゃくちゃだ。あの人を甘く見すぎていた。
今のうちに逃げようかと思ったら、校内放送が入った。
支援
リヴァル涙目w支援
ピーンポーンパーンポーン…
『あー…あー…生徒会長、ミレイ・アッシュフォードでーす!
本日は【第一回チキチキ!幻の美形の唇を奪え!!バトルロイヤル!!!】を開催します。
ルールは簡単、ターゲットは“たすき”を持ってもらいまーす。リレーのアンカーのアレね。
ターゲットはもう、20ぐらいは持ってもらうわ!
で、ターゲットのたすきを破ってでも奪えば、奪ったたすきに書いてあるキスの権利をその場で獲得!!
ウブな彼にキスの味を教えてあげて!!
チャンスは1人1回、ただし1回でたすきをいくつも取るのはOKよ!
あ、因みに参加者もたすきを1つ掛けてね。破られたら失格よ』
……なにそれ。
「ほら、これがたすきだ」
そう言って僕の体にたすきを掛けるルルーシュ。文字が書いてある。
『ほっぺにキス』『まぶたにキス』『おでこにキス』『お姫様抱っこでキス』など様々なたすきが。
これがキスの権利か……
「て待って!そんなのに従う必要は…」
「ライ、」
悲しそうな目で見るなルルーシュ。
「会長から伝言だ。従わないと、ここから追い出すと言っていた。従えば、今までの恩返しという事にする、とも」
「もはや脅迫じゃないか」
「いいじゃねぇか、女子にあんなところやこんなところをキスされるんだろ?」
ニヤニヤといやらしい笑みを見せる、えーと…リヴァプール。まだいたのか。忘れていた。
もうどうしようもない。一応お世話になっている身だ。付き合おう。
大体考えれば、僕を知ってる学園の生徒なんてほとんどいないはず。そもそも参加者が少ないから大丈夫だろう。
『それでは!幻の美形君の名前はライ君よ!!それでは、スターート!!』
すさまじいなw
支援
リヴァプール支援
―――――…
何故、何故、何故、
「ライ君ー!!」「待ってー!」「やっぱりカッコEー(古)!」
「なんでこんなに追いかけて来るんだー!!」
その数、ざっと100人。しかもどんどん増えている。
「くそ、囲まれた…!」
囲まれ、にじり寄ってくる女子。中には男子もいる。最悪だ。誰か何か言ってやれ。
「お呼びですか」
「あなたは呼んでません咲世子さん」
いつの間にか隣に立っていた咲世子さんだが、次の瞬間には消えていた。
その間にも、女子は近づいていて、今にも飛びかからんその時!
――ビリ!ビリ!ビリ!
次々と女子のたすきが引き裂かれていく。
「何!?」「うそーアタシ失格!?」「俺の背後を取るとは…」
それらの声の中心にいるのは、真紅の女、カレン・シュタットフェルトその人だった。
手にはポーチのナイフが。危ないと思う。というか助けてくれたのだろうか?流石優しいなカレン。
女神のように見えた彼女に、お礼を言おうとした瞬間、
「ライのキスは、私だけのものよ!!」
女神は悪魔になった。
支援
「なんでカレンまでー!?」
全速力で逃げているはずなのに、カレンは次々と他の参加者を斬りつけながら追いついてくる。
ていうか危ない。色々と。
で、気付いたら校舎の中に追い詰められていた。
「ふふふ…追い詰めたわ…はっ!」
「しまった!」
たすきが2つ引き裂かれてしまった。
「えーと……『ほっぺにキス』ちっ。後は『唇にキス』!?やったわ!」
何という事だ。こんなにも早く僕のキスは奪われてしまうのか。
しかし、カレンまでどうして…と思っていたら、ほっぺに柔らかい感触が。
見ればカレンのくちびるが僕の頬に。あまりの柔らかさに背筋がゾクッとした。
「か、カレン!?」
「えへへ…まずは1つ目の権利ね。さ、2つ目よ」
そう言って顔を真っ赤にしながら目を閉じるカレン。これはあれか、しろというのか、こっちから。
周りは、たくさんの女子。どうやらキスの権利は邪魔者を引き止めるというのも含まれるようだ。
でもこれは羞恥プレイではないのか。
しかしカレンはその場で固まったまま。よく見ると、手が震えている。彼女も緊張しているのかもしれない。
彼女をこのままにしておくのは、男しては恥だろう。僕はカレンに顔を近づける。
「カレン…いくよ」
「う、うん……」
男までも狙ってるのか支援
そして、僕は自分の唇を、カレンのそれに優しく重ねた。
ちゅっ
「「ん…」」
どこからともなく出る甘い吐息。
これがキス。“ちゅー”などとは次元が違う。女子高生が夢ちゅーになる訳だ(爆笑)
「カレン…」
「ライ…」
「「「そこまでよ!!」」」
思わず再び唇を近づけた瞬間、周りの女子から制止の声が。確かにこれ以上は権利外だったが、KYと言わざるを得ない。
しかし、カレンの戦いは終わらない。
「ライ、逃げなさい!ここは私が食い止める!」
「わ、わかった!!」
キスの権利はもう無くなったが、どうやら邪魔を続けるのはアリみたいだ。
僕は素直に逃げ出した。
―――――…
しばらく逃げていると、どこかで見た顔がいた。美しい緑の髪のあれは…
「C.C.?なんでここに…てうわあ!」
「ふ、甘いなライ」
1つ取られてしまった。鮮やかな手さばきに、開いた口がふさがらない。
というか参加していたのに驚きだ。なんで君まで。
支援
「構わないだろう?ほう…『うなじにキスしてもらう』か、なかなか面白いな」
「はあ!?」
「ほれ、早くしろ。ルルーシュに見つかるとやっかいだ」
と、髪をかき上げながら近づいてくる。甘いシャンプーの香りが、彼女のフェロモンが僕の頭をクラクラさせる。
引き寄せられるように僕はC.C.のうなじに唇を寄せた。
ちゅっちゅっちゅっ
「ふっ…はぁ……ん…」
甘い声を出すC.C.に気を良くし、次々に首すじにキスを落とす。しかし、
「C.C.!何をしてる!」
「ふぁ……ちっ、面倒なのが来たか。行け、ライ」
ルルーシュがやって来たおかげというかせいでというか。僕はC.C.から解き放たれた。
このままでは、僕は僕でいられないかもしれない。と、キスの魔力に驚いた。
―――――…
ひとまず空き教室に退散した。
「ふぅ…ここなら…」
「あら?ライではありませんか?」
「な……ユフィ!?なぜここ……ってあぁ、もう取られてる!」
「ふふふ。油断大敵ですね」
ありえない強引な展開だ。1レスに32行しか入らないとはいえ、はしょりすぎだろう。
とにかく、いつの間にか転校してきたユフィにまでたすきを取られてしまった。
皇女にキスして大丈夫なのか?
支援
カオスw支援
「あらあら、うふふ。『お姫様抱っこでキス』ですか。皇女らしい物を手に入れました!」
「いや、待ってユフィ!君は皇女だ!こんなことしたら不敬罪に!」
「構いません」
いや僕は構うよ!?とは言うが、全く聞かないユフィ。こうなったら仕方ない、と覚悟を決め、ユフィを抱きかかえる。
「わ〜、夢にまで見たお姫様抱っこです!」
あまり動かないで欲しいユフィ。胸が当たっている。あててんのよ。
このままではキスよりもおっぱいの魅力に引き込まれてしまう。僕は意を決してユフィの唇に…
「ユフィ……」
ちゅっ
「ん……」
ゆっくり静かに唇を放す。その余韻はまさに甘美の一言。
余韻を味わう余裕に、キスに対する自分の防壁が崩れていってる事が分かる。
「じゃあ!ユフィ!」
全速力で僕は逃げ出す。もはや守るべき貞操もあってないような気がするが、それでも逃げる。
―――――…
渡り廊下を走っていると、前には見知った顔が……スザクだ。
「やあ、ラぐはっ!!」
何かをされる前に、スザクの腹に一撃を加えた。危ないトコロだった。
この展開の強引さなら、スザクともキスをする事になっていたかもしれない。そんな事になったら…
「お呼び「あなたは呼んでません咲世子さん」
支援すべきかと。
―――――…
「はぁ…はぁ…」
疲れた。現在は屋上で一休み。しかしこれで主要キャラは全制覇したはず。もう十分、よく頑張ったライ――
「あ、ライ、こちらにいらしたのですね?」
――残念まだ頑張れライ。
「か、神楽耶!?どうして、君まで!ユフィが転校しているから君はいない筈では!?攻略サイトはデマか、くそ!」
「何を言ってるかよく分かりませんけど…?」
「こっちの話。けど悪いね神楽耶、僕もこれ以上やられる訳には…ってああもう取られてる!作者もパターンにしないでよ!」
もはや説明はいらないだろう。神楽耶の手にはライのたすきが……10以上。
「って全部取られてる!?」
「ふふふ、い〜っぱいキスして下さいね」
い〜っぱいにも程があると思う。ていうかあまりの可愛さに僕の理性はバッキンガム。
「まずは『でぃーぷきす』からですね!舌をからめるやつ!」
「いきなりハイレベルですね神楽耶様!というか初手がそれなら他はなにが…!?」
「いいからしましょう!はい、ん〜…」
「ん〜」と言ってくちびるを出す幼い姿で要求するオトナな行為に、僕の理性はバッキンガム(二回目)。
もう駄目だ。もう我慢出来ない。今までのキスで、僕は溢れるリビ
§おまけ:それからというもの…
「おはよう、ライ」
「おはよう、カレン――ちゅっ」
僕は朝の挨拶と共にカレンとキスをした。
「おい、ライ。私も欲しいぞ」
「わたくしも欲しいです!カレンさんにだけずるいです!」
「はいはい、C.C.もユフィもしてあげるから―――ちゅっちゅっ」
あれからというもの、僕の生活にとって、キスは欠かせない存在となった。
恋人となった神楽耶も、
「私のライはモテモテですわね!嬉しいですわ!」
と、寛容を通り越して、逆に周りへのキスを推奨する程だ。
しかし、一番多くキスをしないと、拗ねてしまうのが可愛いところ。
「さ、神楽耶にもしてあげるよ」
「はいですわ!ん〜…」
ちゅっ
―――――…
「会長、これどうするんですか」
「あ、ルルーシュ。……いいんじゃない?」
「いいわけないでしょう。あいつ、咲世子さんどころか、ナナリーにまで手を出して…」
「ナナちゃんだって喜んでるんだからいいじゃない。あ、私もしてもらおうっと」
「会長!………はぁ、あれじゃただの変態じゃないか…」
10以上ものキス!支援
メタ発言多すぎw
支援
以上、『第一回チキチキ!幻の美形の唇を奪え!!バトルロイヤル!!!』でした。支援どうもです。
題名が長すぎて入らないという悲劇
元ネタのある晴天卿のSSでは、ライは様々な人にキスの話を聞いていましたが、
フラグをことごとく回避したりするスルースキルがありました。
ですから逆に、フラグをことごとく回避できない状況に立たせてみました。スザクは回避したけど。
キス魔になるところとか、一筋ではなくハーレムなところも対称的にしてみました。
元ネタのSSはこちらとは打って変わって素晴らしい出来なので、是非ご覧になって下さい。
少々強引な展開でしたが、真面目に考えるのがあまりにも馬鹿馬鹿しいと思ったので…
あとは、神楽耶を初めて書いてみましたが、ブルムン篇をやってないので、少し動かしにくかった。
いつか解放戦線ルートから、書いてあげたい。
ていうかこんな話より、しゃぶしゃぶの続き書きたかった…orz
すいません…orz
俺のバカな発言のせいだw
でも、かなり楽しませてもらいました!
>>39 ピンクもふもふ卿、GJでした〜
まさかハーレムとはw しかも公認って
キス魔ライ良かったです
しゃぶしゃぶの続きも全力でお待ちしております!
>>40 いえいえ、目の前に現れた旬なネタを逃すわけにはいきません。
これからもぜひネタ提供や希望などをちょくちょく書いてみて下さい。
面白そうなものなら、私は拾いますよ!
>>39乙でした
しかし、カオスすぎるw
>>35とか幾つか途中で切れているように思うのですが、携帯からだからでしょうか?
PCからはちゃんと読めてるんですよね?
45 :
萌は文化:2008/07/17(木) 19:46:28 ID:RCWPGUvu
仕事行く前に投下したい。
もの投下してかまわないかな?
あ、投下どうぞ。消えてしまった…
47 :
萌は文化:2008/07/17(木) 19:51:37 ID:RCWPGUvu
じゃあ投下しちゃいます
あと
>>39 GJ
では、たとえ需要が少なかろうと俺は闘う
ライ×セシルでタイトル「蜘蛛×パニック」
トーマス卿、どうやら投下したSSが途中で切れたため、修正をお願いしたい。
来ましたら、レスをお願いします。
需要が少ないのならば増やせばいい!
支援
うん、相変わらず消化の早いスレだね。支援
金髪の変態「ところで今日はこういう恋愛コメディ系で進めるのかな?」
プリン伯爵「あっは〜、なら殿下の出番はありませんね〜。」
51 :
萌は文化:2008/07/17(木) 19:55:16 ID:RCWPGUvu
〜 蜘蛛×パニック 〜
いつにもまして暑い夏の日。
いつもより早めに仕事を終えた僕はこの暑い日差しの中、さっさと帰る気になれず、セシルさんから許可をもらいクーラーの効いた特派の研究室で涼んでいくことにした。
さっきまでスザクもいたんだけど、先程、別件だとかでロイドさんと一緒にどこか行ってしまった。
今、ここには僕と机の上で報告書をまとめているセシルさんと二人っきりだ。
「でも、今日はホント暑いみたいね。冷房がない所だと大変でしょうね」
支援
53 :
萌は文化:2008/07/17(木) 19:56:21 ID:RCWPGUvu
セシルさんの言う通りだ。
仕事でもなければこんなクソ暑い日に外なんかに出たくもない。
「………あっ」
セシルさんが消しゴムを取ろうとしら手を滑らせ床に落としてしまい、消しゴムは僕の足元まで転がってきた。
「あ、僕が拾いますよ」
軽く言って消しゴムを拾った僕はふと、セシルさんの足元に目が行った。
セシルさんの足元には3、4cm程度の蜘蛛が歩いていた。
3、4cm程度と言っても蜘蛛の中じゃ充分に大きい分類だ。
その蜘蛛はそのままセシルさんの足を登って行った。
支援
55 :
萌は文化:2008/07/17(木) 19:58:14 ID:RCWPGUvu
「セシルさん、足に蜘蛛ついてますよ」「え?」
僕は何気なく言ったつもりだった。
だが、セシルさんは女性でこの蜘蛛はけっこうでかい。
僕の考慮が足りなかった。
「あ! ちょっ! やだっ!! ライ君!! とって!!!」
蜘蛛を見たセシルさんは立ちまち大パニック!
大慌てで足をぶんぶん振るが蜘蛛はしぶとく張り付いたままだ。
「ちょっと待って! 落ち着いて!! 今取るから………ぶっ!」
どうやらセシルさんは僕の声も聞こえてないくらい混乱しているようだ。
支援
支援
wktk
支援
59 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:00:12 ID:RCWPGUvu
蜘蛛を取ってあげようとしたらモロに顔面を蹴られた。
ちなみに依然と蜘蛛は無事である
「あ!! 嫌!! 登って来た!!!」
痛む頬をさすりながら見ると蜘蛛は内股を渡り、なんとセシルさんのスカートの中にまで入って行った。
「キャー!! 入ってきた!! 嫌!!」
パニック状態のセシルさんには周りが見えていないらしい。
セシルさんは慌ててベルトを外しスカートを脱いだ。
「ぶっーーー!!!」
なぜかセシルさんが作るかき氷のシロップが無性に気になった
支援
61 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:01:06 ID:RCWPGUvu
蜘蛛を取ってあげようと屈んでいた僕のちょうど目の前にセシルさんの真っ白な下着が露わとなった。
シンプルでなんの柄も無いデザインが逆にいやらしい………じゃなくて蜘蛛は依然上昇中。
そのまま上着の裏に入って行った。
「ああ!! やだ!!」
今度は素早く上着を脱ぎYシャツだけになるセシルさん。
ああ、セシルさん。
正直今のあなたは魅力的………じゃなくて刺激が強すぎます。
なお、蜘蛛はセシルさんの首元まで上昇。
支援
63 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:02:46 ID:RCWPGUvu
「セシルさん! じっとして………ぶはっ!!」
取ろうとしたが今度はパニック中のセシルさんに殴られた。
一方、蜘蛛は何を考えてるのかあろうことかセシルさんの首元から背中の方へシャツの中に入って行った。
「やっ…!!」
「ストップ!! セシルさん流石にそれはまずい!」
何がまずいってコレ以上脱ぐと僕が男としての本能を押さえられるかわからないのがまずい。
さらに脱ごうとするセシルさんを今度は力ずくで止める。
支援
65 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:05:01 ID:RCWPGUvu
「だって……中に…中に…」
「ダメなものはダメです!」
そんな姿で潤んだ瞳で見つめないでください。
興ふ……困るじゃないですか。
「じゃあ……取って…」
「え!?」
そう言うとセシルさんは背中を向け、何故か僕の膝の上に乗った。
まさか、そのシャツの中に手を入れろってことですか!?
「早く…お願い…」
そんな熱っぽい声で訴えないでください。
我を忘れそうです。
「では…失礼します」
仕方なしに意を決してシャツの中に手を入れた。
支援。しかしこの内容なら魚住みたくファールぎりぎりのプッシングなのか?
支援
68 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:06:21 ID:RCWPGUvu
ああ、セシルさんの肌、柔らかくてスベスベだな……。
おっと! いかんいかん、早く蜘蛛を探さなくては…。
「あ、あ、嫌! 前に来た…!!」
「何!!?」
おのれ蜘蛛!
よくやった! …じゃなくてなんてことを!!
「ライ君……早く…」
だからそんな媚びた声で言わないで!!
セシルさん、ごめんなさい!
いざとなったら責任は取ります。
「し、失礼します…」
ゆっくりと腕を前の方に回す。
ああ…こんな所を誰かに見られたら…
支援
70 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:09:08 ID:RCWPGUvu
ガチャッ
「おーす、遊びに来たぞ!!」
ああ、変なこと考えたのが原因かな?
とっても口が軽そうなノネットさんがやって来ましたよ。
「あれ……?」
しばし沈黙
「ああ、すまん、邪魔したな。あ、これは土産だ。良かったら使え」
なんでお土産が赤マムシドリンクなんだよノネットさん!
「若い二人には必要ないか?」
ヒヒっと笑い去って行くノネットさん。
オヤジかあんたは…
ああ、これで明日にはみんな誤解されてるんだろうな。
支援
72 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:10:42 ID:RCWPGUvu
ガチャッ
「やっほ〜 ライく〜ん。まだ居るかな………あれ?」
今度は入れ替えでロイドさんですか。
神様、僕泣きそうです。
無言で僕らを見た後、机の上のノネットさんのお土産、赤マムシドリンクを見てロイドさんは頷いた。
「はい、これ、避妊は大事だよ」
白衣からビニール袋に入ったリング状の物をノネットさんのお土産の横に置きロイドさんは去って行った。
何、してくれやがってんですかコノヤロー
ノネットさん、なんというタイミングにw
支援
74 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:12:36 ID:RCWPGUvu
「ライ君…」
セシルさんはテンパりすぎて人が来たのにはまったく気づかなかった様子。
「いいから早くして」と潤んだ瞳で訴える。
はい、もう諦めました。
もうこれ以上誰か来る前に終わらせることにしよう。
ここからはしばらく音声のみでお楽しみください
「えっと…ここかな?」
「キャッ!違ッ…もっと上…」
「もっと上…」
「はぁ、あ、あ、そ、そこ…」
「あ、ダメだよ。動かないで」
「ん、ん、ああ…嫌…そこは、そこはダメ」
「ここか? ここなのか?」
「ああ、イヤ、もう…ハァハァ……ダメ! 早く…早くして」
マッサージですねわかりま支援
エロいwww支援
つうかなんで持ってるんだ?ロイドさんw
支援
支援 >>ピンクもふもふ卿、しばらくおまちください。
79 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:14:30 ID:RCWPGUvu
名誉のために改めて言うが、僕はセシルさんについてる蜘蛛を取ろうとしてるだけで決してやらしいことはしていない!
………ごめんなさい
ウソつきました。
不可抗力とは言え、モロにセシルさんの胸、揉んじゃいました。
すごく柔らかくて一言では語れません。
「ああ………もう、もう……(蜘蛛に)我慢出来ない!!」
ライ、GJ!
支援
81 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:16:08 ID:RCWPGUvu
叫ぶとセシルさんはとうとうYシャツのボタンを外した。
「せ、セシルさん!?」
僕を押し倒すようにセシルさんは僕にのしかかった。
開いたYシャツの隙間から豊満なボディと純白な下着姿がとてつもなく官能的だ。
ああ…もうダメだ。
限界だ…。
ついに僕は男としての欲求に敗北した。
ガチャッ
「ライ、まだ居るかな? 良かった……ら!」
けどすぐに現実に引き戻された。
ドアを開けたスザクは今の僕とセシルさんの姿を見て赤面した。
83 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:17:28 ID:RCWPGUvu
おまけに机の上には、先に訪れた方々のお土産のせいで間違えようのないほど勘違いしやすくなっている。
これはいくら鈍いスザクでもわかる。
ただ、その答えこそ間違いなんですスザク君!
「ご、ごめん二人と…」
「ライ君…! 早く、早く(蜘蛛を取って)ちょうだい…!」
セシルさん…実はわざとじゃないでしょうね。
今のでますますスザクは赤面した。
タイミングわるwスバルw
いやむしろいいのか?
支援
85 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:19:24 ID:RCWPGUvu
「ごめん!! あと、ライ……頑張ってね」
去り際に、はにかみ、親指を立てて行くスザク。
お前…実はムッツリか!?
この後、なんとか蜘蛛を取り除いて落ち着いたセシルさんとしばらくギクシャクした関係が続いたのは言うまでもない。
ムッツリスザク支援
87 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:20:45 ID:RCWPGUvu
その後
「ライ君、今度の休み暇?」
ギクシャクした関係がなんとか修復しかけたある日、帰り際にセシルさんが聞いてきた。
「ええ、暇ですけど」
「そう、なら一緒にプールでも行きましょう」
「いいですよ。他に誰が来ますか?」
するとセシルさんはニッコリ笑った。
「ふふ、私達、二人だけよ」
「えっ!?」
僕は驚き声を上げた。
ふ、二人っきりってそれじゃまるで…。
「デートですから。当然ですよ」
「!!?」
な、なんだと!
支援
89 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:24:03 ID:RCWPGUvu
意外すぎる言葉に僕は声が出ない。
「それに、ライ君だけが私のを見たのは不公平だもの。だからプールね」
するとセシルさんはそっと耳打ちをした。
「その気にさせた責任は取ってもらいますよ」
「!?!?!」
驚く僕を尻目にセシルさんはいつも通りの笑顔を浮かべると楽しそうに歩いて行った。
僕はきっと自分は真っ赤なんだろうなと思いつつ、しばらくその背中を眺めていた。
実は全てセシルさんの計算だったのかと、僕は一瞬考えたが謎のままにして置くのが一番だと思い、考えないようにした
支援支援支援ー!
小悪魔支援
>>60 そのネタ面白そうだ是非書かせてもらいたいのだが?支援
93 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:27:29 ID:RCWPGUvu
おまけ
セシル「お待たせ。どう? 似合うかしら?」
ライ「! に、似合いますけど…(ず、随分大胆な水着だな)」
セシル「ふふ、ありがとう」
ムニュッ
ライ「せ、セシルさん!? 」
セシル「前に言ったでしょう。ライ君だけ不公平だって。だから今日は私がライ君の体、触っちゃいます」
ライ君「(だからって抱きつかなくても…)」
94 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/17(木) 20:27:51 ID:7ZPLrHmR
支援
95 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:28:50 ID:RCWPGUvu
おまけ2
カレン「デートって言ってたけど……誰よあの女!! あっ! 抱きついたわよあの女!!」
C.C「まったく、どこの馬の骨かは知らんが私のライに抱きつくな」
カレン「ちょっと!! いつからライがあなたのものになったのよ!!」
C.C「最初からだ。知らなかったのか?」
ルルーシュ「(おかしい…何故、俺はせっかくの休みにこいつらに付き合わされているんだ?)」
カレン「あっ! 移動するみたいよ」
C.C「よし、追うぞ」
ルルーシュ「痛っ! 馬鹿!髪を引っ張るな!(おのれライ。この落とし前はいつか必ず!)」
お前らw
支援
97 :
萌は文化:2008/07/17(木) 20:30:31 ID:RCWPGUvu
以上で終了です。
自分の技量のなさに泣いた…
いつかプールとか海が舞台なSSをやりたいものです
>>97 萌は文化卿、GJでした!
勘違いが勘違いを呼ぶ、まさに勘違いスパイラル
素晴らしかったです!
ところで支援感想というか会話というか
やってて楽しいんですけど見てる人とか
トーマス卿に迷惑かけてませんでしょうか?
>>97 GJ、お疲れ様です。
>>98 問題ありません。寧ろ感想へのリンクを張っておきながら未だに機能させることが出来ず、ご迷惑をおかけして申し訳なく思っております。
ピンクもふもふ卿、お待たせいたしました。レスが飛んでいるとのことなのですが、前スレは誰もいないようなので埋め立ての意味も兼ねて
そこに投下してはどうでしょう?僭越ながら私が支援を務めさせていただきます。
>>97 板的にギリギリな挑戦的SS乙!
女は謎を着て美しくなるんですね。わかります
しかし、ロイドさん、何でアンタそんなモノを持ち歩いているんですかっ!w
そして、ルートもカオスな件
CCとカレンとルルーシュが顔あわせてるよw
ノシ
支援会話はトーマス卿が試みようとしている感想格納を実現しにくくするのではないかと懸念しております。
>>99 飛んでるというか、最後がちびっと切れているんです。
どう投稿するのがよいでしょうか?前スレで待ってます。
>>97 乙です。セシルさんエロかったです。なんか彼女は最近デフォでエロいけど。
追伸
>>1様へ
乙……どころではありませんね、当方としては。
貴方のおかげで、現保管システムの破綻という悪夢のようなシナリオを回避できました。(また作業が停止するところだった)
この場をお借りしてお礼を述べさせていただきます。本当にありがとうございました。
>>39 GJ!
キス魔ライ良い!
>>97 GJ!
セシルさんエロ過ぎ
起きたら一気にスレ進行してるんだが、前スレの作品の感想とか書いても良いのかな?
>>99 トーマス卿、貴方の頑張りはこのスレにいる者ならば
誰でも知っております、迷惑なんてとんでもない
支援と感想しか書いてない僕ごときに気をつかわなくとも
>>101 全力で支援します
>>103 かまわないと思うよ
書き手としては、感想を聞きたいだろうし
>>39 GJ!
なんという、キスに溢れた世界。
教師ジェレミア・ゴッドバルトが見たら眩暈を起こしそうな学園ですな。
>>97 GJ!
セシルさんエロいよ!!
>>97 セシルさんが確信犯の気がしてならないw
そしてロイドさんとノネットさん…絶対狙ってきたでしょwGJ!
そして前スレ1000、あなたもGJだ!
こちらのスレにも、『第一回チキチキ!幻の美形の唇を奪え!!バトルロイヤル!!!』の消えてしまった分を落としておきます。
>>16の後に
【あ…それなりに…」
「いやったーーー!!」
この時、僕はまだこのミレイさんの喜びの理由と、シャーリーの憐れみの視線の意味を知らなかった。
】
>>35の後に
【ドーを抑えきれなくなった。もっとキスを味わいたい。
キスの魔力に囚われた僕は、溢れる欲望のままに、唇を神楽耶に重ねた。
「ん…む……ふぁっ………」
以下自主規制―――
】
上記の2つが消えました。
理由はエロかったからだと思います。嘘です文字数制限です…orz
トーマス卿のおかげで、保管される際には直ってると思われますので、
よろしかったら是非ご覧になって下さい。
これからも精進!
>>109 修正しました。領地から行けますのでご確認ください。
職人の皆様、このスレのコテハン職人もいよいよ50人に迫ろうとしています。今ここで改めて確認を兼ねた募集をいたします。
・??????自治区に格納されているもので自分が書いたというもの
・コテハンのつもりだったのにタイトル扱いされて領地が貰えていない(例: 萌は文化卿)
※コテハンは強制ではないことを予め言っておきます
そろそろ避難所があっても、おかしくない規模になってきましたね。
まぁ、携帯の私にはつくれないんですけど…
>>110 確認しました。ありがとうございました。
では、お言葉に甘えて…目指せ全感想
前スレ
>>737ポタラ卿GJ
切ない…
>>次こそは幸せなライカレを…を信じて待ってます
前スレ
>>841晴天卿GJ
Cの世界バカ過ぎるw
ライカレの描写は甘いし、時折挟まれるネタについ笑ってしまった
ラブとギャグの両立が凄い
前スレ
>>871ニッ\(〇)/ポン卿GJ
戦闘シーンが熱い!
続きを楽しみにしています
前スレ
>>882雪達磨卿GJ
あの虐殺はキツかったのでライの介入は嬉しい…
続きが気になる!
前スレ
>>911ナカオケンタロウ21歳卿GJ
バニーカレン良い!
カレンの前とそうで無いとでライ別人過ぎw
前スレ
>>934余暇卿GJ
未遂かと思ったら既遂か!
何という甘いライカレ…
前スレ
>>950髭卿GJ
玉城馬鹿過ぎるw
素晴らしさネタキャラw
こんな所だろうか…
勢いあり過ぎて、感想が間に合わない嬉しい悲鳴
千葉と言えば?⇒千葉はライの嫁卿
アッー!と言えば?⇒KAMEI卿
セシルと言えば?⇒萌は文化卿
こうですね、わかります
今日初めて来たらあっという間に次スレ。…あれ?(困惑&汗)
とりあえず感想を…!
>>4 とりあえず皇帝に全力で突っ込みたい…!それと星刻の気持ちに激しく同意
ピンクもふもふ卿
GJ!なんだかある意味カオスっす…!カレン。君病弱設定だよね(汗)
萌は文化卿
板的にギリギリだったけどGJ!
絶対セシルさん狙ってるよwスザクは…むっつりだと思ってました(おぃ)
それと前スレでの感想
ナカオカケンタロウ21歳卿
GJ!ライ性格変わってるよ!wカレンもかわいいwルルーシュ&C.C.御苦労さま…
余暇卿
甘酸っぱい展開GJ!青春だぜぃ…!未遂ではなく既遂なのにニヤニヤw
髭卿
玉城キャラに笑ったwそれこそ玉城よ!
更に最終回まで忘れられてたとは…!それも玉城!!(爆)
感想が追いつかないけど嬉しさの方が上ですww
遅れてもしっかり感想はしますぜっ!!!
>>115 カレンの職人さんは多すぎて(良い意味で)困るw
もちろん、みんな大好きですけどね。
>>114 同意。
感想をなるべくタイムラグなく書きたいのにいつの間にか多量に投下されて時機を逸するという嬉しい悲鳴ww
前スレ
>>841 >>911 >>934 職人様方あま〜いライカレごちそうさまです。
特に晴天卿の作品はラブコメSSとしてかなり面白かったww
ライ×ツンカレ、プロポーズ話期待してます!
次週不安だけどお蔵入りさせるのは勿体無い…
>>118 つまり
カレンと言えば?⇒全職人むしろ全住民
ですね、分かります
呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!
アッー!といえばのKAMEI散です。いや、散らしてないな。寧ろ集めているのか?
えーと、ピンクもふもふ卿の「幻の美形の唇を奪え!!バトルロイヤル!!!」を読んで、
突発的にアッー!なブツを書いてしまったんだけど、そういや三次はNGだよね……
書き上げてから思い出したんだorz
>>120 アッー!職人の名を欲しいままにする私もライカレは大好きだが、
ノリとはいえさすがに乱暴すぎなレスではないだろうか……
123 :
120:2008/07/17(木) 22:32:09 ID:pkS60PC0
‥‥確かに
申し訳ないorz
そんな流れをぶった切るナリ
このライ×カレンの流れの中、KYな私がライナナを投下するナリ
この作品を読むに当たって、以下のことに注して欲しいナリ
◆このSSは前回の―微熱―から続いております・・・が、見てなくても問題はありません
◆このSSは二作目です。作者は未だ初心者です。矛盾とかミスがあったら輻射波動砲でセルフでチンして下さい
◆この作品はライ×ナナリーです、ライまたはナナリーは俺の嫁という方はアイマスクのご用意を
◆時期とか季節があってないじゃねーかと思われる方、作者のギアスは「季節を誤認させるギアス」です。問題ありません
◆ナナリーって学園の外出れるの?→ミレイとルルーシュとニーナ、三人寄れば文殊の知恵、三人揃えばやってできないことはない!
◆やっぱりライナナの愛情だけで書いているので愛情不足の人は口調が掴みきれていません。
こんなの××じゃねー、という方、貴方の想像力と妄想力で補完してください
◆ロ○コ○?ライは元々数百歳(歴史的に)他の攻略キャラだってライからすればみんなロ○じゃないか!
今更、外見年齢数歳差など気にする価値もない!問題なし!
◆海ものなのですが、海に辿り着けません今回は導入編のみです。
以上のことを容認できる心の広い方は、どうぞご覧になってください。
容認できない方もぜひご覧になってください、突っ込み大歓迎ナリ
では、数分後に投下いたします。
汚名返上のため全力で支援です
支援するナリ
ライナナ天下上等っ!!
…前にもやったな(汗)
なにはともあれ支援
日本、エリア11と呼ばれるここ日本には時期によって気温や気候が移ろいゆく四季≠ニいうものがある
咲世子さんから聞いた話によれば、今のこの蒸し暑い時期は夏≠ニ呼ばれる季節なのだそうだ。
燦々と照りつける太陽と多量の湿気を含んだこの暑さに、生徒会のみんなも大弱りだった。
ルルーシュなんてあまりの暑さにフラフラしていたし、リヴァルは「あづぃ〜」とだれて生徒会の仕事を遅延させ
ミレイさんも「毎年、まいっちゃうわよね〜」と笑顔をみせながらも汗を流していた。
スザクは慣れているのか相変わらずだったけれど、みんな概ねこの暑さにやられているようだ。
それでも僕はこの季節が嫌いじゃない。
青々と茂る緑の木々や、底抜けに青く広がった空も、まるで山のように浮かぶ雲も・・・。
そして・・・目の前に広がる空の青とは違う、広大に広がる蒼の世界も。
香るのは磯の香り、照りつける太陽が直に肌を刺し、しかしそれが心地よく、踏みつける大地は柔らかい砂の粒子。
そう、僕達生徒会メンバーは今―海に来ています。
海に抱かれて (前編)
眼界に広がる一面の青の世界に、ライは思わず息を呑んでいた。
蒼く広がる海を知識では知っていても、実際に目にするとではなにもかも違うものだ。
太陽の光をキラキラと反射する海がライの視界で踊っていた。
「・・・海って、綺麗だな」
「そうか〜?どう見たって、海は海にしか見えねぇけどな〜」
どこか呆然と呟やいていたライに呆れるような顔でリヴァルが横に並ぶ。
あまりに風情がない、だがリヴァルらしいといえばリヴァルらしい言葉に、苦笑するライ。
「あ、そういやお前って記憶がないんだけっか・・・わ、悪りぃ」
「いや、そういうんじゃないよ、知識で知ってた海と実際見る海とじゃ全然違って驚いてただけだ」
「ふ〜ん、そういうもんかね・・・ま、気にしてないんならいいんだけどなっ!」
入浴前に支援
さぁ今が支援の時!
