コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ 8
ここはPS2/PSPソフト「コードギアス反逆のルルーシュ LOST COLORS」SS投稿スレです。
感想等もこちらで。このゲームについて気になる人はゲーム本スレにもお越しください。
基本sage進行で。煽り・荒し・sageなし等はスルーするか専ブラでNG登録して下さい。
■SSを投下される方へ
・投下前後に開始・終了の旨を書いたレスを入れて下さい。(または「何レス目/総レス」を名前欄に)
・規制に掛かる場合があるので、長文の場合支援要請の旨も冒頭に書いて下さい。
・投下前は、他作品への割り込みを防ぐ為に必ずリロード。
・投下許可を求めないこと。みんな読みたいに決まってます!
・固定ハンドルは投下時にだけ付けること。その際成りすましを防ぐためトリップもあるとベスト。
トリップのつけ方:名前欄に「#(好きな文字列)」 #は半角で。
・読む人を選ぶような内容(オリジナルキャラ・残酷描写など)の場合、始めに注意を入れて下さい。
・単発の方でも投下しやすいように義務ではないですが、
投下時にはなるべく作者名・タイトル・カップリング表記をして下さい。
・ゲーム内容以外で本編放送前バレ情報があるSSは始めに注意書きを。
・460kb近くなったら次スレを立てるか聞くこと。立てる人は宣言してから。
・保管庫への要望、誤字脱字等の修正依頼は以下のアドレス(
[email protected])に
※修正依頼の際には スレ番号_作品の最初のレス番号 で指定して下さい
例 0003_0342 のタイトルを ○○○○ カップリングを ○○○○
(↑この部分が特に重要です!)
「ふむ…」
「どうしたんだい?ルルーシュ」
「なあ、ライ。SSとは何だ?」
「SSとは、だと!?」
THREAD 08『百万 の SS』
「ゼロ、俺が責任を持ってSS投下処分にする!」
『他人の手は借りない!力を借りるとしたら、保管能力者だ!txt.ファイルを送るなどの方法だ!!』
「なに!?」
『枢木スザク、SSとは…なんだ?』
「SSとは…」
『文章か?文化か?妄想か?』
「いや…SSとは…心だ!」
『そうだ…ゆえに!』
プシュー…
「こ、これは…」
『そうだ。ゼロとは…職人達全ての記号!
さあ!全てのゼロよ!ナナリー総督の御命令だ!SSを投下せよ!』
『そうだ俺はゼロなんだ!投下するぞ!』『俺だってゼロだ!』『私だって!!』
「ゼロ!彼らにコテハンをつけさせろ!」
『…スザク君。どれがゼロのSSか分からない以上、そこに意味は無いよ』
「く…ゼロ、約束しろ!必ず全てのSSを保管してみせると!」
『それは無理だ』
「なに!?」
『それは……保管能力者に掛かってるからな!ふははははははは!』
「ゼロォォォォォォオオオ!!」
『さようなら、ブリタニアの職人の人…』
以上です。前スレで私の呼び方の議論があったのと、トリップ推奨を提唱した本人が、いつまでも無いままでは拙いと思いましたので。
トーマスさんでもトーマス卿でも好きにお呼びください。(皇帝とか勘弁w)
改めまして、住民の皆様。今後とも、保管庫の人改め保管者トーマスを宜しくお願いいたします。
5 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/15(火) 22:33:04 ID:ZUEHaZnK
ト、
┌┘ \
__「_/⌒ヽ} よくやってくれた
>>1 \ 《ゝ__ノフ やはり
>>1は優秀だよ
厂厂´{ 卓越している
ノ 》、 \ 冠絶する人材だ
〈_《」」》___〉
1乙
トーマス!!!
甥っ子が大好きなトーマスさんか!!!
いつもいつもおつかれさまです。今後ともよろしくです<(_ _)>
>>1乙でございます。
皇帝は勘弁か…残念。
神聖皇帝陛下とでも呼ぼうと思ってたのに、
では、間を取ってトーマス総督とでも呼びますかw
>>1 乙です。
もう新スレかよ・・・早すぎる・・・
スレ3日消化&前スレ梅記念に小ネタ投下
あまりにもくだらないので、空き缶は投げないでください・・・
コードギアス 反逆のルルーシュR2 #13(だったっけ? 間違ってたらごめんなさい)
シャルル「戦争など愚か者のすることよ」
ナイトオブワン「愚かなことですか・・・」
シャルル「そう、愚かだ。くだらないことだ」
ナイトオブワン「・・・・・・」
シャルル「くだらない・・・。そう!」
ナイトオブワン「?」
シャルル「戦争なんてくだらねぇぜ! わしの歌をきけえぇぇぇぇぇぇぇぇいィィィィィっ!!!!!」
ナイトオブワン「( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)ジェットストリームポカーン」
小ネタでした。もはやSSですらありませんが、唐突に思いついたのでガマンできなかったんです
ところで凄いですねもう960突破。前に一週間どころか5日もたないかもって書きましたけど、
5日どころかほぼ3日ですか・・・・・。
どこぞの三分で艦載機をすべて撃墜された某少将閣下もびっくりですね〜
「三日?! 1スレまるごとが三日だと?! ば、化け物か・・・・・!!!」
あーうー、ホントごめんなさい。さよなら〜
14 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/15(火) 22:42:27 ID:xyRSykdU
>>乙です
保管庫トーマス卿、重複させてしまって申し訳ありませんorz
ageてるし…… 自分今日散々だ…
ヽ , -‐  ̄ ̄ ̄ ̄ `ヽ、 /
Y 仁}二二二二ニ ‐- 、 }/
{. ィi:T 「::::|フ7ミァト、___`ヽ{′日本人は礼儀が好きだからな
. /.:/`!:W.::i::ト仭トiメ、// /.:77ト、 \
/.::::ト、ハ:::::::!:|`¨¨¨´ ´ /代メiイ::ト[二 ‐‐- .
ノイ.::i::::゙トヘ:::トト、 { ,'::::ト! ヽ.
|::::|:::::{ ヽl 、___'′イ::::/ // ., .
}/イ::ハ| \ 一 .ィi::/イ/ // .:./ .:/ .:, . :.:.
「 ̄ ̄`丶、丶、 .イ{/|:{ {:. !:l .:./ .:.:.,イ.:././.:.:.}: }
/7 / ` ー`´┐ トl:.:.ト、:.l:.ト、!:.://.:/./.:.:.イ.: |
. / / 厶-‐‐‐‐-- .._ { l iヽ:Vfラト、レ'∠rfrァメィ.:.:.!:. l どうして
>>1乙するのだ?
/ レ , -‐ 二二ニ厶、」 !::i::「^¨¨ } ゞ‐' }:.: .:.: {
.′ { , ´,. , -‐  ̄ 二厶j.:l::ハ、 ' イ:.:. !:.:.i
{ ヽ/ / / , -‐  ̄ `ヽ、ヽ、`` .ィ!:l:i.:.:.:l:.: |
i ヽ. ゙ く./ / , -‐ ¬ 、l」「` rrf┐i:l:.|:l:.:. L::j、
l ヽ \/ / V ニ{}ニ `⌒ヘ:. ト、 ヽ.
| \ \ /´丶、 } └ヘ┘ トハ ヽ ハ
>>ところで凄いですねもう960突破
消したつもりが残ってました
ここのところはスルーで・・・゚*(ノД`)+
前スレ見ながら書いてたのでー
ではおやすみなさいです・・・・・
ところで、ここの住人は、保管庫の人を含めいったいいつ寝てるんだ?
まさか、寝ながら「sienn+shiftキー」なんてしてるんじゃ?
>>19 これからスレ立てする際には小ネタを用意しとかないと
いけないかもしれないなw
>>1スレ立て乙です
どうも、先日投下させていただいたマーマレイドオレンジです
毎回、機関車というよりセルフ馬車馬のごとく働く管理人には驚嘆の一言ですw
前回のSSに誤字脱字等が見つかりましたので、修正箇所をメールでお送りいたしました
お忙しいとは思いますが、ぜひご確認下さい。
よーし、次回もライナナじゃー(マテ
>>1スレ立てまで乙でございます。
>>11 前スレで宰相閣下とかあったぜ
しかしこの早さ異常というレベルじゃないな・・・・・・
さすがこれ以上は早くならないよねw
>>1スレ立て乙です。
しかし早いなぁ・・もう8スレ目ですか。
一応、昨日の「キューピッドの日の災難」の続きが出来たんで、
数分後に投下したいと思います。
>>23 し〜っ、そんなこと言っちゃだめ。
本当にそうなっちゃうからwww
26 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/15(火) 23:01:34 ID:ZUEHaZnK
まってました
>>1乙&GJ
これまで見た数々のスレ立ての中で
>>6のAAがこれ程相応しいと思ったことはないw
前説小話は保管庫改訂の予告の時などに書かれている会話文のことです
過去にVVとトーマス卿の会話とかありましたよね?
あれも面白いし、それを含めて更新履歴っぽいコーナーがあったら楽しいかな?と思ったのです
>>前スレ985
ピザの配達人卿!本当に卿の勤勉さには頭が下がります
今日もごちそうさまでした!
>>3乙
狙っていたんだろうとはいえ、早速すぎる!
はじめはトーマス卿が投下したんだと勘違いしていたんだぜw
>>13乙
しかし、皇帝陛下なだけに、あえて歌でなく演説でもよかった気がw
ぶらあぁぁぁぁぁあああ!
ふむ、支援だ。悪夢とのコラボを書いているが、まだまだ推敲する時間がありそうだ。
>>27 私は昔、閃光のピンクもふもふと呼ばれていてな…
>>1スレ立て乙ですっ!
前スレで「人でありながら〜」ってアレですか。
息をするのと同じようにSS投下するんですか。
どんな絢爛舞踏ですかw
しかしそれは正しいのかもしれない…。僅か三日で次スレって…!
SSスレこそ我らが戦場、我らが故郷、我らの生きるべき場所だというのか…!
…本気で投稿して見ようかな…?(今まで勇気が出なくて、投下できないヘタレ)
一応分岐ルートは全て書くことにします。
今回はその中の1つ「全力で逃げる」を選択した場合です
以下注意
・ライカレ→ライミレになりつつあります。
・文章がうまくまとまっててる自信がないので、変だと思ったらやりおったと思ってください。
では、投下します。
32 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/15(火) 23:08:32 ID:ZUEHaZnK
支援
支援だ!
しえーん
キューピッドの日の災難・ミレイの思い
→全力で逃げる
四方から迫り来る学生たち。最初、僕の頭に浮かんだ打開策は「ギアス」
だが、すぐに考え直す。
これだけの人数にギアスをかければ、自分の負担はかなりのものだろう。
しかも、もしギアスがそれで暴走してしまったら・・・
悲劇は繰り返してはいけない。ここに居る学生は今はある意味自分に危害を加えようと
しているかもしれないが、皆普通の学生だ。ギアスをこんなことで使ってはいけない。
僕はギアスを皆を守るために・・・・
なんて、考えてる場合ではない!現状は最悪。
僕は、全力で逃げる策を考えた。
よくみると完璧に周りを固められてるわけではない。所々隙間がある。
大丈夫。自分で言うのもなんだが、僕は普通の人より運動能力は優れている。
いける。いや、僕は行かなければならない。カレンのために!
この時、ライは2つのミスがある。
1つは、この中にいる運動部を多少甘く見てしまったこと。
もう1つは、学生たちはただ我武者羅にライに突っ込んでるのではなく、
全て、生徒会長ミレイ・アッシュフォードが指揮をとっていることを分かっていなかったこと
ライはわずかな隙間を縫うように走り抜けたが、その後に待っていたのは、ラグビー部。
彼らはライに向かって突進。
そこには圧倒的な人数差と体格差があった。
走り抜けた後なので、ライはブレーキしきれず結果的にラグビー部に突っ込む形になる。
その数秒後、ライは木の葉のごとく宙に舞っていった・・・・
試演
37 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/15(火) 23:10:11 ID:ZUEHaZnK
支援
>>31 前スレで、イレギュラーズを依頼した張本人ですが、アリス以外悪夢読んでも判断できないっす。
だから捏造でも問題ないかと。
支援
ここは・・・生徒会室か?
随分と気を失っていたようだ。徐々に意識が戻ってくる・・・
ぼ、帽子はっ!?
確認しようと思ったが、手をロープで縛られていた。だが、帽子はちゃんとライの頭の上にあった。
「あら?気がついたのね。」
ミレイさんが、僕の前にある机の上に腰をかけていた。
「さっき、ラグビー部が連れてきたのよ。そりゃあうれしそうだったわぁ。なんせ、部費10倍だもんねぇ〜」
と、ミレイさんはクスクス笑いながらいった。
「・・・ミレイさん、どうしてこんなことを・・これじゃ僕とカレンを引き裂こうと・・」
引き裂こうとしてるみたいじゃないですかと言おうとした所をミレイさんの笑い声に遮られた。
支援♪
41 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/15(火) 23:11:06 ID:ZUEHaZnK
支援
「アハッハハハハハ・・・ライ・・私そんなに酷い性格じゃないわよ?」
「え?」
「なんかさぁ。あなたとカレン付き合ってから、いつも積極的に行動起こしてるのはカレンの方じゃない?
でもカレンはライ、あなたにもっと積極的にアクションを起こしてもらいたかったのよ。
こないだ一緒にお昼を食べた時も、『ライってホントに私のこと好きなんでしょうか?私不安で・・・』
なんて言ってたのよ?だからライ君の積極的な姿をカレンに見せるためにこのイベントを開催しようと思ったの。」
まさか、カレンがそんなことを考えていたとは・・・
僕は、恋人としてカレンにそんな思いをさせてしまったことに後悔を感じた。
しかし、ここで1つ疑問がうまれた。
それなら全校生徒規模のイベントを開く必要があったのか?ミレイさんのお祭り好きってのがあるけど・・・
それに、このイベントだと下手したらカレンと別れることになってしまう。
しかも、僕を生徒会室まで連れてくる理由は?
あれこれ考えてるうちに、僕は1つの結論にたどりついた。
支援
「ミレイさん、嘘・・・ついてませんか?」
「えっ?」
「僕とカレンのことを思ってこのキューピッドの日を開催したってことは分かりました。
でも、全校生徒規模にする必要はないと思うし、ここまで徹底して僕を捕まえようとしなくてもよかったと思うんです。
それに下手したら僕とカレンは・・・」
ここまで言うと僕は言葉を切った。ミレイさんの表情が真面目になったからだ。
数分間の静寂・・・・
「フフ・・抜けてるところがあるっていったって、なんだかんだでしっかりしてるのよねぇ。あなた。」
ミレイさんは机からおりて、僕のロープをほどきにきた。
「うん、アタリ。もちろん、カレンのためってのもあるけどホントは自分のため」
「自分の・・・ため?」
「そう。私ね、あなた達が恋人同士になってからうれしいはずなのに、なんか毎日がつまらないなーって思ったの。
それでね気づいたんだぁ、自分の気持ちに・・・」
そうすると、ミレイさんは真面目な声からいつもの明るい声になった。
45 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/15(火) 23:12:41 ID:ZUEHaZnK
sienn
支援
支援
詞縁
支援
「なんと!ミレイさんは君に恋をしていたのだぁ!」
「え!?」
「ウフフ、笑っちゃうでしょ?嫉妬してたのよ。嫉・妬。
そしたらカレンからあなたの事聞いて、何を思ったんだか。こんなイベント開いちゃったんだなぁ。
しかも、本気であなたの事狙ってるのだもの」
ミレイさんは僕のロープをほどいて僕に背を向ける形で窓の方をむいた。外では何組かカップルができたようだった。
「でも、このイベントを開いたことには後悔してないわ。他の皆の恋が実ったわけだし。
でも、あなた達には悪いことしてしまったわね。御免なさい。」
「ミレイさん・・・」
「ハハハ・・、なんでこんなずる賢〜いことまでしたのかしらねぇ。我ながら馬鹿だと思うわよ。ホント!・・・・でも・・・」
ミレイさんの肩が震えているのに僕はきづいた。
「・・でも、私にとっては初恋だった、から・・・叶わなくても・・・・
やっぱり・・・気持ち・・・・伝えたくて・・・・嫉妬して・・・かっこ悪くても・・
あなたが・・・好きだから・・・・」
ミレイさんは泣いていた。彼女が泣くなんて思ってもいなかった。
しばらくすると、またいつもの声の調子に戻った。
支援
52 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/15(火) 23:14:17 ID:ZUEHaZnK
支援
支援
「アハハ、ご、ごめんなさいね。迷惑しちゃうわよね。泣いてあなたの気をひこうだなんて考えてるんだわ。私」
「・・・・・・」
振り向くと、ミレイさんはもう泣いてなかった。いつもの笑顔。でも無理に笑おうとしてるのがすぐに分かった。
「・・さて、こんな話はもうおしまい!さぁ、あなたは速くカレンのところに・・・」
ライはミレイを抱きしめ、彼女の言葉を遮った。
「ミレイさん・・・」
「ちょ・・ちょっと、何やってるのよ!・・・速くカレンのところに行かないと・・」
「分かってます。でも、今は行けません。ミレイさんからこんなこと聞いて行く訳にはいきません!」
予想外の展開にミレイもとまどう。
「ば、バカねぇ。私のことはいいの。・・先に結ばれたのはあなた達。こんなイベントで別れていいはずないの・・・だから・・」
「ミレイさん。僕はホントにバカな男です。カレンのこともミレイさんのことも僕は何も分かっちゃいなかった。」
「あなたが優しいのは分かってるわ。わかったからカレンのところに・・・」
「カレンの所には、必ず行きます!・・でも今はあなたの気持ちを優先させてください。」
そういうと、僕はさらに強くミレイさんを抱きしめる。
「・・・・バカねぇ・・あなたも。・・・こんなことされたら・・・やっと・・諦めが・・・
ついたと・・思ったのに・・・・」
ミレイは再び泣き出した。
今のライの心は混沌に渦巻いている。カレンの下に速く行かねばならないのに、今は別の女性を抱きしめている。
しかし、男として今この場を離れるわけには行かない。それだけははっきり分かっていた。
「ミレイさん・・・今まで気持ちにきづけず、すいません。」
「・・・ライ・・・ご、ごめんなさい・・私は・・・やっぱり・・あなたのことが・・・」
しえーん
支援
支援
支援
支援いきま〜す
以上です。
やっぱり、キャラの感情を出すのはまだ苦手ですorz
一応、続くようにしたのですが、どうつなげようか・・・
とりあえず、残りの2ルートを書き終えてから考えるとします。
支援してくださった方々ありがとう御座いました!
s+i+e+n+n+shift
支援
一時間で60こえたよ。一分で1ですか。
>>61 GJ!
つうかまた焦らされてるw
カレンが他の人とくっついちゃうと辛くなるので早く合流したげてくれ、ライ!
あとトリップのテストやってるんでHN付きでコメント書き込んでスンマセン。>all
となると、あと940分で新スレか
なんだ!
たった数日でもう次のスレが立ってる…!
しかも前スレでライカレが大量に投下されているではないか。
全部ハイクオリティだし。
一日の疲れがあっという間に癒されましたよ。
>>61乙&GJ
ヤバい
今、初めてライをちょっと憎いと思った…
それだけミレイさんの切なさが伝わってきたということでお許しください
ミレイさん好きだから切ない…
皇帝になって一夫多妻制にすれば問題ない。
正妻の座をめぐる暗闘がはげしくなりそうだが・・・。
そういえば、そういう話書いた人今まで板かな?
ぜひ、お願いします。
今日と言う日が終る前に、もう一つ投下させてもらうぜよ
以下注意書き
・初めてライの一人称で書いてみたから分かりにくいかも
・ライカレ物
・微エロ…?
では↓
支援開始
ふっ、これで100越えは確実だな
アオモリの山中に、紅と蒼、二体の巨人が膝を突いている。
沈みかけた夕日が木々の間から橙色の光を投げかけて、蒼の巨人…月下の装甲に照り映えた。
膝関節の油圧を調節していた手を休め、その輝きにしばし見とれていると、紅の巨人…紅蓮弐式のほうから声がした。
「ライ、そっちはどう?」
「ああ、だいたい終った。続きは夕食の後にするさ」
「だいたいって、あのねえ……」
紅蓮弐式のコックピットハッチから、パイロットスーツに身を包んだカレンが顔を覗かせる。
彼女は紅蓮弐式の腕を伝い、ひらり、と地面に降り立つと、ちょっと怒ったような顔で僕の方へ歩いてきた。
「そんなこと言って、月下にヘソ曲げられても知らないわよ?ただでさえこんな所じゃ、
普段よりも念を入れて整備しないとダメなんだから。今はラクシャータさんも居ないのよ」
目の前まで来て、彼女は腰に手を当てて、むん、と肩をいからせた。
大きな胸がぷるん、と揺れる。
まるで見せ付けているようにも思えるが、全然まったくそんな意識が無いのがカレンの困ったところである。
というか、なぜこのパイロットスーツは胸が揺れるように出来てるんだろう。
身体にぴったりフィットする構造のはずだから、かえって押さえつけられて揺れないはずだと思うんだが。
76 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/15(火) 23:57:41 ID:E5FxGwEd
支援
支援
本編でカレンが不幸=その週のライカレのSSの投下量が尋常じゃないという現実
(大いなる謎だな……)
「ちょっとライ、聞いてるの?」
返事もしないでそんなことを考えていたら怒られた。当然か。
「分かってるけどさ、『腹が減っては戦はできぬ』だよ。どうせそろそろ時間だし。
それより、ご飯の前に顔を洗ってきたほうがいいぞ」
「? 顔?……あっ」
カレンの顔はあちこちに黒い機械油がついて、きれいな赤毛も汚れてしまっている。
僕が月下のラジエーターの上で温めておいたお湯の入った薬缶を差し出すと、彼女は顔を赤くしてひったくるように薬缶を取っていった。
「あ…ありがとっ」
と、恥ずかしそうに呟きながら。やれやれ。あーもう、可愛いな。
特区日本での大虐殺から端を発し、東京租界から日本全域に燎原の火の如く広がった反乱。
『ブラックリベリオン』と呼ばれているこの戦いに敗れた僕たちは、いまや一握りの敗残兵となって日本中を放浪している。
ゼロは死に、主だった幹部とかなりの数のメンバーが逮捕された。
それでも僅かに残った僕らが希望を失っていないのは、C.C.の言葉を信じているからだ。
曰く、「ゼロは生きている」。
その最後の希望に縋り、僕たちはじっと力を蓄えている。
ゼロ奪還作戦を実行に移す為には、今しばらくの時間と周到な準備が必要だ。
今は、雌伏の時なのである。
「……ふう」
ミーティングを兼ねた夕食を終え、途中だった月下の整備もすませると、
あたりはもう塗り潰したような暗闇に包まれようとしていた。
空からの発見を防ぐために、夜間の照明は必要最小限にしなくてはならないからだ。
山中での潜伏は自然がカモフラージュとなってくれる利点もあるが、こういう苦労もある。
手元を照らしていたライトを消すと、灯火はもう解放中のKMFのコックピットから漏れる光だけになった。
強い風が吹くと、森の木々がざわめいて震えた。
「やっぱりまだ慣れないな……なんか不気味よね」
「ああ」
闇に沈んだ周りの森を見回して、カレンが軽く身震いした。
まったく同感だ。
小さなライトの光を失っただけでも、こんなに心細くなる。
生物が持つ、闇に対する根源的な恐怖というやつだろうか。
それを認識すると、寒さも一気に押し寄せてきたように感じた。
まだ秋とはいえ、アオモリの夜は寒い。
暗闇の恐怖と寒さから逃れるための唯一の方法、それは眠りに付くことだけだ。
「明日も早いし、そろそろ寝ようか」
「うん、そうね」
まだ寝るには早い時間だが、先ほどのミーティングで、冬になって山々が雪に閉ざされる前にアオモリを立つことが決まっている。
南下して落ち着ける場所を見つけるまで、暫く満足に寝付けない日々が続くかもしれない。
今は寝溜めすることが、自分とカレン含め全てのパイロット達の仕事なのである。
81 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/15(火) 23:59:38 ID:+XYnsNWx
私怨
支援
「おやすみ、カレン」
「おやすみなさい、ライ」
それぞれのコックピットから夜の挨拶を交わして、ハッチを閉じた。
待機モードのまま暖房を少し強めにして、シートの下から毛布を引っぱりだす。
パイロットスーツを緩め、毛布を被り、バックシートに体重を預ける。
月下のシートはバイクみたいで居住性は悪いが、そのぶん広いので文句は言えない。
なんとか収まりのいい体勢に落ち着いて、さあ寝ようと思っていたら。
コックピットハッチが開いた。外部から開けられたのだ。
流れ込んできた夜気に身震いしつつ闇に目を凝らすと、毛布を持ったカレンがそこにいた。
「どうした?」
「……ご、ごめん。えーと、その。あの、い……一緒に、寝ない?」
「え?……え!?」
「ま、前々から思ってたんだけど、二機ともコックピット暖房してたら、エナジーがもったいないじゃない?い、一緒に寝たほうが暖かいし」
とかなんとか言いながら、こちらの返事を待たずにコックピットに入ってきた。
僅かな明かりしかなくても、彼女が耳まで真っ赤になっているのが分かる。
きっと僕のほうも似たようなことになっているんだろうけど。
「えっと、じゃあ、僕の前でいいかな」
「あ、うん」
月下のシートはバイク状だから、二人の人間が乗り込めば自然とバイクに二人乗りするような体勢になるしかない。
僕がシートに深めに座って背もたれに背を預けると、シートの前のほうにカレンが跨った。
ちょうど僕がカレンの背もたれの代わりになって、寄りかかられる格好だ。
「ねえ、重くない?」
「いいや、全然」
「本当に?」
「正直ちょっと」
思いっきり太ももを抓られた。
「言ってくれるわね……!」
「じ、自分で聞いたくせにっ」
僕が痛みに悶えているのを他所に、カレンはふんっと鼻を鳴らすと、全面的に僕に身体を預けてきた。
身体の力が抜けて、僕の胸板と彼女の背中が密着する。
こつん、と肩には頭が預けられた。
「ふぅ……」
「…………」
柔らかい赤毛が、僕の頬をくすぐる。
こうしてみると、カレンの身体はとても小さく、薄いように感じられた。
背中から、微かに彼女の鼓動と息遣いが響いてくる。
お互いの体温が通じ合って、ぽかぽかと暖かい。
「えへ…やっぱり、あったかい」
カレンがそっと振り向いて、はにかんだように微笑んできた。
僕と二人きりのときしか見せない、年相応の少女の顔。
(や…やばいかも)
85 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 00:02:04 ID:XQmpH8od
支援
僕だって男だ。狭い閉鎖空間で、恋人と二人っきりで、しかも密着しあっていれば、
当然起こるべくして起こる反応があるわけで。
(落ち着け、落ち着け、落ち着け、落ち着け……)
しかし、そんな僕の心中を知ってか知らずか。
カレンはすっかり安心しきった様子で、早くもうとうとし始めた。
「すぅ……」
と、僕の耳元に無防備な吐息が吹きかけられる。
カレンの困った所は、ホントにもう常識的に考えて誘ってるとしか思えない行動を無頓着に行えてしまうことで、
正直たまりません。神様どうしたらいいですか。
やばい。超絶的にやばい。これは無理だ。
下世話な言い方をすれば、長い逃亡生活で僕も溜まっているわけで。
カレンの形の良いお尻に密着している僕のハドロンブラスターが
臨戦態勢に移行しようとするのもごく自然な現象なわけである。
「いや、駄目だ駄目だ駄目だ駄目だ…!」
「むにゃ?何か言った?」
「なななななななんでもないヨ」
「そお?ならいいけど…ふぁ」
くっ……そうだ。安心して僕に身体を預けてくれているカレンに対して、
邪な劣情を抱くことなんて許されるはずがない!
彼女の信頼を損なうような真似だけは!
耐えろ、耐えるんだライ……お前になら出来るはずだ……賢者になるんだ……!!
鋼の理性 VS 男の本能。
結局、僕の孤独で不毛な戦いは、太陽が再び地上に顔を出すまで
延々と続けられたのだった。
87 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 00:03:26 ID:aRh5dONS
支援
88 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 00:03:59 ID:XQmpH8od
支援
ハッチが開き、コックピット内部に燦々と朝日が降り注ぐ。
カレンはコックピットから出ると、ハッチの上に立って思い切り伸びをした。
「うーん、よく寝たー!」
「……あぁ……そうだね……」
その無邪気な仕草を見たとき、僕はこの死闘に終止符が打たれたこと……そして、自分が勝利を収めたことを知った。
結局、あれから一睡も出来なかった。
カレンときたら、僕が落ち着いたタイミングを見計らうように寝返りして身体を擦りつけて来たり、
寝言で何回も「ライ……」とか色っぽく囁くものだから、本当にやばかった。
正直なところさすがに襲いそうになった。
(だが、僕は勝った!自分に勝ったんだ!)
眠くて死にそうだが、僕の胸は達成感と勝利の喜びに満ち溢れている。
だが、もう二度とごめんだ、こんな苦労は。
いや、カレンと寝るのは大歓迎だが、もっとこう、別のシチュエーションで…
(って、何考えてるんだ僕は……)
頭をぶんぶん振って、この妄念を振り払う。完徹のせいでヘンなテンションになっているのだろうか。
兎にも角にも、もう絶対にこんなことは……
90 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 00:05:12 ID:aRh5dONS
支援
sage忘れてるよ
支援
「ね、ライ。……今夜も、一緒に寝ていい?」
「え゛」
「……だ、だめ?」
「え、いや、いいよ、全然大丈夫、うん」
「ありがと……」
僕がそう言うと、カレンは照れたように微笑んで。
身をかがめると、僕の額にキスをした。
「じゃ、じゃあ、早速朝ごはん食べに行きましょ。『腹が減っては戦は出来ぬ』よ」
ひらり、と身軽に月下から飛び降りていくカレン。
その行動は、どう考えても照れ隠しを多分に含んでいるわけで。
……ああ、なんだよ、もう。
可愛すぎるじゃないか、くそう。
前言撤回。
あんな風におねだりされたら断れるはずないじゃないか。
僕の理性が擦り切れるまで、やってやろうじゃないですか。
「ライー、早くー!」
「分かった、今行くよ」
僕の孤独な夜の戦いは、もう暫く続きそうなのだった。
紫煙
以上、投下終了で。
支援を下さった同胞に無限の感謝を。
カレンがあまりにも本編でソスなので沸きあがるパトスのまま書きなぐってしまった
今は反省している
スザクもカレンも大好きなキャラなんで今の展開は辛すぎる…
>>94 GJ!
1日の終わりにこんな凄いの読んでしまったもので眠れません。
滾 っ て 参 り ま し た 。
96 :
銀飯:2008/07/16(水) 00:15:34 ID:Fkl3AYet
久々に作品ができたので投稿したいのですが。
かなり長いです。前回の投稿の『オレンジと忠誠』の続きではなく、
『旅立ち』と同じく、親衛隊ルートの話ですが、微シリアスです。
投稿してもよろしいでしょうか?
97 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 00:16:57 ID:aRh5dONS
イイよイイよ
支援準備、完了だっぜ
任せろ兄弟!
支援
>>27 なるほど。サイトに添えるおまけという点では面白いかも知れませんね。留意しておきます。
ただ今はSSの保管に集中することにします。(少なくとも、もっと効率的なシステムを確立するまでは)
取り敢えず15日の分を更新しました。(0008-0075はまた夜に)
本日の作品投下 13 (新記録樹立)
はい出ました、またしても記録です。13です。私はびっくりです。13だけに某狙撃手もびっくりです。
グラフを更新しましたので宜しければ見てやってください。ちょっと早いですがもう寝ます、おやすみなさい。
住民の皆様、これ書いてる内にもう投下が始まるそうなので支援よろしくです。では。
>>94 GJ
スザクはともかく俺もカレンは好きだから辛いのはよく分かるぜ…
しかしカレン不遇だと本当にライカレが多いね
あとスレ見てて思ったけど職人さんたちあまりに間断なく投下しすぎじゃないだろうか
あんまり矢継ぎ早だと各SSにつく感想が少なくなっちゃうんじゃ?
なんとなく直前の作品以外には感想着けづらいし
ちょっとはマターリしないか?
