らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭 IF-SS 2話目

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1名無しくん、、、好きです。。。
※ネタバレですのでご注意ください。

らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭の
らきメモENDの後が気になってしまうこの頃。
もしも、あの後も話が続いていたら・・・というIFのSSを考えて
個人で書くのもよし、皆で書くのもよし。
自由に後味の良いストーリーを考えて書き込んでください。
もちろん、らきメモに限らずこのゲームに関っているものなら基本的にOKです。

・主人公の名前は自由(誠が多めなのはニコニコ動画より)
・.txt、.html、スレに直接投下、形式はなんでもおk

まとめサイト:ttp://www9.atwiki.jp/ryouohgakuen/ 


■前スレ:らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭 IF SS
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1201370191/

■らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭  公式サイト 
http://www.vridge.co.jp/homepage/contents/products/lucky_ps2/
2名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/08(火) 23:29:58 ID:Yt8i2Cp0
3名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/08(火) 23:30:57 ID:JyV5QK+p
                          ___
                         ´       ` <⌒
                      /     l ト、  、 \
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                           l'´/ ,リ  ̄V\ ヽ
                      { /|   |/         {:.ヽ !
                     X  l   l●    ● l:.:.l V
                    / ヽ (|   !    _   }:.:.!
                         . |   !、_( __) イj\|
  _____.                }/,レヘ/─-\   ′
  |____ \ □ □         /        -ヽ
         / /  _____.    /     /   j
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      (´⌒  ⌒  ⌒ヾ    {      /. イ l  |
  ('⌒ ; ⌒   ::⌒  )        /.::  ヽ.  !
 (´     )     :: )     |     '..::.:      `ヾー<
 (´⌒;:    ::⌒`) :;  )   ,!              }.__  \
  (⌒::   ::    ::⌒ )三≡≡≡      /   .}      ヽ
(    ゝ :: ヾ 丶  ソ   `ー ^ー='⌒ヽ>-、_ノ⌒ヽ  ,__ ノ
  ヽ  ヾ  ノノ  .ノ        (、__ .  -‐\>┴'´
4名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/08(火) 23:36:32 ID:hNZFlSo9
[アニメキャラ(個別)]【鼻ぴー】 らき☆すたキャラ虐待総合スレ4
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1207139570/
[アニメキャラ(個別)]【アンチ】らき☆すたの柊かがみは臭い その4
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1202212769/
[アニメサロン]【らき☆すた】柊かがみの放つ悪臭について
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1194867628/
[アニメサロン]柊かがみの生放送ブボボ(`;ω;´)モワッ2発目
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1203440729/
[アニメサロン]かがみん><
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1199936657/
[アニメサロン]泉こなたは現実にいたら絶対いじめられる その2
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1201840284/
[アニメ2]かがみは剛毛
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1199436092/
[キャラネタ]■■かがみんのおっぱいデカ過ぎワロタww■■
http://etc7.2ch.net/test/read.cgi/charaneta/1198704609/
[なりきりネタ]かがみがいじめをうけているようです
http://etc7.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1197989731/
[なりきりネタ]こなちゃんうざいよ5
http://etc7.2ch.net/test/read.cgi/charaneta2/1206325295/
[大学生活]「泉こなたを自○させる方法」を考える 18
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/campus/1207485953/
[大学生活]木冬かがみが大学でぼっちになっているようです14
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/campus/1206522314/
[大学生活]らき☆すたのつかさ虐待スレ本部
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/campus/1206280613/
[モナー]( ̄ω ̄・) ←を虐待するスレ
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mona/1171466868/
5名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/09(水) 01:21:36 ID:8dtjeYSv
>>1乙。
6名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/09(水) 05:31:02 ID:bbvooIC+
2スレ目ができるなんて、姉さんびっくりだ
7名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/09(水) 05:46:28 ID:oIzD0KJi
>>1
乙です
8名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/09(水) 08:56:01 ID:bs/7C/wx
>>1乙です
9名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/09(水) 12:41:12 ID:oIzD0KJi
ラッキー☆クリスマス

【其の一】

12月。

この学校に転校してきてまだ間もないのだが、時間というものはすぐに過ぎ去ってしまう…。

あんなに学園祭の準備等で賑わっていた校舎も、今ではそんな事はまるでなかったかの事の様に落ち着きを取り戻している。

学園祭の準備でピリピリしていた空気も、今では三年生達の受験や就職などの影響もあり、別のピリピリした空気を感じる様になってきた。

『いや〜この時期は大変だよね〜。
クリスマス近い事もあって、新作ゲームですぎなんだよ。
ちょっとはこっちのお財布事情も考えてほしいよねぇまったく。』

一人だけそんなピリピリした空気を感じないやつがいた。

そいつの名前は泉こなた。

ロリでチビでアホ毛で貧乳でマニアック…さらに目は常に半開きでやる気ゼロの女の子。
そして…俺の彼女でもある…。

よくそんな女を選んだな…という声が聞こえてきそうだが、まあ…好みは人それぞれということで許していただきたい。

10名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/09(水) 12:48:13 ID:oIzD0KJi
ラッキー☆クリスマス
【其の2】

本人曰く、一部の人間には需要はあるとのことだが、まあ俺もその一部なんだろう。

勘違いしないでいただきたいのは、俺はロリコンではない事を念を押して伝えておく。

『あ…クリスマスプレゼントはゲーム欲しいかも…。
ネトゲの新作でるんだよ。
で私も同じの買ってあげるから一緒にやろうよ?
楽しいよ?』

突然何を言い出すかと思えば…。

ゲームか…まあ俺も一度ネトゲやってみたいなって思ってたし…ッて…それじゃプレゼントの意味ないだろ!?

というか受験だの就職だの忙しい時期に、ネトゲを始めるのもどうかと思うんだが…。

とにかくまわりの高校三年生を見てみろ…ッ!!

みんな必死になって頑張ってるんだぞ。

『はぁ〜いやだねぇわかってないねぇ。
この時期に敢えて人と違う事をする…ッ!!
人と同じ事をやってもつまんない人生になるよ?』

いやそれ使う場所間違えてるから。

11名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/09(水) 20:45:36 ID:X3RrdZoY
12668:2008/04/09(水) 21:50:52 ID:qVjjJ4H5
いわゆる>>1乙です

祝賀がてらみゆきさんで小ネタ落としたいのですが…
よろしかろうか?
13名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/09(水) 22:08:07 ID:UVYau1LX
おkおk
14名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/09(水) 22:45:56 ID:957PZIns
>>1
乙です。

かがみSSを書いてみたので23時頃に投下してみたいと思います。

主人公の名前は長瀬(ながせ)祐一(ゆういち)です。(SS用に考えた名前です)

タイトルも決めたので、気に入らない人はスルーで。
15伝わる熱:2008/04/09(水) 23:11:45 ID:957PZIns
私はいつものようにお昼を皆で食べるために、こなた達の教室へ向っていた。
 いろいろあった学園祭が終わって、浮き足立っていた空気も日常に戻りつつある。
 だけど、私の心はまだ浮ついている。
 それも、これも―――
 (祐一君・・・教室にいるかしら?)
 長瀬(ながせ)祐一君。学園祭の直前に転校して来た男子。そして―――私の恋人。
 祐一君のことを思い出すだけで、幸せな気持ちになる。
 これが、人を好きになるってこと?
 「・・・ちゃん?お姉ちゃん!?」
 ふっと、我に返る。
 「お姉ちゃん、どうしたの〜?教室通り過ぎちゃってるよ」
 教室のドアから顔を出したつかさが不思議そうな顔で、私を見ている。
 私は目的地をいつの間にか、通り過ぎていた。
 「ああ、ゴメン、ゴメン」
 私は慌てて、つかさの側に寄った。
16伝わる熱:2008/04/09(水) 23:15:35 ID:957PZIns
 教室の中に入って、私は思わず祐一君の姿を探す。だけど、その姿はどこにも無かった。
 (居ないんだ・・・)
 ちょっとだけ寂しくなる。
 「むっふっふ〜祐一君がいなくて寂しい?かがみ〜」
 こなたが私の心を読んだみたいに、ニヤニヤしながら話し掛ける。
 「べ、別に・・・そんな訳無いでしょう!?」
 否定する私。でもそれは無意味だろう。私の顔は多分真っ赤だろうから。
 「照れなくてもいいのに〜恋人なんだから心配するのは当然だろうしね」
 「なっ?」
 ズバリと指摘されて、私は言葉に詰まる。
 「な、何で・・・」
 「何でって・・・そりゃ後夜祭でのあの雰囲気を見てればね〜」
 告白された後に、私と祐一君は後夜祭を2人で過ごした。私としては、普通にしてたつもりだったんだけど・・・
 「いや〜見てるこっちが恥ずかしくなるくらいの雰囲気だったよ」
 「う、うっさい!いいじゃない、別に!」
 「う〜ん、恋する乙女なかがみん萌え♪」
 「こ〜な〜た〜!!」
 完全にからかわれるのを自覚しながら、私は気になることを聞く。
 「それで、祐一君は?」
 「今日は、祐一さん、お休みですよ」
 私達の会話が聞こえたのかみゆきが答える。
 「えっ?」
 「黒井先生がおっしゃってたんですが、熱が出たそうです」
 「祐一君、お姉ちゃんの分まで頑張らなきゃって、劇の練習頑張ってたもんね〜」
 「そ、そうなんだ」
 何か、そう言うの聞くと・・・嬉しくなっちゃうじゃない・・・
 「ときめいてるね〜かがみ」
 「だ、誰が?」
 こなたの言葉を否定しながら、私は祐一君に何かしてあげられないか考えていた。


 そして、数時間後、私は祐一君の家の前に立っていた。
1714:2008/04/09(水) 23:20:15 ID:957PZIns
>>15>>16
という訳でかがみSSの途中までです。

正直、かがみのキャラを掴めてるかどうかとか不安はあります。
しかし、これだけの文章で2つに分けるとなると長くなる恐れが・・・

今回はここまでです。
次回は遅くても一週間以内に書きたいと思います。

気にいらない人はスルーで。
18名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/09(水) 23:31:05 ID:8WTBP9CF
乙です。
キャラは自分的に違和感ない。続き待ってます。
19前スレ>>908:2008/04/10(木) 00:00:29 ID:K1YQKIkG
OP桜藤祭→らきメモの流れでひかげ√を書いてみてる
2作目で長編になりそうな勢いの身の程知らずだが後悔はしない
とりあえず書き上げた頭の部分だけ投下、評判よければあとを続けるかも
だがぶっちゃけ見切り発車なのでネタがひねり出せなければここで終わり
文章やキャラについての違和感などは目をつぶってくれるとありがたい
とくにキャラはゲームからの知識がほとんどなので崩れてる可能性高
主人公名:佐倉井やひと(冶人)


陵桜学園・桜藤祭 当日朝――

「すみません、あと5分で開演です!
 泉さん、最終チェックお願いします」
イベント当日特有の、ドタバタとした騒々しい空気の中、
どことなく緊迫した声音でみゆきさんの指示が飛ぶ。

「あいよー。かがみん手伝ってー」
「こっちがあれで……あれがそっちで……」
「無理、そろそろクラスに戻らないと」
「それがこっちで……これが……、あれー?」
「じゃあつかさ……、は無理か」
「ううー、ごめんねー……。わたし、手が遅くて」
「そもそも他人任せにするな、自分で頼まれたんだろうが」
「はいはいわかりましたよーっと
 クラスに戻ると言いつつまだ残ってるかがみん萌え」
「うう、うるさいわね、あんた達の方が心配だからよ!」

待ちに待った桜藤祭当日、開会直前の朝はこのように大混乱で迎えることとなった。
まあ寸前で修羅場ってる以上生徒に人を手伝える余裕なんてある訳はなく。
しかし確かに手の遅いつかささんの作業が特に残っているのは事実であって。
そして、俺の作業は一人でやればなんとかぎりぎり終わる量なわけで。
だから、隣で手伝ってくれている小さな人影に声をかけた。
20前スレ>>908:2008/04/10(木) 00:02:56 ID:K1YQKIkG
「えっと、ひかげちゃん。よかったらつかささん手伝ってあげて!」
「うん、分かったよー」
元気よく答えてすぐさま駆けていく。
ひかげちゃんがコマネズミのように一生懸命走り回る様子は
なんだか見ていてくすぐったくて、微笑ましい。

「むっふっふー。やひとくーん、リアルろりーは犯罪だよー?」
「な、なにいってんのさこなたさん!」
ボンヤリとひかげちゃんの姿を目で追っていた俺に声をかけるこなたさん。
その顔にはからかうような笑みが浮かんでいる。

「んー、ロリっ子美少女に懐いてもらえるのは
 ギャルゲ勝ち組の条件だけどねー。
 まあバレない程度に自重汁って感じ?」
「だから……!」
別にひかげちゃんはそんなんじゃ……。
その言葉は口から吐き出されることなく霧散する
といっても深い心情的な意味なんかじゃなく、
物理的に遮られたからだけど。

「こらそこ二人っ! サボってんな!」
「わ、わわわ、崩れるよーっ!
 助けてー、こなちゃーん、やひとくーん!」
「みなさん、時間がありません! 急ぎましょう!」
「おおっと、やひとくんからかってる場合じゃないや」
「最初からそうだよ!」
かがみさんもようやく本腰を入れてくれるようで、
なんとか開会に間に合わせるために全員一丸となってスパートをかける。
21前スレ>>908:2008/04/10(木) 00:04:19 ID:K1YQKIkG
「テープ、テープ」
「つかさ、そこは貼っちゃ駄目よ!」
「あ、そっか。お姉ちゃん、ありがと」
「口を動かす前に手を動かす! みゆき、時間は!?」
「あと……、30秒! 間に合いますか!?」
「それだけあれば上等!」
「わたしもおkおk〜!」
「こっちもいけそうだよ!」
「え? え? えっと、えっと……!」
「つかささんはわたしがフォロー!」
「ナイス、ひかげちゃん!」
「nice loli!」
「あんたネタやる余裕があるなら!」
「手は動かしてるよん!
 かがみこそツッコむ余裕を作業に!」
「お前に言われんでもわかっとるわ!!!」
「みなさん、残り5秒です!」
みゆきさんの時報に続いて、非日常ゆえのテンションの高さか
自然にカウントダウンを口ずさんでしまう俺たち。

『4…、3…、2…、1…!』

そして、開会を告げる花火が上がった。
22前スレ>>908:2008/04/10(木) 00:05:47 ID:K1YQKIkG
とりあえずここまで
書くなら次のシーンは
朝目を覚ます→あんらき☆しすた→家を出るとこ
となる予定
23想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/04/10(木) 00:22:30 ID:QracE9zM
>>17 >>22
乙。
なんというか、スレ開始直前から走ってるなぁ。
最初からクライマックスっつーか。

さて、遅ればせながらスレ継続及びまとめページ開設記念にSSをば。
ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/54466229.html

勢いで書いた、でも反省はしない(ぉぃ
241-668:2008/04/10(木) 00:33:55 ID:FAzNVuDp
なんだなんだ、えらいスタートダッシュだな
みなさん乙です
んでは、自分も行きます
一話完結、タイトルは…「女の人」とかで
――――――――――――――

冬の雨は、冷たいものです。

予報を見て、にわか雨がある事を知って、傘を置いてくる。
私は、なにをしているんでしょう。やはり、浮ついていたのでしょうか。
彼は、はじめから天気のことなど気にしていなかったようです。

とりあえず、雨宿り。憂鬱でないのは、この人のおかげ。
手を繋いでいます。腕を、絡めてもいいでしょうか。少し、どきどきしますね。
あたたかい。でも、寄り添っていると、どうしても胸を押し付けてしまいます。
この胸は、あまり好きではありません。動き回る時は、疎ましいものです。
こんなときも、彼はつい、私の胸を意識してしまうようです。

嫌ではありません。でも、もっと見て欲しいものが、あるんです。
言ってしまいましょうか。小さな声で、彼の名前を呼んで。
胸ばかりではなく、顔を。もっと、見つめ合いたい。
ああ、恥ずかしい。彼の眼を見られません。自分で、言っておいて。
251-668:2008/04/10(木) 00:35:10 ID:FAzNVuDp
はい。なんでしょう。そんな、謝らないで下さい。
え…そんな突然。私も、好きです。あ、あ、そんなに、見つめないで下さい。
待ってください。周りに人が。でも、このまま。ああ、いけません。
顔が、近づいて、口が。あ…
んん…
ん…む…ぁふ……ああ……なんだか、不思議。
この人を好きということしか、浮かびません。
彼を愛しているだけの私。なんて、素敵。
はむ…ん…んっ……はぁっ…
甘くて、長いキス。ずっと、このまま。

…離れてしまうんですか?心が、寒くなります。
あ、でも、今度は背中が。後ろから、抱きしめられて。
これなら、胸も関係ありませんね。

でも、少し考え直したんですよ。
もう、胸を嫌いだとは思いません。
体中でこの人を愛する、私。この胸も、私の一部だから。

手を当てると、あたたかい。いつか、彼からも。
はしたない想いでしょうか。でも、いいんです。
この人の温もりの中で、私は女の人になっていくんですから。


         了

26名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/10(木) 02:26:12 ID:oom9nNEN
職人方、乙・GJです。

>>前スレ908氏
まさかのひかげ√ですか、楽しみにしてます。

>>想い出のつづき氏
いつもニヤニヤさせてもらってます。全キャラ分、頑張ってください期待してます。

>>1-668
こういう視点も面白いですね。乙です。
27名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/10(木) 03:35:28 ID:74Oe9R8p
イイヨーひかげイイヨーww
28名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/10(木) 08:21:37 ID:/unCjST4
みんなスタートから飛ばしすぎwww萌え尽き(違)ないように気をつけようなwww
29名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/10(木) 10:41:27 ID:6baa0TIp
sage
30名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/10(木) 10:42:41 ID:6baa0TIp
皆様GJです!
スレ開始直後にこれは凄いww
31名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/10(木) 10:45:47 ID:6baa0TIp
↑投稿ミス
申し訳ありません…
テンション上がりすぎました
32名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/10(木) 10:49:16 ID:baXcZjGn
予想外の速度で埋まったと思ったら開始直後にこれかよw
間に合わせるつもりが間に合ってない俺涙目www
33名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/10(木) 11:15:39 ID:E73DAuTt
>>22
ひかげルート……だと……?
これは期待せざるを得ない
34名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/10(木) 12:06:14 ID:DQ5mpX6v
まとめサイトは1スレ目の>>1000から>>1の順番でやってるの?
35まとめ@臨時:2008/04/10(木) 19:10:20 ID:gvtuCGZ6
>>34 そうですよん。はっきり言って1からやればよかったと
    後悔。今は1から順番にまとめています。301までまとめ終わっています。
    スレが落ちる前に全部まとめきれるだろうか…orz
36名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/10(木) 19:45:03 ID:78G/j89z
>>35
datにすればよくね?
37名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/10(木) 20:22:26 ID:ifEAs/Be
>>35
普通専ブラ使わんか?
38名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/10(木) 20:26:24 ID:DfpPv5Lq
リクが有れば投下します
39名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/10(木) 21:09:09 ID:74Oe9R8p
>>37
ここは普通「にまとめ乙です」といいましょうよ(^^;
40名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/10(木) 21:38:42 ID:RrC3X/6Z
>>38
じゃあこうで頼む
41想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/04/10(木) 22:32:53 ID:QracE9zM
>>35
まとめ乙です。
お手伝いしてみたいですが、wikiに手ぇだしたことないヤツなのでちょっと二の足踏んでます。

>>22
は…発想のスケールで…ま……負けた…
wktkしつつ正座で待ってます。

>>24-25
モノローグはキャラを掴まないと難しいもの。お見事です。




みなみ編のネタ考えなきゃなのにみさおがらみのネタばっか受信するんだぜ…(トオイメ
42名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/10(木) 23:17:53 ID:l1WuP8AY
そのままみさお編を書いてしまうんだ
43名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 01:19:16 ID:8AGRWWkm
>>40やってみる。ドロドロ系?サラサラ系?
44名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 01:40:13 ID:CDeFmNXK
らきすたにドロドロ展開は似合わんと思うしサラサラ系だな

てか俺も主人公×こう前提のやまと視点友情モノ書いてるんだが全然筆が進まないんだぜ。
45名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 02:01:06 ID:AqrVuGDe
みなみSSを書いてみました。処女作なうえに衝動書きなので構成、展開などに
かなりの難がありますがどうか大目に見てください。主人公の名前は「松田あやと」で。
タイトルはヨ○スケさんのあれからです(笑)


46名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 02:06:40 ID:AqrVuGDe
突撃みなみの初デート


「さて、嫌な予感がぷんぷんするな…」
今日の下校時のことだった。俺は恋人の岩崎さんとその親友の小早川さんと三人で下校していた。その時、小早川さんが
ゆたか「先輩はデートはどこに行ってるんですか?」
なんて聞いてきた。
「いや、まだ行ったことないかも」岩崎さんと付き合い始めて一月程経ったが、考えてみるとこうして一緒に登下校したり昼休みに会ったりはしても、
デートらしいことをした覚えは無かった。
ゆたか「ダメですよ〜。恋人同士なんだしデートくらい行ってあげてくださいよ。みなみちゃんだって行きたいよね?」
みなみ「で、でも先輩も忙しいし…//」
確かに桜藤祭が終わってからはクラスも受験一色となり、俺も勉強に勤しんでいた。でも1日も休まずに勉強ができるほど俺は真面目な人間じゃない。デートだって
出来ないわけではない。でも…
「デートってどこに行けばいいのかな?」
今まで恋人など居なかった俺には分からなかった。岩崎さんに行きたい場所を聞いてみようかとも考えたが遠慮がちな彼女に聞いても本音を言うとは思えなかったので
聞かずに今に至っていた。
ゆたか「う〜ん…あ!お姉ちゃんに聞いてみよう」
「ちょ、それだけは…」
ゆたか「あ、先輩、私たち道こっちなので」
俺が喋りきる前に別れの時間が来てしまった
ゆたか「それじゃあ先輩、さようなら。」
みなみ「先輩、また明日」そう言って二人は行ってしまった。マズイ。デート自体は構わないが、そのことをよりにもよってこなたさんに聞くとは。劇のために俺と恋人に
なろうとして俺におはようのキスをしようとした人がまともなデートプランを考えるとは思えない。何とか岩崎さんが阻止してくれると良いんだが…。考えても仕方ないと
自分に言い聞かせて、俺はさっさと寝た。そして翌日、教室に行くと
47名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 02:11:35 ID:AqrVuGDe
こなた「あやと君、あやと君、プラン考えてきたよ」どうやら岩崎さんは阻止できなかったようだ…
「プランって何の事?」無駄と思いつつ知らんぷりをしてみる。
こなた「もちろん、君とみなみちゃんのデートプランだよ〜」やっぱりそうなのか・・・・
こなた「さあさあお礼なんていいから受け取りたまへ。」
そう言ってこなたさんはおれにそれぞれ1、2、3と書かれた三封の封筒を渡した。
「何これ?」
こなた「デートのプランだよ。開けてみて」
そう言われてまず1と書かれた封を開ける。しかし、書いてあるのは日程と場所と次の封を開ける時間だけだった。
「これってプランなの?」
こなた「まぁまぁ、2を開ければ解るよ。あ、でも絶対指示の時間まで開けないでね。開けたら絶交しちゃうよ?」
さらりと酷い事を言ってくれますね。別に帰ってからみれば分かりもしないのだが、ばか正直なのか、俺はそれを開けなかった。最初に開けた封に入った紙によると日程は
今週の土曜、場所はちょっと遠くの水族館だった。思ったよりマトモだったので少し意外だったが、せっかく考えてくれた様なので、素直に従った。幸い岩崎さんも用事が
ないとの事なので俺たちの初デートが決まった。
そして当日…
48名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 02:17:28 ID:AqrVuGDe
俺は早めに起きて待ち合わせの駅へ向かった。駅に着くと、もう岩崎さんが着いていた。女の子待たすなんてダメだな俺はなんて思いつつ、岩崎さんに声をかける。
「ごめん、待たせちゃった?」
みなみ「いえ、私も今来た所ですし…」
予想通りの返事を聞いて、電車で目的地に向かう。
これといった会話は無いが不思議と寂しさや退屈感は無く、黙っていても心地よさすら感じていた。30分程電車に揺られて目的地に着く。
みなみ「それで、泉先輩のプランはどんなものなのですか?」
「ん?これから開ける。え〜となになに?」
2「着いたらテキトーに楽しみたまへ。あ、でも帰る前に外の観覧車に乗るのを忘れずに。観覧車に乗ったら3を開けてね」
「テキトーにって…これをプランと呼んでいいのか?」
そもそもそのテキトーがよくわからないからプランを考えたんじゃないのか?
みなみ「どうしましょう…」少し不安そうに岩崎さんが言う。
「まぁせっかく来たんだし行ってみようよ。それに、こなたさんのプランはともかく、俺が岩崎さんとその…デートしたいって気持ちはホントだし」
みなみ「先輩…////」
ちょっとした言葉で照れてしまうのは相変わらずみたいだが、そんな所が堪らなく可愛い。とりあえず最初にどこに行こうか話しながら歩く。
???「さ〜てどんなデートになるかな?」
水族館なんて学校の社会科見学か何かでしか来たことなかったが、これが意外と楽しい。ただ珍しい魚やらペンギンやらを見るだけだと思ったが、デートというだけで
こうも楽しいものなのかと不思議な感覚だった。そのため、思ったより長くいたせいでいつもより遅い昼食になった。
昼食を終えると俺たちは外のテーマパークに来た。
そこにはちょっとした遊園地に負けないくらいのアトラクションがある。しかし、水族館で時間を使いすぎたせいでもう時間が無かった。そのため、こなたさんに言われた
観覧車だけでも乗ろうという結論に至った。
49名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 02:26:10 ID:AqrVuGDe
15分程待ち、俺たちは観覧車に乗った。
???「お、乗ったみたいだよ」
???「ねぇ、やっぱりやめない?何か悪いよ」
???「まぁまぁ、幸せな二人を見守ろうと言うことで」
???「どう考えても余計なお世話だろ…」