支援
そう言って気を取り直したのかリヴァルは快活に笑った。真夏の太陽みたいにカラカラしてて、あっけらかんとした笑みだった。
「それよりお前いつまでそんなカッコでいるつもりだよ」
「いや、そんなに変な格好をしてるつもりは・・・」
そこでライははたと気付く。リヴァルが既にして水着姿であることに。
膝まである派手なガラ付き海パンにサングラス、ビーチボールに浮き輪をもつ姿を見ると、どこをどう見ても遊ぶ気満々である。
「海にきたら水着、コレ鉄則ね〜」
「・・・あのさリヴァル、これって一応生徒会の合宿なんだけど」
「かーたいこと言うなって、今年はほとんど仕事は残ってないんだし!」
笑顔でまったく応えないリヴァル。呆れたライがさらに言い募ろうとすると
「確かにそうだな、だがお前は遊んでばかりいないで少しはこっちを手伝ったらどうなんだ、リヴァル」
真後ろの砂浜から、呆れたような顔をしたルルーシュが折り畳みチェアを片手に歩いてきていた。
ルルーシュはフード付きの黒の薄でのシャツを軽く羽織り、膝丈より少し長いロングジョン姿
どうやらリヴァルと違ってルルーシュは遊ぶ気はないようだ
というより、遊びたくないんだろうな、とライは当たりをつける。
真っ白な肌と枯れ木とまではいかないまでも男性にしては細い手足は、彼が運動を苦手とすることを如実に物語っている。
現に、今も降りしきる強い太陽の視線に鬱陶しそうに目を細めている。
ルルーシュの機嫌が不機嫌に傾く前に、なんとかすべきだと結論を出してライは慌てて声を上げた
「ごめんルルーシュ、すぐに手伝うよ。えっと荷物は・・・」
「その必要はないよ」
すぐさま帰ってきた明るい否定の声にライは視線を向けた
声の主は濃緑色のパーカーを羽織り、膝丈より少し短い紺と橙色のサーフパンツ姿のスザク
そのスザクはパラソル、シート、クーラーボックスなど目的物である大量の荷物を一人で持ち運んできていた
「す、スザク、大丈夫か、そんなにいっぱい持って」
「ははは、大丈夫大丈夫。伊達に軍属じゃないからね、これでも鍛えてるんだ」
そう言って笑うスザクの体は確かに軍に所属しているだけあって鍛えられた体躯をしている
無駄な筋肉は一切付いていない、しっかりとした肩に引き締まった腕と足は武術を嗜んでいる証拠だろう
そんなスザクにルルーシュはやはり不機嫌なのか、どこか呆れた溜息をつく。
「スザクは昔から体力バカだからな、丁度いいんじゃないか?」
「むっ、そういうルルーシュは昔から体力がなさすぎるんだよ」
「ジャンルじゃないんでね、それはそうとリヴァル、お前は手伝え」
「え"〜、なんでライはいいのに俺だけ〜」
「リヴァル、ライが生徒会の仕事を片付けてくれたから僕達は遊べるんじゃないか、せめて準備くらい僕たちがすべきだよ」
「そうだ、そして生徒会で今回一番働いていないのはお前だ」
「な、なにをー!サボってばかりのサボリ魔君が〜!!」
「仕事の内容と密度でリヴァルの数倍は働いているんでね」
「む、ムキーッ!いいおったなーっ!!」
「ルルーシュ、言いすぎだよ。だいたい君は・・・・」
わいのわいの、やいのやいのと炎天下で大騒ぎする男達。
やれやれ、と溜息をついてライは残った荷物を取りに行くことにした。
女性人の着替えにはまだ時間がかかるだろうし、自分も着替える時間はあるだろう。
未だ視界に映る宝石のような海をもう一度眺め、この風景を見せてくれたミレイにライはそっと心の奥で感謝した。
事の始まりはほんの少し前、ナナリーが風邪を引いてルルーシュと追いかけっこをしたあの事件の少し後
アシュフォード学園の期末考査の時期へと差し掛かっていた頃まで遡る。
学園での期末という時期は生徒たちとって誰しも大変な時期であり、それは生徒会役員であるみんなにも当てはまる。
秀才であるルルーシュやニーナ、ミレイさんはともかくとして、他の面々にとって生徒会の両立は難しい。
かといって生徒会の仕事はこの時期減るどころか増える一方
部活動予算案、新規部活動予定表、諸所のお祭りの予算配分、花壇等の整備、etc.etc。
当然生徒会の仕事が処理しきれるはずもなく、やられきゃいけない仕事は積もりに積もった。
すごいなスザクw
支援
支援
まさに膨大なそのお仕事は、本来なら夏季休校にまで食い込むほどの量であり、ある意味当然といえた。
お祭り好きのミレイといえど、なんの考えもなしにバンバン予算を使ってるわけではない。
然るべき手段と方法をもって、予算をやりくりし、いつだって皆が楽しめるようにしているだけなのだ。
白鳥は見えないところで水をかく、というやつである。
しかしながら、今回に限って言えばいつもの数倍以上の仕事が残っていた。
理由は結構明白で、シャーリーは部活やテストで忙しく、リヴァルは暑さと考査のテストに頭をやられ
いつにもまして理由不明の欠席が多くなったルルーシュに、体が病弱ゆえにもともと休みがちなカレン。
スザクは軍で欠席するなどで、生徒会の戦力は著しく半減。
書類案件が生徒会の机に塔のごとく積み立ち、ミレイさん曰く、新記録樹立らしい。
このままでは夏季休校の集中合宿で終わらせるしかないと、半ば悲観にくれていたメンバーに敢然と立ち上がったのがライであった。
期末考査の関係のないライは書類案件、肉体労働、校内不備訴えなど諸所の対応を朝から生徒会に入り浸り必死に片付け続けた。
いつもミレイにお世話になっているせめてもの恩返しとライは考えており、その話をするとミレイはハンカチを取り出して
「あの無表情だったライがこんなにも優しくなってっ」と半ば本気の冗談で涙を拭っていたのは記憶に新しい
その他にも、片付け続けていた書類の海に埋もれてしまったライをスザクが救出したり
その過程でナナリーと過ごせる時間が少なくって寂しい思いをさせたうえ、風邪で倒れてしまったり
二人のキスシーンをルルーシュに見られ追いかけられたりなどのハプニングはあったが
ライはなんとか考査終了と同時に無事生徒会の溜まった仕事を完遂させたのだった。
発端はその後、頑張ったライを労いと考査終了にかけて久々に生徒会メンバー全員で集まりお茶会をしているときのことだった。
クーラーの効いた生徒会室でみんながテーブルに座って紅茶を飲んでいる。
ここのところ、みんなで集まる機会が少なかったからだろうか。ライはそれだけなのに、充足感に満ちていた。
そんなライにミレイはどこか嬉しそうに笑いかける。
ミレイさんそれ、お母さんの反応w
支援
支援
さっすがライ、俺たちに出来ないことを(略)
支援
「ライが全部片付けてくれたおかげで今年は楽ねー、ありがとうね、ライ」
「いえ、僕がやれることをやっただけですから」
それはライの本心だった。常日頃世話になっている自分がこの程度のことをやるのは当然だと考えている。
だが毎年の苦労を知っているのか、知能労働が嫌だったのか、リヴァルは腕を組んでしみじみと頷いて同意。
「いやいや、ほんとマジ大助かりだって、なんせこの時期みんな忙しいからな〜」
「アンタはこの時期輪をかけて役立たずだしねー」
「し、しどい、俺泣いちゃう」
そんなリヴァルに直死の一撃。
紅茶を傾けながらのミレイさんの言葉にガックリと肩を落としてよよよ≠ニ泣き崩れるリヴァル。
「でも本当に助かったわ、凄い書類の量でしたものね」
「ほーんと、それなのにどこかの誰かさんは平然とサボっちゃうしね〜」
「・・・」
「はは、ごめんね」
ありがとう≠ニ紅茶を飲みながら淡く微笑むカレン。
ルルーシュにジト目を送るシャーリーに、しれっとスルーして紅茶を飲むルルーシュ。
申し訳なさそうに眉を下げるスザクに、そんな様子がおかしいのかニーナは薄っすらと微笑んでいる。
穏やかな日々、暖かな世界、笑いあう友達、色づく世界。
このお茶会が開けただけで頑張ったかいがあったと、ライは思う。
そして・・・
「ふふっ、お疲れ様です、ライさん」
「ああ、ありがとう、ナナリー」
この小さな恋人と、こういった時間が過ごせるのも、頑張ったおかげだった。
風邪の時以来、二人の距離がまた縮まったライとナナリーであるがずっと傍にいるというわけではなかった。
もちろん、二人で散歩や折り紙はよくする。
だがライは図書館によく行くようになったし、ナナリーも多くの点字の本を読むようになった。
だがそれは互いに興味がなくなったからでも、愛想が尽きたからでもない
確かな絆があると信じていられるからだった。
ライはナナリーにそっと視線をむけると静かに微笑みかける、ナナリーもライの雰囲気から察して柔らかく笑い返してくれる。
二人しか分からない絆の確かめかた。思いが一方通行でないことを確かめる、二人だけの方法。
まあ二人のそんな胸中を他人が知るわけもなく。
他人から見たらこの二人、他のみんなからすれば、アウトオブ眼中な二人だけの世界に行っているように見える訳で・・・
「うわーい、かいちょー、真夏なのに地域限定でこんなところに春がー」
「そうね〜、しかも花まで咲いているわね〜」
「キャーっ!もう、二人ってばいつでもラブラブなんだよねー」
「そう・・・ですね、お二人とも、とっても仲がいいですし」
「そうね、思いが通じ合ってるって感じがするものね」
「うん、二人ともとっても幸せそうに見える」
このように、すぐにこうやってからかわれること請け合いだ。(スザクに限って言えば天然だが)
ライもナナリーも冷やかしに耐えられるほど厚顔ではなく、あっという間に雰囲気を霧散させて二人して真っ赤になって黙ってしまう。
二人っきりなら話も別だが、人前ではいつまでたっても奥ゆかしい二人なのだ。
と、そこでライは強い視線を感じた。その視線に肩をこらせつつ、ライは誰にもばれない程度に溜息をつく。
視線を向ければ予想通り、そこには最近あまりナナリーと二人きりになれない原因が居座っていた
支援
ミ「ライが一晩でやってくれました」
ニ「…手伝わなかったんだ」
支援
「・・・・・・・ふん」
不機嫌そうに鼻を鳴らし、紫の瞳でライを射殺さんばかりに睨むルルーシュだ。
そんなルルーシュの態度に、正直ガックリとくるライ。
最近やっと二人きりのデートや、租界のごく限られた地域でのデートが認められたばかりだというのに
どうやら前回のキスが相当に堪えたのか、それとも逆鱗に触れたのか
ルルーシュは学園にいるときは門番のごとくライの前に立ち塞がる。いないときはいないときで誰かしらに伝言や生徒会の仕事や
ナナリーの都合を上手くずらし合わせて二人っきりの時間を邪魔しようと裏で暗躍している。
まさに知略の無駄遣い、流石は最強のシスコンだった。
ともあれ、どうやら振り出しに戻ってしまったようだ、とライは嘆息。
この義兄の信頼を勝ち取るのは並大抵のことでは無理そうであると改めて思い知らされる。
どうにかしてルルーシュと話をつけて、ナナリーとゆっくり話せるぐらいの時間は欲しい。
その為にはどこかに行けるといい、できるならいつもとちょっと違う場所に。
ライはそんな計画を茫洋と立てていた。そんな折だった、ミレイさんからこんな言葉が飛び出したのは。
「そーうだっ!ねえライ、あんたどっかいきたい所ある?」
「行きたいところ、ですか?どうしたんです突然?」
「ふっふっふっふー、頑張ったライに生徒会夏合宿の出張先を決めさせてあげましょうって話」
「えっと、話が見えないんですが」
その後ミレイさんから説明された話しによれば、この時期二泊三日程度の集まりでどこかに出かけるのが生徒会の流れらしい。
本来なら溜まった生徒会の仕事を終わらせるため兼一学期ご苦労様会を兼ねているというわけだ。
「・・・そんな、せっかくの旅行を僕なんかが決めちゃ不味いんじゃ」
「いいのいいの、ほんとはこの期間中に溜まってた仕事を片付けるはずだったんだし、ね」
そういって金髪を揺らしながら、顔だけをみんなに向けてウィンクするミレイさん
ライナナはいい
かなり癒される
支援
支援
「異ー議なーし、でも折角行くんなら俺、楽しいとこがいいでーす」
「いや、でもリヴァル僕は・・・」
「いいじゃない!うんうん、ライは一生懸命頑張ったんだし、私も賛成!」
「シャーリー、僕はちょっとでも恩を返そうとしたのであってそういうことのために頑張ったんじゃ・・・」
「こら、遠慮しないの!頑張ったご褒美だと思って素直に受け取っちゃいなさい」
「えっと・・・あの」
「僕も賛成かな、ライがいたからこうやってみんなでお茶会だってできたんだし」
「そうだな、努力にはそれに見合う報酬があって然るべきだ、当然の権利として受け取ればいいだろう」
「そうですよ、ライさんはいっぱいいっぱい頑張ったんですからご褒美を貰っていいと思います」
「・・・スザク、ルルーシュ、ナナリーまで」
「いいんじゃないかしら、よほど変な場所でなければ私も賛成よ」
「そう、ですね・・・私もそれでいいと思います」
「・・・カレン・・・ニーナ・・・」
「はいはいはーい、多数決で決定!というわけでライ!どこに行きたいか、男だったらスッパリキッパリ言いなさい!」
「は、はい・・・えーっと」
生徒会の圧倒的流れに完全に流されてしまったライは、正直困っていた。
自分には記憶がない、だから確かに初めの頃は無くした記憶を取り戻そうと色んな場所へ赴いていた
だから本来この話はライにとってもいい話な筈・・・・なのだが・・・。
不思議と、今のライにはそれほど無くした記憶への執着はなかった。
なぜだろう、と今更の疑問をライは自身に投げかける。
答えは直ぐに出た。
見つけてしまったからだ――大切な場所を、大切な人々を、愛する人を。
無くした記憶が大切じゃないというわけではない。けれど、きっと負けないぐらいの輝きを持ったものを見つけてしまったから。
過去への執着を塗りつぶすほどに、その色があんまりにもそれが色鮮やかだったから。
だから、これといって行きたい場所なんてない。
今ここにみんなといるだけで、自分は満足なのだから。
だが、素直にそう言う訳にもいかない。せっかくのミレイの好意を無下には出来ない。
ライは自身の良く廻る明晰な頭脳を駆使して知識を片っ端から拾い上げる
どこがご苦労様会として最適か、仕事ができる環境か、みんなが楽しめるような場所はあるか、etc.etc
己の知識の傍流を探り、ひたすら最善かつ最良のライの思考は、だが・・・・・・
『日本は島国で海に囲まれていて、美しい海岸もあるそうなんです』
『でも・・・わたしは目が見えないから、行ってもわからないですね・・・・』
いつかの少女の儚い願望と、切ない横顔に全てが白紙となって消え
一つの明確な答えが、いつの間にか口をついて出ていた。
「・・・・海」
「海?」
予想外だったのだろう、鸚鵡返しに聞き返すミレイに今度は幾分かしっかりとライは頷き返す。
しかしライの口から出た言葉は彼らしくなくなんとも歯切れが悪い。顔も何故か赤かった。
「はい、場所はどこでも構いません・・・ただ、その・・・・できるなら・・・」
「・・・できるなら?」
ライは周りを見た。みんながライを見て注目している。そんな中で言うセリフを思うと、恥ずかしさが胸に広がって熱が顔に集中するのを自覚する。
けれど、幾重の思考の海からはじき出された答えは覆しようもない。ライは覚悟を決めた。
「・・・ナナリーも一緒にいけるような、海辺で」
言った瞬間、ボッと体が沸騰する音が二つ聞こえた。言うまでもなく一つはライで、一つはナナリーだった。
ライは恥ずかしさに顔を赤らめると同時に、自分がかなりの無茶を言っていることを自覚していた。
ただでさえミレイさんに迷惑をかけているというのに、諸所の問題で外出の難しいナナリーと一緒にいきたいと無理を言っているのだ。
しかも有り体に言って、ナナリーと一緒じゃなきゃいかないと言っているも同然であり
言い換えれば、デートの催促を他人にしているようなものであった。
流石にみんなだって呆れるだろう。ライは否定されることを覚悟していた・・・が
ライは色んな意味で甘かった。見くびっていた。ミレイ・アッシュフォードという人を。というか生徒会を。
えっと、やっぱダ「あーもうっ、ライったら本当に可愛いんだから
ここまで頼まれちゃこのミレイ・アッシュフォード、一肌脱がんわけにはいかんでしょう!」メ・・・はい?」
なぜか握りこぶしを天に掲げ、見事なまでに輝いているミレイにちょっと呆然のライ。
「はぁ〜ぁ、いいなーナナちゃんは、ライにこんなに思われてて・・・私もいつかルルに」
乙女モードを通り越して妄想に浸っているシャーリー、その言葉にさらに真っ赤なリンゴみたいになるナナリー。
ルルーシュは怒るかと思いきや、難しい顔で何かを思案している。兄としてはさぞ複雑なのだろうか?
スザクは「よかったね、ナナリー」と言葉の表面上だけ読んでニコニコ顔だ、天然は強い。
「いや、マジそういうことが言えるお前が少し・・・いやかなり素で羨ましいぞ、俺」
「だ・・大胆です」
「も、もうほとんど告白よね、これは」
l
聞いてるほうも恥ずかしかったらしく、三人とも微妙に顔が赤い。
ライはライで今も尚三人を凌ぐほどに真っ赤だったが。
そんな当人達はそっちのけで、やる気をみせるミレイ。その瞳にはやる気という名の炎が灯っていた。
支援
あ、甘〜いw
支援
「ミレイさんにまっかせときなさい、ちゃんとナナリーも連れて行けるようにしてあげるから・・・ね、ルルーシュ?」
「・・・けど会長、俺達は」
ちらり、とナナリーに視線を送るルルーシュ。その意味を正しく理解したミレイは、しかし笑顔を崩さない。
「大丈夫大丈夫、一応私に当てはあるから。落ち目っていってもウチはアッシュフォードよ?」
「・・・はぁ、わかりました、けれど俺の条件をクリアしないかぎり許可はしませんから」
強烈な笑顔と、言葉の裏に見え隠れする自信、そして強い意志にルルーシュは呆れたように溜息をついた。
だがしかし、次の瞬間にはミレイと同種の冷たい炎がしっかりと瞳に宿っていたりする。
ミレイはその反応に満足げに頷いた。
「当然よ、妥協は一切なし!そんなわけだから、ニーナも手伝ってくれる?」
「・・・はい、もちろんです・・・」
「よーし乗ってきたわねー、それじゃここで一発気合いれてくわよー!ガーーーーーーツッ!!」
心底楽しそうな、振り上げられたミレイさんの拳。
果たして、当人たちそっちのけでミレイさん連盟による海旅行計画が発足したのであった。
〜つづく〜
153 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/17(木) 22:56:25 ID:w0v3n8YB
支援
以上、長文駄文失礼足しました。
海へ、導入編でした。ナナリーがほとんど喋っていない件についてw
じ、次回こそはもっと甘いライナナをお届けします!
え、もう既に十分甘い?いえ、私甘党なので。
では、次回はもう少し短く、もっと面白くしたいと思います!
では、失礼致しました!
GJ、お疲れ様です。さっそく保管しました。続きものということなので、0007-0684と相互リンクさせました。
さて、配達のピザが届く前にお風呂行ってきます。ではまたあとで。
>>154 マーマレイドオレンジ卿、GJでした
初々しいライとナナリーはいいものですね
これ以上甘い、だと?
wktkせずにはおれません
次回を全力でお待ちしております!
う〜ん、甘いですね〜。
しかし自分も甘党が故、もっと甘くてもOKというか、プリ〜ズ。
>>154 GJ!甘い、甘すぎるよ、もう。
癒されました。
それにしても、長編とか前後編にまたがるようなSS書ける職人さんが
うらやましい・・・。
自分は未熟なので、せいぜいアーサーをうまいこと使えないか、
試行錯誤するのが精いっぱい・・・。
マーマレイドオレンジ卿GJ!
ライナナってほのぼのでいいですよね〜w
これ以上の甘さ…!期待させていただきますっ!!
甘々。…悶えるあまり机をばしばしたたいちゃいますw
>>154乙&GJ!!
ライナナは癒し。
各キャラの個性がキチンと描写できていて、素晴らしいと思います。
これ以上甘いだと?大歓迎だ!!ドンと来い!!
シスコン義兄攻略も楽しみにしておきますw
誤字を一つ。
>>133末の「やられきゃいけない仕事」は「やらなきゃいけない仕事」ですよね?
あのお方が配達に来る前に、こっそり投下。
どうも皆さんこんばんわ、犬男です。
最近、蒸し暑い日が続きますが、如何お過しでしょうか?
自分はチョッピリ暑さにやられつつあります・・・。
そんなこんなでSS投下です。
全体で2レス程度です。
タイトル:『故郷に花束を』
カップリング:特に無し。
注意事項:ライの帰郷を書いてみたいなと思ったので書いてみたSS.
本来はもっと長い予定だったんですけど、書いてる内にグダグダになったので
小さくコンパクトに纏めてみました。
ブリタニア帝国領地の一角。人々に忘れられ、荒野に成り果てた大地。
僕は用意してきた花束を地面にゆっくり置き、静かに目を閉じた。
(母様、咲久耶、私は帰ってきたよ。あれからどれ位の時が流れたのかな?)
心の中で、今は無き母と妹に声をかける。
どれくらい、そうしていただろうか。不意に後ろから声をかけられる。
声の主は淡々と、
「しかし、何も無い所だな。本当にこんなところに、お前の城が有ったのか?」
僕はゆっくりと立ち上がり、声がした方を振向く。
「多分・・・だけどね。文献や記憶を頼りに探したから、大きくは間違ってないよ。」
苦笑いしながら声の主『C.C』の問いに答える。
そして疑問に思ってたことを口にする。
「それより、どうしたんだいC.C。
面倒くさいから、ホテルで待ってるんじゃ無かったのかい?」
確か朝に誘ったときは、そう言ってた筈だが・・・・。
「なに、契りを交わした者の故郷を見ておこうかと、考え直しただけだよ。」
そう言いながらC.Cは微笑み、僕の傍に立つ。
支援
「ありがとう。母様と咲久耶もきっと喜んでくれているよ。」
僕も微笑みながらC.Cに返す。
C.Cは僕の言葉に短く、だが優しそうな「そうか。」と呟く。
僕がそんな彼女を見つめていると、
「・・・なんだ?私の顔に何かついてるのか?」
そう言うC.Cの顔が若干赤い。
「いや、なんでもない。・・・・そろそろ帰るとするか?」
彼女は若干寂しげに呟く。
「いいのか?」
小さく頷き、
「場所も分かったから、また来る事は出来るしね。」
そう答える。
「そうか。その時は私も一緒に来ることにしよう。」
そう言ってC.Cは僕に微笑む。
僕達二人は、その場所を後にする。ぼくはもう一度、振り返る。
(母様、咲久耶、僕は生きてくよ。
僕に色をくれた彼女と共に。だから、暖かく見守っていてください。)
その言葉に答えるかのように、優しく、暖かい風が吹いた・・・。
支援
以上で終了です。
初めて書いたけどC.Cてキャラの感じがつかみ難いかなと思ったり。
まあ、書いて上手くなるしかないですよね?
ってことで、又何か書いて投下するかもしれないので、
その時は、どうぞ生暖かい目で見守ってやってください。
ううう、又やっちまった。
支援ありがとうございました。
>>166 犬男卿、GJです
なんかこうしみじみとした雰囲気がいいですねぇ
>>166乙&GJ
穏やかな中にCCのツンデレスパイスが効いた一品ですね!
こういう和やかなSSもいいもんだなあ……
こんばんは!毎度ありがとうございます!
今日もSSをお届けにあがりました!
今回はコードギアス REGAIN COLORSをお持ちいたしました
短編と交互にやっていこうとは思っていますが、大変ですw
というか、毎日投下できるのは1話分の文章が短いだけですしorz
それでは、お召し上がりくださいw
支援、待ってました。
配達が来たぞー!
全力で支援するんだ!
wktkが止まりません支援
第5話「刺客」
「あれか?」
フロアの柱に隠れるようにライはその様子を見る。
ライは卜部の月下とカレンの紅蓮が攻撃を仕掛けようとしているのを見た。
あの2人の近接戦の強さなら勝てる・・・・そうライは判断した。
しかし、一瞬で敵の金色のナイトメアが2機に一撃を与え、ルルーシュのサザーランドの前に立っていた。
その光景にライは息を呑んだ。
ナイトメアとして有り得ない速さだ。いくらランスロットでもそこまでいかない。
(向こうはこちらに気付いていない・・・・・なら!)
そう判断すると一瞬でライは廻転刃刀を投げつける。
金色のナイトメアの頭に当たった・・・・・と判断したはずだった。
「なっ!?」
気付いた時には投げた右腕が相手のスラッシュハーケンに吹き飛ばされていた。
今の状況をライは理解が出来なかった。しかし・・・・・
(・・・・・あれ?こんな感覚・・・・前もどこかで)
ライは一瞬だけそんなことを考えていたが、すぐに現実に引き戻される。
支援
支援し過ぎで試験勉強できないorz
そのままルルーシュへと向かう金色のナイトメアの刃を卜部の月下が受け止めていた。
「卜部さん!」
『ライ、紅月!ゼロを頼む、彼だけが残された希望だ!
ゼロよ。民を、日本を、拾ってやって欲しいっ!!』
そうやって自分の機体を制動刀で貫き後ろにいる金色のナイトメアに一撃を与え爆発した。
「卜部さん!」
しかし、金色のナイトメアは爆発のダメージを受けていなかった。
先ほどの爆発のタイミングから抜け出し、別の場所に立っていたのだ。
『また瞬間移動か』
そうやってライフルを向けるルルーシュのサザーランドの前に紅蓮と蒼の月下が前に出る。
『なっ!?待て!』
「ここで君を失うわけにはいかない。もう大切な人がいなくなるのは嫌だから・・・・」
『私も決めなきゃ、ゼロのためにね』
先ほどの瞬間移動のようなものを使われればいくらパイロットの技量が高くても勝てないだろう。
だが、もう失うわけにはいかない。失わせるわけにもいかない。
う、卜部さーん
支援
そうやってライは操縦桿を握り直し、金色のナイトメアへと視線を移す。
そこでふと気が付いた。
先ほどの自分の攻撃は避けられ、直ぐに反撃されたと思っていた。
だが、目の前の金色のナイトメアの頭部に攻撃を受け、一部破壊されていたのだ。
(じゃあ、何故僕は当たったところを見なかった?当たったはずならすぐに反撃は不可能では?)
物理的な何かではない。しかし、僕はこれを見たことが・・・・・そんな時だった。
『残念なお知らせだ。準備が整った、ライ生きているな?』
そうやって告げるC.C.の声にライは我に返る。
ルルーシュが起爆スイッチを押し、バベルタワーが崩壊を始めた。
金色のナイトメアと自分たちの間に亀裂が入り、ライたちは下へと降りていく。
スラッシュハーケンを使い、C.C.たちの元へと降りていく。
タワーの上部が崩れていく、上にいる軍はこれで一掃できるだろう。
『そうか、これで上にいる敵は地面に叩きつけられて』
「それだけじゃない・・・・だろう?」
ライはそうやってルルーシュへと問いかける。
崩れたタワーの上部は唯一の脱出ルートであった場所に本隊を置いたカラレスの元へ落ちていく。
『脱出ルートを絞ったのが過ちだった。そこにいると教えているものだからな』
ルルーシュはライへの言葉に律儀に答える。
『ハハハハハハハ!さようなら、カラレス総督』
「・・・・・・その笑いも変わらないな」
ライはそうやって苦笑いをしながらあの笑いを直させたほうがいいんじゃないかと思うのだった。
『このまま中華連邦の総領事館に向かう。それでいいかな、ライ?』
「まぁ、そこしかないからね」
ルルーシュの言葉にライは肩を竦めながら答える。
「向こうの方にはもう話は付けておいている。そのまま入っても構わないぞ」
『さすがだな、お前はこうなることを最初から読んでいたのか?私がどうするかを』
「さぁね、逃げる場所はここしかなかった。それだけだ」
そうやってルルーシュの言葉にライは笑いながら答えた。
179 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/17(木) 23:45:47 ID:CU0f73Z9
支援
支援
総領事館の門が開き、黒の騎士団は中へと入っていった。
ルルーシュから総領事館に入る前にテープを渡された。
どうやら作戦中に録っていたらしい、さすがと言えるだろう。
「ライ」
振り向くとC.C.が何やら不機嫌そうな顔をしているのが目に入った。
「お前、先にここにいるやつらにギアスを掛けただろう」
「バレていたか」
別段悪びれずにライはC.C.に笑いかける。
「ここに逃げ込むには出来るだけの時間のロスは避けたかったからな」
「お前はギアスが怖くて眠りに付いたんだろう。だったら何故使った」
「確かに僕はこのギアスで皆が傷つかないように眠りに付いた。
だけど、それを使わないでC.C.やルルーシュたちが傷ついてしまうのはもっと辛い。
それにルルーシュは暴走してもギアスを恐れようとしない。見習わないとね」
そうやって笑うライだがどこか無理したようにも見えていた。
「お前はギアスを使わなくていい、面倒なことはルルーシュにやらせればいい。私が許す」
C.C.の言葉に一瞬ライはキョトンとした顔をするが、やがて笑い出してしまう。
「あははは、じゃあ、そうさせてもらおうかな」
「あぁ、そうしてくれ」
ライが頷きながら中に入ろうとしたときだった。
支援
支援&感想
>>154 GJ 次回も楽しみです
>>133 女性人の着替え→女性陣
>>166 GJ コンパクトにまとめられ、カップリング:特に無し。との事ですが
色々、想像を掻き立てられます。
「あぁ、そうだ。忘れていた」
「何を?・・・・って、うわっ!?」
後ろから頭に何かを被せられていた。慌てて取ってみるとゼロの仮面だった。
C.C.からさらにゼロの衣装も渡される。
このことから次のC.C.の言葉が簡単に予想が付く。
「それを着てゼロのフリをしろ、テープは私が流す」
「C.C.がやってくれよ。やったことあるんだろ?」
そんなライの言葉にC.C.はフンと笑って答える。
「断る」
「言うと思ったよ・・・・・はぁ」
そして、ライはゼロの服を持つと部屋に入って着替えることにした。ゼロの手振りを思い出しながら。
しかし、いつも思うけどこの服・・・・・よく着れるなルルーシュは。
ゼロinライ
あのダンシング演説をするわけかw
支援
以上でした!
卜部・・・・・昨日の短編が嘘のような展開にw(別に狙っていたわけじゃry)
いつもいつも支援ありがとうございます!
これからも毎日投下を頑張って続けていきたいと思います!
それでは、また次の配達で!
>>186 ピザの配達人卿、GJでした!
次の配達を全力でお待ちしております
誰か、誰か卜部さんを救ってください
GJ
卜部ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
やはり死ぬのか…死ぬのか卜部…仙波大尉も…
仙波ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!(まだ早い)
しかしギャグ回やった後死ぬと来るな。
まいいや、ライとCCの今後に期待。
>>186 GJ、お疲れ様です。
近々アニメ沿いを始めようとしているので、卿の作品は大変参考になります。これからも頑張って下さい。
15話を見れば、始められるのですが…
GJ!
卜部さーーーーーん!!
あのギャグの時のゆかしさは何処にーーー!!!(そこか)
あの場面は結構来るものがあります…。
ゼロポーズ。…暑そうだよねアレ(苦笑)
次回にも期待させていただきますっ!!
投下いいですか?
>>192 イエス マイ ロード
全力で支援します
無論です。支援します。
お久しぶりです。
学生の本分に専念していました。
投下します。
長編の続きではありません。
親衛隊ルートです。
支援お願いします。
注意!
オリジナル展開です。
小説版の設定に準拠している部分があります。
支援
『Guardian』―Episode1―
寸前までコックピットに突き付けられていた銃口の重圧が消える。
高貴なる紫を纏いながらも、その苛烈な猛攻をもって巨大な漆黒の敵を追い詰めていた機体――グロースターの背後から左上半身を突き抜け、抉り取ったショットランサー。
火花を散らしながらゆっくりと地へと墜ちていくそれを見て、自身の機体と同じ漆黒の青年は唇の端を吊り上げた。
本来ならばあまりに秀麗な、女性と見紛うような容姿も今は暗く醜い、歪んだ笑み。
そうして青年――ルルーシュは呟く。
「…間に合ったか」
その言葉と同時に、轟音を立てて地面に叩きつけられたグロースターが沈黙する。
それを確認してから、一連の行為を為した、いや、為す事を命じられたもう一機の同じ機体に巨大な漆黒――ガウェインは向き直る。
見れば、まさしく茫然自失といった態の紫の戦士。
自分が何を命じられ、何をしてしまったのか。
理解が追い付かないのだろう。
(ふっ……理解する必要はないさ)
両手に握ったレバーに付いた、敵を死へと誘う引き金を押す。
すると、機体の両肩に充填された赤黒いエネルギーが真っすぐ突き進む。
愉快そうな感謝の言葉が漏れた。
「ありがとう、ダールトン」
そして絶叫と共に赤黒いエネルギーに飲み込まれ、機体は爆散する。
支援
支援
そのはずだった。
――しかし、歴史は転換する。
忠勇の将軍の悲痛な叫びが木霊する事はなかった。
その命は機体と共に爆散する運命を逃れた。
歴史そのものを体現したような、赤と黒のエネルギーの奔流
それを遮ったのは、歴史に取り残された青と白の騎士
そのコックピットの中、銀灰の青年の憎悪の視線が光り、怨嗟の声が反響した。
「ゼロッ!お前は、お前は何をした!!」
ライキター!
支援
―――――――
「黒の騎士団が…?」
神聖ブリタニア帝国第三皇女ユーフェミア・リ・ブリタニアの主導による前代未聞の試み『行政特区日本』
その式典会場の奥にあるG1ベース、そこにライはいた。
身を包むのは、ブリタニア軍の中でもその武勇と矜持において並ぶ部隊がないとされる、第二皇女コーネリアの親衛隊の軍服。
赤を基調とした上着に白いスラックスという遠目にも目立つ精鋭の証は、ライによく似合っている。
今その彼は、一人のオペレーターの報告に訝しむ声をあげた。
「間違いありません。黒の騎士団のものと思われるナイトメアが多数、この会場を取り囲んでいます」
その報告とは、行政特区日本の式典会場であるこのドームの周囲に黒の騎士団のナイトメア部隊が布陣しているというもの。
(ゼロはまだ来ていない…。それにも関わらず?)