103 :
銀飯:2008/07/16(水) 00:24:35 ID:Fkl3AYet
では、投稿します。まずは前書きです。
話の時間軸は1期で学園祭でユフィが行政特区にほんの構想を打ち上げる前。
CPはライ×ナナリ−ですが、悪夢のアリスが出てきますので、いやな人はスルーしてください。
スザクがライに親衛隊隊長になってくれと頼まれるライ、そしてその反応という流れです。
一応この話は、以前書いた『旅立ちに』つながるようにするつもりです。
タイトルは『運命の欠片』です。
104 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 00:25:14 ID:aRh5dONS
支援
105 :
銀飯:2008/07/16(水) 00:26:26 ID:Fkl3AYet
『運命の欠片
−悪夢の始まり@−』
「ライ、相談があるんだ。」
深刻な表情をして、親友でありかつての同僚であるスザク(現在は少佐の地位にあり、ユーフェミア皇女殿下の専任騎士でもある)が、
僕に声を掛けて来た。ここは特別響導技術派遣部―通称特派―のトレーラーの中。元上司であるロイドさんに頼まれてシミュレーターの
テストに来ていたのだが、相変わらず容赦の無いプログラミング、親衛隊のグロースターやスザクのデーターを読み込んだランスロット
など、実戦なら間違いなく死んでいるだろうと思える設定で、エナジーフィラーが切れるまで戦わされた。ロイドさんがデータ解析を
するからといって研究室にこもったため、ようやく一息つけたところで、スザクに声を掛けられたわけだ。
「相談ってなんだい?あっ、言っておくけどお金は貸せないよ。今までミレイさんに肩代わりしてもらっていた学費や生活費を返して
いっているから、今余裕がないんだ。」
そう、ほんの1,2ヶ月前、アッシュフォード学園の中で行き倒れになっていた記憶喪失の自分を拾ってくれた上に、学園への入学や
生活の世話をアッシュフォード学園理事長であるミレイさんにしてもらっていたのだ。あっ、こんなふうに書くと、まるでミレイさんを
ヒモにしているように思われるかもしれないけど、そんなことは全くないからね。
1レスの小ネタですけど投下いいですか
支援
>>94 マジでGJ!! カレンかわいいよカレン
しかし、ここの職人のライカレ話のカレンの可愛さは異常ww
109 :
銀飯:2008/07/16(水) 00:28:29 ID:Fkl3AYet
『運命の欠片
−悪夢の始まり−』
ミレイさんに拾われてしばらく自分の記憶探しをしているときに、スザクに誘われて特派のデヴァイサーとなり、ナリタ戦での
功績が認められ、エリア11の総督であるコーネリア皇女殿下の親衛隊に編入され、イシカワゲットーでの戦果でコーネリア殿下の
妹君である第三皇女ユーフェミア殿下(本人は公の場以外ではユフィと呼んでほしいといっているが)の専任騎士に推薦され、
スザクとその地位を争ったが最終的にはユフィの鶴の一声でスザクに決まり、現在至っているのだが・・・・。
「ねえ、ライ。ちゃんと聞いてる?」
昔のことを走馬灯のように思い出している僕に、スザクは聞いてきた。
「ああ、ごめん。ちょっと思い出していて・・・。」
「何を?」
「この数ヶ月でいろんなことがあったなって。」
「あっ!?そうか、そうだよね。うん、お互いいろんなことがあったよね。」
「ああ。でも今こうして僕がここにいられるのも、スザク、君のおかげだよ。」
「そんな。それを言うならぼくのほうこそ・・・。」
お互い感極まっている雰囲気で咲世子さんやニーナが見たらさぞや喜ぶ雰囲気になっていた。
>>106 今他の方が投下中、しばし待たれるべし。sien
111 :
銀飯:2008/07/16(水) 00:29:19 ID:Fkl3AYet
『運命の欠片
−悪夢の始まりB−』
たが、それをさえぎったのが特派の最終兵器だった。
「ライ君お疲れ様。あら、スザク君いらっしゃい。」
特派唯一の常識人(ただし、ある一つの点を除いてだが)セシルさんが、僕たちに声を掛けて来た。手に何か持っているようだが・・・。
「大変だったでしょう?今日のプログラムは特にひどかったから・・・。」
「ええまあ・・・。」
僕が適当に言葉を濁すと、
「どんなプログラムだったの?」
スザクが尋ねてきた。
「あっは〜。それについては僕の方から説明するよ〜。」
「あっ、ロイドさん。一体どんなプログラムだったんですか。」
研究室から戻ってきたロイドさんに、スザクは興味津々という感じで聞いたが、
「うん、実はね。親衛隊のグロースターや、君のランスロットのデータを組み込んだんだ。」
「親衛隊やランスロットの!?」
スザクは心底驚いたような顔をしたが、それはそうだろう。
「そうなのよ。いくらライ君の機体が専用機のクラブだったとはいえ、ただでさえきつい設定なのに・・・。」
セシルさんはため息混じりに答えてくれたが、
「んふふふふ。でも〜、おかげで最高のデータがとれたよ。やっぱり君は最高のデヴァイサーだよ!」
ロイドさんは無邪気に喜んでくれている。それを見ると多少癒されるが、それでもあの設定はやりすぎですよ!
112 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 00:29:36 ID:aRh5dONS
支援
この後投下します。
支援
115 :
銀飯:2008/07/16(水) 00:31:04 ID:Fkl3AYet
『運命の欠片
−悪夢の始まりC−』
「それで、結果はどうだったんですか?」
僕とスザクは特派のKMFランスロットシリーズ(ランスロットとそれをモデルに予備パーツでつくったクラブ)を
使っているので、『特派のダブルエース』と呼ばれていて、同じブリタニア軍に所属しているため当たり前だが、
戦ったことが無い。だから、シミュレーターといえど、「ランスロットと戦った」というところに興味を惹かれたんだろう。
「んふぅ〜ん、知りたい?」
「当たり前じゃないですか!?」
スザクがまるでゼロに向けるような殺気を出しているのは気のせいか?
「でも、どうしようかな〜。」
「ロ〜イ〜ド〜さ〜ん!ライ君は疲れているんですよ。労をねぎらってあげるならともかく、無駄話をして。」
セシルさんがいつも通りロイドさんの耳を引っ張りあげた。
「い、痛いよ。セシル君。なにもそんなに引っ張らなくても・・・。」
最近この光景を見ていなかったなと思うと自然に笑顔がこぼれてきた。
「あら、ライ君。なにか面白いことでもあるのかしら?」
「いや、最近こっちに来ていなかったから懐かしいなと思って。」
「そうだよ。君がこっちにこなかったせいで、データがぜんぜん取れなくて、いい痛いよ、セシル君」
拗ねたようにふてくされるロイドさんをさらに絞りあげた。まあ、この二人は置いておこう
116 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 00:31:18 ID:aRh5dONS
支援
117 :
銀飯:2008/07/16(水) 00:31:40 ID:Fkl3AYet
『運命の欠片
−悪夢の始まりD−』
「そういえば、スザク。相談ってなんだったんだい?」
「えっ?あ、っそうだ。僕はライに相談があってここに来たんだ。」
天然ぶりは相変わらずだけど、自分がここに来た理由を忘れていたなんて・・・。
「それじゃあ、向こうで聞こうか。」
部屋を移動しようとすると、ぐぅーという音が鳴り響いた。
「ライ?」
「ライ君?」
「あはっ、君も生理現象は抑えられないみたいだねー。」
顔が真っ赤になるくらいに恥ずかしかった。今の音は、空腹の印なのである。
「す、すみません。」
「いや、君にもそういうところがあるんだね。」
「本当。少し安心したわ。無理してるところがあるから。」
「スザク、セシルさん」
二人の慰めに心を洗われた気分になったが、なぜかロイドさんが退出していくのが気になった。なぜだろう?僕はこのとき忘れていたのだ。本当の恐怖は平和の中にあるのだということを。
「そうだわ、ライ君に差し入れを作ってきたの。量が多いからスザク君も食べていってね。」
セシルさんの天使の笑顔。セシルさんほどの母性を感じさせる女性にこんなふうにされたら普通の男たちはいちころだろう。ただし、僕たちは知っていた。それが命に関しての「いちころ」だと。
118 :
銀飯:2008/07/16(水) 00:32:10 ID:Fkl3AYet
『運命の欠片
−悪夢の始まりE−』
「う・・・・」
「あっ・・・」
お互いなんとか表情を読み取られるのをこらえたが、しかし、目の前にあるのは、多分本人は日本食のカレーライスを作ったのだろうが・・・。見た限り、チョコレートとコーヒーのブレンドスープを使っているのがわかる。それなのに赤い具はハバネロ!?
「おかわりはたくさんあるから遠慮しないで食べてね。」
その瞬間僕の脳裏に浮かんだのは学園のみんなだった。ああ、そうかさっき見た走馬灯はこういうことだったのか・・・・。ナナリー、すまない。どうやら僕はここまでのようだ。アリス、君とは色々あったけどどうかナナリーのことを・・・・。その瞬間僕の意識は途絶えた。
いったいどうやって食べきったのか覚えていないが、意識を取り戻してから、スザクの相談についてお互い話をできる状態ではなかった。
119 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 00:32:25 ID:aRh5dONS
支援
120 :
銀飯:2008/07/16(水) 00:34:06 ID:Fkl3AYet
以上で今回の投下は終了です。2つ目はAを付け忘れてますが@〜Eでワンセットです。
一人称視点で話を進めましたが、どうでしょうか?
次の方、投下をどうぞ。
支援
しかし、100を越えたな
>>120 GJですが……本題入ってない!?
続きを早急に求めたくなるじゃないか!
>>120 GJです。読みやすかった。
ちょっと次の職人さんの投下の前に
>>102について考えてみません?
俺個人としては賛成なんですけど。
感想がいくつか書き込まれる前に次の投下が来るってのは長い目で見れば、職人さんのモチベーション維持に支障が出ると思うんです。
投下します。
この話はR2でライも記憶を改竄されています。
魔女の餌にはルルーシュよりライの方が適役とされました。
ライはアッシュファード家に養子に入ったと記憶を改竄されています。
相変わらずフラグ1級建築士です。
126 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 00:40:58 ID:aRh5dONS
支援します
あ、スケアクロウさん投下宣言してる。
じゃあスケアクロウさんの後にでも少し話し合いしません?
投下しないでください
>>102について考えてみませんか
C−ENの世界
>>124 うん。俺もそう思う。
読み手としては感想も書きたいしね。
>>124 たしかに感想を入れてもらうのは大事だ。その辺のルールもいるかも。ある程度感想があっってから投下するとか。ただ、反面人がいないといつまでも投下できないからね。迷うとこだよ
せっかく職人さんが投下してくれてるので
終わってから話し合いをしませんか?
133 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 00:44:45 ID:aRh5dONS
具体的にはどうするの?
ごめん!リロってなかった。
支援します。
アッシュフォード学園の生徒、ライ・アッシュフォードは友人のルルーシュと
その弟ロロを迎えに来てテロに巻き込まれる。
その場の機転とたぐいまれなる身体能力でうまくその場から脱出しルルーシュ達を
助けようとするが目の前にはKMFに乗った緑髪の少女が現われた。
少女はライを連れて行こうとするが撃たれてします。
少女から出る血を止めようとハンカチを取り出すライの前に
銃をもった兵士達とKMFに乗った男が現われた。
男は自分達をえさだといった。
「餌?」
「そう餌だ、ライ・アッシュフォード君、君は魔女をおびき寄せるための餌なのだよ」
>>128 いや、スケアクロウさんのは投下入ってるから、全部投下してもらった方がいいと思います。
男は手帳を取り出し
「餌の観察日記、いや飼育日記といったところかな」
そう言って男はその日記を読み始めた。
「○月×日、朝九時に登校、机の中には大量のラヴレター、午前中の授業はまじめに受ける
10時30分ハンカチを落とした女生徒のハンカチを拾いにこやかに話しかけ又1人虜に
12時30分調理実習のマフィンを大量に渡される。
15時00分転んだ女生徒に優しく手を差し伸べこれまた虜に
15時30分体育の授業のバスケで1人で50点以上たたき出し女の子から黄色い声援
16時00分生徒会室で生徒会長で義姉のミレイ・アッシュフォードと談笑。
17時30分同級生に涙ながらに交際を求められるが逃げ腰でお断りする。
常時物陰から視線を送る複数の女生徒、中には女教師や男子生徒も
高等部のみならず中等部の女子生徒にも人気って、やってられっかー!!」
男は突然きれた。
「一体君はどれほどフラグ立てれば気がすむんだ、羨ましいにもほどがあるぞ。
それでいてその全員をお断りして男友達とその弟と買い物ってなめてるのか」
「いや、それは別に・・って言うかなんで僕怒られてるの」
「こちとら男ばかりの狭い空間で君のそのハッピーライフを見せられるこっちのみにもなれってんだよ
もう」
「「「「そうだ、そうだ、うらやましいぞ」」」」
兵士達も一斉に声を上げる。
「し、知るかー!!!」
バベルタワーにはライの叫びが響き渡った。
(この男。記憶を改竄されても相変わらずか、カレンが聞いたら怒りそうだな。
ま、私も怒ってるが・・・)
ライの腕の中で緑の魔女がそう思ったとか思わなかった
>>120 GJ
カレー+ハバネロ…これは相当ヒドいwww
>>124 あーうー、そうだな、俺もそう考えるとポタラ卿に悪いことをしてしまったかもしれない……
支援
議論スレでも立てる?
職人さんの制作意欲の高さにただただ脱帽
支援
>>139 できるだけスレは立てずに、この中で話した方がいいと思います。
142 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 00:49:23 ID:aRh5dONS
投下終了です。
何か空気読まず投下してすいません。
1レスで終わらせる予定がながすぎて規制くらっちゃいました。
タイトルは『魔女の餌はライ?』カップリングは無しで
なんなら重複したらしいから議論スレはそこ使う?
>>143 GJです。こちらこそ投下宣言に気付かず議論始めようとしたりして、本当に失礼な事をしました。
すいません。
保管庫のほうに直接感想を書き込めるといいんだけど
そうすると保管庫つくってる人がたいへんだろうからな・・・
>>144 それはいい考えだ。まだ格納されてないよね?
>>143 乙。こちらこそ投下に割り込んですみませんでした。
しかし、フラグが立ちまくる様子を延々監視するのは辛いものがあるよなww
>>143 乙です
魔女といえばC.C.かな?・・・これはwktk
しかし空気読まず横槍レスしちまったんでいっちょ吊ってくるわ
>>144 重複したスレの有効活用ですね。
皆さんそれでよろしいでしょうか?
>>143 Mrスケアクロウ卿GJであります!
見事にフラグ一級建築士が再現されていて面白かったw
>>147 さっき覗いた時はありましたよ
152 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 00:55:16 ID:aRh5dONS
とりあえず感想入れる時間をとることについては
みんな賛成ってことでいいのかな?
私が知っているスレでは「作品投下後30分は次の作品を投下してはならない」ってルールだった。
ここもソレくらい余裕を見ていいと思うんだけど?
>>100今日も乙でした&おやすみなさい
>>94乙&GJ
カレンの可愛らしさと無自覚な小悪魔さ加減がたまらないです
カレンがライの状況に気付く日はあるのかっ!?
>>120乙!
しかし、本題に突入していない件
ランスvsクラブの結果も気になるじゃないですか!
ところで
>>105は学園理事長(の孫)である、ですよね?
>>143乙&GJ
義姉……なんて甘美な響き!
確かに、これはやってられねー状況ですなw
職人の数が多いからね。
本スレと重複スレに職人ごとに分かれて、投下するってのは難しいかな?
156 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 00:58:58 ID:aRh5dONS
30分は長い気がする
15分くらいがいいと思な
感想だけ書き込むスレ作ったら?
>>102 トーマス卿が感想の保管を試みようとしてくれているんだし、
遅レスは気にせず、感想は職人様方の力になると信じ、全力で感想を書くべし!!
と、ただいま全SSに感想書くぞキャンペーン中の自分が言ってみる
漏れてるSSがあったらスマソ
>>153 そうですね。投下終了後30分か。
このスレに適用する場合はどうでしょうか?投下する時間帯によって、とかも考える必要はあるでしょうか?
重複スレにまで投下していたら、管理人氏がまとめるのも大変だと思うが?
一律が手っ取り早いと思います。投下前に確認を取って、それにアンサーがあったら投下してもらうって感じかな?
あと感想スレを別に作るのも某所であったけど、色々と混乱が生じて結局無くなった。
あまり広げすぎると管理も大変だと思うので、私は一つのスレでいいと思う。
とりあえず職人さんGJ!
>>158 そう言われてもコテ付けて感想書かない限り
識別不可だと思いますが
感想をまとめて書くっていうのは……ダメかな? やっぱダメだよな
>>158 確かに遅レスでも感想はどんどん書いて何の問題もありませんが、やっぱり少し億劫に思う方もいると思います。
遅レス感想、全SSへの感想はもちろん大歓迎するとして、時間規制はあった方がいいと思います。
俺は夜しか来ないから分からないんだけど、昼間は結構まばら?
個人的には直前の投下から15分くらい待ってから自分の投下を始めてた。
感想の書き込みを見ると、そのくらいだなあと感じる。
どのくらいが最適なんだろう?
重複に感想ってのはちょっと面倒かなあと思う。
そして今、探してるんだけど、重複スレが見つけられてない件。
166 :
銀飯:2008/07/16(水) 01:05:03 ID:Fkl3AYet
というか、こんなこと本当はわざわざ決めるまでもないことだろ
常識的に考えれば他の作品のすぐ後に作品投下するのは不味いと分かるはず
職人さん方の勢いがすごいのは分かるが加熱しすぎとも感じる
少しはマターリしないか?1スレ目くらいの初心に帰ってさ…
169 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 01:08:46 ID:aRh5dONS
投下から15分くらい待つ
これで少し様子を見てみたらどうかな
時間制限とかはこれで問題が起きてから考えようよ
読んでる側からすると作品が多く見られるのは嬉しい
>>167 最近は新人さんも多かったし、今後もおそらく職人さんの数は増えるでしょうから、やっぱりこのあたりで明確な規制を決めておくべきだと思います。
せっかく投下したのに、それが原因で荒れたり、叩かれたりする、なんて事が起こらないためにも
>>169 投下した作品の最初のスレの15分後? それとも最後のスレの15分後?
Mrスケアクロウ卿の投下から15分ぐらい経ったので投下していいですか?
>>167 そう言われるとそうなんだがなぁ。
ただ、1スレ目と比べて職人の数も格段に増えてるし、マナーだけで
カバーしきれなくなってるところもあるんじゃなのかな。
2ちゃん初心者や投下初心者も多いしね。
読み手も職人も過ごしやすくするためには、ある程度のルールも
必要になってしまうよね。
とりあえずどういう案がいいだろうか?
@感想数が5〜10の間で次の職人が投下の確認をする。
A30分以上相手も新しい感想の投稿が無い。
B前の職人さんがころあいを見て次の職人さんに合図を出す。
>>167 一番初めは職人の数が今よりも断然少なかったんですが、
今は投下されたSSに触発されて連鎖的に数が増えている喜ばしい状況なのでどうですかね?
昼間はあまりいないので今のままでいいとは思うのですが、
夜になるとさすがになにかしらのルールが必要になるかもしれません
≫172
作品の最後のスレに決まっていると思うのだが……
最初じゃ規制とかに対応していたら簡単に時間が過ぎますよ?
>>172 申し訳ないですが、一応の結論が出るまで待ってください。
投下終了宣言のレスから15分間は感想タイムとして投下禁止、遅レス感想や、全SSへの感想も当然大歓迎。
こんな所でしょうか?何か他にある方お願いします。
うん、確かに職人さんも投下して反応を楽しんだり、自分のSSの修正点をもらって参考にしたいだろうに
というかそれが楽しいからわざわざこういう巨大掲示板に書き込んでくれてるんだろうに、
すぐ直後に投下があってかわいそうだなぁって思うことはよくあるんだよなぁ…
運悪くそういうのが続いちゃったらやめちゃうんじゃないかと心配になる
これだけ色んな人が書いてるんだし、それがこれからもずっとってことじゃなくて
とりあえず暫定的にルールはあった方がいいかも。だめなら後で変えればいいだけで。
>>172 せっかく投下しようとして下さっているのに申し訳ありませんが、少しお待ちいただいてよろしいですか?
181 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 01:18:23 ID:aRh5dONS
>>178 その際どのSSへの感想か、きちんとわかるようにする必要があると思うよ。
規制は投下に対してであって、感想は例え何日後でもOK。
という事はしっかり明記した方が良いかもね。
勘違いして30分なり15分なり以降感想が全く無くなったら、折角の取り決めがマイナスになってしまう。
>>178 人が集まればルールも必要になるよね。問題ないかと。
>>178 私もいいと思います
ほとんどの職人さん方はコテハンついてますから大丈夫だと思いますし
と、書き込んだら
>>178にちゃんと書かれてる……。
鏡に向かって、「書き込む前に全力でリロードしろ」とギアス掛けてくる。
とりあえず、この辺で採択を取らないか?
大枠は178の言うとおりでいいと思うので。賛成の場合は支援とか。
>>178 異議ないです。昼間や朝方で15分だけは厳しい気がするが
職人さんもより感想がもらいたかったらそういう時間帯を見計らえばいいし。
別に感想書く方も間があいててもどんどんレスすればいい
個人的に15分は長い気がする・・・勝手なこと言ってすみません
15分長いかな?
30分でも盛り上がろうと思えば感想から派生するトークで戦えると思うんだが……
ちょっと待った
逆に性急じゃない?
「夜中に勝手に決めんなよ」という意見が出たらまた揉める
本格的採択のためには少なくとも16日夜くらいまで待つべきじゃねーか?
>>178 自分も賛成です。
次に投下したい人は、その15分間の間に、感想と共に宣言すれば
良いのではないかと。宣言した人が二人以上いる場合は、
一番初めの人を優先的にということでどうでしょうか。
>>193卿
貴公の言うとおりだ。勝手に採択を取ろうと進めた自分が馬鹿だった。ちょっと腕立てふせしてくる
採択って程のものじゃなくて、あくまで暫定と言う事で一つ。
とりあえずの枠組みだけでも決めておかないと、16日夜まで投下できなくなるかもよ?
>>193 それまで職人さんの投下は一時中止にならないか?
それはそれでどうかと思う。
俺も
>>170に同意だ。
次々に新しい作品が読めるのはうれしい。
俺は投下したことないから職人の気持ちというのはわからないが、投下にも勢いというものがあるんじゃないか?
仮に時間制限設けたとして、投下しようとする→他の職人が投下→○○分待つ→投下しようとする→また別の職人が投下、ってな感じの無限ループにはまってしまう可能性も出るんじゃないか?
その結果モチベーションが低下、もういいやってなって良作だったかもしれないSSが闇に葬られる。
そしてしばらく投下を控えてしまう、とか。
極端なたとえだがこういう可能性も捨てきれないと思う。
俺としてはそんなにがちがちに決める必要もないんじゃないかとも思うが、特に反対するつもりもない。
主役は職人さん
>>193 確かにその通りですね
この時点で決めるのはちょっと急ぎすぎかもしれません
>>193 確かに
とりあえず議論はいろんな人が参加する必要性があるから
今いないひとの意見も聞けるように
一旦、区切りのいいところで終わっとくほうが
いいと思います
>>197 その危惧はあるけどその期間はそれぞれの良識に期待したい
とりあえず今は夜中にこんな話がでました、というくらいにしておくほうが後々角が立たないと思うんよ
>>194 感想とともに投下宣言って手があったか。
俺の意見はわすれてもらってもいい・・・
とりあえず明日一日皆さんに聞いてみる事にするとして
・投下終了宣言のレスから15分以上を目処に、それなりの数(3、4個〜)の感想が出揃うまでは投下禁止
・遅レスや全SSに対する感想レスも大歓迎。ただし、できればレス番より職人さんの名前をだして感想を言うなど、対象がわかるように。
・投下が激しい時間帯は、できれば感想のついでに次に投下する宣言もお願いしたい
こんな所でしょうか?
色んなSSを読みたいから、投下規制が厳しすぎるのを嫌う人もいるようなので、そこはまた一考の必要ありかな
ひとまず、ここで議論を終えて、各自の考えをまとめて明日改めて議論しよう。とりあえず、今投下したいという人もいるみたいだし。
206 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 01:33:37 ID:aRh5dONS
とりあえず16日夜まで暫定で
>>178のにしておく
ってことでいいのかな?
書いた事がある人の意見ですが、そこまで勢いに依存することは無いと思うけど……
時間を置く事で読み直したりして、誤字の発見やら修正ができて良いよ?
もう一旦打ち切りで投下再び!ですかね?
皆さんが楽しく過ごせるのが一番ですから
どの作品も楽しめるものばかりですからこの件はまた明日話し合いましょう
おおまかなものも出来ましたし
>>207 職人さんが納得できるのであれば何でもいいです。
こっちは読ませてもらってる身だしねwww
>>172卿
まだ起きていたら投下されるのか確認したいのだが
172さん、区切りがつきましたので
まだいらっしゃるようでしたら是非投下して下さい
読む人間以前に書く人間がいないと成り立たないわけだから
職人さんメインに意見聞かないとだめだな。
てことで、もう落ちちゃったかもしれないけど、投下してください
えーと、さるが来たと思われる時のメドも15分でOK?
長いっつーかさるなら待つべきだろjk…
>>215 えっと…サルがどのタイミングで来た時の話なのか少しわからないのですが、それも明日の議論で出してもらえれば。
今は一応暫定という事で議論終了の流れなので。
いらっしゃらないようですね…
職人さんの撤退宣言も明文化したほうがいいかと
223 :
銀飯:2008/07/16(水) 02:09:40 ID:Fkl3AYet
さて、議論も一段落したし、172卿もいないようなので、前回の続きを投稿します。
設定は基本CPライ×ナナリーに悪夢のアリスが絡んでくるという話です。
時間軸は一期学園祭前で、『旅立ち』の一期の話だと思ってください。
前回の話は前振りで今回が本題への前振りです。
投稿してもよろしいでしょうか?
支援は任せておけ!!
投下は無問題なんですが、人いるかな?
226 :
銀飯:2008/07/16(水) 02:12:47 ID:Fkl3AYet
『運命の欠片
−悪夢への誘い@−』
「ユフィの親衛隊に入ってくれないか?いやできれば親衛隊隊長になって欲しいんだ。」
「はっ!?」
なんとか、お互い生還を果たした後、スザクが真剣な顔をして、自分に向けてくる言葉の意味を僕は一瞬つかみかねた。というのも、
自分が現在所属するコーネリア殿下親衛隊の隊長でもあり専任騎士であるギルフォード卿に「専任騎士=親衛隊隊長」と聞かされて
いたからだ。それなのに、親衛隊隊長になってくれと言うのは・・・。ナンバーズとして差別されているのか。
「ライ、君も知っての通り、僕はナンバーズだ。そんな僕がユフィの専任騎士になれたっていうこと自体が、ブリタニアの国是から
すれば異常で、親衛隊を作ろうとしても・・・。」
「やっぱり、そういうことだったのか・・・。」
どこまで腐っているんだ。この国は・・・。
紫煙
228 :
銀飯:2008/07/16(水) 02:14:40 ID:Fkl3AYet
すみません。正式な投下宣言をし忘れた。
改めて投下します。
『運命の欠片
−悪夢への誘いA−』
「でも、どうして僕なんだ?」
「それは、君はユフィに信頼されているし、なにより、君以外の人間に
この仕事を頼もうと僕自身が思わなかったんだ。」
「スザク・・・。」
その台詞は親友として何よりもうれしいけど、裏を返せば軍の中での彼の
孤立が窺えた。スザクやユフィがそこまで信頼してくれているのはうれしいが、
「すまない。スザク。この件に関してはしばらく考えさせてくれないか。特派にいたころと違って、総督の親衛隊にいる以上、個人的な意見で動くわけにはいかないんだ。」
「うん。それもそうだね。でも・・・」
「ああ、総督はユフィのことになると他のことを後回しになさる方だから、異動の申請は多分通ると思うよ。」
「じゃあ!?」
スザクが満面の笑みを浮かべてくれたが、まだまだ問題があった。
全力で支援
230 :
銀飯:2008/07/16(水) 02:18:54 ID:Fkl3AYet
『運命の欠片
−悪夢への誘いBー』
「親衛隊隊長になると、ナナリーのそばにいてあげれる時間が少なくなる。」
「あっ!?」
スザクの顔が今度は深く沈んだ。彼にとってもナナリーは大切な幼馴染であり、
主であるユフィの大切な妹なのだが、記憶喪失であったライにとっては恋人と
言っても過言ではない存在だ。最初は彼女に記憶の奥底にある妹を見ていたのだが、
折り紙指導や中庭でのデートを重ねるうちにいつ頃からだったか、一人の女性として
意識するようになった。ナナリーも同じだったようで、ミレイさん曰く「ん、もう。奥ゆかしいわね。」
だそうだ。つい最近恋人という関係に正式になったのだが、周囲はだいぶ前からそういうふうに捉えていたようだ。
生徒会室でふとしたことがきっかけでナナリーが明らかにした時、カレンが何故か凄いガンを飛ばしてきたのと、
ミレイさんが少しさびしそうな顔をしたのが、疑問だった。もっとも彼の兄であり史上最弱最悪の小姑ルルーシュと、
中等部で彼女の親友であるアリスはそれを認めようとしなかった。
『シスコンにレズビアン。ロリコンの私が乗り越えるべき壁としてはいいコンビだ!』
・・・ん、なんか僕、変なことを言ったような?
「だからスザク、この件の返事はもう少し待ってくれないか。」
「ああ、そうだね。」
試演するんだな!
私怨
233 :
銀飯:2008/07/16(水) 02:20:25 ID:Fkl3AYet
『運命の欠片
−悪夢への誘いCー』
スザクの案は魅力的だし、遅かれ早かれ引き受けなければならないだろう。
『行政特区日本』
ユーフェミア皇女殿下が考えた、日本人が日本人としてのすべてを与えられた箱庭の中で取り戻し、
その箱庭を広げていくことで、平和的に独立を果たしていくという構想を実現するために彼女を守る
親衛隊は必要となるのだから。そのためには、彼女の考えを理解するだけでなく、指揮官としても
優秀な人間でなければならない。スザクは考えを理解しているが、指揮の面では僕の足元に及ばない。
いやはっきり言って少し孫子を読んだ程度の素人よりひどい。ましてや差別を受けている状況では・・・。
ダールトン将軍は今、客将として派遣されているが、いつ召還されるかわからない・・・。そう考えると
僕以外いないのである。しかし、親衛隊隊長となれば、四六時中ユフィの下にいなければならない。
支援た
235 :
銀飯:2008/07/16(水) 02:22:47 ID:Fkl3AYet
『運命の欠片
−悪夢への誘いD−』
親衛隊隊長と専任騎士の違い、それは政治の場においても付き従う必要がある。親衛隊隊長は指揮官+秘書官の才能を要求されるのである。
だがそうなると、ナナリーのそばにいてあげることができなくなる。
胸が痛んだ。別にナナリーを捨ててユフィに乗り換えようとしているわけではない、いやユフィも十分魅力的な女性だが・・・。ただでさえ、
ルルーシュが夜中に徘徊して二、三日帰ってこないことが多く気がふさぐことが多いのに、この上自分まで・・・。それに皇族としての身分を
隠している彼女を守る騎士も必要だ。自分がなるのが一番いいのだが・・・。
『アリス』
それが僕の選んだ次善の選択肢だった。ナナリーの親友であり、ギアス・ユーザーでもあり身体能力の高い彼女なら文句なしだ。まだまだ、
足りないところもあるが、そこを補うようにすれば・・・。
支援します
支援
支援
239 :
銀飯:2008/07/16(水) 02:24:56 ID:Fkl3AYet
『運命の欠片
−悪夢への誘い−』篇はこれにて終了です。
まだ続きがありますが、キリがいいのでひとまずここで。
次回から本格的に、アリス、ナナリーが出ます。
240 :
銀飯:2008/07/16(水) 02:26:22 ID:Fkl3AYet
言い忘れましたが、タイトルの悪夢はナイトメアオブナナリーの世界そのものを指しているわけではありません。
ライがユフィの暴走を止められず、過去の過ちを思い出すほうをさしてのものです。
四時間足らずで200突破・・・
何このスレの勢いは!?他に少しくらい分けてあげて(涙)
GJでした
ナナリーを大切に想っているライがいい感じでした
しかし、この先の悲劇を考えると‥‥
243 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 02:32:55 ID:wGJpkpju
>>239乙でした!
この世界観にアリスがどう絡んでくるのか今からwktkしています!
sage忘れた……orz
>>239 銀飯卿GJ!
わくわくしますねwいいじゃないですか!
そういえば「アリス」って誰なんですか?アニメに出てましたっけ?
>>240乙&GJ
お疲れ様です。ナイトオブナナリーでもアリスがお気に入りですので、次の話
が楽しみです。
>>241 その意見には同意せずにはいられませんね。W
247 :
銀飯:2008/07/16(水) 02:39:29 ID:Fkl3AYet
ストックの推敲が終わったので続きを投下したいのですが、お付き合いいただけますか?
支援します
249 :
銀飯:2008/07/16(水) 02:43:20 ID:Fkl3AYet
こんな遅い時間にレスありがとう。では、前回の続きで。
いよいよ、アリスとナナリーが登場します。今回は二人との出会いがメインで弱冠修羅場?