観覧車に乗ったはいいが、沈黙が続く。無理もない。狭い密室に二人きりという状況が十数分続くわけだから。
最初に沈黙を破ったのは岩崎さんだった
みなみ「…あ、あの…泉先輩の最後のプランは何て書いてあるんですか?」
「あ、うん今開ける。え〜と…」
3「観覧車がてっぺんまでいったらキッスだよ(^з^)-☆Chu!!」
……何ですと!?油断していた。ちょっと考えれば予想できそうなのになぜ気がつかなかった。
「えっと…どうしよう?」
みなみ「えっ…////」
気まずい。何とも気まずい。つーかどこぞのハニカミデートだなどと考えていると
みなみ「あ、あの…」
岩崎さんが先に考えが決まったようだ
みなみ「あ、あの…先輩がよければ…泉先輩の指示に従っても…////」そう言って岩崎さんは俺の方を向いて目を閉じた。そして俺は……
………チュ………
みなみ「え?」
岩崎さんは少し困惑していた。確かにキスをした。しかし、アメリカ人の挨拶のキスよりも簡素なものだったと思う。
50名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 02:31:45 ID:AqrVuGDe
みなみ「あ、あの…」
「俺は…」
岩崎さんが話し終わる前に俺が話す。
「俺は今こなたさんの指示でキスをした。でも、今からもう一度、今度は自分の意思で岩崎さんとキスがしたい。いいかな?」
恥ずかしかったが、確かな自分の思いを告げる。
みなみ「……はい……////」
そう言って岩崎さんはまた目を閉じる。俺は彼女の唇にそっと近づき・・・・
みなみ「んっ………」
しばらくの間心地よい沈黙が俺たちを包んだ。
みなみ「あっ……」
キスを終えた岩崎さんを俺は抱き締めていた。
「大好きだよ、岩崎さん…」
みなみ「先輩……////」
そのまま何分経っただろうか。気がついた時にはもう観覧車が終わりに近づいていた。
「残念、もう時間か」
みなみ「そうですね…でも…」
「ん?」
みなみ「今日は楽しかったです。それに、キスも……できましたし……////」
そう言っている間に終わりがきた。観覧車からでてすぐに、
???「wwwwwwww」
電話がなった。こなたさんからだった
こなた「もしもし〜?デートは楽しめたかな?」
「あんな手抜きのプランでよく言うな」
こなた「まぁまぁ、ホントに好きな人といればどんな時間も楽しくなるのさ〜」
それは否定しないが…おかしい。観覧車からでてすぐ電話なんてできすぎている
「……まさか」
51名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 02:40:33 ID:AqrVuGDe
俺は適当にこなたさんと会話を続けながらみなみと観覧車周辺を見て回った。すると…
「やっぱり!」
こなた「ふおっ!?」
俺の予想通りにこなたさんが、いや、こなたさんたちがいた。かがみさんつかささんみゆきさんのいつもの四人に、さらに小早川さんと田村さん、パティさんまでいた。
「何でここにいるのかな?」
こなた「皆で遊びに来たって言ったら信じる?」
「双眼鏡持って?」
こなた「うぅ…手厳しいね」
「で、何でここにいるのかな?」
こなた「なんていうかいうか心配で」
「はぁ?」
こなた「いやぁキスシーンの妄想だけで興奮して眠れなかった君がちゃんとデートできるか心配で。」
ひどい・・・つーかあの事はもう忘れてほしい(泣)
「かがみさんやみゆきさんなら止めると思ったのに」
かがみ「いやぁその////」
みゆき「つい気になってしまって////」
みなみ「……ゆたかも?」
ゆたか「いや、そのぉ//」
ひより「私は好奇心と創作意欲向上のためということで…」
パティ「それにしても、熱々でしたネwww」
あやと&みなみ「!?」
「……どこまで見てたのかな?」
パ「あの観覧車でのアツいKissは見てましたヨ」
あやと&みなみ「///////」
つかさ「あ〜真っ赤になってる〜」
つかささん、あなたの天然ぶりが今はスゴくツラい。

52名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 02:52:31 ID:AqrVuGDe
こなた「で、これからどうするの?」
「もう帰るとこだよ。なんだかどっと疲れたし」
こなた「じゃあ皆で帰る?」
「俺はいいけど。岩崎さんは?」
みなみ「はい。かまいません」
こなた「そんじゃあ駅にレッツゴ〜」
こうしておれと岩崎さんの初デートは皆に茶化されるという形で終わった。




駅での別れ際にみなみがそっと話しかけてきた
みなみ「あの…また…デートに連れていってくれますか?」
「……断る理由があると思う?」
みなみ「先輩……////」
こなた「いや〜あんな目にあってもおアツいねぇ。また見に行こうかなぁ」
綾&みなみ「それはやめて下さい……」

おしまい


長々と駄文を書いてきましたがこれで終了です。
色々つっこみたいところもあるでしょうが処女作だからということで
大目に見てくれると助かります。
それでは失礼致しました
53名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 06:35:51 ID:n08tyPQ+
>>52
GJ&乙
処女作品でこれは文才あると思う
54名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 08:20:11 ID:XjLh/BnX
前スレで、時をかける男女inらきらきメモリアル、ひより編とこなた編を書いた者ですが
なんとなく、こなた編の

こなた「あった・・・」
主人公「へ?」

の一幕を絵にしてみました。
私は絵心が全く無い人間なので、お目汚しかもしれませんが・・・。
ttp://up.img5.net/src/up18311.jpg
55名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 08:42:59 ID:80AYOXtx
GJ
これで絵心ないとかいったら全俺が泣く
そして何というキョンw
56名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 08:59:27 ID:mmYhisVJ
まぁでも主人公のイメージキャラとしては間違ってないと思う>キョン

>>43
サラサラだろjk
57名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 09:38:28 ID:8AGRWWkm
>>44>>56ドロドロってゆうても、前スレの、昼ドラ風つかさみたいなんですけど・・・
58名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 13:01:26 ID:RWLz+tHB
いいよいいよ〜
ついに絵師まで現れたかwww

そしてみなみんかわいいよみなみん(*´д`)ハァハァ
591-668:2008/04/11(金) 20:48:24 ID:+HICvg6/
前スレ>>908氏に感じる、言い知れぬ敗北感…

ともかく、やまと再会の続き落とします
まだまだお話の土台なので、盛り上がりに欠けるかもしれませんが

そったらなんぼ書くつもりやねん、とか言わないで下さい(半泣

↓しからば↓
60やまと再会・陥穽編:2008/04/11(金) 20:49:47 ID:+HICvg6/
 アニメーション研究部の部室は、狭い。机が多く、資料と称して大量のマンガやDVDが積まれている。
 実際に資料にするのだから仕方ないが、人を招くのに向いているとは、お世辞にも言えない。
 それでも、こうはこの部屋が好きだった。自分のいるべき場所。そういう思いがある。
 まことをここへ呼んだのは、多分、自分のペースで話がしたかったからだ。それは、今のところうまくいっていた。

「なるほど。つまり、下心はなかったと?」
「ありませんでした。誓って」
「誓って、ねえ。それなら、なんで呼び止めたりしたんですか?」
「いや、なんかさ、他人じゃないような気がしたんだ」
「他人じゃない?」
「うん。正直、自分でもわからないんだ。好みだからとか、そんなのも全然頭になかったし。顔を見た瞬間、なぜか立ち止まっちゃって」
「それって、一目惚れなんじゃないんすか」
「そういうことでも、ないんだけど」
「ふうん。難しいですね」
「…本当だよ。なんで、あんなことしたんだろう」

 まことが本気で悩み始めたので、こうは追及する気をなくした。別に、この先輩を困らせたい訳ではないのだ。
 実直を通り過ぎて、愚直な人だった。だから信用できるし、いま言ったことも嘘ではないのだろう。
 ただ、こうにはもう少しだけ、まことを引き止める必要があった。

「まあ、えっちい気持ちじゃないんなら、いいですけど。しつこく絡んですみませんでした」
「いや、気にしないで。まさか、八坂さんの友達だなんて思わなかったから。
とにかく、もう忘れることにするよ。あの子にも謝っておいてくれる?俺には、会いたくないだろうし」
「それは、まあ」
「お願い。じゃあ、もう行っていいかな」
「ダメです」
「…どうして」
「時間、稼いでますから」
「…なんの」
「もうちょっとすれば、わかります。さっき、連絡ありましたから」
61やまと再会・陥穽編2:2008/04/11(金) 20:51:47 ID:+HICvg6/
 そろそろだろう。足音が聞こえる。まことも勘付いたようで、頓狂な顔でこちらを見ている。しかし、もう遅い。

 ノックとともに、声がした。

「こう、いるの?」

 戸を開けると、やまとがいた。自分が呼んだのだから、当り前だ。

「こう。こんな所に呼び出して、今度はなにを手伝わせるつもり?」
「やまと。下手人は、この人で間違いないかね?」

 眼で、まことの方を示す。顔をそむけているが、やまとにはわかったらしい。珍しく、驚いた顔を見せた。

「改めて紹介します。私の先輩で、伊藤まことさん」
「…こう、始めからこうするつもりだったの?」
「うん。そうだよ」
「帰る」
「いやいやいやいや、待ちなってば。騙したのは謝るからさ。ほら、先輩もなんか言って」
「俺も帰る」
「ちょーっと、お二人さんっ」

 それからしばらく取り成して、ようやくふたりは向き合って座った。
 どちらも不機嫌そうだが、元から本気で嫌がってはいないのだ。そんなことなら、はじめからやまとには近づけない。
 しかし、狭い。三人が固まる余裕を確保すると、互いの距離はどうしても近くなった。それも、この際いいのかもしれない。
62やまと再会・陥穽編3:2008/04/11(金) 20:53:32 ID:+HICvg6/
「ねえ、八坂さん」
「なんですか?」
「他の学校の子は、入っちゃいけないんじゃない?」
「ひかるセンセに訊いたら、バレなきゃいい、って言ってましたよ」
「そりゃ、あの人はそう言うだろうけど」
「ほらほら、話を逸らさない。やまとと会話してくださいよ」
「会話って」

 まことが、盗み見るように視線を移す。
 やまとは、横顔の整ったラインを晒して、ずっと外を向いている。臍を曲げたときは、ちょっと手ごわい。
 理由はわかる。自分が、お見合いのようなことをさせられている。そう思っているのだ。
 ただ、それはこうの思惑と違っていた。そんなつもりで、引き合わせたわけではない。
 それを説明するつもりは無かったが、今はあまりにも雰囲気が悪い。
 溜息と深呼吸を混ぜたものを吐き出し、こうはやまとを見た。

「やまと、ちょっと聞いてくれる?先輩も」

 ふたりが、無言でこちらを見る。

「あのね。私は別に、仲人を気取ってるんじゃなくてね。私が言いたいのはつまり、間にいる人間の気持ちにもなれ、ってことなわけ」
「…それって、八坂さんのこと?」
「そうです。私の親友のやまとに声をかけたまこと君が実は私の先輩で、なんてのは、面倒くさいじゃないですか。
だからこの際、バシッと知り合いになってくれれば、と」
63やまと再会・陥穽編4:2008/04/11(金) 20:54:53 ID:+HICvg6/
 目上と同輩に挟まれていると、やたら喋り辛い。

「知り合い?」
「そ。知り合いです。今日この瞬間から、ふたりはちゃんとした知り合いなわけ。そうすれば、私もストンと落ち着けるし」
「…でも、この子はそれでいいの?」
「彼女の名前は?」
「…その、永森さんは、俺が気色悪いんじゃない?」
「だってさ。どう?やまと」
「…別に、気持ち悪くはないわ」
「だそうで」
「でも、どうして私に声をかけたの?」
「…うん。ちゃんと話すよ。あのね」

 やっとだ。やっと、言葉を交わした。少なからず、疲れた。でも、思った通りだ。ふたりを会わせたのは、間違いではない。
 こうにしたのと同じ説明を、まことはしていた。やまとは、妙に聞き入っている。
 ひょっとすると、彼女も同じような感覚だったのかもしれない。
 そんなことが、あるものなのか。こうは、しばらくふたりの会話を聞くことにした。

「俺たち、この間はじめて会ったんだよね?」
「ええ、そうだと思うわ」
「幼稚園とか、一緒だったりして。ずっと、この辺りに住んでるの?」
「そうね」
「うーん。じゃあ、違うなあ。俺、こないだ引っ越してきたばっかだし」
「やっぱり、錯覚なんじゃない?」
「錯覚かあ。でも、これって悪いことじゃないよね」
「まあ、始めから嫌いでいるよりは」
「しかし、謎だなあ。永森さんに、そういう素質があるのかもね。初対面でも、知り合いに見える、っていう」
「やだ、なにそれ」
64やまと再会・陥穽編5:2008/04/11(金) 20:56:08 ID:+HICvg6/
 やまとが、小さく笑った。それで、ふわりと場が和む。
 不思議だった。会話にぎこちなさがないし、互いに敬語も使っていない。
 なにより、ふたりの話している光景が、すんなりと受け入れられる。いや、こうして三人でいることが、なぜか自然なのだ。

 ともかく、こうが最初に考えたことは、成功しそうだった。
 間に立つというのは、やはり居心地が悪い。彼女らがちゃんと面識を持てば、諸々すっきりする。
 ひと仕事終えた気分でいると、ふと喉の渇きを覚えた。もう冬の色が濃く、空気もパサついている。
 やまと達の分も含めて、なにか買いにいこう。今日のことも、うまくすればそれで許されるかもしれない。

「私、飲み物買ってきます。ふたりとも、なにがいい?奢りますよ」
「え、悪いな」
「気にしない、気にしない。今日は、ちょっとトラップ張っちゃいましたからね」
「ふむ。じゃあ、お言葉に甘えようかな。俺、ストレートティー」
「お茶。あったかいの」
「ほいほい。そいじゃ、しばしお待ちを」
「でも」
「ん?やまと、なに?」
「お茶だけじゃ、足りない。今度、白石堂の水羊羹も」
「…了解っす」
「ははっ」

 まあ、こんなものか。安いものだと、考えることにした。
 ふたりは、こちらを見て笑っている。ふたり、という言葉が、よく似合っていた。
651-668:2008/04/11(金) 20:59:17 ID:+HICvg6/
てな感じです
この手のスレにいると、自分に足りないものが色々みえますな

小さくまとめようとは思うんですが、どうもクソ長くなりそうで
タイミング見ながら投下していきます
66名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 21:06:36 ID:n08tyPQ+
>>65
GJです
リアルタイムで読破しました
陥穽なんて物騒なタイトルがついているから何事かと思ったら普通に和みました
67名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 23:02:14 ID:CDeFmNXK
乙乙
68名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 23:16:52 ID:jBiDCpKc
乙です
69名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/11(金) 23:55:52 ID:XjLh/BnX
>>55
>>56
キョ、キョンですか・・・意識したわけではないのですがw
僕はハルヒは見たことないのでわからないスww
70前スレ>>908:2008/04/12(土) 00:22:40 ID:0QJmXe9g
うぅ…、分不相応なほどの期待が集まっている気が…
とりあえず頑張るが期待に添えるかは怪しいものだぞ?
粗筋はだいたいまとまったので文章に書いていく作業中
何とかこの土日でまとめたいけど微妙かもー…
71名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/12(土) 01:03:55 ID:+G8JlxeS
SS落とそうと思います
駄文ですが温かく見てみてください

主人公の名はけんじ
ヒロインかがみ

いっきまーす!
72名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/12(土) 01:53:50 ID:nITT6I4R
>>71
投下は…規制か何かかな?
待ってみたけど投下無さそうなんで、>>65に感想を……

>>65
GJ!なんだかんだいいながらやまとも満更じゃなくてニヤニヤした!w
俺は長くても全然構わないからガスガス投下しちゃってください!
7371:2008/04/12(土) 02:07:52 ID:+G8JlxeS
「だから!ただ友達と遊んでただけだろ!」
「私より男友達の方が大切なの!?」
「比べられるわけないだろ!」

放課後の廊下。俺とかがみは口論をしていた。
理由は簡単。休日にかがみの誘いを断って、男友達と遊んでいたのが原因だ。
説明し忘れたが、俺とかがみは付き合っている。

こなたさん、つかささん、みゆきさん、日下部さん、峰岸さんが俺たちを落ち着かせようとしている。
しかし、かがみの黙ってて!という怒号に、5人は黙り込んでしまっていた。

「もういい、勝手にすれば」
そう言って、かがみは行ってしまった。5人は慌ててかがみを追いかけた。
7471:2008/04/12(土) 02:17:43 ID:+G8JlxeS
俺は教室に戻り、一人で考え込んでいた。
考えてみれば、原因は俺にある。かがみの誘いを断ってまで、友達と遊ぶ事もなかった。
・・・・・・俺から謝ろう。

「あっ!見つけたぞ、このヤロー」
教室の扉が勢いよく開いたと思ったら、そこには日下部さんがいた。
「ど、どうしたの?」
「お前を捜してたんだってヴァ」
「俺を?俺にいったい何の様?」

つぎの言葉を聞いて、俺は耳を疑った。
「柊が・・・階段から・・・階段から落ちた!」

俺の顔から血の気が引いていくのが、自分で分かる。
「今保健室で寝てるけど、早くお前も行ってやれよ」

俺は全速力で廊下を走り、保健室へ急いだ。
75想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/04/12(土) 07:09:48 ID:7+wQKucY
流れブッた斬っての投稿、失礼します。
「思い出のつづき」みなみ編をお届けにあがりました〜



 ちょっと冷たい子って思われがちだけど…
 本当は、誰よりも友達想いで、とっても温かい心の持ち主なんだ。

 そんな彼女が、最近ちょっとよそよそしい。
 …俺、何かしたのかな?


 次回、想い出のつづき〜岩崎みなみの場合〜

「どうしてだろう……
 どうして、涙なんか……」

ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/54499832.html

取り急ぎ。
76名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/12(土) 09:44:42 ID:O5vjBtic
>>71
規制食らったのか?それとも、今回はここまで?とりあえず乙。

>>75
乙でGJ。
凄まじくニヤニヤした。次も楽しみにしてます。
77名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/12(土) 12:37:13 ID:7uN+N6uo
皆様乙です。
とりあえず現段階で投下されたものはほぼ全てまとめました。抜けているものなどあればご連絡ください。
>>54氏の画像も保管させていただきました。まずいようでしたらご連絡ください。
事情により、これからの保管作業は遅々として進まなくなると思いますが、ご了承ください。
78名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/12(土) 17:10:23 ID:b+cMpOBh
>>77
まとめ乙&ありがとうございます!
出来ればお手伝いしたいのですが、いかんせん不慣れなもので……。

職人様方もGJ!
読みながらニヤニヤしてますw
791-668:2008/04/12(土) 21:22:13 ID:gefVXcAM
>>75
こいつぁ甘ぇ…それでいて爽やかだ…

連日になりますが>>60の続きいきます
なんか、主人公がただの人なんだよなぁ
まあ、そこはギャルゲってことで

↓よっこら↓
80やまと再会・中庭編:2008/04/12(土) 21:23:26 ID:gefVXcAM
 少し、苛立っていた。
 模試の結果が、思わしくない。このままでは、志望校には届かない可能性が出てきた。
 自分ではなんともないつもりだったが、やはり転校したことが響いているのかもしれない。
 ひとりで、帰ることにした。こなた達に混ざることも出来たが、どこかで悪態をついてしまうかもしれない。
 とにかく、自分の実力が足りないだけなのだ。
 下を向いたまま、まことは校門を出た。呼び止められなければ、人がいたことにも気付かなかっただろう。

「まこと君」
「な、永森さん?」
「おつかれさま」
「う、うん。なんか、用事?」
「こうを、待っているの。一緒にお茶をする約束だから」
「あー、なるほど。さっき五限が終わったから、もう来るんじゃないかな」
「どうかしら。期待はできないわね」
「…まあ、時間に大らかな人だから」
「あの子は、ルーズなだけ」
「はっきり言うねえ」
「中学の頃からだもの。もう、言葉を選ぶ気にもならないわ」

 こうの手で強引に引き合わされてから、一週間ほどになる。やまとに会うのは、これで三回目だ。
 出逢った日の直感は、もうあまり意識しない。すでに、友人になっているのだ。
 そのときはひどく驚かされたが、結局はこうのはからいが良い方に転がった。
81やまと再会・中庭編2:2008/04/12(土) 21:25:21 ID:gefVXcAM
「それにしても、ずいぶん着込んでるね」
「寒いのは苦手だから」
「そうなんだ。よかったら、中庭で何か飲まない?ベンチもあるし」
「ありがとう。でも、今日は先生の許可ももらっていないし」
「ダッフルなんだから、どこの子かなんてわかんないよ。なんなら、飲み物も奢るよ?」
「…お人好しなのね」
「そうかも。でも、帰ったところで勉強するだけだし、俺も息抜きしたいから」
「…私で息抜きになるなら、行こうかな」
「ほんとに?俺、無理矢理言わせてない?」
「大丈夫よ。立っているのは、辛かったから」
「そっかそっか。では、お兄さんについてきなさい」
「…いかがわしい言い方ね」

 中庭に戻り、並んでベンチに腰を下ろした。
 缶入りの熱い紅茶を、やまとは愛おしそうにすすっている。吐息の白さが、やけに印象に残った。

「…おいしい」
「ちょっと、人通り多いかな。転校生だから、いい場所とか知らなくて」
「構わないわ。この方が、こうも見つけやすいだろうし」

 校舎と校門を繋ぐ大路。そこに寄り添うようにあるのが、いまいる中庭だった。
 生徒の往来がすべて見えるので、実際に待ち合わせに使われることが多い。
 やまとが落ち着けないことが、まことには気がかりだった。
82やまと再会・中庭編3:2008/04/12(土) 21:27:12 ID:gefVXcAM
 改めて見ると、やまとはかわいい。綺麗、という感じもする。
 鼻筋が通っていて、涼しげな目元によく釣り合っている。色も白く、寒さがその頬をかすかに染めていた。
 大人びたイメージがあるが、両手で大切そうに缶を包む仕草は、妙に愛らしい。
 髪型も気になる。ポニーテールのようだが、二つに分かれている。知らず、まことはその髪に触れたい衝動を抑えていた。