普通の人間ならパニックになりかねないようなこの状況でも、ライの頭は冷静すぎる程冷静だった。
まさか武力でこの式典を潰す、などという事は有り得ないだろう。
そんな事をすれば彼ら黒の騎士団が民衆の支持を失うのは必定だ。
今は武力と引き替えに、条件付きではあるが提示された自由を手にする事を選ぶはず。
ライにはその確信が強い。
――傲慢に聞こえるだろうな。
しかし、その一方で同時にそんな風に思っているのも確かだ。
ブリタニアからの一方的な提示であるこの特区。
日本人の大半は歓喜し、快く参加してはいる。
支援
だが、黒の騎士団の上層部は気付いているだろう。
これが反ブリタニア勢力の半ば消滅を意味する事を。
彼らの牙が抜かれる事を。
それを思えば、愚直に歓迎する事などできようはずがない。
――それでも
少なくとも特区の上層部、ユーフェミア派は誠意を持って日本人に対応するつもりだ。
当然ライもその一人である。
彼がこのG1ベースにいるのも、ダールトンと共にユーフェミアの補佐を命じられていたからだった。
誰に、とは言わずもがなである。
ライは、複雑な表情を隠そうともしなかった己の主を思い浮べる。
あのキュウシュウ戦役以来、彼女はライに以前とは比べものにならないほど多くの表情を見せてくれていた。
それが信頼の証であるように思えて密かに喜びを感じていたライだったが、同時に最近のユーフェミアの言動に彼女――コーネリアがどれだけ悩んでいたかも気付いてしまう。
いや、悩んでいるなどと生易しいものではない。
あれは苦しんでいると言うのだ。
支援
支援
帝国の国是と妹への愛情
第二皇女としてのコーネリア・リ・ブリタニアと姉としてのコーネリア
二つの相反する立場、感情による葛藤
だが皮肉にも、その葛藤に決着をつけたのは原因とも言える妹の覚悟だった。
皇籍奉還特権
簡単に言ってしまえば、皇族からの除籍を条件に自他問わずに一つの罪科を無効にするというもの。
それをゼロのために使うと言ったユーフェミアに、さすがのコーネリアも折れ、特区の許可を出すと共に本国への権利行使の受理を遅らせるように指示を出したのだった。
本当に心からの苦悩を滲ませた表情で。口調で。
支援
―――――――
「ライ、お前はどう思う」
先程のユーフェミアの皇籍奉還特権行使騒ぎがひと段落し、総督室から退室して政庁内を歩いていた時、ライに向かってエリア11統治軍幕僚長アンドレアス・ダールトンは言った。
自分に対して本物の父親の様に良くしてくれる強面の将軍の不明確な問いに、ライは一つ一つの言葉を選ぶように答える。
何についての問いであるかは、すぐにわかっていた。
「…ユーフェミア様は何か、そう、焦っているように感じます」
「うむ」
「確かにユーフェミア様の御性格の面やエリア統治の面から考えても、行政特区は有効な案です。あの方が推進するのも頷ける。しかし…」
「ゼロのために皇籍奉還特権を行使するのは些か過度、といったところか」
そうです、とライは頷く。
ゼロの力は確かに特区の成功のためには必要だ。
だが、いくら何でも皇籍奉還特権の行使はやり過ぎている。
その他にもユーフェミアの原案には黒の騎士団に、というよりそのリーダーであるゼロに譲歩をしすぎている傾向があった。
逆にこちらが足元を見られかねないだろう程に。
それこそが、違和感の正体。
――そしてそこから導き出される答えは
「ダールトン将軍、もしかしてユーフェミア様は」
「…ゼロの正体を知っている、か?」
そうかもしれんな。とダールトンは静かに口にした。
支援
支援
報告によれば、ユーフェミアは神根島でゼロと接触したという。
その辺りからの彼女のゼロへの態度の変化を考えれば、二人の間に何かしらの事があったと考えるのが自然だ。
それがイコール、ゼロの正体をユーフェミアが知った。とは言い切れないが仮面の人物をあそこまで重要視するのもおかしい。
顔もわからない人間になど信頼は置けないだろう。
問題はその正体をユーフェミアが知ったとして、何故ゼロにあそこまで肩入れするのかということなのだが。
彼女の知り合いか、その境遇に同情してしまうような人間か。
現時点では推測でしかない。正解はわからない。わからないが、一つだけはっきりしている事があるとすれば、それは――
「だがな、お前も見ただろう。あの方はあれで意外と我が強い。無駄だよ。ゼロの正体を聞き出そうとしてもな」
そう。ユーフェミアがゼロの正体を知っていたとしてもあそこまでゼロを特区に引っ張り込むと宣言した以上、その正体を他人に明かすことなどないだろう。
聞き出そうとする人間が、最愛の実姉だったとしても。
自分で考えて苦笑したダールトンだったが、すぐに表情を引き締める。
「姫様も何か考えておられよう。だが、こと此処に至ったからには私たちがせねばならぬ事は、ユーフェミア様をしっかり補佐する事だ」
ゼロのことは後でいい。
そう言うダールトンだったが、ライの様子は優れない。
「…はい」
複雑な感情の入り混じったような、眉間に皺の寄った表情。
紫煙
支援
支援
ちょっ、ペース早すぎだろこのスレw
2日空けただけでもう2スレも進んでやがるw
支援
コーネリアの苦悩、ユーフェミアの焦り
良好とは言えない姉妹の仲
ゼロの存在
何か…嫌な予感がする。
漠然とした不安。すべてがその要素に思える。
ゆえに、彼の表情は自然と難しいものになってしまう。
そんなライに、ダールトンは気分を変えさせようと話を続ける。
「そんな顔をするな。ユーフェミア様と枢木、お前があの二人を直接補佐するのだからな」
励ますように背中をバシンと叩く。
本人にはそこまでの意志はなかったのだが、常人ならば間違いなく吹き飛ぶ力が篭っていた。
当然ライといえど咳きこむくらいの被害はある。
「ケホッ…って、僕がですか?」
「……」
相変わらずのライの口調。
注意しようか一瞬迷ったダールトンだったが、それよりも重要な話を優先させる。
細かい所は後でみっちりギルフォードあたりに教えさせるつもりであった。
支援
支援
やはりダールトンは必要な親父さん支援
「ブリタニア帝国軍大尉、エリア11内の行政特区日本における統治軍幕僚長」
「…?将軍、それは」
突然の厳粛な言葉に、ライは疑問符を浮かべる。
その様子にダールトンは楽しそうに小さく笑った。
「新しい肩書きだ。お前のな」
まるで本物の息子の出世を喜ぶような、慈父のごとき口振りだった。
支援
支援
支援
出世支援
―――――――
オペレーターの報告に対して、一瞬で思考を巡らせたライはすぐに部下としてつけられた人員に指示を出す。
――幕僚長だ。人を使う事をもっと学ばねばな。とはダールトンの言葉である。
コーネリアにとってのギルフォードとダールトン
ユーフェミアにとってのスザクと自分
その組み合わせが何倍もの成果を、力を生み出し、結果としてあの姉妹を支える事になる。
そのダールトンの言葉に、とりあえずの考えを横に置き目前の課題に全力を尽くす事をライは誓ったのだった。
絶対にユーフェミアを、この行政特区を守ってみせる。式典の邪魔は、させない。
「ダールトン将軍と枢木少佐に連絡を。念のために僕が一隊を率いてドーム外に出ておくから、二人にはユーフェミア様の側についていてもらってくれ。皆も警戒を怠らないように」
そう言って数名の部下を連れて、格納庫にある自身の愛機ランスロット・クラブの元へ急ぐライ。
その心中に迷いはない。
支援
しかし後に、彼はこの時の判断を、それを下した自分を、責めずにはいられなかった。
――言っても詮無い事かもしれない。
それでも、その可能性を考えずにはいられないものだ。
――あの時、彼があの場に残っていれば。
あるいは悲劇は回避する事が出来たのだろうか。
無垢であり慈愛に満ちた一人の皇女も、期待に胸踊らせた多くの日本人も、光に照らされた無限の未来も
――守る事はできたのだろうか
しかしそれも一つの歴史であり、史実
青年にとっての誓い。絶対に守るとの誓い。その二度目の破棄。
それだけが、彼に残された真実だった。
支援
支援、久々のカッコイイライが来たー
もう一話用意あるんですが、長いし他に投下される方いればやめときますが、どうですか?
コウ卿、私としては是非お願いしたいところです
投下プリーズ!
是非
全力で投下してくださいw全力で支援するんで
では投下します。
引き続き支援お願いします。
『Guardian』―Episode2―
目の前には静かに眠る桃色の女性。
その表情は穏やかで、どこか神秘的で。不謹慎にも綺麗だとさえ思ってしまう。
アヴァロンの医務室――今は一人の女性を安置しておく場所となった部屋に立ち尽くす、銀灰の青年。
棺のような、橙色の生命維持装置に手を置く。
何の感慨も浮かばない無機質な感触。
それをひと撫でしてから青年はゆっくりと膝をつく。
悲しげな言葉が、滑り落ちた。
「また…なのか」
棺に置いた手が震える。
視界がぼやける。
灰色の床に、一滴の雫が落ちた。
お任せあれ!
支援
支援の準備はできています
しかし、シリアスは間に感想いれずらいですね
―――――――
「スザク!ダールトン将軍!応答してくださいっ!」
通信機に向かって、ライは何度も必死で呼びかける。
しかしそれに答えるのは、呪詛のように繰り返される闇の囁き。
――わたくし、ユーフェミア・リ・ブリタニアの名の下に命じます。
眼前のモニターに送られてきた映像は、悪夢。
本来ならば有り得ないはずの、惨劇。
「スザク!将軍っ!!」
――日本人はすべて殺してください。一人たりとも残してはなりません。
「くそっ!」
瞬間心に浮かんだ過去の凄惨な光景をなんとか頭から追い出して、ライはクラブを会場の方へ向ける。
もう間に合わないかもしれない。どうしようもないのかもしれない。それでも
あんな思いは、あんな思いだけは二度と――!
炸裂する爆音。
ドームから飛び出してくるブリタニア軍のナイトメアフレーム。
狙いは、ドーム外の日本人。
支援
「やめろーー!」
気がつけば、向けられた銃口に割って入っていた。
力ずくで相手を突き飛ばす。
吹き飛ぶサザーランド。
『な、何をする!貴様反乱兵か!』
回線を通る詰り文句。傲慢さと興奮が溢れた、狂戦士の口ぶり。
「馬鹿を言うな!お前たちこそ何故こんな事をっ!」
『ユーフェミア様直々のご命令だ!元々イレブン風情が我らと平等などと――!」
その兵士の言葉を遮るように再び起こる爆発。
しかし、一度目とは方向が真逆。ライたちの後方、濛々とした土煙りの中から現れたのは
「まさか、これを狙ったのか!?」
グラスゴーの改造型である無頼を中心とした黒の騎士団のナイトメア部隊。
純粋な怒りに染め上げられた精鋭が、ブリタニア軍に襲いかかる。
『黒の騎士団だと!?ええい、全軍進めっ!奴らもこの機に屠ってしまうのだ!』
ライと通信機越しに会話をしていた隊長らしい兵士の指揮の下、ブリタニア軍が応戦する。
しかし兵力の面ならばともかく、士気の面では今ほど分が悪い勝負もない。
怒りを原動力に突き進む相手に真っ向から対するなど、愚策の極みだ。
支援
支援
支援
「駄目だ!全軍一旦引け!今は、っ!?」
自軍を引き留めようとするライを、横合いから鋭い斬撃が襲う。
シールドを展開してなんとか防ぐが、見れば銀色の流線形のナイトメア。
自分の攻撃が防がれた事を悟るや否や、距離を取って片腕のマシンガンを乱射する。
その動きは、熟練の戦士のそれ。
(くっ!こんな時に!)
焦りからか、ライは普段の彼には似つかわしくない性急な攻めを試みた。
片腕に持ったヴァリスを放ち、カーブを描くように一気に距離を詰める。
得物を持つ腕とは逆の方についたスラッシュハーケンを突き出し、敵の行動を制限。
「そこっ!」
懐に潜り込んでの近距離からのヴァリスの連射。絶対に外しようのない攻撃。
しかし、仕留められない。
必殺の直前に邪魔が入る。
「なっ!?」
再度の横からの奇襲。同じ流線形ながら、艶やかな黒に人間の毛髪のような鮮やかな紅をつけた機体から放たれる突き。
その鋭さといい、放たれる殺気といい、これまでの敵の比ではない。
(しまった!)
恐るべき三段突き。技の名も、それを為す人物の事もライは知らないが、必死で避けようとする。
一つの可能性として存在した世界での彼自身と同じく。
だが、焦りから踏み込みすぎた今は全てが良くない。
支援
支援
一突き目をなんとか避けたものの、二突き目でヴァリスを貫かれ、三突き目で展開したシールドごと吹っ飛ばされた。
「ぐっ!!」
なんとか耐えたライが視線をあげれば、両者の間に起こる爆発。
彼の部下たちの援護射撃だった。
『隊長、一旦引きましょう。我が軍は総崩れです。これ以上は我らだけでは止められません!』
そう彼に言ったのは、ホクリクでの鎮圧戦からライの下に配属となっている兵士の一人。
最初は経験不足から頼りなかった彼も、今は一人の立派な戦士だ。
このような事態における彼の冷静さが、それを証明している。
隊長の影響も意外と大きいのかもしれない。
しかしライには未だ迷いがある。
ユーフェミアも、スザクも、ダールトンも。どうなっているかわからないのだ。
自分だけが、さっさと戦線離脱なんて。
そう考えていたライに別の通信が入る。
コールサインは、アヴァロン。
『あはっ。まだ生きててくれたみたいだね』
「ロイドさん!」
モニターに映るのはかつての上司、ロイド・アスプルント。
本質的に少し変わった、でも状況によって変わらないおかしな態度。
ようやくもたらされるであろう手掛かりに、ライは矢継ぎ早に問いを発しようとする。
しかし、この時ばかりはロイドもすぐに要件に入ったために、ライの言葉は遮られる形となった。
支援
支援
支援
『ひとまずアヴァロンまで来てよ。こちらの座標を送るからさ。話はそこで』
「スザクやユーフェミア様は?無事なんですか!?」
尚も食らいつくライにロイドは目を細める。
発せられる声は、頭をハッと一瞬で冷やす効果を持っていた。
『後で話すよ。…君、今は一人の部隊長でしょ?』
しっかりしなよ。
その言葉にライはなんとか自分を取り戻す。
「っ…わかりました」
同時に送られてくるマップ。
頭に自動的にインプットされたそこに向かって、ライは機体を向ける。
もう迷ってはいられない。
一秒でも、早く――!
「我が隊は撤退する。遅れるな!僕についてこい!」
支援
支援
支援
―――――――
立ち上がって棺の中の女性を見る。
懺悔も後悔もこの短時間の中でやれるだけやった。
だが、足りない。
足りるわけがない。
自分は、また守れなかった。また失くしてしまった。
気を抜けば再び叩き込まれる負の感情の渦。
――けれど、今は
穏やかな死顔。この女性はあのような凄惨な行いをできる人ではなかった。
短い、本当に短い、人生の中で言えばすれ違うだけのような付き合いでも、ライにはそれがわかる。
ならば、何故、何故あのような――
答えは恐らく
「…ギアス、か」
自身の持つ、人ならざる力をライは口にする。
かつての己の所業。それを思い出す。
ロイドやセシルの話では彼女――ユーフェミアはゼロとの二人きりの会談の後、突然人が変わったようにあの惨劇を繰り広げたという。
つまりは
――ゼロもギアスを持っている可能性が高い。
支援
支援
支援
それも自分と同じく絶対遵守の命令を下すことのできるものを。
そこまで考えて、ライは突然嘔吐をするような悪寒に襲われた。
体を屈め折る。
しばしの間、息を落ち着かせるように浅い呼吸を繰り返してから、ようやく顔をあげることができた。
「僕…いや、私と同じじゃないか」
他人を意のままに操り、自身に都合のいい人形のように動かす。
人間の尊厳を奪い、気持ちを踏みにじり、悲劇を作り出す。
言い訳などできようはずのない最低な、最も愚劣にして嫌悪されるべき行為。
「こんな事をやっていたのか。私は…」
そして、最後には全てを消し去ってしまう、悪魔の所業。
「今さら罪悪感に責められて……馬鹿が」
自らを嘲る。そこには一片の濁りのない本物の自身への殺意。
許されるならば、今此処でこの屑の命を絶ってしまいたいとさえ思う。
しかし、それは――
体を無理矢理起こし、立ち上がる。
支援
支援
支援
支援
「でも、また許されようなどとは思わないよ」
口にするのは、かつて守ると誓い、いつしか戦いの中でその存在を忘れ、最後には自らが命を奪った最愛の家族の名前。
そう、死によって許されるのは簡単だ。
今この場で解き放たれる。
この胸を裂くような悲しみから。苦しみから。
けれど今、自分の存在が誰かを、大切な主を、仲間を、友を、助ける事ができるのならば
「終わらせる。今度こそ」
もう一度、鮮やかな桃色に視線を落とす。
瞳を閉じて想うことは一つ。
そして、棺に背を向けて歩き出す。
部屋を出る彼の心に浮かぶものは――――
支援
支援
支援
今回はこれで終わりです。
続きます。
こんな時間にも関わらず多くの支援、ありがとうございました。
さすがの文章力。
GJです!
ダールトンの声が自然と脳内再生されました。台詞まわしが秀逸!
>>272 コウ卿、良い作品を読ませていただきました。
これから冒頭のシーンに繋がっていくかと思うと楽しみです
新保管庫が見れない件ですが、フルブラウザに切り替えたら回覧出来ました。
皆様ありがとうございました。
保管者トーマス卿
前スレの290〜310のSSを書いた者ですが、コテハンがタイトルになっているので修正お願いします。
タイトルは「誓いを此処に」です、よろしくお願いします。
>>168 美味しかったです、毎日ありがとうございます。
>>272 シリアスライ格好良いです!
>>272 コウ卿、GJでした!
虐殺を阻止できず、自らの過ちを自覚し
覚悟を決めるライ、最高です
でも、‥‥ユフィorz
つ、続きを全力でお待ちいたします!
>>272 GJです!
>>273の言うとおり台詞まわしが秀逸でお見事です!
続き楽しみにしておりますw
あとあのときの新米君が立派になってwww
278 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 01:08:55 ID:jJMkyY+N
GJです、コウ卿以前投下なさっていた長編の続きもがんばってください
2時半ごろに投下したいんですが、かまいませんか?
支援する。
全力で支援
282 :
銀飯:2008/07/18(金) 02:36:41 ID:U7fkIqCS
では、投下いたします。
今回は完全にギャクです。一応時間軸としては前作『悪夢への告白』でV、
いや、謎の少年が出てきたときのライ・アリスの話と考えてください。
カップリングはライ×アリスです。
支援
284 :
銀飯:2008/07/18(金) 02:38:14 ID:U7fkIqCS
『運命の欠片−託すべきもの(序@)―』
アッシュフォード学園。かつて神聖ブリタニア帝国において栄華を極めたアッシュフォード家がかつて日本と呼ばれていたエリア11に創設した総合教育学校である。
その気質は自由放任、自主規律あり、ナンバーズを区別するブリタニアの国是もこの学園においては、他と比較するとゆるいといえる。
まあ、だからこそ僕みたいな記憶喪失の不審者が受け入れられているわけなんだけど・・・。ほんの2,3か月前に記憶喪失で行き倒れになっている自分やイレブンであるスザクを受け入れてくれた学園。
ある意味では、ここは一つの可能性を見せてくれているのかもな。ブリタニア人とナンバーズと呼ばれる占領エリアの人々が共存できるという『行政特区日本』の可能性を・・・・。
そう思い夜空を見上げると、見事な満月の夜だった。見間違いだろうか?北斗七星の横に小さな星が見えたような気がしたが・・・。
「・・・先輩・・・」
自分の名前を呼ばれて振り返ると、そこにはツインテールに小さなリボンを付けた女の子がいた。
「やあ、アリス。相変わらず時間に律儀だね。少しぐらい遅れても・・・。」
「一応私も軍人ですから。それで、ナナリーにわからないようにわざわざ暗号を使ってまで、夜中に中庭に呼び出した理由は?」
心底うんざりした顔をして、アリスが尋ねてきた。いや、そんなに嫌そうな顔をしなくても。しかし、仕方ないここは思い切って
「ああ、君とデートしようと思ってね。」(ニコッ)
支援
支援
287 :
銀飯:2008/07/18(金) 02:40:04 ID:U7fkIqCS
『運命の欠片−託すべきもの(序A)―』
「んなっ!?@+<>#*〜!」
な、何を言ってるんだ、この人は?フラグ一級建築士だとか、天然女殺しだとか。一週間で324人以上の女子を虜にした(誰かさんの3倍以上)とか聞いたことがある。
けど、この笑顔で言われたら、確かに・・・!?な、何を考えているのよ、私は!?第一、先輩はナナリーと付き合っているはずでしょ?
なのに、なんで私を誘ったり・・・。
「・・・・」
場を和ませるつもりでいったんだけど、そんなに僕が言うと意外だったんだろうか?
いや、彼女の場合はナナリーのことを気にしての反応だろうな。やっぱりこの子なら任せられる。だから、
「アリス、君の器を試させてもらうよ。」
「!?」
う、器を試す!?器って、いったい何の?まさか、性的な意味で!?いや、だめだめ!そんなの犯罪よ!?
第一そんなナナリーを裏切るような真似!!
支援
289 :
銀飯:2008/07/18(金) 02:41:45 ID:U7fkIqCS
『運命の欠片−託すべきもの(序B)―』
「あの、アリス?」
「ふぁ、はいっ!?」
ビックと全身が震えたように見えたのは気のせいか?何か僕と彼女との間に言葉の誤謬があるような・・・。
「いいかげん、武器を構えてほしいんだけど・・・。」
「へっ?」
武器を構える?・・・よく見ると先輩は練習用の棒を手にしていた。しかも構えの段階に入っている。
ええっと、つまり・・・、
「夕食前に言ったとおり、僕はユーフェミア皇女殿下の親衛隊隊長になる。そうなるとナナリーのそばに今までのようにいられなくなる。君が僕に代わってナナリーを守りうる、専任騎士になりうる器かどうかを、この稽古で試させてもらいたいんだけど・・・。」
なんでそんなに動揺してるのかな?
「え?あ、はっはい!」
かぁーっ。顔から火が吹き出るぐらい恥ずかしかった。先輩はあくまでもナナリーのことを思って私の力量を試そうとしていたのに、勝手に誤解して・・・。
一瞬でもドキドキしてしまった自分の不覚が許せなかった。ごめんなさい、ナナリー。でも、私はそんなつもりは・・・・ないはず?ちがっ!
とっ、とにかく今はこの稽古の集中!集中!
そう気を引き締めて、私は一対の練習用ガーターナイフを取り出した。
「どうやら、準備はできたみたいだね。なら、行くよ!」
なんだったんだろうなと思いつつも僕は一気に彼女の方に間合いを詰めた。
「来い!全力で叩き潰してやる!」
私がいつもよりも3倍以上の殺気を放っていることは言うまでもない。
290 :
銀飯:2008/07/18(金) 02:44:04 ID:U7fkIqCS
以上で投下終了です。真夜中に見苦しいもの(アリスのキャラ崩壊的な意味で)をお見せしました。
次回はこの話の続きでまじめな内容になります。
支援
>>290 銀飯卿GJ!
ライに死兆星が落ちない事を祈るw
アリス絡みのは漫画版キャラゆえに中々見れんので、
こういうのは非常に貴重なので毎回楽しませて貰ってます!
>>290 銀飯卿GJ!
ちょ、アリス!性的な器って!?
なんつー誤解を…
「閃光」のピンクもふもふ郷の名でふと思ったのだが、
殿堂入りというか、なんかこう、投下数が一定数を超えた職人様に、
何か称号を授与とかどうだろう? 貴族チックに。
称号って言ってもそんな難しいのじゃなくて、「アッー!」とかでもいいし
あー、そりゃそうだ。称号がつくとしたらまずは管理人さんですよねW
GJ!
>>186 ごちそうさまでした!今日も美味しかったです!!
毎日勤勉な卿に敬礼!
ゼロ服は一期よりマシだと考えるが、どうか?
ロロとどう絡むのか期待!
卜部さんや仙波は…単発ならともかく、続き物だとなかなか救済は難しいですよね……。
>>272乙&GJ!
作品世界にぐいぐい引き込む確かな筆力……圧倒されます
特にコーネリアの心情のくだりは、自分のネリ様びいきも手伝って、胸に迫るものがありました
この話の続きはもちろん、もうひとつのシリアス長編の続きも楽しみにしております!!
>>290 さすがライ!アリスまでをも惑わすか……っ!!
北斗七星の横って、つまり、いわゆる死兆星?死兆星なのかっ!!
ええっ!?死亡フラグ!?
何が起ころうとしているんだ?
出だしの文章で「かつて」が重ね使いされているのが、ちょっと気になりました
>>296 「閃光」と「神速」に関しては相応しいと思うし、
そういう内輪なノリとかネタ自体は大好きだし、気持ちも判るんだけど、
個人的には、SS数に対して授与という形になると、称号がもらえたら力尽きそうで恐い……
質より量重視になっても困るし、称号とか愛称は自然発生的なものが望ましいと思う
水を注してごめんね
管理人はともかく職人に称号だかなんだか付けるのは無いわ
無用なランク付けでわざわざ職人を格付けする必要ないし
というか正直痛々しい
痛々しいはちと厳しすぎる意見かなと思うけど、
称号=格付けって取ってしまうかな、俺は。
>>296が管理人さんや職人さん達に感謝の念をこめて、っていうアイデアってのはわかるけどね。
自分が欲しいから言ってるだけだろ
典型的な厨二病
>>301-304 すまない。こんな流れになるとは思わんで、
軽いノリで言っただけなんだ。これ以上荒れるのもあれだから、
この話はもうやめよう
>>305 了解。
まあ、呼び方は個人の自由という事で
終了宣言出てるのにさらに絡んでる
>>306痛すぎワロタ
荒れるから、責めるほうも責められるほうも、これくらいにしとこうぜ。
責められてンギモヂイイィッ
>>309の言う通り。
これ以上この話題にレスを使う必要はないでしょ。
明日から三連休なわけで、学生は今試験だと思うけど本編放送もあるし投下量が楽しみであり恐くもありますよね。
じゃぁ流れ変える意味でネタフリ
本編で名前だけ出てきただけだからある程度想像になっちゃうかもしれないけどこのあたりのSSも読んでみたい。
・絶対無言パーティ
・水着で授業
・小学生の日
・オレンジディ
いやさ、自分で書いてみようとも思ったけどさ…文章力、なさすぎるんだ…
ネタかぶりしても全然良いので職人方、ご一考を。
ところで、南の一人称って俺だっけ?
ロスカラ必死でやり直しているんだが、南と出会えない。
>>313 やたー!(ロイド風に) お待ちしてます
これからも感想書くのもネタフリもできるだけしてみる。本当は自分で書ければ良いんだけど
じゃあ、自分も質問
アーニャって「記憶」って言ってると思ってたんだけど
「記録」って書いてる職人さんが多い
デジタルで見てる方、字幕ってどっちになってます?
自分の勘違い?
>>316 写真を撮っているときですか?
字幕ではないのですが今録画したものを今見たのですが
学園祭の時は「記録」と言っているよう私には聞こえます。
間違っていたらスミマセン
>>315 感想や支援のついでのさりげないネタふりや妄想っていいと思う。
一緒に書き込めば、レスも消費しないし、このスレの職人さんの反応速度と再現率はすごいから。
>>316 学園祭の時のを字幕で見たのですが
「記録」でした。
>>316 ザ・スニの8月号・アーニャ視点の話でも「記録…」になってた
というかそういう質問はあげていくとキリもないし、南もアーニャも個別スレがあるキャラだから
あまり気になるならそっちの方が早いか、正確な回答をもらえるかもしれないぞ。
>>318 前は支援の時は「支援」だけの方が作品の投下間に邪魔しなくていいと思ってたし
今もあまり長く書くのはどうかなと思ってるけど、なんせ最近はスレの消費が早いからねw
初めてss書いたのですけど投下していいでしょうか
他にいらっしゃらない場合15分後ごろに投下しようと思います。
お待ちしてます
おお、また新人さんか!
投下時はきっちり支援させてもらいますよ。
推敲が終わりましたので注意事項を書きます
文章を書いたりなど初めての試みです
あまり本編で登場しないキャラがでますので口調などおかしな所があるかもしれません
一応続きものでこれはエピローグ的なものになります。
タイトル
王と皇子
〜王と皇子の邂逅〜
では投下を始めます。
支援
頭が混乱している、落ち着け現状の把握に努めなければ…
あの時僕は確かに遺跡で再び眠りについたはずだ、なのに何故このような場所にいるのだ、また何者かによって目覚めさせられたのか?
いやそうであるならばまた前のように実験材料にされているか少なくとも拘束はされているはずだ。
周囲の植物など見るところエリア11…日本ではない
だが意図的に人の手によって整った森や周囲の環境など見るに無人島や未開の地と言った感じではないし
幸いギアスの暴走は収まっている
クソその分頭痛が激しく視界が霞む
どのくらいの期間眠っていたのだろうか、以前は数百年単位だったからな
もしかしたら世界が滅び僕だけが取り残されてしまったのかなとくだらない妄想をしてしまう
さすがにそうならこのような人の手の入った自然が残っているわけは無いだろうし
ふらつく体で森を抜け霞む目で見えたのは緑のまぶしい草原に中世の建築物を思わせる建物やアーチなど、建築物の周りには色とりどりの花が咲き乱れている
彼が白馬に乗って駆ければ絵になるだろうなと親友を思い出す
彼はあれからどうなったのだろうか、そして黒の騎士団も。
僕がいなくなっても彼、ルルーシュなら上手くやっただろう、まぁ彼らからしたら僕は「存在しないもの」になっているだろうからな、記憶を消すとはつまり「存在を消す」ことだから、
そうナナリーにとっても僕という存在は消えてしまったのだ…
不意に頭痛が激しくなり意識を持っていかれそうになる、
体のあちらこちらが悲鳴をあげだしている、無理もない。
どれだけかわからないが長い間眠っていたのだ。目覚めたばかりで森の中をさまよっていたのだから、森を抜けるまで体が動いたことが奇跡のようなものだ。
意識が途切れそうになる中で馬車がこちらに向かってきているのが見えた。
何とか見つかる前に逃げたいが体が言うことを聞かない。
僕はそのまま意識を持っていかれた。
目を覚ますと当然ながら見知らぬ部屋で意識を取り戻した。目はまだ開けず気配だけで周囲を探る。三人、いや部屋の外を含め五人といったとこか。部屋の中の内二人と外の二人は恐らく警備の者、もう一人足音の響きからして侍女といった所か。
拘束はされていない、感じからするに服を着替えさせてくれている。たまたま行き倒れた者を見つけたので保護したと言ったところかな?
だからと言って安心していい状況ではないなど思考をめぐらせていると扉の開く音が聞こえた。
支援
「どうだい彼の様子は?」
この館の主だろうか、すかさず侍女
「まだお目覚めになりません、衰弱しきった様子でしたが今は…綺麗な顔色をされていますので心配はないかと」
彼女はベッドで眠っている青年をみて笑みを浮かべた。彼を着替えさせたのは彼女である。そのことを思い出し彼女はついつい顔がにやけてしまった。
「それを言うなら綺麗な顔色でなく良い顔色になっただろ、確かに君がそう言ってしまった理由はわかるけどね。」
と主は苦笑し、侍女は顔を真っ赤に染めうつむいてしまった。
「うぅ〜ん」
「おや、僕はいいタイミングでやってきたみたいだね」
同時に警護の二人がこちらに銃を向けてきた。
「ここは…どこですか?」
ワザとらしすぎたかなと思いつつも今目覚めたフリをやってみる。
「ここは僕の別宅のひとつでね、その前に君が倒れていてね…おや、君たち怪我人にいきなり銃を向けるものではないよ」
「しかし」
「大丈夫だよ、凶器などは持ってなかったようだし彼が倒れていた周囲と森の中を探しても何にも出なかったと聞いているよ?それに僕を襲うつもりならわざわざ質問なんてしないで寝ているフリをしていて、いきなり襲っているよ。」
と言いつつ主の命に従い銃をおろすがその分こちらへの警戒をより厳しいものにした。この主がどれほど慕われているかがわかる。何かがあれば命に変えても守ろうとする心がこちらまで伝わる。
支援
支援
「そういえば何故君はあのようなところで倒れていたのだい?」
「すみません、わからないのです、いや正確には思い出せないのです。」
大丈夫だ、記憶喪失は一度経験済みだから何とか演じきってみるしかない。
「何も思い出せないのかい?」
「すみません自分の名前がライというのは覚えているのですがファミリーネームや
それ以外のことが一切思い出せないのです。」
「名前以外思い出せないか、ショックによる一時的な記憶喪失かな。
しまったなぁ、その分野の医者はここにはいないからねぇ。
君の眠っている間に持ち物も調べさせてもらったけど
身元がわかるようなものがなくてね、
他の方法で調べさせてもいるのだけどまだ結果がでなくてね。
何そんなに時間の掛かるものでもないし見たところブリタニア人のようだからすぐに身元はわかるから安心していいよ。」
彼は立派に整えられた顎鬚をさすりながら話した。
支援
ライは思考しながら少し俯き
「状況からするに僕は何故かあなたの屋敷の前で気を失ってしかも僕は記憶喪失になってしまった。
自分自身かなり怪しい身の上ですね。」
「大丈夫だよ、そうだ記憶が戻るまでのしばらくの間はここにいてもらっても良いよ。
警護上のため何人かは周囲に付けさせてもらうことになるけれど。」
「そんな助けていただいたのにそこまでしていただくわけには…」
すると主は微笑み
「いや僕自身君を最初に見たときから気に入ってね、
僕は優秀とはいえない人間だけれども人を見分ける能力だけには自信があってね。
場合によってはそのままここに居つづけてもらっても良いのだけれども
どうだい僕の提案に乗ってもらえるかな?」
「僕にはもったいない提案です。こちらこそよろしくお願いいたします。
遅れましたが助けていただきありがとうございました。
そういえばお名前をまだ伺っておりませんでした。
よろしければお伺いしてもよろしいでしょうか?」
いや私は彼のことを知っている。
そしてわざわざ記憶喪失を演じているのもそのためであり、今回の眠りが短いものだったことがわかった。
黒の騎士団にいた頃のブリタニアの重要人物の資料の中に彼の写真があったのだ。
「自己紹介がまだだったね、僕はオデュッセウス、オデュッセウス・ウ・ブリタニアといいます。」
そう、彼こそはブリタニア第一皇子オデュッセウス・ウ・ブリタニア。
次期皇帝の椅子に最も近い人物の一人である。
以上です
この話は黒の騎士団のナナリーED後です。
支援いただきありがとうございました。
書き込む時手がプルプル震えてしまいました。
ライ×オデュッセウスです。
…途中で変わってしまいそうですが。
>>335 乙!わかるわかる。俺も初投下の時は手が震えた。
第一皇子とはまたレアな人が出てきた。続き楽しみしてます。
>>335 GJ!全く予想外の展開で続きが気になりすぎるんだけど
ライ×ウーたんだ、と…?いいのか?w
>>335 しまった!ちょっと目を離したら。
支援できなくてすみません。
まずはGJ!
初投下は緊張すると思いますが、文も綺麗にまとめられているので少しずつ自信を持ってもらえれば。
第一皇子は主役級と比べて出番少ないので書くの難しいかと思いますが、頑張ってください。
>>355乙!乙!
第一皇子キターッ!!個人的には、かなり嬉しいw
この二人でどういう話に転がるのか、楽しみにしています!!
しかし、×での表記はアッー!な気分になるので、避けて欲しかったりする
>>339 ライ+オデュ
ライ&オデュ
こんなトコかな。
雷雨です
みなさまご感想ありがとうございます。
>>340 ライ&オデュ
使わせてもらってよろしいですか?
こんなの許可いりませんよW是非使ってください。
ありがとうございます。
ではトーマス様お手数かけますが
ライ×オデュではなく
ライ&オデュでお願いします。
GJ!
とうとうウーたんが登場か……俺も負けてらんないな
>>335 うーん…これは流石に無いだろ…
ブリタニアの第一皇子がいくらいい人だからって行き倒れを拾って私邸に連れ帰るのは流石に無理がありすぎだろ
捻ったカップリングしようという心意気は買うけど流石に微妙かな
俺ならこうする!
と思った時が書き時だな
がんばれよ
>>345
だな、自分でいいと思うのを書いてみればいいと思う
>>345は何か確固たるものがあるみたいだしな
頑張れ
>>312 書けたぞー。
今推敲中だから、もうすぐ投下する
>>345 まあ真面目な話、ただ否定するより、こうするとどうだろう、という提案があると書き手側も素直に受け取れる
なんか引っ張り過ぎかもしれんが
>>345くらいの意見だったら、あってもいいと思う。
ここに書き込む以上は多様な感想がくる事はわかっているだろうし。
まぁあまりに口が悪いのはNGだけど。
もちろん具体的な改善点を挙げるとさらに良いってのは賛成。
>>348 いつ頃に投下されますか?
実は自分もSS書き上げて、すぐに投下できる態勢なのですが、
そちらの後に回りましょうか?
>>354 ありがとうございます。では投下します。
作者:余暇
タイトル:童心
カップリング:ライ×アーニャ
初アーニャなので、うまく書けたかどうか・・・。
相変わらず、日常を淡々と描いたものです。
『童心』
その日、僕はアーニャと一緒に買い物に出掛けていた。
デパートでの買い物を済ませ、帰ろうとした時だった。
「・・・雨。」
「本当だ、降ってきた。」
デパートの出口に差し掛かると、外は雨が降っていた。かなりの本降りだ。
「よかった、一応折りたたみ傘持ってきてるんだ。アーニャは?」
「傘・・・、持ってない。」
「そうか、じゃあ僕の傘に入れてあげ・・・」
「必要ない。」
「え?」
「傘、いらない。」
突然、何を言い出すんだ彼女は。ずぶぬれのまま帰るつもりか?