になります。
支援
251 :
銀飯:2008/07/16(水) 02:45:43 ID:Fkl3AYet
『運命の欠片
−悪夢の前のお茶会@−』
「できました。どうですか?ライさん、アリスちゃん。」
「すごくきれいよ、ナナリー」
柔らかい声でナナリーが僕に尋ねてきた。ここはアッシュフォード学園のクラブハウスのテラス。木漏れ日が差し込めているなかで、いつものようにナナリーやアリスに折り紙指導をしているのだ。
初めて(記憶喪失になってからだが)ナナリーに折り紙を見せられたとき、なぜか脳裏に浮かんだものを何のためらいも迷いもなく折ることができた。
ナナリー曰く「とっても折り紙がお上手なんですね。音でわかります」という。彼女は事故で目と足が不自由になったが、その分聴覚と触覚が敏感になっているようだ。自分でもなぜ折り紙を折れるのか
不思議だったが、ナナリーと折り紙を通して仲良くなれたので、今は折り紙に感謝している。本当なら身元不明の僕なんかとは口も利けなかったんだろうな・・・。そんな寂しい気持ちを思い浮かべたのは
やはり、親衛隊隊長への就任話だ。
支援
253 :
銀飯:2008/07/16(水) 02:47:38 ID:Fkl3AYet
『運命の欠片
−悪夢の前のお茶会A−』
「ライ・・・さん?」
今度は不安そうな、何かにおびえる様な声で聞いてきた。しまった!?できるだけ気づかれないように注意を払っていたのに・・・。
「先輩?」
あくまでも、質問口調だが、アリスが殺意をこめているのがわかる。アリス、僕の思惑とは裏腹にこの子はもともと僕のことを
良く思っていないようだ。彼女と初めて出会ったのは、僕が学園の校舎に行こうとしている時だった。ナナリーが玄関で同級生たちに
絡まれていたのだ。『車椅子の分際で。アッシュフォード理事長の後ろ盾があるからといって調子に乗っているんじゃありませんわよ。』
とか『貧乏貴族が・・・』など、ナナリーの尊厳を傷つけるような発言で、僕も癪に障ったが、
『大体、あなたのような五体不満足な人間がどうしてライ様と一緒にいるのかしら?』
『そうやって、私は健気でか弱い人間ですってことをアピールしてライ様の同情を引こうって魂胆かしら?』
『あなたのような人間はライ様にふさわしくありませんわ!』など、なぜか話の内容が僕にふさわしい女性かどうかという内容になっていて、
出るに出られなくなっていた。
支援
255 :
銀飯:2008/07/16(水) 02:49:14 ID:Fkl3AYet
『運命の欠片
−悪夢の前のお茶会B−』
しかもナナリーを車椅子から倒したのだ。さすがにまずいと思い、出ようとしたその時に、目にも留まらぬ速さで
(これが彼女のギアス能力ザ・スピード)彼女たちのスカートをはずし、ナナリーを救ったのがアリスだった。
もっとも、そのせいで僕は彼女たちのパンツをモロに見てしまった・・・。
『うわーん。』
『もうお嫁にいけない。』
『ライ様、責任を取ってください!』など、散々な目にあい、ナナリーにも誤解されそうになったが、
なんとかクリアし、アリスにお礼を言おうとしたのだが、アリスは
『ナナリーちゃんは私が守る。先輩が原因で彼女を泣かせるような真似をしたら、先輩が相手でも殺しますよ。』
冗談とも本気とも(いや、9割9分9厘本気だっただろう)と宣言されたのだ。
色々あってともにナナリーを支える仲間に今はなっているが・・・・。
支援
257 :
銀飯:2008/07/16(水) 02:51:14 ID:Fkl3AYet
『運命の欠片
−悪夢の前のお茶会C−』
「ああ、ごめんね。考え事をしていたんだ。」
「考え事・・・ですか?」
「先輩、まさかカレン先輩やミレイ会長のことじゃないでしょうね!?」
「っ!?」
「!?」
なぜそんな発想になるんだ?確かに、二人とも並々ならぬ恩義はあるが、
恋愛感情とかそういうものでは・・・。
いや、お願いだからナナリーもそんな泣きそうな顔をしないで・・・。
「せ〜ん〜ぱ〜い〜(怒り)」
「ラ・・イ・・さん、怒りませんから正直に仰ってください。」
アリスの殺気(セシルさんの対ロイドさん用レベルか?)は良いとして、
ナナリーからとてつもないオーラを感じる。これが乙女の嫉妬というものなのか?
このままではまずい。別に二人を組み伏せるのはわけないのだが、空気の読めない
親友と違い、僕は空気が読めるし、女性を投げ飛ばすような真似などしない・・・。
だから、答えるしかなかった。
恐らくはナナリーを傷つけることになるとわかっていても・・・。
支援
259 :
銀飯:2008/07/16(水) 02:53:18 ID:Fkl3AYet
『運命の欠片
−悪夢の前のお茶会−』篇終了です。
ストックはすべて出したので、ご意見・ご感想を聞かせてくれるとありがたいです。
議論が白熱していたとはいえ、こんな時間帯に支援してくださった方、本当にありがとうございます。
これからどうなっていくのか楽しみです。
おそくまでありがとうございました。
>>259いつのまに
支援できなかったorz
銀飯卿、GJでした!
続きを全力でお待ちしております。
>>226 細かい事だが気になった点を一つ…違ってたらごめんね
力=正義のブリタニアなんだからスザクは異例ではあるけど国是には反してなくないかな?
ナンバーズってので白い目で見られるだろうが
いや、自分が気になっただけなので銀飯卿はお気になさらずに
確かに現在は加熱しすぎてる面もあるし、感想が貰いにくくなるのは辛いことだけど、
この勢いのまま以降何スレも持続することはないだろ、普通に考えて。
投下しようとしてくれる人に対して「議論すんでないので投下しないで下さい」て何様かと。
朝からスレ伸びてるから期待してみたら不愉快この上ない。俺も何本かストックあったけど投下する気なくなったわ
おはようございます、トーマスです。
スレが伸びているので何事かと思ったら、昨夜落ちた直後にこんな議論が交わされていたのですね。
なかなか難しい問題だとは思いますが(作品の来すぎが問題になったSSスレなどかつて見たことも聞いたこともない)、
今日一日よく考えて住民の一人として意見を出したいと思います。
>>263 お気持ちは解りますが、そんなことを仰らずにどうか……。
知るかボケ
>>264 申し訳ないです。管理人さんを困らせるために書き込んだわけではありません。
頭を冷やします。
確かに感想を書く時間をもうけるのは良いことかもしれないけど、議論に熱中し過ぎてSSの投下を遮るのはどうかと思います。
職人さん方がSSを投下してくれないと、その議論そのものに意味がなくなりますから、そこまで細かくルールを決めなくとも良いのではないでしょうか。
結局は
>>102の直前の作品以外に感想つけづらいってのが問題なんだろ?
そんなこと気にせず感想書けばいいだろうに。
下手に議論やら規制とかしてると職人さんが減るだけだと思うよ?
つまり……私が今投下して、流れを断ち切るのが最善ですね?
ということで投下開始〜
・カップリングは今のところなし
・ギャグ…というよりほのぼの
・全3話予定のうちの1話
・5〜6レス程拝借
支援しますよ
投下遮ってまで議論する意味はどこにあるのか・・・
SSスレじゃないのかここは?
§0
「しゃぶしゃぶ?」
「はい!しゃぶしゃぶです!」
元気よく言うナナリー。
彼女の天使のような笑顔は、車に引かれた猫が息を吹き返し、『猫ふんじゃった』のリズムに合わせタップダンスを踊り出す程で。
ライはそんなナナリーの笑顔に頬をゆるませて、しかし“しゃぶしゃぶ”とは何だろう?と考える。
今日は休日で、咲世子さんもお休み。そこで家にお世話になっているナナリーやルルーシュに料理を振る舞おうと考え、
せっかくだからナナリーのリクエストに応えようとしたのだ。
「ご存知ありませんか?日本の伝統料理だからてっきり…」
「い、いや大丈夫。作れるよ。任しておいて!」
「本当ですか!?楽しみにしていますね!」
つい安請け合いで引き受けてしまい、日本人とブリタニア人のハーフであると打ち明けたことを少し後悔するライ。
まぁ皇族であることを教えてもらった手前、隠す訳も理由も無いのだが。
とりあえず日本の料理であることは確かなようで…
(しゃぶしゃぶか…誰に聞いてみよう?)
こうしてライのしゃぶしゃぶ作りは始まった。
第1話:『しゃぶしゃぶってなあに?』
§1
(とりあえず辞書で調べてみよう)
インターネットは、イレヴンの料理の情報など規制されているだろう、とライは一冊の辞書を開く。
この部屋にあったブリタニアのイレヴン大辞典ならば多少融通が効いて載っているかもしれない。
「しゃ…しゃ…しゃぶしゃぶ。あった」
【しゃぶしゃぶ】
惰弱なイレヴンどもが食べる脆弱な食べ物。
例:「―を食べるとは、この脆弱者が!」
バタン!と辞書を閉じ、表紙をまじまじと見る。すると、『編集:コーネリアン』と書いてある。
スカブ・コーラルに覆われた惑星生命体のような名前だが、おそらく第二皇女その人だろう。
(何をやっているんだあの人は…)
ライは、この辞書で調べる事は無理だと判断し、次の策を考えることにした。
(脆弱な食べ物ってなんだよ…)
しゃぶしゃぶなんて肉と野菜買ってお湯沸騰させればいいのになw
§2
(C.C.なら知ってるかもしれない。なんたって魔女だし…)
激しく選択を誤っている気がするが、天然なライは気付かない。
ノックをしてルルーシュの部屋に入る。どうやらルルーシュは既にいないようだ。確か午前中はルルーシュは出掛けると言っていたのを思い出し、
「C.C.、ちょっといいかな?」
「なんだ?」
「しゃぶしゃぶって知ってるかい?」
「しゃぶしゃぶ?」
チーズ君を抱きしめたまま、美しい眉をキリッと上げたC.C.は一息、
「知らん。なんだそれは」
「いや、日本の料理なんだけど知ってるかなって…」
「作る気か?そんなものよりピザを作れ」
「それは、…また来週ね」
「絶対だぞ」
やはりC.C.は知らなかったようで、部屋を後にし、ライは次の策を練る。
来週はピザを作るハメになった。
プシュ、とライは部屋から出てドアが閉まった瞬間、
「しゃぶしゃぶも楽しみにしておくよ」
「え?」
しかし振り返ってもそこにはドアかしかなく…ライは、クラブハウスを後にした。
(何か言ったかな、C.C.…?)
§3
(日本のことならスザクだろう!)
スザクに聞こうと思い、彼のいるアッシュフォード大学(特派)へ足を向けたのだった。
スザクは幸いにも休憩中らしく、オレンジ色の軍服に包まれたまま、快く応じてくる。
「それで、しゃぶしゃぶ?」
「ああ。辞書で調べて見たんだが…」
「辞書?」
先ほど辞書で調べたことと、それではさっぱり分からなかったことを伝える。
するとスザクは「それなら丁度いいのがあるよ!」と走って行ってしまった。
そして帰ってきたスザクが手に持っていたのは…
「広辞苑っていうんだ、コレ」
「コウジエン?」
「そう、ライは日本語読める?ならこれで調べれば大丈夫さ!これは日本の古い辞書なんだ」
「そ、そうか!よし…しゃ…しゃ…あった!」
「これでバッチリだね、ライ!」
「ああ、ありがとうスザク!」
どうやらスザクに聞いたのは正解だったようだ。
支援
しかし、お礼を言って、大学から出たライはピタと足を止める。
何か壮絶な勘違いをしている気がする。何だ。スザクの辞書に間違えは無いはずで…はっ!
【しゃぶしゃぶ】
鍋料理の一種。ごく薄切りの牛肉・野菜などを熱湯の中でゆすぐようにさっと煮て、たれ汁・薬味などで食べるもの。
(作り方や材料を本人から聞くべきだった…!)
これでは全く分からない。
もう一度聞きに行くのも悪い気がして、ライは次の策を練る。
とりあえず料理の概要は分かった。後は詳しい情報を集めよう。
――特派――
「許しは請わないよ。間違った調理法には味は出せないから」
「スザク君、そんなこと言っても、セシル君の料理はなくならないよ〜?」
1話終了。
続きはまた明日くらい?
全然書き終えてないのに投下しちまった…
ていうかもう家を出なくては!行ってきまーす
乙。いってら
テスト
ピンクもふもふ卿乙です
夜中に議論が始まってからなんでこんな水を差すようなことを言うのかと思っていたので、
職人さんがこれまで道理にSSを投下してくれる事を願います。
先ほどは失礼しました。
書き込み初めてだったのでえと携帯から失礼しますが投下したいので誰かいらっしゃいますか?
>>281 GJ!
早くも大惨事が予想されるw
>>263 気持ち判るけど、SS投下しねえぞってのは脅迫だよ。
それこそ何様って思われちゃうよ。
>>264 脊椎反応カコワルイ
蒸し返して悪いが気になったんで。
どっちにしろSS投下を止めてまで話す議論はこのスレにおいては無いよ。
SSスレだぞ、ここ。
287 :
286:2008/07/16(水) 09:00:05 ID:ZxoKiCCm
支援します!
>>268 やっぱりそう思うよな。
俺も昨夜の議論にちょこっとだけ参加して、規制を設けることでそのことが逆に職人さんたちのモチベーション低下させることにもなるんじゃないか、というような意見を出させてもらったんだが、俺と似たような意見の持ち主もいるようで安心した。
支援して下さる方がいらっしゃる様なので5分後投下します。
注意
・原作?そんなの知りません、ライの嫁達はライのモンです
・シリアスっぽいです
・カプはライ×C.Cです
・8〜9レス位です
よろしくお願いします。
おわ、投下宣言に割り込んじまってる・・・、吊ってくる。
支援
292 :
誓いを此処に:2008/07/16(水) 09:12:09 ID:ao3ovxQz
黒の騎士団であるトレーラーの外に出ると、緑色の髪をした綺麗な少女が一人で佇んで居た。
「C.C?」
名を呼ばれた私は声を掛けた白銀の髪の少年に振り返った。
「ライか…どうした?」
「君こそ皆の所に居なくて良いのかい?」
「質問に質問で返すなよ」
ライは悲しそうに呟く。
「…君が悲しそうな顔をして外へ出ていったから、追いかけて来た。」
「!?」
意外だった、私はそんな顔をしていたのか…
それにしても、普段は天然なくせにこういう所は鋭いな。
支援
294 :
誓いを此処に:2008/07/16(水) 09:17:13 ID:ao3ovxQz
「何かあったの?C.C」
ライが優しく聞いて来る。
「……なぁ、ライ」
「ん?」
「この世界は一つのパズル出来ているんだ」
C.Cは語り始める。
「ジグソーパズルは一つの絵にピースが決められている、だから他の絵のピースは填まらない。」
「………」
ライは静かにC.Cの言葉を聴いていた。
「だが填まらないピースだってそのピースに適した絵なら填まる。」
「…でも私の様な異端のピースはこの世界に填まる事は無い…それが時々寂しくなる時があるんだ。」
寝坊して大ピンチの俺が覚悟の支援
296 :
誓いを此処に:2008/07/16(水) 09:19:46 ID:ao3ovxQz
何で私はこんな事をライに話している?私達が似た存在だからなのか?…いや、それだけじゃない…きっと私はこいつに好意を持っている。
ほおって置けば嘘の様に消えて無くなりそうで、そのくせ、この世界に溶け込んでいても、大切な存在に危機が迫れば自分の存在さえも消してしまう事を厭わない。
自分がどれだけ傷付いても最後まで人を気に掛け続けるお人好しなこいつに、好意を持つと同時に期待しているのだ…ライが私をこの世界に当てはめてくれる様な気がして。
…そんなはずは無いのにな。
寝坊は仕方ない支援
支援
299 :
誓いを此処に:2008/07/16(水) 09:24:23 ID:ao3ovxQz
「…C.C」
「…いや、変な事を言ってすまなかったな」
私はライから体ごと背けた、寂しくなってしまったから…
「C.C」
直ぐ後ろでライの声が聞こえた、すると…フワリと何か暖かいモノに包まれた。
C.Cはライに抱き締められていた。
――――
僕は気が付いたらC.Cを抱き締めていた。
抱き締めた体は冷たくて今にも消えて無くなりそうで怖かった。
そして僕は気が付いた…きっと僕はC.Cの事が好きなんだと思う。
時に母の様に微笑み、姉の様に僕をからかい、妹の様にイタズラっぽく笑い、黒の騎士団では頼れる存在であり、時々、儚い顔で笑う。
そんな、幾つもの顔を見せる彼女が僕は好きになっていた…僕をこの世界に当てはめてくれたC.Cを…
300 :
誓いを此処に:2008/07/16(水) 09:28:40 ID:ao3ovxQz
だから、僕はこう言う。
「君はちゃんと当てはまっているよ…」
「…同時にだ?」
「黒の騎士団の絵には君は欠かせないピースだ」
「…だが私は魔女だ」
C.C悲しげに笑う。
「それなら、僕は狂王だ」
「っ!」
ここからはとびきり優しく囁いてやる。
「C.C…魔女だとか、狂王だとか、そんなの関係ないんだよ…受け入れてくれる場所があるなら、そこが世界だ…君は僕に居場所をくれた、だから…今度は僕が君の居場所を守ってあげる…」
「…ライ…ありがとう」
支援
支援
303 :
誓いを此処に:2008/07/16(水) 09:35:12 ID:ao3ovxQz
さて問題は次の言葉だけど…こういうのって緊張するんだね。
「C.C」
「何だ?」
ライは優しく愛しそうに呟いた。
「君が好きだ…」
「は…?」
僕の告白は余程意外だったのかC.Cにしては珍しい位に驚いている。
僕は構わず続ける。
「君の母の様な所も、姉の様な所も、子供の様な所も、君の全てが大好きだ!」
304 :
誓いを此処に:2008/07/16(水) 09:41:10 ID:ao3ovxQz
「………」
C.Cは無言だ。
「C.C?」
「……フフ」
C.Cはクスクスと笑いだした、その姿はいつものC.Cに戻っていた。
「おーい?」
「ライ…」
C.Cはポツリと呟く。
「は、はい?」
「お前は…私に愛を囁くんだから、それなりの覚悟があるんだろうな?」
C.Cはニヤニヤ笑っている。
「え!?…うん、大丈夫…覚悟してるよ」
「ほぅ、なら愛を誓ってもらおうか?」
C.Cは僕に向き直る。
「…分かったよ」
ライは、コホンと咳払いした。
支援
306 :
誓いを此処に:2008/07/16(水) 09:43:52 ID:ao3ovxQz
「我誓いを此処に…C.C、僕は君を愛している…僕は君の居場所を死ぬまで守ってあげる…」
ライがそう言うとC.Cは満足そうにする。
「そうか、奇遇だな…私もお前が好きだぞ、お前だけを特別に愛してやろう…これからも"私達"の居場所を"一生"守ってくれよ?」
「わ、分かったよ」
さらっと訂正されてるし…きっと、ずっと彼女にからかわれ続けるんだろうな…ライはそう思いながら、C.Cと誓いの唇を重ねた。
307 :
誓いを此処に:2008/07/16(水) 09:45:41 ID:ao3ovxQz
オマケ
「…ん」
ライはベッドの中で目が覚めた。
「起きたか?」
そこには僕の腕を枕にしたC.Cがいた。
「ちょ、C.C何で僕のベッドの中に!?」
「良いじゃないか、別に」
「良くないって!それに何でYシャツ一枚なの!?」
ライは慌ててベッドから出ようとするがC.Cが腕を枕にして尚且つライを抱き締めているので無理だった。「細かい事は気にするな、それより…」
「何?」
「おはようのキスだ」
「は!?」
その日ルルーシュは顔を紅蓮の様に真っ赤にしたライとすごく機嫌の良いC.Cを見た…
支援
支援。規制がかかったのか?
おさるさんが出ましたギャー!!
以上です
支援して下さった皆様ありがとうございました!
読みにくかったらごめんなさい。
また投下しに来るのでよろしくお願いします。
初投下緊張したー
度々すみません
300のC.Cの台詞が「何処に」が「同時に」になってました、申し訳ありません。
では失礼しました。
>>310 GJ!
朝から実に癒されました。
積極的なC.Cて新鮮だなー。
>>310 GJだ。
ライカレやライナナが多い中、ライC好きな俺としてはとてもうれしい。
ライを散々いじりながら、かと思うと目一杯甘えるC.C.がかわいすぎるねぇ。
また新たな職人か。このスレは勢いがあるなぁ。
しかし、このスレは他のスレとは大分毛色が違うな。良くも悪くも。
議論も起きているようだし、少し心配だ
>>314 確かに。ところで、この時間は人多いのか?
>>315 夜ほどではないが、見ている人がいないことも無い。俺とか
一応俺も見てるよ
折角だから今のうちに実は領地持ちの俺が意見を言わせてもらうと、
確かにSSの連続投下で感想もらえないと少し物足りないというか、
残念な気分にはなる。
けど、それで変な規制とか出来てここの空気が悪くなるのは嫌だなぁ。
同スレでも感想を付けるのが遅かったり、以前のスレの作品にでもいいから、
住人が読んだ素直な感想を付けてくれるようになるのが一番いいのではないかと思う。
ただ、なんか焦りすぎて投下がかぶり掛けてるのが↑であったが、
そういうのは職人側が空気を読んで気をつけるべきだと思う。
>>318 良くも悪くも流れが速いからね、このスレは。
リロードしててもコメ入れて送信するまでの間にレスが10も20も流れてて他の職人が投下してたとか投下がかぶってたなんてことも起こってる。
空気を読んでるつもりでもこういうことも起こるんでそんなときは広い心で見守ってあげてほしいなとも思うんだ。
おっと肝心なことを忘れてた。
>>315 SSの投下が途切れることはあっても見ている人が途切れるってことはないかと思うよ。
なんだかんだでみんな作品の投下を楽しみにしてると思うし。
少し荒れててびびった。
同じく領地持ちです。
細かく投稿ルール決まると書き手のモチベーションの低下は否めないかと
細かく決まってるなら自分のブログかホムペで連載すれば良いかみたいに
まあ、こんな論議があるのは書き手がたくさんいる証でもあるのですが
細かいルールができて職人さん達の作品が見られなくなるのは避けたいですね
さて、お昼休みの時間ですので、議論は一旦中止して投下される方がいらっしゃれば、支援しませんか?
それでは、僭越ながら私が投下させていただきます。
ライ×C.C.もののSSです。ライCを書くのは初めてです。
ですので、最後辺りグダグダだったり、どこか変かも知れない部分が
あるかもしれないのですけど、温かく見守っていただければ幸いです。
ちなみにライはルルーシュ=ゼロだということを知っています。
323ですが支援
良かった。誰もいなかったらどうしようかと思った
支援します
今日の夜は静かさが目立つ。
先程まで綺麗だった月が雲に隠れてしまった事で見えなくなり、
草が風で流れる事で奏でられる小さな音楽がC.C.の鼓膜を震わせる。
夜に映える緑の髪を流れる風と遊ばせながら彼女はもう一人の共犯者――ライの部屋が見える外で佇んでいた。
学校内を徘徊中、ここ最近珍しくライを見かけることが無かったことに気づき、彼の部屋が見える場所まで行くと
窓のカーテンが閉まっていた。とある雑誌で軽く読んだ程度だが、
カーテンが引かれているというのは、今は会いたくないという意思表示らしい。
だが、C.C.にそんなものは関係なかった。例え喧嘩したからと言ってカーテンを引かれようがドアを打ちつけようが、
遠慮なしで部屋に入り込んで大好きなピザを食べる。それが彼女のやり方だ。
だが、今回は妙だ。今日はどうしたものだろう。
喧嘩をした記憶は無いがもしかしたら怒らせるようなことをしたのだろうか?
部屋を片づけを行う際に部屋から出るように指示されても素直に従ったし、ピザの箱の片付けも手伝うようにした。
自分が考えられる限りではライを怒らせることはしていない。
支援
そうであれば、気にする必要は無い・・・・はずだが何故か気にせず入る気にはなれなかった。
心当たりが無い時ほど不安に思うことは無い。原因さえ分かっていれば解決法などいくらでもある。しかしその原因がわからなければ手の打ち様が無かった。
クラブハウスに入り、ライの部屋の前で足を止める。
扉を開ければ、すぐにライがいる。そう思って少し開けて中を覗き込んでみる。
いつもなら点いているはずの電気は消され、部屋は暗かった。
(もう寝たのか?)
しかし時刻はまだ夜の8時で寝るには早すぎるしこの時間帯は起きているはずである。
そういえば、今夜はラクシャータが全ての月下の整備を行うと言っていた。
もし、それに参加していれば今ここにいないのは自明の理である。
部屋に音を立てずに踏み入るとライのベッドへと向かう。いないなら帰って来るまで
待っているかごろ寝でもして帰ってきたライを驚かそうと思ったのだ。
ベッドまであと数歩の所でC.C.の足が止まった。誰もいないと思っていたベッドの布団が異常に膨らんでいたからである。
(なんだ、いるではないか)
支援
支援
支援
し
え
ん
支援
布団の頭から灰銀の髪が少しだけ洩れている。
このクラブハウスにいる人間の中でこんな色を持つのは一人しかいない。
すぐに膨らみの元がライだと考えるとそのまま歩み寄り、ベットに片手をついて頭に近付いた。
その時、ノック音と共に部屋の扉が開いた。
「ライ。起きてるか?」
廊下の明かりが漏れた薄暗い明かりの中見えたのはひょっこりと頭を出したルルーシュであった。
「ルルーシュか」
「何だ、やはりここにいたか。ライは起きているのか?」
ルルーシュはC.C.がこの部屋に居た事に驚きもせず――寧ろ、来るのが分かっていたという口調の次に興味をライへと持っていき、部屋の電気を点けると部屋が明るくなり、C.C.はルルーシュがお盆を持っていることに気がついた。
更に興味はその盆に乗っている筒型の陶器――湯呑みに移った。
「なんだ、それは?」
「熱湯におろしたショウガと砂糖を加えた飲み物で生姜湯というらしい。」
興味ありげに湯呑みに入った液体を覗き込むC.C.にそう言うとルルーシュはテーブルにお盆を置き、ライに声を掛けた。
「ライ、咲世子さんに生姜湯の作り方を教わって作ったぞ。飲めるか?」
数秒後、ベッドからのそりと上半身を起き上がらせたライの顔を見てC.C.は一瞬だけ目を丸くする。
いつもは白いはずの肌が上気して赤くなり、目は水の膜を張ったように潤んでいたのである。
「悪い、るるーしゅ・・・」
「そんなこと気にするな。それより熱の方はどうだ?」
鼻水が鼻に詰まっている為かライはルルーシュの名前を巧く言えていない。
ルルーシュがライの前までに移動する。C.C.はそれに反応して、道を空ける。
ライの方は脇に挟み込んでいた棒状の電子体温計を取り出すとルルーシュに手渡す。
電子体温計の小型ディスプレイに表示された37.7℃という今現在のライの体温を見て
ルルーシュはふむ、と顎に手をやって少し考える。
「38℃は下回ったが、まだ熱いな。もう少し様子を見ることにしよう
しえん
すんません、セリフの最後に 」をつけるの忘れてました。
その様子を見ていたC.C.は少しムッとしたが、ルルーシュに悟られないようにした。
「風邪をひいたのか」
改めてライの方へ歩み寄ると、初めて気がついたかのように蒼い双眸と視線が動いた。
「C.C.?来てたんだ・・・・?折角、来て貰ってなんだけどこの有様だ・・・・・・風邪が伝染る前に帰ったほうがいい・・・・・」
申し訳なさそうにライは言った。
「・・・だ、そうだ。安心しろ、面倒は俺が看る」
そう言うとルルーシュは微笑んだ。
(俺が看るか・・・・・)
先程の言葉とその後に見せた微笑みがC.C.の勘を大きく触ってしまった。
ライとルルーシュは見ても判るように男だ。女とは違って頑丈に出来ているので風邪などのウイルスに対する耐性も強い。
このクラブハウスに住んでいるのは先に挙げた二人の他にC.C.、ナナリー、そしてお手伝いの篠崎咲世子がいる。
咲世子ならば、看病などお手の物だろうが、ここ最近彼女はアッシュフォード家の手伝いでここを留守にすることが多い。
ナナリーなら多少のことは出来るかもしれないが、シスコンであるルルーシュがそれを許すはずはない。
もし、それでナナリーが風邪を引いてしまったらライは半殺しにされかねない。
そうなると、男であるどちらかが体調を崩せば、残った方が看病しなければならないという関係が必然的に出来上がる。
それならば当然かもしれない。それに仲が良いのも知っている。だが、
篠崎咲世子「あーっ!?支援」
(ライは私のだ。童貞坊やにちょっかいを出される筋合いは無い。)
今の自分が我が侭な子供のようであると思いつつもそんなことを考えながら傍観していたが次の瞬間、C.C.が言葉を紡ぐ。
「ルルーシュ、お前は消えろ。ライの面倒は私が看る」
――静寂と沈黙が部屋を包み込む。
ライとルルーシュは信じられないという顔でお互いを見つめ、その視線はC.C.に向けられた。
「どうした、私は変な事を言ったか?」
C.C.は機嫌が悪そうに睨み返した。
「い、今、何て言った・・・・・・?」
咳き込んで痛んだ喉の痛みを我慢しながらライが恐る恐ると訊ねると更に不機嫌な声で返ってきた。
「何度も言わせるな、お前の面倒は私が看ると言ったんだ。――それに」
C.C.はベッドに腰掛けるとライの頭を抱き自分の懐へ引き込むと同時に頭を胸へと押しつける。
「ぬぉ・・・・・・!?」
「悪いがライは私のだ。どうしようとする権利は私にある」
ルルーシュを見るその目は輝きを失わない天のように、黄金(きん)の煌めきを持っていた。
だが、今のC.C.の目はまるで自分の大切なおもちゃを守る子供の様であった。
「ほう、確かにお前の意見にも一理はあるな。・・・・・だが」
わざとらしくほうっと溜息をついた。
「し、しーつー」
「うるさい、黙って抱かれていろ・・・・・風邪の看病くらい誰だって出来る」
腕の中から逃げようとするライをしっかりと捕まえて言った。
「そうだな。お前なら睡魔との闘いも大丈夫なようだ。だが、看病する側が一番危険なのだぞ?」
「それがどうした」
「ライと一緒にいるという事とは、一番ウイルスの多い場所に長時間居る訳だ。だから看病した側が次の日には逆転しているというケースも非常に多い。
もしそれでお前が風邪を引いたら・・・ライが悲しむことになるぞ?」
「ル、ルルーシュっ!!」
C.C.の胸に押しつけられていたことによって先程まで文句も言えなかったライはようやく頭だけでも脱出を成功させて、
狼狽えた声でルルーシュの声をかき消そうとするが時既に遅し。
「そんな事は言わなくても良いんだ!C.C.もいい加減に離れろ!風邪が伝染ったらどうするんだ?!」
「・・・・・・魔女は風邪をひかん」
支援します
「魔女だろうが何だろうが関係ない!!」
屁理屈にも聞こえたC.C.の言葉もすぐに掻き消すと同時に肩を大きく上下させて息も絶え絶えにライが言った。
ライのその姿を見てC.C.はゆっくりと手を離すとベッドから降りてドアの方へ向かい、ドアに手をかけるとライの方を向かずに言った。
「分かった・・・・・童貞坊やの親切な看病で風邪でも何でも治せ。私はもう知らん」
「C.C.・・・・・」
ライが呼び止めようとした時、C.C.の姿はもう無かった。
結局、その日はルルーシュの部屋には戻らずに黒の騎士団アジトのラウンジでピザを大量に注文してヤケ酒ならぬ、ヤケピザで一夜を明かした。
朝になるとC.C.はふらふらしながらもクラブハウスまでたどり着いた。
いつもよりも値段が高く、旨いピザを何枚も食べたが気は晴れない。むしろ、旨いと思わなかった。
体の中に加算される独特な重力でまた吐き気が込み上げてくる。
それらと戦いながらやっとルルーシュの部屋にたどり着き、転がるようにベッドに倒れ込む。
体が安心したのか多少なりとも気分がよくなった。
だが、そうなると思考の方が回復してくるので昨晩の事を思い出さずにはいられない。
自分の想いは負けていないと思っていた。
ライも同じだと思っていた。思いたかった。
気心の知れている人間よりも自分を選んでもらいたかった。
病気で弱っている姿を見せれるほどの信頼を得ていないのだと痛感させられた。
自分がもしも、風邪を引いたならば喜んで見せただろう。風邪を引いて寝込んだなどと知ったら呆れつつも看病をしてくれたかもしれない。
この支援をなめ‥‥アッー!?
古来より紳士は支援に興じるものだ!