「どうかしたの?」
「あ、いや、なんでもない」
「…誰か、こっちに来るみたい」
「え?…ああ、柊姉妹」

 近づいてくるのは、かがみとつかさだった。双子で、かがみが姉だ。
 かがみはつかさのフォローに忙しい、などと言われるが、むしろよく補い合っているとまことには思えた。

「まこと、おつかれ」
「おつかれ、かがみさん。あとのふたりは?」
「みゆきは生徒会の仕事納め。こなたは、まだ教室」
「一緒に帰らないの?」
「黒井先生が、希望者募って受験対策してるのよ。それに出るっていうから」
「こなちゃん、最近になってすごく頑張ってるんだよ。
お姉ちゃんもゆきちゃんも頑張ってるから、フラフラしてるのが我慢できない、って言ってた」
「つかさ、あんまり言いふらすんじゃないの。まあ、まことだからいいかもしれないけど」
「あうう、ごめんなさい」
「永森さん、聞こえた?」
「いいえ。なにも」
「うん、俺も。てなわけで、心配いらないよ、つかささん」
「悪いわね。気ぃ遣わせて」
83やまと再会・中庭編4:2008/04/12(土) 21:28:46 ID:gefVXcAM
 かがみが、やまとの方を見た。きりっとした印象が、似ているといえば似ている。

「この子、永森さん。フィオリナの子なんだけど、ちょっと縁があって」
「ふうん。ちょっとした縁、ね」
「いや、別に俺は」
「はいはい。柊かがみです。よろしく。こっちは、妹のつかさ」
「どうも、つかさです」
「…よろしく」
「邪魔しちゃ悪いし、行きましょうか」
「待ち合わせに付き合ってるだけだよ」
「なんでもいいけど。あんた、勉強ちゃんとやってんの?模試、悪かったんでしょ」
「問題ないよ。自分のことは、自分で考えてるから」
「どうかしら。この分だと、センターも知れてるんじゃない?この間だって、なんか浮ついた話を聞かされたけど」
「それは、関係ないでしょ?」
「…そうよね。ごめん、余計なこと言った」
「いや、いいんだけど」
「…そうかな。そんじゃ、帰るから」
「うん。バイバイ。つかささんも」
「まこと君、ばいばい」

 ふたりが、同時に背を向ける。しかし、しばらくしてつかさだけが駆け戻ってきた。
84やまと再会・中庭編5:2008/04/12(土) 21:30:20 ID:gefVXcAM
「ふえ、疲れたあ…」
「どうしたの?」
「うん。あのね、まこと君。お姉ちゃんのこと、怒らないでほしいの」
「俺が、かがみさんを?」
「お姉ちゃん、最近ずっと遅くまで勉強してるの。それに今週は、丁度その、アレだから」
「それは、言わないでいい」
「永森さん?」
「そっか。じゃあ、いいや。だからね、悪気があってあんな態度してるんじゃないよ、って」
「大丈夫だよ。俺、ちゃんとわかってるから。模試がヤバイのも、事実だしね。とにかく、怒ってなんかないよ」
「…よかったあ」
「かがみさん、待ってるんじゃない?」
「あ、そうだった!まこと君、また明日ぁ」
「転ばないでよ…って、行っちゃった」
「なんだか、いい組み合わせね」
「永森さんと八坂さんも、いいと思うよ」
「そうかしら?」

 彼女らのやり取りは、この間の部室でしか見ていない。それだけでも、ふたりの信頼はよく見て取れた。
 それから、しばらくかがみ達の話をした。
 やまとは、ときどき慎ましく笑う。それは、小さく花が咲いたようだった。
 見とれそうになるのを振り切り、まことはコーヒーを飲み干した。
 もう少し、やまとと居たい。そう思っている自分がいた。しかし、そろそろこうが来るかもしれない。
85やまと再会・中庭編6:2008/04/12(土) 21:32:12 ID:gefVXcAM
「なんか、気持ちがほぐれた」
「イライラしてたの?」
「ちょっとね。受験、厳しくて。やっぱり、人と喋った方が良かったみたい」
「そうかもね。ひとりでいると、どうしても塞いじゃうもの」
「それでさ、永森さん。今度、俺とどこか行かない?」
「…え?」
「イライラが無くなっただけじゃ、プラマイゼロでしょ。だから、もうちょっとだけ息抜きしたいんだ」
「ずいぶん、突然ね」
「俺の中では、筋道が立ってるんだけど」
「…こうを誘った方が、楽しいんじゃない?」
「確かに楽しいだろうけど、あの子じゃ元気すぎて、息抜きって感じにはならないから。
自分でも急だと思うけど、考えといてくれない?」
「…ええ。わかったわ」

 静かな物言いの中に、かすかな戸惑いが感じられる。やまとを動揺させたことが、ちょっと楽しく思えた。
 大路に顔を戻すと、こちらへ向かう影があった。遠目であっても、群集に埋もれない存在感を放っている。
 間違いなく、みゆきだ。コートの上からでも、スタイルの良さが浮き出ている。一体、どんな身体をしているのか。
 
「…まことさん。そちらの方は?」
「あ、えっと、永森さん。永森やまとさん」
「もしかして、先日話されていた方ですか?あの、路上でお声を」
「う、うん。実は」
「そうですか。あなたが。まことさんは、あなたと」
86やまと再会・中庭編7:2008/04/12(土) 21:33:22 ID:gefVXcAM
 みゆきの様子は、どこかおかしい。
 真っ先にやまとを気にするのもそうだし、気のせいか、言葉には感極まったような調子がある。

「もう、すっかり仲良しなんですね」
「どうかな。悪くはないけど」
「もしよろしければ、今度私たちにも紹介して下さいますか?」
「まあ、永森さんが嫌でなければ」
「いいお返事を期待しています。急ぎますので、これで失礼しますね。
ごきげんよう、まことさん。それに、永森さん」

 わずかな会話で、みゆきは帰ってしまった。その歩みは、急ぐと言っていた割に速くない。
 他の生徒に紛れるまで、まことは眼が離せなかった。

「きれいな人ね」
「うん。でも」
「なんだか、泣きそうだった」
「やっぱり、そう見えた?なんだったんだろう」
「勘違いされたんじゃない?私がいたから」
「なにそれ。それじゃ、みゆきさんが」
「そういうことでしょう?」
「それはないよ。ないと、思う」
「まあ、私にはわからないけど」
「俺、またコーヒー買ってくる。なにか、欲しい?」
「いらないわ。でも」

 話題を振り切って立ち上がると、やまとも続いた。すぐに戻るといって、どこかへ行ってしまう。
 多分、トイレだろう。そういうことが、なんとなくわかる。昔から、なぜか女の子の友達が多かったのだ。
 手の中で細い缶を転がしながら、ベンチに戻る。その途中で、走るような音が聞こえた。
87やまと再会・中庭編8:2008/04/12(土) 21:34:41 ID:gefVXcAM
「こなたさん」
「あっ、まこと君っ」
「どうしたの?そんなに急いで。さっき、かがみさんが」
「アニメ始まっちゃうから、ごめん!」

 小柄な身体が、信じられないような速さで過ぎ去った。あのコンパスで、どうやったらあれだけ走れるのか。
 ふと、時刻が気になった。
 こなたが来たということは、もう一時間以上、こうを待っていることになる。陽の明りはすでになく、夜の空気が漂いだしている。
 心配になる。あの子は、寒いのが苦手と言っていた。なんとなく、辺りを見回す。
 二人、人がいた。片方が、間断無く謝りつづけている。人気のなくなった大路に、こうの甲高い声が響いた。

「ごめんっ。この通りっ。お願いだから許して!」
「こう。私がなにに怒ってるのか、わかる?」
「寒い中、待たされたこと?」
「それは、平気だったわ。ねえ、白石堂のお座敷は、何時までだっけ?」
「…5時です」
「今は、何時?」
「ああ、もうっ、わかってるよう。今度の日曜、遊ぼ?やまとの行きたいところ、どこでも付き合うから」
「…その日は、予定が入るかもしれない」
「八坂さん」
「あれっ、先輩?」
「一緒に待っていてくれたわ。なんだか、人が好いのね」
「勝手にいただけ、ってね。八坂さん、なにかあったの?」
「いや、実はですね」

 聞いてみれば、それなりに正当な理由だった。
 謝るときに言えばいいようなものを、こうは自分の正しさなど少しも主張しない。
 とにかく、心の底から謝るだけなのだ。それをやられると、なんとなく許してしまいたくなる。
 そうやって何度となく懐柔されている自分が、本当のところやまとは苦々しいのだろう。
 見ている分には、微笑ましい。やはり、いい組み合わせなのだ。
88やまと再会・中庭編9:2008/04/12(土) 21:36:07 ID:gefVXcAM
「まこと君」
「ん、なに?寒いから、歩きながら話そうか」
「さっきの話、考えてもいいわ」
「…ホントに?」
「ええ。都合のいい日がわかったら、連絡してくれる?私も、空けておくから」

 渡された付箋には、あらかじめ連絡先が書いてあった。こうも、同じようにしていたはずだ。
 親友の真似をしてみるような少女っぽさも、やまとにはある。また一つ、彼女を知ったような気分になった。

「なな、なになに?内緒の話?私のこと?」
「八坂さん、そんなに気にしないでいいよ。永森さんも、実はそんなに怒ってないんでしょ?」
「だめよ。甘やかすと、よくないわ」
「やまとぉ」
「そんな声出しても、だめ。まこと君、行きましょ」

 やまとを挟むような格好で、歩き出した。やまとは、まことにばかり話しかけてくる。
 わざとやっているんだろう。それも、こうが本当に落ち込んでしまう前にやめた。
 ふたりの掛け合いを眺めていると、楽しい。自分の苛立ちが、ちっぽけに思える。
 出逢ってから間もない。それでも、三すくみの会話は止むことがなかった。
891-668:2008/04/12(土) 21:42:34 ID:gefVXcAM
以上です

毎度のことですが、長いですね…
萌えを!もっと明確な萌えを!

あと、らきすたキャラに鼻筋はない、というツッコミはスルーしていきたいっ
90名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/12(土) 21:50:56 ID:Org3rPgp
乙でした
キャラの描写がリアルタッチというかあまりデフォルメされてなくて、
これはこれで話に引き込まれやすいんでいいと思う

あと、何気にかがみが主人公を呼び捨てにするようになっているのが良かった
91名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/12(土) 22:18:34 ID:+G8JlxeS
>>71です
昨日はあの後に書き足すのを忘れて寝てしまった・・・
混乱させてすみません

もう少ししたら続きを落とそうと思います
温かく見てみてください
92想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/04/12(土) 22:55:50 ID:7+wQKucY
まとめお疲れ様です。
私の作品もまとめいただき、感謝ですよ〜。

>>79
羨ましいです。
私もやまとSSを書こうと思ってましたが、なんか自信なくなってきましたorz
もういっそ大長編でどうでしょうw(ぉぃ

>>91
乙です。
いきなりの急展開、目が離せません。
わだかまりは解けるのか…がんばれ主人公! 作者氏もがんばって!





そして拙作に感想頂いた皆々様、多謝でございます。
新作期待されている方々もおられるのですが、放置中だった他作品の読者から地味にプレッシャーかけられたので、しばらくそっちに集中します。
よって「想い出のつづき」シリーズはしばしお休みってことでご了承をば。

もちろん、スレ状況は逐一チェックしていきます。
93名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 00:11:46 ID:ZZ2rv1Ye
さて、昨日の続きです

かがみは今、保健室のベッドで眠っている。
こなたさんが状況を説明してくれた。階段を下る途中で、足を滑らしたそうだ。
そしてみゆきさんが、かがみの容態を教えてくれた。
「天原先生が言うには怪我はたいした事ないんですが、頭を強く打っていて軽い脳震盪を起こしてるらしいですけど・・・」

俺は一人、想う。
(これって・・・俺のせいだよな。いくら頭に血が登ってたとはいえ、あんな風に言わなくても。
元々の原因は俺なわけだし・・・)
そう考えていると、こなたさんが叫んだ。
「あっ!かがみ!!」
94名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 00:25:58 ID:ZZ2rv1Ye
みんなが目を覚ましたかがみに、みんなが喜びの声をあげる。
「あやのーー!柊が起きたよーーー!」
「心配したのよ、柊ちゃん」
つかささんは、泣きながらかがみに抱きついている。
「かがみさん、大丈夫ですか?」

まだ状況を把握していないかがみは、こなたさんに問う。
「こなた。あたし・・・?」
「かがみ、階段から落ちたんだよ。心配したんだから」
「あたしが・・・階段から?」
「覚えてないの?」
「・・・・・うん」
「かがみ!」

こなたさんとの会話に割って入る形で、俺はかがみに話しかける。
「えっと・・・その・・・」
うまく謝れない。俺が口を濁していると、かがみが再び、こなたさんに問う。

「こなた・・・この人・・・誰?」
95名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 00:43:28 ID:ZZ2rv1Ye
かがみのその言葉に、その場の全員が凍りついた。
かがみが見てるのは、俺。

「かがみ、あたしの事分かる?」
「こなたでしょ?」
こんな具合にこなたさんは、俺を除く全員の名前をかがみに問う。・・・問題なし。
「じゃあ・・・この人は?」
こなたさんが、俺を指差す。そしてかがみの口から、一言。
「こなたの・・・知り合い?」

「おい、どういう事だよチビッ子!」
「まさかとは思うけど・・・」
そのあとの言葉は続かず、こなたさんに代わり峰岸さんが言う。
「記憶・・・喪失?」

ウソだろ?記憶喪失?俺の事だけ?
「冗談じゃねえよ!かがみ!さっきの事なら・・・」
そう言ってかがみの肩を掴む。
「いや!!」
そう言って、俺の腕を払うかがみ。
96名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 01:06:27 ID:ZZ2rv1Ye
今まで恋人として接してくれたかがみが、俺を拒絶した。
落ち着いてと言うこなたさんの言葉も、頭まで回ってなかった。ただ信じられず、これが夢だと思うしかなかった。

みゆきさんの提案で、今日はもう帰ることにした。その際みゆきさんは一つだけ、約束をした。
この事はこの場にいる人たちだけの秘密にすること。
みんな承諾し、それぞれの帰路に着く。

俺は一人だけ、教室に残っていた。まだこれが夢だと思い、現実を受け入れない俺。
「夢なんだよな、これは。夢だろ?早く覚めろ。夢なんだから・・・くそ!」
そういって俺は教室の壁を殴る。何度も。何度も。

しかし俺の手に残っていたのは、滲んだ血と、確かな痛みだった。その痛みがまるで言っているようだった。
これは現実なんだよ。・・・と
97名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 01:07:47 ID:ZZ2rv1Ye
とりあえず今日はここまでっす
また明日書きにきま〜す。
98名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 06:38:42 ID:susF1nfW
乙ですた

しかしやっぱり、数も増えてくると、自分も構想したネタとかぶるのもでてくるねぇ
うれしいけど、なんか複雑
99名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 11:12:55 ID:205ms3vY
お前に乙を送る前に
言っておきたい事がある
かなりきびしい話もするが
俺の本音を聴いておけ

投下する時ageてはいけない
スレで直接書いてもいけない

メモを上手く使え
いつもsageろ
出来る範囲で
構わないから
100名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 17:30:41 ID:susF1nfW
23時くらいから、『岩崎みなみの溜息』投下します。

あいかわらず無駄に長いです。
若干前作との論理矛盾というか「前回あんな格好いいこと言ったくせに」と思う事もあるでしょうが、
そこは、皆の心の成長段階によるものだとご理解ください。
・・・まあ大部分は、作者の能力不足ですが。

あと、やっぱりタイトルにはなんの関連もないので、そう言う期待をされる方にはゴメンナサイ。
101名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 17:53:38 ID:dsexYPXG
>>98
分かる分かる。
早く書いておきゃ良かった〜って、ちょっと後悔するね。
いや、他の人が書くSSも面白いし嬉しいんだけどさw
102名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 21:34:08 ID:ZZ2rv1Ye
さぁ〜て、続きを投稿
相変わらず駄文ですが、温かく見てください
そろそろ終盤に繋げます
103名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 21:43:13 ID:HTkdjX/1
読んでると絵にしたいシーンがチラホラあったりしますね〜
創作意欲がわいてきたりします
104名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 22:04:40 ID:T5Ghc192
>>102
期待している
が、まずはsageてくれ
一応ルールだから
105名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 22:04:45 ID:ZZ2rv1Ye
あれから1週間が過ぎた。かがみの記憶はまだ戻らない。
みんな色んな方法で思い出させようとしてくれた。しかし、やっぱり思い出してくれない。
いつからか、俺はかがみを避けるようになっていた。昼休みになると、一人で屋上に行くようにしていた。
教室にいると、かがみが来るから。その場にいるのが、たまらなく嫌だった。
心のなかに、あの思いを抱いたまま、時は流れる。

そんなある日の授業中、俺のケータイにメールが届く。・・・こなたさんからだ。
「今日の放課後、屋上に来るベシ!来ないと・・・」
屋上?今日は予定もないしなぁ・・・。OKと返信する。

放課後。屋上でこなたさんを待つ。・・・おかしいな、30分しても来ない。なんか嫌な予感がする。
「自分から呼び出しといて、なんだよ」
一人で文句を言っていても、いつまで経ってもこなたさんは来ない。
「・・・・・帰るか」

屋上から校舎に通じる階段を下りると、声が聞こえた。
「ちょっと・・・」
聞きなれた、声。しばらく聞いてなかった、声。

「・・・・・かがみ・・・」
106名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 23:11:49 ID:c404Zgya
>>105
取りあえずsageを覚えよう。そして、乙
107名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 23:25:19 ID:susF1nfW
投下して良い・・・のかな?

とりあえず30分に開始します。
108岩崎みなみの溜息1:2008/04/13(日) 23:30:26 ID:susF1nfW
・・・私は今、とても困っている。




まさか。

そんな。

これは、

一体?


・・・私は、頭の中を駆け巡る頭痛とめまいとを振り払い、なんとか自分を保つ。
落ち着くために、深呼吸を一つ。


・・・無理だった。落ち着ける訳がない。

心臓は高鳴り、冷や汗は止まらない。

今、自分の目の前で起こったこと。

どうしても、自分の中に受け入れることができない。

いつか、先輩のことでゆたかと話し合った時の。

・・・あの時と同じくらい、いや、ある意味、あれ以上の動揺と、混乱。
109岩崎みなみの溜息1:2008/04/13(日) 23:34:06 ID:susF1nfW
なんで、こんなことに?

どうしたら良い?

いや、どう・・・


*「・・・答えて、くれるかな」
みなみ「・・・っっ!!!」

声が響く。
私は、喉から心臓が飛び出しそうになるのをかろうじてこらえて、相手を見返した。


*「・・・あぁよかった。無視されたのかと思った。」
みなみ「・・・い、いえ、まさか・・・」
その相手は、目線を外すことなく、私を真っ直ぐ見つめてくる。
・・・私は、そんな相手に、どう接したら良いか分からずに、視線を泳がせた。

*「そんな、他人行儀なしゃべり方しなくていいのに。同い年なんだから、タメ口でいいよ」
みなみ「ぇ・・・ぁ・・・ぃぇ・・・」

*「でさ、そろそろ、答えてくれる?」
みなみ「・・・う・・・ぇ・・・その・・・」
*「・・・・・・」

言葉が続かない。

・・・どうすれば良いのかは、実際はちゃんと分かっている。

答えは一つしかない。
110岩崎みなみの溜息1:2008/04/13(日) 23:37:36 ID:susF1nfW
いますぐ答えればいい。それで全て終わり。

でも、言葉が出てこない。

それくらい、今の私は混乱している。


*「・・・・・・ふぅ」

相手が、溜息を一つ。
・・・溜息をつきたいのは私の方だ。

*「・・・まぁいいや、とりあえず、考えておいてくれるかな?」
みなみ「・・・い、いえ・・・あの・・・ですから・・・」
*「だからタメ口でいいって。岩崎さん」


苦笑。
私は笑えない。

*「もう一度言うよ。答えはまた今度でいいから」
111名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 23:39:18 ID:ZZ2rv1Ye
そこには確かにかがみがいた。この1週間、ずっと避けていたかがみが、そこにいる。
気まずい空気。ながい沈黙がこの場を包み込む。
「なんで?」
かがみが、沈黙を破る。

「なんであんた、教室に居ないの?それに、あたしに話し掛けてもくれない」
「こなたから聞いたわ。あんたとあたし、ものすごく仲よかったって。・・・なんで?」
かがみの言葉が、凄く痛い。心に突き刺さる。
「思い出さないから?」

その言葉に、俺は言葉を失った。そうじゃないと言いたかったが、言葉が出ない。
「そう、なんだ・・・」
俺が違うと言いかけた時、かがみが一言。
「ごめんね」

その時、俺のなかでなにかが壊れた。音をたてて、なにかが崩れた。
「あたしがちゃんと、あんたの事を」
「・・・おい」

かがみの言葉をさえぎり、俺が言葉を続ける。
「なんでかがみが謝るんだよ・・・」
「だって悪いのはあたし」
「違う!!」

いままで溜めてきた思いが、一気に溢れてくる。
「かがみは何も悪くない!謝るな!」
「でも、結局あんたの事を思い出せなくて・・・それであんたに迷惑かけて」
「だから違う!本当に・・・本当に謝るのは・・・・・!」

言いかけて、俺は走りだした。正確に言えば、逃げた。
112岩崎みなみの溜息1:2008/04/13(日) 23:41:08 ID:susF1nfW
みなみ「・・・っ、あのっ・・・待っ・・・!!」
*「・・・すぅ・・・」


待って。

やめて。

言わないで。

だから私には―――

*「岩崎みなみさん。







―――あなたが好きです。付き合ってください。」


・・・そんな、ある日の出来事。
113名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 23:45:49 ID:susF1nfW
導入部おしまい。
前回は思う側、今回は思われる側、ということで。


>>111
ごめん。でも、ながら投稿はやめた方がいいですよ。
114名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/13(日) 23:53:29 ID:ZZ2rv1Ye
>>111です
なんか調子が出ないんで今日はこの辺で・・・
明日最終回を書こうと思います

sageってこれでよかですか?
115そらる ◆rsS0T7VdFo :2008/04/14(月) 00:05:29 ID:fzBtQwoy
まとめwikiの方で使っているHNを名乗ってみます。コテUZEEEでしたら素直に戻しますね。エロパロのほうでも書いてみたとか下らないことはおいておいて…
>>113
乙です。新たな急展開!?
>>114
メール欄にsageでどうぞ。最終話期待しています。
116名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/14(月) 04:18:12 ID:cBQakKtW
>>112
溜息キタ━━(゚∀゚)━━ヨ
激しく乙です、まさか本当に書いてくださるとは・・・
期待しております!
117名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/14(月) 11:21:13 ID:BVgt25uh
118そらる ◆rsS0T7VdFo :2008/04/14(月) 17:27:58 ID:2kK9oDdc
 短く書こうと思ったら、無駄に冗長してしまったつかさSSを投稿してみます。
119絶好のキキースシーン:2008/04/14(月) 17:28:51 ID:2kK9oDdc
 桜藤祭の劇、FATEは大団円のうちに幕を閉じた。
 かがみさんの捻挫から急遽俺に役が回ってきたときはとても狼狽したものだが、いろいろな人に助けてもらい、誤解や対立も生んでしまったが、すぐに仲直りして、転校初日にであった4人と最高の学園祭を迎えられた。
 そして、その劇の終わりに、俺は新たな関係を築いた。
 