「何言ってるんだよアーニャ。風邪ひくよ?」
「そうじゃない。傘ではない雨具がいい。」
「え、どういうこと?」
「ついてきて。」
アーニャはそう言うと、デパートの中に戻っていき、僕はあわてて彼女を追った。
支援
アーニャの後を追っていくと、彼女はあるフロアの前で立ち止まった。
そして、彼女の視線はあるものを捉えていた。
「・・・レインコート?」
「そう。」
そう、彼女はレインコートを見つめていた。
「もしかして、レインコート着て帰りたいの?」
「そう、一度着てみたかった。色はあなたが選んで。」
「え、僕が選ぶの?」
「そう、私に合うと思う色、選んでほしい。」
そう言われて、僕はアーニャとレインコートを交互に見比べる。
彼女に似合う色か、うーん。でも、アーニャといえばやっぱり・・・。
「じゃあ、ピンク色かな。アーニャといえば、その髪の色が印象的だから。」
「わかった、じゃあこれにする。長靴も同じ色で。」
「長靴?長靴も買うの?」
「そう。長靴もはいたことないから。」
こうして僕たちは、レインコートと長靴を購入することとなった。
支援
支援
僕とアーニャは、再びデパートの外に立っていた。まだ雨は降っている。
アーニャは早速、買ったばかりのレインコートと長靴を身につけていた。
レインコートはSサイズを買ったのだが、袖の部分が少し余っており、
細くかわいらしい指が、袖口からちょこんと顔を出していた。
・・・結構、かわいいかもしれない。言葉で表現しきれないのが悔やまれる。
しばらくの間見とれていると、
「どうかした?」
と、アーニャが僕の顔を覗き込んできた。
「え?あ、ああ、すごく似合っててかわいいな、と思って。」
「そう。」
微妙に顔を赤くするアーニャ。
「さあ、帰ろうか。」
「うん。」
二人は、雨の中を歩きだした。
支援
バッシャ、バッシャ、バッシャ。
さっきからアーニャは、軽くスキップしながら水たまりを踏みしめていた。
彼女が水たまりに飛び込むたびに、水しぶきがあがる。
「アーニャ。あまりはしゃぐと、歩いている人たちに水がかかって迷惑だよ。」
「大丈夫。水がかかることはない。」
「どうしてそんなことが言い切れるんだい?」
「この動きは他人に迷惑がかからないよう、緻密な計算のもとになされている。」
「緻密な計算って・・・。」
何だ、それは。いかにも子供が言いそうなセリフだな。
いや、彼女はラウンズの一員。もしかしたら本当に、すごい計算を・・・。
「・・・馬鹿にした?」
「え?」
「こんなことをして、子供みたいだって思った?」
「い、いや、そんなことはないけど。ただ、どうしてそんなに雨具にこだわるの
かなって。」
アーニャはしばらく黙った後、
「やってみたかったから。」
とだけ、言った。
支援
「私は昔のことを覚えてない。こうして、普通の子供みたいにはしゃいで
いたのかも。」
「・・・。」
「だから私は、普通の子供に、普通の生活に少しだけ憧れを持ってる。
でも、今の私はラウンズの一員。ただの軍属どころか、皇帝陛下直属。
こんなこと、普通は許されない。下の者に示しがつかないから。でも・・・。」
アーニャは、僕をじっと見据えた。
「ライと二人きりの時なら、私は軍人ではなく、一人の少女に戻ることができる。
あなたが、そうなることを許してくれる。甘えさせてくれる。
だから私は、あなたの前でだけ、ありのままの私でいたいの。ダメ・・・?」
「アーニャ・・・。」
僕は静かに笑って、レインコート越しに彼女の頭をなでる。
「うん、もちろん。そうすることで、君が君のままでいられるのなら、いくらでも
僕に甘えてくれて構わない。僕も見てみたいんだ、誰も知らない、見たことのない、
アーニャのいろんな姿を、表情を・・・。」
「ありがとう、ライ・・・。」
かすかに、アーニャが笑ったように見えた。
「さあ、早く帰ろう。」
「・・・うん。」
僕たちは再び歩き出した。アーニャは飛び跳ねることなく、今度は僕の手をしっかりと
握っていた。
支援
以上です、支援ありがとうございました。
脳内でアーニャにレインコート着せてみたら、
なんか可愛かったので、発作的に書いてしまいました。
だから、ストーリー的に山も谷もない展開に・・・。
なんか、こういうSSばっかだな、自分・・・。
>>367 いいねー。
ほのぼの且つ、しっとりしてるなー。
勉強する気なくなるわー。
>>367 余暇卿、GJでした!
レインコートを着たアーニャ
‥‥‥確かに可愛いですね
しかしそれだけでこんなほのぼのが書けるとは
素晴らしい!
勉強する気など吹き飛んでしまうくらいよかったです
>>367 うん、ほのぼのはいい!!w
雨のシーンは暗くなりがちだけどこれは違っててよかったです
>>368 息抜きには最高だけど、それはあかんやろw
そろそろいいかにゃ?
21時頃に投下します
>>318のお題の1つに答えてみました。
注意事項
・いえーい馬鹿話!
・カップリングはライ&神楽耶
・後半エロい
・SSには作者の欲求が現れるという、うさんくさい仮説がありますが、そんな事はないと言っておく
・6〜7レス使用。支援よろしく
四つ目の注意事項は宇宙の真理支援
「小学生の日?」
僕の疑問にミレイさんは大きく頷いた。「分かってるわライ、何も言わないで」みたいな顔をしながら。
「そう!明日は1日、下校するまで小学生になるのよ!!」
バーン!と効果音がついたミレイさんの一言。生徒会メンバーは呆れかえって絶句している。
「小学生になる…ってどうするんですか?」
「オッケーライ。ルルーシュ!見本をやりなさい!」
「なんで俺が!!」
ルルーシュの激怒に、ミレイさんは魔法少女みたいにクルッと回って一言。
「しょうがないわね♪じゃあナナリーちゃんに見本を……」
「俺がやります会長!!」
ナナリーを人質にとられたルルーシュ。仕方なさそうに僕の方に向かって、一言。
「小学生になりきるんだ」
「どんなふうに?」
「く………………、らい、きょうはおれんちにあそびにこいよ!」
「…………」
急に舌足らずになったルルーシュ。その衝撃に、ミレイさんは腹を抱え、ニーナの眼鏡はひび割れ、カレンは早退し、
スザクはアーサーに噛まれ、リヴァなんとかは視界に入らず、シャーリーは窓から飛び出してしまった。
支援
支援
「わかったか、らい……くっ」
「分かったルルーシュ。だからもう無理しなくていい。早く元の君に…ぷっ」
「笑うな!!」
無理言わないで欲しい。
「とりあえず、意味は分かった。これを明日1日中やるのか……」
「そういう事!おもいっきり楽しみましょーー!!」
ミレイさん1人が張り切っている。本当にイベントが好きな人だ。
そして、クラブハウスに戻ると、ナナリーと神楽耶が楽しそうに折り紙をしていた。
「あらライ。お帰りなさいませ」
「ライさん。お帰りなさい」
「ただいま。神楽耶、ナナリー」
挨拶を済ませた後、いつものように折り紙教室が始まる。
ただ今日は、明日のイベントについての話で、進みは遅かったが。
「楽しみですわね。ライの小学生姿はとても可愛らしいでしょうね。ふふふ、い〜っぱいからかってあげますわ!」
「む……神楽耶はいいよね。小学生になってもあまり変わらないから」
「なあんですって!」
「もう…お2人はすぐ喧嘩するんですから」
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、僕達は夜を越した。
そして翌日、小学生の日の始まりである。
STAGE EX 『小学生 の 日』
支援
シャーリータミフルw
支援
「あ、おはよー!らい!」
「シャーリー…く」
恥ずかしい ああ恥ずかしい 恥ずかしい(五七五)
朝、登校中に何度も話しかけられたが、僕は全て笑顔でスルー。小学生になりきるなんて不可能だ。
なんでシャーリーは普通に小学生しているんだ。
「らいってば、へんだよー?」
「いや……」
「どうかしたの?らい」
「カレンまで…!」
どんどん人が僕の周りに集まってきて、小学生になるよう訴えてくる。
“ニゲルナヨ”と皆が目で脅しをかけてくる。
「へへへ、らい!しっかりしろよー」
「リヴ…ィングストン?」
いや、リヴァプールか?
しかし完全に囲まれた。ルルーシュも諦めろ、と言いたげに首を振る。
ミレイさんまで、ワクワクした子供みたいにせかす。というか小学生そのものだ。
もう逃げ場は無い。覚悟を決めた僕は、大きく息を吸い、そして、
「み…みんなぁ、おはよぅ…」
ドカーーーン!!とはじける音が響いた。
ルルーシュはゼロのポーズをし、シャーリーは爆発し、ニーナは眼鏡からビームを出し、
ミレイさんの周りには直下型大地震が起き、カレンは髪が跳ね上がりブリタニア皇帝みたいな髪型になり、
リヴァイアサン(だっけ?)はやはり視界に入らず、スザクはアーサーに手首まで咬み千切られてしまった。
他の人達もありとあらゆるリアクションをしている。
そんなに酷かったのだろうか?少しショックだ。
支援
―――――…
とりあえず、もうこんなイベントは嫌だと思い、僕は屋上に逃げ出した。
すると屋上には既に先客が。
「神楽耶…?」
「……ライ?」
お互いに目を合わせ、「なんでここに?」と言おうとしてやめる。
理由はおそらく「逃げてきた」が正しい。
神楽耶はお茶目なところはあるが、やはり姫というか貴族なりのプライドがあるのかもしれない。
「大変だね…」
「まったくですわ…」
それから僕達は、今日という1日が終わるまでここで隠れていることにして、2人でいろんな話をして過ごした。
そして―――キーンコーンカーンコーン……
「あ、昼休みか…お腹すいたね」
「お昼は、お弁当を用意してあるから大丈夫ですわ。……本当はナナリーと食べるつもりだったのに…」
「あはは…ごめん」
「構いません。付き合って下さったお礼です。ナナリーには後日埋め合わせをしますわ」
ルルーシュにメールでナナリーの昼食の事を頼み、僕達はお弁当を食べる事にした。
しかし、神楽耶が何か思いついたように口を開く。
「おままごとしません?」
「はい?」
「ですから、一応『小学生の日』なのですから、おままごとでお弁当を食べてみたいな……なんて」
神楽耶も、恥ずかしいだけで、イベント自体はやりたかったらしい。僕は仕方なく、彼女の要求に応えることにした。
支援
〜おままごとスタート〜
「た、ただいま、かぐや」
「お………かえりなさい、あなた」
あなた!?あなたって奥さん聞きました!?
神楽耶のくりくりした可愛らしいヴォイスから放たれた波動に、僕は一瞬、小宇宙(コスモ)を見た気がした。
また、神楽耶も何だかのけぞっている。やはり僕の小学生は変なのだろうか。
「か、かぐや……ぼく、へんかな?」
「ぐはっ(吐血)……いえ、とってもかわいいですわ……さ、あなた、ごはんですよ」
「う、うん」
「はい、あーん」
あーん!?あーーん!!?あーーーん!!!?ドゥ ユー アンダスタあーーーーーん!?
これはあれか、漢の浪漫TOP3の『行ってらっしゃいのちゅー』『ひざまくら』に次ぐ、『あーん』だろうか。
いやそれしかない。いけライ!男なら、夢を掴め!
「あ、あーん……ぱくっ」
「おいしい?」
「おいしいよ!かぐや!」
「ぐふっ(吐血)……よ、よかった〜」
満面の笑みで答えた僕に、神楽耶は吐血で応える。
ただ内心こっちは吐血どころか、ビッグバン状態だ。ギアスももうすぐ暴走するかもしれない。
しかし、まだお弁当はい〜っぱいある。これらを全て“あーん”で食べるのには僕の理性が足りない。
神楽耶は次のおかずを取ろうとしている。とりあえず、この状況を打破するため、僕は行動を起こした。
支援w
支援
「か、かぐや!つぎはぼくのばん!」
「えぇ!?……わ、わかりました…」
ふぅ…とりあえず僕が“あーん”する状況は変えられた。
交互に食べ合いをすれば、意外と耐えられるかもしれない。そう思い、僕は箸を神楽耶に向けた。
「はいかぐや、あーん」
「あ…あーん」
ぐはっ(吐血)
しまった。読み違えた。神楽耶の“あーん”は、こちらからしても発動されるのだ。
「まだですかー、あなた」
「う、うん」
どうやら、一瞬意識を失っていたようだ。
というか神楽耶。なぜ、あーんするのに目を閉じるんだ目を。
それではまるで―――ドクン、
胸が熱くなる。この感じは、まるでギアスの暴走。
しかし、ギアスなどよりも熱い、ほとばしるこの感情の爆発は―――
「あーー…んむっ!?」
気がついた時には、神楽耶に唇を重ねていた。
「ぷはっ……ライ、なにを…ふむっ…」
「ん……ごめんなさいかぐや。でも…んっ」
「…ん…ふむぅ……」
こうして僕は、神楽耶を食べましたとさ。めでたしめでたし。
「ごちそうさま、かぐや。おいしかったよ」
以上、
>>312のリクエスト『小学生 の 日』でした…支援どうも
…内容については、何も書くことないや。
……最後はおませな小学生という事で。
ていうかしゃぶしゃぶの続きをまた投下出来なかったorz
さらに最近こんな馬鹿話しか書いてないorz
けど馬鹿話以外も書いてるんですよ!
しゃぶしゃぶはほのぼの系ですし…後半エロくなりそうだけど。
今用意しているアニメ沿い長編だって真面目な話なんです!…でも馬鹿話になっちゃうかもしれないけど。
本当はドッロドロの恋物語が書きたいのにぃぃい!
でもこういう話も楽しいからいいんです。いいんです。いいんですってば!
>>390 GJ!
みんな可愛いなー。
ただ一つ、いくらおませさんでも小学生はオママゴトの相手を食べたりはしません!w
392 :
萌は文化:2008/07/18(金) 21:24:43 ID:P/xzJi41
>>390 GJ
明日休みと思ってたら仕事で涙目の俺だが30分ごろに投下してかまわないか?
ライ、お前ってやつはw
ピンクもふもふ卿、GJでした!
しかし、リヴァ‥‥リー?だったっけ?
名前覚えてやれよ
大丈夫です、皆、大好きですよ、馬鹿話
次の投下を全力でお待ちしております!
>>390 GJでした。ここまでキャラをハジケさせることができる
貴方様がうらやましい。
>>392 支援します。
加速する混沌を内包し世界はどこまで突き進むのか、今はまだ誰にも解らない。
だが、今は素直に祝おう。数多な神の誕生に。このスレの更なる繁栄に。
―コテ職人50人到達―
はいこんばんは。トーマスです。雷雨卿の降臨を以てコテハン職人が50人に達しました。
このような凄まじいスレの保管人を努めることが出来て私はとても嬉しく思います。
343のカップリングの件は了解しました。
>>390 376の時点でもしやと思いましたが矢張り貴方でしたか……w
396 :
萌は文化:2008/07/18(金) 21:33:54 ID:P/xzJi41
では、投下させていただきます
いつもと毛色を変えてみたんで読みずらかったらゴメン
タイトル「ディートハルトの寝起きドッキリ」
ライカレ?のつもりで投下
支援
398 :
萌は文化:2008/07/18(金) 21:36:07 ID:P/xzJi41
〜 ディートハルトの寝起きドッキリ 〜
「あー、あー……よし」
画面に映ったディートハルトはカメラから離れると小さく咳払いをした。
「おはようございます。
今回、ゼロ公認の黒の騎士団の宴会での出し物として寝起きドッキリをすることになりました。
主催は私、ディートハルトがお送りします。
考えてみれば、これほど私にふさわしい人間はおるまい。
では、早速だが本題に移りたいと思う。……井上君」
呼ばれると「寝起きドッキリ」と書かれたプラカードを持った井上が出てきた。
「はーい、今回アシスタントをする井上で〜す」
支援
支援
401 :
萌は文化:2008/07/18(金) 21:37:42 ID:P/xzJi41
妙にノリノリの井上はカメラに向かってピースをした。
「今回、ドッキリを仕掛ける際、女性相手のこと考慮して女性のドッキリは井上君に担当してもらうこととなる」
「よろしくお願いします」
「では、井上君、アレを…」
「はーい」
返事をした井上はカレンとライの顔写真がついたフリップを取り出した。
なんか読めたwだが楽しみだ支援
支援
支援
お前らw
支援
支援
支援
408 :
萌は文化:2008/07/18(金) 21:41:54 ID:P/xzJi41
「今回のターゲットはこちら。
ゼロ親衛隊隊長紅月カレンと戦闘隊長ライの黒の騎士団の双璧です。」
「ちなみに井上君が紅月君を、ライ君は私と井上君二人でドッキリを仕掛ける。」
「では、まずはカレンの部屋へ行きましょう」
二人、カレンの部屋へ移動
「っと言うわけでカレンの部屋の前まで来ました。」
「ちなみに私は井上君のカメラを通して別室でモニターを見て指示をさせてもらう」
「それじゃあ行きま〜す」
井上は前持って用意した合い鍵を取り出しカレンの部屋内へと侵入した。
支援w
支援多すぎw
次、自重するわ
支援
411 :
萌は文化:2008/07/18(金) 21:44:05 ID:P/xzJi41
「うわ〜、見てください。女の子の部屋とは思えない散らかりようです」
「鉄アレイやダンベルとは…色気のかけらもないな」
自宅ではなく、黒の騎士団用の寝泊まりの部屋とはいえ、乙女らしさのかけらもない部屋を見て二人は呆れた。
「あ! 居ました! 紅月カレンです。しっかりと布団にかぶさってドッキリにも気づかず寝て居ます。」
「では、少し早いがご起床願おう」
「了解%
反ブリタニア団体だよなお前らw活動しろ
支援
支援
しっかりレジスタンス活動しような?ww
話はそれからだ。
支援です
415 :
萌は文化:2008/07/18(金) 21:46:06 ID:P/xzJi41
「了解〜♪ 御対面〜♪」
ノリノリで井上が布団を取ると大股開いて下着姿で寝てるカレンの姿があった。
「………」
「………」
支援
支援
カレーン!www 支援
419 :
萌は文化:2008/07/18(金) 21:47:42 ID:P/xzJi41
年頃の娘としての幻想を打ち砕く!
そんな姿を見せつけられ、しばしの沈黙が流れた。
「あー、井上君、とりあえず顔をアップにしたまえ。一応編集はするがいつまでも下着姿を映すのは一応、年頃の娘としては不味いだろう」
とりあえず指示を出すディートハルト。井上は黙ってそれに従った。
「…とりあえず起こしましょうか。カレン…カレン、起きて〜」
体を軽く揺さぶって起こそうとする井上。
しかし、なかなか起きない、しかし…
「ムニャムニャ……ライのバカ……C.Cばっかり見て…。あなたの彼女は私なのよ」
支援
421 :
萌は文化:2008/07/18(金) 21:49:44 ID:P/xzJi41
寝言なのか不愉快そうにカレンは呟いた。
それを聞いて井上はある悪戯を思いついた。
「何言ってんだよ。僕が見ているのはいつもキミだけだよ」
しっかりライの声マネまでして甘く囁く井上。
「ライ………ホント?」
「本当だよ。僕はキミを愛してるからね」
するとカレンは幸せそうな笑みを浮かべ枕を抱き寄せた。
なんと愛らしい!
そして面白い!
イヤホン越しにディートハルトの笑い声も聞こえ、井上はさらに囁いた。
支援www
支援、支援!
支援
なんだこの名コンビ
なんていうコンビww
支援
427 :
萌は文化:2008/07/18(金) 21:53:12 ID:P/xzJi41
「カレン……僕は…僕はキミが欲しい!」
「ライ! ……いいわよ……あなたなら……私もあなたが欲しい!」
さっきまでの寝相とは打って変わり、カレンは心底幸せそうに笑い、枕を抱く腕に力が強まった。
その様を見て耐えきれず、できるだけ音を立てないように床を叩き笑いを堪える井上。
「井上君ーー!! あとでコーヒーでも奢ろう」
モニターの前でディートハルトは親指を立てた。
「なんて言うと思ったか? ライがお前ごときに欲情するわけ無いだろ間抜けマ・ヌ・ケ」
今度はC.Cの声マネで言う井上。
って言うか何その特技?とディートハルトは思ったが面白いのでよしとした。
カオスの権化w井上w支援
井上スゲー!
支援w
やっべ支援って言葉すら入れ忘れたw
支援
井上って多才だなw
支援
井上さん悪ノリしすぎww支援
ここに鬼がいるww
支援
支援w
435 :
萌は文化:2008/07/18(金) 21:55:41 ID:P/xzJi41
「なんだと!このピザ女ァァ!!」
急に起き上がり叫ぶカレンに驚く井上。
「……アレ? 夢? …井上さん? 何してんですかこんなとこで?」
寝ボケているのかうつらうつらしているカレン。
「あー、それはね…、はいこれ」
井上は寝起きドッキリとかかれたプラカードを見せるとカレンは「ああ」と頷いた。
「大変ですね。じゃあ、頑張ってください」
やっぱり寝ボケているらしい。
カレンはそう言うとさっさとまた、眠りについてしまった。
カレンさん!?www支援
バカレン状態かw
支援
支援
439 :
萌は文化:2008/07/18(金) 21:58:05 ID:P/xzJi41
「…えっと、ドッキリ成功でいいのかしら?」
「成功かどうかはわからんが面白い図は撮れたからよしとすべきだ。では次に行こう」
場所移動してライの部屋の前
「さて、ついに本日の目玉、戦闘隊長ライの部屋の前まで来ましたよ。ここからは私、ディートハルトも一緒にドッキリをやらせていただきます」
「うふふ、黒の騎士団女性団員に対するアンケートで恋人にしたい男 No.1、抱かれたい男 No.1、隙あらば寝取りたい男 No.1のライ君の寝顔…楽しみね」
支援
寝取りたいってw
支援
ライ狙われてるw
支援
隙あらば…って!!?支援
引き続き支援だw
445 :
萌は文化:2008/07/18(金) 22:00:17 ID:P/xzJi41
「では、始めるとしよう」
最後のは何だ?とはディートハルトはあえて聞かず、カレンの時と同じように前持って準備した合い鍵でライの部屋へと侵入した。
「……意外と殺風景な部屋ですね」
「男の寝室なんて、そんなものですよ」
「あ、ライ君の上着発見〜♪」
かけられていたライの私服を見つけた井上はおもむろに何かをライの私服のポケットに詰め込んだ。
「井上君、一体何を詰めているんだい?」
「ふふ、これは私のパンティー(使用済み)です」
井上ーww
支援
ちょwwwパンティー(使用済み)ってwww
支援
何やってんだ井上さんwww支援
ちょっ井上さん!?何してんの!? sien
450 :
萌は文化:2008/07/18(金) 22:03:09 ID:P/xzJi41
キャーっとディートハルトの肩を叩く井上
「これに気付いた時、どうするかと思って入れときました」
痴女かお前は!という言葉をぐっと飲みこみディートハルトはライの明日に同情した。
「あ、こんなとこに飲みかけのジュースが!」
するとためらいなく飲む井上
「あ、食べ方のピザが!」
「ピザ?」
ディートハルトは何か引っかかったが井上はやっぱりピザを食べた。
「あ、これはライ君愛用の歯・ブ・ラ・シ〜♪」
そして、ライの歯ブラシで当たり前のように歯を磨き始める井上であった。
何してんの井上さんwww
支援
まさか・・・脱ぎ立てかぁーーーーー!!!?!? 支援
この面白さに自重なんてできない
支援
井上さん…それ変態のやること…支援
暴走特急井上www
支援
ちょwww変態すぐるwww
457 :
萌は文化:2008/07/18(金) 22:05:13 ID:P/xzJi41
「あの…井上君、少しやりすぎではないかな…」
「何を言ってるんです! 寝起きドッキリはドン引きするくらいがちょうどいいんです。イ○リー岡○が言ってました。」
「彼を参考にするのはマズイだろう。というか彼のは寝起きドッキリだったか?」
暴走気味の井上は置いといてディートハルトは恐らくライが寝てると思われるベッドのふくらみの横までやってきた。
「さて、皆さん。それでは、本日のメイン、ライの寝顔をご覧入れましょう。」
おおっついにメインイベントが!支援
もりあがってきましたwww
支援
こうなったら襲っちまえ! 支援
ヒントはピザだな。わかるぜ
支援
462 :
萌は文化:2008/07/18(金) 22:10:09 ID:P/xzJi41
ディートハルトはカメラをセットし、井上は布団に手をかけた。
「ご対面〜♪」
勢いよく布団をひっぺ返すと二人は硬直した。
二人の目論見通りライはしっかり眠っていた。
上半身裸で寝ている彼は、たくましい体とは別に子供のように実に愛らしい顔で寝ていた。
そこまではいい。
二人を硬直させたのはその彼のすぐ横でYシャツ一枚で寝ている緑髪の少女だった。
「C.C?」
「C.Cですね。」
このイレギュラーに困った二人はとりあえず布団を戻した。
視聴者になっている気分だw
支援
はい!C.C.来ましたぁー!支援
戻すんかい!
支援w
とりあえず布団を戻すてwww支援
467 :
萌は文化:2008/07/18(金) 22:11:39 ID:P/xzJi41
「どうしましょ?」
「どうするもこうするも、これでは仕方ない。私達はこのまま立ち去りましょう。」
「でも、ドッキリじゃないですよねこれ?」
「ええ、そうです。ですがとりあえずコレはこのまま宴会の席で放送することにしましょう。別な意味でドッキリ。面白いことになるでしょう」
「私は大乱闘になる会場が思い浮かぶんですけど…」
「では、今回の黒の騎士団、寝顔ドッキリはここまで」
「では、また会いましょう」
二人は何事もなかったかのように「END」と書かれた札を取り出し、笑って見せた。
これは……修羅場!?
支援
バレたらレンジでチンされちまうぞライwww支援
宴会が楽しみだぜw
支援
修羅場だろうな…w支援
終わんのかい!ww
支援
473 :
萌は文化:2008/07/18(金) 22:13:48 ID:P/xzJi41
……映像が終わるとライは実にぎこちなくカレンを見た。
怒っていた。
見るからに怒っていた。
映像の前半部分の自分の恥ずかしい所なんかどうでもいいくらいカレンは怒っていた。
先程までの和気藹々だった宴会会場は今の映像で一気に冷え帰り他の団員は会場の隅に避難を開始した。
「何でC.Cと一緒に寝てたのかしら?」
一応は話を聞く気はあるらしい。
カレンはビールビン片手に問いただした。
つづき気になるぅーーーーw支援
475 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 22:14:45 ID:aD4o8nmw
修羅場キター
修w羅w場ww
支援
修羅が来たぁーーー!支援
入浴すらうかうか出来ない支援
赤い阿修羅がっ!!
支援
480 :
萌は文化:2008/07/18(金) 22:16:26 ID:P/xzJi41
「知らない!知らない!知らない! ホントだって! あの日朝起きても誰もいなかったもん!!」
必死に弁解するライ。
ちなみに彼は、朝が来る前に去って行ったC.Cの計算高さを知らない
「ほ〜、言いたいこてはそれだけかしら?」
持っていたビールビンを置いたカレンは変わり宴会で使っていたテーブルを持ち上げた。
なんという怪力!
「待ってカレン! カレン様! マジ、マジなんだって!!」
「何、焦ることはないぞライ」
焦るライの隣にいつの間にかC.Cが座っていた。
ライがめっちゃ動揺してるw支援
やべえwwwここまで動揺したライを見たことがない気がwww
支援
いなかったもんw
支援
484 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 22:18:35 ID:aD4o8nmw
修羅場w
支援
485 :
萌は文化:2008/07/18(金) 22:20:46 ID:P/xzJi41
「C.C!?」
ニヤリと笑うとC.Cはライに抱きついた。
「はっきり言ってやれ。お前なんかより私のほうがずっといいってな。私達の関係はもうずいぶん前からだぞ?」
当然ウソである。
唖然とするライにC.Cはそのままライの唇を奪った。
「!!?!」
「……っぷは、し、C.C!?って待ってカレン!お願い話を聞いて!!」
「そこを……動くなぁぁぁ!!!」
「ギャァーー!!」
空を舞うテーブル。
C.Cを抱え逃げるライ。
C.C.ww
支援
支援
この魔女めwww C.C.抱えて逃げたりしたら…w支援
C.C.・・・恐ろしい子!ww
支援
争覇の先に・・・真道があることを信じて! 支援
支援支援ww
線香でも上げとくかw支援
では俺は仏壇でも用意しとくぜw支援
お経は任せろwww
支援
葬式にはスレ住人総出でなw
支援
じゃ俺受付やるわw支援
香典は俺がもらうwww
支援
498 :
萌は文化:2008/07/18(金) 22:26:06 ID:P/xzJi41
「ディートハルト、マイク」
「はい、どうぞ」
ディートハルトは部屋の安全な所で見ているゼロにマイクを差しだした。
「あーあー、テステス、よし、ゼロが命ずる! 玉城、扇、卜部の三人はカレンを止めろ! 藤堂ら残りの四聖剣はライの脱出ルートの確保! 痴話喧嘩は外でやらせろ! 後のメンバーは全員で掃除! そしてディートハルト!!!」
「ハッ!!」
大声でディートハルトに叫びつけるゼロ。
「二次会の準備!」「了解しました」
ゼロは寛大かつマイペースだった。
この支援の数半端ねぇww 支援
支援
二次会準備www
支援
二次会ってw
支援
黒の騎士団って何の集団だっけw
この状態で二次会やんのか!!w支援
助けてやれよ司令w
支援
「二次会の準備!」
ツ ボ に 入 っ た ! ( 爆 笑 )
支援
506 :
萌は文化:2008/07/18(金) 22:29:51 ID:P/xzJi41
一方、修羅場の人達
「止めるんだカ……ぷはっ!」
「嫉妬に狂ったカレンを止めるなんて無茶だぜ!!」
「(もしかして自分達は人柱にされたのでは?)」
まさに卜部の思った通りであった。
「戦闘隊長!!こちらへ!!」
「速く扉を開け!! 出来るだけ障害物をどけろぉ!」
「戦闘隊長の邪魔をするなぁ!」
「ちょっと! 違うならなんでその女を庇うのよライ!!!」
「それは、そんなもの当たったらシャレにならんっていうか、人道的にというか……」
「私を愛してるからだよなライ?」
さりげなく一発貰ってる扇に合掌www支援
てか卜部さんがカレン止める係!?ご愁傷様…てかC.C.あなたって人は…w支援
この魔女w
私怨
扇さーーーーん!w
支援
これはライより扇さんの方が先か?支援
扇さん、玉城?
卜部さーん!な予感
支援
魔女C.C.の本領発揮かw
支援
514 :
萌は文化:2008/07/18(金) 22:33:46 ID:P/xzJi41
いわゆるお姫様だっこでC.Cを抱えて逃げるライの頬にC.Cは軽くキスをした。
「ちょっ!!」
「!!!!! うわぁぁぁぁ!! お前らを殺して私も死ぬぅーーー!!」
「………ガガ……落ち着け……カ…レン……ガガ…それだ……ガガ…とC.Cの…一人……ガガ…勝ちだ!」
「ゼロ! マイクが近いです! 後、二次会はスキヤキとしゃぶしゃぶどちらが…」
「ゼロが命ずる! しゃぶしゃぶだ!!」
卜部さんと扇にも線香を上げとこう支援w
遺影追加だなw支援
カレン発狂wてかゼロとデートハルト、お前らなぁwww支援
C.C.死なないからなw
支援
ゼロ、あんたって人はぁー!w
支援
ゼロしゃぶしゃぶかよww支援
521 :
萌は文化:2008/07/18(金) 22:39:35 ID:P/xzJi41
なお、やっとカレンが冷静に話を聞いてくれたのはライが全治1週間の状態になってからだったそうだ。
おまけ
ドッキリ開始前の打ち合わせ
ディートハルト「というわけで○○日の深夜に決行するので遅れないように」
井上「はい!」
離れた物陰
C.C「………フッ」
魔女じゃねぇよ悪女だよw支援
C.C.もしかして起きてたのか?
支援
○○日の深夜を期待www
支援
525 :
萌は文化:2008/07/18(金) 22:42:06 ID:P/xzJi41
以上で終了。
ビックリするくらい大量の支援ありがとう。
その内セシ(ry
特派版もやりたいものだ
シーートゥーーー!w
グッジョーーーブ!!
支援
>>525 萌は文化卿、めっちゃ面白かった!!www
なんか視聴者の気分で見られて本当楽しかったです!
この言葉では足りないが言わせてもらう、Gooood Job!!
>>525 笑わせてもらいました。
コメディ(?)上手い!視聴者気分でしたw
でもこのSS一本で100レス以上消費しちゃいましたねw
GJ!
特派版も楽しみにしてる!
わお、すげえ。一気に200近く伸びたよ。
>>525 GJ!その文才が羨ましすぎる。
なんだか呼ばれたような気がする
>>525 GJ!ゼロ最高!
そしてこんなどたばたも最高!
ところで、23:00より投下したいと思いますが大丈夫でしょうか
533 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 22:48:43 ID:aD4o8nmw
535 :
萌は文化:2008/07/18(金) 22:49:11 ID:P/xzJi41
萌は文化卿GJ!
ドッキリから始まったカオスな悲劇(笑劇?)
井上さんの暴走にカレンの寝言、それと騎士団の気になるランキングw
更には暴走カレンとおそらく涙目ライに悪女C.C.w
なによりゼロとディートハルトのコンビにマジで爆笑w
GJの言葉では足りませんぜw
そしてこの線香は如何にすべきw(ライと扇と卜部さんの分w)(玉城は多分生きてるだろう)
>>367乙&GJ
しっとりとした、よいお話でした。日常ものも良いものですね!
>>390乙!
やはり、貴方でしたか!ピンクもふもふ卿!
大分貴方のパターンが判ってきた気になってますw
いや、SSの内容は予想のはるか上をいっています。素晴らしいはじけっぷりですw
おませで済む問題じゃねーぞ!!w
>>525 いwのwうwえwww
黒の騎士団はつくづく惜しい人材を失ったなw
ピザの時点でCC落ちは読めていたけど、予想以上の魔女様っぷりだったよ!
そしてゼロ…ライ絡みの修羅場には相当慣れてるとみたw予測可能の事態だったんだなwきっとwww
そして、この次にセシルだと!?ひょっとして、貴卿は17歳教徒なのか!?
>>525 萌は文化卿、GJでした
前半も後半も面白すぎです
特派版、全力でお待ちします
>>532 イエス マイ ロード
全力で支援します
萌は文化卿GJ!
なんというカオスな悲劇(喜劇)www
ライが全治1週間というのは奇跡だと思うんだw人柱になった方々はどうなったんだろう?
仏壇と遺影用意したのに・・・・
ホントGJという言葉では足りないなw
特派版も全力で楽しみにしてるますんで!
>>532 支援はお任せあれー
>>余暇卿
あ、アーニャがかわええ…頭撫でたくなるなこれ
>>ピンクもふもふ卿
>>312だけどリクに答えてくれてマジでありがとう
神楽耶で来るとは意外で面白いチョイス、そしておままごとと来たか。その発想がすごい
そしていつもながらリヴァルの扱いがひでぇのは何故w
>>萌は文化卿
コメディーなのに、何たる修羅場か((( ;゚д゚)))
ということでどうも修羅場の人です
注意:
・7スレ目のラブアタックの話の続き
・キャラ崩壊が酷い
・オデュッセウスファンごめんなさい
・失恋とか挙動不審のライを見たことが無いなそういえば的なノリで作成
・タイトルは「ラブ?アタック アーニャの場合」
・CPはライアーニャ
・彼女欲しいな
ということで投下します
542 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 23:03:00 ID:aD4o8nmw
支援
全力で支援!
好きな人のことを捜し求めつつ、
僕は昨日の夜、4人で話した所謂恋の話の事を思い出していた
『それは―――アーニャ…なんだけど』
周りの空気が凍りついた
心なしか、3人とも僕から一歩引いているような気がした
『…犯罪だけはするなよ?』
『お前は仮にもナイトオブラウンズだぞ?』
『…もし見つかったとしても、許しは請わないよ』
『…何か壮大に勘違いされているような気がするんだけど?』
というかマイナス3歳くらいの差なんて特に問題ないような気がするんだけど
『…いや、お前がまさかロリ…』
『一発殴ったら直るかな?』
『いや、なんでもない』
半分脅しに近いような気がした。ごめんジノ
…いや、みんな、僕はそんなロリータなコンプレックスじゃないから
『…まぁ、3歳くらいの年の差なら普通…か?』
『そう考えるとそうだね』
『何だ、面白味の無い…』
『少し、頭冷やそうか?』
『ごめんなさい』
支援 ちょっ注意の最後www
支援する!