支援
支援
「魔女だろうが何だろうが関係ない!!」
屁理屈にも聞こえたC.C.の言葉もすぐに掻き消すと同時に肩を大きく上下させて息も絶え絶えにライが言った。
ライのその姿を見てC.C.はゆっくりと手を離すとベッドから降りてドアの方へ向かい、ドアに手をかけるとライの方を向かずに言った。
「分かった・・・・・童貞坊やの親切な看病で風邪でも何でも治せ。私はもう知らん」
「C.C.・・・・・」
ライが呼び止めようとした時、C.C.の姿はもう無かった。
結局、その日はルルーシュの部屋には戻らずに黒の騎士団アジトのラウンジでピザを大量に注文してヤケ酒ならぬ、ヤケピザで一夜を明かした。
朝になるとC.C.はふらふらしながらもクラブハウスまでたどり着いた。
いつもよりも値段が高く、旨いピザを何枚も食べたが気は晴れない。むしろ、旨いと思わなかった。
体の中に加算される独特な重力でまた吐き気が込み上げてくる。
それらと戦いながらやっとルルーシュの部屋にたどり着き、転がるようにベッドに倒れ込む。
体が安心したのか多少なりとも気分がよくなった。
だが、そうなると思考の方が回復してくるので昨晩の事を思い出さずにはいられない。
自分の想いは負けていないと思っていた。ライも同じだと思っていた。思いたかった。
気心の知れている人間よりも自分を選んでもらいたかった。
病気で弱っている姿を見せれるほどの信頼を得ていないのだと痛感させられた。
自分がもしも、風邪を引いたならば喜んで見せただろう。
風邪を引いて寝込んだなどと知ったら呆れつつも看病をしてくれたかもしれない。
?支援
ふとライに逢いたくなった。
抱き締めて白い肌の首元に顔を埋めて彼の匂いを嗅げば嫌な気分を全て忘れさせてくれる。
くだらない事で言い合いをしなければ今頃はライの部屋で今とは大違いの朝を過ごしていたかもしれない。
小さくドアの開く音が聞こえてくる。C.C.はその音に即座に反応して声をかける。
「誰だ?」
だが、ドアから入ってきた人物は愛しい彼ではなくこの部屋の主人だった。
「扇から聞いたぞ。朝方までピザを喰らっていたそうだな?」
「それがどうした?」
ルルーシュの背後に見え隠れする怒りのオーラをわざと無視して不機嫌に話す。昨晩の事など気にもしていないような素振りで。
「お前な、一体どれほど使っていると・・・」
「それで?ライはどうなった?」
最早、怒る気も失せたかルルーシュはため息と共にC.C.の方を見る。
「・・・・熱も薬で大分下がったようだが、今は眠らせている」
「そうか・・・私は寝る。しばらく起こすな」
それを聴いて興味が失せた、そうとでも言っているかのように枕に顔を埋める。
だが、ルルーシュからすればそうではなかったようだ。
頭を掻き、純度の高い溜息を吐き出すと、椅子に掛かっていた制服の上着に袖を通す。
「・・・俺は授業に出て来る。それまでにチーズの臭いを消しておけよ」
そう言って、ルルーシュはドアノブに手を掛けてドアを開ける音が部屋の中に響く。体の八割を外の方へと移動させた所で
ルルーシュは顔を自分のベッドで寝ころんでいる緑髪の魔女に向けて一言投げかけた。
「あぁ、そういえば、そろそろライが目覚める頃だ。この調子だと、今日も学校を休ませないとならないな」
言葉を紡いだ後、ルルーシュは口の端が僅かに上がった。眠っていると思われていたベッドの上の人物がライの名前を出した瞬間にピクリと反応したからだ。それを見届けると、
ドアを完全に締めずに少しだけ開けたまま、校舎へと足を進ませる。
廊下の空間に吸収される靴の音が部屋を離れるにつれて小さくなりやがては聞こえなくなっている。
「・・・・・わざとらし過ぎるぞ。馬鹿者が」
むくりと顔を枕から離すとC.C.は一言だけ今はいない人物に対して言った。
支援しました
しえん
支援
それから数分もしないうちにC.C.は部屋から出て、ライの部屋の前に佇んでいた。ドアノブを握る手が一瞬だけ止まったが、すぐにドアノブを回して部屋の扉を開ける。
扉を少しだけ開け、そこから部屋の中を窺う。金色の双眸がベッドの膨らみを発見し、凝視する。やがて、部屋の中へ足を踏み入れるとまっすぐにライの眠っているベッドに向かった。
「大丈夫、みたいだな」
ライの顔を覗き込み、C.C.の表情は緩む。
昨晩あれほどまでに上気していた顔も今はいつものように白みを帯びた肌に戻ってきている。
その寝顔は全身をぬるま湯に浸からせているような心地よい微睡みを堪能しているのを容易に感じさせた。
ルルーシュから貰った風邪薬が思いのほか効いたのかぐっすりと眠っている。
C.C.の細い指が顔に掛かっていた灰銀色の髪に伸びて掻き上げる。まるで、女の髪のように柔らかいそれはC.C.の指に心地よい感触を覚えさせた。
やがては手の平全てにその感触を覚えさせたくて頭を撫でつける。
「ん・・・・」
撫でつけた感触がくすぐったかったのか、ピクリとライが反応をする。そして、眼がうっすらと開き、己の前にある物体がなんであるかを確認する為に徐々に大きく開かれる。
「・・・・C.C.?」
微睡みが抜け切れていないのか、その目はまだはっきりとしていない。C.C.は最後に一撫でするとベッドの縁に腰を下ろす。
「気分の方はどうだ?」
「熱も大分下がった。頭がまだ痛むけど、昨日ほどじゃない」
上半身を起き上がらせて目を擦って彼女の姿を完全に視界の中に収めるとライは問われた質問に答えていく。
「そういえば、昨日はあの後どうしたんだ?どこかに居たのか?」
まるで、この行方を心配する母親のような表情でC.C.に質問を返す。すると、彼女は突然ライから顔を背ける。
「気にするな。アジトでピザを二十枚ほど平らげただけだ」
「二十枚も!?何でそんなに」
「私にはルルーシュのように“優しくて”、“親切な”看病とやらはできないからな。役立たずは消えただけだ」
「C.C.あれは・・・・」
支援
支援
支援
おや、さるが入りましたか?
支援
抑揚もなく淡々と言葉を並べる彼女の声には何か冷たいモノが宿っていそうだった。ライが何か言葉を紡ごうとしても顔をこちらの方に向けてはくれない。
「なぁ、C.C.」
「何だ?」
沈黙が空間の中に密集する。このままでは間が持たない事は明白だ。
「その・・・昨日は、ゴメン」
「何がだ?」
いきなりの謝罪の理由を知りたく、C.C.は顔をライの方へと向ける。
「いや、君に対して・・・・酷く怒鳴ってしまったから・・・・・本当にゴメン」
ライはどうやら昨晩、自分が看病すると言った時にそれに対して怒鳴って反対した。それに対して自分は怒ったのだと勘違いしているのだろう。本当は違うのだが、謝っていることだし許してやろう・・・・・と行きたいところだがC.C.に悪魔が降臨した。
「そうだ、お前の怒鳴り声で私は酷く傷ついてしまった。」
「でも、あれは・・・・」
「男が言い訳をするな。お前にはこの罪を償って貰わなければな」
C.C.が座った状態からライに覆い被さるような体勢に移行する。金色の瞳がライを捉えた。
「どうすればいい・・・・?」
意を決したかのようにライは顔を顰める。それを聞いたC.C.は優越感に微笑むと
「目を瞑れ。その後は私の言う事、やる事には反論や反抗もするな。それが絶対条件だ、わかったか?」
「・・・・・」
沈黙と行動にてライはそれに応える。C.C.は両手でライの顔を包み込み、己の唇をライの唇へと重ね合わせる。
自分が考えていた事とは違った彼女の行動にライの眼は見開かれ、
彼女の行為を止めさせようとしたが先程の彼女の言葉が頭を過ぎり、止めようとした手をそのままベッドの上に落とす。
「・・・ぷはっ」
ようやく唇が離れ、ライは体の中に新鮮な空気を招きいれた。
ただでさえ風邪で体力が落ちているのに長時間のキスはその体力を更に削った。
C.C.を見る。蒼い双眸と金色の双眸の視線が重なり合う。すると、緑髪の魔女はライの両肩を掴みベッドに押す。
まるでC.C.に押し倒されている形になる。
「シ、C.C.?な、なにを・・・・」
「ライ、私に誓え。今度からはルルーシュではなく、私を選べ。いいな?」
「え、選べって、どういう意味だ?」
現在の体勢に驚きが未だに抜けていないのか、C.C.の質問意図が読めずに戸惑ってしまうライ。
お猿さん厳しいねぇ。
とりあえず支援。
しえん
規制にかかったときは、携帯で投稿してヘルプを求めるってのも、ルールに入れたほうが良いな。
昨日のカレンに続いて今日はC.C.祭だ!
支援
そう、自分はルルーシュに負けたのだ。付き合いの長さでは向こうに負けるがライに対する想いは負けていない。
「まさか・・・・・それで、怒っていたのか?」
「違う。病気で弱った部分を共犯者である私に見せなかった。それに対して私は怒っているのだ。
私は信頼できないか?魔女は信頼に足る人物ではないか?」
「・・・・・違う、そんなことは無い。」
ライの白磁の指がC.C.の頬に触れる。
「少しだけ・・・・意地を張ってた。弱い部分を見せてしまったら、君を不安にさせてしまうかと思って・・・」
男として、好きな人に弱い部分を見せ付けることが不安だった。
常に弱い部分の無い自分を見せていたかった。だが、結果としてその意地が裏目に出てしまった。
「アホだな。お前は」
ライの言葉の後にC.C.は呆れた声を出す。その顔には笑みが浮かんでいた。
「この世において完全な人間などいない。強さと弱さ、この二つがあって人は成るのだ。お前の弱さを見て不安になる、私がそんな軟弱な女に見えるのか?」
コツンと額と額を合わせるC.C.、眼前に迫った彼女の顔を見てライの頬は紅潮を始めた。
「・・・見えない」
「だったら、余計な心配はするな」
灰銀の髪に手を置いてくしゃと撫でる。ライは気持ちよさそうに目を細めた。
「さて・・・・それでは、どうするか訊こうか。お前は今度から私とルルーシュどちらを選ぶ?」
「わかり切っている事だろう?」
「言わないとわからないぞ?」
C.C.はクスリと笑う。ライはルルーシュが何故彼女を魔女と言うのか今更ながらにわかった気がした。
“君だけに見て欲しい。僕の弱さと強さを”
ライはC.C.を抱き寄せ、彼女の耳元でそう囁くと今度はライが自分からキスをした。
支援
というわけで、投下終了です。
支援してくださった方々、ありがとうございました!
>>366 GJ!クーデレというやつですかな。
嫉妬するC.Cにここまでの破壊力があるとは…恐ろしい。
GJ!!
いい感じのC.C.でした
GJ!
しかし、咲世子さんが喜ぶ展開を入れたほうが、もっと面白くなるのでは?
370 :
銀飯:2008/07/16(水) 14:43:56 ID:Fkl3AYet
んー、人が少ないのか投下してもいい状態なのか判断できないんですが・・・。
支援しますよ〜
372 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 14:48:10 ID:Zntr7EvJ
支援です
今までどうりでいいと思う支援
374 :
銀飯:2008/07/16(水) 15:00:28 ID:Fkl3AYet
では、僭越ながら投下させていただきます。
まず、この作品は『運命の欠片』がタイトルで細かい章ごとに分けて投下していきます。
時期的には一期のフクオカ戦後〜ブラックリベリオンにかけての話で、以前投下した『旅立ち』につながります。
投下してから気づいたんですが、『旅立ち』ではナナリーが皇女だって驚いてたのにここでは皇族だとばれている矛盾。
それについては「皇族だと知っていたが、傍流であって、現皇帝の皇女だったとは知らないという」設定で流してください。
CPはライ×ナナリーでアリスがナナリーを支える仲間として絡むと。
今回の投下は前半ライ視点、後半ナナリー視点で、ナナリーがかなり黒くなっているのと、
アリスのキャラがあまり目立っていないという注意点があります。
375 :
銀飯:2008/07/16(水) 15:01:20 ID:Fkl3AYet
「運命の欠片
−悪夢への告白@−」
「どうなんですか、先輩」
「ライさん?」
二人に詰め寄られ、もう話すしかなかった。できればもう少し後にしたかったが、
「うん、実はね。スザクからユフィ、いや、ユーフェミア皇女殿下の親衛隊隊長になってくれないかと頼まれたんだ。」
僕は話した・・・。スザクからの誘い、ユフィが考えている構想『行政特区日本』のこと、そしてそれがもたらす可能性と、その結果ユフィに迫る危険のこと、etc.
「そうですか・・・。ユフィね、いえユーフェミア様の親衛隊隊長に・・・。」
この場にいる全員ユフィとナナリーが皇族であり互いにとても仲のいい姉妹分だというのがわかっているが、あえて公称を使ったのは場所を慮ってのことだ。
いつ、なんどきナナリーや彼女の兄であるルルーシュの出自がばれるかわからない。
そのことが、どういう結果をもたらすか利発な彼女はすぐに気づいたようだ。
しかし僕の親衛隊地長の話を聞くと予想通り悲しそうな、寂しそうな表情を浮かべている。それを見かねたアリスが、
「でも、どうして先輩じゃないとだめなんですか!?そもそもスザク先輩がいるじゃないですか?」
ナナリーを泣かせたら殺しますよと、まるでニーナが放つようなオーラを出している。
「色々な選択肢がある中で僕が親衛隊隊長になるのが、一番無難な選択肢なんだよ。
親衛隊隊長ともなれば、政治や指揮も必要になるからね。スザクだとその点が難しいんだ。それに・・・」
376 :
銀飯:2008/07/16(水) 15:01:55 ID:Fkl3AYet
「運命の欠片
−悪夢への告白A−」
「それに・・・?」(『ライさん、まさか、まさかユフィ姉さまのことを!?』)
「この構想が成立すれば、ナナリーが言っていた「優しい世界」を作ることができるしね。」
僕はそう言って、不安がっているナナリーに微笑みかけた。「優しい世界」、ナナリーが以前聞かせてくれた彼女の願い。
正式に付き合い始める前聞かされた彼女の出自。落ちぶれた傍流とはいえ皇族に連なるということにショックを受けたが、それ以上に彼女の願うものが誰も傷つけない、傷つかない世界だということに大きな衝撃を受けた。
いったいこの子は、どれだけ人の心の闇を見てきたのだろうと・・・。
「ライさん。覚えていてくれたんですね。嬉しいです。」
(『違う、そんなことを私は望んでいるんじゃ・・・。』)
私は心の声を押し殺してライさんに微笑みかけた。
それを見て僕も少し安堵したが、
「でも、そんな絵空事みたいな話、本当にできるんですか?」
僕と同じく軍人であるアリスは現実的な意見を述べた。ちなみにナナリーはそのことを知らない。アリスの部隊は公的にイレギュラー扱いなのが幸いしている。
「うん、その通りだよ。だから、それを現実のものに近づけるために、僕とスザクがユーフェミア殿下を支えて・・・。」
支援
支援
379 :
銀飯:2008/07/16(水) 15:03:21 ID:Fkl3AYet
「運命の欠片
−悪夢への告白B−」
「あの、ライさん・・・。」
「ン、なんだいナナリー?」
ああ、優しい声だ。この声に私はどれだけ癒され、勇気付けられ、励まされてきたんだろう。最初は不思議な方だと思った。お兄様に良く似ていらっしゃる方、それでいてどこか悲しげな方だと・・・。
お兄様と入れ替わるようによく私のところへと足を運んださり、寂しがっている私の話し相手になってくれて慰めてくださった。初めて折り紙を見せたとき、お礼にと桜を折ってくださいましたよね。
でもその時のあなたの雰囲気は忘れられません。深い悲しみと絶望に満ちたあの雰囲気を・・・。この人はいったいどれだけの悲しみを見てこられたのだろうかと。多分その時からでしょうか、あなたのことを一人の男性として朝も夜も恋焦がれるようになったのは・・・。
支援
381 :
銀飯:2008/07/16(水) 15:05:10 ID:Fkl3AYet
「運命の欠片
−悪夢への告白C−」
そして自分の出自を完全に打ち明けたわけではないけれども、ブルームーンの日にこんな半人前の自分を受け入れてくださった。
だから私は支えようと思った。この人の心を・・・。
そして、正式に恋人関係になったある日、ライさんが軍務で不在のクラブハウスの生徒会室でミレイさんに
「ナナちゃんは〜、ライ君のこと、どう思ってるのかな〜?」
と悪戯っぽくたずねられた時に、他の人にとられたくない一心で答えた。自分でもよく言えたと今にして思う。
「恋人です」(ニコッ)
と。その言葉に、シャーリーさんは、
「なっ!?ナナちゃん?」
と驚いた後黄色い歓声をあげ、ニーナさんは
「大胆・・・です」
と俯きかげんで声を出し、リヴァルさんは
「くっそ、ライのやつ。うらやま・・・ひぃっ!?」
と最初悔しがっていましたが、何故か最後は悲鳴になっていたような?
スザクさんは
「おめでとう。ライ、ナナリー」
と素直に喜んでくれました。思えば、私の初恋の人はスザクさん・・・だったのでしょうか?
今となっては、あれは初恋ではなく、お兄様の友人という存在に対する単なる憧れただけなのでしょうか?
382 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 15:05:43 ID:Zntr7EvJ
支援
383 :
銀飯:2008/07/16(水) 15:06:08 ID:Fkl3AYet
「運命の欠片
−悪夢への告白D−」
生徒会の皆さんは思い思いに祝ってくれました。カレンさんは「おめでとう」と短く祝いの言葉を言ってくれましたが、それが本心でないことは先ほど聞こえたリヴァルさんの悲鳴、カレンさんが醸し出す雰囲気と、
「ひいっ、ミレイちゃん、怖い!?」
とニーナさんがミレイさんの背中に隠れたことでわかりました。ミレイさんはミレイさんで、
「う〜ん、私も狙ってたんだけどな〜。まあ、こういうのは早い者勝ちだし。おめでとうナナリー。」
と他の人に聞こえないように耳元でささやいてくれました。でも、私が一番喜んでほしかったのは、お兄様と親友のアリスちゃんだったんです。お兄様は、その時いったい何をなさろうとしていたんでしょうか?なぜか、この世のすべてに絶望した雰囲気で、
「っちょ、ルルーシュ!?あなた何をやろうと・・・」
「駄目だよ、ルルーシュ!そんな間違ったやり方!?」
とカレンさんやスザクさんが必死に止めようとしている声が聞こえました。お兄様は
「っく、二人とも離せ!これを使えば幸せだった過去にトリップできるんだろ!?離せ、頼む、離してくれー!」
と何故か取り乱していました。結局スザクさんがお兄様を気絶させて、止めたそうですが・・・。一方、アリスちゃんには
「ナナリー本気なの?ライ先輩は天然だから悪い虫がどんどんついてくるのよ?」
と私が一番心配していることを言い当ててられました。その覚悟はすでにあると答えると、「わかったわ。なら、私もできる限り応援する」
と約束してくれました。そのおかげで、ライさんにつこうとする「悪い虫」を排除できてたのに・・・。
384 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 15:06:15 ID:7F60QDdU
支援
支援
386 :
銀飯:2008/07/16(水) 15:06:56 ID:Fkl3AYet
「運命の欠片
−悪夢への告白E−」
ユフィ姉さま、あなたは私からライさんを奪おうというのですか?なんの苦労もせずに与えられるだけの存在のあなたは、天使のような微笑で悪魔の所業をなさろうというのですか?でも・・・
「私のことは大丈夫です、ユーフェミア皇女殿下を支えてあげてください。」
「ナナリー?」
アリスちゃんは心底意外な感じがするといった声を出していたが、これでいいんだ。私はライさんにとって守られるべき存在ではあるけども、迷惑をかける存在にはなりたくない。
『嘘、本当は、そんなこと思っていないくせに。彼にしつこい女と嫌われたくないから、自分の気持ちを隠して、彼に健気な女の子だと思わせたいだけでしょう?前に同級生の子から言われた通りね。』
私の心の声は正直だった。でもそれは言えない。言えるわけがなかった。
「ありがとう。ナナリー。っと、そろそろ夕食の時間だし、今日はこの辺でお開きにしようか。」
「・・・はい。」
「ナナリー、大丈夫」
消えそうなか細い声にアリスは声を掛けた。
「うん、大丈夫だよ。アリスちゃん。」
嘘、ナナリーは嘘をついている。先輩の発言がよっぽどこたえているんだろう。それなのに無理をして・・・。私がナナリーを守らなきゃ・・・。
387 :
銀飯:2008/07/16(水) 15:08:13 ID:Fkl3AYet
「運命の欠片
−悪夢への告白F−」
夕食の後、各自部屋に戻った。ナナリーは部屋の中で、ライの言った言葉を反芻していた。しかし、
「本当は優しい世界なんてどうでもいい。ただ、大切な人が私のそばにいてくれればそれで・・・。」
ライさんは優秀な人だ。本当はこんなところにいてはいけない、自分なんかが縛り付けていい人ではないというのはわかっている。最近では一般の報道番組でも親衛隊の若きエースとして取り上げられているのを咲世子さんからも聞かされた。
それだけに自分の境遇が惨めだった。お母様を失い、光と足の事由を失い、何もかも失った自分には何も臨むものなどなかった。ただお兄様がいて二人だけの優しい世界を作れればいいと。でも、今は・・・。ライさんが私の世界の中心なんだということに気づいた。
「私の目が見えれば、彼をずっと放さずに捉えていることができるのに・・・。私の足が動けば彼の後ろを追いかけて捕まえることができるのに・・・。皇女のままだったら他の誰にも渡さないのに・・・。」
悔しかった、憎かった。自分自身が・・・。彼を奪おうとする存在が・・・。
『だったら、この世界を変える力を欲しくはないか?』
少年?の声が聞こえたような気がした。
支援
389 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 15:10:24 ID:7F60QDdU
支援
支援
391 :
銀飯:2008/07/16(水) 15:10:53 ID:Fkl3AYet
以上で「運命の欠片
−悪夢への告白−」篇終了です。
最後の声の主は、言わずもがなですが、現代によみがえったライの悪夢にナナリーが実は絡んでるという妄想を働かせてしまいました。
銀飯卿、GJです!
嫉妬するナナリーもまた可愛いです
次回も全力でお待ちいたします!!
393 :
銀飯:2008/07/16(水) 15:28:42 ID:Fkl3AYet
訂正と補足
>>保管庫の人卿
申し訳ありませんが
『230の本文上から10行目の「明らかにした時」は「明らかにした後」に変更してください。』
『387の本文上から8行目の「事由」は「自由」の間違いです。』
ライはナナリーが生徒会室で暴露したと時にいないので、スザクは天然で「おめでとう、ライ、ナナリー」と言ったのです。
アリスはナナリーを守ることに協力を約束しただけで、交際を認めたわけではありません
ダメ、絶対
リフレイン
ルルーシュは喜ぶんだろうかそれとも激怒だろうか
次回も待ってます
新スレが立って一日経たずに3分の1以上消化……すごいよ!
これも皆、職人さん達と保管庫のおやっさんが素晴らしい人達なお陰だ。
このゲーム買って良かったよぉ…
アニメは観ていないけど
初めて投下します。
まだ初心者の為不慣れで、読み難いかもしれませんがご容赦ください。
カップリングは今のところ考えておりませんが、
強いて言うならライ+マリアンヌです。
オリジナルキャラクターは出ておりませんが、
マリアンヌの設定を詳しく知らないのでオリジナルに近いかもしれません。
ご注意下さい。
それでは投下します。
タイトル『閃光と亡霊』
支援
神聖ブリタニア帝国ブリタニア軍が保有するナイトメアフレーム開発を語るには二人の騎士の存在が必要不可欠である。
一人はアシュフォード財団が開発した第三世代KMF『ガニメデ』を駆り騎士候を叙せられた後に皇帝に嫁いだ『閃光のマリアンヌ』。
もう一人は「実戦での実用化」を目指して開発された、所謂第四世代KMFのテストパイロット。
残念ながら何故かこの騎士は名前どころか公式な記録は残っておらず、
曰く「皇帝の命により存在を抹消された」、曰く「ラウンズとは違う皇帝直属の騎士」、
果ては「幽霊ではないか?」等といった信憑性のない三流ゴシップでしかないような情報しか残っていない。
だが当時の兵たちの間では、その戦いぶりと灰銀色の毛髪から『銀色の亡霊』と呼ばれいた。
支援
広大な大地の上を、彼は騎士の馬であり、鎧であり、剣である第四世代KMF、グラスゴー初期型を巧みに操り戦場を駆けている、いや蹂躙している。
KMFが開発される以前の敵軍の戦車をスラッシュハーケンとアサルトライフルで次々と撃破し、重火器で自らを狙う歩兵には内蔵式対人機銃で淡々と命を刈り取っていく。
遠くから何台もの戦車が砲をこちらに向けているが、ランドスピナーによる高速移動と一瞬にして操縦桿を小刻みに動かし最小限の動きで砲弾を回避する。
敵の戦車からはまるで幻か幽霊のように機体がブレて見えているだろう。
グラスゴーの弱点である超信地旋回さえも、彼の常任離れした操縦技術があれば戦場ではなんの不利にもならない。
強いて弱点を挙げるならば、操縦席に篭もる機体の熱と居住性の悪さがパイロットを苦しめている。
汗で濡れた灰銀色の髪をそのままにしつつ、彼は次の標的にアサルトライフルの照準を定めた。
支援
支援
半日も終わらぬ内に、敵軍の戦車部隊は粗方壊滅し、半数は降伏。抵抗を続ける敵兵にブリタニア軍は殲滅戦へと戦いを変えていった。
今回の戦での活躍はこれで十分だと通信が入った。
グラスゴーのエナジーフィラーも底を尽きかけ、少数の歩兵にKMFで相手をするのも無用と考え基地に戻ることにした。
基地に戻ると多くの兵たちからグラスゴーと彼に向けて歓声が上がった。
格納庫の所定位置にグラスゴーを停止させるとすぐさま整備兵が駆け寄り点検を始めた。
彼が操縦席から降りると白衣を着た技術者がやって来た。
「グラスゴーの感触は如何でしたか?」
「悪い機体ではないが、操縦席に問題があるな。あれでは集中力が持続せん。軍服ではなく鎧に体を合わせるような機体では持久戦に向かん」
「判りました。本部に伝えておきます。他に気になった点は?」
「格闘用の武装が少ない点と射撃武器の射程が短い点が欠点と言えば欠点だ。まだナイトメアは他国に無いとはいえそう遠くない内に造られるだろう。早めに対抗できた方が良い。
それから、ランドスピナーによる旋回をもっと小さくした方が良いな。曲がる際に大きく旋回せなばならんから二足歩行の意味が無いし隙が大きい。その点はガニメデの方が上だろう」
支援
支援
>>391 ルルの錯乱振りに笑ったw
そして最後に出てきた『彼』はなにをナナリーに持ちかけるのか、気になる引きですね。
技術者の質問に手早く答えながら汗で濡れたパイロットスーツのチャックを下ろす。
グラスゴーのライバルであるナイトメアフレームの名前を出すと技術者は悔しそうな顔をしたがすぐに、
「分かりました!改善します!!」と対抗意識を燃やしながら答えた。
「この他に気になった事は?」
「今回は特に無いな。先程言ったの事を早急に改善するようしておけ」
「イエス、マイロード」
敬礼をしてこの場を去る技術者から視線を外すとパイロットスーツの上半身を肌蹴る。基地内の空調が火照った体に気持ちよく感じる。
流した汗の分の渇きを癒そうと飲料水を受け取りに行こうとした瞬間に、うなじに冷たい物が触れた。
「ひゃぁああっ!?」
先ほどまで戦場で無慈悲にナイトメアを操っていた者とは思えないほど可愛らしい声が格納庫に響いた。
振り向くとよく冷えた清涼飲料水の缶を手にした黒髪の美しい女騎士が子どものような笑顔で立っていた。
もっともその笑顔は、悪戯に成功した子どものそれであるが。
「また貴様か、マリアンヌ!?」
怒気を孕んだ声と共に女騎士『閃光のマリアンヌ』を睨む。
「フフ、お疲れ様です。ライ卿」
笑顔でマリアンヌは彼―――ライのうなじに押し付けた清涼飲料水の缶を手渡した。
支援
支援
ぐは、リロードしたのにもうこんなに進んでてしかも投下に割り込んでる・・・orz
支援
短くてすみませんが、以上で投下を終了します。
支援ありがとうございました。
一応続きもので書こうと考えてますのでこれはプロローグみたいなものだと思ってください。
>>411 また支援できなかったorz
GJ!
ライが早めに目覚めてる?
続きを期待して全力でお待ちいたしております
マリアンヌものとは珍しいので期待しています
初投稿乙&GJでした。
これからマリアンヌとどう関わるのか気になります。
ところで、18:40に投下したいのですが、大丈夫でしょうか?
皆さん、ある程度感想を書きたいと思われますので、20分様子見ます。
>>411 GJです。
相変わらず王様ライは格好いいなぁ…
つつつつついにマリアンヌ様までおおおおお落ち着け俺!
ふんどし! GJです!
しかし今現在まで誰にも味方として描いてもらえないシンクーに少し泣く
カレンを苛めたからなのか
>>416 おちつけwww
しかし、ふんどし!とはまた懐かしいねたをwww
414です。
20分経ちましたが、まだ感想を書かれている方がいらっしゃるようなので、
19時を投下のメドにしたいと思います。
そろそろ頃合いかと思うので、投下します。
作者:余暇
タイトル:猫ライモード
<注意>
キャラ崩壊してます、特にライ。アーサーは捏造と言っても
過言ではありません。
全力で支援するんだ!
>>416 あれ?中華のSS書いてる職人さんいらっしゃいませんでしたっけ?
『猫ライモード』
「アーサー、こっちおいで。」
「・・・(プイッ)」
ここは生徒会室。僕はアーサーと遊ぼうとしたのだが、また逃げられてしまった。
「ちぇ、また逃げられたよ。」
「君はまだ、アーサーにはあまり好かれてないみたいだね。」
それは君にだけは言われたくなかったよ、スザク・・・。
「でも、どうしてそんなにアーサーと遊びたがるんだい?最近、ずっとこんな
調子だよね?」
「実は、最近本を読んでいて知ったんだけど、アニマルセラピーって知ってるかい?」
「ああ、動物と触れ合うことでストレスを軽減させたりするっていうアレだよね?」
「そう、そのアニマルセラピーを僕の記憶探しに応用できないかと思ってね。」
「あ、そうか!アーサーと遊ぶことがきっかけで、君の記憶に関する手がかりが得ら
れれば、こんなにいいことはないよ!」
「そうなんだけど、アーサーがなかなかなついてくれないんだよなあ。」
「あ、そっか。これじゃあ前に進めないよね。」
考え込む僕たち二人。アーサーと仲良くなるにはどうすれば・・・。
「そうだ!」と、何かをひらめいたらしいスザク。
「どうした?」
「租界にペットショップがあるから、そこで猫のおもちゃを買ってくるといいよ。
そうすればアーサーも君に興味を示してくれるかも!」
「なるほど、その手があったか。ありがとう、そうするよ。」
「うん、頑張って!」
こうして僕の『アーサーと仲良くする作戦(仮)』が始まった。
支援
すみません。また割り込んでしまった。
424 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 19:04:06 ID:aRh5dONS
支援
支援!
数日後、僕は一人で生徒会室にやってきた。
生徒会活動が休みである今日を利用して、アーサーとじっくり触れ合うのだ。
僕の手には、あれからペットショップに行って買ってきたおもちゃがある。
「さあ、アーサー。今日は君と友好関係を築かせてもらうよ。」
「・・・(プイッ)」
相変わらず、生徒会室の隅っこでそっぽを向くアーサー。
(僕はよっぽど嫌われてるのか?だが、それも終わる。今日・・・ここで!)
僕がまず取り出したのは、小さなボール。それをアーサーの前に転がしてみる。
「ほーら、アーサー。ボールだよー。」
「・・・・・・。」
・・・あれ?無反応?ボールに興味を示さない猫がいるなんて。いや、そんなはずは。
「ほら、アーサー。どうした?ボールで遊んでみなよ、楽しいぞ?」
ぺしっ。アーサーが前足で僕にボールを突き返してきた。
「なっ!?いや、だからさ遊んでみなよ、ほらこうやって・・・。」
そう言って、アーサーの目の前で腹這いになり、ボールを手で転がしてみせる僕。
「わーい、楽しいなー。ほら、アーサーも一緒に遊ぼうよー。」
「・・・・・・。」
「わーい、わーい、わー・・・。」
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
僕を冷ややかな目で見るアーサー。やめてくれ、そんな憐れむような目で僕を見るな。
だんだん、自分がみじめに思えてきた。やばい、涙で視界が・・・。
427 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 19:05:46 ID:aRh5dONS
支援
支援
チャリーン。
制服のポケットから何かが落ちたのでよく見ると、それは知恵の輪だった。
この間、租界へ出かけた時に偶然見つけ、面白そうだったので買ってきたのだ。
しかし、これがなかなか難しく、これまでに幾度となく挑戦したが、まだ一度も
解くことができないでいた。
ふと見ると、アーサーがじっと知恵の輪を見つめている。
「あれ?もしかしてアーサー、知恵の輪に興味あるの?」
「ニャー。」
まさかと思いつつ、知恵の輪をアーサーに渡す。前足でそれをつかみ、見つめる
アーサー。
(お?興味津々だな。でも、まさか猫に知恵の輪が解けるはず・・・。)
カチャリ。
「・・・・・・え?」
その瞬間、僕の頭が思考を停止した。
何故だ、まさかアーサーなんかに数十秒足らずで知恵の輪を解かれるなんて。
黒の騎士団作戦補佐であるこの僕が、一時間以上かかってまだ解けてないのに。
いや、偶然だよ、偶然に決まってる。ハハハ・・・。
カチャリ。ぺしっ。
知恵の輪を元の状態に戻し、僕に突き返してくるアーサー。
その視線は、「やれるもんなら、やってみろ。」と言わんばかりに僕を見下していた。
「・・・・・・。」
(ほう・・・。いい度胸だ。この私に挑戦状を突きつけるとは。面白い・・・。)
430 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 19:07:22 ID:aRh5dONS
支援
支援
三十分後。
「ダ、ダメだ・・・。」
知恵の輪が解けず、床に突っ伏した僕。それを蔑むように見下ろすアーサー。
(く、屈辱だ・・・!かつて狂王とうたわれ、畏れられたこの私が猫ごときに・・・!