 恋人。

 俺の恋人――などというと気恥ずかしく、口に出すのも憚れるが、恋人ができた。こなたさんの「攻略されげー」から、ひょんなことからつかささんと、馬が合うようになった。
 そして、桜樹の木の下で――こなたさん曰く、その樹の下で告白したカップルは永遠に結ばれるとか――俺はつかささんと、契約を交わした。恋人として。

 晴れた日である。「よーし、気ぃつけて帰りやー」と黒井先生の少々不真面目な声を合図に、ぞろぞろとクラスメートが教室から出て行く。教室に残って、友達と雑談に興じているものもいれば、即席の勉強会もクラスのいたるところで四五人、グループになって開かれていた。
 まだまだ夜の帳が下りるのは遅い季節。役目を終えた陽光が、西日となって傾いている。紅に萌えた日差しが廊下から反対側の窓にまで差し込んでいる。
 一日が終わったというなんともいえない疲弊感と達成感がどっと押し寄せてくる。教室の喧騒は、よりいっそうの郷愁をかもし出していた。
120絶好のキキースシーン:2008/04/14(月) 17:29:44 ID:2kK9oDdc
「やっと学校終わったね〜、私、ねむくて、ねむくて」
「つかささん、寝てたよね」
 ホームルームが終わるとつかささんはパタパタと駆け寄ってきた。ショートヘヤーの、世界でかわいい女の子。いや、決して誇張ではない。本当にかわいいんだから。
「あ、あはは〜ばれてた? 一応頑張ったんだけど」
 つかささんは図星をあてられて、困ったような笑顔を見せる。赤くなっている顔の破壊力は、世界どころか宇宙で一番だと思う。
 …ちょっと調子乗りすぎましたごめんなさい。
「でもでも、誠君も、あくびをしていたよね?」
「…ばれてたか」
「お互い様だよ〜、それに、嬉しいな」
「なにが?」
 つかささんは、恥ずかしそうに苦笑いを浮かべて、それから小さく呟いた。
「誠君と一緒で。なんだか恋人さん同士みたいで、嬉しいなあ、って」
「――俺達、恋人通しだろ?」
「え?…あ、そうだった〜。私、何いってるんだろ」
 照れ笑いのつかささん。
 ああ、抱きしめたいよ…。しかし、自重しろ俺ー! ここは学校。学校なのだ。俺の家でなければ、つかささんの家でもない。人はすでにまばらになっていたが、教室なのだ。
 でも、つかささんの唇、そそるな…。
「とにかく帰ろう? 誠君」
 つかささんはきっと、俺の悶着など微塵にも気づいていないと思う。うなづいた後、俺は椅子を引いて立ち上がった。
「こなちゃんと、ゆきちゃんは?」
「かがみさんのところ、行っているんじゃないかな」
「二人とも、どうしたんだろ」
「そりゃあ、空気をよんだんでしょ?」
「空気?」
「―――ごめんかがみさん。つかささんはぜんぜん意図を理解していないや」
 かがみさんに、黙祷。
「???」
 つかささんは、ごまかすためにあいまいに笑っていた。
121絶好のキキースシーン:2008/04/14(月) 17:31:22 ID:2kK9oDdc
 本当は、俺がこなたさんに頼んだ。二人っきりにしてくれないかと打診した。
 もともと校内公認カップルかどうかは知らないが、少なくても親友達には知れ渡っていた関係だったので、こなたさんは二つ返事で了承してくれた。
 ただし、レポはきちんとすること! との条件付で。メールでいいよ〜と言っていたが、情報化社会だ。インターネットを使っている身としても、特にこなたさんに秘密をメールで送るのは、どこか危険な気がした。
 だから、口頭で話そうと思う。
 すごく恥ずかしいけれど、ノロケ話を披露して、こなたさんを面食らわす。なぜかそんなことをしてみたい、と思ってしまった。

「やっぱり、もう少し話していかない? さっきメールが着たんだけど、かがみさんたち、先に帰るって」
「じゃあ私達、置いてけぼり?」
「…」
 やっぱりつかささんはかわいいなあ☆ じゃなくて、天然もここまでくると素敵です。
「お話しするなら、私椅子をもってくるね」
 隣の椅子から引っ張り出せば早いのに、つかささんは丁寧に自分の机の椅子をもってきた。ずるずるとひきずり、俺の机の対面側に置く。ひとつの机を二人で共有した。
 机の縦の長さなんて、30センチにも見たない。つまり、それほどにまでつかささんの顔は近い。

 さて、先に一言だけ言わせてくれ。
 机の作成者、ぐっじょおおおおおおおおおおおおおおぶううううううううう!!!!

 …取り乱しました。

 話をすると提案したのは、単に時間を稼ぐためだ。まだ教室には人が数名残っている。その人たちも長居する気はないらしく、すでに帰宅(あるいは遊びに行くのかもしれない)の準備を進めていた。
 もちろん、つかささんと二人っきり♪ なんてシチュエーションに歓喜していることは、言うまでもない。
 俺きめえ。
122絶好のキキースシーン:2008/04/14(月) 17:35:54 ID:2kK9oDdc
「つかささんは、この前の中間テストどうだった?」
「できれば聞かないでくれると嬉しいな」
「…悪かったんだ?」
「ええ!? なんでわかるのお?」
 つかささんは嘘をつくのが絶望的にへたっぴだから、もちろん簡単に悟ることができる。
 中間テストについては俺も誇れるようなものではない(こなたさんが俺よりも成績いいことには心のそこから驚いた。いつ勉強しているんだろう)が、話の話題としては最適だと思った。
「かがみさんは、すごく頭いいんだね。テストの点数をおおっぴらに話していたし、91点なんてびっくりしたよ」
「私そのテスト、58点だったよ」
「俺は70点」
「すごいね〜誠君。私も、それくらいとれたらなあ」
「いや、どんぐりの背比べだと思うけど」
 そうした、たわいのない会話。
 その時間。連続した時間の中で、分節された中の数十分が、大切な時間だった。
123絶好のキキースシーン:2008/04/14(月) 17:36:42 ID:2kK9oDdc
 つかささんと話すこと、小一時間。基本的には俺が話し役でつかささんが聞き役だ。的外れの答えをつかささんが返すときもあるので、スリリングな会話ができる。つかささんから話すときは、できるかぎり口を挟まないように徹底して聞き役に回る。
 聞き上手は会話の基本だ。それになによりも、つかささんのかわいい声を中断なんてしたくなかった。
 それくらい――おーけー、そろそろ自重する。
「うわあ、もう6時だよおっ!」
 つかささんが携帯を取り出して時刻を確認した。
 俺もポケットから携帯を取り出し、折りたたみ式の携帯電話を開く。自動的にディスプレイに待ち受け画面と、設定したあった時計が表示される。
「ほんとだ。そろそろ、帰ろうか」
「うん、お姉ちゃんも心配するといけないし」
 西日は、水平線から30度くらいのところで、残光を弱々しく輝かしていた。
 部活動はまだ行っているのだろう。校庭からは、サッカー部や野球部の元気な声が響いていた。

 教室には、俺とつかささんを除いて、誰もいなかった。

「――二人っきりの教室って、なんだか不思議だね〜 ね、誠君?」
「そうだね。雰囲気、いいよね」
「え、それってどういう意味?」
「…」
「??」
「うん、まあ、簡単に説明するとさ、絶好のキキースシーンじゃないかなあって」
「え、えええ!?」
 つかささんは驚いて、声をあげる。われながら雰囲気台無しだと思うが、つかささんは「それとなく」では通じない相手だ。てっとりばやくリアルでひぎぃなお子様厳禁展開に持ち込むには、先に告げておくのが一番だと思う。
 …そんな勇気はないけど。

 つかささんは、最初こそ驚いて俺を見つめ返したが、すぐに緊張に混じった笑みを浮かべた。「キキースだ、だよね?――私と?」
「他に誰がいるって言うっていうのさ」
「お姉ちゃんとか?」
「それは天然なのか? それともボケなのか?」
「む、難しいよ…」
 もう懐柔についてはあきらめた。どのみち俺とつかささんは恋人通しだし、経験済み(キスという意味で)なんだ。迷うことはない。KOOLになれ、前原――俺。
124絶好のキキースシーン:2008/04/14(月) 17:39:09 ID:2kK9oDdc
「きゃっ…」
 つかささんの小さい唇に、強引に重ね合わせた。
 二度目のキスは、とても温かくて、つかささんを感じた。
 
 つかささんの、可愛らしい鼻が目の前にある。目を閉じていても、小さな鼻からの呼吸音を感じる。緊張しているのか、やや速いペースで息を吸ったりはいたりしていた。
 唇をはなして、目を開ける。
 ぼうっとしているのが、あるいは考え事をしているのか。つかささんは不思議な顔をして俺の顔を見ていた。

「…嫌だった?」
 そう聞いてみる。
「う、ううん、ぜんぜんそんなことないよ! 私でいいのかなあ、とかは思ったけど」
「つかささんじゃなきゃ駄目なんだよ」
「え、そうかな?
――だったら、嬉しいな」
「えっと、じゃあ、かえる?」
 正直言って、「つかささんでなきゃだめ」なんて言うには勇気を要した。
 恥ずかしいに決まっている。
 でも、そうしないと納得してくれない、そんなつかささんが好きだ。。

「うん、誠君、今日は二人っきりで帰れるね。私、なんだか嬉しいよ」
「俺も」

 ある放課後の一日。
 教室でのキス――キキースシーンで、つかささんとよりいっそう仲良くなれた気がした。




 ちなみに、こなたさん達は帰ったわけではなく、しっかりと俺達を監視していたらしい。
 キスしたことで、さんざん囃し立てられたが、つかささんと二人で否定することは楽しかった。
 いやほんと、早まらなくて良かった…。
125そらる:2008/04/14(月) 17:41:21 ID:2kK9oDdc
以上です。2回に分けようと思っていましたが、終わらせてしまいました。
天然っぽさだすのは難しいですねorz
126名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/14(月) 18:20:13 ID:wejZWxmj
記憶喪失SS作ってる俺やでぇ
そろそろ落とします
最終回です
127名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/14(月) 18:30:42 ID:sQ/a4cAv
みんなGJだお
128名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/14(月) 18:38:21 ID:wejZWxmj
中庭まで来て、俺は止まった。目の前には星桜の木がある。二人の思い出の場所。
なんで謝れない。素直になれない!考えなくても、その理由が俺にはわかっていた・・・。
俺は・・・怖いんだ。かがみが思い出して、俺を許してくれないんじゃないかって。
「もう、見つけた」
かがみの声が、前から聞こえた。

「あんたねぇ、なんで・・・あっ!」
その時だった。かがみが躓いた。転びそうになるかがみを、俺は支えた。
その光景は、あの時と同じだった。こなたさんと仲直りした後の、廊下での光景と同じだった。

「あ、ありがとう・・・」
お礼を言われたがその言葉も耳に入らず、溢れる感情を感じていた。そして
「・・・・・え?」
かがみを抱きしめていた。戸惑うかがみを気にもせず、抱きしめる。
「ちょっ、なによあんた」
「・・・・・ごめん」
129名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/14(月) 19:08:15 ID:wejZWxmj
もう我慢できなかった。抑えていた何かが涙として溢れた。
「いままで避けてきてごめん!誘いを断ってごめん!悲しい思いさせてごめん!
今までのこと全部謝るから!もう悲しい思いさせないから!一生大切にするから!
だから・・・だからいつもみたいに「けんじ」って呼んでくれよ!俺のこと・・・思い出してくれよぉ!!」

初めて人前で泣いた。溢れる感情を、すべて言葉にした。

「ごめん」
「違う!悪いのは全部・・・全部!」
「けんじ君・・・」

確かに聞こえた、俺の名前。俺はかがみを見つめる。
「ごめんね、なんでだろう・・・どうして大切な人のこと、忘れてたんだろう・・・大好きな人なのに・・・」
見ると、かがみは泣いていた。その目は、しっかりと俺を捉えていた。
「ごめんね・・・けんじ君・・・」
「・・・かがみ・・・かがみ!」
まるで子供のように、俺は泣いていた。そして何度も謝った。かがみは母親のように、俺の頭を優しく撫でながら許してくれた。
夕日が二人を包み込むような、優しい光のように感じた。
130名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/14(月) 19:13:37 ID:wejZWxmj
こんな感じです。やっとオワタ・・・
思いがけず、長くなってしまった・・・↓↓↓

駄文でしたがお付き合いくださいまして、ありがとうございました!
また会う日までぇ(´∀)/~~~
131名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/14(月) 21:39:32 ID:6/6gE69V
乙です。久しぶりに目頭が熱くなったぜ
132名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/14(月) 23:20:16 ID:vhW6uxyd
乙&GJです。自分も0時頃に桜庭先生SS投下しようと思います。
前回同様の衝動書きなので相変わらず構成、展開に無理がある上に
キャラがかなり崩れてしまった気がしますが勘弁してください。
133名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 00:11:28 ID:W3ZppZlL
そろそろ投下します。主人公の名前は「神谷さとし」で。


[イケナイ恋心]


「ね〜桜庭せんせ〜」
ひかる「何だ?」
結婚してくださ〜い」
ひかる「またか…」
俺が陵桜に来てから色々な事があった。時間のループのせいで劇やら同人誌の即売会やらミスコンをしたり、ネトゲの世界に行ったり、時間の狭間に閉じ込められた様な
こともあったが、その記憶ももうぼんやりとしたものになっていた。ただ最近、平凡な学生生活を送っていた俺にも変化があった。好きな人ができた。それだけなら別に
大した変化でも無いのだろう。相手が生物の教師という事を覗けば。
ひかる「大体、なんで私なんだ?もっといい相手もいるだろう。」
「なんでったって好きになっちゃったんだから仕方ないじゃないですか」
俺も正直何でこの人が好きなのか疑問を持つ事がある。天原先生が言うにはお茶も自分で煎れないほどのズボラらしいし、特別に美人ということもない。なのに好きに
なってしまった。この人が可愛いくて、愛しくてならなくなっていた。
「分かりました。結婚は求めません。だから付き合ってください」
ひかる「お前なぁ…」少し呆れた顔で俺を見ている。
ひかる「ふゆきもこいつに何か言ってやってくれ」
ふゆき「桜庭先生だっていつも似たようなこと言ってるじゃないですか」
「え!?桜庭先生好きな人居たんですか?」予想外の事実に驚きを隠せなかった。
ひかる「そ、そうだ。だから悪いが諦めてくれ」
「う〜…それって誰ですか?」
ひかる「なっ!?何でそんなことを聞く?」
「諦めをつけるためですよ…誰ですか?」
ひかる「いや、それはだな…」
ふゆき「私ですよ。」
134名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 00:14:50 ID:W3ZppZlL
「え…」
ふゆき「いつも私に『結婚してくれ〜』って。」
ひかる「お、おいふゆき!?」
ふゆき「何ですか?」おっとりとした様子で天原先生は話した。
ふゆき「だって本当の事じゃないですか。」
「……マジですか?桜庭先生は…男の人は好きになってくれないんですか?」
ひかる「ち、違う!勘違いするな!ふゆきも誤解を受けるような事を言うな。」
ふゆき「それは桜庭先生でしょう?」
ひかる「うぅ…」
ふゆき「反論があるならどうぞ?」
天原先生が桜庭先生を言い負かしている。正直普段の天原先生からは予想もつかない光景だった。
ひかる「私がふゆきに結婚を迫ったのはただこれからも飯や茶を出してほしいからであってだなぁ」
ふゆき「それだけなのに何で抱き合おうとしたんですか」
あやと「え〜!?二人はそこまで親密だったとは(泣)」
ひかる「お前は少し静かにしろ。あれはその…若さゆえの過ちというかだな…」
ふゆき「その歳で若さゆえの過ちとは。」
ひかる「う、うるさい!とにかく過ちだったんだ。」
ふゆき「だそうですよ。良かったですね」
「は、はぁ…」
ふゆき「どうかしましたか?」
「いや、何と言うか…天原先生の意外な一面を見たと言うか…」
ひかる「ふゆきは昔からこうだ。一見おっとりしているが言うことがキツい。」
ふゆき「そもそも桜庭先生がまいた種でしょう?」まあそうですが…
ひかる「うぅ…悔しいが反論できん。」
135名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 00:17:34 ID:W3ZppZlL
「そんじゃあ話を戻していいですか?」
ひかる「何がだ?」
「とぼけないで下さいよ。付き合ってくださいってやつです。」
ふゆき「本当のところ桜庭先生もマンザラじゃないんじゃないですか?」
ひかる「な、何を言っているふゆき!?」
ふゆき「だってここ最近いつも彼の事を話しましてたし」
「そうなんですか?」
ひかる「いや、生徒に告白なんかされたらお前に相談するくらいしか無いだろ?」
ふゆき「でもただ断るならわざわざ私に話す必要も無いじゃないですか?」
ひかる「いや、それはそうだが…」
ふゆき「ホントは好きだけど教師と生徒の間柄だから素直に好きと言えない、とか?」
ひかる「な、何を言っている!?」
ふゆき「ふふふ。顔が赤いですよ?」
天原先生の言う通り、桜庭先生は真っ赤になっていた。
ふゆき「ふふっ、どうやら図星ですか?」
ひかる「いや、それは、その…」
「wwwwww」
桜庭先生が言葉を濁していると、電話がなった。
ふゆき「はいもしもし。はい、ええ、分かりました。」
そう言って天原先生は電話を切る。
ふゆき「すみませんがちょっと用事ができたので、職員室に行ってきますね。」
ひかる「お、おい待ってくれふゆき。置いていかないでくれ〜。」
ふゆき「子供じゃないんですから。わがまま言わないで下さい。それじゃあまた後ほど。」そう言って天原先生は保健室を後にする。
ひかる「………」
しばらく沈黙が続いた。
あやと「あの…」
ひかる「ふゆきが…」何か話そうとすると、桜庭先生が話し出した。
ひかる「ふゆきが言ったことも間違いじゃないかもしれない。お前に告白されてから変にお前を意識している。だがな…」
少しシリアスに桜庭先生は話を続けた。
136名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 00:19:45 ID:W3ZppZlL
ひかる「何と言うか、この気持ちが本物なのかよく分からないんだ。好きだと言われてそのままお前を意識して…なんだか自分が軽い人間に思えて仕方ないんだ。」
「桜庭先生…」
ひかる「だってそれまで特別に意識なんかもしてなかったのにただ好きだと言われて好きになったなんて…」
「……俺はそれでもいいですよ。」
ひかる「なに?」
「俺も実は、何で桜庭先生が好きなのかよく解らないんです。でも好きなんです。おかしいと思うだろうけど、それだけは確かなんです。」
ひかる「神谷…」
「だから…付き合って下さい。お互いに本当の気持ちがわかるまで。」
ひかる「……その結果お前を傷つけることになるかもしれないぞ?」
「傷つかない恋愛なんてそうそうないですよ。」
ひかる「ふん、知ったような口を…」そう言って顔をそむけた。
ひかる「本当に…本当に私でいいのか?」
小さくか細い声で桜庭先生が言った。
「先生でいいんじゃなくて、先生がいいんです。」
俺は桜庭先生を抱き締めた。抱き締めて改めて思った。この人がこんなに小さくか弱い人だったのかと。
ひかる「…仮にも恋人になるのに桜庭先生はないんじゃないか?」
「じゃあ…」
ひかる「な、何度も言わせるな//」
そう言ったこの人の頬は少し赤かった
「……ひかる……」
ひかる「神谷…」
互いに見つめ合い、徐々にその距離を縮める。そして……
ひかる「んっ……」
しばらくひかるの唇の感触を味わった。
ひかる「んっ……ふっ……あっ…」
唇を離した時のひかるは、少し息を切らしていた。
ひかる「はぁ…はぁ…」
ヤバい……スゴく可愛い……。いつものひかるからは想像もつかない姿だ。
「ひかる!」
137名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 00:28:41 ID:W3ZppZlL
俺はひかるをベッドに押し倒した
ひかる「お、おい!?ここは学校だぞ!?」
「ごめん…でも、もう一回…」
もう一度キスを迫ったまさにその時だった。
ふゆき「お待たせしまし…」
天原先生が戻ってきた。それはもう、漫画のようなタイミングに。
ふゆき「すみません…お邪魔でしたね。」
ひかる「ちょ、まてふゆき!勘違いするな!」
ふゆき「私だから良かったですけど、もし他の人だったらクビになりますよ?」
ひかる「だから違う!」
ふゆき「とりあえず鍵くらいはしてくださいね。」
ひかる「人の話を聞け〜!」
ふゆき「ふふふ。それじゃあごゆっくり。」おっとりと笑ってまた天原先生は保健室を出ていってしまった。
ひかる「最悪だ…」
「まさかあのタイミングで来るとは予想外でしたね〜。」
ひかる「呑気に言ってる場合か!?」
「まあ天原先生だから黙っててくれますよ」
ひかる「まあそうだが…」
「だ・か・ら」
ひかる「???」
「さっきの続きを〜」
ひかる「少しは自重しろ!」

おしまい

長々と駄文を書いてすみません(特に桜庭先生のファンの皆様)。
ちなみに三人は保健室にいるという設定でしたが、微妙に分かりずらかったかもしれません。
書いてからつくづく思いましたがかなり主人公もキャラ変わってますね(汗)
前回から全然進歩がなくて申し訳ないです・・・それでは失礼しました。


138名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 01:43:47 ID:VRTSKyY8
職人様方乙です

ふと気になったんだけど
主人公名誠の場合は注意書きがあった方がいいと思う。
139名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 01:44:59 ID:WxSTUZWt
みなさま乙

2スレ目になって、なんだかみんなトップギアに入ったみたいですねwww
この流れに負けないよう俺もがむばります。





溜息つづきはお昼頃です。たぶん。
140まとめ@臨時:2008/04/15(火) 03:47:52 ID:DKEe8O1H
職人様方乙です。>>137までまとめ終了しました。自分の作品がない!という方は是非ご一報ください。
まとめサイトの方も部分的にちょこちょこいじっております。スレのテンプレも保管しました。
次スレを立てる際にご活用ください。

不肖私も2スレ目記念に何か投下しようと思います
いつになるか分かりませんがorz
141名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 08:45:57 ID:hZtLJfhc
らきらきメモリアル、ひよりルートのワンシーンを描いてみました。
板違いかもしれませんね、迷惑であれば別の板に貼ることにします。

ttp://paint.s13.dxbeat.com/up/src/paint_5904.jpg

相変わらず下手糞でスマソ。
142名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 11:46:56 ID:NIp64v6w
>>141
神速で保存した
143名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 12:06:41 ID:mmQkhQV7
>>141

ぐっじょ!