『…まぁ、それなら俺たちも協力…』
『君は明日の事をまず考えるべきだと思うよルルーシュ』
『スザクの言うとおりだ、…俺たちが何とかしてやるよ』
『いや、それでもルルーシュの方が心配なんだけど』
主に運動神経的な意味で
だって女子に負ける体力はまずいと思うよ?
『…んじゃあ、ロチェスターを使うか?』
『どういうことだいジノ?』
『…なるほど、空中から探すんだね』
『あの、それ普通に目立つよね?』
『それならいっそ、時計台の上から双眼鏡で…』
『本格的にロリコンだと思われるだろうスザク』
『それもそうだねルルーシュ』
…天才と天然って割と波長合うんだね
『…もういいよ…とりあえず、明日は僕はアーニャと…その…だから』
『わかった、ルルーシュ君は俺たちに任せたまえ!』
『…駄目だこいつら、早く何とかしないと…』
『どうしたんだいルルーシュ?』
『いや、何でもない』
…確かに、頭脳的には頼りないと思うけど
この二人僕よりも運動神経いいから君の頭脳で何とかなりそうなんだけど?
『まぁ、とにかく明日は頑張れ』
『ありがとう、みんな』
支援
「…思い出してくると急にルルーシュが心配になってきたな…」
いや、だってあの二人だよ?
「おい!何だあれ!?」
「ナイトメア!?どうしてあんなところに!?」
…でも、そんな悠長なことを考えている暇が無くなった
空中に見えたのは、モルドレッド―――アーニャが恐らく居るであろう機体であった
…ジノ、君の発想今だけ借りるね
そう思い僕は携帯を出しジノに連絡を取る
「ジノ?少しいいかい?」
『何となくわかるぜ!…ロチェスターなら外のトラックの中だ』
「ありがとうねジノ」
本当にありがとうジノ、いつか借りは返すね
そんなことを思いながら、外のトラックに向かうが―――
「って外のどこにあるんだ!?」
そもそもの問題にたどり着いた
550 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 23:05:04 ID:aD4o8nmw
支援
「…もしもし!?ジノ!?…とりあえずトラックって」
『あ、ちょ!…後にしてくれ!』
繋がってすぐ一方的に切られた
…あ、なぜかわからないけど今ルルーシュが運動部に追いかけられているのが簡単に想像出来た
「…さて、どうしよう」
この学園は非常に広い
それ故に外って言われても範囲が広すぎる
外周3km以上ってどっかで聞いたな…
「…地道に探すしか無いんだろうな…」
とりあえず正門、いや…裏門か?
とにかく、門の近くが一番怪しいだろう
…行くしかない、それが僕の試練というなら
そうして、僕は裏門を目指した
…この答えは正解なのか、失敗なのか…二つに一つである
ライロリコン呼ばわりw
支援
「…誰も居ない、か」
裏門に辿りついたが、少し拍子抜けをしてしまった
…道中の女子のテンションが異常なだけというのもあるかも、いやたぶんそれが原因だよね
「…トラックトラック…あった、あれかな?」
お目当てのトラック(少し大きい、これならロチェスターも入りそうだ)を見つけ少し安心する
後は、これに乗って―――
ガサガサッ
「…誰か、居るの?」
…誰だ?
まさか裏門に待ち伏せている女子か?それとも運動部か?
…どちらにしろ、この場は非常にまずい
「…ライ?」
「カ、カレン?」
そこに居たのは、カレンだった
…でも、いつもと調子がおかしいような…
支援
555 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 23:07:05 ID:aD4o8nmw
支援
カ、カレンだと
支援
「カレン、君もこのキューピッドの…」
「…ええ、そうよ」
何故かオーラを纏ってるような気がする
…何かあったのかな?
「…つまり、帽子さえ奪えば、恋人同士…」
あ、今なんか壮大に嫌な予感がした
「ライと、恋人同士であんなことやこんなこと…ウフフフフフフフ…」
あの?カレンさん?
「…ハッ!?…と、とととにかく、その!…帽子!交換して!」
「え?」
これって…告白?…どういうこと?
…でも、僕には…
「あ、あの…カレン?」
「い、いやその…えっとね…もし、駄目なら…
殺してでも…奪い取る…から」
…な、何をする、きさまらー
ガラハドw
支援
「…ごめん、僕は、君の…」
「…そう、なの…」
「…だから、だから…
ライが命じる…道を空けて」
ギアス、それは物理原則を捻じ曲げたりする力
ギアス、それはぽんかんが再び輝くためのワード
ギアス、それは使い続ければ強力になるが、暴走するハイリスクハイリターンな物
…って何天の皇帝みたいなナレーション入れてるんだろうか
「…ごめん、カレン
僕は、君の思いに答えることが出来ない。
だから…ごめん」
「…うん
私は道を…空け…る…」
…カレンが涙を流している
…でも僕は、その涙を拭うことも、慰めることも出来ない
…本当にごめん、カレン
そして、僕はトラックへ走っていった
ロマサガww
支援
ハヤテの神の声w支援
何とかたどり着いたトラック
早く、早くロチェスターを…!
「…ライ卿!このようなところに何を…それより、あのモルドレッドは」
「…何でギルフォード卿がここに?」
「いや、ヴァインベルグ卿に…」
って何でジノが頼んだ相手がギルフォード卿…?
「…とにかく、モルドレッドに接近するためにロチェスターを借りたいのですが」
「…この為にヴァインベルグ卿は用意したのか?」
「多分そうでしょうね」
適当に相槌を打って会話を終わらせないと…!
…早く!早くしてくれ!
「ロチェスターはいつでも起動できる。…それと、何かあったらまた私に…」
「…特に危険なことは無いと思います」
…この人、真面目だからなぁ…
そして、僕はロチェスターを起動させて、そのまま急いでモルドレッドの所まで飛んでいった
「ギアス、それはぽんかんが再び輝くためのワード」吹いたwww支援
「アーニャ!」
『…ライ?』
空中で静止していたモルドレッドに近づき、何故モルドレッドを起動させたか、
後、僕の思いを伝えるため話しかけようとするが…
『あなたを、探していた』
「…僕を?」
冷静に返そうとするが、僕の内心はかなりドキドキしている
…いや、だって向こうに恋してるわけだから少しはドキドキするだろう
作者の実体験上その場合悲しいエンディングしか無いが
「…とりあえず、降りて話さない?」
『…いいの、でも…もう少し、こっちに近づいて?』
くっ
姿が見えないのに少しうるうるとした目で上目遣いされているような気分しかしてこない
何故だろうか、これが思春期というものなのだろうか?
とりあえず僕のランスロットがブラックリベリオンしそうだ…落ち着け、素数を数えるんだ…
素数は1とその数でしか割り切れない孤独の数字…僕を冷静に包み込んでくれる…
「…早く、して?」
イヤッホウ。ライ最高
ライノリノリw
支援
「…ナ、ナンダイアーニャ?」
確実に声が裏返ってる気がする
…本当に落ち着かないとただの変な人だ、ロリコンだ、ロリュッセウスだ…
…落ち着け、落ち着くんだ…
「…あなた、好きな人が、居る?」
「…い、居るよ…?」
「…誰?」
こ、ここは冷静に、後気取らないように…
「…ア、アー…ニャ」
「ッ!?…も、もう一度、言って…」
「アーニャ…のこと」
「…うれしい、ありがとう…」
機体越しの会話なのに何故か頬を赤く染めてるような気がする
…もし、聞いている相手がロリーシンクーならきっと発狂ものだろうね
「…ライ、ハッチを開けて」
「…何をするんだい?」
何をするかわからないけど、まぁとりあえずハッチを開け…
「…何やろうとしてるの?」
プッチ神父w
支援です
僕がハッチを開けたと同時に、向こうもハッチを開け始めた
…まさか
「ライ、抱きしめて」
宇宙のはちぇまれですね、わかります
そんなことを考えると同時に、こっちに向かってアーニャはジャンプした
…でも、大丈夫。ちゃんと受け止めるから
ドサッ
「…大丈夫?」
「大丈夫」
ロチェスターのコックピットで抱き合う僕たち
彼女の体は華奢で、抱きしめていないと風で飛んでいってしまいそうだった
…あ、空中に静止してたモルドレッドが落ちた
「…アーニャ、その…モルドレッドが…」
「今は…どうでもいい…私も、あなたが好き
…帽子、交換して?」
「…うん」
僕たちは、帽子を交換し合い、そして―――
支援
モ、モルドレッドー!
支援
モルドレッド涙目w
支援です
「ライ卿!何が…」
量産型ランスロット(指揮官機)に乗ったギルフォード卿がやってきた
「…あの、その…」
「…ギルフォード卿、帰って」
「アールストレイム卿?モルドレッドに何が…」
「早 く 帰 っ て」
「…イ、イエス、マイロード…」
とぼとぼと帰っていくギルフォード卿
(ランスロットに乗ってるはずなのに何故か哀愁ある背中が見えた)
…ごめんなさい、今度何か奢りますね
「…アーニャ、怖いよ?」
「これで、二人きり…邪魔するものは、何もない」
「…微妙に怖いこと言ってるよね?」
「…私も、怖い…あなたが私だけを見てくれるかどうか、少し…不安」
「大丈夫だよアーニャ、…君が、君だけが、一番だよ」
自分で言っておきながらなんだかホストみたいだな…
まぁ、思ったことを口にすぐ出してしまっているだけなんだろうけど…
「…じゃあ、キス…して」
「…うん。」
「キスより…先もして…いいから」
返事をせず、そのまま僕たちはそっと唇と唇を触れ合わせた
そして―――
5年後、ブリタニア本国
「…ライ、あなたをナイトオブワンに任命する
支配する領地は…」
「…エリア11、そこで頼むよ
…シャルル、お前が望む世界と、僕の世界はよく似ているから、その辺は安心してほしい」
「…あなたなら、大丈夫でしょうね」
「ここまで鈍感過ぎるのも困ったものだけどね」
「…V.V.?」
「いや、何でもないよ
…ただ、一瞬シャルルの頬が赤くなって心配になっただけ」
僕は遂に、ナイトオブワンまで昇格した
…僕が殺したたくさんのEU、そして中華連邦の皆さん
…僕は、あなたたちの為にも、この世界を平和にしてみせる
「…じゃあ、僕はそろそろエリア11に…」
「正確には“妻”の元に、でしょう?」
「ほぅ…あのマザシスコンのあなたに…」
「…僕のギアスって案外簡単に掛けれるんだよ?親馬鹿皇帝」
…この皇帝は親馬鹿であり放任主義である
というかあそこまで歪んだ(ほとんど別方向で)性格の子どもたちを育てたシャルルも凄いな
いや、母親の教育もあるかもしれないけど
支援
「…まぁ、それはさておき…」
「後、別にお前に反逆するつもりは無いから安心してほしい
それと後継者争いには一切関わらないつもりだからその辺も安心してほしいね」
「…私の話は…?」
「母さんとレイを馬鹿にするつもりならこの場で打ち抜くよ」
「ハートを、かい?」
「…V.V.、それは無いだろ…いくらなんでも」
今、一瞬筋肉隆々でギリギリパンツの自称絶世の美女を思い出してしまい気持ち悪くなった
というか早くアーニャの所に帰りたいんだけど?
「…なら、また必要なときに呼びましょう」
「…頼むから君の子どもたちの写真を延々見せるのはやめてね」
「あれは慣れだよ」
「兄さんも結構ひどいことを言いますね」
もはや皇帝相手にコントをしているようにしか見えないだろう
だがこれが皇帝の普通であるから困る
いつかベリーメロンとか言い出しそうで怖い、いや気持ち悪い
「…じゃあ、僕はこの辺で失礼するよ」
「また会いましょうか、狂王…ライよ」
うん、マザシスコンよりこっちの方がまだマシだな
576 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 23:16:02 ID:aD4o8nmw
支援
ところでランスロットじゃなくてヴィンセントなんじゃないかな
「…お帰り、…寂しかった」
「…3日だけのはずだったんだけどね」
エリア11…日本に戻って、僕は家に直行した
…もちろん、愛する妻の所へ
「…あ、後…お風呂?ご飯…それとも…私?」
「…誰からそんなこと聞いたの?」
「…ミレイやシャーリー…」
あー、あの二人かー
それなら非常にありえるなー…
「…後、ナイトオブワン…おめでとう
これであなたと…ずっと、一緒」
「アーニャ、…5年前から、僕たちはずっと一緒だろう?」
「…うん」
「…そうだ、明日はどこかに出かけようか
久しぶりに、二人でデートなんか…」
「…その前に、…キス、して?」
…とりあえず、アーニャの悪いところはすぐキスをしたがる所かな
…でも、それもまた、うれしいんだけどね
「…いいよ、ほら…」
そして、僕たちはまた、あの日のように唇と唇を合わせ―――
皇帝ww
支援
支援
終わったッ!アーニャ編完ッ!
…色々と反省点が多すぎる今回の投下
主に皇帝ネタが多いな
後アーニャの出番も少なかったな
とりあえずカレンごめん
君もきっと別の平行世界では君のフラグが最後まで残っているだろう
次回、中の人が9歳のキャラに立ち向かいまっすぅ
(予定)
追記
支援してくださった皆様方ありがとうございます
今回も猿さんに引っかかることなく全て投下完了できました
次回も出来れば支援していただけるとありがたいです
後今回彼女欲しいなって見てて思ったのは俺だけのはず
ここのSSは良作ばかりだがオリジナル機体を見てしまうとむっとしてしまう俺を許してくれ。
いや、やっぱりさ、ランスロット・クラブ・コンクエスターやランスロット・クラブ・アルビオンが見たいよーって思う人間も居るわけで…
583 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 23:22:52 ID:aD4o8nmw
>>535 GJです。○○日はいつか?黒の騎士団は存在してられるのか?ワクワクがとまりません。
>>580 >次回、中の人が9歳のキャラに立ち向かいまっすぅ
それは……本当ですか?くっ……抑えられない!
もの凄い勢いです。本日も400越えは確実です。
ああ〜 明日の今頃は〜ここは過去のスレ〜
>>580 修羅場の人卿、GJでした!
このロリコンめ!(誉め言葉)
次は天子様ですか、ロリーシンクーが暴走するんですね
さらにその次はシスコンルルーシュが暴走する訳ですね
全力で楽しみに待っております!
>>390 GJでしたwライと神楽耶もいいですね〜
小学生の日・・・・実際にやるとなったら凄くシュールなんだろうなと思いましたw
>>525 すごいコメディー大作ですw自分も見習いたいですねw
井上さん・・・・あなたってひとはw
>>580 やっぱりアーニャも可愛すぎる!GJでした!
今日もSSをお届けに参ります!23:45分くらいを予定します!
今、そちらに向かっておりますのでもう少しだけお待ちくださいw
修羅場の人卿GJ!
すごく…甘いです…w
とりあえずギルフォード卿には酒でも奢ろうw
カレンがちょっと切なかったですね…
次は天子様か…。…星刻、今回だけ許す。…殺レ(誰を!?)
>>580 GJ!アーニャ可愛くていいなぁと思ってたら、最後の方シャルルのキャラに気を取られたw
>>586 こんな夜中なのに、なんかオラ腹減ってきたぞ
あの平日ですよね?明日からの三連休・・・。
いや、考えるのは予想。今は書くしかない。
>>525 笑い過ぎて涙が出たww
ゼロ、マイペース過ぎw
井上、変態過ぎwww
ふっ明日からの三連休仕事だ…
俺がPC触れる時には次スレなんだよな…泣けてきた
>>580 修羅場の人卿GJ!アーニャ可愛くていいけどカレンが一番の自分にとっては切なすぐるっ・・・
あとさっきの萌は文化卿に対する支援が数え間違いでなければ100超えてたぜ・・・
あ、ピザが来る前に修羅場の人卿に質問!
0007-0454 の続き物として今回のものとはまた別に書かれるとのことですが、0007-0454の最後に アーニャの場合 というリンクを作っていいですか?
えっと・・・・・これは修羅場の人卿が答えるのを待つべきでしょうか?
出来れば今日中には投下したいのですが・・・・・・w
>>594一応待ったほうが・・・。
管理人さんのデータでは1時まで人がたくさんいるから大丈夫
修羅場の人卿が今いるか解らないし、投下してしまっても良いのでは?
>>594 どうぞ投下なさってください。支援しながらでも会話の応酬は可能ですので。
えっと・・・・それでは失礼して・・・・・
こんばんは!毎度ありがとうございます!
今日も作りたてのSS(推敲済み)をお届けに参りました!
今回はギャグ短編をお持ちしました。トッピングはなしとなっています。
それではお召し上がりください!
1日1スレ目指して全力で支援!
601 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 23:53:37 ID:aD4o8nmw
支援
いただきます
王様ゲームの災難
今日も何事もなく平和な時間が流れていっている。
生徒会室では仕事がないためか皆思い思いのことをして時を過ごしていた。
僕も記憶探しをしようと思う気にはなれず、このゆったりした時間を満喫していた。
偶にはこうやってゆっくり休むのも必要かもしれない。
そうやって考えているが、この時間を壊すであろう懸念事項がある。
何やら会長が先ほど何かを思いついたと思ったらいそいそと何かを準備しているのだ。
「「「「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」」」」」
全員が思い思いの時を過ごしているが、ミレイを気にしているのは同じだった。
(ルルーシュ)
僕は隣にいるルルーシュへと話しかけた。
(何だ?)
(会長なんだけど・・・・・何をしてるのかな?)
(棒に何かを書いているな・・・・・なるほどアレで暇つぶしをしようというわけか)
(アレ?)
(あぁ、それは・・・・・)
「王様ゲームするわよ〜〜〜!!」
そうやって何本か持った棒を高々と掲げながらミレイ・アッシュフォードが宣言した。
603 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 23:54:33 ID:HWoerNaO
支援
604 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 23:54:40 ID:aD4o8nmw
支援
「王様ゲーム?」
「ライ、知らないの?」
僕はシャーリーの言葉に素直に頷いた。
「この棒に王様ってのが1本入っています。他は数字が書いてあるの。
それで王様を引いた人は数字を言って持っている人に命令が出来るの」
「数字を持ってる人は自分の数字を言っちゃだめだぞ、面白くならないからな」
シャーリーの説明を補足しながらリヴァルが続いた。
僕はそのルールをなんとなく理解した。
他のメンバーはこの手のゲームは何度かやっているのか普段と変わらない様子だ。
「ナナリーは棒を持って審判をお願いね」
確かにナナリーに命令が来たら無理なのがあった場合、可哀想だし、ルルーシュが許さないだろう。
「はい!それじゃあ、皆さん1本選んでください・・・・それでは、王様だ〜れだ」
8人全員が一本を選び、一気に引き抜いた。
606 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 23:55:41 ID:aD4o8nmw
支援
支援
あとsageようねw
「あ、まずは僕からだね」
一番手はスザクのようだ。僕の数字は1番。
「まずは・・・・簡単なのをいくね。2番の人は腕立て伏せ20回」
確かにそれくらいなら簡単だ。もし女性陣が当たったら大変だろうな。
僕はそう考えていたが、男でも大変な人がいたのを忘れていた。
横では必死の形相でルルーシュが腕立て伏せをしている。今、10回目だ。
まだ半分あるのにそんなに汗が出て・・・・もうちょっと運動した方がいいんじゃないか?
支援
ルルーシュw
支援
「あ、次は私だ」
二番手はシャーリーらしい。僕の数字は1番。
「えっと・・・・7番の人が好きな人の名前を言う」
少し頬を染めながらもシャーリーの命令が出される。
お年頃の女の子が話題にしそうな内容だが、結構危ないかもしれない。まぁ、僕じゃないからいいけど。
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・・俺か」
未だに息が上がっているルルーシュが7番の棒を掲げる。
「えぇ!?ル、ルル!?」
7番がルルーシュだったのでシャーリーは驚いて慌ててしまっている。
「俺が好きなのは・・・・・・」
シャーリーが生唾を飲んでいる。他の皆は答えが分かっているようだ。僕だって分かる。
「ナナリーだ」
ルルーシュの言葉にシャーリーは・・・・・。
「うん、そうだよね、そうだよね。何期待していたんだろ、私・・・・・」
シャーリーはがっくりしながらブツブツと呟いている。
全員この答えを予想していたのか「やっぱりね」とか言いながら笑っている。
支援
これは…もしやw支援
またルルw
支援
支援
「ウフフ〜、次は私ね」
王様の棒を回しながら会長は楽しそうに笑っている。僕は1番だ。
「1番の人と5番の人がハグをする!」
「おおぉぉ〜っ!」
会長の言葉にリヴァルが歓声を上げる。しかし、1番って僕じゃないか。
「また俺だと」
その声に振り向くとルルーシュが5番の棒を持っていた。
女の子じゃないのは助かったと思うべきなのだろうか、これなら別段気にする必要はないかもしれない。
「僕が1番だ」
「「「おおおおおぉぉぉぉぉっ!」」」
会長、シャーリー、リヴァルが歓声を上げる。何故だろうか?
「じゃあ、ルルーシュ」
「あ、あぁ」
僕は何故か頬を染めているルルーシュをハグした。ルルーシュって細いんだな。
そう思っていたらドアが開いて・・・・・・・。
「皆様、お茶をお持ち・・・・・ル、ルル−シュ様とライ様が抱き合って・・・・。
そして「ルルーシュ、僕は君のことが」「駄目だ、ライ」なんて・・・・アッーーーーー!」
そう言って体をクネクネさせる咲世子さんに全員がポカーンとしてしまう。
しかし、咲世子さんの持っていたお茶をナナリーが持つと無言でドアを閉める。
「さぁ、続きをしましょう。皆さん」
一番近くにいる人だから慣れてるのかな、ナナリー。
支援
ナナリー冷静すぎw
支援
ナナリーw支援
支援
支援
支援ですぞ
次に引いたのはまたもスザク。
「あ、また僕だ。6番の人が腹筋20回」
「何っ!?」
あ、またルルーシュなんだ。可哀想に・・・・僕は1番だ。
ルルーシュ、明日は筋肉痛になるかもしれないな。
その次はまた会長。
「お〜、また私ね。3番が6番にビンタ!」
「3番って、わ、私・・・ですか?」
「ちょっと待て!何かおかしいぞ!」
3番がカレンで6番がルルーシュって、うわ〜。僕は1番だ。
カレンの手首のスナップが効いたビンタがルルーシュを襲った。
というかあのカレンのビンタって・・・・凄く痛そうだ。
って、カレン!病弱設定忘れてないか!?
「あの女」
横では頬に手を当てて涙目のルルーシュが呟いていた。
支援
>支援
また君か、ルルーシュw
支援
@支援
「あ、私!・・・・みたいね」
一瞬だけ嬉しそうに声を出そうとしてどうにか病弱モードに戻ったカレンが王様みたいだ。
「そうね〜」
そうやってカレンはニヤリと笑いながらこう言った。
「4番がナナリーに悪いところを指摘してもらう」
「んなっ!?」
少し予想していたけどまたルルーシュだったとは・・・・・・僕は1番だ。
カレンも予想していたのか、少し満足そうに笑っている。
「そうですね、お兄様は良いところもありますが・・・・・・・」
数分後、ルルーシュが凄くイジケてしまっていた。ナナリー、何もあんなに言わなくても。
命令出したカレンですら苦笑いだったよ。
支援
630 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/19(土) 00:06:48 ID:f/qNH2MG
ルル、フルボッコ。支援
支援
支援
ライは何回1番引くんだw
テンションが上がるのは分かる。
感想を入れたいのも分かる。というか、感想は職人さんのエネルギーだから、
是非入れるべきだとも思う。
だが敢えて言おう。お前ら支援の量考えた方がいいよ。真面目に。
「来た・・・・遂に来たぞ・・・・・フ、フハハハハハハハハ!」
いきなり棒を引いたルルーシュが高笑いを始める。
そんな姿に僕らは若干引いてしまう。
「この時、この瞬間、私が王だ!」
何だかルルーシュがおかしくなってしまったようだ。ちなみに僕は1番だ。
「ルルーシュ・ランペルージが命じる!2番は1番の頬に全力でキスをしろ!」
堂に入った命令の仕方で宣言していた、内容はともかく・・・・・。
僕は1番だけど・・・・2番は誰だろう?
シャーリー「私は3番だよ(う〜ん、もう少し悩んで取ればよかったかな)」
カレン「私は6番よ(病弱設定しなければ狙っていた奴取れたのに!)」
ニーナ「私は4番です(ミレイちゃんじゃないよね?)」
スザク「僕は7番だね(ルルーシュがあんな命令なんて珍しいな)」
リヴァル「俺は5番(ちくしょー!何で俺じゃないんだ)」
ミレイ「私は8番ね(ルルーシュ、墓穴を掘ったわね♪)」
支援
「間違っているのは支援を入れる俺じゃない。規制のせいだ」
なんで15分席をはずしただけで50も伸びてるのかな?
支援
・・・・・・あれ?数字が1つ多いような?
「2番はなんと!ナナリーよ!」
「なっ!?」
いきなりのナナリーの参加にルルーシュは絶句している。
「やっぱりナナリーだけ遊ばせないのは可哀想だし、増やしておいたのよ」
確かに皆が遊んでいるのにナナリーだけ出来ないのはやはり可哀想だ。
しかし、よりによってこんな時に・・・・・・・。
「ってことは、ライが1番なわけだ」
リヴァルが僕の持っていた棒を高々と掲げる。
「え?ラ、ライさんなんですか」
ナナリーが頬を赤くしている。ルルーシュはというと・・・・・見ないほうがいい。
若干ルルーシュに悪いと思いつつも王様の命令だから仕方ない。
僕はナナリーの元へと歩いていくと膝を付いてナナリーと同じ高さにする。
支援
支援
ナナリーかw支援
支援
支援GO!GO!
「お、俺は許さないぞ!命令は破棄だ!破棄する!」
我に返ったルルーシュだが、リヴァル・スザク・シャーリー・ミレイにしっかり押さえられている。
「大人しくしろよ、ルルーシュ。たかだかほっぺにチューだろ?」
「ルルーシュ、ルールは守らないと駄目だよ」
「今のうちだよ!」
「そろそろ妹離れする頃でしょ、お兄様」
「ふざけるな!離せ!離してくれ!ナナリー!ナナリーーーーッ!」
しかし、ルルーシュの声は全く届いていないようだった。
ナナリーが僕の頬に手を当てる、目が見えないから僕が自然に近くに行くことになる。
ふんわりと良い匂いがした後・・・・・。
「ちゅ」
頬にやわらかな感触がしっかりと記憶された。
キスをしたナナリーは顔を真っ赤にしてとても可愛らしかった。つい顔が綻んでしまう。
しかし、後ろからの殺気に僕は言いようのない恐怖を感じてそれどころじゃなくなった。
そんな内に王様ゲームは終わっていった。
支援
支援
ルルーシュ、不憫なw
支援
そろそろ650突破なのに容量半分以下!? 支援
その後、黒の騎士団の司令室。
「C.C.、今日はライを自由に扱ってくれて構わない」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!ゼロ!何でそうなるんだ!?」
「うるさい!C.C.さっさと連れて行け!」
「ふん、最初からそのつもりだ」
いきなりゼロに呼ばれたと思ったら不機嫌そうにそんなことを言われた。
そして、理由を聞く暇もなく僕はC.C.に連れ去られる、引っ張られてる部分が痛い。
「昨日は楽しかったようだな、ライ?」
「昨日って・・・・・何でC.C.がそのことを?というか何でC.C.が怒ってるのさ!?」
「フフフッ、何でだろうな。今日は一日可愛がってやるぞ、ライ」
そのまま僕はC.C.に引きずられていってしまう。
僕の力でも振りほどけないってどういう力をしてるんだC.C.は・・・・・。
「僕がいったい何をしたっていうんだーーーーーーっ!!」
そんな絶叫が響き渡った。
支援
支援、ライ一番とってばっかだなw
以上です!いかがでしたでしょうか?
今回はルルーシュを弄って遊ばせて貰いましたw
もうちょっと色々なネタを書きたかったのですが、長くなると大変ですのでw
こうやって毎日本編沿いと短編交互にやっていけたらなって思いますw
結構ギリギリでしたね、時間がw
毎日投下を目指すならもうちょっと時間帯を考えないといけませんね〜
それでは、また次の配達で!
>>652 GJ!
ああ…ルルーシュは涙目のときが一番輝いている…
656 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/19(土) 00:24:57 ID:FZ0E+fTz
>>652 GJです
ルルーシュの不憫さに吹いたww
657 :
653:2008/07/19(土) 00:25:49 ID:oQTU5ql0
ミスったorz
>>652 ピザの配達人卿、GJでした!
美味しくいただきました
元王様ライの参加する王様ゲームと考えると微妙にシュールだと思う
次回の配達を全力でお待ちしております!
>>634 確かに多すぎるな
支援者としてはKYスキルを身につけるべきだろうか?
GJ!
ルルーシュ南無。先ほどの線香を君に進呈w
なんだかほのぼのしましたw
659 :
634:2008/07/19(土) 00:28:53 ID:ONqwZ4Cx
>>657 二時間で二百近く進んでいるのは本当に多すぎると思うんだ。
支援は必要だが、ある程度考えないとそのうちなんか変なのが湧いてきて荒れそうで不安なんだ
>>652 GJ こういうワイワイしたのもみんな普通の学生してるって感じでいいな〜
>>634 自分は1支援が入ったらなるべく自重するようにしてるけど、按配が難しいんだよな。
間に1支援ずつあってもサルに引っかかることもあるみたいだし
とりあえず人がたくさんいる時間帯は、携帯等リロードしにくい環境の人は支援控えた方がいいのかな?
661 :
653:2008/07/19(土) 00:33:41 ID:oQTU5ql0
>>659 支援直前にリロード
支援してる人がいたら自重する
といった感じに支援をするべきだろうか
もちろん心がけてはいるんだか
>>659 もう、いっそのこと職人一人一人に親衛隊を作れればいいのにな。
有意義そうな議論なので参加させて貰います。ただ、投下が来たらそちらを優先させるということで宜しいですか?
664 :
634:2008/07/19(土) 00:38:27 ID:ONqwZ4Cx
>>660-661 間の支援は2〜3個を目安にすればいいんじゃないかな。
あるいは、投下前に必要スレッド数を予め言ってくれる職人さんの中には、
支援の必要のない方とかもいるし。
少なくとも5〜6個連続の支援は過剰だと思う。
長文&偉そうなこと言ってすまんかった。
とりあえず自分は3つ程あったら自重してるよ
>>662 このスレだと本当にできそうで恐いわwww
500KBもあるのに6割程度しか使えてないのも問題だね。
いっそのことリレー作品でも作ってみたら?
リレー作品はほぼ間違いなく崩壊する
やめといた方が良い
職人の方が投下予告をしたら、1,2人が支援宣言でも出しておけば良いんじゃないんですか?
そのSSの間の支援は支援宣言した方に任せるって感じで……。
自分はリロードして支援がなかったら支援感想を
シリアスの時は支援感想やりづらいので
支援だけすることが多い
>>666 支援中に?無理だと思いますが
670 :
634:2008/07/19(土) 00:45:21 ID:ONqwZ4Cx
>>662 個人的には笑えるからいいと思うけど、昼間もなんか職人さんに称号を、
みたいなネタで荒れてたから、ネタでも書きこむときは気をつけた方がいい
>>663 すいません。最近の伸びが少し気になるほど速すぎるのでちょっと口出してしまいました。
職人様方は、投下する時は遠慮などしないで結構ですので。
>>580乙&GJ
ネタ入れ込み過ぎだろ!jk
いいぞ!もっとやれ!!
銀河のはちぇ噴いたw
カレンとギルフォードには素直に同情する
そして、本筋には関係ないがルルーシュ達がどうなったのか地味に気になるんだぜw
>>652ご馳走様でした!今日のピザは特別美味でした!
ルルーシュwいい弄られ具合だ!今の私は
>>654に全力で同意せざるをえないw
そして、やはりきたか!咲世子っ!ナナリー冷静すぎっ!!
しかし、頬指定にしておいて本当に良かったなwルルーシュw
確認してきた。分かってるかと思うが一応。
新規10件の書き込みに対し、5件が自分のだったら連投規制。
猿に関してはHNMの値が変わるから俺は知らんが、一定時間内に自分が投稿した数が多いから出るんだろ?
結論としてあれほどの支援はいらないと思うが…
>>670 いえ、スレの事を慮っての発言なので全く問題ないと思います。人が沢山いる以上、(いい意味での)ルールに関する議論はある程度必要とも思います。
ちょっと統計を出してみました。
職人様のSS投下時におけるレス間隔(SS部分のみ)
1分03秒
個人的な意見なのですが、これを2分程度に増やすというのはどうでしょうか?
>>672 てことはやっぱ間に3個くらいが目安で大丈夫かな。
別に厳密なルールに、ってわけじゃないけど確かに支援多すぎる
私が考えてるのはこんな感じです
書き手 1レス目投下 → 1分程度の間、最終の誤字修正 → 2レス目投下
↑
(管理人としては特にここを強調したい)
読み手 予め支援の文言を作っておく → リロードして他に支援が無ければ“即”投稿 → 2レス目が来るまで待機
みたいな感じです。とは言え職人様方もお忙しい場合もあるでしょうから……難しい問題です。
自分は携帯閲覧していることが多いので、以前は三つで自重していたが、
ここ最近は一つ支援が入っていたら基本的に自重している。
元々時間帯によっては支援が過剰気味になる事があったけど、
支援感想が行われるようになってからその傾向は顕著になったように思う。
即座に反応したい気持ちも判らないではないけど、
個人的には、初心に戻って、読了後感想を書くようにつとめることを推奨したいです。
677 :
634:2008/07/19(土) 01:18:40 ID:ONqwZ4Cx
>>675 そうですね、誤字脱字チェックをすれば、一、二分くらいは時間を稼げるように思えます。
ただ、職人様のなかには学校や職場に行く前にささっと投下していく方もいるようですし、
最終的には職人様達個人個人に任せるしかないのかもしれません。
>>676 良い考えだと思う。十分な支援があったら、もう支援せずに読むのに集中して、
投下終了後に読んだ感想、みたいな感じが理想かな。
じっくり読めば、感想も多少は長くなって職人様に更なる活力を与えれそうだし
職人側から見ても、支援(中に感想が含まれているものは特に)は大変ありがたいのですが、
必ず最後まで投稿するので、猿が出ても待っていただければいいかな、と。
投下終了や投下中断は必ずしますので。
仮に猿が出ても、SSという時間間隔が少し開くものを投下しているので、
次に投下出来るまで数分から10分もかかりません。
実際、支援は1つずつだけでも十分投下は可能なのです。
重ねて言いますが、投下終了や投下中断は必ずします。
今のところ他の職人さんも全てやってくれているかと思います。
支援は非常にありがたいのですが、少し抑えめにしていただければと思います。
ていうかTHREADネタが思いつかないウチに次スレが迫る……待ってくれ〜
自分は専ブラでリロードしてすぐ、あらかじめ単に「支援」てうっておいたIEで支援してるんで
即レスできるし、あまり自分の前にリロードする前になかった支援がきちゃったってことないな。
IEの「戻る」でまた「支援」と書き込める状態になってるし。で、感想は後で書いてる。
だから
>>676の言うこともよく分かるなぁ
全力で支援するのも考えものかな?
基本的に携帯から支援する人は
昼間ぐらいだけにしたほうがいいのかな、と思う
感想自体は朝も夜も昼でも書くけど
支援のある程度の制限も重要だけど職人さんの投下容量も
ある程度は重要じゃないか?
見せ方としては有りなんだろうけど、小出しにされると
続きを期待して支援がヒートアップする傾向があるような
ある程度纏めて投下してくれると、それほど支援が必要にならないと思うがどうかな?
>>678 ……貴方の正体見極めたり!w 遅くまでお疲れ様です。書き手さんの意見も聞きたかったので丁度よかった。
ふと思ったのですが、他のSSスレって参考にならないのでしょうか?
>>682 このスレは、ライ並みにイレギュラーな存在なので参考にはならないかと
>>681 小出しの職人さん、携帯からって言ってたから俺は大変なんだろうと思って何も言ってないけど
確かにもう少し纏めて欲しいってのはあるな。
…今明確にルールを決めることじゃなくて明日とか昼に来る人にも意見出して欲しいけど
ある程度はおのずと答えが見えてきたようだから、この前みたいにはもめないよ…な?