こんなことがあってたまるか!こうなったら奴を徹底的に・・・。)
ドス黒い感情に支配されそうになった時、ふと我に返る。
(はっ、いかん。何を考えてるんだ僕は。アーサーと仲良くしたいのに。)
そう思い直し、今度は猫じゃらしを取り出す。そしてアーサーの目の前で揺らす。
「アーサー、猫じゃらしだぞー。」
「ニャン!」
アーサーが猫じゃらしに飛びついてきた。
「お、いいぞ!その調子だ。」
猫じゃらしの動きに合わせて、あちこち飛び回るアーサー。
そんなアーサーを見ているうちに、僕まで楽しくなってきた。
「〜♪」
アーサーと一緒に転げ回る僕。このまま、やみつきになりそう。
しかし、僕は気づいていなかった。僕以外誰もいなかった生徒会室のドアが開き、
誰かが入ってきたことに・・・。
支援
支援
「え・・・?ラ、ライ・・・?」
「・・・・・・!!」
気がつけば、目の前にはシャーリーが立ち、呆然とこちらを見ていた。
僕は目の前が真っ暗になった。生徒会活動が休みとはいえ、この部屋に誰も
入ってこないという確証はどこにもなかった。それをすっかり忘れていた。
「い、いや、違うんだシャーリー、これは・・・。」
「ううん、何も言わなくていいよ!私、ちゃんとわかってるから!」
弁解しようとする僕を制するシャーリー。
「人の趣味や好みは人それぞれだもんね!私、ライがアーサーのことが大好きで、
遊んでるうちに自分自身も猫みたいになっちゃうからといって、君のこと嫌いに
ならないから!」
いや違う、君は何もわかってないよ、シャーリー!
「いや、そうじゃなくて・・・。」
「私、誰にも話さないから!今日、ここで見たことはなかったことにするから!
だから安心して、それじゃ!」
「あっ、シャーリー!」
僕が止めるのも聞かず、シャーリーは生徒会室を飛び出していった。
結局。あれから僕とアーサーの距離は縮まったのだが、どこからか噂がたってそれに
尾ひれがつき、『猫フェチの美形』、『猫のコスプレをこよなく愛している』などという
とんでもない噂話が学園中を席巻した。
しかもそれが発端となって、ミレイさんが『第二回猫祭り』なるものを企画したのだが、
それはまた別の話。
(でもあの時のアーサー、とても猫には見えなかったな。人間みたいだった。
それだけじゃない、妙な感覚だったんだよな。まるで、鏡でも見てるような・・・。)
その時、後ろから僕を見つめるアーサーの眼が鈍く光っていたのを、僕は知らない。
436 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 19:11:59 ID:aRh5dONS
支援
支援
支援
支援です
以上で終了です、支援ありがとうございました。
キャラ崩壊させるの難しいよ・・・。ギャグものって
作者のセンス問われる気がするんですよ、だから苦手意識が。
あと、この作品はうまく話が繋がるようであれば、続くかもしれません。
>>440 余暇卿、GJでした
ライ、ドンマイw
動物と遊んでいるとよくあることですよね
‥‥たぶん
442 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 19:19:44 ID:aRh5dONS
GJでした
アーサーどれだけ頭がいいんだよw
443 :
萌は文化:2008/07/16(水) 19:37:40 ID:xPCK27Me
色々議論してるみたいだけど出勤前に投下したいけどよろし?
支援しまーす
いいと思いますよ
支援はおまかせあれ〜w
446 :
萌は文化:2008/07/16(水) 19:41:55 ID:xPCK27Me
支援助かります
では、タイトル「失われた記憶 黒の騎士団編」
で恐らく蒼月編カレンED後でどうぞ
447 :
萌は文化:2008/07/16(水) 19:43:33 ID:xPCK27Me
それは月下の整備が終わり、せっかくだからカレンと一緒に帰ろうとカレンを呼びに言った時のことだった。
「危ねぇ! 新入り避けろ!!」
玉城さんの声が聞こえたので上を見上げるとちょうど僕の頭上に工具箱が落下して来た。
「ヌアァァァ!?」
〜 失われた記憶 黒の騎士団編 〜
支援
支援
450 :
萌は文化:2008/07/16(水) 19:45:11 ID:xPCK27Me
目が覚めると見知らぬ天井だった。
「大丈夫? ライ?」
声をかけられ横を向くと紅髪の活発そうな少女がこちらを覗きこんでいた。
「ここは…?」
「医務室よ。あなた、降ってきた工具箱が頭に当たって気絶してたのよ」
そう言われて頭に触ってみると確かに小さくコブのようなものが出来ていた。
「ああ! 駄目よ触っちゃ。とりあえず大したことないらしいから安心して。それから玉城は私が代わりに殴っといてあげるからね」
支援
し・え・ん
453 :
萌は文化:2008/07/16(水) 19:46:31 ID:xPCK27Me
彼女の言葉にとりあえず僕は頷いた。
「ところで…」
僕は目が覚めてからずっと気になっていたことを口にした。
「あなた、誰ですか?」
「!!!?」
司令室
「つまり! 玉城の落とした工具箱が原因でライは"また"記憶を失った…ということか。」
また、を強調してゼロと名乗る仮面の人は言った。
「はい、そうみたいです」
どうやら僕は頭を打ったショックで記憶を無くしたらしい。
支援
支援
456 :
萌は文化:2008/07/16(水) 19:48:10 ID:xPCK27Me
そのため、僕はゼロの前に連れてこられ、僕は黒の騎士団というレジスタンスに所属していて僕とカレンは恋人同士ということなどその他諸々の説明を受けた。
「それで、元凶の玉城はどうした?」
「逃げたぞ。急用を思い出したと言って」
C.Cが言うとゼロは怒りに満ちた拳を握った。
「玉城…‥今度会ったら腕立て伏せで格納庫10週だな」
それはどうやるんだ? とライは聞きたかったがとりあえず黙って置くことにした。
支援
458 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 19:49:02 ID:aRh5dONS
支援
459 :
萌は文化:2008/07/16(水) 19:49:54 ID:xPCK27Me
「医師の話では放っとけば1週間たらずで治るそうだが、彼は組織の重要人物だ。念のためラクシャータにも意見を聞いてみよう」
「変なことに詳しいしな。あいつは」
C.Cが言うとゼロは立ち上がった。
「よし、悪いが君はここで待っていてくれ。カレンは私と一緒に来い」
「はい!」
するとゼロとカレンは部屋を出て行き僕はC.Cと二人っきりになった
支援です
461 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 19:50:14 ID:aRh5dONS
支援
支援
463 :
萌は文化:2008/07/16(水) 19:51:03 ID:xPCK27Me
「まったく、記憶喪失者が記憶喪失とは器用だな」
C.Cは呆れたように言う。
「まったくだ。自分でもそう思うよ」
本当にそう思う。記憶喪失中に記憶を失うなんてある意味奇跡だ。
こんなことってあるんだな。
「なら、ライ? お前は記憶を取り戻せしたいか?」
「え? そうだね…よくわからないけど取り戻したいかな」
「ほう」とC.Cは細く微笑んだ。
「はっきり言って右も左もわからない状況だけど、カレンもゼロって人も僕を必要としてくれてるみたいだし。少なくとも思いだしても後悔すれことはないと思うんだ」
sienn
支援
466 :
萌は文化:2008/07/16(水) 19:52:08 ID:xPCK27Me
「以前とは違うか……いいだろう」
1人納得したようにC.Cは呟いた。
「ならば思い出させてやる」
「え!?」
突然の言葉に僕は驚愕した。
「どうした? 記憶を取り戻せしたくないのか?」
「いや、取り戻したいけど…」
そんな簡単に取り戻せるのものなのか記憶って…‥
「出来る」
あっ、心読みやがっぞ、この魔女
「で? やるのかやらないのか?」
まったく持って意味不明だが早く記憶が戻るに越したことはない。
ここは…
467 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 19:52:30 ID:aRh5dONS
支援
支援
469 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 19:52:42 ID:7F60QDdU
支援
支援
471 :
萌は文化:2008/07/16(水) 19:53:40 ID:xPCK27Me
「わかった。お願いしよう」
うむ、とC.Cは頷いた。
…一瞬C.Cの目が怪しく光った気がしたが気のせいだろう。
「そうか、ならば服を脱げ」
「は?!」
な、何を言ってるんだこの人は…。
イヤイヤ落ち着け自分。
きっと何かの聞き間違いだ。
「ほう、流石、たくましい体をしてるな」
っていつの間に脱がしたこの女!!
気がついたらすでに上半身裸にされている。
「さて、次は下だな」
「断固拒否する!」
支援ですね〜
473 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 19:53:59 ID:aRh5dONS
支援
支援
こちらAster 05!
支援を開始する!
476 :
萌は文化:2008/07/16(水) 19:54:56 ID:xPCK27Me
「そうか?」
チラッとC.Cは時計を見て「まあ、いいだろう」とソファーに横になった。
どうやら別にこのままでかまわないようだ。
なら何故脱がしたってツッコミはなしらしい。
「何をしている。早くしろ」
「??」
早くしろって言ったって一体何をすればいいんだ。
「ほら、早くしろ。そのまま私の上に覆い被され」
ハァァイーー!!?
お、覆い被されって…‥それじゃまるで…。
「どうた? 早く記憶を取り戻したいのではないのか?」
支援
478 :
萌は文化:2008/07/16(水) 19:56:20 ID:xPCK27Me
平然と言うC.C
そうだ、僕は別にやましいことするわけではないんだ。
ちょっと他の人に見られたらまずいだけの状況に見えるだけで決して変なことをするわけじゃないんだ!
「わ、わかった。……失礼します」
堅い挨拶をしてC.Cに覆い被さる。
…妖艶に笑うC.Cの顔がすぐ目の前にある。
……あ、いい匂い。
イヤイヤ! 落ち着け!!
これじゃホントに襲ってるみたいじゃないか!!
支援・紫煙・私怨・四円
支援
しえnn
482 :
萌は文化:2008/07/16(水) 19:59:16 ID:xPCK27Me
「それで…次は?」
このままでは、正気を保てる自信がない僕は急かすように言った。
「そうだな、次はお前の欲望のままに私を求めるがいい」
「………ハイ?」
意味がわからない僕にの首にC.Cは優しく腕を回した。
「!?!!?」
「そうすれば、愛の力か何かで記憶が戻るかもしれんぞ」
混乱する僕の耳元に熱っぽい声でC.Cは囁いた。
実に根拠がない、馬鹿げた発想だ。
しかし…キク…
流石にこれは僕の理性が吹っ飛びそうになった。
483 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 19:59:27 ID:aRh5dONS
支援
484 :
萌は文化:2008/07/16(水) 20:00:42 ID:xPCK27Me
「うーむ、やはり同じようなショックを当たえるしか…」
「しかし、それだと彼自身を傷付けてしまいます!………あ」
ちょうどゼロとカレンが戻ってこなければ…。
しばし、長いような短い沈黙が流れた
「……………そうか、記憶がないのをいいことに騙されたかライ」
最初に口を開いたのはゼロだった。
ありがとうゼロ。
この状況でちゃんと理解出来るなんてあなたはすごい。
例え記憶が戻らなくても僕はあなたのために頑張りたいと思う。
支援
支援
487 :
萌は文化:2008/07/16(水) 20:01:45 ID:xPCK27Me
「な、何してんのよーー!!」
一方、カレンは気が動転してゼロの言葉すら聞こえてないようだ。
「残念だったな。記憶がないコイツはお前より私が欲しいそうだ」
そう言えば僕と彼女は恋人同士だったんですよね。
もしかして、嫉妬ってことなのだろうか?
そして、何言ってやがるこの魔女!!
「…………ニヤリ」
「!!?」
笑った!
今、しめしめって笑ったぞ!!
この女!!!
支援
489 :
萌は文化:2008/07/16(水) 20:03:05 ID:xPCK27Me
「ライの……」
泣きながらカレンは叫ぶ。
「ライのバカァーー!!!」
凄まじいまでの衝撃の拳が僕の顔面に直撃した。
…………目が覚めると医務室だった。
「ライ…大丈夫?」
体を起こすとベッドの横からカレンが心配そうに覗きこんできた。
「カレン? えっと…僕は確か……工具箱が降ってきて…」
「ライ!記憶が戻ったの!?」
記憶が戻った?
何を言ってるんだカレンは?
「どうやら、記憶を失った間のことは覚えてないようだな」
「C.C?」
支援
支援
支援
493 :
萌は文化:2008/07/16(水) 20:04:22 ID:xPCK27Me
部屋の隅に居たC.Cが言うと、どうしたのかカレンはすごい形相で彼女を睨んだ。
僕が知らない間に何かあったのか?
カレンの話によるとどうやら僕はつい先ほどまで記憶を失ってたらしい。
つくづく僕は記憶喪失と縁がある男のようだ。
「大変だったのよ。あなたが記憶がない間」
「ああ、そうだぞ…」
いつの間にかベッドの近くまで来たC.C何やら怪しい笑みを浮かべた。
しえん
試演
496 :
萌は文化:2008/07/16(水) 20:06:15 ID:xPCK27Me
「記憶がなくて自暴自棄になったお前は力づくっ私を…」
そこまで言うとC.Cは自らの背中に爪を立てて震えて見せた。
「え…!? まさか…」
もし、それが事実だとしたら僕は…
僕は自分の血の気が一気に引いていくのを感じた。
「ちょっと!ウソ教えないでよ!!」
ガチャッ
「どうした? 何を騒いでいる。むっ、ライ、具合はもういいのか?」
っとそこへゼロがやって来た。
「ちょうどいい。なあ、お前。さっきコイツは私を押してたよな」
ニヤっと笑いC.Cが言った。
支援
シエン
499 :
萌は文化:2008/07/16(水) 20:07:46 ID:xPCK27Me
「…? 確かにしてたが何故今更聞く?」
ちなみにゼロはライが記憶が戻ったことで失ってる間のことを忘れてることをまだ知らない。
「うわわぁぁぁぁ!! 殺してやるこの魔女!!」
発狂したかのごとく、カレンは近くのベッドを持ち上げC.Cに投げつけ、暴れ始めた。
「落ち着けカレン。その程度じゃその女は死なないぞ」
「僕は……なんてことを……」
自己嫌悪に陥る僕はゼロに説明をされてやっと安心するのであった。
紫煙
501 :
萌は文化:2008/07/16(水) 20:09:06 ID:xPCK27Me
おまけ
井上「大変だったみたいね」
ライ「はい、もう記憶喪失はウンザリですよ」
井上「ふふ、実はね、あなたが記憶喪失してる時ね、自暴自棄になったあなたは私を…」
カレン「………オマエモカ」
ライ「井上さぁぁん!! 後ろ! 後ろ!」
スレが立ってから20時間で全レスの半分が失われた。
…人類は、自らの行いに恐怖した支援。
503 :
萌は文化:2008/07/16(水) 20:09:53 ID:xPCK27Me
以上、長い上にちょっと出来が悪い気がしましたが終了です。
支援ありがとうございました
GJ!
オマケでふいたwwww
井上さんもC.Cとおんなじことするのかwww
>>503 出来が悪いなんてとんでもない
記憶喪失から記憶喪失へなんと器用?な
GJでした!
一日で半分埋まったよ
>>501 GJ、お疲れ様でした。一つ確認したいのですが、「萌は文化」とはSSタイトルですか?それともコテハンですか?
SS投下していいですか?
すぐに終わるんで
510 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 20:28:46 ID:aRh5dONS
支援しますよ
急ぎ過ぎじゃね?
トーマスさんの質問終わるまで待とうよ
>>511 えーっと、萌は文化卿(?)は出勤とか言ってませんでした?
出勤してしまったかと思ったんですが・・・
自分でも少し早いと思いますし、9時ごろになったら投下したいと思います
514 :
萌は文化:2008/07/16(水) 20:43:16 ID:xPCK27Me
>>508 失礼、コテハンです
説明不足申し訳ない
>>513 21時を楽しみに待っています♪
この隙に本日のSS感想を纏めて送ってみる
今のこのスレでは、昼に一回送り損ねると偉いことになるなあと実感した次第
銀飯卿乙&GJでした!
>>259 ナナリーを守ろうとするあまり、先回りしすぎて、かえってナナリーを
かなしませている感のあるアリスがらしく、ライを睨む、アリスの顔がまざまざと思い浮かびますw
>>391 ナナリーの嫉妬や強かな面を書く方は少ないので新鮮です。ルルーシュはもう少し壊れてもよかったかも?
>>281 さすが閃光のピンクもふもふ卿w仕事が早い!
楽しみなら意地悪してないで教えてやれよCCwと、ちょっと思ったwどんなオチが待っているのか楽しみです!!
>>310 さらっと“私達”と訂正できるCCカッコヨス!さすがは魔女様!
ライがこんなに甘く格好よく話していても、やっぱりCCの方が一枚上手なんだなあ……
次の投下を心よりお待ちしております!
>>366乙&GJ
ヤキモチをやくCCの破壊力は凄まじい……
ルルーシュ相手にマジ妬きしているのが可愛かったです!
>>411乙!乙!
珍しい組み合わせと、お茶目なママンヌに期待大!
ライのシリアスモードと「ひゃぁああっ!?」のギャップに笑いました!
>>440乙!
確かにスザクだけには言われたくないw
アーサーの正体が気になるところですw
楽しいSSをありがとう!
>>503乙&GJ
オチは読めてるぜ!と思いながらニヤニヤ読んでいましたが、甘かった!
更に井上さんが出てきて自分驚喜!!
ルルーシュの天然っぷりも効いてて良かったです
ところで
>>496の「力ずくっ」は「力ずくで」の間違いでいいのかな?
最近投下量がすごくて、感想の数が減ってるような気がしたからこそ、
遅レスでも同スレ内ならアンカーつければいいんだしと、
気にせず積極的に感想をつけることにしたんだけど、ぱっと見、
いわゆる全レスっぽくてうざい?……と自分でも思わなくも無い
実際のところどうなんだろう?
自分も一応領地持ちだけど、まともに常駐したSSスレはここが初めてなので、
正直SSスレの流儀ってもんが判ってないと思う
だから決まった事は守るつもりだけど、とりあえず今は、感想を書くぜ!
それが自分で決めた自分の正義!
>>519 はっきり言って素晴らしいと思う。
遅レスだろうと全てのSSに感想を言っているのは俺も読み手として見習わなければいけないと思うし、書き手としてもちゃんと読んでくれているんだなと嬉しくなる。モチベーションもあがる。
>>519 作者にとって感想とはどんな時期にもらっても嬉しいもの。作品作りの原動力。
何が言いたいかというと……いいぞ、もっとやれ。
頭を冷やして今戻った。
>>503 GJ!
ニヤニヤさせていただきました。カレンはヒロインでもツッコミ役でもいけるオイシイ娘ですな。
>>519 素晴らしい。俺も見習いたい。
流れ断ち切ってすいません。すいません513です
予告どおり投下したいと思います
でもそこまで良いSSじゃないと思うんですけど・・・いいんですか?
525 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 21:13:19 ID:aRh5dONS
どうぞどうぞ
支援
それでは投下したいと思います
妄想で書いたものなんで変なところが多々あると思いますが
どうぞ温かい目でみてやってください・・・
529 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 21:14:54 ID:aRh5dONS
支援
全力で支援
ライ「C.Cなにをもっているんだ」
C.C「知らないのか。これはスイッチだ」
ライ「なんのスイッチだ?」
C.C「無論、お前のスチッチだ」
〜ピタゴ○スイッチ ライバージョン〜
ライ「ピタゴ○スイッチ?なんだ、それは。」
C.C「お前はほんとに何も知らないんだな。これは巷のお子様の間ではやっている遊びだ。
どんな人間でもこのスイッチを押せばいうことを聞く」
ライ「ギアスみたいだな」
C.C「試してみるか?」
ライ「遠慮しておく」
C.C「ライくんスイッチ!『コ』!!!!」
ライ「!?体が勝手に腕立てふせしてる!?なぜだ!?」
C.C「このスイッチには誰も逆らえない。それも1人につき何回でも聞くのさ。ギアスより万能だ」
ライ「やめろ!そのボタンを押すな!」
C.C「悪いな、ライ。この遊びなかなかおもしろい」
ライ「うわああああああ!!!!」
C.C「ライくんスイッチ!『ー』!!!!!」
ライ「どうやってやるんだ!そんなの無理だろ!」
C.C「無理ではない。すでにお前はもうやっているだろ」
ライ「うわあああああああああ!!!やめろおおおおおおおおおおお!!!!!」
532 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 21:16:11 ID:7F60QDdU
支援
533 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 21:16:23 ID:aRh5dONS
支援
紫煙
〜10分経過〜
C.C「なかなかやるな。では、ライくんスイッチ!『ア』!!!!!!」
ライ「うわ!なぜ頭の中に現在の本編の方のエンディングの曲が流れてくるんだ!?頭がわれる!」
C.C「ほう、そうきたか。自分がアニメ本編にでてきてないから悔しかったのか。」
ライ「違う!そもそも僕はあの欝展開に入りたくない!そもそも僕がCLAMPに描かれたらどうなっちゃうんだ!公式絵も声もないっていうのに!」
C.C「わがままな坊やだな。本編にでられるとも決まったわけではないのに。まあいい。次行くぞ」
ライ「・・・・」
C.C「ライくんスイッチ!『ス』!!!!!!!」
ライ「間違った方法で手に入れた結果に意味はないと思うんだ・・・」
C.C「今、体育のテストを受ければ満点間違いなしだな。まあ学力は異常のに下がるだろうが」
ライ「ゼロォォォォ!!!」
C.C「すごいな、なりきっている」
ライ「誰にも譲るつもりはありません。ゼロを殺すのは・・・・・自分です」
四円
支援
ルル「C.C何をやっている。」
C.C「ギアスより万能な力をもつスイッチ、ピタゴ○スイッチだ」
ルル「ギアスより万能だと!?C.C!いますぐ俺に貸せ!ラクシャータに改造してもらう!」
C.C「こら!やめろ!このスイッチは!あっ!!!」
べりべりべりべり
ルル「・・・強度が弱すぎないか?この万能スイッチは」
C.C「何せ、空き箱にボタンを6つ書いて、まがるストローをアンテナにしたものだからな」
ルル「よし!俺も作ろう!これでブリタニアをぶっ壊す!」
C.C「その調子だルルーシュ。なあライ?」
ライ「・・・・(涙目)」
支援
540 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 21:18:54 ID:aRh5dONS
支援
541 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 21:18:55 ID:eXZJNL1F
支援
支援
543 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 21:20:37 ID:bHEOOrFI
sien
544 :
ワラビ餅:2008/07/16(水) 21:20:57 ID:h9KO30ac
投下完了。よく考えてみれば、よくこんなの書いたよなと思いました
わざわざ改まって投下するものでもなかった・・・(涙目)
すいませんでした・・・
ageてしまってすいません支援
いや、個人的にツボ
命名、ピタゴライスイッチ
>>514 了解しました。領地作成しておきます。
ワラビ餅卿の投下が済んだ今の内に、昨夜の議論について私からの個人的な見解、というか提案です。(蒸し返すようですいません)
※以下の文言は管理人としてではなく単なる一住民の意見としてご覧下さい。
まずこちらをご覧下さい。1スレ目から現在までの時間毎の投稿傾向(上がSS、下がレス全体)を纏めたものです。
http://www1.ocn.ne.jp/~herma/CodeGeass_LostColors/2ch/Index/Statistical/hh.jpg (統計情報 → 時間帯別統計 からも見られます)
・程度の差はあるものの、夜に投稿が集中しているのがわかります
・但し、過去スレを見返したところ、昼間であっても職人様の投下宣言がなされた殆ど直後に支援がきています
前置きが長くなりましたが、何を言いたいのかというと
少なくとも現状ではこのスレに24時間人が途切れることがない。つまり、昼間に投稿しても全く問題なく、夜の混雑を避けるという点では寧ろ推奨
されるべきものであるということです。
鉢合わせしたくないしマターリな雰囲気がいい →朝〜夕方に投稿
マターリ?夜の闇こそが我等人外の領域よ →夜間に投稿
なんて具合に職人様の判断で投稿時間を調節出来れば(学業や仕事の都合上難しいとは思いますが…)多少は解決できるんじゃないでしょうか。
それにしても、前スレで誰かが言っていましたが、このスレが異常(勿論いい意味ですが)というのには私も全面的に賛同します。
1スレ目から速いと思っていましたが、ここまで凄まじくなるとは。しかも恐ろしいことに、今もなお勢いが増してる感さえあります。
ロスカラというゲームもライというキャラもとても魅力的であるとは思いますが、このスレにはそれ以外の“何か”があるように思えてなりません。
(ここ数日の異常な投下量とサイト改装宣言の時期が一致するのは偶然だと思いたい)
作品を投下する事に意味があるんです!
乙です!!
>>544 GJ!
俺はこういうのもすごく好きだww
>>544 いえいえそんなことはございません
GJですよワラビ餅卿
コで腕立て伏せって?
‥‥コニャックかー!
>>544 いいねぇw
空き箱にストローで作るのか、わく○くさんかよw
こんなんに潰された日にゃ復興できない・・・・
>>544乙!
コルチャックの事かぁぁぁぁぁぁっ!!
アホすぎて素晴らしいwこういうノリ大好きだwww
>>520-523 肯定的な意見で安心した!これからも力の続く限り感想書くぜ!
でも、自分の放置中のSSもなんとかしないとなw
ところで自分のIDがCCを見つけろ!な件
どうやら、知らぬ間に機情に入局していたらしい
>>547 今日も朝に投下したけど、人いたからね〜。助かったよ
とりあえず連投規制の問題があるから、間隔より、投下終了宣言の方が個人的に重要。
長文の場合は出来るだけ夜は避けているが、先日も被りそうになったし。
>>544 正直微妙…かな
全編ト書きだしあまりに力技すぎる
555 :
550:2008/07/16(水) 21:37:04 ID:iFF2EELg
まーちーがーえーたーorz
感想書いてすみません
名前間違えるとか
しばらく支援だけしときます
>>554 「妄想で書いたものなんで変なところが多々ある」と言ってるじゃないかw
>>547 最近の加熱っぷりは本編展開の関係もあると思いますが、
トーマス卿と全く無関係というわけじゃないかも……
少なくとも自分は卿の姿勢に感動して妄想をSSという形にして投下する気になった口なので……
>>555 ???
コニャックのこと?
だったらネタだと思ってやられた!と思ってたw
>>547 やはりデータに基づく提案は説得力があります。
自分は昨日は時間規制かけるの賛成派だったのですが、規制かけるのを嫌がる人もわりと多いみたいですし、尻込みする新人さんもいるかもしれない。
それよりも時間をずらす事である程度対応できるのならば、規制はいらないかなと思いはじめてきました。
ただ書き手が増えたのは考慮して、今までより少し注意して直前のSSの感想が出るまで待ったり、他の書き手とかち合うのを避けるようにするのは必要なのかなと思います。
皆さんは今どんな風に考えてますか?
>>558 こんなことは言いたくないのですが…。
職人の皆様、直前のSSの投下後15分程度は、ご自身の作品の推敲時間に充てて頂けないでしょうか?
ここ数日、誤字脱字に関するメールが一日に30件以上来ており、情けないのですが当方の処理能力を超え始めております。
取りあえず、どんなに前の方の作品でも感想が書かれる風潮になれば良いんじゃないかな?
直前のSSにしか感想が書き辛いという雰囲気から感想の時間があった方が?みたいな話になったんだし。
まあ、取りあえず22時頃投下します。
いつぞやのキス物の続き。
>>560 推敲をしているとどんどん無駄なネタが増えてしまうんだ!
そして増えたネタを含めてまた推敲して……。
SS書いてる時間より推敲してる時間の方が長い気がする。
>>559 最後の一文は余計でしたね。すいません。
ただ他の文は管理人さんの提案を受けての発言なので、別にSSの投下を邪魔しようとは思っているわけではありません。
投下される方がいたら構わずお願いします。
>>560 個人的にはいいと思います。誤字脱字はわりと多いので、そのような時間があるのは。
えっと、この流れで投下してもいいんでしょうか?
とりあえず推敲も終わりましたので・・・・・。
っと、まずは562氏を支援します!
562卿とは別の方ですよね?
先に投下宣言がでていますので暫くお待ちいただけませんか?
あ、自分推敲しますんで、お構いなくどうぞー。
>>566氏終了15分後位に投下しまっさ。
>>570氏
いやいや、自分が後だったのに投下できません!
自分が少し出直してきますorz
1時間後また配達に来ますので・・・・・
譲り合いの精神ですね〜w
>>571 配達?あなたはもしや!?
配達……あの人か……二度ベルを鳴らすと言う。
では、お言葉に甘えて投下させていただきます。
支援しますよ。
575 :
晴天:2008/07/16(水) 22:15:27 ID:+wvArr56
お待たせしました、待ってないとか突っ込みはいりませぬ。
カレンリフレインショックから立ち直るのに少し時間が掛かってしまった……。
そして奇特にも待っていてくれた人がいたならば、謝らなくてはならない事があります。
暴走のままに加筆訂正していたら、分けた意味が無い位長くなってしまい、もう一度分割する事になりました、本当に申し訳ない。
レスは前書き後書き除いて12予定……これで丁度半分だと思う。
先日投下した、『Oh! Yes キスをしようよ』の続きになります。
後篇はタイトルが変わるんですね、管理人様申し訳ない。
注意点
・前スレ
>>153に目を通すのを忘れない事。
・今回はある意味ちゃんとコードギアスぽく書いてみた。
・前回カップリングを書き忘れましたが、言うまでも無くライ×藤堂……ではなくカレンです。ライ×カレン。
・勿論、今回もライ×カレンです。
・リフレインはダメ、ゼッタイ。
今が支援の時
支援
578 :
晴天:2008/07/16(水) 22:17:17 ID:+wvArr56
今はまだ、明日がある。
ライには、夢を見るべき明日がある。
その拠り所こそ、空気の少年リヴァルから手に入れた知識だけのキス。
幸せな行為、この世の物では無いという感触。
己が持てる限りの知力、体力そして人脈を使い、ライはカレンとのキスを決意する。
全ては日本の独立を果たし、カレンとその母親が幸せに過ごせる世界を作るために。
黒の騎士団アジト格納庫から、今、世界に向けた誓いが始まる――。
まっていたぜ支援
待ってましたよ!支援
582 :
晴天:2008/07/16(水) 22:21:22 ID:+wvArr56
TURN X 『てっぺん まで もうすぐ』
黒の騎士団アジト内にあてがわれた自室に戻ると、僕は簡素なベッドの上に体を横たえた。
――目を閉じて思うのはやはりキスの事。
『あんな幸せな行為は無い!もう、なんというかこの世の物じゃあ無い感触がするんだぞ!』
放課後、生徒会室で聞いたリヴァルの声が頭に響く。
「敵は強大だな……」
冷静な判断力を取り戻す為、ほんの少しの休憩を取った後、僕は再びアジトを進む――キス王ライ、心なしか少し早歩き。
「藤堂中佐がダメならば――」
支援するとも!
全力で支援するんだ!
早速ツボにはまった支援w
586 :
晴天:2008/07/16(水) 22:25:15 ID:+wvArr56
「朝比奈さん」
「やあ、丁度良いところに。今コーヒーを淹れ「お疲れ様でした」し良ければ……」
――僕はアジトを更に進む。
「卜部さん」
「これはこれは、戦闘隊長殿。丁度蝉を「あ、そうだアーサーにエサを……」かれますか?」
――進む進む。
「仙波さん」
「おお、戦闘隊長殿!なんと、恋の話ですか……良いですなぁ……自分も若い頃は――」
――もうこんな時間か。
仙波さんも、体感時間を停止できるギアスを……?
しかし、昔はそんなにモテたのか……まさか通り名がマイトガイだったとは。
というか、肝心な接吻――キスの話をしてくださいよ、仙波さん。
そして――。
四聖剣、最後の一人は……。
「!」
――何という事だ。
僕は、大きなミスを犯していた。
「くっ」
余りの不甲斐なさに、笑いとも嗚咽とも取れる声が漏れた。
四聖剣、最後の一人――千葉凪沙。
失念していた。
……四聖剣には女性がいるじゃないか!!
注意点吹いた支援
支援
支援。マイトガイwww
支援!
もうGJの予感が
支援!