もっと自信もつべし。謙遜イクナイ(誘い受けにも見えちゃうしね)
144名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 12:14:06 ID:WxSTUZWt
>>112続き投下します

ちなみに後もう告った彼は空気ですよ
145岩崎みなみの溜息2:2008/04/15(火) 12:17:56 ID:WxSTUZWt
放課後、教室にて。

ゆたか「・・・・・・」
みなみ「・・・・・・」
ゆたか「・・・・・・」
みなみ「・・・・・・」
ゆたか「・・・・・・」
みなみ「・・・・・・(汗)」

ゆたか「・・・みなみちゃん・・・それって・・・ちょっとまずくない?」
みなみ「・・・ぅ・・・やっぱり・・・?」

昼休みの後、私の様子がおかしいことを察知して訊ねてきたゆたかに、先ほどのことを相談することにした。

簡潔に言えば、告白、されたのだ。私が。
相手は他のクラスの一年生で・・・、一目惚れ・・・らしい。

ゆたか「・・・なんで、すぐ断らなかったの?」
みなみ「・・・ぅ・・・だから、その、なにがなんだか分からなくて混乱してる内に、行っちゃって・・・」
ゆたか「・・・みなみちゃん・・・」
みなみ「・・・ぅぅ・・・」

他に誰もいない教室で二人、頭を抱える。
ちなみに、先輩は今日用事があるらしく、先に帰るとメールが来た。
・・・今日はその方が助かる、なんて考えた自分が、情けない。
146名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 12:18:40 ID:JtFisJho
>>133-137
お前のせいで桜庭先生が好きになったじゃないかどうしてくれる
い い ぞ も っ と や れ

>>141
職場PCにも関わらず保存した
147岩崎みなみの溜息2:2008/04/15(火) 12:20:57 ID:WxSTUZWt
みなみ「・・・ど、どうしよう・・・」
ゆたか「どうって・・・断らないの?」
みなみ「そ、それはもちろん。でも、どう言えば・・・」
ゆたか「・・・うーん・・・」

ゆたかが、視線を宙に漂わせる。
私は、逆に視線を地に伏せる。

少し考えた後、ゆたかが、一言。

ゆたか「やっぱり、正直に『恋人がいるからゴメンナサイ』って言うのが一番じゃないかな」

一番無難で、一番簡潔な答えをくれる。
私も、それが一番だとは思う。

でも。
みなみ「・・・やっぱり・・・そうかな・・・」
ゆたか「でも・・・『じゃあなんであの時言わなかったのさ?』って・・・怒られるかな?」
みなみ「・・・う」

そう。それが問題。あの時、あの場で言ったのならともかく。
一度時間を置いてしまうと、言いにくい答えでもある。

ゆたか「相手の人、凄く期待してるだろうし、凄く勇気のいることだったろうし」
みなみ「・・・ぁ・・・ぅ・・・」
ゆたか「それでしばらく待たされて、答えが『実は彼氏がいるからダメ』ってのも・・・」
みなみ「・・・うぅぅ・・・」

自己嫌悪。
やっぱり、情けない。少しは成長したつもりだったのに。
148岩崎みなみの溜息2:2008/04/15(火) 12:24:05 ID:WxSTUZWt
しかし、ゆたかの追い打ちは続く。

次の言葉が、私を・・・全力で打ちのめした。
ゆたか「・・・先輩が知ったら、なんて言うかな・・・」
みなみ「・・・っ・・・!!」

そう、それが一番恐れていること。
先輩が、どう思うか、どう感じるか。

先輩に、私の、先輩への想いを疑われること。

―――それが、一番の恐怖。

みなみ「・・・ど・・・どうしよう、ゆたか」
ゆたか「・・・・・・」
私は、恐怖でひきつった顔で、ゆたかに訊ねる。
いや、もう『すがる』と言った表現の方が正しいかもしれない。

ゆたかは、私を見て。

一瞬、目を閉じて。

再び、私を見て。




―――そして、笑顔。
149岩崎みなみの溜息2:2008/04/15(火) 12:27:24 ID:WxSTUZWt
ゆたか「大丈夫だよみなみちゃん」
みなみ「・・・ゆたか・・・」

ゆたかの、笑顔。
それは、最近良く見せてくれるようになった、

・・・優しい、微笑み。

ゆたか「・・・先輩が、みなみちゃんを嫌いになることなんてないから」

ゆたか「だから、大丈夫」

ゆたか「今は、どうやって断るか」

ゆたか「それだけ、考えよう?」

ゆたかの、優しい声。私の中に染み込むような、ゆたかの優しさ。


最近、こんな場面が増えた気がする。
私が慌てて、ゆたかが笑いながら私を落ち着かせてくれる。

あいかわらず、体調を崩しやすいのは変わらないけれど。

・・・きっと、もう、私なんかよりずっと大人。
150岩崎みなみの溜息2:2008/04/15(火) 12:30:40 ID:WxSTUZWt
みなみ「・・・うん」
ゆたか「じゃあ・・・断り方だけど・・・どうしようか?」

みなみ「それは―――で―――」
ゆたか「―――そう―――じゃあ―――」
顔を向き合わせながら、あれこれと意見を交換する。
時には真面目に、時にはちょっぴり変な答えを。
ゆたかは、やっぱり私のことのように真剣に考えてくれる。




私がその人と付き合えば先輩は一人になるのに。

・・・なんて、冗談で言ったら怒られた。
勝負は正々堂々だよっ、って。

・・・嬉しくてちょっと泣いた。やっぱり私は子供だ。

ゆたか「・・・うーん、やっぱり、何にも言わないで『ゴメンナサイ』ってだけ言うのがいいのかな?」
みなみ「・・・うん・・・」
ゆたか「先輩のことは・・・その内知られちゃうかもしれないから。早めに断った方がいいかも」
みなみ「・・・うん。明日・・・昼休みに言うよ」
ゆたか「・・・大丈夫?私ついて行こっか?」

ゆたかが、不安そうに私を見る。

・・・私は、笑顔。
151岩崎みなみの溜息2:2008/04/15(火) 12:33:29 ID:WxSTUZWt
みなみ「ううん、大丈夫。言えるよ」
ゆたか「みなみちゃん・・・」
みなみ「それに、側にいなくても、ゆたかは一緒だから。だから、大丈夫」
ゆたか「・・・うんっ」

今度は、二人共、笑顔。

大丈夫。

ゆたかが、いてくれるから。

勝負は、明日。
152名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 12:36:34 ID:WxSTUZWt
登場人物が異様に少ないこの作品。正直、書き分ける能力がな(ry



さて、次からは、前作『憂鬱』からほとんど空気だった彼に頑張っていただきましょう。
153名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 13:31:04 ID:NJ2iUCqF
皆々様GJ
二、三日ぶりに覗いてレスの多さに驚愕した
154名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 14:44:25 ID:hZtLJfhc
>>143
ありがとうございます^^;
そう言ってもらえると、溜飲が下がる心地ッス。
155名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 17:28:01 ID:Nwj4MLdb
久しぶりに投下します。とりあえずプロローグ。

主人公の名前はまことにしました。

他の職人様方乙です!
156ひよりん☆レボリューション:2008/04/15(火) 17:31:30 ID:Nwj4MLdb
 「ううう」
 だめっス。このままじゃ…
 
 「むううううう…」
 唸ってみても、問題が解決しないのは分かってる。分かってるっス!無理矢理に左手を
動かそうとして、でもどうしても動かない。動かないっス。
 なんでこういう時は、私の頭は完全に沈黙しちゃうんスか!いらない時には頭の中覗かれ
たら逮捕されるイキオイな百合薔薇の園が繰り広げられてるというのに。
 ええい、立て!立てよひより!このままでは締め切りに間に合わんぞ。来たる冬コミの
原稿を落としたくなければ、立つのだひよりー!
 お願い、左手よ動け!動けえ!って初めて初号機に乗ったシンジ君の気分を味わって
いたところで、目の前の原稿は真っ白なまま。
 かちり、と下書き用のシャープペンシルが、力の抜けた左手から落ちて。

 「う、う、うがー!」

 狂ったように頭をわしゃわしゃと掻き毟りながら、私は叫んでしまったっス。朝6時
から早起きして机に向かっていながら、下書き、俗に言うネームさえ全く書けていない
んだから、叫びたくもなるっスよ。
 ふと机の上の卓上電波時計を見ると、もうすぐ10時になるところで、なるほど道理で
カーテンが明るく透けているなあと思ったら、もうこんな時間だったっスね。
 
 ん?10時?
 そういえば、今日は何か約束してたような。あれ、明日だっけ。
 
 頭に何かひっかかるものを感じた私は、壁にかけてある放映が始まったばかりの
ロボットアニメのカレンダー(イベント限定品っスよ、限定品!)に視線を移した。
ちなみに今月のイラストは、黒い機体とハムの人っス。
157ひよりん☆レボリューション:2008/04/15(火) 17:33:16 ID:Nwj4MLdb
 一瞬、自分の目を疑いました。ええ。

 今日の日付の欄に「まこと先輩と初デートvAM9:30駅集合」なんていうハートマーク
付きのマジック書きなんてあるわけないと。
 いやいや、きっと原稿に向かいっぱなしで、目が疲れてるんスね。二度ほどまばたき
してからもう一度カレンダーを見て、私はようやく現実を知った。

 血の気が引いていく「さあああっ」という音を、私は聞いた気がした。瞬間、体中が
変にぞくっとして、原稿に夢中で忘れていた全てを私は思い出した。
 
 一昨日、まこと先輩と街へ出かける約束をした事。昨日の夜そのまこと先輩とメール
した後、妙に気分が浮いてなかなか寝付けず、なら冬コミ用の原稿にでも取り掛かろうか
と思い立って机に向かっていた事。そのまま夢中になりすぎて、今に至る事。
 
 「も、もしかして…」
 机の上で冷静に時を刻み続ける先ほどの電波時計を引っ掴んだ私は、全てを悟ったっス。
ええ、全てを。
 
 ──9時59分。
 どうみても遅刻です。本当にありがとうございました。
 
 「た、大変っスー!」
 と、とにかく先輩に連絡入れなきゃ!携帯、携帯はどこに…何で携帯のアラームが
鳴らないんスか!一昨日先輩と約束した時点ですでにアラームを登録していた筈なのに。
ちゃんと鳴ってくれたらいくら原稿に夢中な私でも気付くっス!と携帯の不甲斐なさに
腹を立てながら、先輩に電話をかけるべくベットの枕元に置いてある携帯電話を掴んで、
私は全てを知りました。
158ひよりん☆レボリューション:2008/04/15(火) 17:35:22 ID:Nwj4MLdb
 電池切れで、携帯は完全に沈黙していましたよ、ええ。アンビリカルケーブル…
じゃなかった、充電器のケーブルに繋ぐのも忘れていたなんて、どんだけ
浮かれてるんスか私。
 
 とにかく携帯は少しでも充電しておかないと!あと着替えて、外出用の小物もかき
集めて、そうだ、シャワーも浴びてないしっ!ああっ、やる事多すぎて頭がメダパニ
っス!ひより は こんらん している!
 
 どてらとパジャマを乱暴に脱ぎ去り、Tシャツとショーツ姿になった時点で。
あ、お化粧してないや…。と気付いて、さらに絶望する私。
 
 さ、さすがにすっぴんのままでは出られないっスよね…。普段女を捨てているような
生活をしているとは言え、その、えーと、恋人というか、彼氏というか、とにかく!
大好きな先輩との初めてのデートで、メイクの一つもしないのはありえないくらい、
分かるっス!
 とはいうものの、時間が無いどころか、言い訳の余地もないくらい大遅刻なわけで…
うう、先輩お怒りだろうな…
 
 軽くファンデ叩いて、ルージュ引くくらいにしよう。マスカラとかマニキュアとか
いろいろ用意したのにぃ…私のバカ。バカバカバカ。
159名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 17:37:25 ID:Nwj4MLdb
申し訳ないですがここまでorz
近日中に終わりまで公開します。
160名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 19:35:27 ID:l2x2X3Im
>>137
先生好きの俺歓喜
161名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 21:40:52 ID:jt34Eg/1
>>159
おお、久々のひよりん乙です!

つづき楽しみにしてます
162前スレ>>908:2008/04/15(火) 22:50:54 ID:qgLDkUnj
皆乙
ちくしょうひかげ√がおわらねえ…
というか裏○○○√になってきてる…
(無駄に長い半分が○○○のせい)
というわけでもしかして気にしてる人は
もうしばらく待っていてほしい
具体的には週末までには何とかしたい
あと長さ的にtxtでうpると思う
163名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 22:55:37 ID:WxSTUZWt
>>162
気長に期待しておりますぜ。焦らずどうぞ。


『溜息』第三章、23時30分ころより投下します。
1641-668:2008/04/15(火) 23:00:02 ID:Z/KWqPNh
>>162
おっ、ではその前に…

>>82で設定間違い発見
いまさらながら小ネタで誤魔化そうと思います

「八坂さんって、生徒会の会計なんだよね。
やっぱ、みゆきさんとも知り合いだったりするの?」
「みゆきさん?」
「高良みゆきさん」
「ああ、あの有名な。あの人、生徒会じゃないですよ」
「え?でも、確かかがみさんが」
「聞き違いじゃないですか?実際は、学級委員とかだと思いますけど」
「そっか。かがみさん、言い間違えたのかな」
「先輩、人のせいにしない」
「いや、俺は」
「はいはい。素直に恥かくのが嫌なんですよね。これだから男の子は」
「…うーん」

てなわけで、みゆきは生徒会ではなく学級委員長でした
人をイメージで語ってはいけませんな
1651-668:2008/04/15(火) 23:02:23 ID:Z/KWqPNh
アンカーミスとかもうね…
166岩崎みなみの溜息3:2008/04/15(火) 23:27:30 ID:WxSTUZWt
―――夕方、岩崎邸。



みなみ「・・・・・・」

準備はできた。
先程、告白してきた彼の机に、明日昼休みに待っている旨を綴った手紙を入れてきた。
話す言葉も、ゆたかと二人で徹底的に固めた。

・・・すべては、万端。

・・・・・・でも。

みなみ「・・・先輩は・・・あの時、・・・どんな気持ち・・・だったのかな」

・・・ふと、考えていた。
あの時。ゆたかが、先輩に告白しに行った時。

先輩は、どんな気持ちだったんだろうか。

嬉しい気持ち?

舞い上がる気持ち?

どうだろう。
167岩崎みなみの溜息3:2008/04/15(火) 23:31:02 ID:WxSTUZWt
思いを向けてくれるのは、嬉しい。
自分を、好きになってくれた。
一目惚れ、って言ってたけれど、それでも。

・・・でも、それに応えることは、できない。

私は、先輩が好きだから。

今、恋人同士だから、ってことだけではなく、ずっと・・・どんどん好きになってるから。

みなみ「・・・・・・先輩・・・・・・」

聞きたい。

先輩は。

いったい。

どんな。

気持ちで。

―――トゥルルル・・・

「(ピッ)・・・はい、もしもし、岩崎さん?」
みなみ「・・・先輩・・・」
168岩崎みなみの溜息3:2008/04/15(火) 23:34:13 ID:WxSTUZWt
良いのだろうか。

みなみ「・・・すみません・・・先輩・・・その・・・」

これは、裏切り?

みなみ「・・・あの・・・ぇと・・・」
「・・・どうしたの?言い辛いこと?」
みなみ「・・・・・・」

信じていたクセに。先輩を、ゆたかを。

みなみ「・・・いえ・・・その・・・実は・・・」
「・・・・・・・・・」

アレは、二人にとってはとっくに終わったこと。今更、どんな。

みなみ「・・・すみません、やっぱりなんでもないんです。」
「・・・岩崎さん?」

・・・やっぱり駄目。これは、先輩にも、ゆたかにも失礼。

みなみ「・・・ちょっと・・・声が聴きたくなっただけです。すみませんでした。」
「・・・・・・・・・」

・・・終わろう。

明日、きっぱりと断って、それで終わり。
169岩崎みなみの溜息3:2008/04/15(火) 23:37:13 ID:WxSTUZWt
みなみ「・・・切りますね。先輩、おやすみなさい。」
「・・・・・・・・・・・・うん、またね・・・岩崎さん」

―――プツッ

みなみ「・・・ハァ・・・」

携帯を閉じる。溜息を、ひとつ。
自分が、情けなくてたまらない。
たったこれだけのことで、動揺して、悩んで。
知らないことも、知らない気持ちも、まだまだ多すぎる。

少しは、成長したはずだったのに。

やっぱり、私は子供だ。

みなみ「・・・ハァ・・・」
また、溜息。もう何度目か。
気がつけば、もうすぐ9時。
みなみ「・・・・・・ねよう。」
早く寝て、明日の心構えをしておこう。

みなみ「・・・その前に・・・お風呂・・・」

ピンポーン

みなみ「・・・・・・お客?こんな時間に・・・」
170岩崎みなみの溜息3:2008/04/15(火) 23:40:28 ID:WxSTUZWt
何か急な用事だろうか。

まぁ母が応対するだろう。それより、早く風呂に・・・

母「みなみーっ、お客様よー」
みなみ「・・・・・・・・・?私に?」

誰だろう。ゆたか・・・なわけはない。こんな時間に。
じゃあ、一体―――
みなみ「・・・お客って、誰・・・・・・っ!!!」

一瞬、目を疑う。

幻?
違う。
では何故?
わからない。

でも。
その人は確かに、今、私の目の前にいる。

私の・・・・・・一番大切な、人。



「やっ、岩崎さん。遊びに来たよ」
みなみ「・・・せっ、先輩!?」
171名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/15(火) 23:45:50 ID:WxSTUZWt
ここまで。
(´-ω-)+ いつでも寸止めが俺の信条さ(誰



次は明日はたぶん夕方にはお送りできるかと。
それでは。
172名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/16(水) 00:17:58 ID:TFFcVB0+
乙!!
173名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/16(水) 00:24:11 ID:j1HoM7Hn
ZZ
174名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/16(水) 01:38:49 ID:MFYyTrXE
>>171
わっふる!わっふる!
あぁ、もう焦らすのが上手いなぁ!
わっふるしながら、待っております ノシ
175名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/16(水) 13:00:56 ID:mWYnTmnB
>>159
ドジっ娘がドジっ娘がかわいいらんららんって〜♪
(ドジっ娘と書いてひよりんと読みます)
最近俺に足りなかったものがひよりん分だと気付いた
完結楽しみにしてます!

>>171
乙!そしてこのドSめw
だからこそ溜息2章で桜藤祭ゆーちゃんのドSっぷりが上手く描けてるんだろうけどw
とにかく続きをおとなしく待ちます
176名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/16(水) 18:56:05 ID:XkhYFioZ
>>171です。続き投下します。
177岩崎みなみの溜息4:2008/04/16(水) 19:01:08 ID:XkhYFioZ
みなみ「・・・・・・ど、どうぞ、粗茶ですが」
「ありがとう、岩崎さん」

先輩が、いる。私の目の前に。こんな時間に。

母「いらっしゃい。お家遠いんでしょうに、よく来たわねぇ」
「すみません、こんな時間に。すぐ帰りますから」
母「いえいえ、ごゆっくりどうぞ。なんなら泊まって行きます?」
「・・・え、ええっ!//////」
みなみ「・・・っ!!お、おかっ・・・」
母「ふふふっ、冗談っ。帰りはタクシー呼んであげるから、気にせずどうぞ。じゃあね〜」
「は、はぁ・・・///」
みなみ「/////////」

母は、ずっと目をキラキラさせたまま、部屋から出て行った。
新しいおもちゃをもらった子供のような目・・・なんとなく、みゆきさんのお母さんを思い出した。
あとでどうなるか、考えるだけでも気が重い。

・・・でも、今はもっと重要なことがある。それに集中しよう。

・・・そう、先輩のこと。

・・・住所は教えてあったけれど、先輩が家に来るのはこれが初めてだ。
実際、何度か迷いかけたらしい。

・・・なんて、行動力。なんて、人。わかってはいた、けれども。

みなみ「・・・・・・ハァ・・・」
「・・・ご、ごめんね岩崎さん。びっくりしたでしょ」
みなみ「・・・当然です。説明して下さい」
178岩崎みなみの溜息4:2008/04/16(水) 19:03:51 ID:XkhYFioZ
「説明っていわれてもなぁ・・・」
みなみ「・・・ですから、何故来たんですか?」

当然の質問。何故。どうして。

「何故って言われても・・・どうしても岩崎さんに会いたくなったから、としか」
みなみ「あっ///いえっ・・・そっ、そうではなく、何故こんな時間にわざわざ?話なら電話で・・・」

「そう、それ」
みなみ「・・・えっ?」

「さっき、電話で話したとき。様子がおかしかったから」
みなみ「・・・・・!」

先輩・・・気づいて・・・

みなみ「・・・い・・・いえ・・・そんな・・・私は、別に・・・」
「メールじゃなくて、わざわざ電話ってことは、直接話して聞きたいことがあったってこと」
みなみ「・・・っ・・・」

「でも、やっぱり話しにくくて、やめた」
みなみ「・・・ぅ・・・」

「たぶん、明日になれば、岩崎さんが独りで結論づけて、話してくれなくなっちゃうから」
みなみ「・・・ぁぅ・・・///」

「だから、今日、聞きに来た。岩崎さんが、まだ悩んでる内に」
みなみ「・・・・・・・・・せん・・・ぱい・・・」

やっぱり、なんて人。
179岩崎みなみの溜息4:2008/04/16(水) 19:05:44 ID:XkhYFioZ
私のことなんて、全てお見通し。とてもかなわない。

「・・・話してくれる?何を悩んでたのか」
みなみ「・・・はい。」

・・・私は、観念することにした。ここまで来てくれた先輩に負けて。

・・・それに、思い出したから。
あの時、ゆたかと、二人で決めたこと。

思いに、フタをしないこと。

もちろん、誰かを想うからこそ、秘密にしたい思いもあるだろうけど。

それが、人を少し傷つけることもあるかもしれないけれど。

思いは水と同じ。溜まれば、澱んでしまうから。

みなみ「・・・先輩」
「・・・うん」

私は、聞きたい。

先輩の、あの時の、思いを。



みなみ「・・・先輩、私、今日・・・告白されたんです」
「えっ・・・はっ?えぇっ!?」
180名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/16(水) 19:10:54 ID:XkhYFioZ
(´・ω・`)あれ、四章思ってたより短かった。だいたい四、五レスをメドに創ってるんだけど


次はたぶん明日のお昼ころです。
他の職人様方の作品も楽しみにしてますよー
181名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/16(水) 22:56:23 ID:38BngdUM
>> 15>>16を書いてる者なのだが・・・

一週間以内に書くと宣言しておきながら、ちょっと遅くなるかも・・・

少なくとも、らきメモのかがみルートをやってから書こうかと。

まだ、やってないのか?というツッコミが来そうではあるが。

期待していた人は少し待って下さい。
182名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/17(木) 02:16:06 ID:Bcj5Teyr
>>180
乙です。
主人公がこの事態にどう対応していくのか楽しみです。

>>181
個人的には全然かまわんです。楽しみにしてます。
183名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/17(木) 12:40:37 ID:vRqa80D1
>>180続き、投下します。
184岩崎みなみの溜息5:2008/04/17(木) 12:43:36 ID:vRqa80D1
先輩、仰天。

「こ、告白って・・・え、岩崎さんが?ぇえ?」

先輩、動揺。

みなみ「・・・落ち着いて下さい。もちろん、明日、断ってきますから」
「ぇ・・・あ・・・そ、そうね。ア、アハハ、ハハハ、・・・はぁ・・・びっくりしたぁ」

先輩、安堵。なんか可愛いかも。

・・・いや、今はそんな場合じゃない。
みなみ「・・・先輩・・・・・ゆたかに、告白された時・・・・どう、感じました?」
「・・・・・・えっ?」
聞き返す先輩。繰り返す私。
あの時は、聞かなかった。
・・・今は、聞きたい。あの日の、先輩の思いを。

みなみ「何を、考えました?教えてください・・・あの時、何を、思っていたのか―――」




「・・・・・・・・・」
みなみ「・・・・・・」
―――質問の後から、先輩は、しばらく目を瞑っている。
私は、一瞬『やっぱり・・・』と、すぐ謝る気持ちになったのだけれど。
今は、黙って待っている。

・・・ただ、待つ。先輩の言葉を。
185岩崎みなみの溜息5:2008/04/17(木) 12:46:21 ID:vRqa80D1
「・・・岩崎さん」
みなみ「・・・は、はいっ」

先輩が目を開ける。その目は、やっぱり、いつも通り、とても優しくて。

・・・最近の、ゆたかの目によく似ていた。

・・・・・・違う、逆。

ゆたかが、先輩に似てきたんだ。

私が、ただ、先輩の優しさを享受しているだけの間に、

・・・ゆたかは、大人になったんだ。先輩の背中を追って。

・・・私も、いつかはこんな目ができるようになるのだろうか?