>>681 >>681 >>682でバレたので言いますが、
私ピンクもふもふは一応32行を常に意識しています。作品内で、20行を切ったレスは無いとたぶんほとんどないと思う。
それゆえ文字数制限に引っかかった事もありますが。
でも難しいですよね、流れとかもあるから、途中ぶった切りにしなきゃいけないとか、いろいろ考えます。
>>4なんか逆に32行に収めるのが大変なんだぜ。
>>678 ピンクもふもふ卿ですね、判ります
>>680 全力で支援するということは、支援書き込みをすることだけではないと考えればよいかと
支援書き込みをあえてしない事も支援であるかと思います
支援書き込みをしたい気持ちを感想に載せることができれば理想ですねw
>>681 自分も、書き手の端くれとして、職人さんのなかで、行数が極端に少ない方には疑問を感じています。
効果を狙って、あえて区切ってあると判るものもありますが、首をかしげるものも多いので。
携帯からだと機種によっては仕方ないかもしれないのですけど……。
>>681 演出上(ここで一段落など)必要なものでない限り、1つのレスになるべく纏めて出すみたいなのもいいかもしれませんね。
3行とかで連続して投稿するのもどうかな〜と思います。(職人様、気を悪くされたらすみません)
>>683 そうですか……。ここと同じぐらいの速さのSSスレってどこかにないものでしょうか。
>>686 それは俺も思ったな。
文章量自体は少ないのに、妙に改行してたりしてレスを必要以上に使ってるの。
携帯とかなら仕方ないけど、PCから投下なら改めてもらった方がいいかも。
文章量が少ないと、読みながら支援とか出来るけど、文章量が多いとそういうのが出来ないから、
本当に支援が必要な長文作品の支援より短い作品への支援の方が多かったりするし
別に小出しにしてるわけじゃなくて、段落で区切ってるから、極端に行が少ない時もでちゃうんだよね……。
>>685の日本語とかいろいろ変だけど気にしないで。
>>687 他には見ないねぇ。
>>688 みんな携帯携帯って……俺はPC持ってんのにあえて携帯使ってるんだぞ!
最近は便利になったな携帯…
いい議論してますね。
私も一応書き手ですが、短編のくせに書く文がやたら長いのでなるべく32行を意識してます
文字数制限とか改行が多すぎるなどで色々と苦労もしましたがw
だからちょっと流れをブツ切りにしても、多くの文をいれたほうがいいのでは?とは思いますね。
でも携帯からだと大変なんでしょうね。難しい問題です。
>>687 少なくとも、こんなに加速度がついたSSスレを見たことないんだぜw
>>687 ちょっwPC使えってww
なんということだ、支援の楽しさに溺れ支援の本質を忘れていたorz
>>686、貴卿のおかげで大切なことを思い出せた、感謝します
これからもあえて携帯を使い全力で支援していきます!
自分は初投下が携帯でしたが、何か苦手になってしまい、以降はネカフェから投下してます
段落ごとに投下するのも見せ方の一つとして有りでしょうが、それはあくまで投下する場合で
保管庫で作品を見てくれる方の事も考えると、あまり重要じゃないのかなとも思う
>>690 >俺はPC持ってんのにあえて携帯使ってるんだぞ!
その心は?w じゃあ本当に毎回あれだけの文を携帯で打ってるんですか!私なんてノートPCを買ったそもそもの理由が
屋外で長文打つためなんですよ?貴方こそ真の勇者だw
>>693 >保管庫で作品を見てくれる方の事も考えると、あまり重要じゃないのかなとも思う
確かに。ここでどれだけ分散されようが、保管の際に殆ど全てカバーすることは可能です。でも私はこう考えているのです。
先日のサーバー落ち以来、本当に規制がきつくなっています。そんな中、連日凄まじい投下が行われるスレ。
もしここが2ch運営側に睨まれたりしたら…
>>694 先日のサバ落ちは、電源コードが切れたか抜けたかだったけどねw
まあとりあえずここでの議論としての一定の結論は迎えたかな?
とりあえず支援数は抑えめで(2つで十分)、
職人さん方はもし出来るのなら、1レスにいれる量を少なくしないよう努める方向で。もちろん強制はしない。
テンプレに入れるか入れないかは、今は保留で
やっとしゃぶしゃぶ出来た……もう寝ます。
今日出た議論まとめとこう
・職人の投下レスと投下レス間の支援が多すぎてスレ消費が早すぎる件
・支援の間に感想は含めるべきなのか
・職人があまり文章を小出しにしても、支援が増えすぎたり支援し辛いかも
>>694 この板だけなら確かにそう思われてる可能性はあるけど
でももっと消費早いスレもあるし、睨むよりサーバー強化して欲しいですよねw
一スレ32行は確実なんですが、制限バイト数がよく判らないんですが、ご存知の方はいらっしゃいますか?
以前携帯から投下した時の感じだと、1800バイト当たりが目安かな?と思ったんですが。
初心者だと断って投下されている職人さんも何人かいらっしゃいますし、
純粋に知らないだけの方もいらっしゃるかて思いますので、
>>1にお願いとか、参考とかの形で案内を入れてみるのも一つの手かと思います。
>>689 自分が投下したときは大段落より、行数重視しました
よほど意味のある段落、効果を狙った段落でなければレスで区切るより、
それと判る記号などで演出されるのも一つの手かと思います。
>>692 私も携帯メインなので、携帯仲間としてお互い自重しつつ頑張って支援していきましょう!
ごめんなさい。終了後していましたね。
リロードしたんですけど、やはり携帯は投稿が反映されるまでにタイムラグがあるなあ……。
職人の皆様、私は今回の議論で結構キツイ事を言ったりもしてますが、全てはこのスレと住民皆様を思っての発言なので何卒ご容赦ください。
作品は大歓迎、誤字脱字その他修正などの依頼も可能な範囲で対処していくという姿勢は決して変わりません。
さて、携帯で思い出したんですが……今から30分ほどトーマスに付き合ってやるぜ!という奇特な方はおられますか?
>>697 一応最後に…
SETTING.TXTを版のアドレスの最後に書けば表示されるが、
BBS_MESSAGE_COUNT=2048
つまり2048バイトで1024字が限界なはず
トーマス卿のSSですね、わかります。
どの位の行数ならまあ及第点なんだろうか、自分の見ると大体20行前後だなぁ。
迷惑かけてたかと思うと少し凹むな。
>>702 読み手側の自分もちょっと気を使いすぎて言えなかったのが悪かったかも。どうか気を落とさずに。
>>703 手元に携帯用意しました
>>700 お答え、ありがとうございます。
うーん。おかしいな?
2000バイトは越えないように調整してはずだけど、間違えてたかな?
>>699 ノシ
お付き合いできます
>>703 試験勉強徹夜組の俺が来ましたよ。
付き合います。
あと子供の頃機関車トーマス毎日ビデオで見てました。
>>702 いえ、決して否定している訳ではないですが、
気分を悪くされたなら申し訳ないです。
そんなつもりじゃないんです
あれ?領地からSS見れましたよ?
>>710 私の携帯では閲覧は問題ありません。
後は古い携帯のメモリの容量が持つかが問題かな?
>>713 一覧からSSが見れないのは確認。領地からは確かに見れた
>>713 えっと、フルブラウザってのがよくわかりませんが、二つの「閲覧」のうち前の方を押すと見れます。
後の方を押すと見れません。
一覧→SS、一覧→領地→SSとも行けました。
タイトルから飛ぶページはNOT FOUNDです。
あと、一応報告すると、
body {background〜{color:#aa66ff}のタグが見えてます
因みにフルブラウザではありません
すみません一覧→SSはいけた
>>716でたぶんあってる
3月に買ったソフトバンクの920Pですが、自分も作者名→個別領地、SSからは見れてる
でもタイトル名からは行けなかった
すいません、タイトルから行けないのは確認済みです。そこはPC用でも同じなので。(感想も然り)
>body {background〜{color:#aa66ff}のタグが見えてます
こちらもです…うぬぬ
取り敢えず最低限のリンクと閲覧は出来るということがわかりました。こんな夜中にありがとうございます。
つけたしですが、投稿時刻→時間別SS一覧→SSも行けました
お疲れさまでした
数時間見てなかっただけで400とかレスが進んでるのを見ると
逆に恐ろしい
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
お疲れさまでした。
管理人さんも休んでくださいね
>>722 こちらこそ色々やっていただきありがとうございます。
せっかくだから、投下しようか?
もう寝ます。投下があれば支援の方宜しくです。
最後に、今日という日がこのスレにとって一つの節目になるであろうことを予言して、一足先に失礼させていただきます。
皆様お疲れ様でした。
管理人卿も皆さんも乙。お休みなさい…と思ったらw
人少ない気がするけど支援できますよ。明日なんてどうにでもなーれ(AA略
ここまできたら付き合うぜ!
支援!
じゃあ投下
しゃぶしゃぶ〜It's a beautiful day〜の第2話です。
支援
第2話:『しゃぶしゃぶはどうやるの?』
§1
しゃぶしゃぶの概要を把握したライだが、如何せん分からない事が多く、うんうん唸りながらクラブハウスへと歩いている。
「やはり日本人に聞くのがいいか。それならやはり黒の「ラーイー!!」…ん?」
顔を上げてみると、ミレイとシャーリーとニーナの3人が近寄ってきた。休日だというのに、制服を着ている。
「あれ、今日何か生徒会の活動ありましたっけ?」
「んふふ〜、ちょっとね〜。ミレイさんは次なるイベントの準備中なのだ!」
「次なるイベント?」
「そうそう、会長ったら張り切っちゃて。私もうクタクタ〜」
そう言ってよろけるシャーリーにねぎらいの言葉を掛けながら、
「そうだ、“しゃぶしゃぶ”って料理しりませんか?」
「「しゃぶしゃぶ?」」
ミレイとシャーリーが聞き返す。どうやら知らないようだ、とライは判断。
しかし、ふとニーナを見ると、おずおずと話し出した。
「あ、あの……イ、イレヴンの料理ですよね?それ…」
「知ってるのかいニーナ?ナナリーが食べたいって言うから…」
『ナナリーが食べたい』という言葉を聞いて安心したような顔をするニーナ。
日本人が食べている姿でも想像でもしたのだろうか?
でもせっかくの日本料理だし、『黒の騎士団』の人達ともいつか食べようか、とぼんやり考えるライ。
支援
支援
「で、ニーナは調理法を知ってるのかい?」
「ううん。…でもカレンが前に話してたわ。イレヴンの料理だから怖かったけど……
カレンが笑いながら、『料理の良し悪しに、国は関係ないわよ。そんな理由で食べず嫌いしてたら人生損よ!』って」
「そうか、カレンが……分かった、彼女に聞いてみる。ありがとうニーナ。じゃあこれで失礼しますね!」
やはり日本人に聞くというのが一番なのか。
というか何故今までカレンに聞くという考えが生まれなかったのか…、ライは疑問に思う。
本人に直接言う度胸はないが、何となくガサツな感じがする彼女に、料理が出来るとはあまり思えない。
(でも一応お嬢様だし、料理は出来るかも。でも、どうしても食う専門のイメージがあるんだよな…)
こんな事言ったら、輻射波動でチンされそうだが。
―――――…
一方、走り去るライを見ていた3人だが、ふとミレイが小さな笑みをこぼした。
「ふふふ、な〜んか面白い事になりそうね〜」
「会長またですか!私もう帰りたいんですけど!?」
「ケチケチしないシャーリー。確かスザク君は今日は大学の方にいたわね…。
シャーリーはリヴァルに連絡、ニーナは私と格納庫に行きましょ。さあ、忙しくなるわよ〜!」
「「は〜い……」」
文句を言いつつも、つい従ってしまう最大の理由は、会長の“面白い事”というものが、
今まで面白くなかった事が無い…という事だとシャーリーは思い、密かに笑みを浮かべた。
「いっちょやりますか!」
支援
支援
§2
紅月カレンは苛立っていた。
今日は休日。黒の騎士団も特に無かったはずなのに、ラクシャータが、
「輻射波動のカートリッジを少し変えてみたから、テストしてくれるぅ〜?」
とか何とか艶っぽい笑みで呼んできたのだ。
(休日に合わせる必要も無いでしょうに。やっぱり二重生活は大変。…でもゼロは来てるのよね。
ブリタニア人だから、“表の顔”というか、仮面を外した生活もあると思うんだけど。リアルはニート?)
あまりの苛立ちに、崇拝するゼロにまで失礼な考えが浮かぶ。
「『プルルル…』あ、電話か。ライから…?『ピッ』もしもし〜」
『もしもしライだよ。カレンに聞きたい事があって…今大丈夫かな?』
「ええ、何なの?」
『実はしゃぶ「おーーい!カレン!さっさと輻射波動のテストおっぱじめようぜ!」の材料とか、作り方を…』
ライの電話に傾けていたのとは反対の耳に、玉城の声が上がる。
ライの用件がほとんど聞こえず、キレる寸前だったカレンは、しかしさっきのライの言葉を思い出す。
(“しゃぶ”の作り方・材料……しゃぶって麻薬の事じゃないの!?)
なぜそれをライが欲するのか。いや、理由はどうでもいいとカレンは判断。
友人が今、道を踏み外す所を止められるのは自分しかいない!
「なに言ってんの!私作り方なんて、詳しい事はわかんないわ!ていうか駄目!絶対にしゃぶは作っちゃ駄目!分かった!?」
『え?はい?』
「分かったら返事!」
『は……はい!』
ライの返事にカレンは満足し、二三言葉を交わし、電話を切った。
支援
支援
§3
黒の騎士団アジトにて、ゼロ――ルルーシュはため息を吐いた。
今日は休日。あまり構ってやれないナナリーと過ごす絶好の日だったのに。
ライかC.C.あたりが折り紙に付き合ってくれている事を願いつつ、作業を進める。
(シズオカは接戦か…コーネリアもナリタの事で大胆な行動には『プルルル…』…ゼロの方に電話か。ライから?)
「どうしたライ?何かあったのか?」
『いや、ゼロ。なんだかカレンの様子がおかしいから、何か問題でもあったのかと…』
「ふむ。おそらく休日が潰れて苛立っているのだろう。ラクシャータにぼやいていた。こちらは問題ない」
『そうか。そういえば、しゃ……いや、これはいいか。じゃあまた』
「ああ」
謎の言葉を残し電話を切ったライ。“しゃ”とはなんだ?と今度はライからルルーシュに電話が。
「どうしたライ?」
『ああ、ルルーシュ。急にすまないが“しゃぶしゃぶ”を知ってるかい?』
と、先程これを言おうとしたのかとルルーシュは納得。懐かしい響きだと思いながら。
「一応食べた事はある。七年前に……作るのか?」
『うん、ナナリーが食べたいというから……でもよく分かんなくて』
「枢木神社で食べた時、ナナリーはかなり気に入っていたからな。
料理の方は…たいした事はない。基本的に材料さえあれば特別なスキルは必要無いはずだ」
『それは良かった』
ルルーシュの頭の中に、七年前の記憶が描かれる。
ナナリー、仲良くなったスザク、まだなじめない神楽耶とで食べた懐かしい思い出。
ナナリーは、料理の味もだが、あの食卓を囲む食べ方をとても気に入っていたように見えた。
支援
支援
「しかし残念ながら、詳しい材料は思い出せん。何しろ七年前だからな。だが鍋なら家にあるので大丈夫なはずだ」
『そうか、ありがとう。何とかして作ってみるよ』
「すまないな。力になれなくて」
『いいよ。それよりルルーシュはちゃんと帰って来るように。ナナリーのためだけじゃなく、君のためでもあるんだから』
「ああ、分かったよ。今日は早めに帰る……ああ、それじゃ」
ピッと電話を切って、椅子に深く腰掛けるルルーシュ。彼の胸は温かさでいっぱいだった。
ライの無心の気遣いや、ナナリーや自分のために努力する姿は、見ていてとても気持ちよい。
手助けする方法が無いのが悔やまれるが、とにかく早く帰る事だけはしなくてはと思い、作業を進めた。と、その時――
――コンコン「ゼロ、紅月カレンです。よろしいですか?」
ルルーシュは慌てて仮面を付けて返事をする。
『入って構わない。……で、何の用だ?』
「いえ……その、非常に言いにくいのですが……。ライが、麻薬を入手しようとしてるみたいで!」
カレンのとんでもない発言に息を呑むルルーシュ。仮面を取れば、見たこともない表情になっているはずだ。
『どういうことだ!?詳しく説明しろ!リフレインか!?』
「いえ…古いタイプの“しゃぶ”、つまり覚醒剤なんですが……」
ガクッと肩を落とし、思わず椅子から転げ落ちそうになるルルーシュ。
カレンからすれば、あまりのショックにゼロが崩れ落ちたように見えるのだが。
「ゼロしっかりして下さい!私が、私が必ず彼を止めてみせますから!!」
『い、いや……』
ルルーシュは仮面の中でそっとため息をつき、とりあえずカレンの誤解を解くために、頭を巡らせた。
支援
§4
「結局分からず、か……」
しゃぶしゃぶの作り方を聞こうとカレンに聞いたら、なぜか作るなと言われ、
頼みのルルーシュも、詳しい材料までは知らなかった。
もうとりあえずスーパーで適当に辞書にある材料を買って鍋にぶち込む、なんて考えすら出てくるライ。
どうしたものかと、ライはクラブハウスの玄関でうんうん唸っていたら、話しかけられた。
「どうかされたのですか?」
ん?とライが顔を上げると、メイドの咲世子が立っていた。
咲世子はいつものメイド服ではなく、白色のウエストを絞った軽いドレス風のワンピースを着ている。
その理由は、咲世子が今日は休暇であったからだとライは思い出す。
「咲世子さん、今日はお休みでは?」
「はい。ですが、お休みといっても特にする事は無かったので…」
何と言っても彼女は日本人。エリア11で、休暇をもらってもまさに暇を持てあますだろう。
「せっかくルルーシュ様やナナリー様が与えて下さったお休みなのですが…」
と悲しそうに顔を歪める咲世子。せっかくの好意を有用出来ない事が悔しいのだ。
ただのお休みなんだから、リラックスして過ごすだけでもいいのでは。本末転倒だとライは思う。
しかし、うつむく咲世子をほうっておくわけにもいかず…。
「そうだ咲世子さん、“しゃぶしゃぶ”って知ってますか?」
「しゃぶしゃぶですか?ええ、知っていますが…?」
支援
支援
ライは咲世子にこれまでの事を話す。
「ふふ…ではライ様は今までしゃぶしゃぶの作り方に悪戦苦闘しておらっしゃったのですね?」
「そうなんです……。知り合いの日本人に聞いても、なかなか情報が集まらなくて」
「大丈夫ですよ。私が知っていますから。ただ材料は足りませんので、今から買いに行きますね」
「ええ!?」
咲世子さんは今日は休みなのに、そんな事は任せられない。とライは考え、
「僕が買いに行きますよ!」
「では、お願いしますね。もう準備はよろしいですか?」
「へ…?ああ、はい」
なんだか拍子抜けするライ。てっきり、咲世子さんと、
「いえ私が」「いえいえ僕が」「なら俺が」「「どうぞどうぞ」」
みたいな感じになると思ったのだが…。ていうか3人目は誰だ。
「さあ、行きましょうかライ様」
「あ、一緒に行くんですね…」
「…?ええ、お1人では少し量が多いと思いますので…」
だがやはりライとしては咲世子さんには家にいてもらいたい。
日頃からお世話になっている人達への恩返しの意味も込めているのだから。
しかし、ふと咲世子のさっきまでとは違う生き生きとした表情を見て、
(ま、いっか……)
こうしてライは咲世子と2人でしゃぶしゃぶの材料を買いに行く事になった。
支援
支援
しゃぶしゃぶ〜It's a beautiful day〜
の2話でした。次回完結かな?
支援してくれた方々、どうも。
携帯からでもこれくらいなら出来るんだぜ!
……もう寝ます。おやすみ
コテ忘れ
>>753 シャブシャブからシャブ勘違いとかw
短い時間で発想がここに及ぶのがマジですごいよピンクもふもふ卿www
大げさかもしれんが、ほんっと人間の脳みその違いの面白さを分からせてくれるスレだなここは…お休み
GJ!
なんかいいなー。
ほのぼのしてる。暖かい感じ。
しかしこの時間に読むと、しゃぶしゃぶ食べたくなるなぁ。
あとダチョウ倶楽部ねw
くすり、ときたよ。
>>753乙&GJ
カレンのお約束な誤解に笑ってしまって、ちょっと悔しいw
ゼロがどうやって誤解をといたのか、興味深いです。
する事がないと落ち着かない咲世子さん。このまま有能メイドのままで終われるのか?それとも……w
完結編(予定)楽しみにしております!
ところで
>>750の咲世子さんのセリフ、「いらっしゃった」が「おらっしゃった」になっています。
それでは、おやすみなさい!
GJ
カレンの勘違いがww
ルルーシュは何と説明するんでしょう?w
ノーパンしゃぶしゃぶに期待
>>753 GJ。早くも惨事になりかけてるw
カレンの壮絶な勘違いっぷりが素晴らしい。次回を楽しみにしてます。
あと深夜のうちに有意義な話をされてたようで。
1レスに32行てのは初めて知ったのでそれに合わせてSS投下できるように書きますっと。
規制のルールもいまいち理解できなかったのでありがたい。
おはようございました
>>753 ピンクもふもふ卿、GJでした!
ゼロの表の顔=ニートって、その発想は無かったわ
つうかダチョウw一人称的にはルルーシュかな?
次回完結ですか、全力でお待ちしております!
本編ではカレンが捕虜になりましたが……
ライが捕虜になったら、どうなりますかね。
以下ライ捕虜化コース。
1、「黒の騎士団→ブリタニア」コース
2、「ブリタニア→黒の騎士団」コース
3、「日本解放戦線→ブリタニア」コース
4、「黒の騎士団→中華連邦」コース
5、「中華連邦→黒の騎士団」コース
6、「中華連邦→ブリタニア」コース
7、「ブリタニア→中華連邦」コース
8、「日本解放戦線→中華連邦」コース
9、「中華連邦→日本解放戦線」コース
多っ!!
>>762 10、「ブリタニア→日本解放戦線」コースを忘れているぞ!
被るといけないから一通り読んだ後話を考えようしてるが
スレ消費が速くて読むのが追いつかないwww
書き上げてから確認
→被ってなかったらSSスレに投下
→被ってたら自分のブログで発表
でいいんじゃね?
被ってても構わないんじゃないか?
人によって表現の仕方は様々なんだし、俺は読みたいよっ!!
今日はまだ静かみたいだね。
投下してもいいかな?
支援いたします
人もいないみたいなので、今のうちに投下します。
・黒の騎士団ルート
・事件も事故もなく全体的にまったりムード
・カップリングも特になし
タイトルは「黒字の騎士団」です。
3レスくらいで終了です。
ルルーシュがゼロとしての記憶を失っている間、黒の騎士団は大変だった。色々本当に大変だった。
主にカレンとかC.C.とかカレンとかC.C.とかを抑えるのが。その辺は卜部さんに任せて、僕は金策に
走っていた。何はなくとも資金がなければ世界は動かせないのだ。
一年分のピザ代はその後、ルルーシュに請求したが、実はもっと深刻な問題があった。
人型自在戦闘装甲騎部隊――そう、ナイトメアフレームだ。ラクシャータにあれの正確な金額を聞いた時、
目玉が飛び出るかと思ったものだ。安いものではないと思っていたが、ブリタニア製のサザーランドと
違って日本製の月下はまだ量産体制が整っていないために倍くらいの価格になる。最新式の紅蓮は尚更だ。
「中華連邦のガン・ルゥを輸入する? あれなら安いわよぉ。すぐに壊れるけど」
そんな気はさらさらないくせにラクシャータは唇を歪めて笑った。
その頼もしい開発主任とも離れ離れになって、僕やカレンは自分で愛機の整備をすることになった
のだが、この維持費もバカにならない。パーツ一つで数十万から数百万が紙きれのように消えてなくなる。
「ごめんね、紅蓮。新しい右手がしょぼくて……。でも今はこれが精一杯なの」
そんな苦労に報いるようにゼロが復活した。みんな涙を流して喜んだのだった。
ああ、これでどん底貧乏生活とはおさらばだと。
僕は扇さんたち幹部と会議を開いていた。カレンやC.C.、ラクシャータ、それとなぜか玉城の姿もある。
しかし、ゼロは不参加だった。彼には言えない。こんな密談をしていることなど。
「手配した新型ナイトメアについてなんだが、紅蓮、斬月については問題ないな?」
「問題あるわけないでしょぉ? あんなの扱えるパイロットが他に居るならお目にかかりたいもんだわ。
あと、零式もね」
確認する扇さんにラクシャータは薄く笑った。新しく開発された斬月は藤堂将軍の専用機となる。
月下に代わってより強力な暁が主戦力となるが、扱いがやや複雑になるため今まで以上にナイトメアの
訓練も必要になるだろう。
ラクシャータの言う零式は暁の先行試作機だ。例によって僕の機体となった。試作装備を色々と付けて
くれるのはいいが、体のいい実験台になっている感は否めない。これがエスカレートしていって、
変な薬の実験とかされなければいいのだが。
「それでは本題の蜃気楼だが……。すごいな、こいつは」
扇はラクシャータが開いた画面を覗き込んで唸った。ラクシャータは自慢の息子への称賛に笑みだけ
浮かべて煙を吐いた。
飛翔滑走翼はもちろんのこと、絶対守護領域を備え世界最高クラスの防御力を誇る。単座式だと
聞いた時、ルルーシュの腕前で大丈夫だろうかとカレンと顔を見合せてしまったが、これならば一歩も
動かなくても負けはしないだろう。
黒の騎士団はブラックリベリオンの失敗を踏まえて再編成を行っていた。ゼロの不在は組織の崩壊に
繋がる。ディートハルトほど盲信している者は多くはないが、彼が居るか居ないかで戦況も人の動きも
がらりと変わる。
ゼロを守らなければ。しかし、この総司令殿は前線に出たがり、僕やカレンが酷く苦労していたのは
ご察しの通りだ。
――王様から動かなければ、部下が付いてこないだろう?
それはルルーシュの矜持であり、理解できる。しかし、彼の場合、見合う腕前が付いてこないのだから
大人しくしていて欲しいというのが幹部の本音でもある。
支援
加えて、前線にゼロが出る=ナイトメアがまた壊れるという等式が成り立つ。角付き無頼を壊した
回数は小破を含めると数え切れず、やたら頑丈に出来ていたはずのガウェインすら海の藻屑となった。
もう呪われているとしか言えない。
神楽耶様との合流と共に皇コンツェルンの資金提供を受けることができるようになった現在は、
どん底貧乏ではない。しかし、蓬莱島の百万人を養うという重責が圧し掛かっているのだ。
質素倹約を掲げ、節電に努める毎日は続いていた。
そこで今日の極秘会議へと繋がる。つまり、ゼロをどのナイトメアに乗せるか。
「どうせすぐ壊すんだし、ガン・ルゥにでも乗せときゃいいんじゃねぇの? 色だけゼロの好きなの
塗ってさ」
こんな乱暴な意見は玉城から出たものだ。
「しかし、ガン・ルゥと言えども只ではないのだぞ」
千葉さんは経済観念が発達しているなぁ。四聖剣の他の面々も重々しく頷いている。長く苦労した
ことがあるだけに、こういうことにはとても敏感だ。
「それに総司令が中華連邦製のナイトメアってのはまずいんじゃないか?」
常識的・客観的な意見は騎士団の最後の良心、扇さんの担当だ。
「そうよ! それにガン・ルゥじゃ格好つかないわよ! ゼロだって不貞腐れるわよ!」
カレン、君は実によくルルーシュを分かっている。
「C.C.は? 君はどう思う?」
幹部連中の視線をものともせずに平然とピザを平らげていた魔女に僕は意見を聞いてみたくなった。
一番近くでゼロを見てきたのは彼女だ。
C.C.は伸ばしていたチーズを飲み込み、紙ナプキンで指先の油を拭いた。
「私の暁はピンクがいい。塗り替えてくれ」
僕は黙って空になったピザの箱を畳んで捨てた。
「やはり蜃気楼はゼロの専用機ということで決まりだ。彼もこの開発費を知れば、そうそう壊すことも
なくなるだろう」
藤堂さんが厳かに頷き、会議は終了したのだった。
以上で投下終了です。
途中、支援ありがとうございました。
支援
しまった終わってたorz
>>776 マト卿、GJでした!
ゼロがKMF壊すこと前提での会議w C.C.やる気ねぇ〜w
次の投下を全力でお待ちします!
>>775 GJ!
本編の舞台裏って感じですね。こういうの大好きです。
紅蓮に謝るカレンも可愛いし、C.C.のキャラもいい!
ルルーシュのわがままは、こんな苦労の元で成り立っているのだなぁ、としみじみ思いました。
それにしても苦労性のライだw次の作品を期待して待ってます!
ちょっ! ピンクw
「ゼロが出る=ナイトメアが壊れる」の図式で吹いたw
GJです!!
そして現在第一皇子とライの話を書いてます。えぇ……見事に先を越されて(ry
第一皇子とライとか新しすぎw
けど、楽しみにしてる。
782 :
762:2008/07/19(土) 15:24:24 ID:sKm1S0a0
>>763 おわっ失礼!
考えてみると、捕虜になる前に誰と仲良くなっているかでさらにコースが増えますな。
捕虜になった後で誰と仲良くなるかでも然り……。
1、「黒の騎士団→ブリタニア」コース
a.捕虜前:カレン、捕虜後:ノネットの場合→カレンが筆頭に救助作戦。
成功時:無事帰還or+人質でノネットさんがついてくる。
失敗時:騎士団無事撤退orカレン捕虜化+ノネット「カレンを死なせたくなければ私のドレ(ry」
b.捕虜前:咲世子、捕虜後:ギネヴィアの場合→咲世子直伝の体術で自力で脱出実行。
成功時:無事帰還or+人質でギネヴィアがついてくる。
失敗時:死刑orギネヴィアのペット化end
2、「ブリタニア→黒の騎士団」コース
3、「日本解放戦線→ブリタニア」コース
4、「黒の騎士団→中華連邦」コース
5、「中華連邦→黒の騎士団」コース
6、「中華連邦→ブリタニア」コース
7、「ブリタニア→中華連邦」コース
8、「日本解放戦線→中華連邦」コース
9、「中華連邦→日本解放戦線」コース
10、「ブリタニア→日本解放戦線」コース
↑こんなに思い付けましぇーん
>>782 ライがブリタニアの捕虜になった後に記憶消される展開なら、何人かの職人さんが書いてらっしゃいましたよね
投下し終わって速攻で寝てしまって反応が遅れてしまった
>>593 構いません
むしろその方向でお願いします
夜中に議論されていたようですね。
そのせいもあってか今日は珍しく静かだな…。
嵐の前の静けさか?
R2 14話のライ介入のバカ話が1本できてるけど、明日の展開次第では
お蔵入りでござる。
>>785 たまにはこういうのも良いさ
溜まってたSSもようやく読めるしなww
まあ、SSは一日の楽しみでもある
>>784 了解です
>>785 これからの時間がこのスレの本領発揮……。
でもなぜに?同じく議論をした7月16日は、レス数SS数ともに新記録を樹立したと言うのに……
たしかに静かだな
まあおかげで読んでいなかったやつを読めたがw
ほんと保管庫に感謝です
>>776 GJです、ほのぼのとゼロが扱き下ろされているのが何とも・・・w
あと誰も突っ込まないので突っ込んでおきます
>>「ごめんね、紅蓮。新しい右手がしょぼくて……。
でも今はこれが精一杯なの」
謝れ、隣の青い月下とライさんに謝れ!!
>>776乙&GJでした!
ゼロ復活を喜ぶ理由がそれかよっ!w深刻と言えば深刻だけど、貧乏臭くて笑えるw
それぞれのゼロに対する評価と魔女様の無関心っぷりもよかった!w
TURN4とか見るに、個人的にはルルーシュのKMF操縦能力は一般兵以上ではあると思ってるけど、
操縦能力と戦闘能力は違うからなあ……
でも、対戦相手はエース級、化け物級ばかりだから同情の余地はあると思うw
>>786 内容にもよるかもしれないが、だからこそ今日投下するんだ!と思うのであります!
>>791 そこ笑うとこかと思ってスルーしてたw
突っ込む所だったのか……
今日静かなのは三連休で出掛けている職人さんが多いのかも?
だとしたら、本編内容にもよるけど、月曜夜〜怒涛の投下が始まるかもしれない……
>>792 一応、前々から練習はしていて並以上ではあるらしい。
ただ、相手が致命的に悪いだけなんだ。
スザクとかギルとかコーネリアとかロロとか暴走オレンジとか……
>>793 つまり名前のあるパイロットを相手にする
強化型AIやエリート兵士みたいな感じか
分かる人いる?
795 :
786:2008/07/19(土) 19:40:35 ID:0SLXtZ3n
>>792 そうだよね。明日になったらとても投下できる雰囲気じゃなくなってるかも
しれないし。カレンが助かることを祈って投下することにします。
ということで、19:45頃にしょうもないショートショートを1本投下します。
お暇な方はご支援をお願いします。
支援準備完了
>>796 取り敢えず、貴方と私の二人で支援を行うということで宜しいか?
では投下させていただきます。
カレンがヤク中地獄からなんとか脱出祈願SS。
R2 14話ライ介入話。
タイトル:枢木ブーメラン
カップリング:無し(強いて挙げるならばライ×スザク)
注意: 1.ネタバレが若干ありますので嫌な方は回避してください。KMFの名前とか。
2.ライがラウンズのNo.11です。(でも話には関係ない)
3.ナナリーと仲良しです。キーワードは共犯者。
4.カレンを助けたライが彼女といい仲に…とか思ってる方は他の方に期待しましょう。きっとどなたかやってくれます。
5.まともな性格持ってる人はカレンだけです(それも怪しい)。
6.スザクは個人的には好きだけど今回は酷い目に合っております。
支援
〜枢木ブーメラン〜
「ゼロの正体は知らない。捕まったときにも言ったでしょ!」
「もういいんだ!これ以上悲劇を生み出さないためにも。もう手段には拘っていられない!だから、このリフレインで…!」
スザクは箱を取り出し、カレンに見せ付けた。カレンの顔から血の気が引く。本能的な忌避から後ずさるものの、
すぐに追い詰められる。彼女は母を奪ったこの魔薬に対して、憎悪、そしてそれ以上の恐怖を持っていた。彼女とて武道の
達人ではあるが、恐怖が体の自由を奪い、弱々しい抵抗しかできない。そんな彼女をスザクは容易に抑え込む。
「…!いやっいやぁ!!」
「これで…!」
カレンの瞳から無念の涙が零れ落ちる。
(お母さん…お兄ちゃん…ル…じゃなくてライ…!)
ピコッ(スパーーーーン!)
「痛っ」
「え?」
このシリアスな場にそぐわない、不釣合いな音とスザクの悲鳴に振り向くと、そこにはナイトオブイレブン―ライ―が
ピコピコハンマーを持って立っていた。額には血管が浮いている。とても怒ってらっしゃる。
「スザク…このクソヤロウ!」
ピピピピピピピピピピピピピピピピコッ(スパーン!×16)
どっかの連射名人も真っ青な速度でスザクを打ち据えるライ。スザクも防戦一方、もうリフレインどころでは無くなった。
「何するだー、ライ!」
「黙れダブルスタンダード。あれほど女の子には優しくしなさいと…!」
「だけど、カレンは黒の騎士団の」
「お黙りっ」
止めの一発。スザクは涙目。カレンは唖然としている。ライはそんなカレンを助け起こす。しっかりとリフレインを牢獄周りの堀に放り込みつつ。
「ごめんね、カレン。うちのヘタレが迷惑をかけました。ちょっと2時間ほど説教してくるから、ナナリーと折り紙でもしててくれるかな?」
見ると後ろには折り紙持って待機してるニコニコ顔のナナリーが。テーブルまで用意しちゃってまあ。
カレンは最早場の流れに身を任すしかなく、大人しく一枚の紙で大王イカを作るという荒業に挑戦し始めた。
「ライ…今はシリアスなシーンで!」
「黙れヘタレ誰がメタ発言しろと言ったか」ピコーン!