卜部さんの好物w支援w
593 :
晴天:2008/07/16(水) 22:30:59 ID:+wvArr56
千葉さんも女の子――。
……。
――女性だし、頼りになるかも知れない。
今までの4人に賭けた期待の数倍の期待を込めて扉をノックする。
「戦闘隊長殿か。す、少し待ってくれ」
中でなにやらガサガサとする音。
タイミングが悪かっただろうか……そんな事を考えていると入室の許可が出た。
「失礼します」
挨拶もそこそこに、僕は千葉さんへ胸のわだかまり――その全てをぶつける。
「千葉さん……キスってやっぱり素晴らしい物ですか?」
僕の質問に、彼女は持っていた『美味しい魚料理の作り方<捌き方もコレ一冊!>』と書かれた本を落とす。
そして、長い……長い沈黙。
僕のギアスにはやはり体感時間を止める能力もあったのだと、確信出来る程の時間が流れた後、彼女は口を開いた。
「戦闘隊長殿」
震える声で搾り出されたのは、またしても、この一言だけ。
支援
支援
支援〜
支援
598 :
晴天:2008/07/16(水) 22:34:33 ID:+wvArr56
KMFの操縦技能からは考えられない程の細い二の腕が僕の肩を掴む。
そして、千葉さんは再び口を開いた――。
「戦闘隊長殿」
僕の目をじっと見やり――え、まさかキスしてくれるの?実戦練習も……良いかな、いやいや僕にはカレンが……と思った瞬間。
千葉さんは語る。
厳島の事、藤堂中佐の事、四聖剣の事、ゼロの事、カレンの事、僕の事、日本の事、ブリタニアの事、カレンの事、僕の事、焼き魚の事、僕の事、蝉の事、僕の事、僕の事、僕の事。
僕が明日、解放戦線に参加しても、十年来の仲間と接する様に溶け込める……それ位の情報が手に入った。
しかしやはり、その中にキスのカテゴリは無い。
もしかすると、千葉さんもキスをした事が無いんじゃ……と思ったが、口にはしなかった。
そう――口にしてはいけない雰囲気が察しられた。
部屋を出る時、千葉さんも藤堂中佐と同じ様に何か呟いている様だった。
「戦闘隊長殿……ならば、いっそ私が――あれ!戦闘隊長殿がいない!?」
紫煙
千葉さんのキスを逃しなんて!
でも支援するよ
ちょwライw
支援
602 :
晴天:2008/07/16(水) 22:36:30 ID:+wvArr56
――四聖剣、全滅。
ここまで情報が手に入らない事に、僕は正直驚いていた。
とりあえず、廊下ですれ違う女性隊員にもそれとなく聞いてみるが――皆が皆、顔を赤らめて言葉を濁す。
緘口令でも敷かれているのだろうか……。
『この世の物では無い感触』
なるほど、伊達じゃない。
その強大すぎる相手に、僕は戦慄すると共に改めて闘志を燃やした。
僕の事多すぎww支援
支援ww
この天然フラグ一級建築士めw支援
千葉さんwww支援
支援
608 :
晴天:2008/07/16(水) 22:39:56 ID:+wvArr56
次は誰に相談するか……。
この世界に目覚めてから出来た、何人かの知り合い。
それは、決して多い人数ではないのかも知れないが、どの人も僕にとって大切な友人であり仲間である。
彼らひとりひとりの顔を思い浮かべつつ、この状況を打破出来る人物かどうかを吟味する。
――扇 要。
彼はカレンの兄代わりであり、父代わりである。
その人に、「カレンとキスしたいんですけど!」なんて……言える訳がない。
――井上、玉城。
この二人に相談しよう物なら、いいようにからかわれた挙句、明日にはもうシズオカゲットー辺りまで情報が漏れていそうだ。
――南佳高。
カレンが、彼の様にはならないでね?と以前言ってきた事を思い出す。
彼にはきっと何か恐ろしい秘密があるのだろう。
そもそも、扇グループは避けた方が良いのかも知れない。
扇さんに限らず、全員が全員、カレンの親のような物だ――分が悪すぎる。
すれ違う女性に聞くってライお前って奴はw
支援ww
支援
南さん…カレンにまでw支援
ライ頑張れww支援
613 :
晴天:2008/07/16(水) 22:46:26 ID:+wvArr56
と、なると――。
生徒会メンバーの方が適任だろうか。
だが、黒の騎士団メンバー以上に人選に慎重にならなければならない。
――ミレイ・アッシュフォード。
ニヤニヤとした後。
「『第一回チキチキ!幻の美形の唇を奪え!!バトルロイヤル!!!』を開催しま〜す!!」
そう叫ぶミレイさんの……やけに鮮明なビジュアルが浮かんだ。
頭に被っている帽子はなんだろうか……。
――シャーリー・フェネット。
やはり、彼女が一番妥当だろうか。
ただ、暫くは彼女の妄想を訂正し続けなければならなくなりそうだが。
そして、3分後には学園内に広まっていそうな気もする。
――篠崎咲世子。
なぜだろう、扇グループに聞くよりも身に危険を感じる。
そんな事を考えながら廊下を歩いていると、突然誰かに腕を掴まれ倉庫に引き摺り込まれた――。
なんかもう支援が感想っぽいw
支援
支援
あ、でも感想しながら支援てのも効率的じゃね?
支援
『第一回チキチキ!幻の美形の唇を奪え!!バトルロイヤル!!!』ちょっと見てみたいw支援
619 :
晴天:2008/07/16(水) 22:48:24 ID:+wvArr56
「ライ……」
「カ、カレン!?」
思わず声が裏返る。
それは――他でもないカレンだった。
まだ心の準備が出来ていない。
そして何よりキスについて全く情報が入手できていない僕には今、彼女と遭遇するのは色々な意味で気まずかった。
「ど、どうした?」
きわめて平静を装い、話しかける。
――装えた自信は全く無かったが。
「ライ……あなた、そこら中の女の子にキスしたいとか、迫っているそうね……?」
満面の笑顔で答えるカレン。
いつもは胸がときめくその笑顔が、今は果てしなく恐ろしい。
「いや、迫っている訳じゃ……そ、それより、一体どこでそんな話を!?」
「そこら一面の団員にはじから声を掛けてたら、死人だって気付くわよ」
あ、それ――誰か言ってましたね。
凄く……怖い人が。
ちょっとどころか、かなり見てみたいwww支援
そら怒るわ
支援
‥‥もはや支援が語尾っぽいw
怖い…支援
623 :
晴天:2008/07/16(水) 22:50:59 ID:+wvArr56
「そ・れ・に」
ニコニコと僕の肩に両手を掛けるカレン。
僕はまるで、蛇に睨まれた蛙とでもいった状態で――迫ってくる腕を避ける事も、乗せられた腕を払いのける事も出来ずに、微笑むカレンをみつめるしかない。
そして――。
「女性だけじゃ飽き足らず、藤堂さんにまでキスを迫ったらしいわね……?」
「!!」
月下を急加速させたかの様なGが掛かる。
肩に掛けられていた右腕が、いつの間にか僕の襟首を締め上げていた――。
「ねぇ、ライ?」
「私の魅力って……藤堂さん以下なのかしら……?」
カレンはもう――笑ってはいなかった。
624 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 22:51:13 ID:aRh5dONS
支援
なんという勘違いw
支援
くわばらくわばら カレンを怒らせるとはw支援
625さんありがとう支援
629 :
晴天:2008/07/16(水) 22:56:08 ID:+wvArr56
……時間だけが流れる。
僕もカレンも口を開かない。
時折、廊下から誰かが談笑しながら通り過ぎて行く音が聞こえてくる。
――あの扉を挟んで、天国と地獄が存在しているのだ。
その重い沈黙を破ったのはカレンだった。
「どういう事なのかしら?返答次第じゃ、本ッ当に承知しないわよ……?」
何故か紅蓮の起動キーを左手で弄びながら、暗い瞳でこちらを見つめるカレン。
「違う!誤解だよ、カレン……!!」
こうなっては仕方ない、余りに恥ずかしいがちゃんと話すしかない。
このバカ騒ぎの顛末を。
僕の気持ちを――。
630 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 22:56:24 ID:aRh5dONS
支援
支援
実は僕が好きなのはゼロなんだー!支援
輻射波動照射の刑か…支援
634 :
晴天:2008/07/16(水) 22:59:03 ID:+wvArr56
と、取りあえずここまでです。
相変わらずキスがありませんね、困った物です。
ただ続きは完成しているので、時間を見計らって投下します。
決して焦らしている訳では――ッ!
因みに
>>619の怖い人と言うのはカレンではありません、って言うかコードギアスのキャラですらありませんが、一応元ネタがあります。
そういう下らない小ネタを削ぎ落とせば、1回目の投下で終わったんじゃないか?とか思っちゃダメダメ。
>>634 乙&GJ!
なんかものすごく可愛いものを見た。千葉さんとか。
各キャラクターの掴み方がうまくて面白かった!
続きも待ってます。
>>634 晴天卿、GJでした
続きをお待ちしております
>>632 ちょっw
支援
なんかこれ癖になりそう
晴天卿、お疲れ様です。今作は 0007-0155 と相互リンクを張るという形で宜しいですか?
>>634 晴天卿GJ!
千葉さんが可愛かったなw
もう少し待ってればお姉さんが教えてくれたのに!! もったいないw
続き全力で待ってますんで、あんまり焦らさないで下さいね
639 :
晴天:2008/07/16(水) 23:05:57 ID:+wvArr56
>>637 はい、それでお願いします。
いつもありがとうございます。
そして言い忘れ。
今日もたくさんの支援ありがとうございました。
狙ったワードに関しての感想+支援が多くて投下した側としても嬉しい限り。
ではその形で保管しました。領地から行けますのでご確認ください。
てかもう640超えたの!?ちょっとライの魅力凄すぎないか?
>>634 晴天卿GJ!
何と言う勘違いww千葉さんワラタ
全力で続きを待ってます!
>>641 いやいやまだまだ、これからピザの配達でございますよ?
お!ピザの配達時間ですね、
支援します
前スレほとんど3日くらいだったのに
今スレ2日で埋まりそう
なにこのペースww
>>634 GJ!
小ネタがわかると面白いなやっぱり
…後、明日のこの時間までスレが持たないに1フラグ賭ける
なんだろうこのほのぼのとした空気はwww
2chさえもハッピーにするとはライ……恐ろしい子!
>>643 そうだ!ピザの配達が来るんだ!
今日はどんなトッピングかな?ほんと楽しみだw
晴天卿GJ!
全力で墓穴掘りまっくてるとしか思えないライw
カレン、彼には悪気はないんだ…!(なおさら悪いとも言う)
南さんに質問しなかったかw
ライよ…!もう一人忘れているぞ…!
杉 山 は ど う し た ?w
…存在ごと忘れられたに一票w(晴天卿も忘れたに二票w)
こんばんは!毎度ありがとうございます!
先ほどはお届けの時間を間違えてしまい、申し訳ありませんw
今日もSSをお届けに参りました!
今回はギャグの短編となり、トッピングは特にありませんw
とりあえず注意があります
今回のSSはコードギアス 反逆のルルーシュ R2 Sound Episodeの美しき反逆の記録
を元に続きを作り、ライをプラスして書いたものです
聞いていらっしゃらない人も楽しめるようにはしてみました!
とりあえずSound Episodeを使っていいのか少し気になるのですが、よろしかったでしょうか?
さあ再び支援の始まりだ
>>634 空気の少年ワロタ!各キャラの小ネタが面白い!
支援感想にいちいち同意さながら読みました
でも怖い人は判らないので最終話投下時にネタ元教えてくだされw
しかし、千葉さんや女性隊員だけでなく、藤堂さんにまで迫ったと誤解されるとは……
噂とは恐ろしいw
>>632 アッー!
輻射波動コース決定だなw
支援感想、楽しいけど感想格納しようとしているトーマス卿にとっては大変なんじゃなかろうか?
美しき反逆の記録・外伝
「全員所定の位置に付いたよ。2人とも」
僕は通信機から耳を離すと後ろにいるC.C.とカレンに話しかける。
「しかし、今回も例によって卜部の情報とはな」
「四聖剣だからって調子乗ってるんじゃないかしら、卜部のやつ」
段々卜部さんの評価が物凄く落ちてきているのは気の所為だろうか?
まぁ、前回の失敗を思い浮かべてみれば確かにとは思う。
襲った場所が日本人の強制労働施設かと思ったら化粧品工場だったとか。
(C.C.が化粧品運び出させていたが、狙っていたんだろうか?)
日本人を乗せた護送車を襲った時は、幼稚園バスだったとか。
(開けた穴から抜けなかたC.C.がお尻を気にしてピザをSサイズにした、これは助かった)
変電所を襲い、停電させるつもりだったがそれが軍の偽情報だったとか。
(卜部さんの目玉焼きにかけるものには驚いた。C.C.のは・・・・・いや、何も言うまい)
次に襲った工場がバラの入浴剤の工場だったとか。
(C.C.もカレンも何の工場か知っていたらしい。僕は知らなかったんだけど)
「・・・・・・・・・・」
考えてみるとまともな作戦が1つもなかったな・・・・・。
まぁ、今回は卜部さんも作戦に参加するんだし大丈夫だろう、そう考えることにした。
気にせず投下してください支援。
卜部ちゃんからついに呼び捨てに…支援
卜部さんwしっかりしてください
支援
ピザキターッ!
全力で支援
SEに関しては、ここにはロスカラのみ、アニメ未視聴の強者もいるので、
注意書さえしておいて各自判断に委ねるしかないかと……
「作戦開始までまだ時間があるな。カレン・・・・」
「C.C.・・・・・私はもう何も喋らないわよ?」
「ふむ、ならライに喋ってもらうか。あっちで2人仲良く密会といこうじゃないか」
そうやってC.C.は僕にピッタリと体を寄せてくる。
毎回のことでこんなことをすると大抵はカレンが怒り出す。
「ちょっとC.C.!アンタの我が侭でライを巻き込まないでよ!」
「ライ、私の我が侭聞いてくれるよな?」
そんな風に目を潤ませて見上げてくると演技と分かっていても断れなくなる。
そのため僕は首を縦に振るしかないのだ。
「じゃあ、私もライと話す!3人で話しましょう!」
「別にお前と今更話などしてもな」
「アンタが振ってきたんでしょうが!!」
こんなことは日常茶飯事だ。
659 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 23:25:36 ID:aRh5dONS
支援
魔女ってか悪女?支援
ノ ロスカラやってR2見てます 無印は見てません
支援
支援
無印ロスカラ二期全部見てオレンジをぽんかんと呼んでます
支援
そういうわけで結局3人で会話することになった。
「ライにはこのお題の書いたサイコロで出たお題に答えてもらうぞ」
そう言ってC.C.はサイコロを放り投げる。
「何が出るのか、何が出るのか・・・・・ほいっと」
そして、出たお題は・・・・・・。
『好きな女の子は?』
「・・・・・・・・・・はい?」
僕は出てきた面を見て目を擦り、確認する。しかし、面の文字は変わらない。
おかしいな、僕の目が疲れてるのか?確かにこの頃、徹夜があるくらい忙しいし・・・・。
もう一度目を擦ろうとして何やら寒気を感じる。
ゆっくりと顔を上げると・・・・・・。
「「・・・・・・・・・・・・・・」」
見ている。無茶苦茶こっちを見ている。ガン見だ。獲物を狙う獣の目だ。
「あの・・・・・振り直しってのは・・・・・」
「「却下」」
C.C.とカレンの声が見事にハモっていた。普段仲が悪いはずなのに・・・・・・。
しかし、その声はひどく怖い。
「もちろん女の子というのはタイプとかじゃなく名前を言ってもらうぞ」
「しかも家族とかそういうのは一切ナシ!」
ここぞとばかりに勝手に条件を追加していくC.C.とカレン。
反論しようものなら何をされるか分からない。
665 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 23:28:14 ID:aRh5dONS
支援
お昼一時半w
支援
ある意味当たり目だな。支援
四面楚歌だな…ライくんw 素直に行っちゃえよ支援
ライオンのきぐるみが見えた気がするw
支援
もぐもぐ支援
ライオンですね、わかります。支援
「「さぁさぁさぁさぁさぁ!!」」
2人に詰め寄られて僕はこの状況での逃走は不可能と判断した。
というか、逃走したら本気で殺されそうな気がする。
覚悟を決めるしかないようだ。僕は大きく息を吸い込むと・・・・・・・・。
「ぼ、僕が好きな女の子は・・・(ドーーーーンッ!!)だ」
僕の覚悟を決めた告白は大きな爆発音でかき消された。
「「「・・・・・・・・・・」」」
3人とも今のことにポカーンとしてしまう。
C.C.とカレンに至っては僕よりひどかった気がする。どうやら聞こえなかったようだ。
僕はそのことにホッと溜め息を付いた、本当に助かった。
そんな僕らの元へ月下がやってくる。
「3人とも、作戦が始まったぞ!早く機体に乗るんだ」
今回の作戦で前の汚名を返上するつもりなのかやけに気合の入った卜部さんがそこにいた。
673 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 23:31:23 ID:aRh5dONS
支援
卜部さん!!!いい仕事しましたね!支援
ト部さん逃げてー。支援
なんていうタイミング・・・!
支援
卜部KYだw
支援
「おい、卜部」
「さっきの爆発って、卜部さんがやった?」
そうやって聞いてくるC.C.とカレンの顔に影が落ちている。
僕は背筋が凍るくらいの恐怖を感じた。ヤバイ、今の2人はヤバすぎる!
しかし、そんな2人の様子に卜部は気付くこともなく・・・・・・。
「あぁ、最初にでかいやつを軍にお見舞いさせてやったのさ」
そうやって自慢げに語る卜部だったが・・・・・。
それは言ってはいけないセリフだった。
ブチッと何かが切れるような音がしたのを僕はしっかりと聞いていた。
「「卜部ーーーーーーーーーっ!!」」
僕は初めてこの2人が本気で怒ったところを見た気がする。
そして、誓うのだった。この2人は絶対に怒らせたら駄目だと・・・・・・・。
その後、卜部さんは2週間くらい負傷で戦線に復帰できなかった。
・・・・・・・・僕の所為じゃないよね?
卜部乙ww
支援
卜部さん…!w
貴方はいい人だった…(敬礼)
支援
卜部、しっかりしろ!
卜部?卜部ー!
支援
卜部さん……お疲れ様でした。あなたの事は…忘れません!支援
以上です!
聞いたことがある方も聞いたことがない方も楽しめたでしょうか?
ネタ探しでSound Episode聞いてコレだ!って思って書きましたw
もうちょっと書きたかったんですが、短い方がいいかなと思いましたw
楽しんでいただけたら幸いですw
それではまた次の配達で!!
>>683 ピザの配達人卿、GJでした!
次の配達を全力でお待ちしております!
配達人さんに質問。
ギアス篇のライは暴走の再発で命縮んでるんだよね。
まさかあんたが書いてるリゲインカラーズは非恋エンドじゃ…
>>683 乙&GJ!
どんどん評価のメイプルにフイタ。
後、支援感想の故人扱いにもw
>>683 ピザの配達人お疲れ様でした!!
今回も笑わせていただいてありがとうございます
ライが言った好きな女の子の名前は誰だったんでしょうか?気になりますw
>>684 トーマス卿
相変わらずいい意味で化け物ですねw
>>683 ご馳走さまでした!今夜も美味しかったです!
うwらwべw
この調子でいくと、R2開始前に星になりそうだなw
頑張れ卜部!負けるな卜部!私は君のことも大好きだっ!!
ところで脱字→
>>653「抜けなか(っ)た」
あと、言い出しっぺなんで自分もさらしとくか……
無印・DS・ロスカラ・R2・アスカ版・反抗・悪夢、小説は最近手をつけて途中までです
>>683 卜部ーッ!!!
本編到達前(?)に爆死とは死に場所を間違えたな卜部!!!
配達人卿、今回も美味しい宅配ありがとうございましたっ。
本編でも、SEでもゲームでもライが出てないとライがいたらと
妄想してしまう自分はかなり末期だ・・・
>>683 GJ!
いやいやいやSE未購入だけど十分楽しめた!てか買う!
本編では出番少ないのに外伝とSSの卜部は輝いているww
まさか、一日で700近くいくとは
卜部さん?
693 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 23:57:09 ID:aRh5dONS
一段落ついたかな?547の続きとはちょっと違うのですが、投稿時(SS・通常レス問わず)の注意事項について提案です。
・レス数が950(投稿中の場合などは臨機応変に)に達したor容量が470kBを超えた場合、一端手を休めて次スレの建設を待つ(若しくは自分で宣言をする)
・次スレ建設完了、現スレにリンクが張られたのを確認してから投稿なり埋め立てをする
如何でしょうか。概算ですが、明日の2000ぐらいには恐らく次スレが必要になると思います。(SSスレとしては最速に近いのでは?)
スレの重複を避けるという意味でもご一考頂ければ幸いです。
ピザの配達人卿>>
いつも配達お疲れ様です!!
しかし、ライの好きな人は誰なんでしょうね?気になります。
さて、一応昨日の続きができたので投下してもいいでしょうか?
支援いたします
>>694 ああ、確かにいつも970ぐらいでスレ用意してたけど今の勢いなら950でいいかも〜。
しかし前スレが3日でこのスレさらに加速…幸せだなぁ。
>>695 イエスマイロード
全力で支援いたします
699 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/17(木) 00:04:57 ID:eXZJNL1F
支援
ようやく時間ができた。
これより支援行動にうつる。
支援するが、なんという投下量だ。風呂入っている間に新スレが立ってないことを祈る
>>697 それでよいかと思います
ただ次スレ自体は、明日ならまだ重複スレが残っていそうなので、
そちらを利用する方が良いのではないかと……
支援
>>702 最近二、三日の俺の悩みは風呂に入るタイミングがつかめない事
では、投下します。
昨日の「キューピッドの日の災難・ミレイの思い」の続きです。
以下注意
・ライミレ→ライカレに。
・カレン視点で書いてみました。上手くいったかは分かりませんが・・・
・一番の注意点 BAD END です。グロとかそういうのではないのでご安心を。
では投下
よく見たら管理人さん、今日のピザの配達人卿の作品まで更新してるよ。
体大丈夫ですか?パソコンのサーバーもこの暑さでやられてるんじゃ?
707 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/17(木) 00:11:15 ID:7ZPLrHmR
支援
よし、支援を開始する
キューピッドの日の災難 カレンの思い
時刻は夕方
長い長い「キューピッドの日」がようやく終わり、カレン・シュタットフェルトも自分の帽子を脱ぎ、
緊張感からようやく解放された。
今日一日、カレンは何十人という男子生徒に帽子を狙われていた。しかも、そのほとんどが、何処かに隠れて不意をついて
帽子を奪おうとしているものだから、カレン自身も隠れながら移動し自分の帽子を守っていた。
ふぅ〜っとため息を吐き、その場で伸びをする。ずっと狭い場所に隠れ続けたものだから体のあちこちが変に痛い。
「ライ・・・・」
今の彼女は帽子をとられなかった安堵よりも、恋人であるライのことが心配でならなかった。
結局、1度も来てくれなかったなぁ・・・
開始前、会長が『ライを捕まえたら部費を10倍にしま〜す!』と言ったアナウンスを聞いてから、私はずっと不安だった。
それでも、『絶対に君の帽子を・・・』と彼が言った言葉を信じ待ち続けた。でも彼は来てくれなかった・・・・
きっと、自分よりはるかに多い人数に追われていて来れなかったんだよね・・・そう思っても、私の不安は消えない。
710 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/17(木) 00:12:49 ID:7ZPLrHmR
支援
その日の黒の騎士団。
彼は、真っ先に謝りに来てくれた。
『本当にすまない、約束を守れなくて・・・』それから、彼は自分の帽子はとられなかったと言った。
それを聞いて私は本当に安心した。
そして、私はちょっと拗ねたふりをして、「来てくれなくて寂しかったんだからね!何かあったの?」
と聞いた。理由が聞きたかった。おそらく私の予想通りの答えが聞けると思った。
でも、彼は・・・・
『本当にごめん、カレン・・・』
そう言ってただ謝るだけ。いくら聞いても、答えは同じ。
何かがあった・・そう思うと私はまた不安になり、理由を聞くのが怖くなった・・・
私は、話題を切り替えた。いつもと同じ他愛の無い話。
でも、彼は心ここにあらずというか、いつもならどんな話でも真剣に聞いてくれるのに、
今日は様子がおかしい。全く笑ってくれない。
全然元気がないから、私は「どこか具合でも悪いの?」ときいた。
彼は、『ちょっと疲れているのかもしれない』といった。
それから、一週間たっても彼の様子は変わらない。学園でも、騎士団でも。
騎士団の幹部たちはいち早く変化に気づいてくれた。
井上さんや扇さん、あの玉城でさえ心配してくれた。
支援
sage忘れてる方、注意してくだされ
支援
支援
しえーん
まさかもう猿が着たのか?
っく支援だ
ある日の生徒会。
今日集まったメンバーは、普段いない人の・・ルルーシュやスザク、私がいて、
普段いる人の・・ライと会長がいなかった。
ライは騎士団の用事で、会長はめずらしいことに体調不良で学校を休んだようだ。
こういうメンバーが集まることもあるのだなぁと思っていると、ナナリーが話しかけてきた。
「あの、カレンさん・・・最近ライさんと何かありましたか?」
恐る恐る聞くナナリーの姿はとても可愛らしかった。
どうやらナナリーは私と彼が喧嘩したのではないのか、と心配してくれたようだ。
他の皆も最近の私たちのことがきになっていたらしいので、
私はあの日以来、ライに元気が無いことを打ち明けた。
「そういえば、最近ミレイちゃんも元気がないみたい・・・・」とニーナ。
「僕、たまたま聞いたんだけど、あのイベントの日、ライはラグビー部に捕まえられて生徒会室まで連れて行かれたみたいだよ。
もしかして、あの二人その時なにか・・・」
そこまで言うとルルーシュが「スザク!お前カレンの前で・・・」と制したが、もう遅い。
私の心は、不安の底へ叩き落された。
元々ライを助けたのは、会長。その会長に恩を感じてるライ。
その二人が、キューピッドの日に・・・私の不安はどんどん大きくなる・・・
「あの、カレン大丈夫?顔色が・・」
「ごめんなさい、シャーリー。私今日はもう・・・」
そう言うと、私は足早に生徒会室を出て行った。
彼に聞かなければ。会長と何かあったのかを・・・・
支援まにあえ
黒の騎士団のアジト
彼は、自分のナイトメアを整備している最中だった。ちょうど周りに人はいない。
彼は私を見つけると「どうしたんだい?学校は?」と尋ねてきた。
私は率直に彼に・・ライに聞いてみた。
「ライ・・・あの日・・キューピッドの日に会長と何かあった?」
何も無い。何も無いよね、ライ?
と、私は心の中でかすかな期待にかける。
彼は、とても驚いた様子だった。それからすこし間があいて、彼は言った。
「カレン・・・実はあの日・・僕はミレイさんに告白されたんだ・・・」
私は頭を何かで叩かれたかのような、強いショックをうけた。
何かあるとは思ったけど、まさか・・・
「ミレイさんは・・・僕と君のことは分かっていたけど、自分の気持ちに正直になりたいって言って・・・・・」
「それで・・・あなたは何かしたの?」
「・・僕は彼女を抱きしめることしか出来なかった。それしか・・彼女の思いを受け取ることが・・・」
会長がそんな思いをもっていたなんて私は全く分からなかった。
そして、悲しくなった・・ライは・・・
「それじゃ、あなたはあの日ずっと会長を抱きしめていたんだ・・・私は待っていたのに・・」
なんで、こんな意地悪なことを言ったのだろう?
とにかくこの時の私は、ライが自分より会長を選んだことに腹を立てていたのだ。
彼が優しい性格なのを私は忘れていた・・・
めちゃくちゃ不安に
‥‥支援
読むのが怖い。でも読みたい。
支援
「仕方なかったんだ!・・・僕は彼女の・・・ミレイさんの思いを無視することなんてできなかったんだ!」
「じゃあ私のことは?気にならなかったの?・・・下手したら別れることになってたんだよ・・・私たち。
それなのに、あなたは・・」
「本当にすまないと思ってる。でもあの時僕は・・・」
「あなたはどっちが好きなの!!わたし?会長?
あの時はあの時はって、あなたは今でも会長のこと考えているんじゃないの?」
私は声をはりあげる。
「あなたは会長から告白されて・・・ずっと気になってるんでしょ?・・ここんところ元気が無いにはそのせいなんでしょうね!」
「そ、それは・・・」
「あなたはいっつもそう!女の子に優しくして・・・会長に告白されてうれしかったんでしょ?私のことはほったらかしにして!!」
「そ、そんな・・カレン、僕は君の事をちゃんと・・」
「嘘ばっかり!!今のあなたの目に私は映ってない!!頭には会長のことだけ。そうでしょ?」
「カレン・・・僕は君の事を愛してる。でも・・会長も・・」
「でも?会長も?
そういうのなんていうか知ってる?二股っていうのよ!」
「ふ、二股って・・・でも会長は泣きながら必死に思いを伝えてくれたんだ!本当に勇気がいるはずだ・・・だから僕は・・・」
「じゃあ、あなたは女の子が泣きながら告白してきたら全てお受けするのね。まぁ紳士だこと!」
この時には、もう周りに団員がかなり集まってきていた。ゼロやC.C.までいたくらいだ。知らないうちに私は大声をあげていたようだ。
「分かったわ。もう会長でもなんでも好きなところへ行けばいいじゃない!それがお望みなんでしょうからね!!」
そう言うと、私は帰ろうと背を向けた。彼はすぐに私の手を掴んだ。
「待って!ちゃんと話せば君もわかってくれ・・」
「もうたくさん!!あなたがこんな優柔不断な人だとは思わなかったわ!
私のことはまたほっとけばいいじゃない!・・・ライなんて・・・」
そして、私は言ってはいけないことを言ってしまった。
723 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/17(木) 00:19:36 ID:7ZPLrHmR
支援
修羅場、修羅場ー支援
久々の修羅場だーw支援
なんという修羅場
支援
「ライなんて・・・大っ嫌い!!!!!」
辺りがシーンっと静まる。
彼は私の言葉を聞いて本当に悲しそうだった・・・
私は、彼の手を振りほどき走ってその場を去った。
走りながら私はいつの間にか泣いていた。
涙が止まらない・・・
本当は大好きなのに・・・
彼が優しいのも分かっているのに・・・
会長の気持ちだってわかるのに・・・
涙はどんどん溢れていく・・・
私は彼に酷いことを言った。でももう遅い。
大好きな彼を傷つけた自分・・・
もう終ったのだ・・・私とライは・・・
私のホントにくだらない嫉妬で・・・・
涙が止まらない・・・
猿?
支援
切ない支援
私は廊下に蹲った。
「お兄ちゃん・・・ライ・・・」
後ろからC.Cが来た。
彼女はただ、優しく私を抱きしめてくれた。
私は子供みたいに、その涙が枯れるまでC.Cの胸の中で泣いた・・・・
ライはただ呆然としていた。
周りの団員達は察してかその場を離れていった。
ゼロは最後まで残っていた。
そして、ライのほうに歩み寄り後で部屋に来いと言ってその場を去っていった・・・
王の力は人を孤独にする。
ライとカレン。
心から愛し合っていた二人。
本当に彼らはこれで終ってしまうのだろうか・・・・・
支援することしかできない
‥‥‥鬱だ
‥‥支援
……しえん
フラグを建てすぎたのか・・・支援
フラグ一級建築士・・・
支援
これもあるべき結果の一つか…
支援
以上です。
なんか、すいません。明るいSSの流れだったのにorz
次回はこれの続きか、残った2ルートの続きを書きます。
次こそは幸せなライカレを・・・・
支援してくださった皆様ありがとう御座いました!!
>>737 GJでした。
明るいのばかりでなくてもよいんでは?趣向は色々あった方がいいし。
C.C.のさりげないやさしさにちょっと救われました。
>>737 ポタラ卿、GJでした
次回、明るくても暗くても全力で支援したいと思います
最後に一言‥‥‥鬱だ
>>737乙
「あの玉城でさえ」ワロタ
スザク……KY
CCヤサシス
生殺しなんですが……こ、これでENDなのかっ!?
いや、ゼロが!ゼロがなんとか!!
……って、色恋沙汰でルルーシュ程期待できない助力はないよなorz
ポタラ卿GJ
まぁ、こんな展開もありえますよね…
次回、どんな展開だとしても支援したいと思います。全力で。
……悲しいネタひとーつ。…死ネタ。…orz
何故だろう卜部さん御臨終?の時はあんなにも
明るかったのに
>>ポタラ卿 GJでした。確かに紛う方無きBADENDですが、個人的には作品の幅が広がって面白いと思います。お疲れ様でした。
以下報告
トーマス「えー本日の更新も終わり、恒例の報告会がやってまいりました。本日はV.V.さんと一緒に行いたいと思います(……ほら、挨拶挨拶)」
V.V.「……よろしく」
トーマス「(なんつー無愛想な……)痛い!足、足!」
V.V.「フン、人のSSを収録し忘れるようなやつにはこれで十分だよ」
SS 14 (新記録樹立)
レス 613 (新記録樹立)
トーマス「(イテテ……)はっきり言って尋常じゃありませんね。このような離れ業を淡々とこなすここの化け物さんたちには畏怖すら覚えますよ」
V.V.「そうかい?君はまだ甘いね。今からそんなんじゃこの先保たないよ?」
トーマス「いやいくらなんでも……だって600越えですよ?実況とかじゃあるまいし、ここSS投稿スレですよ?」
V.V.「だからじゃないか。もうすぐ燃料……いや爆弾が来るんだよ?」
トーマス「な、なんですかそれ?」
V.V.「ほら……あれが出るじゃない」
トーマス「ハテ、あれとはどれのことでしょう?」
V.V.「盤上のギアス」
トーマス「……ッ!?」
銀飯卿すいません、251からのは明日やります(見落としてました)。今日はもう落ちます。住民の皆様、作品の投下時は支援よろしくです。では。
ポタラ卿GJ
こういう終わり方も当然あり得ると思います
・・・でもやっぱり鬱だ死のう
>>744 今日もお疲れさまでした!おやすみなさい。
議論があったからレス数はともかく、SS数も更新か……やっぱ、このスレは凄すぎるな
747 :
銀飯:2008/07/17(木) 00:50:58 ID:/B8fhw2B
>>744 いや、そんなに気になさらなくても大丈夫ですよ。
>>744 すさまじい勢いだ
このスレは一体どうなるんだろうか
トーマス卿ガッーツ!