・・・道は、果てしなく遠い気がした。

―――そして、先輩が言葉を紡ぐ―――

「・・・あの時」

「・・・小早川さんに、呼び出された時」

「最初は、一体なんだろうって思った。」

「別れる前に色々あったし、なんだか二人とも様子が変だったから」

「ひょっとしたら、喧嘩して相談にでも乗ってほしいのかな、なんて考えてた」
186岩崎みなみの溜息5:2008/04/17(木) 12:49:09 ID:vRqa80D1
・・・そう、あの日、先輩には悪いことをしたと思う。
とても心配をかけて、そのくせ勝手に『二人にしてほしい』なんて。
・・・結局、後で謝った時にも、先輩は笑って許してくれたけど。

先輩の言葉は続く。

「・・・そしたら、いきなり」

「『先輩が、好きです。』って」

みなみ「・・・・・・」

先輩は、微笑んだまま。

でも、やっぱり、さっきよりは、困ったような笑み。

「・・・すごく驚いたよ」

「ずっと、妹みたいに思ってたから」

妹。ゆたかも、最初は、先輩をお兄さんみたいに思ってたのかもしれない。
・・・でも、ゆたかは、それ以上を望んだ。

「・・・でも、なんとなく、なんとなくだけど、納得できた」

「いや、その、自慢とか、自惚れとかじゃなくて」

「・・・よく、わからないけど、なんていうか」

「ひょっとしたら、そんな『可能性』もあったんじゃないか、っていう」
187岩崎みなみの溜息5:2008/04/17(木) 12:52:50 ID:vRqa80D1
「・・・ごめん、これじゃやっぱり自惚れかな」

そういって先輩はさらに困ったような顔をする。
自分でもなんて言ったらいいかわからない、というような顔。

・・・でも、なんとなく、なんとなくだけど、私にもわかるような気もした。

・・・可能性。
例えば、どこからか同じ人生をやり直せるとして、数回、数十回と繰り返したなら、その中には。

・・・きっと、私以外の誰かが先輩の隣にいる時もある。

いや、私がいる可能性こそ、本当は少数派なのかもしれない。

数限りない、無限の可能性の中の、ほんの一筋の流れ。

・・・そこに、今、私はいる。

「うーん・・・」

先輩はまだ、どう言えば良いか悩んでいるようだ。
とりあえず、私は先を促すことにした。

みなみ「・・・大丈夫です。なんとなくわかりましたから。続けてください」

「・・・あ、うん。まあ、その、そんなわけで、告白自体は、なんとか飲み込むことができたんだ」

「・・・そしたら、当然、今度は考えなくちゃならなくなった」

「どう、すればいいか」
188岩崎みなみの溜息5:2008/04/17(木) 12:56:10 ID:vRqa80D1
「どう言えば、良いか」

「・・・小早川さんは、どんな答えを望んでいるのか。」

みなみ「ゆたかの・・・望み・・・」

きっと、それは・・・

「・・・ちょっと考えれば、わかることだったんだ」

「小早川さんが、何を考えてるのか」

一瞬、目を閉じる。



・・・次に開いたその目は、きっと、ゆたかを。

「小早川さんは、断って欲しかった」

「断って、諦めさせて欲しかった」

「俺に、岩崎さんがいるから諦める、っていうんじゃなく・・・」





「・・・俺の口から、はっきりと断って欲しかったんだ、と思う」
189名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/17(木) 13:02:11 ID:vRqa80D1
用事ができたのでいったんストップで。
切る場面がおかしくなりそうだけどごめんなさい。
あと二章ほどです。お付き合いください。
190名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/17(木) 15:10:46 ID:C/WmwhA0
Z
191名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/17(木) 17:46:51 ID:LoBpdBhp
懲りずにかがみのアフター書いたから投下するよ!
主人公の名前は前回と同じく『佐藤ひろし』で
えらく長いっす。 気に入らなければアボンしてください。

>>189
乙ッスよ、先輩!
192愛してるを貴女に1:2008/04/17(木) 17:50:58 ID:LoBpdBhp
佐藤ひろし…つまり俺は最近よく疑問に思う事がある。
と言っても、考える事はいつも同じだし、これもいつもの事ながら答えは出ない。
それは俺が無学だからかもしれないし、答えその物が無いのかもしれない。
ともかく、その問題というのは、時間についてだ。
更に細かく言うのなら『何故一日は二十四時間しかないのか』という事。

そんな独り言を授業中に桜庭先生に聞かれて、特別授業を受けたりもした。
貴重な放課後を潰してまで受けただけの事があって、タメにはなった。
難しい言葉の意味を調べたり、生物学的考察を聞かされたり。
実に解放されるまでの時間は三時間。
結果、かがみさんと帰れないという不幸に見舞われたが、
まあ、特別授業の内容は興味を引かれるモノだったし、別にいいんだけど。

ただ、後から気付いた大きな問題がある。
俺は学術的な意味で、“時間”に疑問を持った訳ではないのだ。
私生活や、仕事、どんな事でもいいのだが、
充実していると時間を足りないと感じたりしないだろうか。

くどくどと話したんだけど、言いたい事は簡単。
要するに、

「一日がもっと長ければいいのに」

こういう事なのだ。
……なんか近頃こんな事ばっか考えてるないか? 俺。
193愛してるを貴女に2:2008/04/17(木) 17:51:23 ID:LoBpdBhp
休みの日こそ、定番の場所へデートに行ったり、一日中電話したり。
とてもいい方向に充実していると言える。

だけど、平日は休み時間の短い時間しか会えないし、皆が居る中でイチャイチャする訳にも行かない。
誤解が無いように言っておくけど、皆が居る事に不満は無い。
一緒に居るのは楽しいし、そうしているのも好きだ。
皆が気を使ってくれて、昼休みを二人で過ごす日もある。

冬真っ只中なだけあって人の居ない屋上で、まったりとイチャイチャしたり。
初めて提案された日は、イチャつく二人の姿を覗かれていて、恥ずかしい思いをしたけれど。
それも良い思い出という事で、片付ける事も出来る。


そして、今日もまた楽しい思い出が増える。
なんと! かがみさんが我が家に泊まりに来るのだ。
理由は簡単。うちの両親から頼まれたからだ。
うちの両親が親戚の集まりで留守にするからと、かがみさんに頼み込んだのだ。

ちなみに佐藤家と柊家は家族ぐるみの付き合いになりつつある。
という事で、かがみさんの家族からの了承も得ているのだ。

あ、補足すると、家族ぐるみの付き合いになったのは、
つかささんから向こうの家の人に伝わって、急遽ご挨拶に行ったのだ。
お父さんからは娘を宜しく頼むよ、と優しくも熱くお願いされてしまった。
ご夫婦揃って孫の話をされたり、ね。
その時はかがみさん共々、真っ赤になって、固まってしまったが。
194愛してるを貴女に3:2008/04/17(木) 17:51:55 ID:LoBpdBhp
それにしても、もうこんな時間か。
なんだか心配になってきた。
迎えに行こうか、どうせやる事もないし。
ごめん。 ホントは俺が早く会いたいだけなんです。
とりあえず電話してみようかな。

携帯を手に取り、か行を開いて、かがみさんに電話をかける。
ちなみに『ひ』には、柊家が登録してある。
だから、『か』で登録してあるのだ。
数コール間があって、かがみさんが電話に出る。

「もしもし。ひろし君? どうしたの?」
「聞いてた時間より遅くて心配でさ」
「あ、ごめんね。 買い物してたら遅くなっちゃって」

確かに、それを示すようにガサガサとビニール袋の音がしている。
音から察するに結構な量がありそうだけど。

「大丈夫? なんなら今から迎えに行くよ」
「別にそこまでしなくてもいいわよ。もうひろしくんの家に着くし」
「…わかった。 待ってるよ」
「うん、じゃあ切るわね」

プツリと電話が切れる。
…ううん、やっぱり迎えに行けばよかったかなぁ。
心配だ。
195愛してるを貴女に4:2008/04/17(木) 17:52:21 ID:LoBpdBhp
十分もしない内に、インターホンが鳴った。
お客が映る画面を見ると、そこには買い物袋を提げたかがみさんの姿。
鍵は開いてるからと言葉をかけて、玄関に向かう。

「いらっしゃい」
「おっす」
「荷物、持つよ」
「ありがと」

手渡された荷物は、割とズシリと来た。
女の子がこれを持って歩くのって、結構辛いんじゃないだろうか。

「これ結構重いね。 手、大丈夫?」
「駅前のスーパーで買ってきたから大丈夫よ」

等と言いながら、自然に手を繋ぐ。
今日のメニューや、こなたさんに会った事とか。
そんな他愛のない会話しながらリビングへ。
こなたさんに会った時は相当焦ってしまって、
悟られないようになんともない風を装うも、すぐにバレて大変だったらしい。

ちなみに、今日のメニューはご飯と味噌汁に、肉じゃがとぶりの照り焼きだと言っていた。
毎日つかささんや、みきさんに習っている成果を見せると張り切ってる姿に感動。
自分の為に頑張ってくれてると思うと、言葉で表しきれないモノがある。

「思ったんだけど、俺、今世界で一番幸せ者かも」
「お、大袈裟よ。 でも…そのありがとね」

お礼、と頬にキスされる。
ほっぺにチューだけで真っ赤になってるかがみ萌え〜と、こなたさん風に言ってみたり。
ヤバイ、最近毒されてきてるなぁ。
196愛してるを貴女に5:2008/04/17(木) 17:52:44 ID:LoBpdBhp
「そういえば、ご両親はもう行っちゃったの?」

肩をすくめた俺を見て、苦笑するかがみさん。

「まあ、それだけ信頼されてるって事じゃないの?」
「どっちかっていうと、かがみさんの方が信頼されてるかも」
「え?」
「かがみさんが居れば安心、とか言われたし」
「なんで?」

それは家のお嫁さん候補だからじゃない?というと、
かがみさんは顔を真っ赤にして、からかわないでよと言いながら身を寄せてくる。
どちらともなくキスをして、抱き合う。

くぅ〜

…お、おお? 腹の虫が猛っているようだ。
だが、困った事に俺のモノではなく、かがみさんの、なんだけど。
視線を落として、かがみさんの顔を覗き込むと、赤くなった顔を胸に埋めてくる。
ていうか、かがみさん、全身真っ赤っ赤だ。

「あ…う……そのぉ…折角いいムードだったのに…ごめんね」
「いいよ。 かがみさんはお腹の音も可愛いってわかったし」
「か、からかわないでよ」
「だって、事実だしさ」

そう言って頭を撫でると、ポカポカと胸の辺りを叩いてくる。
といっても、全然力なんか入ってなくて、すぐに照れ隠しだって事がわかるけど。

「なんかあんた、こなたに似てきた気がするわ…」
「う、自重する」
197愛してるを貴女に6:2008/04/17(木) 17:53:29 ID:LoBpdBhp
それからある程度イチャついて、かがみさんは料理を始めた。
手伝おうか?と声をかけたのだけど、いいからいいからと、リビングに戻された。
テレビでも見ててという言葉に従って、テレビを見ているが内容なんて頭に入ってない。
キッチンから美味しそうな匂いがしていて、それ所ではないから。
先程から、ぐぎゅるるぅと腹の虫が絶賛大暴れ中だ。
美味しそうな匂いは随分前からしているし、もうすぐ準備出来る頃かな?

「ねえ、食器ってどこにあるの?」
「あ、今出すよ。 待ってて」

食器を出して、並べていく。
そこに、肉じゃがと、ぶり大根が盛られていく。
ご飯と味噌汁を用意して、コップにお茶を注いで準備完了だ。
俺とかがみさんは向かい合って座る。

「お待たせ。 じゃ、食べましょう」
「うん。 頂きます」

初めの頃に比べて、本当に上手になったと思う。
見た目も然る事ながら、味の方も上達の具合は素晴らしい。
愛情込め込め補正もあるかもしれないが、それを抜きにしても美味い。
ていうか、かがみさん、俺の方をじーっと見ないで。
照れてしまうし、とても食べ辛いです。
感想が聞きたいのはわかるんだけどね。

「うん、美味しい!」
「そう? なら、良かったわ」

そう言うと、安心した様子で漸く食べ始める。
かがみさん的にも上出来だったようで、ご機嫌だ。
かがみさんが笑っていると、どうも自分の頬まで緩んでくるから困る。
198愛してるを貴女に7:2008/04/17(木) 17:54:20 ID:LoBpdBhp
「ねえ」
「ん? どうしたのかがみさん?」
「隣…行っていい?」
「勿論。 どうぞ」

控え目にお願いしてきた態度に、つい意地悪したくなる。
そうだ、こなたさんに借りたゲームにあった羨ましいシチュエーションをやってみよう。
おいでと声をかけて、ぽんぽんと膝を叩く。
うん…と顔を赤くしながら、お茶碗を持って俺の隣に腰を下ろす。
ぴったりと体がくっ付いているのは、最早いつもの事。
けど、今日ばかりはそれだけじゃ済まないのです。

「かがみさん、そこじゃないよ」
「え?」

ココと、膝の上を叩く。
その意図を理解したのか、一瞬でゆでだこが出来上がる。

「ちょっ、何言って!」
「本気も本気。 ほら、早く」
「だ、大体なんでいきなり膝の上なのよ!?」

今まで通り隣り合わせでいいじゃないと、至極当然の事を言う。
だが、それではあまりにも面白くないと思うんです。
けれど、そんな事は言わないし、言えない。 怒られるからね。
反対される事を予想していた俺は孔明先生も舌を巻くに違いない手段に出た!
199愛してるを貴女に8:2008/04/17(木) 17:54:51 ID:LoBpdBhp
「俺がかがみさんとそうしたいから」

俺は真顔で、そんな事を言ってのけた。
そのセリフを聞いたかがみさんは、顔を赤くしながら考えるような仕草をしている。
二言三言呟いて俺の膝の上に腰を下ろしてから、
『仕方ないわねぇ、ひろし君は』と、お決まりのセリフ。……って待て待て。

「かがみ様、ご存知で?」
「様って言うな! ていうか、何の事よ?」
「いやいやなんでも」

まだ少し顔は赤いが、ツッコミが返ってきたのは軽く開き直ったからなのだろうか。
そして、反応から見るに元ネタは知らないらしい。
ここまで来れば後はもう進むだけ。
肉じゃがを軽く崩して箸で持ち上げ、かがみさんの口元へ。

「はい、あーん」
「ええっ!? ま、待ってよ!」

箸を置いて、どうしたの?と声をかける。

「そういう事するのは心の準備が……って、そうじゃなくて!
なんでいきなりあーんなのよ!?」
「俺がそうしたいから…じゃ、ダメ?」

がああっと吠えながら振り返り俺の顔を見つめる。
目が合った瞬間に顔の赤さが増して、すぐに視線を軽く逸らされたけど。

「ダメじゃない……けど、自分で食べられるし……それに…恥ずかしいわよ…」
「それならいいじゃない。 こうすればもっと美味しくなるかもしれないしさ」
「きっ、緊張して味なんてわかりゃしないって!」
200愛してるを貴女に9:2008/04/17(木) 17:55:25 ID:LoBpdBhp
「…その…でも、ね? ひろし君がそうしたいなら……いい…よ?」
「かがみさん…」

今のセリフ、キュンと来た。
いつもの強気なかがみさんもいいけど、やっぱり可愛い女の子なのだ。
日下部さんは乙女っぽいのは似合わないって言うけど、
本当はこっちがかがみさんの本質じゃないだろうか。
それを知ってるのは一部の人だけかもしれない。
でも、それでいい。

これはただの自惚れかもしれないけど、
かがみさんがそういう部分を知る事を心の中で許してくれてると思えるから。
……あー、なんか恥ずかしい事を言ったけど、本当は独り占めしたいだけかも。
と、長い事、かがみさんのセリフに浸っていた俺の服の袖が、くいくいと引かれる。

「ごめんごめん。 どうしたの?」
「に…肉じゃが」
「肉じゃが…?」
「た、食べたいのっ」
「うん。 じゃ、あーん」
「やっぱ言わなきゃだめなのね…うぅ…あ、あーん」

じゃがいもを崩してから、かがみさんの口元に運ぶと、真っ赤になりながらパクリと咥えた。
何も言う事なく、黙々とじゃがいもを咀嚼している。

「美味しい?」
「…うう…やっぱり恥ずかしいだけだわ…」

初めこそ、そんな事を言っていたが、空腹が後押ししたのだろう。
十五分もすると、割と食事を楽しんでいた。
後半は食べさせ合いっこになったから、時間がかかったけど。
201愛してるを貴女に10:2008/04/17(木) 17:56:09 ID:LoBpdBhp
俺とかがみさんは二人で皿洗いをして、一息ついた所だ。
風呂に湯を落とし始めてから十分程経った。 そろそろ湯が溜まる頃だ。

「かがみさん、先にお風呂入る?」
「あ……えと…どうしようか?」

俺が先に入って徹底的に掃除してから出るか?
逆は…拙いよな。 色んな意味で拙い。 ていうか、なんだこの気恥ずかしさは!
ココはひとつ、冗談でも言って空気緩和でも図ろう。

「ひとつ提案があるんだけど、一緒に入ってみる?」
「なっ!……あっ、あんた……」

言うまでもないが、瞬時に赤くなって、それを言ったっきり俯いて震えだす。
無謀な冗談だけど、それでいつもの空気に近付くなら安いモノだ。 多分。

「バ…バ…バ…」
「バンレタインデー! 次、デだよかがみさん!」
「デストロイ!」

右腕がブレるのが見えて、すぐに左頬に衝撃。 物凄く痛い!
ていうか、ちゃんとしりとりで返してくれたかがみさんに感動した!

「じょ、冗談なのに…」
「冗談でもそういう事は言わない!
だっ、大体ね! ソーユーのは卒業してからって決めたでしょ!」
「だから冗談…」
「言い訳しない!」

お湯が溜まった事を報せる音楽が聞こえる。
かがみさんは、覗かないように!と俺に釘を刺して、着替えを抱えて、そそくさと風呂場へと向かった。
202愛してるを貴女に11:2008/04/17(木) 17:56:39 ID:LoBpdBhp
それからそれから! という訳で、就寝時だ。
ちなみにお風呂上がったかがみさんは上機嫌だった。
安堵しながら風呂場へ向かおうとしたら、かがみさんに腕を掴まれた。
なんだろうと振り返ってみれば、変な事を考えないようにと、二度目の釘を刺された。
まあ、そんな事を言われたから逆に意識してしまって、ほぼカラスの行水状態だったけど。

で、俺が風呂から上がると完全にいつも通りのかがみさんが居た。
そこからはテレビを見たり、格闘ゲームをして、かがみさんの強さに驚いたり。
十二時を過ぎた頃、遊び疲れた俺とかがみさんは眠る事にした。
そんなこんなで、今、隣には髪をおろしたかがみさんが寝転んでいる。
同じ部屋で、別の布団の予定だったのだけど、かがみさんから提案でこうなった。
何かするのはダメだけど、出来るだけ近くがいいからと言われて、あっけなく陥落。
自分の弱さに嘆くと同時に、かがみさんへの愛しさが溢れた。
一緒にいるだけ。 それだけで幸せだから。
抱き合って囁き合って、時々触れるだけの、子供のようなキスをする。

そして、気が付けば、かがみさんは眠っていた。
今日も今日とて色々あったし、疲れているのだろう。
俺に出来る事といえば、優しく抱きしめてあげる事くらい。
苦しくないように抱きしめて、髪を撫でる。
おやすみ。 かがみさん。
いい夢でも見ているのだろう。
柔らかな笑みを浮かべているかがみさんの頬にキスをして、俺も眠りについた。


その日の夜、夢を見た。
こなたさんやつかささんにみゆきさん、皆が涙ぐんだり笑ったりしていて、
純白のウエディングドレスを着ているかがみさんが、俺に微笑んでいて、
丘の上の小さな教会で、みんなが祝福してくれる中、永遠の愛を口付けで誓う。

そんな、幸せな夢を見た。
203愛してるを貴女に12:2008/04/17(木) 17:57:00 ID:LoBpdBhp
次の日の朝、俺が目を覚ますと、かがみさんが俺の寝顔を覗き込んでいた。

「あ…おはよ」
「ん、おはよ」

そう言って微笑んだ顔が、夢の中に出てきたかがみさんに似ていて、胸が高鳴る。

「昨日の夜、夢を見たわ」
「偶然だね。 俺も見た」
「へぇ、どんな夢を見たの?」
「みんなが祝福してくれてる中で、俺とかがみさんが結婚する夢」
「え……それ…ホント?」
「ホントだよ」

答えを聞いて、声も無く驚いているかがみさん。
そんなに驚くような内容だろうか?
いや、こんなプロポーズみたいなセリフ、驚くかもしれないけどさ。

「わ、私も同じ夢を見たかも」
「ん? 結婚する夢ってこと?」
「それも、かなり似てるかも」
「じゃあ、一緒に場所を言ってみる?」
「う、うん」
「「丘の上の小さな教会で…」」

静かに瞳を閉じたかがみさんに俺は、そっと口付けた。
204愛してるを貴女に13:2008/04/17(木) 17:57:43 ID:LoBpdBhp
次の日、夢の話をしていたかがみさんと俺の会話を聞かれて、こなたさんから質問攻めにされた。
なんとも乙女ちっくな奇跡に感動しているつかささんとみゆきさんを余所に、
こなたさんには『愛だね、愛』と、からかわれてしまった。
だが、この日だけはいつもと違った。

「う、うっさい!……まあ…でも、その通りだけど…ね」

かがみさんが顔を赤くしながら腕に抱き付いて、肩に頭を預けてくる。
俺もまあね、なんて言いながらかがみさんの髪を撫でる。
そんな俺達を見ながら、他の三人が三様に感想を漏らす。

「ご馳走さま、というやつですね」
「でも、お姉ちゃん幸せそうで良かったぁ」
「バカップルにならなければいいけどねぇ」

気を付けないと際限無くイチャついてしまいそうだ。
なんて思っている俺の頬を突付いてくるかがみさん。
ん?と顔を向けると、目を瞑ってキスをねだっているであろうかがみさんの顔が近くに。
思わず応えてしまった俺に、こなたさん達が驚きの声を上げる。

「ちょ!? ひろし君!?」
「ええええ!?」
「あ、あの! えっとぉ…きゅう…」

大声に反応して、クラス中の視線がこちらに向いている。
慌てて離れようとすると、頭を掴まれて、いつも以上に熱烈なキスをされてしまった。
そして、満足したのか、ゆっくり顔を離して、呆然としている俺に、こう言った。

「大好きよ」

数分後、黒井先生のおかげで、正気を取り戻したクラスメイト達の絶叫が、学校中に響き渡った。
205愛してるを貴女に14:2008/04/17(木) 17:58:33 ID:LoBpdBhp
それから数年後、俺とかがみさんは夢で見た教会に居た。
長年連れ添った親友の門出に、涙ぐんだり、笑っていたり。
かがみさんがウエディングドレスを着て、俺に微笑みかけていて。

あの時に見た光景と、何もかも同じ。
ふたりで待ち望み、待ち続けた光景。

きっと、俺はこれからの時間を、かがみさんと歩み続けるのだろう。
嬉しい時も、悲しい時も、どんな時でも隣を見れば、かがみさんが居て、
一緒に喜んで、一緒に泣いて、色々な事を二人で分かち合って生きていく。

それは幸せなだけでは、ないかもしれない。
時にはケンカして、沢山の傷付け合って、それでも最後は笑い合って。
そうやって、二人で生きていきたいと、真剣に思う。

この気持ちは、とても言葉では表し切れない。
けれど、それでも伝えたいと思った。
だから、この言葉を送ろう。

「かがみ、愛してるよ」
「ばか…私だって愛してるわよ」
206名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/17(木) 18:00:35 ID:LoBpdBhp
以上っす。
あまり長さに、後半自分で笑ってました
誤字脱字あったら許して('A`)
207名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/17(木) 18:16:41 ID:KouiCshI
208名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/17(木) 18:23:20 ID:clhbCxmD
>>206
GJ
こういうのは大好きだ
そして、やまとお泊まりネタ書こうとしていた俺涙目
209名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/17(木) 18:49:14 ID:5wxNd+wk
乙です
210名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/17(木) 18:54:45 ID:gZ9rGmT9
乙&GJ!しかしこうも秀作が続くと投下しにくく感じるのは俺だけだろうか
211名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/17(木) 20:21:55 ID:f48X99Q2
>>206
乙&GJ!
こういう話読むと、何か幸せだ。

>>208
ネタが被っても気にしない!
やまとお泊まりぜひ読みたいぜ。投下お待ちしてます
212名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/17(木) 20:34:47 ID:fkae5PYQ
ぜひこなたお泊まりリクを…。

主人公が泉家にお泊まりで、そうじろうが絡んでくるようなやつを…!!