支援、次どうぞ
〜2時間後〜
「お待たせ。今、枢木更正強化月間でね。説教も3倍増し」
「あ、そう…」
と、ナナリーに大王イカの折り方を丁寧に教えつつカレン(余談だが、後日ナナリーがこの大王イカに触れつつ
「ライさん、何故でしょう、この大王イカに触れると涙が出てきて止まらないのです…!」と言ったという。多分それは
敗北感からの悔し涙だ、こんなの普通折れないよ、折る前より紙の面積増えてるじゃないか、とライは思ったとか思わなかったとか。)。
「さてスザク、カレンに言うことがあるだろう?ごめんなさいは?」
「…もう許しは請わないy」ヴィコーン!
言い終える前に、ライに顔面をピコハンで強打されたスザクは独房に入れられた。
「反省するまで君はここにいなさい。僕はナナリーとカレンとでお茶してくるから。あ、反省したら僕の携帯に連絡入れてね」
「ちょっ何か話の筋がおかしい」
「黙れヘタレ誰がメタ発言しろと言ったか」
哀れナイトオブセブン枢木スザク。なんか肝心な話題に入る前に逆に虜囚の身となった。最早ゼロとか関係無くなっている。
支援
〜そしてそれから〜
「ライ卿、枢木卿、大変ですっ!捕虜107号が紅蓮聖天八極式で逃亡しました!」
「何っ」
正座させたスザクがいる独房の前で、ひよこ饅頭を食べながら24時間耐久説教大会(今18時間め)をしていたライは、知らせを聞いて驚いた。
あー、なんかそういえばナナリーがカレンに何か渡してた気もするなあ。あれもしかして紅蓮の起動キーか?緑茶を啜りながら考えるが、
流石にナナリー総督がやりましたので問題ないです、とは言えまい。ピエロみたいな格好した皇女カリ―何だっけ?カリー・ウェブ?―に責められる危険がある。それだけは避けねば。
ライの明晰な頭脳が回転する。一瞬にして言い訳が256通り思い浮かび、その中でいかにも有りえそうな言い訳を―(!コレダ!)ライはたった一つの冴えた回答を導き出した。
「スザクがやりましたので問題ないです。」
「ちょっ、ライ!?うおぉぉぉぉぉい!」
スザク、咆哮す。
「私も見ました。それにスザクさんはリフレイン持ってましたし。」
「ナナリーまで!?」
見るとライの後ろにはナナリーがニコニコとひよこ饅頭を持って佇んでいる。紅茶まで用意しちゃってまあ。
「スザク、間違ったやり方で得た結果なんて意味がないんだよ…」
「スザクさん、間違ったやり方で得た結果なんて意味がないんですよ…」
「「はーはっはっはっはっはっは!!」」
ナナリー、ノリノリである。
「笑うなっ!しかもそれは俺の台詞だ!だいたいこれでどうやって本編と辻褄を合わせるつもr」
「「「黙れヘタレ誰がメタ発言しろと言ったか」」
哀れナイトオブセブン枢木スザク。彼はこの後階級が3つほど下がったりジェレミアの代わりにミカン農園を耕すことになったりしたがそれはまた別の話である。
〜枢木ブーメラン・終〜
支援
以上です。真面目な話、カレンには麻薬とは無縁の体でいて欲しいですね。
切に願います。いや、決してこういう話になって欲しいとかじゃなく。
ご支援頂き、ありがとうございました。またよろしくお願いします。
GJでした。途中書き込みは問題なく出来たでしょうか?
>>805氏も乙です。
あいむしんかー とぅとぅとぅとぅとぅー
誤爆><
>>807 全く問題なかったです。ありがとうございます。支援含めて合計10レスなんで
これでちょうど良かったですね。
>>806 髭卿、GJでした!
ギャグ満載、メタ発言連発、スザク哀れw
支援は名乗り出た人が順番にしていくということでいいんでしょうか
>>810 なるほど、どうもです。
>>811 ま、私達だけで結論を出すのは早いでしょうね。今回が今後の参考になればいいなとは思っています。
私との連携に付き合って下さってありがとうございました。
>>812 ト、トーマス卿!
貴卿と共同で支援できたことを光栄に思います!
そうですね、しかしこれも支援の形の一つという例となって欲しいですね
>>810乙でした。
(…ル…じゃなくてライ…!)と「何するだー、ライ!」にふいたw
ライがオカン過ぎるw
正座して24時間耐久説教とかw何ぞ、それ?
しかしギャグ話とはいえ、さすがにこの落ちは少しばかりスザクが哀れすぎやしないか?
てか、ライとナナリー酷すw
>>814 やり過ぎた。今は反省している。多分俺は好きな子には意地悪するタイプです。別段スザクに悪意があるわけではないですが。
全レスするのもアレなので、ここらにしときます。
>>814 ライ…オカン…
「最初に言っておく!このクラブの角は飾りだぁ!」
……ごめん
次回放送まで24時間をきったか…。
ライカレ派にとっては不安が募る一夜だが、
だからこそ、本放送の展開次第ではお蔵入りさせる予定のSSを抱えている
職人の皆様には、投下してほしいと思うんだ。
久しぶりだねぇ、こんなに静かな夜は
静か過ぎてなんか怖いよ・・・
>>818 本当に久しぶりだねぇ
昨日は仕事から帰って来たら次スレに移行してるんじゃないかと戦々恐々してたけどねぇ
だから余計に明日と明後日の夜が怖い…
>>816 仮面の男、ゼロと合体するんですね、分かります
>>817 明日の放送見て考えるよ
だが、どんな結果だろうと自分はライカレを書き続けるだけだ
しかし、本当に静かだ
たまには良いかもね
まさかとは思いますが……昨夜の議論を見て投下を躊躇している職人様はおられませんよね?旅行とかですよね?
>>806 盛大にワラタww
ギアスこんな感じだったら世界は平和なのになー
作家ですが私は躊躇っていませんよ? ただ完成していないだけですw
一晩(まだ10時)投下がないと心配されるSSスレってのも凄いよねw
最近いい意味で異常だっただけさ
ようやくゆっくり寝れる日がきた
私はむしろ投下して昨日話されてたリズムのいい支援を受けたいんですが
仕事が忙しくて書く時間が…orz
続きを期待してくれてる読み手さんごめんなさいorz
>>828 大丈夫です!どんな時もこのスレの住民一同
全力で支援する準備はできております
じゃあ折角ですしサイトの改装でも始めることにします。
>>830 あ、もしや以前おっしゃってた感想ってやつですか?
>>830 こんな時こそ支援がしたいのに
ねぎらいの言葉をかけるくらいしかできないorz
>>831 すいません、そっちではありません(まだ雛形が決まってないんですよねえ……)。目処がついたらまたお知らせいたします。
職人様、私はここを見ながら作業しますので支援が必要な際は仰ってください。
こんばんは!毎度ありがとうございます!
静かなようですが、今日もSSの配達に参りました!
今回は昨日が短編だったのでコードギアス Regain Colorsをお届けします
毎日投下は一体どこまで出来るのか、頑張ってチャレンジ中ですw
それではお召し上がりください!
では支援いたします
全力で支援
第6話「胎動」
『黒の騎士団の残党とゼロを名乗る人物は未だ中華連邦総領事館の一部に・・・・』
テレビでは総領事館やカラレスの代行のギルバートが映されている。
どのニュースも今日のことで持ち切りの状態だ。
「凄い騒ぎね、ルルーシュ」
カレンの声は幾分興奮しているようだ。
久しぶりにここまでの大きなことをやったことに対して高揚しているのだろう。
「まぁ、当たり前だろうね。自分たちの領土に国が出来たんだから」
そうやってライはゼロの仮面を外す。
カレンはその様子を驚いた表情で見ている。
「いつの間に入れ替わってたの」
「演説の前だ。私がライにやらせた。声は録音、現れたときはもうライが変装していた」
確かにカレンは今までライの姿を見なかった。
「ゼロらしかったかな?」
ライの後ろからはC.C.が出てくる。
そんな2人をカレンは非難するように睨んでくる
「気に入らないわね、私たちにまで秘密にするなんて」
「私たち?私に、だろう?」
そうやってライの肩に手を掛けながらC.C.はフッと笑っている。
カレンを挑発するC.C.にライは溜め息を付くと外した仮面をC.C.に被せる。
「何をする、ライ」
「毎回毎回、カレンを挑発するな。喧嘩は余所でやってくれ」
ライはそう言うと部屋を出ようとする。
「どこに行くの?」
「一旦着替えて大宦官に話をしてくる。これからのことも話さないといけない」
「なら、お前がゼロとして演じていってみたらどうだ?」
「ルルーシュに相談もなしってのは無理だろう。僕もゼロを演じきれるか不安がある」
「それに何より・・・・」とライは言葉を続けながらゼロの衣装を摘む。
「この衣装で人前に出るのは正直僕には無理だ。恥ずかし過ぎる」
そんなライの言葉にC.C.もカレンも笑い出してしまい、ライも釣られて笑った。
支援
今更だが純然たる事実だ支援
「初めまして、ライと言います。ゼロの代わりに今後のお話をしに来ました」
「黎星刻だ、私が代わりに話を聞こう」
「ブリタニアからの引渡し交渉はもう?」
「いや、今はまだ来ていないが恐らく明日辺りから始まるだろう」
「引渡し交渉の遅延策は?」
「出来うる限りの準備はしているが、短く見積もって1週間長くて2週間といったところだろう」
それを過ぎればもう国家間の重要なトラブルになるだろう。
早めに策を練る必要があるが、今のルルーシュは監視があったことから早々動き出せない。
「ゼロはこの状況をどう打開する?」
「それはまだ分かりません。しかし、こちら側も何か手を打っておく必要があるでしょう」
そうやってライは今から起こり得る可能性は頭にシュミレートしていく。
そんなライの顔を見ながら星刻はフッと笑みを見せた。
「?」
「いや、いい目をしていると思ってな。ゼロは優秀な部下を持っているな」
「お褒めに預かり光栄です」
「そんな畏まった言い方をしなくて結構だ。君とは良い友人になれそうだ」
そうやって星刻から差し出される手をライは笑いながら握り返した。
支援、次どうぞ
支援
そして、3日が過ぎた・・・・・。
未だにブリタニアとの膠着状態が続く。しかし、ルルーシュからの連絡はない。
(監視が厳しいのか?そろそろ向こうが何かを仕掛けてくる頃だと思うけど・・・・)
C.C.と高亥とが話をしている中、ライは未だ連絡が付かないルルーシュを気にしていた。
ルルーシュの記憶が戻ったことはまだブリタニアは知らないはずだ。
そうやって考えていたライの思考を止める大声が響いた。
「C.C.!」
カレンの大声に何事かとそちらのほうを向く。
そこにはバスタオルを体に巻いたカレンが現れていた。
部屋にいたC.C.以外全員がカレンを見て固まってしまっている。
「考えてみたらアンタがバニーやったほうが話し早かったんじゃないの!」
「「「・・・・・・・・・」」」
C.C.のことしか見ていなかったのかC.C.の横に座るライや対面の高亥と星刻がいることにやっと気付く。
「え?え?きゃああぁぁぁぁぁっ」
そのままバスルームの扉の影に隠れるカレン。
「ゼロは女!?」
そんな高亥の驚いた言葉にC.C.は「そうだ」と冷静に答えている。
カレンが影から顔だけを出して答える。
「違います!」
「バラすのが早過ぎる。遊び心のない女だ」
「ゼロで遊ばないで」
C.C.の言葉に食い掛かってくるカレンの体がまた影から現れる。
「見えるぞ」
バスタオルが落ちかけたのをC.C.が指摘し、カレンは慌てて隠してまた陰に隠れる。
一瞬だけだが、何か見えたような気がしないでもないがライは何も見なかったことにした。
C.C.に太ももを抓られたが我慢もした。
支援
「はぁ」
ライは溜め息を付きながらこめかみを押さえていた。
カレンがバスルームにいる状態で話し合いを始めたC.C.についてとか。
もうちょっとカレンには落ち着いた行動を取ってほしいとか。
こんな話し合いでも冗談が言えるC.C.とそれに食って掛かるカレンとか。
カレンのバスタオル姿が目に焼きついてしまったこととか。
露出した健康的なうなじや太ももとかが綺麗だったとか、見えた気がした何かとか。
そんなことを考えてしまう自分の愚かさとか。
C.C.の太ももを抓む力が痛くて仕方ないとか。
(頭が痛くなりそうだ)
早くルルーシュには帰ってきて欲しいと切に願った。
しかし、突然入ってきた団員の言葉にその部屋の緊張感が一気に増した。
「大変です!扇さんたちが!」
(やはりもう手を打ってきたか)
ライは心の中で舌打ちをした。さすがギルフォード卿だ、素早い。
昔手合わせをした相手にライは敬意を示すと共に悔しそうに歯噛みするしかなかった。
支援
支援
扇たちの公開処刑の通達があり、日は傾きつつあった。
「明日の午後3時か」
それまでに何かしらの対策を練らなければならなかった。
しかし、ルルーシュからの連絡が取れないことを考えると下手に動くわけにはいかない。
そんな時、爆発音と共に他の団員からの通信が入ってきた。
『大変です、ゼロ。中華連邦が突然・・・・うわっ』
「どうした、おい!」
通信が途切れる、どうやらこれはブリタニアではなく中華連邦の動きのようだ。
「カレン、C.C.は武器の用意を!僕は様子を見てくる」
「待て、ライ。敵が中華連邦になったなら迂闊に動くのは危ないぞ」
「だが、他の騎士団の皆が!」
「お前は今はゼロの代わりにここにいるんだ。少しは落ち着け」
「・・・・・・分かった」
C.C.の言葉にライは苦しげに答えた。
持ってきていた小銃の組み立てやマシンガンのチェックを行うことにした。
もしここで追い出されることになればルルーシュにもう一度会うことが出来なくなる。
今は状況をもっと詳しく集め、作戦を立てるべきだとライは自分に言い聞かせた。
支援
「ライ」
夜中、部屋を出ようとするライをC.C.が呼び止めた。
先ほど星刻の訪問により状況が悪い方向にしか進んでいないことにライは焦っていた。
幸いに騎士団員は全員生きていること、今後のゼロの動き次第ということが伝えられた。
明日の処刑が始まってしまえば、自分たちはここにいることも出来ない。
だが、自分にはこの状況を打開する方法はある。
「どこへ行くつもりだ?」
「少し散歩・・・・・かな」
「嘘をつくな。ギアスを使う気だろう」
「・・・・・・・・」
「また暴走をすることになるぞ?」
「僕の・・・・聴覚に作用するギアスならあそこにいる全員に命令することは可能だ。皆を助けられる」
カチャリと後ろで小銃を構える音が聞こえる。
「行くな、ライ。お前は私の傍にいろ」
「ピザを二度と作らないよ。それにピザの宅配も頼まない」
「・・・・・・・それでも構わない。私とルルーシュにはお前が必要なんだ」
そうやってC.C.に後ろから抱きしめられる。
「大丈夫だ、ルルーシュならうまくやる。だから、無理をするな」
C.C.の言葉にライの目から涙が伝っていた。
「あれ・・・・おかしいな。何で・・・・・」
「怖かったんだろう?ギアスを暴走させてしまうんじゃないかと」
C.C.がライの前に立ち、ライの頭を抱きしめる。
「大丈夫だ。お前は恐れなくていい」
ライは声を殺してC.C.の胸で泣いた。それをC.C.は優しく頭を撫で続けていた。
「・・・・・・・・・」
その様子をカレンは寝たフリをしながら聞いていた。
ライが部屋を出ようとしたときに起きようと思ったが、タイミングが掴めなかった。
そして、今では何故か起きなかったことへの悔しさがあった。
何故ここまで悔しいのか、カレンには分からなかった。
支援
C.C.母性何気にあるよね支援
以上です!いかがでしたでしょうか?
今回は区切りがいいところまでがいつもの分章量より長かったですねw
投下量やスレ数も出来るだけ気を配るように書いていきたいと思いますw
さてさて明日は短編・・・・・・在庫(ネタ)がない状態・・・・
早く何か色々仕入れなくては!
ではまた次の配達で!!
GJ、お疲れ様でした。今日は静かすぎるほど静かな夜でしたが(もしかして感覚麻痺してる?)、貴方ならやってくれると信じておりました。
次回の投稿を楽しみにしています。
GJ 今回はルルーシュ空気ですねww
>>853 ピザの配達人卿、GJでした!
今回も美味しくいただきましたよ、なんかC.C.がいい感じに優しいですね
そして軽い嫉妬?心をもつカレンもいい!
次回の配達も全力でお待ちしておりますが無理はなさらないでください
しかし支援は奥深く難しいですね
>>853 GJ!! いつもおいしいSSをありがとう!
でも無理はしないでください。身体が資本です。
ライCCいいよライCC。
ライの脅し文句がピザなことに噴いた。
それ、対C.C.の最強の脅しなんだなww
>>853 今日も美味しいSSピザの配達お疲れさまです!&ごちそうさまでした!
CCの包容力に癒された……!
カレンはちょっと切ないけど、ギアス関連ではさすがにCCには敵わないよなあ。
明日の短編ピザも楽しみです。材料は、はきっと明日午後五時にいっぱい届きますよ!
>>855 自分は「私とルルーシュにはお前が必要なんだ」に心ふるえたので、そう思わなかった
静かだ、静かすぎるww
土、日曜は投下が少なめだと思う。翌日の放送で内容をがらりと変えなきゃいけない
衝撃展開がありえるかもしれない土曜日。衝撃展開でorz状態になる日曜。
そしてその展開をネタにして日曜深夜から怒涛の投下ラッシュというパターンな気がw
今日は静かだな……。
みんな明日のカレンの無事を願ってお百度参りでもしてるのか?
某ペルソナ4でカレンみたいな声のキャラを攻略中に、R2までにSSを投下しろと電波が来たから投下するよ。
みんなが大好きな南さんモノだぜ!
おお……奇跡が今起きる!
>>853 毎日配達ご苦労様です。毎日SS書けるってホント尊敬に値します
C.C.好きな自分にはとっても美味しい配達でした。C.C.とライの対等なやりとりが好き
でも最終的にC.C.の母性にKOされる、そんなライもいい(ぇー
・・・C.C.好きだけど自分のSSにはシの字も出てないですけどねw完全に読み専です。期待してますぜ
しかし、なんだこの静かさはww
怖い、怖すぎるぞww明日の展開次第では怒涛のラッシュが予想されるだけにw
ちなみに自分、女性の水着の奥深さと描写の難しさに撃沈しております
まさかSS書く為に水着でこれほど頭を悩ます日がこようとは・・・(汗
864 :
晴天:2008/07/20(日) 00:01:55 ID:NfFyz40S
先日、投下した『Oh! Yes キスをしようよ』とか『てっぺん まで もうすぐ』とかの続きと言うか、何と言うか……。
ライがもし、南に相談していたらバージョンです。
注意点
・いわゆるやむ落ち作品です。
・ある意味ずるい作品です。
・南ファンは絶対見てはいけません。
・ロリコンに誇りを持っている人も見てはいけません。
・これはロリコンを差別する作品ではありません。
・ R2でカレンが大変な事になっているのに、自分はこんな物書いている場合なんですかね。
支援!
867 :
晴天:2008/07/20(日) 00:03:48 ID:NfFyz40S
STAGE 1 【キス神 が 生まれた 日】
人の物語は分岐する。
あの時こうしていれば……。
あの時ああしなければ……。
誰もが思う事だろう。
何気ない選択肢で、人生は変わる。
未来は変わる。
世界は――変わる。
もし、僕がこの世界に目覚めていなければ――。
黒の騎士団とブリタニアは未だ戦争中だったかも知れない。
もし、僕がこの世界に目覚めていなければ――。
カレンはブリタニアの捕虜となってしまったかも知れない。
もし、僕が――。
僕の行動が……いや、誰もがその行動ひとつで、世界を変える力を持っている。
僕は初めてカレンとキスをした時の事を思い出す。
沢山の人に、キスについて教わった――実のある情報は何一つとしてなかった――あの日の事を。
ふと思う。
もし、あの時……僕が、あの人の話を聞いていたら……。
どうなっていたのだろうか――と。
支援
869 :
晴天:2008/07/20(日) 00:06:45 ID:NfFyz40S
『てっぺん まで もうすぐ append disc featuring Yoshitaka Minami 』
STAGE 2 【喝采 の キス】
「ねえ、キスってどんな感じなのか……教えてくれないか?」
僕は、すれ違う女性隊員にさりげなくキスの話を聞いていた。
彼女で何人目だろうか。
藤堂中佐、四聖剣――頼みの綱だった5人。
彼らから満足の得られる情報は手に入らなかった。
そもそも――。
キスの『キ』の字も情報は手に入らなかった気がする。
「あ……あの……!」
顔を真っ赤にしたままボソボソと呟く女性隊員――確か彼女は通信士だったか。
「す、すみません!心の準備が!!」
そう言って走り去る――この光景を女性隊員に聞いた数と同じだけ見てきた。
「心の準備……」
この世の物では無いという位だ。
やはり、それなりの覚悟が必要なんだろうか……。
STAGE 3 【紅蓮 舞う】
しかし困った――。
『キス』の難易度の高さだけはどんどん伝わってくるのに、その実情に迫る情報は未だ皆無だ。
腕を組み、壁にもたれて少し考え込む。
「ゼロの正体より、機密レベルが高いんじゃないか……?」
ふと、顔を上げると眼前の部屋のネームプレートが目に入った。
そこには、やけに可愛い丸文字で『南』と刻まれている。
支援
支援
872 :
晴天:2008/07/20(日) 00:12:27 ID:NfFyz40S
南……。
記憶を探る。
――南 佳高。
扇グループのメンバーであり、黒の騎士団の幹部。
しかし、あのいかつい外見と、この丸文字がどうしても結びつかないが……部屋を宛がわれる程の役職で、南と言う名前の人間は彼しか知らない。
という事はやはり、ここは『その』南の部屋なのだろう。
ネームプレートは、誰か別の人が――井上辺りが書いたのかも知れない。
――そうだ、もうひとつ思い出した。
あれは確か――僕が以前、ナナリーにミートボールを食べさせた後、その話をカレンにした時だ。
何故か激昂したカレンは、「私にはそんな事……してくれた事無いのに!?」と掴みかかってきたんだった。
……違う。
重要なのは、そこじゃない。
その後――そうだ。
「あなたも、そういう人だったの!?」と今度は涙ぐみ……。
「ライには、私がいるんだから。南さんのようにはならないでね?……お願い……」と僕の手を力強く握り締めてきた。
あの時のカレンの顔を僕は忘れられない。
……今、思い出した気もするが。
――南 佳高。
僕は、彼と余り話をした事が無い。
だが、カレンのあの悲しそうな表情……。
彼にはきっと何か恐ろしい秘密があるに違いない。
ならば――。
僕は扉をノックした。
支援、次どうぞ
874 :
晴天:2008/07/20(日) 00:14:34 ID:NfFyz40S
STAGE 4 【その 名 は 南】
誰もが皆、この世の物では無いという。
誰もが皆、明言を避ける。
僕も、人のままでは踏み込めない領域なのかも知れない。
そこまでの存在なのだ――キスとは。
ならば……僕は修羅になろう。
そう、僕は……修羅の道を行こう――。
そして、南 佳高。
彼は間違いなく修羅だ――僕の勘がそう言っている。
彼は、世界に反逆している。
僕には解る。
だから……僕は彼と話をしなければならない。
この世の物では無い領域に――踏み込むために。
そんな事を考えていると、南がドアから顔を覗かせた。
そして、油断無く左右に目をやると口を開く。
「どうした?」
僕は深呼吸をして――相談がある旨を伝えた。
部屋に入って驚く。
そこは――。
本当に僕と同じ部屋が宛がわれているのかと思う内装だった……。
支援
よっこら支援
877 :
晴天:2008/07/20(日) 00:17:41 ID:NfFyz40S
STAGE 5 【覚醒 の 桃色騎士】
そこは、辺り一面……目が痛くなるようなピンク。
ロッカーにはフリフリのレースがついた布――勿論ピンク――が掛けられている。
ニコニコとあの中から騎士団の制服を取り出す南を想像して――身震いした。
「まあ座れよ」
勧められて僕はソファに腰を下ろす。
その隣には、やけに大きな白いウサギ……?何かピンク色のとぐろを巻いたものを持ったぬいぐるみが座っている。
――僕は見なかった事にした。
「ほら」
コーヒーの芳しい香りと共に差し出されたマグカップ。
そこには口が×のウサギが……。
「――これは、口を縫い付けられているのか?」
「お前は、面白い事を言うな……それは、ミッフィーちゃんだよ」
――ミッフィーちゃん。
『ちゃん』までがキャラクター名なのだろうか、それとも、『ちゃん』は南が自主的に付けた物なのだろうか……。
前者である事を、僕は祈らずにはいられなかった。
STAGE 6 【囚われ の ナナリー】
「それで、何か用か?」
人選ミスである事は、部屋に入って数秒で気付いたが……ここまで来た以上、一応話を聞くだけ聞いて、聞き流す事にした。
笑いながら支援w
目が痛いというか南が痛いw
支援
880 :
晴天:2008/07/20(日) 00:20:41 ID:NfFyz40S
「キスとは――素晴らしい物なのか?」
今日、この言葉が、僕の口から出たのは何度目だろう……。
いつも、ここで話は終わる。
だが、遂に……今日初めて、ここで頷く人物が現れた――。
「ああ、キスとは――素晴らしい物だな」
南は目を細め、どこか遠くを見つめてウットリと呟いた。
「キスとは素晴らしい物だ。ああ、僕の天使ちゃん……君のそのマシュマロの様な唇が、毎晩俺を――」
天使?
「あの……天使とは、頭に輪があって、翼が生えているアレか?」
そう尋ねる僕に、南は呆れたと言わんばかりに首を振る。
「以前、カレンと連絡を取ろうとしてな。アッシュフォード学園に行った時だ」
カレンと扇さんが、校門でやり取りをしていた時の事を思い出す。
「俺は、そこで天使と出会ったんだ――」
STAGE 7 【頬染め の ミナミィ】
アッシュフォード学園に天使……翼が生えた女性など居ただろうか。
「車椅子に乗った可憐な天使……」
そう言って、頬を染める南……頬を染める!?
「ライ……天使というのは、地上にもいるんだな」
嬉しそうに頷く南を見て、僕は思った。
これは、ルルーシュの耳に入れておく必要があるな――と。
ふ、腹筋がw 支援w
ミナミィってw
支援
883 :
晴天:2008/07/20(日) 00:24:41 ID:NfFyz40S
「カレンとの伝令役――それは、俺が天使と会える至福の時間だったんだ!」
南は頬を染めたまま続ける、もう僕の事など目に入っていないようだ。
「それなのに!最近は、俺に伝令役をやらせようとしない!!」
そう叫ぶ南の目は据わっていた。
……嫌な予感がする。
その理由は聞かないほうが良い。
僕はちゃんと、解っていた。
解っていたのに――。
南は、自分から話し出した。
まるで、英雄譚のように……。
STAGE 8 【せめてょぅι"ょとともに】
「カレンに会う前に、俺は中等部に向かったんだ。なぜかって?人はパンのみに生きるにあらず。だからだよ」
――今度、月下のパスコードを変えよう……kallen0329なんてどうかな。
「いつもは上手く行ってたんだが、その日に限って俺はミステイクを犯した!」
――ああ、そうだ、映画にも誘わないとな……リヴァル、そろそろ動き出しているだろうか。
「奴らは、よりにもよって、俺を通報したんだ!俺はただ、天使に会いに来ただけなのに!!」
――僕にとっての天使といえばカレンだが……こんな事言ったらアレだが、一般的に彼女を天使というポジションで見る人はいなさそうだ。
「汚いッ!ブリタニアさすが汚いッ!!」
南は怒りと共に拳を振り下ろした――Hello Kittyと言う文字とリボンを付けたネコが描かれたテーブルに……。
その衝撃で、ミッフィーちゃん?という絵のマグカップからこぼれたコーヒーは、やけに目の大きいカエルの描かれたランチョンマットを黒く汚した。
支援
噴き出しそう…w 支援
886 :
晴天:2008/07/20(日) 00:29:55 ID:NfFyz40S
ああ、なるほど。
僕は以前、ルルーシュが憎々しげに言い捨てた言葉を思い出す。
あれは確か――。
「ロリコン……か」
STAGE 9 【ロ リ】
それは、声に出ていたらしい。
部屋の空気が変わったのが解る。
「お前は……差別主義者だったんだな」
眼鏡を不気味に光らせ、南は僕にそう言った。
「南……?」
彼は、タバタッチのぬいぐるみを抱きしめ、器用にその腕を僕に突きつける。
そして――南は壊れた。
いや、正確に言えば……辛うじて保証対象だった破損状況が、スクラップになったという所か。
「ライ、お前は差別主義者だ!解るか!?お前は女性を女の子か、そうでないかで差別しているんだ!
俺は違う!俺は平等主義者であり博愛主義者なんだ!まだ成熟していない女の子も恋愛対象として、レディとして扱っているんだ!
それの何が悪い!?彼女達はもう立派なレディなんだ!それをお前は解っていない!それを世界は解っていない!
間違っているのは俺じゃない!間違っているのは世界だ!かの文豪ウラジミール・ナボコフもそうだ!
彼は偉大なる名作『ロリータ』の出版を何度も断られた!何度もだ!それはなぜだ!?それは世界が――」
――まだ盛り上がっている南をおいて、僕は部屋を出た。
その判断は、遅すぎた気さえする。
『まあ座れよ』
この時点で部屋を出るべきだったのではないだろうか。
背中にまだ声が聞こえる。
支援
ダメだコイツ。早くなんとかしないとw
支援
889 :
晴天:2008/07/20(日) 00:34:20 ID:NfFyz40S
「お前だって同類だろう!?ライ!お前はツンデレコンだろう!!お前に俺をとやかく言う資格があ――」
僕は、魔王を封印する勇者の気分になって……。
その扉を硬く、硬く閉ざした。
STAGE 10 【ラ イ カ レ ン】
役に立ちそうな、キスの知識は手に入らなかったが――。
カレンが『彼のようにはならないでね』と、そう言った、彼女の悲しそうな瞳の意味は解った。
だが、新たに増えた疑問もある。
ツンデレ――。
あのロリコンは確かにそう叫んでいた……僕をツンデレコンだと。
コンは多分、コンプレックスの略だろう。
南を表すロリコンのコンがコンプレックスであるように。
ならば、ツンデレとは何だ?
ツンドラなら解る――永久凍土の広がる地域の事だ。
だがデレとは……?
……まぁ良い。
今はキスの方が大事だ。
キスに成功した後、カレンに聞けば良いだろう。
僕は、ツンデレ好きだと思うか?――と。
ただいまドツボに嵌りながら支援
カレンには聞くなww
892 :
晴天:2008/07/20(日) 00:38:06 ID:NfFyz40S
何か気配を感じて、僕はふと廊下を振り返る。
南の部屋は開かれてはいない。
――南 佳高。
彼は間違いなく修羅だった。
児童ポルノ法と戦う修羅だった。
――南 佳高。
彼は間違いなく反逆者だった。
世界と戦う反逆者だった。
僕は、何故だか泣いていた。
STAGE 11 【ワールド エンド】
――疲れた。
あれから僕は、当て所なくアジトを彷徨った。
そう、もうカレンとのキスは今度でも良いか……と思ってしまう程に疲れ果てていた。
支援
894 :
晴天:2008/07/20(日) 00:41:30 ID:NfFyz40S
何気ない選択肢で、人生は変わる。
未来は変わる。
世界は――変わる。
もし、南に話を聞かなければ……。
この後、カレンと甘ったるいキスがあったかも知れない。
だが、もう……やり直す事は出来ない。
一度選んだ選択肢を、変える事は出来ないのだ。
そんな事を考えながら廊下を歩いていると、突然誰かに腕を掴まれ倉庫に引き摺り込まれた――。
「ライ……」
そこに居たのは……。
――勿論、変わらない未来という物も存在する。
ライとカレンがキスをする未来は変わらない。
――そう、変わらない未来は確かに存在する。
ライとカレンが幸せになる未来は絶対に変わらない。
なぜなら、この世界にはライがいるのだから――。
支援
あれ?なんか綺麗になったww支援
897 :
晴天:2008/07/20(日) 00:43:40 ID:NfFyz40S
以上です。
何、良い話にしようとしてんだ……。
バカ話ならバカ話のまま完結させれば良いじゃナイ。
まあ明日のR2に対する反逆も込めて、と言ったところで。
オープニングの紅蓮聖天八極式を見る限り大丈夫だと思うが……。
もしこれから先、あんな展開やこんな展開になったとしても、例えルルカレろうが、例えカレンが■○▲になっても、例え世界破滅エンドになろうと――。
>>822のように、僕はライカレを書いていくつもりさ、良いだろう?MR. myself(古)
今日もたくさんの支援ありがとうございました。
明日に備えての緊急補給用の甘いライカレを期待していた人には申し訳ない。
あと本文内の差別主義者という単語に不快感を覚えた方がいたら申し訳ないです。
晴天卿、GJでした!夜中に思いっきり笑わせてもらいましたw
ところでこれ、どこからリンク張ります?0008-0155ですか、それとも0008-0575ですか?
Gj
とっても楽しませてもらいました
>>897 GJ。あ、やっぱりR2の最近の展開への牽制も入ってたんですね。
最後でちょっといい話というかしんみりというか。ライカレについては同感です。
南もナナリーの総督就任挨拶の時に頬を赤らめたばかりに…
>>897 笑わせてもらいました!
っていうかコレはもうロスカラSSというより南SSと言ってもよいのではw
最後も若干無理矢理な気がしないでもないですが、綺麗なオチにもっていかれましたねwww
間違ってるぞ、南!カレンはライに対してそんなにツンとしていない
故にライは、デレコンと言うべきだ!
>>897 晴天卿、GJでした!
さっすが「反逆者」南、俺達にできないことを平然とやってのける!そこにシビれる、憧れない!
最後綺麗に終わったのは個人的には良かったです!
次回の投下を全力でお待ちしております!
gj
南は、幹部の中で玉城や扇並みの知名度を得つつあるな。
南がロリコンという事実より、あんな少女趣味を持っている方が笑えたw
ところで、このスレ的には15禁くらいまでならセーフなのだろうか
>>897 GJ!!!
夜中に笑いを抑えるのに必死になりましたww
もうね、ネームプレートの丸文字から腹筋が攣りそうになってた。
サン●オキャラクターで埋め尽くされた部屋とか!
あとライのキスの質問の仕方が誤解を招き過ぎる件w
GJ! 素晴らしい南でした! こんなに元気な彼を見たことは無いw
そして最後のオチがキレイな事に驚愕を覚えましたよ。
さて、私も投下したいと思います。
内容は『オデュッセウスとライ、天子様を攻略せよ!の巻』です。
ライは第一皇子の側近で、天子様との婚儀前に会いに言った設定。
オデュッセウスのキャラも、天子様のキャラも、はたまたライのキャラまで解らなくなったカオス作品です。
投下してOKすかね?
>>905 イエス マイ ロード ! 全力で支援します!
やはりこの時間帯はにぎやかになるなぁ。
支援するよ
コテを忘れてましたw
決してナナリーとカレンへの愛情が冷めたわけでは(以下略
しかし短編にすると詰め込んでしまう自分を発見w
全力で支援!
貴族調の内装で整えられた広い部屋。そこが空を飛ぶ船の一室だといわれて、信じるものが居るだろうか?
何人でも会食できそうな長机を挟んで、二人の男性が向かい合っていた。
「本当にこんなもので大丈夫かな?」
一人は30前後といった風な自然な色の茶髪の男性。身を包むのは貴族調の服装。
彼の弟達と比べてしまうと端整な顔立ち……とは言い難いが、穏やかで優しそうな顔立ち。
しかしその表情は不安そうに歪む。片手で顎鬚を擦りつつ、空いた手で突くのは高そうな机の上に置かれた安そうなクマのぬいぐるみ。
彼の名はオデュッセウス・ウ・ブリタニア。世界の三分の一を支配する神聖ブリタニア帝国第一皇子。
「問題は有りません。1037通りの展開を予想した結果、そう言った品が最良であると言う結果が出ています」
相対するのは20歳に届かないだろう少年。銀のような白髪と整った顔立ち。
痩せているのではなく、引き締まった肉体が作り出す細い体の線。ソレを覆うのは黒を基調とした執事服。
彼の名前はライ。細かい説明は割愛するが一年と少し前、オデュッセウスに拾われた記憶喪失者。
だが文武共に優れており、人を惹きつける不思議な魅力も持っていた。
故に皇子の補佐官と言う地位まで出世街道をテレポーテーションした逸材。
「そうかい? だけど相手は天子だよ? もっとチャンとした贈り物の方が……」
これから二人が向かう場所はブリタニアに敵対してきた大国 中華連邦。
同盟締結の為に、オデュッセウスと中華連邦の王たる天子の婚儀を行う運びとなっから。
残念な事があるとすれば、この同盟に漕ぎ着けたのが彼自身の成果ではないと言う点。
そして相手である天子が余りにも幼い少女に過ぎないと言う事くらいだろう。
つまりコレは戦略結婚であり、オデュッセウスの意志やもちろん相手側の天子の意思も問題にならないということ。
支援
さあ、今が支援の時!