体に気をつけてくださいね
>>737 GJです。
悲しい結末でしたが、勿論ありえる話であって……。
まあ、自分の妄想でこの後仲直りする展開でも考えてがんばります。
>>683 GJです。
SEはネタの宝庫ですね、自分も色々と書いております。
さて、今日はしっとりとした雰囲気で終わっておくかい?
それとも馬鹿なライカレ完結篇でも読むかい?
―ーと言うか、人いるのかしら?
支援しますよ
支援砲撃に入る
もちろん全力で支援!
統計によれば、この投下の終了ぐらいででほとんどの人は寝る時間帯だな
754 :
晴天:2008/07/17(木) 01:26:56 ID:S51TKo65
それじゃ行きます。
さっきの
>>575の続きになります。
ところで…ブルムン篇で、ライは神楽耶にどう呼ばれるのか教えてくれ。
支援
757 :
晴天:2008/07/17(木) 01:30:04 ID:S51TKo65
今回は本当にぶつ切りにしただけなので、題名も無ければ、下らないアバンタイトルネタとかも無く、淡々と本編が始まります。
注意点
・
>>575を見る事。
・そこから更にリンクを貼られていても怒らない事。
・あとは特にバカ話もなく甘ったるい話が続きます。カレンのイメージじゃないという人は見ない方がいいかも知れません。
・
>>649 甘〜い。
実は杉山だけでなく、吉田のネタも用意したんですが、イマイチだったので、扇グループはやめやめ、という言葉で省略と代えさせていただきました。
ラクシャータとディートネタも……。
・
>>652 「そこら一面の組にはじから声かけてたら――死人だって気付くわよ」
バラライカさん。
BLACK LAGOON 第一巻 113ページ 3コマ目になります。
・
>>755 ライじゃなかったっけ。
実はカレンルートしかやった事ないんだよね……。
今回は15レス……かな?
まあそこらへんです、投下開始。
wktk
支援
>>737 フラグ一級建築士のライならあり得る展開だったな
この後どうなるか気になるがどうなっても受け止める覚悟は出来た
少尉支援
支援開始!
>>757 そうか。とりあえずそれでいく。ありがとう支援
って俺のバカ!支援
764 :
晴天:2008/07/17(木) 01:32:46 ID:S51TKo65
「バカね……」
事情を説明し終えると、カレンは心底呆れ果てたと言わんばかりの表情で僕を見つめる。
「空回っていたのは否定しない。だけど、僕は……」
なおも弁解を続けようとする僕の唇をカレンのしなやかな人差し指が押さえる。
「キスって言うのは、しようと思ってするんじゃなくて――気が付いたらしちゃってるモノなのよ」
頬をうっすらと赤らめて、はにかむカレン。
――ずるいじゃないか。
君が僕を責められるのか?
君が、そんなに愛らしいから……僕は空回ってしまう位、思いつめてしまうんじゃないか。
あぁ、癒される
支援
さっきと打って変ってカレンが優しい支援
あ〜地球で一番恐ろしい女の上位三人の一人の方のセリフか!
767 :
晴天:2008/07/17(木) 01:36:37 ID:S51TKo65
「……ねぇ」
カレンが悪戯っぽく目を細める。
「そんなに……キスしたい?」
「キ……キスは――その……素晴らしい物……らしいからな……」
情けない事に僕は、恥ずかしくて、照れ臭くて、カレンの顔をまともに見れずにいた。
「まったく……リヴァルにも困ったものね……」
そう言ってカレンは、僕の胸に顔をうずめてくる。
「……私のライに変な事ばっかり教えて……」
何か言ったようだが、くぐもっていてよく聞こえなかった……。
この支援で800にチェックだ!
いきなり甘くなってきました!糖分の取りすぎ注意警報支援
この時点でGJだ!
支援
しかし、あたらさいい作品がどんどん生まれるのはいいが、あまりにもスレの消化が早いと作品を見逃す恐れも出るんじゃない?
それは置いといてひとまず支援
772 :
晴天:2008/07/17(木) 01:41:12 ID:S51TKo65
「ほ、本当に良いのか?」
「何度も言わせない。良いって言ってるでしょ!」
ついつい、何度も聞いてしまいカレンの機嫌が悪くなる。
でも、やっぱり怖いじゃないか……。
――カレンがもし無理をしているんだとしたら。
そして……。
おそらくは、カレンにとっても初めてであろうキスを……。
――キスってこんなものなのね……、これなら1年に1回でいいわ……。
なんてトラウマを与える事になってしまったら!!
パニックを起こすのは、今日何度目だろう……。
混乱の余り髪をかきむしる僕を、カレンが驚いてみつめる。
「ちょっと!どうしたの、ライ!?」
「ねぇ、もしかして……ライ」
良い雰囲気になったハズなのに、何か不穏な空気を感じる。
「私と……キスするのは嫌なんじゃないの?」
――怒ってくれた方がまだましだった。
それなら、慌てて弁解して……そんな、じゃれ合いで済ます事が出来るから。
だけど……。
僕を見つめるカレンの瞳には、うっすらと涙が貯まっていた。
支援
甘すぎるw支援
あれ?なんか雰囲気が…!?支援
支援支援支援ー
支援ー
779 :
晴天:2008/07/17(木) 01:43:50 ID:S51TKo65
「ごめん、そんなんじゃないんだ……」
僕はカレンの手を握る。
「カレンがもし我慢して付き合ってたらとか、上手く出来なかったらどうしようとか、つい考えてしまって――」
今日、僕はどれだけ恥をかけばいいんだろう?
でも……仕方ない、カレンに誤解をされる訳にはいかない。
それ以上に――彼女を悲しませる訳にはいかない。
本気で人を好きになればなるほど、格好悪くなるとか言ったのは、誰だっけ……?
「ホントに馬鹿ね……」
――良かった。
カレンがまた笑ってくれた。
君が笑ってくれるなら……僕はどんな事でもしてみせるよ。
まだ、それを口に出して言う勇気は無いけれど。
僕は、自分に改めて誓う。
「じゃ、じゃあ……行くよ?」
カレンが真剣な表情でこちらをみつめる。
これだけ、見つめられると……。
「と、とりあえず……目を閉じて――」
「……うん」
カレンが顔を上に向けて、目を閉じる。
――背中を屈めないと届かないな。
そんな事は冷静に判断出来るのに……。
支援
甘〜いw
支援
甘いwww支援
支援×支援
らぶらぶ〜
支援
785 :
晴天:2008/07/17(木) 01:48:15 ID:S51TKo65
手は……手はどうすれば良いんだ?肩か?肩に置くのか?だが、その場合唇の位置はどうやって測る?
そうすると頬か?頬に添えるのか?汗……汗が凄いぞ、この掌でカレンの頬に触れて良いのか?良いんだな?
いやダメだ!やはり肩だな?肩なんだな?唇の位置は目視すれば良いな?
そもそもキスとは何秒するのが常識なんだ?一瞬か?それとも肺活量の限界までする物なのか?
どれ位の圧力を掛ける物なんだ?僕も目を閉じるのか?だが、それならばどうやって唇の位置を――。
カレンは、「キスは気が付いたらしちゃっている」と言うが、そんな事は無理だ。
そんな事が出来る人は、キスのブートキャンプを卒業済の訓練された兵士だけだ。
カレンの肩越しに見えるタバタッチの着ぐるみが、僕を馬鹿にしたように見つめている。
半開きの目が僕に「お前はキスも出来ない臆病者だ」そう言っている気がする。
――そもそも、何であんなものが黒の騎士団の倉庫にあるんだ?
支援。
すまない、もはや睡魔に・・・・・
初々しいなライw支援
支援〜!
俺のテンションはもう徹底的にクライマックスだぜ!
支援
勉強が出来ないw支援
791 :
晴天:2008/07/17(木) 01:50:19 ID:S51TKo65
「どうしたの?」
長い間何も出来ないでいる僕に業を煮やしたのだろうか、カレンは目を開けてこちらをみつめる。
少しずつ心を静めて行っていたのに、そんな目で見つめられたら駄目だ……振り出しに戻ってしまう。
――なんて事だ、キスとはこんなに勇気が必要なのか。
これならまだ、無頼でナイト・オブ・ラウンズを全機撃墜して来いと命令される方がまだ気が楽だ。
よし、そうしよう。
僕は無頼のキーを受け取ろうと――。
ライが壊れたw
支援
ライなら出来そうだがちょっと頑張れ支援
796 :
晴天:2008/07/17(木) 01:52:57 ID:S51TKo65
「ど、どこ行くのよ!?」
――カレンの声で我に返る。
「いや、なんでもない……少し落ち着ける気分を為だ」
僕はつとめて冷静な返事を返したが、カレンには動揺を見抜かれた。
やはり、彼女に隠し事は出来ないな……。
僕の動揺を悟ったのだろうか、カレンは僕をみつめて軽く微笑む。
そして、その小さな拳を僕の胸に当てて――。
「しっかりしなさい、男の子」
そうだ……しっかりしろ、ライ。
心で呟く。
キスをすると、心に決めたじゃないか――。
それは、冗談でも軽い気持ちでも無い。
カレンの事が好きだから、本当に好きだから、彼女とキスをすると……。
落ち着けてねーw
支援
戻ったw めっちゃ期待支援
明らかに言動がおかしい件
支援
仕事をスキを見てサボり支援
801 :
晴天:2008/07/17(木) 01:55:44 ID:S51TKo65
硬く握り締めた拳で、自分の両腿を叩く。
――ライが命じる……ライよ、自分の大切な人とキスを……。
もう、自分自身には効果の無いギアス。
いや、もし効果があったとしても使おうなどとは思わない。
これは、自分で行動しなくちゃ失礼だ。
そう、これは、ただのおまじない。
ただの――魔法。
――ライよ、自分の大切な人と……カレンとキスをするんだ!!
じっと見つめ合う。
カレンの瞳が少し潤んでいる。
「カレン……」
君の名前を呼ぶ。
軽く頷いた彼女の頬に、ずっと握りしめてた震えてる掌を当てて――。
そっとそっとキスをした……。
ふぅ…『第一回チキチキ!幻の美形の唇を奪え!!バトルロイヤル!!!』完成……寝るわ。
支援
良くやったライ!君は漢だ支援
仕事早っ!
支援
ありがとう!支援
仕事よりもこのスレの消化が・・・。
ところでギアス以外に生身の肉弾戦で必殺技って?
他ゲームなんですが、アリスにぴったりの技があり使いたいのですが・・・・。
NGですよね?
808 :
晴天:2008/07/17(木) 02:00:44 ID:S51TKo65
――本当に一瞬。
でも僕の唇は、確かにカレンの唇と重なった。
その……リヴァルの言う『この世の物では無い』という感触を、微かにだが覚えている。
しかし――。
「どう……だった?」
真っ赤な顔をして、上目遣いで僕に聞いてくるカレンに……。
「よく解らなかったので――もう一回……しても良い?」
と言ったのは明らかに失敗だった。
「この……バカッ!!」
勢いよく閉まったドアで、タバタッチの頭が転がる――。
「お前はデリカシーの無い男だな」
半開きの目は確かに僕にそう言っていた。
「――君、少し黙っててくれるか?」
僕は、カレンが中にでも入っていない限り、タバタッチの事は好きになれそうになかった。
END 「プラトニックが好きな人はここまで」
すまない。勝手に終わってると勘違いしてしまった。
水風呂で頭を冷やしてくる
なんかいいなぁこれ
支援
しかし支援が多すぎる気が
>>807 べつにいいと思う
しかし、語尾に支援と付けるべきだ!
ライカレはラブラブしたり修羅場したりホント忙しいぜフゥハハハハー支援
812 :
晴天:2008/07/17(木) 02:03:43 ID:S51TKo65
今日は、やけに疲れた……。
クラブハウスに戻って、泥の様に眠ろう。
僕は、複雑に入り組んだアジトからの抜け道を、そんな事を考えながら歩いていた。
先程の微かに覚えているカレンの唇の感触を思い出すと自然に頬が緩んでしまう。
疲れたけど、それ以上に幸せな一日だった。
ちょっとだけ贅沢を言わせて貰えば――。
あの感触をもっと長く堪能して居たかった、なんて事を……カレンを怒らせていながら、つい思ってしまう。
ゲットーとの分け目――廃ビルの出口にカレンがいた。
先に帰ったのでは無かったのだろうか。
まだ……怒っているのだろうか。
アッシュフォード学園の制服で居る少女はこの廃墟には酷く場違いに思える。
支援
さぁどうなる
おお!?まさか…支援
815 :
晴天:2008/07/17(木) 02:07:48 ID:S51TKo65
「どうした、忘れ物でもしたのかい?」
僕の質問に、何故か少しムッとするカレン。
また何か発言をミスしたのだろうか……。
「ええ、そうよ――忘れ物」
僕の動揺などお構いなしに、彼女がムッとしたままの表情で呟く。
その雰囲気は、カレン・シュタットフェルトではなく――カレン・シュタットフェルトのコスプレをした紅月カレンと言った感じだった。
そんな事を考えていると、そのコスプレイヤーが肩を怒らせ、大股でこちらに歩いてくる。
あれは危険度Aの怒り具合だ、これまでの統計から得たデータを導き出す。
彼女が目の前に立つ。
――叩かれるッ!
そう思い、硬く目を瞑った瞬間……。
両頬に暖かい感触。
そして……。
唇に……甘い……甘い……。
僕は目を開ける。
目の前に……それは本当に、比喩的な意味ではなく。
すぐ目の前にカレンの顔が――目を閉じて顔を真っ赤にしているカレンの顔があった。
僕はもう一度目を瞑り、手持ち無沙汰な両手をどうしようかと――。
まるで羽ばたく鳥の羽のように少し上下させた後、カレンを抱きしめる事に成功した。
その瞬間、カレンの体が震えたがキスを止めようとはしなかった。
それどころか、頬に添えられていた手は僕の頭の後ろに回り込み……。
愛おしそうに僕の髪を撫で付けてくれる……。
月明かりの下――僕はカレンと二度目のキスをした。
GoooodJooob!!!
支援
GJだぁ!カレン!支援
ああ、間違いなく二日で消えるな。このスレ
支援
819 :
晴天:2008/07/17(木) 02:13:01 ID:S51TKo65
僕が最初にしたキスとは……まるで別物。
その余りに長いキスに、僕は苦しくて、でも自分から離れるのは……とても勿体無い気がして……。
――苦しいけど……気持ちいい……。
……どれ位の時間が過ぎただろうか。
僕には、まるで永遠と感じられたような長い時間……。
唇が、久し振りに外気を感じた時――僕の脳はもう蕩けてしまっていた。
それは、酸欠のためか、この素晴らしい行為のためかは解らないが……。
「……だらしないわね」
口元に手を添えて、いたずらっぽく笑うカレンが……とても愛らしい。
「……忘れ物も届けたし、先に帰るわね。また明日……学校で!」
そう言うと、カレンは顔を真っ赤にしたままくるりと身を翻し、租界の方へと走り去った。
暫く呆然とした後、我に返り僕は慌ててカレンを追う。
いくら黒の騎士団のエースで何の心配が無いとしても、大好きな女の子を夜中に一人で帰らせる訳にもいかないだろう?
END 「キスは堪能した、下らないオチは要らないという人はここまで」
あぁ甘い甘いよ
なんだかとっても甘いんだ
支援
Excellent!!!!!支援
最高の忘れものですね!天晴です!!
今俺はとても気持ち悪い顔をしているだろう
鏡を見たから分かる
そして支援!
824 :
晴天:2008/07/17(木) 02:16:08 ID:S51TKo65
ピザを頬張る少女がいる。
視線の先には、一組の男女。
人目も憚らず――二人はキスをしていた。
とても……とても長い時間。
月明かりに照らされたその光景は、とても幻想的で……。
「若いな……」
少女は、金色の瞳を細めてニヤリと笑う。
そして、誰にとも無く呟く。
「幾らなんでも、こんな出入り口でアレだけ濃厚なキスをしていれば、見て下さいと言っている様な物だぞ……?」
ふと視線を横に送る。
――そこには固まった男が二人。
一人は、誠実そうな天然パーマの男。
もう一人は、髭を生やした軽薄そうな男。
それ程……衝撃的な光景だったのだろうか、二人の男は気を確かに持つように――とばかりにお互いの手を硬く握り締め合っていた。
「明日が楽しみだな?ライ……カレン……」
少女はもう一度ニヤリと、心底楽しそうな笑顔を浮かべると、再びピザを頬張った。
END 「特に忘れている事は無いな、と思う人はここまで」
普通に笑ったw 何見てんだよ扇さんに無駄な才能の塊w支援
出入口だと確かにそうなるわなw
支援
支援
828 :
晴天:2008/07/17(木) 02:19:38 ID:S51TKo65
――時は少し遡る。
紅い髪の少女と、銀髪の青年が『この世の物では無い感触』を味わう少し前の夕暮れ時。
「今日も、カレンとライはお休みね〜」
「ほ〜んと、仲良いですよね、あの二人」
「最近、折り紙を教えていただけなくて……少し、寂しいです」
生徒会室は、花園と化していた。
この年頃の女性の話題など限られている上に、最近、彼女達の身近には絶好のネタがある。
もちろん、そのネタとはアッシュフォード学園の姫と騎士――カレンとライの事――。
「でも良い傾向よ、カレンも学校に来る事……増えたしね」
嬉しそうに微笑む生徒会長ミレイ・アッシュフォード。
「最近は、よく笑うようにもなりました……」
頬を染めて、天使の笑顔を浮かべるナナリー・ランペルージ。
「しっかし、あのカレンがあそこまで手が早いなんてね〜」
恋話が楽しくて仕方ないという様子のシャーリー・フェネット。
ニーナ・アインシュタインはいつものようにパソコンを弄りながら、それでも話を聞いて顔を赤らめたりしている。
お?支援
ワクワク
支援
支援
832 :
晴天:2008/07/17(木) 02:21:39 ID:S51TKo65
「賭けをしない?明日、ライとカレンが生徒会に来るかどうか」
「はいは〜い!明日もあの二人はき・お・く・さ・が・しに行くんだと思いま〜す!」
「私も……来ていただけると嬉しいのですが、多分明日もお休みだと思います……」
「明日も……お休みすると思います……」
「なによもう……これじゃ賭けにならないじゃない!やめやめ!!」
アッシュフォード学園のバカップルの話題は、日が沈むまで続いた――。
「戸締りは大丈夫ね?」
「全部大丈夫です!」
「ほ〜い、じゃあドア閉めるわよ〜」
生徒会室の灯が消える。
ガチャリ。
そして――鍵が閉まる音。
アッシュフォード学園生徒会室の1日が終わった。
ふむふむ支援
834 :
晴天:2008/07/17(木) 02:23:34 ID:S51TKo65
――翌日。
「こんにちは」
ライがカレンを連れ立って生徒会室に顔を出す。
もし、賭けが行われていたら全員負けだったという所か。
そして、そこに居たのは昨日と同じくリヴァルとアーサーだけ。
それを見て、ライは思う。
――リヴァルが昨日別れた時から1ミリも動いていないような気がする……。
「どうしたの?」
――いや、気のせいだろう。昨日も生徒会はあったのだから、ミレイさん達が気付かないハズ無いし……。
軽く頭を振り、馬鹿な考えを全てリセットしたライは、親友からの提案を受け入れる事にした。
「カレン、週末……映画を観にいかないか?『Kanon』という映画が公開されているらしい」
思いもしなかったライからの誘いに、カレンは――。
き・お・く・さ・が・しww
支援
支援
という名のwwwwですね 支援
838 :
晴天:2008/07/17(木) 02:25:06 ID:S51TKo65
Next Turn
僕は、ついにカレンとキスを……。
だがC.C.は言う、キスよりももっと素晴らしい行為があると。
魔女は言う、A・B・Cと言う謎の符号を……。
またしてもアドバイサーが必要なのか、今度こそ奇跡を見せて貰えるのか。
僕は必ず辿り着いてみせる……。
例え、どんな手段を使ったとしても――。
例え……この板では無理だとしても――。
TURN XXX 『Cの世界』
また見てギアス!!(SDのライとカレンがキスしている絵)
839 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/17(木) 02:25:11 ID:FGrJWKJ6
リヴァルww
支援
凄く気になるが、この板では無理だ……支援
841 :
晴天:2008/07/17(木) 02:26:27 ID:S51TKo65
以上で、本当に終わりになります。
最初のEND出てから長ッ。
悪乗りをし過ぎました、本当に申し訳ない。
長すぎて、本当に申し訳ない。
そして、今回もこんな時間だと言うのに、沢山の支援ありがとうございました。
お気に入りのキャラが酷いキャラに……という方、ごめんなさい。
お気に入りのキャラになんて事を!という方、その刃物はしまうんだ。
カレンが、デレ過ぎる気がする……。
カレンの魅力はツンデレにあるとは思うのですが、ライに絡ませるとツンを描く場面が全然挟めない……。うちのカレン、ライが好き過ぎだろう……jk
その内、ライ×ツンカレンに挑戦してみます。
正直、ライとカレンのチュッパチャップスが書ければそれで良かった。
特に反省はしていない。
今、ライのプロポーズ話を書いているが、R2次第ではお蔵入りだろうか――。
>>841 ふっふっふっふ…晴天卿…
続きを期待し、支援でちょくちょく感想を書かせてもらったが言わせて頂こう!!!
俺はあなたを心から待っていた!素晴らしい!Excellentだぁ!!!!
なんでぇ結局カレンもライとキスしたかったんじゃねぇか!w
>>841 晴天卿、GJ×∞
感想を自粛すると言いましたがそんなの関係ねぇ
ツンデレもいいですがデレデレは最高だと思います
次の貴公の作品を全力でお待ちしております
>>841乙&GJ&元ネタthx
吉田はともかく、ディートハルトとラク姐さんのネタは見てみたかった!
読んでいてヤキモキして、もう自分からいっちまえよ!カレン!!とか思ってたら、
続きで本当にいっててヤホーイ!!でした!!
そして、何段階ENDがあるんだ?とwktkし、大オチNEXT TURNに大笑いでした!
なんつー意味深長なタイトルだったんだ!!今気付いた!
本編予告で、自分が完全スルーしていたことに衝撃を受けた!!
>>768 この分では明日の昼に新スレ移動になっても驚かないなw
>>771 保管庫で新着20をチェック!
GJ過ぎて言葉にできません!
デレデレカレンは甘いなぁ
>>841 俺もずっと待ってたよ晴天卿…よくぞここまで(感涙)
キスより素晴らしい行為の続き編をぜひエロパロ板で。
R2の展開なんて知るかぁぁあ!!
なんという消化スピードか・・・
寝る前に投下しようかな、てか人居るかな
支援します
おっ、居てくれた 支援感謝です
タイトル「Color of Lie 〜True Eyes〜」
設定的にLCギアスED後+R2です
支援
[Color of Lie 〜True Eyes〜]
act.1 造られた色
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・光が・・星が消えた・・・何故・・・
意に知れぬ感覚が私を、僕を包む。
知らず僕は、目を開けていた。
視界にぼんやりと影が映る。
「・・・っぁ・・・」
声が・・体が動かない・・・思考がハッキリしない。
「・・・・・・・」
徐々に視界が形を成し始めた。
その中に大柄な男と子供のような姿が映る。
何事か話しているようだが・・・よく聞き取れない。
不意にその大柄な男が視線を僕に向け何事か呟く、その刹那。
「ぶるぁあぁぁぁぁぁぁあ!!!」
再び僕の意識は星空を舞った・・・
________________________________
・・・・・・・・
顔に光が注がれる、朝の訪れ。
「んっ・・・」
半身を起こし伸びをし、酸素を全身に廻らす様大きく息を吸う。
「ライ様、お目覚めでしょうか?」
ドア越しに声がした。
「ああ、どうした?入ってくれ」
「失礼します・・・」
畏まった様子で初老の男が入ってきた。
「おはようございます ライ様、お食事は如何なされますか?」
「ん・・そうだな、空の機嫌が良いようだな・・」
そう言って光が注ぐ窓に目をやる。
緑の中に生える白いテーブルが映る、
「今日はあそこにしよう、気持ちが良さそうだ」
「かしこまりました、内容はいつもので?」
「ああ、よろしく頼む」
「はい、では後ほど・・」
頭を深く下げ、男が部屋を出る。
支援
支援
「さて、私も支度をするか」
部屋全体を見渡す、小さいとはいえ装飾が施されたクローゼットに足を向ける。
糊のきいたシャツ、優しさを湛える青い装束、それらを着込んで外へ向かう。
朝の強く、優しい日差しに目を細め、天を仰ぐ。
どこまでも青い空、私の好きな空だ。
埒もなくそんなことを考えていた、と紅茶の香が鼻をくすぐる。
その香に誘われるように白いテーブルに着く、彩豊かなサンドイッチと紅茶が置かれている。
「でわ、ごゆっくり・・・」
「ありがとう」
男が離れる。この景色を風を堪能できるようにとの心遣いだ。
私は最高の調味料と朝食を堪能した。
・
・
それを食べ終わった頃を見計らってか、男が現れた。
「ライ様、少々よろしいですか?」
「ああ、かまわない 何かあったか?」
「ええ、先ほど本国より明日、宮殿まで出頭せよとのことで」
「急だな・・・(陛下が・・・)」
「ラウンズの事かな・・・わかった、手配を頼む」
「はい、畏まって・・・いや、しかしライ様が居られれば・・・」
始まった・・・事ある毎にお家話が始まる。
「お父上亡き今シルベスター家は・・・・」
こうなっては暫くは止まらない、
苦笑いしつつこの小ウルサイBGMで紅茶を堪能した。
________________________________
支援
翌日 ブリタニア城内
「よく来たなナイトオブイレブン・・・ライよ・・」
「はい、陛下・・・して何かありましたか?」
「いや・・お前に合わせておきたい者がおってなぁ」
「合わせる?という事は新たな駒と・・?」
「フン、相変わらず 回転が速いな?・・・」
後ろより足音が近づく
「!・・・スザ・・枢木卿!?」
合わせるとは、スザクの事か・・という事はギアス関係者か?
スザクは、同じラウンズが居合わせたことに少し面を喰らっていた様だが
直ぐに元に戻った。
「御呼びでしょうか、皇帝陛下」
「枢木よ・・その男は知っておろう?ライ・シルベスターを」
「これから共有する者となる、よく覚えておくことだ」
一度こちらを見て再度向きなおす
「?・・イエス ユア マジェスティ」
「よし・・・案内する、着いて来い」
「イ、イエス ユア マジェスティ・・」「イエス ユア マジェスティ」
(スザクはやはりよくわからない様子で私を見る、無理もないが・・)
「・・アカーシャだ」小声でそう答え、後は口を閉ざす
________________________________
そう・・・私はナイトオブラウンズ・・
私がラウンズ組み込まれたのは、およそ1年前。
枢木スザクがゼロを捕らえて、7番目のラウンズになった少し後の事だ。
領地で療養していると、急に城への呼び出しが有った。
城に赴くと、これまた急に御前試合だと言われ大型ランスのみを装備したグロースターに乗せられた。
向かいに控えているのも同じ武装のグロースターだ。
「今からアレと闘うわけか・・・」
通信チャンネルはオールクローズ、搭乗者は分からない揺さぶりもなし。
正真正銘の実力勝負というわけか、だがこの大型ランスだ取り回しが難しい
下手をすれば一撃で終わる。反撃の隙を与えないよう高速戦闘を仕掛けるか、それとも
そんな考えを巡らせていたその時、開始の合図が出された。
一瞬にして場の空気が緊張に支配された。
「・・・!」
何だこの威圧感は・・・今までこれほどのものは感じたことがない。
「考えて勝てる相手ではないか・・・」
自身を落ち着かせ、目の前の一騎に全神経を集中させる。
だが、仕掛けてくる気配がない、様子見のつもりか?・・・
「・・ならば此方から仕掛ける」
移動に回避軌道を組み込みつつ相手との距離を詰める。
相手がランスを構えた・・・
瞬間、こちらの足元にスラッシュハーケンが打ち込まれると同時に巻取りをし相手は急加速した。
「!!っ速い」距離が一瞬にして無くなる。
即座に相手の進行線上から機体を下げる、前をランスが通った。
攻勢に転じようとしたが、相手はランスを地面に打ちたて
それを軸に速度を殺さず急旋回しつつ蹴りを繰り出した。
支援
しえん
「くっ・・・なんて反応だ」自身のランスを斜めに構え蹴りを受け流す。
「地面に着く瞬間を狙えば・・・」
と思ったが鋭い殺気を感じ無意識にハーケンを地面に放ち
相手がやった同じ要領で機をできるだけ屈め斜め前方へ出る、相手のランスがコックピットの後ろを僅かに掠める。
蹴りを防いだ反動を利用して機体を捻らせランスを抜きそれを突き入れてきたのだ。
「っ・・だがこれで後ろを取った!」振り向きざまに相手コックピットにランスを放つ。
しかし、こちらのランスが届くより早く相手はランスを戻し盾にする。
攻撃が弾かれた。「だが 隙など与えない!!」
私は三連突き・蹴り・拳打を変則的に組み込んだ攻撃を仕掛けたが全て凌がれた。
・・驚く余裕すら無い・・・一度・・・
相手に密着しランスを殺し蹴りを入れる、勿論防がれた。
がそれを利用して後ろへ飛び退き間合いを作る。
「・・・・・」一息つく・・気分が高揚する。
内心、怖くも嬉しくもあった これまでにこれ程の相手と対峙した事は無い。
汗が顔を伝う・・・技量は相手が上だ・・・だが必ず隙がでる・・そこさえ狙えれば。
知らず笑みが出る。悪魔的とも言おうか・・獲り憑く相手を見つけたかのごとく。
同時にランスを構える・・・・そして・・・・
支援
・・・・・・・
・・・・・
・・・
・・・結果は 互いのエナジーフィラーが尽き引き分け
私の機体は相手に左腕部を貫かれ、相手の機体は私に右腕部肩装甲を砕かれた状態。
内容で見れば相手の勝ちだろう。
深呼吸をし汗をぬぐう・・・
「ふぅ・・・長かった」実際それ程の時間ではなかったが、とてつもなく長く感じた
通信チャンネルがオープンになり騎を降りるよう指示される。
私はやや疲れ気味に降りると、対戦相手らしき人物が駆け寄ってくる。
・・・ん アレは・・?
「!!・・ヴァインベルグ卿!!」
「いっやーなかなかやるなぁアンタ」
・・・妙になれなれしいと言うか・・・
「い・・いや、私のほうが押されていた・・それに」
「貴方は余力を残していたでしょう?」
「ん〜?そうか〜?謙遜するなってアンタだって奥の手が残ってる感じだったぜ?」
・・・・それに鋭い。・・・だがアレはこのような場で使うものではない・・・
・
・
・
「どう思う?」
「はい、陛下・・確かに総合的に見てラウンズレベルかと」
「操縦技術は未だですが、戦術・戦略にかけては揺るぎないものが有ります」
「恐らく実戦で磨かれたものでしょう・・文字通り命を懸けた」
「しかし操縦技術がそれに追い付いていないのは不思議ですが」
「ふぅむ・・・」
「組み入れて、刺激を与えればヴァインベルグを越えるやも知れません」
「なるほど・・・わかった」
「下がってよい」「イエス ユア マジェスティ」
紫煙
新保管庫見れない…
誰かリンク貼って頂けませんか?
あぁ、投下割り込んでる!すみません…吊ってきます支援!
・
・
その後、王室に呼び出された。
何故かヴァインベルグ卿がついてきている。分かるか分からないか位の笑みを湛えている。
「ライ・シルベスターただいま参上致しました」「御目もじすることを光栄に存じます、皇帝陛下」
両名とも膝を付くかたちで控える。
「うむ・・・ヴァインベルグ、なぜお前がここにいる」
「はい、陛下 ここにいるライ・シルベスター卿をラウンズに推挙するべく参じました」
突然何を言い出すんだ・・!
「ほう その男、気に入ったか?」
「はい 陛下」
「・・・よろしい!ライ・シルベスターをナイトオブラウンズとして認めよう」
・・・いやに、すんなりと・・・始めから決まっていたか・・・?
「後はお前次第だ・・・」
受けない手はないか・・・いや、受けねばなるまい・・
「はっ!光栄です、謹んで御受け致します。
必ずや日本を・・いえ、世界を止めてみせましょう」
亡き父の為に・・・・!
「おもしろい・・・やって見せよ、ナイトオブイレブンの名の下に」
「イエス ユア マジェスティ!」
・
・
後に再び皇帝陛下に呼ばれ、ギアス・・・そして真の目的を知る事となる。
以上で投下終了です。
途中 熱上げすぎて猿になってしまいましたが 支援多謝です。
1期は見ておらずR2は流し見でLCやった勢いだけで書いたので
いまいちキャラを把握していませんがご容赦をば
>>銀飯卿 取り敢えず、領地のほうから見られるようにしておきました。一覧の修正は夜にします。
>>850 コテハン ニッ\(○)/ポン
タイトル 「olor of Lie 〜True Eyes〜
でいいですか?