213名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/17(木) 22:57:23 ID:vRqa80D1
>>210
かまわずどんどん投下しましょうぜ
恥は書き捨てでいきましょう




>>208
みなみお泊まりはきっと俺が書く。やまとは任せた!お願いマジで!(必死)
2141-668:2008/04/18(金) 01:08:00 ID:nq4RqLfQ
>>206
乙です。かがみんかわいい…

てなわけで、萌えないss書かせたら一級品の俺が来ましたよ
>>80の続きになります
ようやく、少しは山と呼べるものが出来そうです

↓それでは↓ 
215やまと再会・でいと編:2008/04/18(金) 01:09:55 ID:nq4RqLfQ
 決められた場所に行くと、まことはすでに到着していた。時間どおりに落ち合うことが、なにか不思議だった。
 こうと会うときは、いつも30分は待つ覚悟をしているのだ。
 それを言うと、まことは屈託なく笑った。

「八坂さんは、筋金入りなんだね」
「ええ。だから、あの子と会うときは早めの時間を伝えておくの」
「なるほど。それなら、毎回きっちり遅刻してくるのもいいかもね」
「少しは、待つ方の身にもなって欲しいわ」
「いいんじゃない?悪気は無いんだろうし」
「無いから、厄介なのよ」

 まことが、また笑う。電車に乗るまでの会話は、ほとんどがこうの話になった。
 彼女のことならいくらでも語れるが、聞いていて面白いとも思わない。しかし、まことは逐一楽しそうだった。

「永森さん、本当に大宮でよかったの?」
「遠出したら、疲れるでしょ。息抜きがしたいなら、近場でいいわ」
「悪いね。そのコート、似合ってるよ」
「つまらない格好で、ごめんなさい」
「かわいいよ。なんていうか、もこもこしてて」
「…そう」

 平凡な言葉でも、さらりと言われると本当にそんな気がしてきてしまう。恥ずかしいようなことを、平気で口にする人だった。
 周りに合わせているように見えて、まことは意外とマイペースを通す。
 それに付き合っていると、なにかおかしな疲れ方をするのだった。
216やまと再会・でいと編2:2008/04/18(金) 01:11:48 ID:nq4RqLfQ
「さて、どうしようか」
「なにも考えてないの?」
「まあ、実は。この辺、越して来たばっかでわかんないし」
「…呆れた」
「ごめんごめん。永森さんがいれば、それで息抜きになるかな、って」
「そんな台詞、よく平気で言えるわね」
「実際にそう思うからね」
「…いいわ。少し、案内してあげる。女の子の趣味になるけど」
「お。それは、実に興味深い」
「あけすけな人ね」
「わかりやすいってこと?」
「慎みが無い、ってことよ」
「慎みのある人が、永森さんは好き?」
「なにそれ。ほら、行きましょ」

 促し、歩き出す。どこへ行こうにも、女性向けの店しか浮かばない。
 この人なら、どこに連れて行っても喜ぶという気もする。
 さっきは受け流したが、やまとは他人のそういう性格が嫌いではない。
 明るかったり、遠慮が無かったり、何事にもはっきりとした人に惹かれる。自分でも、そんな風であろうと心がけてきた。

「こんなお店、見ていて楽しい?」
「楽しいよ。永森さんに似合うものでも、探してみる?」
「…変わった息抜きね」
「買ってあげたりしないから、安心して。金欠だし。ほら、このブレスレットとか」
「そういう大人っぽいのは、こうに似合うかもね」
「永森さんは、子供っぽいの?」
「子供よ。人に甘えてばかりだもの。なのに、全然素直になれない」
217やまと再会・でいと編3:2008/04/18(金) 01:13:48 ID:nq4RqLfQ
 それは言葉どおりの意味で、子供のように寄りかかったり、しがみついたりするのが、やまとは好きだった。
 無論、誰にでもするわけではない。むしろ、そういう場面とはずいぶん遠ざかっている。
 誰かに甘えようという気分に、まるでならないのだ。

 感情がうまく表せない。ひと月ほど前から、なぜかそうなっていた。
 怒りもするし、喜びもする。それが、いままでの半分ほども表面に出せなくなっている。
 性格が変わったというより、枷をつけられたような、不自然な感覚だった。

「甘えるってのは、厚意に甘えるってこと?」
「違うわ。言葉どおりの意味。つまり、その」
「くっつき虫なんだ」
「…病気みたいなものね。最近は、治まってるけど」

 なぜ、こんなことを喋ってしまうのだろう。
 こうは、まことのことをバカの付く正直と話していた。こういう人は、他人の本音も引き出してしまうのかもしれない。

 ふと、不安に似たものに襲われた。
 ずっとこの人といたら、いつか余計なことを白状してしまうかもしれない。そんな、実体の無い予感。

「いや、しかし、けっこう歩いたもんだ。ちょっと早いけど、お昼にする?」
「そうね。どこも混むだろうし」
「永森さん、なにが食べたい?」
「それを言ったとして、案内できるの?」
「できませんっ」
「…もう」

 声を上げて笑いたかった。それが、上手く出来ない。
218やまと再会・でいと編4:2008/04/18(金) 01:15:32 ID:nq4RqLfQ
―――――――――――――――――――――――
 冷静で、あまり人の領域に踏み入ってこない。はじめは、警戒しているのだと思った。
 どうやら元からの性格らしい、とわかったのは、こうに対しても同じ態度だったからだ。
 しかし、それはこう自身から否定された。元は、もっと表情が豊かだったという。
 やはり、どこかで感情を抑えているというのだ。それは、今日のデートより前にこうから聞かされた。

 隣には、やまとがすました顔で立っている。この顔を見ていると、不思議な気分に襲われる。どうしようもなく、切なくなるのだ。
 彼女に対して、するべき事がある。言葉にするなら、そういうことだった。
 そんなやり場のない感傷が、何度もまことの胸を締め付けた。

「おいしかったね」
「ええ。でも、パスタじゃ足りなかったでしょう?」
「うーん。まあ、たらふく食べる場面でもないしね。あ、でも、よく食べる方がもてるとは聞くなあ」
「…そうね。頼れるイメージがいいのかも。そういう人は、行動力もありそうだし」
「それって、永森さんの好みじゃない?」
「そ、そんなこと」
「ほんとにぃ?」
「…頼れる人が好きじゃ、いけないの?」

 消え入りそうな声で、やまとが言った。これ以上は耐えられない。
 どうしても、自分は嘘や隠し事が苦手だった。すぐに、居ても立ってもいられないような気持ちになってしまう。
219やまと再会・でいと編5:2008/04/18(金) 01:17:32 ID:nq4RqLfQ
「嘘だよ。実は、知ってたんだよね」
「…え?」
「向こうから、嬉々として語ってくれたよ」
「…あの子」
「まあ、八坂さんも悪気は」
「あなたも、あなただわ」
「ははっ。ごめん」

 やまとが、軽くむくれる。ここだ、とまことは思った。いつも、この辺りに壁がある。それを破る手段が、浮かばない。
 もう一歩、やまとの心に踏み出すべきなのか。下手を打てば傷つけるだけだろう。
 それでも、本気で怒ってくれるならいい。嫌われるのは、自分だけなのだ。

 どうして、こんなことを考えるのか。やまとを救う、などということではない。こうの為でもない。
 やらなくちゃならない。理由はわからないが、これだけは自分がやらなくてはいけない。
 一瞬、脳裏に浮かぶものがあった。校庭にある、桜。なぜ、そんなものが。
 いまは、どうでもいい。一歩を。それだけを思って、まことは口を開いた。
220やまと再会・でいと編6:2008/04/18(金) 01:19:32 ID:nq4RqLfQ
「永森さん」
「…なによ」
「怒ってないでさ。それより、ちょっと訊きたいことがあるんだ。永森さんは、昔からそんなに静かだったの?」
「…は?」
「極端に言うよ。いま、俺の前にいる永森やまとは、中学の頃と同じ人なの?」
「こうが、なにか言ったのね」
「そうだよ。でも、口に出したのは俺の意思。嫌な話かもしれないけど、一度しか訊かないって約束する。
できたら、答えてくれないかな?」
「…どうして?」
「なんでかな。はじめて会った時と、同じような。訊かなくちゃいけないって、なぜか思っちゃって。
永森さんには、答える理由なんて無いんだけど」
「…あの時」
「うん。あの時と同じ」
「…私」

 とりあえず、言った。心に、踏み込めたのか。不快にさせただけかもしれない。まことは、かすかな後悔を覚えかけた。

「やっぱり、だめ?」
「…私は、静かなんかじゃない」
「うん?」
「私は、静かなんかじゃないの。もっと元気で、口が悪くて。今の私は、元々の私とは、どこかで違っているの」
「…永森さん」

 やまとが、語り始める。聞いたことのない声だ、とまことは思った。
221やまと再会・でいと編7:2008/04/18(金) 01:21:19 ID:nq4RqLfQ
―――――――――――――――――――― 
 余計なこと。それを、言おうとしている。こうと自分だけの秘密。
 でも、この人なら受け入れてくれるかもしれない。違う。この人に、聞いてもらいたい。

「静かなんかじゃない。こんなのは、私じゃない。わからないことが、多すぎるの。
自分のことも、あの日のことも、全部わからない」
「やっぱり、なにかあるんだ」
「あなたになら、話してもいい気がするの。本当に、聞いてくれる?」
「…いいよ」

 本当に、これでいいのか。人に話して理解される内容では、到底ない。
 それでも、言いたかった。ずっと、誰かに打ち明けたかった。
 その相手にまことを選んだのは自分で、今はそれだけで充分じゃないのか。

「私、こうと会った日のことが、思い出せないの」
「会った日?」
「高校に上がってから、一度も会えなくて。でも、あなたの学校の文化祭の日に、待ち合わせる約束をしていたの。
私たち、確かに会った。そのときのことが、どうしても」
「…思い出せないの?」
「こうも、同じだって言ってた。気がついたら、ただ普通に連絡を取り合っていて。
あなたが言うような静かな私になったのも、その頃からなの。
なにをしても、なにをされても、感情がうまく出てこない。嬉しいのに、楽しいのに、それを伝えられない」

 まことは、ほとんど相槌も挟まない。ただ、聞いてくれている。
 余計な、本当に余計なことを喋っている。でも、止まらない。目の前の人に、全てを吐き出したい。
 声が、熱を帯びている。押さえつけられたものを、身体の底から引きずり出す。
222やまと再会・でいと編8:2008/04/18(金) 01:22:44 ID:nq4RqLfQ
「あの子、気にならないって言ってくれた。だけど、私はずっと不安だった。
こうが仲良くしていた永森やまとは、もういないんじゃないか、って。いまの私といても、こうはきっと楽しくなんかない。
昔から、いっつも素直じゃなかった。嬉しくても、いつもツンケンして、こうを困らせてた。
そんな私に、神様からバチが当たったのかもしれない。あの子と一緒にいる資格なんか、無いのかもしれない。
わからないよ。文化祭でこうと会ったのは、すごく大切な瞬間だったはずなのに。
なんで、忘れちゃったの?なんで、私だけが変わっちゃったの?気にしたくなかった。考えないようにしてた。
でも、もう限界だよ。私、こうが好き。大好きなの。こうといる自分が、本当の自分じゃない。そんなのは」

 自分の中で、なにかが破れた。しかし、嫌な感覚はではない。
 熱い。
 涙は、熱い。ずっと、忘れていた熱さ。いま、思い出した。

「そんなのは、嫌」

 すべて言えた。最後まで、聞いてくれた。
 いまは、泣くことしか出来ない。いつまでも、泣いていたかった。
 ぐらりと、身体が傾く。自分は、目眩を起こしている。

 違う。まことだった。堅い胸に、抱き寄せられている。
 泣いたままでいい。そう言われた気がした。

 まぶたの裏。なにか映った。あれは、桜の木。でも、花はついてない。
2231-668:2008/04/18(金) 01:28:26 ID:nq4RqLfQ
てな感じっす

むずいわぁ…
なにより、やまとの資料が少ない…

ひとまず逃げ…退散します
224名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/18(金) 01:33:44 ID:MdX0Hp/r
乙でした。
なりすましと桜木との矛盾に、逃げ道を作ったような感じですね。
そう考えれば、納得できるかも!

・・・ライターの手違い?知らんな!
225名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/18(金) 02:52:08 ID:PbvEIt1q
らき☆to the future
時をかける男女にて、主人公がこなた、つかさ、みゆきが合流する前にて。

主人公「・・・え、えっと、あれ?」
主人公「(どこだここ?どこかの学校の中庭のようだが、陵桜学園ではなさそうだ・・・)」

なんとなく、ふらふらしていると校門の前に着いた。
見ると・・・聞いたこと無い名前の高校だった・・・。

主人公「石川県立って、ここ・・・石川県!?」

な、なんでこんなところに・・・!?
自体が飲み込めず立ち尽くしていると、制服を着た女の子が声をかけてきた

?「あの、どうかなさいました?」
主人公「!」
主人公「こなたさん!?」
かなた「え?わ、私の名前はかなたですけど・・・」

「・・・」

眩暈がしてきた。

続く?
226名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/18(金) 02:54:03 ID:PbvEIt1q
失礼、投下予告忘れました・・・(汗
227名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/18(金) 03:46:45 ID:qh4kBzUS
>>223
続きが気になる!実にGJ!
>>225
ダンスパーティーなどでかなたさんと良い雰囲気になりかけるが、時計に雷が落ちたおかげでタイムパラドックスが起きずに済む訳ですね。
わかります。
228名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/18(金) 05:40:59 ID:Ai/4H1g7
>>223
乙!ヤマトラマン化とループの弊害か、記憶がボンヤリ…
彼女の不安を取り除け、まこと!

それと、萌えないssなんてとんでもない!
あなたはこのスレのエースの一人なんだ、もっと自信を持っていいんだぜ!
229名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/18(金) 10:55:51 ID:qLTjQ3W7
保守
230名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/18(金) 19:23:10 ID:MdX0Hp/r
さすがにみんな飛ばしすぎでしたかね(^^;)
9時頃から>>189続き投下します。
231岩崎みなみの溜息6:2008/04/18(金) 21:02:20 ID:MdX0Hp/r
「言ってみれば、出来レースって言うか。
相手は俺が当然断るのを知ってて、相手もそれを望んでいて、俺もそれをわかっていて。
それでも、そうせざるを得ない状況で。」
みなみ「・・・・・・・・・・・・」
「・・・苦しかった」

苦悶。先輩の横顔は、ひどく歪んでいた。
「『ゴメン』、って、ただ一言言えば、それで終わりなんだけれど」

「・・・どうしても、言葉にならなくて」

「・・・ただ、しばらくじっと固まってた」

「そうしたら、小早川さんが、言ったんだ」

―――『ゴメンナサイ。先輩を困らせるつもりじゃなかったんです』

『ただ、伝えたかっただけ』

『答えは、いりません』

『だから、せめて』

『・・・嫌わないで、いて下さい』

『・・・それだけが、私の願いです。』

みなみ「・・・・・・・・・先輩」
「これで終わり。・・・情けないよなぁ、俺には、岩崎さんがいるのに。」
232岩崎みなみの溜息6:2008/04/18(金) 21:06:30 ID:MdX0Hp/r
みなみ「・・・そんなこと、ありません」

よく、わかる。私だって、そうだから。
ほとんど知らない人に言われた私でさえ、こんなに心苦しいのに。
・・・先輩は、ゆたかに言われたのだから。

みなみ「・・・先輩」
「・・・・・・・・・」

みなみ「・・・先輩は、情けなくなんか、ないです。」
「・・・でも、俺は・・・」
みなみ「先輩」

私は、先輩の手を、取って。

みなみ「・・・情けないから、断れなかったんじゃ、ないです。」

先輩の手を、強く握って。

みなみ「・・・それは、きっと。」

・・・先輩の目を、見て。

みなみ「・・・先輩が、優しいから。優しすぎるから。」

それは、時には、ただの優柔不断に思われるかもしれないけれど。

みなみ「優しすぎて、壊れてしまうくらいに」

みなみ「・・・先輩の心が、暖かいから。」
233岩崎みなみの溜息6:2008/04/18(金) 21:09:21 ID:MdX0Hp/r
「・・・岩崎、さん」

みなみ「・・・ありがとう、ございます」

みなみ「少しだけ、わかりました」

みなみ「・・・人に、好きに、なってもらった気持ち」

みなみ「嬉しいけど、苦しい気持ち」

みなみ「・・・とっても、難しい気持ち。」






「・・・それじゃあ、おじゃましました。」
母「ええ、またどうぞ。・・・でも、できれば今度は、昼間にね?」
「・・・う///ハイ。」
母「それじゃ。みなみ後はよろしく〜」

・・・もう、日は変わった。明日も学校だ。先輩も早く帰らなくては。

「・・・岩崎さん、ゴメンね?相談に乗りに来たのに逆に乗られちゃった感じだ。」
みなみ「・・・そんなこと・・・ありません。すごく参考になりました。ありがとうございます」
「そう?」
みなみ「ハイ」
「・・・・・・なら、良かったよ。また明日、っと、今日、か。学校でね?」
みなみ「・・・・・・はいっ」
234岩崎みなみの溜息6:2008/04/18(金) 21:14:11 ID:MdX0Hp/r




母「行った?」
みなみ「・・・うん」
母「・・・泊まっていけばいいのにね〜」
みなみ「っっ!なっ//////」
母「冗談よ。お父さん仕事でいなくて良かったわねぇ。いたら、何て言われることやら」
みなみ「/////////」
母「さ、早く寝なさいよ〜」
みなみ「///・・・うん。」



今日、知った事。

それは、誰かを好きになるよりも、

・・・誰かが、自分を好きになった時の方が、大変だということ。

・・・だって、それは、人の気持ちだから。


自分の気持ちだって、簡単には変えられないのだから。
235名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/18(金) 21:24:31 ID:MdX0Hp/r
次回、エピローグ。

あんまり解決せずに終わるでしょう。
だって、まだ所詮16才だもの。
236名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/18(金) 21:49:25 ID:17rpUvhp
乙です。なんでこんなに良いもの書けるのかねえ
237名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/18(金) 22:02:03 ID:WZw02AET
みなみ可愛いよみなみ

乙でした
238名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/19(土) 10:26:28 ID:XhCk0FVf
                          ___
                         ´       ` <⌒
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                      { /|   |/         {:.ヽ !
                     X  l   l●    ● l:.:.l V
                    / ヽ (|   !    _   }:.:.!
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  |____ \ □ □         /        -ヽ
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.       / /  |_____|   /   ヾ./      !
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  ('⌒ ; ⌒   ::⌒  )        /.::  ヽ.  !
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  (⌒::   ::    ::⌒ )三≡≡≡      /   .}      ヽ
(    ゝ :: ヾ 丶  ソ   `ー ^ー='⌒ヽ>-、_ノ⌒ヽ  ,__ ノ
  ヽ  ヾ  ノノ  .ノ        (、__ .  -‐\>┴'´
239名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/19(土) 10:33:10 ID:knIxpXoj
みなみSS落とそうかと思います
もうしばらくお待ちを・・・
240名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/19(土) 13:09:33 ID:knIxpXoj
>>239っす
やっと出来た!
さっそく落とします
温かく見てみてください
241名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/19(土) 13:14:18 ID:L/d2l5yW
もう乙としか言いようがないな
242名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/19(土) 13:39:14 ID:knIxpXoj
陵桜を卒業してもう何年経つだろう・・・俺、秋山ゆうきは大学の卒業式を終えたところ
講堂では、後輩との別れを惜しんで泣いてる奴もいる・・・
友人との別れを惜しみながら、俺は大学を出る。そして、呼び止められる。
「・・・先輩・・・」

俺の大好きな人、岩崎みなみ。世界でいちばん愛しい、俺の恋人。
「卒業・・・おめでとうございます・・・」
「ありがとうみなみ。ごめんな、長い時間、待たせて」
「いえ、じゃあ・・・行きましょうか・・・」
「ねぇ・・・本当に今日じゃなきゃダメ?」
「ダメです。今日逃したら・・・また、いつになるか分からない・・・」

車を走らせる事30分。ついに着いてしまった・・・
「やばい・・・緊張してきた・・・」
「先輩・・・落ち着いてください・・・」
「んなこと言われても・・・」
いま俺がいるのは、みなみの家。
243名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/19(土) 13:40:51 ID:knIxpXoj
すいません!仕事に行かなきゃです!
続きはまた後で!
いってきまぁーーーーす!!!!
244名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/19(土) 14:02:52 ID:Ro9udI31
ちょwwwwwテラ寸止めwwwwwww
245名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/19(土) 14:30:54 ID:xgKoqotA
わざとだろwwww
246名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/19(土) 16:30:33 ID:GwuULz7O
何てやつだww
続きお待ちしてます!
247名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/19(土) 17:38:40 ID:YrosXoDA
みなみスキーは寸止めの法則
248名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/19(土) 23:42:40 ID:RE3ZRLjX
                          ___
                         ´       ` <⌒
                      /     l ト、  、 \
.                      /     l. _/リ! ヽ _}  寸¬
                           l'´/ ,リ  ̄V\ ヽ   
                      { /|   |/         {:.ヽ !
                     X  l   l●    ● l:.:.l V
                    / ヽ (|   !    _   }:.:.!
                         . |   !、_( __) イj\|
  _____.                }/,レヘ/─-\   ′
  |____ \ □ □         /        -ヽ
         / /  _____.    /     /   j
.       / /  |_____|   /   ヾ./      !
      / /              ′    :{     |
       ̄             .      !  ____l
       (⌒ ⌒ヽ        .       `¨´ } |  |
      (´⌒  ⌒  ⌒ヾ    {      /. イ l  |
  ('⌒ ; ⌒   ::⌒  )        /.::  ヽ.  !
 (´     )     :: )     |     '..::.:      `ヾー<
 (´⌒;:    ::⌒`) :;  )   ,!              }.__  \
  (⌒::   ::    ::⌒ )三≡≡≡      /   .}      ヽ
(    ゝ :: ヾ 丶  ソ   `ー ^ー='⌒ヽ>-、_ノ⌒ヽ  ,__ ノ
  ヽ  ヾ  ノノ  .ノ        (、__ .  -‐\>┴'´
249名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 02:07:49 ID:uTlKjUOF
思いついたのをどんどん文章化して投下できる人は凄いと思う。全然筆進まないよ。

とりあえず
・やまと&こう
・ふゆき先生
・みなみ
で迷ってるんだけどこの中ならどれがいいかな?
250名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 02:50:35 ID:qIdojeOr
>>249
まだないメンツでは、こうは誰かが書いてるらしいから、ふゆき先生を見たいです。
251名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 03:01:22 ID:OvH3bMfB
まとめ人さん大変そう・・・。
協力したいが、しかしwikiは使ったことなく、二の足を踏んでる自分がいる・・・。
252名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 07:17:05 ID:fMxwJIVo
>>242です
続きを投下いたします
寝みぃ・・・
253名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 07:32:34 ID:fMxwJIVo
実は今日は、みなみの両親へのあいさつに来たのだ。そう、ドラマでよく見るあれだ。
さっきから左の胸の鼓動がうるさい。それほど緊張していた。
「劇の本番より緊張してきた・・・・・・」