だが評価を聞けば『人が良い』とか『お優しい』、『正直平凡』と評される第一皇子は心を痛めていた。
自分は別に構わない。どうしても添い遂げたいような女性と巡り合う事もこの歳まで無かったし、何よりも自分は大人だ。
祖国ブリタニアの為、平和に争いが解決するならば、自分の結婚の一つや二つ安いもの。
だが天子はどうだろうか? 二倍近くも歳が違う見知らぬ男といきなり結婚しろとは……余りにも辛いだろう。
そんな主の心の内を理解して居るからこそ、ライはこの正式な婚儀よりも早い訪中をセッティングしたのだ。
少しでも良い関係、例えソレが作られたものであろうとも、当の二人が嫌な思いをするのは不本意だから。
政治的な問題を表には出さず、ただ『結婚を間近にした二人が親交を深める』と言う目的の為だけに。
「その通り、相手は天子様です。中華連邦の統治を任せられた天の子。
外に出る事も許されず、絢爛豪華な調度品に囲まれて、蝶よ花よと可愛がられています。
そんな人物だからこそ、普通の女性……殿下が日頃接しているような貴族の皆様と同じ方法では効果がありません」
高価な物、美しい物、価値のある物。そんな女性が喜ぶステータスなど天子の周りでは平凡なゴミ同然の相対価値しかない。
天子自身もそんなモノに見慣れてしまっていて、送られたところで『あぁ、またこんなものか?』と言う程度の感想しか浮かぶまい。
だからこそ……
「だからこそ……ぬいぐるみです。使用した事による温かみと価値の両立をした正にベストチョイスかと」
「う〜ん、でも僕のセンスだから…「もう少し自信をお持ち下さい」…けどな〜」
ど、同時!支援
『む〜』と唸りながら更に困った顔を深くする主にライは内心でタメ息。
EUの領地を奪い続ける宰相、今同盟の生みの親である第二皇子シュナイゼルのような『知』はオデュッセウスにはない。
確かに自らナイトメア・フレームを駆り、幾つものエリア成立させた第二皇女 コーネリアのような『武』も持っていない。
取り柄と言えば臣下たちも苦肉の策で捻り出した『穏やか』や『お優しい』と言うあまり重要視されない『心』。
だからこそライは思うのだ。
『だからこそオデュッセウス・ウ・ブリタニア殿下こそ次の皇帝に相応しい』と。
「自信をお持ち下さい。わざわざご自分でお選びになったからこそ、天子様もお喜び下さるでしょう」
「……確かに警護の者に無茶を言って、君とアンティーク・ショップを周ったのは楽しかったよ」
ライが入れた紅茶で一服しながらも、二人の会話は続いた。
オデュッセウスは自分の能力の無さを理解している。だからこそ引っ込み思案になり、自信を失っているのだ。
だが長男と言う点、隠遁生活から帰ってきたばかりの小さな妹にまで目をやる気配り、天子を相手にして戦略以外の事を考えるある種の余裕。
コレは現皇帝 シャルル・ジ・ブリタニアにも存在しない利点だ。絶対王政を敷くブリタニアを変革させる可能性。
ソレに気が付いている者が果たして何人居るだろうか? 本人すら気が付いていないのだが。
「購入した時のエピソードなどもお話になっては如何ですか?」
「ん〜でも女性相手だからな……」
「その前に天子様は子供であると認識するべきかと。そうすれば女性が苦手な殿下も喋り易いのでは?」
「はっはっは〜一級フラグ建築士である君に言われると自信が持てるよ」
「?」
支援
全ての皇族がいがみ合う事無く、皇帝の下に意見を出し合い、お互いの主張を展開。
競い合い生まれた意見を皇帝の名の元に実施する新しい王政の始まり。
今回の婚儀がシュナイゼルの予想した以上の成果をオデュッセウス自身の力でなせれば……それに大きく近づける。
「では殿下、もう一つ心強い味方を……」
「香水かい?」
「はい。ハーブの香りで人を安心させる効果があるそうで。これを……ぬいぐるみに吹きかけます」
そんなライの説明にオデュッセウスは首を傾げる。だがどこか楽しそうにも見えた。
自分など足元にも及ばぬ、すぐ下の弟にも匹敵する智謀。ソレをこの不思議な部下は面白い方向に使う。
「もちろん殿下にも使って貰うのですが、初めてあった年上の男性に近づく勇気が天子様にあるとは思いません」
「うんうん、確かに」
「ですからぬいぐるみに吹き掛けます。お会いしたら直ぐに、誰の手も通さず天子殿に渡すように。
見ず知らずの男性と、その男性がくれたぬいぐるみ。どちらが近くに置くのが容易いかは明白です」
随分と前に忘れてしまった子供じみたワクワクを与えてくれるこの部下を、オデュッセウスは気に入っていた。
「不安な状態になった時、人間……特に子供は何かに抱きつく習性があります。
そこでぬいぐるみの香水の効果が最大限に発揮されれば……アチラの無用な緊張は解決できるかと……」
「いや〜流石だね、ライは。コレで何とか成りそうだよ」
支援
支援
ようやく自信と余裕を取り戻した主の様子に、微笑を浮かべていたライだったが、直ぐに真剣な顔を作って続けた。
今までの段階は最初の無用な緊張を解す効果しかない。ここからお互いに気持ちが良い関係を作る必要がある。
「では次にトークの内容の確認を……」
「え? 流石に話くらいはアドリブで…『アドリブで相手を喜ばせるトークが殿下に可能で?』…いや、ゴメン」
簡単に部下の小言に謝る辺りは皇族としてはマイナスである。
「では内容ですが相手が外に憧れる天子である事、そして殿下が皇務で世界中への渡航した経験をフルに利用します。
例えば先月の南米歴訪時に訪れた自然保護区での写真などを用いまして……」
「なるほど……まさかそんな写真が外交で役に立つとはね〜」
そんな感じで護衛の軽アヴァロンを複数従えたログレス級浮遊航空艦が中華連邦の地に着くまで、二人の打ち合わせは続いた。
正直な話……幼女一人を口説き落とす為に男二人が作戦を練っているようでもあり……ちょっとキモイ。
また幼女w 支援
ウーたんのSSが読める日が来るとはw
支援
規制でしょうか?支援
第一王子は和むわww
規制かな? 支援!!
「なんとも……これはこれは……」
「十年後が楽しみですね? 殿下」
中華連邦の地を踏んで数時間後、オデュッセウスとライは遂にその人物と対面した。
ライに負けない美しい銀髪を複雑な形で編み方で整え、身を包むのは中華連邦独特な豪華な衣装。
ろくに運動をする事もないのだろう。か細い四肢や小さな体は全て白に近い肌の色。幼いながらも確かに整った顔立ち。
「それまで僕の分身が現役なら良いけど……」
「下品です。仮にも一国の王の御前ですよ?」
「王? 確かそうだったね……でも、困ったなぁ〜そんな風には見えない」
大宦官に囲まれて、彼らの言う世界の中心 朱禁城の庭園で二人は始めて天子と謁見した。
だがどうだろう? 目の前に居るのはただ……必死に泣いてしまうのを我慢している小さな少女でしかない。
「一切の外交戦略など通じない相手ですが、来る途中で練りに練ったプランを活用できればあるいは……」
「うん、がんばってみよう」
大宦官が歓迎の言葉を読み上げている時も、オデュッセウスとライは最後の打ち合わせ。もちろん天子はガクガクブルブル。何時ものような交渉相手ならばオデュッセウスは少し肩に力を入れる。
国を賭けての騙しあい、ソレくらいの緊張が必要だ。しかし今度の相手にソレは要らないだろう。
庭園を一望できる小高い丘の上、一つの岩から削りだしたのだろう白亜の机と椅子。
ソレを挟んで数日後に婚儀を結ぶ二人はもぎこちなく視線を合わせ……あっ逸れた。
このW53Sを舐めるなー!支援
支援
「はじめまして、天子殿。私はオデュッセウス・ウ・ブリタニアという者です」
「おっお初に……ヒィッ!」
最大級の微笑みを見事な空振りに終わり、オデュッセウスは内心でタメ息。
慌てたように天子の後ろに控えていた大宦官たちが声を上げる。
「天子様! 皇子殿下に無礼になりますゆえ……」
「だって〜」
「構わないよ。始めて会ったずっと年上の男、怯えて当然さ」
「はぁ、しかし……」
自分の力(主に人の良い雰囲気)だけではどうにも成りそうにないと理解して、オデュッセウスは後ろに控えていたライに目配せ。
彼が取り出したのはキレイなラッピングが施された何か。
「天子殿、今日は急な訪問に対応してくれて本当にありがとう。そのお礼と言ってはなんだが、お土産を持ってきたんだが〜」
「……」
「怖い見知らぬおじさんには近寄れなくても、これは受け取ってもらえるかい?」
ラッピングが外されて現れたのは首にピンク色のリボンを巻いたクマのぬいぐるみ。
昨今の量産品では作れない鮮やかな毛並み。それがこのクマがアンティークと呼ばれる部類に入る事を僅かに主張していた。
「わぁ!…ありがとう…」
パッと一瞬だが明るくなる天子の表情。思い出したように恥かしがり、手渡されたぬいぐるみを抱き締めた。
支援
そんな様子に大宦官は首を傾げるのをライは確認。彼らの心の内まで読み取れた。
『第一皇子が持参するには安っぽい品ではなかろうか?』
『どうして天子様はそのような物を貰ってあんなに喜んでいらっしゃるのか?』
そうだろうとも……天子を天子としか、中華連邦国家元首としか、貴重な神輿としか見ていない寄生虫には理解出来まい。
高価なものに囲まれて育ち、政治などの能力は当然ない小娘がどれだけ本当に高価なものの価値を理解できようか?
「さて、老体でこれ以上立ち続けるのは少々辛いんだけど……座っていいかな?」
「あっ……うん」
他愛の無い会話。ライが引いた椅子に腰掛けたオデュッセウスを抱き締めたぬいぐるみ越しに見つめて、天子も向かい合う席に腰を下ろす。
予想外の反応の連続に周りからはどよめきが起こる。
「これ! 天子様と皇子殿下に茶をお出しせんか!」
「その必要はありません」
大柄の大宦官が思い出したのかのように、叫ぶがソレを遮ったのは机を囲んだ二人の後方に立つライだった。
手にはいつの間にかブリタニア調で統一されたティーポットとティーセットを載せたトレーがあった。
「この会談は我らブリタニア側が無理を言って設けて頂いた席です。故にお茶を出す労力はこちらが……」
「しかし!」
「ご心配なく。我が主 オデュッセウス・ウ・ブリタニアも同じ物を飲み、食べますゆえ毒見も必要ありません」
「凄くいい香り……初めての匂い」
「これはね南米のアンデスで作られる珍しい茶葉を使った……」
色々と混乱はあったが始まってしまった以上、誰もそのお茶会を中断させる事はできなかった。
大宦官側としてみれば、接待で機嫌を取る予定が全て吹き飛んでしまった事を残念に思いつつ、なぜか大人しい天子の様子に安堵。
ブリタニア側、この場合は限定的にオデュッセウスとライとしては、散々考え抜いた作戦が的中している事にガッツポーズ。
「お口に合ったようで何よりです、天子殿」
「もう一杯……」
「喜んで」
恥かしそうにおかわりの催促をする天子へと、ライは色んな女性を口説き落とす危険な微笑みを発射……今日は不発です。
ぬいぐるみや香水に続いた策としては、招待された側でありながらお茶とお菓子を振舞うというもの。
中華連邦側が出してくるソレラは最高級のモノだろう。だが天子にしてみれば何時も呑んでいるのと変わりは無い。
それでは折角のお茶会も盛り上がりはしない。
故にブリタニア風の茶会をセッティングし、値段や味ではなく希少性と話題性を重視した茶葉を選択したのだ。
「そう、ちょうど茶葉の産地に近い場所を訪れる機会があったんだけどね……」
更にそこから話題性を広げるのはブリタニア帝国第一皇子として、大事なブリタニアの看板として世界中を飛び回っているオデュッセウスの経験。
皇族としての広い趣味の一つ、カメラで自ら取った写真をテーブルの上に並べた。
緑のジャングルを蛇行する茶色の大河。原住民が吊り上げた巨大な魚に、極彩と語るに相応しい美蝶。
高山の頂には石造りの遺跡が鎮座し、広大な荒野には上空から見なければ解らない巨大な絵が描かれている。
「わぁ〜!」
ソレを見た天子は先程とは全く規模が違う興味と喜びの表情を浮かべた。
その瞬間、ライは自分の憶測とオデュッセウスに授けた作戦が的中した事を理解する。
『外界への憧れ』
天子と呼ばれる中華連邦元首を支配するもっとも大きなファクター。
「余りにも使い易く育て過ぎたのです、大宦官」
ライは誰も聞きかれないようにつぶやいた。外を見せずに知識を与えずに育てられたからこそ、オデュッセウスの話す内容に夢中になってしまう。
僅かにでも外を教え、知識を授けていたらならば……自分達の利益を優先しすぎなければ……
少しでも天子たる意味と誇りを教えていたならば……こうも簡単に見知らぬおじさんに靡きはしない。
彼らに使い易いと言う事は、誰にとっても使い易いと言う事。
「獲りましたね……殿下?」
既に思い出話に夢中になっている主、事の重要性を理解していないオデュッセウスにライは呟く。
中華連邦と言う国、大宦官が天子の威光を盾にして貪っていた富や権力、それが天子まるごと……
「貴方様のモノです」
支援
「もっとも……」
優しさが優れていると評される主を持つ補佐官として、汚い裏の顔を捨て去ってライは呟く。
目の前で行われている父娘と言われても、違和感が無い二人の会話が微笑ましい。
「この魚はね? 下手をしたら漁師の船を沈めてしまうんだ」
「わぁ〜」
「この遺跡の石畳は本当に隙間無く詰まっていて……」
「へぇ〜」
オデュッセウスの語る内容に、天子は嬉しそうに目を輝かせて相槌を打つ。
もうお互い礼儀もへったくれもない状態で、予想以上に親密になっているさまを見て、大宦官は大慌て。
どうやら自分達のミスに気が付いたようだ。もっとも、いま邪魔をしようものならば天子自ら「打ち首!」とか言い兼ねない。
「オデュッセウス殿下も自分を『ブリタニア帝国第一皇子』してではなく……
『面白い話をするおじさん』として見てくれる天子殿を気に入ったご様子だし」
戦略結婚としての『婚儀』は所謂プロパガンダに過ぎないのだが、二人の関係がそれ以上のモノになれば、色々と双方に利点あり。
中華連邦との同盟をより強固な物としたオデュッセウス第一皇子に、ブリタニア帝国との同盟を幼いながらも成功させた天子。
「本当に……平和な世界になりそうだ……」
『朱禁城から見上げたブリタニア本国まで続く広大な空はとても青く美しかった』
―第99代神聖ブリタニア帝国皇帝の側近となる男 ライが自伝の一説に記した言葉―
支援
支援
途中でPCが調子を崩しまして、投下が止まってしまいました(汗
しかし皆さんの支援のお陰で他トラブル無く投下終了です。
さて、読み返してみると……ライが黒い、天子様のキャラが解らん、第一皇子は和む。
うん、カオスだ。だが許しは請わない。次こそライナナなりライカレなり……女の子が書きたい(ぇ
>>938 乙。ウーたん、ただのおじさんじゃんwww
面白かったし、文章がやはりすばらしいです。
私もこのくらい書ければ…
GJ、お疲れ様でした。ライの微笑みがまたしても炸裂するのかと、ドキドキしながら読ませていただきました。
>>938 貧弱な軍馬卿、GJでした!天子様が可愛い、しかしそれ以上におっさんに和んでしまったorz
新しい切り口、良かったです!
次のライナナ、ライカレ、全力でお待ちしております!
住民の皆様、0200頃にトーマスよりちょっとしたお知らせがございます。夜も遅いですが直ぐ済みますので
お付き合い頂ければ幸いです。(感想はどうぞご遠慮なさらずにお願いします)
>>897 GJ!南が痛すぎるwww
>>938 GJでした!ウーたん和むなあw
ところで、02:00過ぎくらいに投下しても
大丈夫ですか?そんなに長い物じゃないですけど・・・。
GJだが……俺の中のウーたんは下品なことはいわないイメージなんだよなぁ。
まぁ、俺の勝手な思い込みだが。ってか、これ読んで
もうシンクーじゃなくてウーたんと結婚でいいじゃんww とか思ってしまったw
しかし残りは50ほどか。もう夜のうちに落ちるかな
>>938 GJ!
第一皇子がイイ!
そして、その文章力が羨ましい。
ライカレを楽しみに待っております。
>>898 すみません、投下を済ませてお風呂に入っておりました。
馬鹿な南がサイト改築作業のリフレッシュになれば幸いです。
リンクは――何も考えていなかった。
妥当に一番最後の0008-0764 無題からでお願いします。
題名も考えないといかんな……。
カップリングは、南+ライ×カレン……なのか……。
西暦2008年07月20日 00時41分30秒 晴天卿の投下完了を以て、ここは一つの節目を迎えた。
最強の書き手がいる。最高の読み手がいる。普通の管理人もいる。
常識を越え、限界を越え、人を越えし者達が集いし場所。
息をするが如き創造、瞬きするが如き支援、無限の連鎖の前では一つのスレなど塵芥にも等しい。
昨日のスレは今日の過去、今日のスレすら明日には過去と成りはてる。
ようこそ人外化生の領域へ。世界で最も新しい伝説へ。
―SS総数300到達―
はい、トーマスです。遂に来ました、300です。初代スレ発足より77日と8時間2分13秒、僅かこれだけの期間にこれだけの作品を
投稿するに至ったこのスレには、ただ驚嘆の一言です(統計情報のグラフにも載せときました)。
しかし、私は、これさえもこのスレにとっては単なる通過点でしかないと認識しております。今回の数字に決して“満足”せず、
これからも怒濤の如き投稿の波が続く事を願ってやみません。
作品と皆様のご声援という最高級の燃料を乗せて、保管者トーマスはこれからも走り続けます。
以上、簡潔ではありますが私からの祝辞と感謝とさせていただきます。遅くまで付き合ってくださり、ありがとうございました。
>>944氏 投下ドゾー
>>948 300ですか凄まじい量ですね
というか300も保管したトーマス卿を尊敬します
>>944全力で支援します
投下が始まったからには支援するが……
>>944は、もう少し落ち着きを持ってもいいと思うよ
300・・・ついにそこまできましたか。これもひとえに、多くの職人さん、
そして何より、保管者トーマスさんのたゆまない努力の賜物と思っています。
そしてその輪の中に、自分が入っている幸せ・・・。
では、投下します。
作者:余暇
タイトル:募る想い
カップリング:ライ×カレン
しかし、ライはあまり出てきません、なぜか千葉さんとも仲良くなってます。
支援
って、947は管理人さんか。
すまない、
>>944。勘違いしたよ。落ちつくべきは俺だな。
吊ってくる……
『募る想い』
○月○日
明日、ライのためにお弁当を作っていこうと思う。彼がお箸を使えるかどうかで、
日本人なのか、あるいはお箸を使う習慣のある文化圏に関係してるのかを調べるのが
主な目的だ。でも少し不安でもある。彼が一体どういうものを好んで食べるのかがわか
らないというのもあるが、もっと不安なのが私自身の料理の腕だ。小さい頃、お母さん
に料理を教わってお兄ちゃんに食べさせたりしていたので、まったく心得がないわけではない。
でもシュタットフェルト家には料理人がいて、滅多に台所には立たせてもらえないし、たまに
自分でお弁当を作るぐらいでしかない。だから、彼に食べさせられるような料理を作れるか、
彼に「おいしい」って言ってもらえるようなのを作れるか、自信がない。
はっ、いけない。彼に喜んでもらうためじゃなくて、お箸を扱えるかどうかを確かめるために作るんだから。
そうよカレン、勘違いしてはだめ。私は黒の騎士団のエース、恋愛なんてしている場合じゃないんだから。
○月△日
お昼休み、ライを屋上に連れ出した。お弁当を食べてもらうためだ。ちなみにおかずは、
タコさんウインナー、卵焼き、ほうれん草のおひたし。彼はちゃんとお箸を使えるのだろうか。ところが、ライがお弁当を食べ始めると開口一番、
「すごくおいしいよ、これなら毎日食べたいくらいだ。」
などと、とんでもないことを言い出した。いや、違うって!お箸が使えるかどうか、知りたいのはそこだけ!私がそれを指摘すると、どうやら
懐かしい感じがするものの、違和感なく使えている様子。これで、日本人か、中華連邦の出身である可能性が高まった。
でも、彼がおいしいって言ってくれて、ちょっと嬉しかったな。だから、また作ってくる
ことを約束した。今度は何を作ろうかしら?ああ、ダメダメ。そんなことにうつつを抜かしている場合じゃないのよ。私には日本を解放すると
いう大きな使命があるんだから!
彼にお弁当を作ってあげるのは、その手助けをしてもらってるお礼なんだから!決してそんなやましい気持ちからじゃないわ!・・・たぶん。
お詫び支援
支援 次スレ建設を試みてきます
○月×日
今日は唐揚げに挑戦してみた。結果は・・・失敗。いくつかは何とかできたんだけど、
焦がしてしまった。そんなものを彼に食べさせるわけにはいかないので、焦がした分は私の方に入れておいた。
そしてお昼休み。またライを屋上に連れ出して、一緒にお弁当を食べた。唐揚げもおいしいって彼は言ってくれた。私の方の唐揚げは、焦げてて苦いけど。
ところが突然、ライが私の方のお弁当も食べたいと言い出した。どうやら、真黒に焦げた
唐揚げを別のおかずだと勘違いしたらしい。私が失敗作だとはっきり答えられないでいると、ライが私のお弁当箱から勝手につまみ食いした。ああっ、
よりによって一番焦がしたものをっ。でも彼は、少し苦いけどおいしいって言ってくれた。ああ、絶対に無理してる。そんなもの、おいしいわけないのに。
ごめんなさい、ライ。今度は失敗しないで、本物の唐揚げを作ってきてあげるから、それまで待ってて。
・・・ていうか、何をこんなに必死になってるんだろう、私。ライがお箸を使えるかどうか、それを調べたかっただけなのにいつの間にか、彼に喜んでもらうことが目的になっている。
彼が私と同じ、ブリタニア人と日本人のハーフだから?同じ境遇の人間を手放したくないから?違う・・・。何なんだろう、この気持ち。
○月△日
今日は無性に腹が立っている。ライったら、学生のくせに四聖剣の人たちとお酒を飲んでいた。それだけならまだいい。千葉中尉におにぎりと唐揚げを御馳走になったって言い出した!
しかもすごくおいしかったって!私の気持ちも知らないで、満面の笑みで!
私は腹が立ったので、冷えたおしぼりを彼の顔に投げつけてやった。私の方がずっと長く
彼と一緒にいたのに、出会ったばかりの四聖剣と、正確には千葉中尉と仲良くなっているのが悔しかった。それよりも、彼と中尉の関係に嫉妬している醜い自分自身が嫌だった。
どうして?ライは私一人が独り占めしていい存在ではないのよ?みんなから慕われているんだから、誰と仲良くしてようが不思議じゃないのに。それなのに、もっと彼のそばに
いたいと思ってしまう。甘えたい、甘えてほしいと思ってしまう。どうしよう、涙が止まらないよ・・・。
○月□日
今日は雨が降っていた。買い物帰りに租界を歩いていると、食料品店の入り口前にライが
物憂げな表情で立っていた。声をかけづらい状況だったが、思い切って声をかけてみた。
何でも、買い物帰りに雨に降られ、傘がないので雨宿りをしているのだと言う。私はさっきの彼の表情が気になったので、自分の傘に入れてクラブハウスまで送ってあげることにした。
小さい傘だったため、彼と肩を寄せ合う格好になってかなり恥ずかしかったけど。
私は彼に、物憂げな表情をしていた理由を聞いてみた。最初、そう聞かれて彼は不思議そうにしていたので、おそらく無意識のうちに沈み込んでいたのだろう。私が改めて尋ねる
と、「雨がひどかったので、憂鬱な気分になっただけさ」という答えが返ってきた。
私はすぐに、彼の嘘を見抜いた。また一人で抱え込んでいる、彼の悪い癖だ。自分が一番
辛いはずなのに、いつも自分のことは後回しにして私たちを支えようとする。そのくせ、
私たちが支えようとすると、平気だからと即座に私たちから離れてしまう。守られるだけの関係なんて嫌なのに、私も彼を守りたくて仕方ないのに。
そのことを伝えると、ライの表情が一気に和らいだ。みんなと一緒に歩きたいから、これからは周りの人を頼りにするって言ってくれた。でも本当に嬉しかったのは、彼が私を心の支えにしてくれていたこと。「ありがとう」って言ったくれたこと。
そして・・・、「これからも一緒にいてほしい」って言ってくれたこと。心は通じ合っていたとわかって、
すごく嬉しかった。すぐにでも抱きつきたかったけど、何とか我慢した。いつかちゃんと伝えよう、この想いを。
「ふう・・・。」
私は、部屋で読んでいた日記を閉じ、ベッドに横になった。
(こうして読み返すと、案外一目ぼれだったのかもね。最初は役職だからとか、もっと大事なことがあると考えてごまかしてたけど、だんだんそうもいかなくなって・・・。)
私は、『第二回猫祭り』で撮られた彼の写真を胸に抱きしめた。
(ライ・・・。こんなにも私を夢中にさせた責任、とってもらうわよ。)
明日は行政特区日本の発足記念式典の日。それが終わったら、彼に伝えるつもりだ、自分の正直な想いを。
支援
以上です、支援ありがとうございました。
ライがほとんどというか、まったく出てきてませんが・・・。
カレンの心情が次第に変わっていくのを書きたかったんです。
しかし、このスレはすごいなー、とつくづく感じました。
申し訳ない、携帯なので無理ですorz
>>962 余暇卿、GJでした!
恋心を少しずつ自覚してゆくカレン、最高です!
次回の投下を全力でお待ちしております!
余暇卿、GJお疲れ様でした。あと、割り込むような形になってしまいまして申し訳ありませんでした。
>>962 甘いカレンをありがとうございます。
ロスカラ内だと、いまいちカレンがいつライに惚れたか解らないんですよね。
自分もハッキリと意識するようになった時の話を考えておりますが、難しい。
>>960 まだ誰もスレ立て行ってないなら、自分がいってきまっさ。
弾かれた……誰か頼む。
携帯で試してみます
無理でしたorz
じゃあ自分が行ってみます
すまん 駄目だったorz
えっマジで?おかしいな
ちょっと見てくる
ただ数字が抜けてますが
>>972 テンプレ確認。乙でした。やっと寝れる…
>>897乙&GJ!
小タイトルに一々ふいた!何だ!?この懲りよう!!
大いに笑わせていただきました!
そして、そのまま終わるかと思いきや、何かいい感じENDなのもまた、良し!
貴方は素晴らしい反逆者だよ!!
そして、最後にどうでもいいネタ突っ込みを。
南!お前ならっ!お前なら「うさこちゃん」と呼んでくれると信じていたのに……っ!
>>938乙&特大のGJ!!!
貴重なウー様のSS。しかも何だか格好いいじゃないですか!!
ライがやや黒いけど、それもまた良し!
こういう穏やかな展開にならないのがギアスの魅力ではあるんだけど、
ウー様の穏やかさに政略結婚の相手としては悪くないどころか、
かなり上等の部類なんじゃ?と思った私には凄く嬉しいSSでした!
ところで、利点はあえてそう表現されたのでしょうか?
一般的には美点とか美質という表現になると思ったので、ちょっとひっかかりました。
>>962乙&GJ!
乙女なカレンが微笑ましいSSでした!
ほのぼの&ラブラブで幸せな気分になりました。
>>948 おお!遂に300を数える日がっ!
というか、今日はまったりモードと油断していたので、まさか今晩がその日になるとは思ってなかった!!
トーマス卿!これからも宜しくおねがいします!
>>975 ピンクもふもふ卿、あんた、この為だけに起きていたね?
あんた、漢だよ……!
>>975ピンクもふもふ卿、GJでした!
感想は新スレに書かせていただきました
これからも全力で支援していきます!
一昨夜、何かが弾けて書いた。
後悔はしていないが、スレ的に微妙なので、スレの最後にコソッと投下。
何だか、何時もスレ的に微妙なものしか書いていない気がする……。
<注意事項>
ライカレ前提でゼロとCCの契約者な話
ライもカレンも出てきません
ゼロは悩んでいた。
――これは自分のジャンルではない。だが、しかし……。
「どうした?眉間にシワを寄せて?無駄に悩むと禿げるぞ」
諸悪の根元が、夜食のピザを摘まみつつ宣った。
「……………」
「何だ、その恨みがましい目付きは?ピザならやらんぞ」
最後の一枚を恭しく持ち、名残惜しそうに見つめるその姿は、気ままで優美な猫を思わせる。
「いるか、そんなもの」
「そんなものとは何だ。この至高の存在に向かって。失礼なヤツだな」
吐き捨てるように言われた言葉にムッとし、CCはピザに対する賛美をはじめた。
そのウットリとした表情は確かに美しくもあるのだが、
どこか狂気をはらんでいるようにも見える。
しかし、そんなものに一々付き合う気のないゼロ――ルルーシュは、
賛辞を遮り、自分の懸念を伝えることにした。
「お前、ライの事をどう思っているんだ?」
盛り上がっていたところを邪魔され、はじめは不機嫌そうな表情をしたCCだったが、
その言葉に面白そうな顔をする。
「なんだ?妬いているのか?」
「違うっ!」
即答だった。しかし、判りきっていた否定の言葉にCCがへこむはずもなく、よどみなく言葉を続ける。
「つまらん男だな。そこは嘘でも『そうだ』と応えるべきだろう」
これだから、童貞坊やは……と続けようとしたCCの手を、ルルーシュがいきなり握った。
「無闇に物に触るな、汚れるだろう」
「……女の手をとって言うセリフがそれか?本当にお前は呆れたヤツだな」
CCはウェットティッシュでまめまめしく自分の指の汚れを拭き取るルルーシュに、心底呆れた顔を向けた。
『こいつのこういうところは便利ではあるが、本当に小煩い。
やはり、こいつの部屋でなく、ライの部屋で過ごすべきか……?
ライもルルーシュほどではないにせよ綺麗好きだしな』
そんなCCの内心を知ってか知らずか、粗方汚れを拭き終わったルルーシュは、
仕上げのために新たな一枚を取りながら先程の言葉をつづける。
「ライの事だが、お前が本気で好きだというのなら俺が口を出す問題じゃない。
お前の好きにしろ」
ルルーシュは再びCCの手を取ると、真っ直ぐに目を合わせた。
「だが、そうでないなら自重しろ。
ライもカレンも黒の騎士団の重要な戦力だ。
二人の関係を悪戯に乱されては作戦に差し障りがでる」
そう告げると視線を外し、CCの指を綺麗にする作業を再開する。
「……やはり、お前はつまらない男だ」
手を数回かえし、綺麗になったことを確認しながらCCは呟いた。
男女の仲など、いつ、どうなるか判らない。
少々つついただけで壊れるくらいなら、さっさと壊した方が大事にならずに済む。
悪びれずうそぶくCCに、ルルーシュはため息をつきながらピザの箱を潰す。
「ライとカレンが正式に付き合う前なら、その言い分も認めよう。
実際、今まであの二人で遊んでいると思っても、多目に見てきた。
だが、お前がつついて遊んでいても、二人は付き合うことになった。
法的には何の拘束力がなくとも、<付き合う>ということは、一種の契約に他ならない。
俺は他者の契約を軽んじる者が、自分の契約を遵守できるとは思えないのだが?」
潰し終えた箱をゴミ箱に放りこむと、ルルーシュはテーブルを拭くための布巾の準備にかかる。
「お前は本当に、遊び心というものが分からないヤツだな」
「その<遊び>なら止めろ、と言っているつもりなんだが?」
固く絞った布巾でテーブルを拭きながらルルーシュが応えた。
むろん、この間CCはずっとソファーに寝そべったままだ。
「本気ならいいのか?」
寝そべったままの姿で、今度はCCの方が目を合わせてきた。
「本気なら、ライとカレンの仲を壊してもかまわないと?」
「壊してもいいと言っているわけじゃない。
ただ、お前がライを本気で好きだというのなら、ライの心を得たいと望むのも、
そのために何らかの行動するのも仕方がないと言っている。
その結果ライとカレンが別れることになっても、だ」
そう言うと視線を外し、布巾を折り返して綺麗な面でテーブル全体を拭きあげる作業に入った。
コソっと支援
「ライとカレンの関係を乱されるのは困るんじゃなかったのか」
CCは床に転がしてあったチーズくんを拾い上げ、起き上がると、抱きしめるようにかかえてソファーの上に座った。
「困るな。二人の連携が期待できなくなるばかりか、同一作戦に配置する事も困難になるだろう。
ライの戦闘能力は惜しいが、第一線から退かせて内務担当に回すか、殿軍選任にせざるをえないか……。
作戦の幅が著しく狭まることが予想されるな。
まあライなら作戦意図を汲み状況に即した対応が期待できるから、
殿軍と言えども実戦に配置すべきか……」
仮定のシミュレートを繰り返す様は、ルルーシュが本気でそうなる可能性を見据えていることをうかがわせた。
「それでも、私が本気であれば止めないと?」
CCはチーズくんを抱きしめる腕にギュッと力を込めた。ひしゃげたチーズくんにも愛嬌がある。
「俺とお前の関係は契約者だ。
俺が俺の目的を果たすための行動の邪魔になることは慎んで欲しい。
だが、だからといって契約でお前のすべてを縛る事はできないし、そうするつもりもない。
契約を軽んじる行動は慎めと言うだけで、
お前にとってそれが契約と同等か、それ以上に大切なものだというならば、仕方がないということだ」
そう答えながらも、ルルーシュは仕上げの乾拭きに余念がない。
「つまり、お前は私のライに対する好意は本気だと思っているということか?
私がライを愛していると?」
「その可能性は高いと判断している」
「……判断、か」
CCはゆっくりと頭を巡らせた。
「判った」
そう言うと、CCはチーズくんを抱えたまま立ち上がる。
「今日から私は、ライの部屋で寝る。
邪魔はするなよ」
魔女の本気を見せてやる。うっすら笑ってそう呟くと、CCはチーズくんを抱えたまま部屋を出ていった。
宣言通り、CCはその日からずっとライの部屋で寝起きするようになり、カレンとは揉めまくった。
しかし、カレンに噛みつかれても、ライに泣きつかれても、ゼロはそれを黙殺し、取り合うことはなかった。
GJ
普通に良かったと俺は思うぞ
以上です。
コソッと支援ありがとう。
ルルーシュの几帳面描写が楽しくなって、無駄に力を入れてしまった気がする……。
新スレでは、今度こそ、途中までになっている咲世子さんの話の続きを投下したいと思います。
KAMEI卿の次の作品楽しみにしてます
それじゃ俺はこれから腕立ての続きなんでw
ルルーシュをかっこいいと感じてしまうなんて…くやしい!でも…
>>988 良いんじゃないかな、
ピンクもふもふ卿のスレッド10への素敵な祝辞(?)
も入っていますし。
おはようございました
>>985 KAMEI卿、GJでした!
ルルーシュ、本気ならいいとかいう問題ではないだろw
几帳面な描写、よかったですよ
掃除しながら会話するルルーシュが容易に想像できました
次回の投下を全力でお待ちしております!
埋め支援
そろそろ埋めるべきか?
しかしまだ見てないひともいるからお昼まで待つべきか?
とりあえず1000なら次スレ1日で埋まる
埋め埋め
一時までにこのスレが埋まったらルルーシュはライの義兄
ならば全力で埋めねばなりますまい
埋め支援
そんな魅力的な事を言われたら…なぁ?
うめうめ
1000なら今日ライカレss大量投下
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。