どうも、お初にお目にかかります、雪達磨って者です。
先週の見てて突発的に書いたのを投下させていただきます。
注意
・ライとV.V,の仲が良好です
・捏造機体あり
苦手なかたはスルーを
ひどい痛みに目が覚めた。
何故かは知らないが僕は瓦礫の中に倒れているようだ。
「……ぐ、うう……」
無様なうめき声を上げながらゆっくりと立ち上がる。
ここは、何処だ?
未だぼやける目で周りを見回す。
半ば崩れた遺跡のような施設。
山ほどの白衣の死体。
「そうか……僕は……」
思い出した。
僕はこの饗団の施設で働いていたんだった。V.V.に拾われて。
しかし、何故ここがこんなことになっている!?
と、崩れた天井から覗く空に、数騎のナイトメアが見えた。
黒の騎士団で運用されている『暁』だ。
それを見た瞬間、思い出した。
奴らがこの遺跡を襲撃してきたのだ。
こちらに戦力が無いことを知ってか知らずか、突如として外壁を破壊し侵入した騎士団は、
瞬く間に研究員を虐殺していった。
正気の沙汰ではない。
「……饗主は!?」
そうだ、奴ら、否ゼロの狙いは饗主V.V.だろう。
V.V.は強大な力を持ち、不死であるが、その身体は幼い子供のもの。
とてもでは無いが、たったの一人で雲霞のごとく沸いて出る騎士団の相手はできないだろう。
もしも、捕獲されたとしたら!?
僕の脳裏を想像できる最悪のパターンが駆け抜ける。
不死身であるということは、同時に気が狂うほどの仕打ちを受けても死ねないということだ。
周りに転がっていた研究員達に短い黙祷を捧げてから、僕は走り出した。
走り続けること十分ほどか、僕はあるものを見つけ立ち止まった。
子供たちだ。
ギアスの実験台となった子供たちが、騎士団のナイトメアと対峙している。
と、そのナイトメアのパイロットが顔を出し、直ぐにハッチを閉めた。
先頭に立っていた子供のギアスが発動したのか、そのナイトメアはすぐ後ろにいた僚機に銃を向け、撃ち始める。
だが、次の瞬間、何処からともなく現れた機体―ーヴィンセントが子供達の前に立ちふさがった。
その行動にとてもいやな予感を感じた僕は、子供達に向かって駆けながら叫ぶ。
「そこから逃げるんだ!」
ライおにいちゃん?と数人が振り返るが、そのままの姿勢で固まる。まるで時を止められたかのように。
やはりロロか、と思う間もなくヴィンセントがMSVを振り上げる。
ソレを見たとき、僕は咄嗟にギアスを発動した。殺させる訳にはいかない!
「その子供達を全力で見逃せ!」
眼の奥が熱くなり、手応えを感じる。
ヴィンセントが振り上げていたMSVを降ろし、機能を停止していた暁を抱えて飛び去った。
守ることができた。
そう思った瞬間、どっと汗が溢れて来た。
へたり込んだ僕をギアスが解けた子供達が覗き込む。
心配してくれているのだろうか?
「ライおにいちゃん、大丈夫?」
「心配しなくても大丈夫だよ。怪我はないかい?」
「うん、だいじょうぶ!」
よかった、と思っていると、突然頭の中に声が響いてきた。
――ライ? 無事だったのかい?
饗主の声だ。
まだ無事だったことに胸をなでおろし、状況を説明する。
――そう。子供達も一緒ならちょうど良いや、ついでに脱出方法も言っておくね?
――そこから下のフロアにまだ神官たちが居るはずだから、黄昏の門を使って逃げて。
しかし、V.V.はどうするんだ?
――僕は大丈夫。今からジークフリートで奴らを足止めしてから行くから。
わかった。必ず来てくれよ。
おはようございました。
支援
――大丈夫だって。僕はV.V.だよ?……あ、ごめんねライ、予定が変わった。
どうしたんだ?
――神官たちがC.C.にやられちゃったみたい……仕方が無いな。ライ、最下層へ向かって。
最下層?いったい何が?
――行けばわかるよ。君になら乗りこなせるはず。
それっきりV.V. の声は聞こえなくなり、僕は子供達を連れて最下層へ向かう。
そこにあったものは、V.V.が用意したらしい――
青いジークフリートだった。
以上でございます。
支援ありがとうございました
>>874 トーマス卿
タイトルのCが「になってますw
Color of Lie 〜True Eyes〜
でお願いします。
>>871 うーん……なんというか。
SS書くに当たって「キャラ掴んでない」とか「流し見」とかは禁忌。言うべきじゃないよ
はっきり言って冷める
何でそのキャラ書こうと思った?って話になるからね
あと「…」の使い方もバラバラではっきり言って見づらい
使い方を一度調べてみることをお勧めする
こんなとこか。卿の次回作にも期待します
>>873 リンクをクリックした所、「ページがありません」と表示されます。
はい、古い旧保管庫は見れるんですが
>>884 あ、すみません。指摘ありがとうございます
トーマス饗、もうし訳ありませんが修正をお願いしたいのですが……
MSV→MVSに変更お願いします
>>885 成る程、確かにそうですね
失礼をしました
いい作品が書けるよう色々と勉強させていただきます
>>882早朝から乙です!
ライの記憶がどうなっているのかとか、立ち位置が読めなくて、ちょっとハラハラしてます
誰と戦う事になるのか楽しみです
>>886 フレーム対応のPCサイトビューワー通しで閲覧してみては?
私はmobazilla通しで見れてるけど、URLって貼っていいもんなのかな?
>>871乙&GJ
まず、コテハンに噴いたw
そして設定の謎と戦闘シーンの熱さに心踊りました。
しかし、勢いで書いたとのお言葉通り、推敲が足らない気が……。
SS自体は凄く面白かったので、下記のような事をもう少し気にかけて戴けると嬉しいです。
※厳しめ意見が続くのはキツいと思います。
期待するからこそ敢えて書き込みますが、改行しておきますので、読みたくなければ以下はスルーしてください。※
誤字と思われる
>>858の合わせる→会わせるとか、戦闘シーンの「ランス」の繰返しが気になりました。
代名詞を使うなどして、もっと読みやすく出来ると思います。
また、セリフの前後に改行なしで地の文が続いているも、演出意図があるとは感じられず、改行ミスに思えました。
>>882 あの虐殺にライが介入して子供を救ってくれたのは嬉しいところ
ただロロが暁を連れて行くのはどういう理由?口封じで破壊しちゃうと思うけど
あ、このSSではロロと子供たちの間で接触がないからかな?
>>891 “全力で見逃して”かつ口封じする為じゃないか?
なるほど
こんにちわ。書けたんで投下します。
ライ×カレンです。R2で中華連邦に着いたごろのお話です。
ライがおかしなことになってます。
とりあえず7〜8レスで終わりますが、支援お願いします。
この時間見てる人いるかな?
支援
任せろい
ルルーシュが記憶を取り戻し、黒の騎士団が復活の第一歩を踏み出し始めた。
再び、ブリタニアとの戦争が始まる・・・
しかし、僕には一つだけ解決しなければならない問題があった。
ルルーシュ奪還作戦の際、カレンが変装しルルーシュに接触したのだが・・・
そのときの格好がバニーガールだったらしい。
他の団員やもちろんルルーシュ、C.C.はその姿のカレンを見たらしい。
しかし!僕ライだけが、セクシーなカレンを見てない!
恋人の僕が見てなくて、あの「慰めろ」発言をしたルルーシュが見てるって、どういうこったい!
あの発言をしたルルーシュには、僕の必殺技ブルーディスティニーを喰らわせてあげた。
(喰らった後のルルーシュ確か失神してたな〜首押さえながら♪)
そんなことは、どうでもいい!とにかく僕はバニーカレンを見たいんだ!
最近はこのことばかり考えていて、たまに「バニー」と呟いてしまうくらいだ。
支援
中華の広大な大地を見ながら、僕は考えた・・・どうすればカレンがバニーガール姿になってくれるか?を
(カレンはシャイだからな〜でも僕が言えばやってくれるよな・・・)
「(ライ、そんなに私のバニー姿見たいの・・・恥ずかしいけど、あなたの為なら・・・)」
とか言って、僕の前にバニー姿で現れて・・・
「(ライ・・・ウサギさんは寂しいと死んじゃうんだよ。だから寂しくさせないで・・・)」
と顔を赤らめながら、僕に寄り添ってきて・・・
「可愛いじゃねえかあああああああああああああああああああああああ!」
僕は中華全土に響き渡るであろう大声で叫んだ。
「ライ。うるさいぞ。」
「後ろを振り返ると、ルルーシュが立っていた。」
「誰に説明しているんだ。それより何を叫んでいる?頭でもやられたか?」
「そうじゃないけど・・・そういえば、ルルーシュ聞きたいことがあるんだけど。」
「急にどうした?まあ差し支えのない質問くらいだったら何でも答えるが?」
「そうか!なら聞くけど、カレンのバニー姿はどんなものだった?」
支援
支援
沈黙・・・僕は何か悪いことを聞いたのか?
「お前は一体何を聞くかと思えば・・・そんなくだらないことか。」
何・・・コイツ一体何をほざきやがった?
くだらないだと!こっちにはブリタニアの戦い以上に重要なことだ!
こんな男がカレンのあの姿を見たと思うと急にむかついてきたな・・・
「ルルーシュよ・・・貴様カレンを冒涜したな。万死に値する・・・」
「待て!ライ!今の発言をどう取れば、俺がカレンを冒涜してることになるんだ!?」
「黙れ!喰らえライ必殺!ブルーディスティニー!」
「やめてくれええええええええええええええええええええええええええ!」
ふっ・・・またくだらないものを殺ってしまった・・・
のびているルルーシュを放っておき、カレンの下に急いだ。
(もうくだらない策は考えるのはやめだ!正攻法で攻めるしかない!そして、カレンのあの姿を拝んでやる!)
支援
カレンの部屋の前に到着した・・・覚悟は決まっている、ライ行きまーす!
「カレン!ライだけど入っていいかい?」
「ライ?ちょっと待ってて!すぐに済むから!」
「分かった。終わったら呼んでくれ。」
急に来てしまったからな。カレンだって何かしてたんだろうな。
それから、3分程して・・・
「ライ!もう入っていいわよ・・・」
「分かった。ごめんね、急に来ちゃって・・・・嘘・・・」
ドアの向こうにはバニーカレンが居ました。
支援
落ち着け・・・ライ。この状況を整理してみよう・・・
ドアの向こうにバニーカレンが居た。
「ドウシタノ・・・ソノカッコウ?」
良し!冷静に聞けたぞ!片言になってしまったが!
「あのねっ!ライに見せられなかったから見せようかと思ってて・・・驚かせてやろうと思ったんだけど、その前にライが来ちゃうから・・・」
赤くなって、モジモジしながら答えるカレン。
何だろう、その格好でその行動は反則だわ。もう我慢しない!というか無理!
「ちょちょっと!ライ!どうしたの急に・・・」
気付いたら僕はカレンを抱きしめていた。女の子のいい香りがとても心地良い。
「カレン知ってる?ウサギさんは寂しいと死んじゃうんだよ。」
「知ってる・・・ライ寂しくさせないでね。」
僕の胸に顔を埋めるカレン。この可愛いウサギさんを僕は守っていこうと誓った。
支援
おまけ
(こんなに効果があるなんて驚きだわ。たまにはC.C.の言ってることもアテになるわね。)
私がこの格好したのは、さっきまで話していたC.C.が原因だった。
「なあ、カレン。」
「何?C.C.。何か用でもあるの?」
急に私の部屋に来たC.C.に話しかけられた。
「ライのことだがな、アイツの様子が最近おかしいぞ。ぼっと歩いてて、急にカレン・バニーとか言ってるぞ。」
「へっ?どういうことよ?それ本当にライなの?」
「本当だよ。お前最近アイツにかまってやれてないんじゃないのか?」
「確かに・・・ここに来てから仕事が忙しくて殆ど話したりとかしてないわ・・・」
「このままでは、誰かに取られてしまうぞ。天子とか黒の騎士団の女団員とか、私とかに。」
とC.C.が微笑んだ。アンタにだけは死んでも渡さないと心に誓った。
「そこでだ。マンネリカップルのお前たちにプレゼントだ。ありがたく受け取れ。」
どこからか分からないけど、C.C.は箱を取り出した。
「ってこれ!どっから持ってきたのよ!?」
「何って日本からだが?置いていくなよ。これからライの為に使う機会が増えるはずだからな〜。」
「何故そう言い切れるのかしら?とりあえず出てーーーーーーーけ!」
とか言ったけど、本当に使う機会増えそう・・・とりあえずありがとうC.C.。
おまけのおまけ
「全く世話の掛かる2人だ・・・それよりもルルーシュこんな所で寝てると風邪引くぞ。」
「あの技はもう喰らいたくない・・・・」
「お前も世話が掛かるな。ほらしっかりしろ。部屋まで歩けるか?」
「お前の助けなどいらん!」
「ふらつきながら言っても説得力ないぞ。ほら肩くらいなら貸してやるぞ。」
「くっ。勝手にしろ!この魔女が!」
C.C.の肩を借りながら、部屋に戻るルルーシュだった。
支援
これで終わりです。支援ありがとうございました!
ブルーディスティニーが気になった人は鈴木鼓太郎を調べて見てね!
ナカオケンタロウ21歳でした。
>>911 GJ!
これは悶える…。昼からたぎりますなあ。
しかし913までいってるのに300KBぐらいしか消化してないんだよね。
結構規制に対する支援が多いのが原因かな?
>>913 以前はこの辺で500に近づいていて戦々恐々としていたのを思い出す。
昨日は支援感想がわりと多かったからね。あれはスレを盛り上げるという事に関しては大きな成果を出すけど、過度は何事もあまりよろしくない、かな。
最近、一つのレスに対しての支援数が多すぎる気はするね。
だな。3つぐらいあったら自重ってことでいいんじゃないか?
住人の数も増えたのだろうし、何より猿が厳しくて恐いからなー。作品の途中で入られると、やり場のない思いが…WWW
今まで以上の空気読みスキルが求められるね。
>>911 GJ!
ライの壊れ様がヤヴァイwルルーシュ言葉に気をつけようね?
今の時間帯ってあまり来たことないけど、
投下してもよいですか?
支援任せろい
空いてるみたいなんで、投下します。
作者:余暇
タイトル:ひなたぼっこ
ライの日常を淡々と描くものです。過度な期待はしないで下さい。
5レス分あります。
『ひなたぼっこ』
放課後、僕は一人で学園内にある庭園を訪れていた。
今日は生徒会活動はなく、黒の騎士団のアジトへ行くには時間が早すぎる気もしたので、
せっかく天気がいいなら庭園で時間をつぶすのもいいな、と思ったのだ。
庭園には色とりどりの花が咲き乱れて甘い香りを放ち、太陽の光はふんわりと温かく、
心地よかった。
僕は庭園の中にあるベンチに腰掛け、一息ついた。
「あー、いい天気だ。このところ授業やら騎士団の活動やらで、こうしてのんびりする
時間もなくて、おまけに寝不足気味だしなあ。今のうちに、しっかり英気を養おう。」
花に囲まれ、日の光に包まれていると、心地よい眠気が僕を支配してきた。
「ふああ・・・。少し横になろうっと・・・。」
僕はベンチの上に仰向けになり、とろとろと眠りについた。
支援
「うーん、うーん・・・。」
僕は、夢の中でうなされていた。
なぜか僕はライオンに襲われており、上にのしかかられて今まさに食べられようと
していた。
(ま、待ってくれ!僕なんか食べてもおいしくないって!まだ死にたくないんだ!)
夢とはわかっているはずなのに、僕は明らかに動揺していた。
食べられる・・・。そう思った時、突然そのライオンが後ろを向き、尻尾を僕の鼻に
近づけてきた。
(ちょっ、待っ・・・!くすぐったい、くすぐったいって!)
我慢できなくなった僕はとうとう・・・。
「ハックション!」
「うにゃあ!?」
僕は、盛大なくしゃみをして夢からさめた。ん・・・?うにゃあ・・・?
支援
支援。しかし、今二人しかいないのか?
ほかの人もいれば支援を頼む
バリッ!
「痛いっ!」
何かに頬を引っ掻かれ、腹の上を見ると、アーサーが僕をにらんでいた。
「アーサー・・・。さっきから僕の上に乗ってたのは君だったのか。」
「・・・・・・。」
まだ怒ってる。ていうか、それは筋違いじゃないか?眠ってる僕の上に勝手に乗っかって
尻尾で鼻をくすぐってきたのは、まぎれもなく君じゃないか。どちらかといえば、悪戯を
された僕の方が怒る側だと思うんだけど・・・。
「・・・・・・。」
アーサーは何も言わず、僕の腹の上で丸くなると、また眠り始めた。
「アーサー・・・。僕に謝れとは言わないけど、それは理不尽だろう・・・。」
その理不尽さ加減に、僕は某緑の魔女の姿を重ね合わせていた。
「まあ、いいか。もう少し寝よう・・・。」
相変わらずの陽気の前に眠気を覚え、僕は再び眠りについた。
今度は、夢を見ることもないほどの本格的な睡眠だった。
支援
これで今日の夕方には新スレが立つのが確定だな
二度目の目覚めの時、僕の顔のすぐ近くには見知った顔があった。
「ん・・・?カレン?」
「うわあっ、ラ、ラ、ライ!?」
カレンが慌てて飛びのいた。どうしたんだ?その反応はむしろ、僕がすべきだろう。
なぜ彼女の方がそんなにびっくりしてるんだ?
「どうしたの、こんなところで?」
「それはこっちのセリフ。いつまでたっても待ち合わせ場所に来ないから探したのよ。
そしたら、こんなところでのんびり昼寝なんかしちゃって。もう夕方よ。」
確かに、日はすっかり傾いていた。
「ああ、ごめん。少しだけ眠るつもりが、本格的に寝ちゃってたみたいだ。
あれ?そういえばアーサーは?」
「アーサー?私がここへ来た時にはいなかったわよ。一緒だったの?」
「うん、気がついたら僕の上で寝ていて、くしゃみをしただけで引っ掻かれた。」
「アハハハ、それは災難だったわね。だからここ赤くしてたんだ。」
そう言ってカレンは、まだヒリヒリする僕の左頬に触れた。
「そういえばさ、さっきは何であんなに驚いてたの?」
「え!?あ、ああ。あれは、あなたがあまりにも気持ちよさそうに寝てるから、悪戯
してやろうと思ったのよ。そしたら、その前にあなたが先に目を覚まして、それに
驚いちゃったの、それだけ。」
そう言って、カレンは顔をそむけた。夕陽のせいか、顔が赤い。
「さ、早くアジトへ行きましょう。あまりのんびりしていられないわ。」
「うん、そうだね。行こうか。」
僕とカレンは、夕日の中をアジトへと歩いていった。唇に妙な湿り気を感じたのでなめ
てみると、甘酸っぱいレモンの味がした。
(それにしても、お姫様のキスで目覚める王子様ってのも、悪くないわね・・・。)
「カレン、何か言った?」
「・・・っ!な、な、な、何でもない!」
「・・・?そうか?」
支援
やはり人がいないか・・・。
支援
以上です、支援ありがとうございました。
日常系SSって、やっぱり書きやすいと思う今日この頃。
それにしても、自分がカレンを書くと、妙に甘酸っぱくなってしまう。
>>934 GJ!ほのぼのしてて素晴らしい。
ここの職人さん達のカレンは女の子女の子してていいなあ。
さて、じゃあ俺も1本、小ネタできたんで、14:45頃に投下します。
お待ちしています。
では、時間になったので投下します。
しょうもない小ネタで。
タイトル:コードギアス 〜玉城の憂鬱〜
CP:特に無し。強いて言えばライ×玉城
注意点 1.黒の騎士団ルート、カレンED後(でもカレン関係ない)
2.多分特区不成立(だがさほど関係ない)
支援ご協力お願いします。
支援
「ゼロはよぉ〜、俺の能力を理解してねぇんだよ。」
元・会計担当、現在役職無しの玉城はそうこぼした。
コードギアス 〜玉城の憂鬱〜
「そうでなきゃ、俺が役職無しなんて有り得ねぇよ。戦闘隊長…作戦補佐…
いや、親衛隊隊長でもいいが、やっぱり俺に相応しいのは財務担当だよなー。
俺には肉体作業よりもこう、デスクワークの方が合ってるんだよ」
「…それに納得するかどうかはともかくとして、言いたいことはわかった。けどなんでそれを僕に言うのさ?
あと、そろそろ僕の月下のコクピットからどいてほしいんだけど。」
昼間っからくだを巻いている玉城の愚痴を延々と聞かされているのはライだった。
作戦も無く、たまには月下を新品にする勢いで整備するつもりでアジトに来たところを捕まってしまったのだ。
既に会話は―といっても一方的に玉城が喋り、ライがおざなりに相槌を打つだけだが―4時間を突破しようとしている。
しかも話題が延々とループしている。
迷惑であり、また迷惑でもある玉城の戯言を、生来の人の良さでもって受け止めていたライだったが、
余りの邪魔さに我慢が限界に近づきつつあった。
「それで、玉城はどうしたいの?」
「ゼロに会計担当に戻してもらいてぇんだよ!」
待ってました、と言わんばかりに叫ぶ玉城。
「ムリ、ゼッタイ。」
玉城の寝言の御陰様で愛機の整備が進まないライは、苛立ちの余りうっかり本心を喋ってしまった。
支援
一瞬の沈黙の後、玉城がわめき散らす。
「何でお前にわかるんだよ!」
―輻射波動って、生身の人間に当てたらどうなるんだろうか?例えばこのおっさんに―
剣呑な思考を何とか抑えつつ、何とか会話を終わらすため回答を探すライ。これ以上整備が遅れたらたまらない。
「ええと、ゼロは一旦決定したら、なかなか覆さないからさ。 よっぽどのことが無い限り急には戻れないよ。
例えば、ギ―じゃなくて、催眠術とか使って言うこと聞かせない限り。」
(何て陳腐な…最悪の回答だ…)
出任せとはいえ、余りの芸の無い答えに内心頭を抱えるライ。ギアスどころか、催眠術だって信じる人間が今時どこに―
「いいな、それ…」
はい?
思わず顔を上げるライに目に、納得した顔で呟く玉城が映る。え、今なんと?
「いやーやっぱりお前に相談してよかったぜ!やっぱ時代は催眠術だよな!」
何の時代だ。とかそもそもこれは相談だったのか、しかもあんたさっきまで怒ってたじゃないか、とか色々と疑問が浮かぶも、
意気揚々と去っていく玉城に聞くことはできなかった。
支援
次の日。
アジトに現れたゼロに、玉城が声をかけてきた。
「よぉ、親友!」
誰が親友だコラ。反射的に否定したくなるのを堪えつつ、玉城に向き直るゼロ。
「私に何か用か?」
「実はよぉー・・・」
懐から何かを勢い良く取り出す玉城。見るとそこには今は失われた、日本の通貨5円玉が無残にも
紐で縛られていたのだった。
突然のことに唖然とするゼロ。そしておもむろに、ゼロの目の前で5円玉で振り子運動させだす玉城。
「…?」
「へへっ、ゼロ、お前はだんだん俺を会計係に戻したく……」
「無能め百年早い俺が良いというまで腕立て伏せしてろ!」
ゼロの左目から紅い鳥がはばたいた。
その後誰が何と言っても腕立て伏せをしていた玉城は、ゼロに1週間程忘れ去られたままだったという。
玉城が可愛く見えた私は末期。
支援
おまけ コードギアス 〜玉城の消失〜
「よぉ、ライ!」
「あ、玉城…うわっ、どうしたのその腕。前の2倍は太いじゃない…」
「気がついたら1週間ほど腕立て伏せしててよー。お陰でこんなに逞しくなっちまった。」
どんだけ体力あるんだ、妖怪スザクかお前は。言葉をぐっと飲み込むライ。せめて今日から豪腕と呼んでやろう。
「…で、今日は何の用?」
「俺も色々と考えたんだよ。会計係はひとまずおいとこう、ってな。」
「うん、まあ妥当というか、ひとまずどころかずっと置いといた方がいいと言うか。」
「だけどな、それとは別に気に食わないこともあってな。」
「?」
豪腕は深呼吸をすると、思いを解き放った。
「お前の、俺に対する態度だ!ライ、お前からは俺に対する尊敬の年が感じられねぇ!」
「いや、そんなこと言われても…」
実際尊敬できないんだからしょうがないし。そんなでっかい指突きつけられても。
「なんで俺だけ”さん”付けじゃねぇんだ!?」
「敬意を払ってないからです。」
今度はちゃんと言えたライ。だが興奮した豪腕は聞いていない。
「彼女がいるからって調子に乗ってるんじゃねえぞ!お前なんかこれにかかればイチコロだ!」
懐から例の五円玉を取り出す豪腕。論点がズレてる。というか彼女いないのはコンプレックスだったのか。
「この五円玉を良く見ろよ!いいか、お前はだんだんカレンと別れたく…」
「ふざけろコラ下郎私とカレンを引き裂くなど数百年早いわ貴様は永遠の闇に眠れ!」
ライの両目から紅い鳥がはばたいた。
その後、眠らせた張本人から忘れられた玉城は、ジェレミア(もうオレンジとは呼べない男前)が
うっかりキャンセラーを使ってギアスを解除させられるまで眠っていたという(具体的にはR2最終話
終了3分前くらいに背景でチラッと出たくらい)。
支援
支援
支援
支援
以上です。投下しながら、オチてないことに気付いた。
というか、ゼロとライの無呼吸台詞と、おまけの最後の数行が書きたかっただけですサーセン。
支援ありがとうございました。またよろしくお願いします。
>>950 乙でした!玉城がアホすぎるww
愛すべき馬鹿野郎というか、救いようのない馬鹿野郎というか・・・w
>>950 GJ!
愛すべきアホの玉城、最近卜部というライバルができたらしいがガンバレ!
>ふざけろコラ下郎
ライさんキレて地にもどっとるwwwwww
>>950 GJ!
今日は玉城人気だな
>ふざけろコラ下郎
吹いたwwww
部屋を掃除してたらなぜか新品の原稿用紙が・・・。
これは書けというお告げなのでしょうか?
職人の方は原案はワードで直接入力ですか?それとも手書きで書いてから入力ですか?
2日で950突破している!?
このスレの勢いはどこまで続くんだwww
>>954 私はメモ帳に書いて1回推敲、んで投下ですね。
プロットみたいなものは手書きで思いつくままに書いてる感じですが。
957 :
950:2008/07/17(木) 16:26:03 ID:lUKcf2eg
っていうか次スレ俺が立てることになってるのかな?
前の人が重複で立てちゃってるスレがまだ生き残ってるんだけど、
どうしようか。
残ってるならぜひ再利用すべき
こちらとしましては、管理の都合上ぜひとも新スレを建てて頂きたいのですが……
>>954 原案は脳内で声を再生してる
気づいたら口に出してるから変な人だと思われることが多々あるけど
>>961 ちょW気を付けてWWW
俺もメモ帳かな。外出先で暇な時は携帯で打ってたりもするけど。
963 :
950:2008/07/17(木) 16:58:09 ID:lUKcf2eg
>>954 私はメモ帳でSSの流れを作ってから膨らましていって、
書きあがったら最低で3回推敲してから投下ですね
>・460kb近くなったら次スレを立てるか聞くこと。立てる人は宣言してから。
460kb行く前に、レス950超えるようになりましたねぇ
ちなみに、まだ310kb程度
>>954 メモ帳
誤字・脱字は、当然として推敲の時、何に気を付けてますかみなさん?
966 :
950:2008/07/17(木) 17:47:52 ID:lUKcf2eg
今回入れ忘れちゃいましたけど、テンプレに保管庫管理人さんが提唱されてた
>>560の
「SSの投下は前の投下の後15分程度置く」みたいな文言で入れといた方がいいですかね。
一応、その場の判断というものもあるとおもいますが
入れておくほうがいいとおもわれます
>>963 乙
自分はワード……そのせいで以前酷い目にあったが。
すぐに書き換えるので、手書きだと原稿用紙が凄い事になってしまう。
推敲の時、気をつけるのは似たような言い回しが続かない事とか、声に出して読んで違和感がないように……とか。
それで投下したのを読んで、ここ変だった!とか気付いて身悶える。
私は携帯のテキストメモ……
投下後印刷しておかないと消えたときが怖いなぁ
>>911乙!
バカップル万歳!!
ここまで壊れているライは珍しいかも……。
そしてストレートに親切なCCが新鮮だなあ。いきなり地雷を踏むルルーシュにはワロタw
>>934乙&GJ!
悪戯はキスだな?キスに違いない!と思ってたら最後にキターッ!
なんと既遂だったのか……っ!
ラブラブもいいけど、甘酸っぱいライカレもいいよ、いいよー。
>>950乙&GJ!
玉城のウザさの再現度が素晴らしいw
それで納得して去っていくんなら、ライの我慢に我慢を重ねた四時間は何だったのかとw
でも狂王様の逆鱗に触れたとはいえ、オチには同情するぜw
このスレには入らないので、次スレに投下しますね
次スレに支援してくれる人いなさそう…誰か…
973 :
名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/17(木) 19:22:02 ID:7ZPLrHmR
埋め
>>950 愛すべきバカ。その名は玉城!
個人的にジェレミアのうっかりキャンセルもツボでした。
>>954 Wordで全文書く。
投下用の文章整形にはTeraPad使う。
他になんかいいエディタないかな?
文字数のカウントさえできればWordじゃなくてもいいんだが。
つーか、Wordが進化するたびに使いにくくなっていくんだが。
ここ数日、狂乱のSS投下数だったけど今日は落ち着いてるっぽいね
ようやく一息かな?
トーマス卿は盤上ネタを懸念(?)してたけど、
その前に次回の本編内容によっては、来週の月曜が怖いと思う
三連休だけど、特に予定ないぜ!って職人さんが複数いたら……
凄いことになるやもしれん
>>974 VerticalEditorはどうだ?
常に下のバーには文字数、が出ている。
上のツールバーに表示されているアイコン、
赤色のマス目になっているアイコンは[原稿用紙で換算する]っていう機能がついている。
これで原稿用紙の計算もできる。
あと、縦書き、横書き対応にも対応している。
>>974 秀丸はどうでしょう?文字数をカウントするならばExcelもおすすめです。
>>975 現時点で既に10の投下、そして今から更に激しさを増す時間帯。
とても落ち着いているなどとは思えません。
>>974 >>つーか、Wordが進化するたびに使いにくくなっていくんだが。
狂おしく同意。
自分の場合は本編がきついと立ち直ってからじゃないと書けないから、連休明けに投下かな……。
ピンクもふもふ卿、いらっしゃいますか?準備整いました。とぎれた分の投下をお願いします。
トーマス卿、下の【】内が切れてる部分です。
>>16の後に
【あ…それなりに…」
「いやったーーー!!」
この時、僕はまだこのミレイさんの喜びの理由と、シャーリーの憐れみの視線の意味を知らなかった。
】
>>35の後に
【ドーを抑えきれなくなった。もっとキスを味わいたい。
キスの魔力に囚われた僕は、溢れる欲望のままに、唇を神楽耶に重ねた。
「ん…む……ふぁっ………」
以下自主規制―――
】
上記の2つが消えました。
了解しました。
あ、スレが違うから分かりにくいかな……
>>977 既にそんなに投下されていたんですか!
昨日に比べて感想書く余裕があるから誤認していました
未明投下が多かったのかな?感覚的には昨日扱いだから……
984 :
晴天:2008/07/17(木) 20:46:56 ID:S51TKo65
埋めついでに。
トーマス様、いつもありがとうございます。
0007-0155・0008-0575・0008-0764のカップリングは全て、ライ×カレンでお願いします。
三本目のタイトルなんか適当に考えないといかんなぁ……。
>>984 晴天卿、『第一回チキチキ!幻の美形の唇を奪え!!バトルロイヤル!!!』というネタを頂いてSSを作らせてもらいました。
この場を借りて改めてお礼申し上げます。
>>983-984 986
スレも990に近づいたことですし、私たちで埋め立てしましょうか?
>>976 ありがとうございます。
DLして開いてみたけど、面白いねこれ。
原稿用紙って懐かしい感じがする。
>>977 仕事でも勧められた。秀丸って万能選手ですな。
多機能すぎて敬遠してたけど、食わず嫌いしないでちょっと使ってみよかな。
試用期間あったはずだし。
練習がてらになんか書いて、出来たら投下します。
>>987 了解です。
この度は本当にありがとうございます。
忙しい中、お仕事を増やしてしまって…
あと、たまにSSでネタに使ったりして…
埋めを支援!
>>985 お手数お掛けします、ありがとうございました。
>>986 ピンクもふもふ卿。
拝見させていただきました。
自分が思い付きだけで書いたただの馬鹿単語をあそこまでの作品にするなんて、恐るべし。
ああいうイベントだったんですね、正直、内容なんて全く考えておりませんでした!
トーマス卿へ、タイトルを忘れてました・・・
タイトルは「ライ〜バニーへの道〜」でお願いします。
>>988 携帯も便利なんだぜ!?
投下するのは大変だけど
埋め
埋めま〜す
埋め
1000なら次スレも2日で埋まる!
支援
もう年だから、携帯で打つのは辛いんよ。
ネタ帳には使ってます。寝る前に思いついたネタとか。
梅。
せっせと埋め
1000ならみんなライカレのSSをかけ!とライが命じる。梅。
それじゃ、1000ならカレンはライの嫁。
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。