庭に入ると、勢いよく走ってきた犬に押し倒された。
チェリーだ。押し倒されたあと、顔中を舐められた。
「ちょっ、やめろって。ハハww」
「フフ・・・先輩、やっと笑いましたね・・・」
そこにはいつもの優しく、温かい笑顔があった。

気付くと、もう胸の鼓動は収まっていた。それほど緊張もしていないようだ。
「チェリーのおかげかな。ありがとう」
お礼を言うと、どういたしましてと言っているのかな?「ワン」と返事をしてくれた。

覚悟を決めて、俺はみなみの両親の待つ居間へ向かう・・・。
254名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 07:51:14 ID:fMxwJIVo
「お父さん、お母さん・・・連れてきたよ・・・・・」
そう言って、みなみが居間のドアを開ける。
そこには椅子に腰掛けるみなみのお母さん。そして腕を組んで目をつむっているお父さん。
実はみなみのお父さんに会うのは、今日が初めてだった・・・。

「いらっしゃい、ゆうき君。どうぞ腰掛けて」
みなみのお母さんが、柔らかい言葉で言う。言葉の通り、俺とみなみは椅子に腰掛ける。

もうどれくらい時間が経っただろう。時計を見ると、まだ5分しか経ってない。
我慢できず、俺は沈黙を破る・・・
「お父さん!!」
みなみのお父さんはゆっくりと目を開き、俺を見つめる。
「初めまして。みなみさんとお付き合いさせていただいてます、秋山ゆうきと言います。
 今日は時間を作っていただき、ありがとうございます。単刀直入に申し上げます。
 みなみさんを・・・みなみさんを僕に下さい!必ず、必ず幸せにしてみせます!!」

自分の思いを、飾らず、率直に伝える・・・。
255名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 08:18:01 ID:fMxwJIVo
「二つ、聞きたいことがある」
少しハスキーな声で、みなみのお父さんが質問をしてくる。
重みのある、一家の主を思わせる声だった・・・。

「この娘のどこが好きなんだ?」
「正直、分かりません。でも、今のみなみさんからなにが欠けても、好きなんです」
分かったと、お父さんは頷く。

「最後の質問だ」
緊張して次の言葉を待つ。
「君の好きな動物は?」

あまりにも普通な質問に、呆気にとられてしまった。
「あ、はい。動物ならなんでも。強いて言えば・・・犬が好きです」
そうかそうか、と頷くお父さん。そして、みなみのお母さんとお父さんが見合って頷く。
そして、お父さんが口を開く。

「うん、合格!」
256名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 08:39:25 ID:fMxwJIVo
みなみが口を開く。
「・・・お父さん・・・ありがとう・・・」
「みなみ、いい男性(ひと)を見つけたな。もうなにも言わない、すきにしなさい」
ポロポロと、みなみの瞳から涙が溢れていた。自然にハンカチを渡した。

「気が利くねぇ君は」
笑顔のお義父さんが、俺に言う。
「いまから孫が楽しみね、お父さん」
「そうだな、母さん」
この言葉に俺とみなみは顔を紅くして、お互いを見合う。そして笑い合う。

それからはチェリーも加わり、みなみの家で夕飯をご馳走になった。
時折チェリーがテーブルにあごをのせて、俺にご飯をおねだりしてきたりもした。
食事中、急にお義父さんが思い切ったように俺に言う。

「ゆうき君。これはわたしのお願いなんだが・・・」
その内容に、お義母さん、みなみ、俺は驚愕した。
「「「え――――――――――――!!!!」」」

「お父さん、なに言ってるの・・・」
「そうよ、いくらなんでもそれは」
「だよな。いや、悪い。忘れてくれ、ゆうき君」

しかし、俺は決めた。
「分かりました」

岩崎家そろって・・・
「「「え―――――――――――――――!!!!」」」
257名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 08:59:37 ID:fMxwJIVo
2年後、俺とみなみは結婚した。結婚式には小早川さんを始め、たくさんの人たちが参加してくれた。
小さな教会で、俺とみなみは永遠の愛を誓う。

そして披露宴。
こなたさん、かがみさん、つかささん、みゆきさん、黒井先生、田村さん、小早川さん、日下部さん、峰岸さん。
みんなが俺とみなみに祝福の言葉をかけてくれる。小早川さんに至っては、もう泣いてばかりだ。

不意にこなたさんが言う。
「みなみちゃんはこれから、秋山みなみになるわけか」
「まぁ、そうね。普通はそうなるわね」
「私も、峰岸から日下部になったしね。慣れるまで大変よ、みなみちゃん」

「あ!その心配はないよ。いままで通り、岩崎みなみだよ」
つかささんが「?」という顔をしている。そしてかがみさんと、みゆきさんが気付く。
「もしかして・・・・・・」
「名字が変わるのは、俺」
「どういうこと?」
田村さんと、小早川さん、日下部さんが聞いてくる。だから俺は答えた。

「こういうこと。改めて、岩崎ゆうきです」
258名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 09:13:39 ID:fMxwJIVo
そう、2年前にお義父さんから提示された事とは、俺が婿養子に来る!という事だった。
これにはお義父さんが多忙で家に居ない為、男がいなくなってしまう。女性2人では心配だ。
そういう訳で、俺が居れば心配ない!という訳だ。


さらに2年後。俺とみなみには、念願の赤ちゃんが生まれた。
俺たち以上に喜んでいたのは、お義父さんとお義母さんだった。
元気な男の子。どっちかといえば・・・みなみ似だ。
さぁて守るものが増えて、大変だぞこれから。

「あなた、もう寝ないと・・・」
「うん、分かってるよ・・・なぁ、みなみ」
「・・・・・・なに?」
「愛してるよ」
「・・・・ハイ」
259名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 09:15:19 ID:fMxwJIVo
以上です!
最後のほう、なんか雑になってしまった・・・
これからもっと修行をせねば!
また会う日までぇ(´∀)/~~
260名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 09:41:20 ID:zbQp8Hn7
         /ニYニヽ
        //゚ヽ/゚ ヽ
        /::::⌒`´⌒::::\   
       | ,-)___(-、| でででっでっていうwwwwww
       | l   |-┬-|  l |
        \   `ー'´   /
      /´         ヽ _
      /;::u γ `ヽ  _   ::ヽ、 `、
      /:::  /;;:::... u    ::::u l、 |
     (;:.  ( :::::.....    u  :::::: i  i
     .`、  `、:::...         I u i
 パン ミ;:ヽ  u\ミ'´ ̄``´ ̄`ノ  ヽ        
パン ミ :;:;::::\、、、)     i  (_/_/./            _
     ミ ;::::,' JJJ    ヽ    l、         / /
      ::::l         ヽ    l、  , ,  -― (  /
       ::l   -、      ヽ    ヽ /: : : :-=千</ ̄>,
  ./´ ̄`V      ,ヽ、          ./.:.:.:.: /.:.:.:.:.:/.:∧`ー<,
 / 、  |      /  、`ー        ,'::::/::::/::/⌒イ::/ |:l_:::::::ヽ
./   i   |       /   ヽ    ヽ 〃 /::::,':::: W|/ j:/  j∧`::: ハ
!.     !     /     ヽ   {{  レl(|::::: |  ○     j::/:/::::| 
`ー‐ゝ、 '    /      ヽ___,.-‐'"⌒゙|::::: |      ○ん|/:∧|
     `ー--‐'     ,. -‐'"´     lヘ:: ト、  `‐'-'  ノ::::: / ヽ
 力          /"ー─------<二/  ´ヽ、-<r"/,ー、 丿
   勹      { 〈                )、 Y  `ゝ(_/_/./'
           } `ー----------─一--‐'´ ̄´
261名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 11:02:38 ID:BbQCZyPZ
乙。
262名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 14:16:20 ID:6RUyPexn
>>259
乙です!
良いですな、幸せそうなみなみ (´∀`*)
263名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 14:43:24 ID:2egWS7QO
>>259
乙!というかよくやってくれた!と言いたい
親への挨拶ってシチュは意外と少ないから楽しめました
っつかこっそりあやのが結婚しとるw
264名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 15:39:59 ID:uTlKjUOF
あやのは高校卒業後即結婚だろjk
265名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 15:58:22 ID:jEge2xE2
>>259乙でした。みなみかわいいよみなみ


遅れましたが、>>235の続きは今夜夜中に投下しておきます
266名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 17:40:33 ID:B9Ch55k0
みなみなんて今流行りの無口キャラなだけだろ?と思っていた昔の自分をぶん殴ってやりたいぜ。
乙&GJでした!

ここの職人さん方それぞれの見方で、色んなキャラに萌えさせていただいて幸せです。
267名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 20:08:31 ID:o1n18/yn
なんという、みなみフィーバー
268名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 20:26:06 ID:jjsJMuu8
みんなGJ
そろそろみさお分を補充希望
269名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/20(日) 20:38:36 ID:X3oR750X
         /ニYニヽ
        //゚ヽ/゚ ヽ
        /::::⌒`´⌒::::\   
       | ,-)___(-、| でででっでっていうwwwwww
       | l   |-┬-|  l |
        \   `ー'´   /
      /´         ヽ _
      /;::u γ `ヽ  _   ::ヽ、 `、
      /:::  /;;:::... u    ::::u l、 |
     (;:.  ( :::::.....    u  :::::: i  i
     .`、  `、:::...         I u i
 パン ミ;:ヽ  u\ミ'´ ̄``´ ̄`ノ  ヽ        
パン ミ :;:;::::\、、、)     i  (_/_/./            _
     ミ ;::::,' JJJ    ヽ    l、         / /
      ::::l         ヽ    l、  , ,  -― (  /
       ::l   -、      ヽ    ヽ /: : : :-=千</ ̄>,
  ./´ ̄`V      ,ヽ、          ./.:.:.:.: /.:.:.:.:.:/.:∧`ー<,
 / 、  |      /  、`ー        ,'::::/::::/::/⌒イ::/ |:l_:::::::ヽ
./   i   |       /   ヽ    ヽ 〃 /::::,':::: W|/ j:/  j∧`::: ハ
!.     !     /     ヽ   {{  レl(|::::: |  ○     j::/:/::::| 
`ー‐ゝ、 '    /      ヽ___,.-‐'"⌒゙|::::: |      ○ん|/:∧|
     `ー--‐'     ,. -‐'"´     lヘ:: ト、  `‐'-'  ノ::::: / ヽ
 力          /"ー─------<二/  ´ヽ、-<r"/,ー、 丿
   勹      { 〈                )、 Y  `ゝ(_/_/./'
           } `ー----------─一--‐'´ ̄´
270名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 00:27:46 ID:Zjo4u1Xw
では、一時より『岩崎みなみの溜息』最終回投下します。
271259:2008/04/21(月) 00:47:32 ID:NfTruZqI
>>268の希望にこたえて
ただ今みさおSS作成中
あまり期待はしないでね
272岩崎みなみの溜息7:2008/04/21(月) 01:01:25 ID:Zjo4u1Xw
―――翌日、昼休み屋上。
ゆたか「・・・で、あっさり断ってきちゃったんだ。」
みなみ「うん。」

・・・さっき、告白の返事をしてきた。

返事は、ただ二言。

『・・・好きになってくれてありがとう。でも、ごめんなさい。』

・・・相手は、本当に、辛そうな、悲しそうな顔で、去っていった・・・

ゆたか「・・・ええと、私と先輩との会話はどこにいっちゃったの?」
みなみ「・・・それは、ゆたかだもの・・・。先輩だって、他の人ならちゃんと断ると思う」
ゆたか「・・・優しさ、は?」
みなみ「優しいから、断るの」
ゆたか「・・・ぇええ・・・」

・・・ちなみに、ゆうべのことも、ゆたかには話した。
ゆたかも、あの日、先輩に話したのだし。

ゆたか「・・・なんか、みなみちゃん、図太くなった?」
みなみ「・・・そうかも・・・」

いろいろな気持ちを知る度に、なんだか少しずつ変わっていってる。
もちろん、一度には変われない。変わった気になってはいても、すぐに元に戻る。

・・・でも、確実に。

前には進んでいるはず―――
273岩崎みなみの溜息7:2008/04/21(月) 01:04:00 ID:Zjo4u1Xw

ひより「・・・あ、岩崎さーん!小早川さーん!」
ゆたか「・・・あれ、田村さんだぁ」
みなみ「・・・うん」

田村さんが駆け寄ってくる。かなり走ってきたらしく、息が荒い。

ひより「・・・っ、ハアハア、岩崎さん岩崎さんっ」
みなみ「・・・お、落ち着いて・・・どうしたの?」

田村さんが詰め寄ってきた。目には、怪しい光を携えて。

そして。

ひより「聞いたよ、聞いたっスよ〜。告白されたんだって?」
みなみ「・・・ぇ、えっ?誰から?」

何故?私なんかの話題が、こんなに早く広まるの?

ひより「もうクラス中のウワサだよー。岩崎さんが、一年のアイドルを振った、って」
みなみ「・・・アイ、ドル・・・?」

・・・何、それ。

ひより「知らないの?相手の人、1年で一番カッコいいって、クラスでも有名なんだよ?」

・・・いや、そんなこと知るわけが・・・たしかに、いい人だとは思ったけど・・・

ひより「狙ってる子も多くて、平和協定なんかも結ばれてるくらい。学園の王子様だね。」
ゆたか「お、王子様・・・?」
274岩崎みなみの溜息7:2008/04/21(月) 01:07:02 ID:Zjo4u1Xw
みなみ「・・・ぇ・・・え・・・?」

・・・何、この展開

ひより「・・・おかげで大騒ぎ。私にもみんな『なんで?岩崎さん彼氏いるの?』って」
みなみ「・・・・・・・・・・・・ぇ」

ちょっと待って。まさか。

ひより「・・・いやー、だからその、三年生の恋人がいるよ、って言っちゃったー」

みなみ「・・・・・・・・・ぇ」

何故。どうして。

ひより「・・・しばらくうるさいかもねぇ。他の狙ってた子とかから」
ゆたか「・・・・・・えーと・・・みなみちゃん・・・」
みなみ「・・・・・・何も言わないで・・・」

みんな知ってる。
・・・ということは、その彼にも。時間の問題。

みなみ「・・・・・・・・・・・・ハァ・・・」
ゆたか「そ、その・・・ふぁいとっ」
みなみ「・・・うぅぅ・・・」



・・・もうしばらく、溜息は続きそうだ。
275岩崎みなみの溜息・あとがき:2008/04/21(月) 01:09:07 ID:Zjo4u1Xw
おし★まい
ヽ(´ー`)ノ

今回はあまりドロドロしてません。軽め軽め。(ホントか?
ちなみに、オリキャラ好きじゃないので、彼は使い捨てです。
二度と出て来ませんから。残念!(懐

(´∀`∩゛ではまたいつか
276名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 01:19:30 ID:y6UOVdv7
乙っした!
軽い終わり方がまたいいっすね!

これだけ台詞で書きわけできてるんだから、セリフに台本みたいなキャラ名はなくてもよかったかも。
277名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 01:31:50 ID:sqtmbPW2
         / ̄ ̄\
       /   _ノ  \
       |    ( ●)(●)
.       |     (__人__) 
        |     ` ⌒´ノ    常識的にいいだろw
.        |         }      なっ?  なっ?
.        ヽ        }
         ヽ     ノ 
      /´         ヽ _
      /;::u γ `ヽ  _   ::ヽ、 `、
      /:::  /;;:::... u    ::::u l、 |
     (;:.  ( :::::.....    u  :::::: i  i
     .`、  `、:::...         I u i
 パン ミ;:ヽ  u\ミ'´ ̄``´ ̄`ノ  ヽ
パン ミ :;:;::::\、、、)     i  (_/_/./     .__ r 、   _,   _
     ミ ;::::,' JJJ    ヽ    l__ r ュ、/ハ ゙/: : ` ´: :.ヘ: :.\ _
      ::::l         ヽ  /:./ ⌒/: :.U:/: :./: : : : : : l: : : :ヾl
       ::l   -、       /i /  , ' : :u /: : :|: :l: : : : : |:.l : : :.ヽ 、
  ./´ ̄`V      ,ヽ、   .く  l/  / : :/: :l __ 斗/l.: : : 、_|:.l: ,ィ: :l ', )
 / 、  |      /  、`ー  〉´  !: : /.: r|: /  lj |: : : :./|.:l: U: ト、:V
./   i   |       /   ヽ   .\ .|: :/|: / |/   l |: : / lイ: : :.:| |ヘ|   うっっ・・・
!.     !     /     ヽ . /: :.ヽ|:/{ |/.::.| >  j/ < ハ: : /_ノ i
`ー‐ゝ、 '    /      ヽ.//l: : :.l/ ト|: : :.| i i xxxxxx i i :.|: ∧  
     `ー--‐'     ,. -‐'"´|: : ィ: : }|: : : トi_ i  ー'ー' i イ :.j/ト/ヽ
 力          /"ー─------<二/  ´ヽ、-<r"/,ー、 丿
   勹      { 〈                )、 Y  `ゝ(_/_/./'
           } `ー----------─一--‐'´ ̄´
278名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 01:32:12 ID:iozNtI1D
>>275
乙・GJです。
憂鬱に続き、大いに楽しませてもらいました。この作風、大好きです。
次作があるなら、是非とも他キャラの話も見てみたいです。もちろん、みなみでも大歓迎です。
また、投下されるときを楽しみにしてます。
279名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 03:24:51 ID:bGcWmtK4
>>275
お疲れ様でした!
「また」を楽しみにしております! ノシ
280名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 03:35:15 ID:sqtmbPW2
                          ___
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  ('⌒ ; ⌒   ::⌒  )        /.::  ヽ.  !
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  ヽ  ヾ  ノノ  .ノ        (、__ .  -‐\>┴'´
281名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 04:41:59 ID:KJQkZEGv
>>975
全部読みましたが…プロの作家並みのクオリティに驚愕した。
とてもじゃないけど真似できねえ。
熱烈に…乙です!!
282GREN@想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/04/21(月) 06:52:55 ID:lSH8+ybT
ただいま。
改めてハンネ登録。お久しぶりの「想い出のつづき」です。

 干したばかりの布団のように、ふんわりと。
 砂糖たっぷりの玉子焼きのように、甘くて。
 なにかに例えようも無いくらい、可愛い。

 彼女は俺の…いちばん大切な人。

 次回、想い出のつづき〜柊つかさの場合

「……ずっと。ずっといっしょ……
 そうなれたら……うれしいな」

ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/54644032.html


>>268
他作品執筆中に何度かネタ受信したから書いてみるっす。さしあたって3本分ほどストックあり。


そして各作品の職人諸兄およびまとめ氏乙にしてGJです。
なんつーか、モノカキやってて久々に「負けられねえええええ!」と思える場・そして人たちに出会えました。
感謝。

283名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 13:11:21 ID:bGcWmtK4
>>282
今日一日、幸せ過ごせそうです!
乙でした!
284名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 14:52:48 ID:mG/yCsq6
らきらきメモリアル、みゆきルートの一幕(みゆき、疲れて力尽きる)を描いてみました。

ttp://paint.s13.dxbeat.com/up/src/paint_6074.jpg
うーん主人公の右手が床についているように見えるはずだったんですが、原画の段階でみゆきの位置を直さなければならないことに気付き修正、それによって主人公の手が隠れてしまいました・・・(泣
285天狗 ◆xj9kZVf0gU :2008/04/21(月) 15:12:16 ID:69LRQMoX
1ヶ月ぶりでしょうか、久々に投下しようかと。

主人公の名前は○○にしときます。そこには自分の名前を入れてください
286名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 15:14:26 ID:69LRQMoX
「さっきのはちょっとドキドキしたな…先生とはいえ女の人なんだし」



「ぶっちゃけ人手が足りひんねん!こんなとこで休んでのうて、キリキリ働かんかいっ!」
「わかりましたよ。うう……人使い荒いなあ」
「うっさい。ほら、とっとと行くで!」
「ちょっ!?先生!腕、引っ張らないでくださいっ!ちょっ、先生」



結局あのまま教室まで腕を引っ張られてつれてかれた。
あんな近い距離で…なんか、いい匂いしたな…
「って、こんなこと思ってるのがバレたら。またからかわれるな…」
実際さっきは、こなたさんたちに勘づかれそうだった。

「○○君なんかニヤニヤしてるねぇ、なんかいいことでもあった?」
とか言われて…





「あかんな、あんなんでドキドキしてまうなんて…」
深いため息が出る。
「あてられたんかな、あいつらホンマ頑張っとったさかい、それ見てて青春でも思い出したんやろか…」
少しの沈黙のあと
あかんあかん!しっかりせえ自分、生徒なんかにときめいてどないする!」
287名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 15:16:15 ID:69LRQMoX
「明日は休みやさかい、今夜はがっつりネトゲでもするか」
帰路につこうとした時に自販機のところにいる○○が見えた。



「おぉ○○今帰りか?」
「あっ、先生も今帰りですか」
「ん、なんや自分ノド乾いてるん」
先生が鞄の中からゴソゴソと何かを取り出し○○に投げて渡した。
「せやったら、それ飲み」
○○が渡されたものを怪訝そうに見る。
「た、炭酸青汁……しかも飲みかけじゃないですか」
「ああイマイチやったんや、なんや文句あるんか?うちの酒が飲めへんというんかぁ」
「酒じゃないですし、ちゃんと自分で処理してくださいよ」
「ええから文句言わんと飲みい!!」
結局そのまま先生に押切られる型で渡されてしまった。
そして先生が帰ったあと
「これって間接キスだよな……って、またこんなこと考えてるよ」
その味はなんとも言えなかった。



「あかん、さっきのって間接キスとちゃうか、あんな押しつけるようにして意識してるとか思われてへんやろな……いやいや考えすぎや、そんなんあらへん」
また深いため息が出る。
「あかんな〜、思春期真っただ中やあるまいし、うち何考えとんのや…」
288名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 15:18:34 ID:69LRQMoX
桜藤祭から少しして俺は黒井先生に呼び止められた。
「○○今度お前も遊び行かへんか?」
急なことで要領を得ないままでいると
「いやな、今度泉たちと遊びでも行こうてなってな、それやったらお前もどうかとな……ん、なんやその顔は?うちと2人きりのデートとでも思たんか?あかんでー自分、うちは先生でお前は生徒なんや、そんな禁じられた恋なんて…」
「あの先生、1人で突っ走んないでくださいよ」
「おお、すまんすまん、ということでよろしくな、後で泉たちからも話あるやろ」
そうして先生は去っていった。





「うちが27で、○○が18、9歳の差なんやな、デートとかもありえへんこともないな……って、あかん自分何考えとんのや…」
289名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 15:20:29 ID:69LRQMoX
それから俺は泉さん達や黒井先生と遊ぶようになった。

そして、少しづつ先生のことが気になってきた。





「なあ○○年上の女って、どう思う?」
「なんですか、いきなり?」
「べ、別に深い意味はあらへんね…なんとなくや」
「そ、そうですか、ん〜…年上の女の人ですか、そうですね……」
「おーい2人とも、そろそろ帰るよー」
俺が答えようとした時みんなが来た。
そして帰り道では2人でいたことをからかわれ、先生はとんだ笑い話やな〜と言って笑い飛ばしていた。
290名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 15:24:52 ID:69LRQMoX
そういうことが続き12月になった頃だろうか、先生が俺のことを避けてるような感じがし始めた。
「お前もうちなんかとあそんどらんと、あの4人の誰かでも誘わんかい」
などと言われあしらわれてしまう
291名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 15:28:16 ID:69LRQMoX
「なんや泉?」
「先生は今年もクリスマスは1人ですか?」
「いきなり失礼なやっちゃな、ふざけたことぬかしてると修正したるで」
今にも殴られそうな雰囲気を遮るように
「○○君とデートでもしないんですか?」
「はあ〜〜〜〜〜〜」
廊下に響く程の大声
「いきなり何言うねん、うちと○○は」
「ちょっ、先生声大きいって」


先生が大きく深呼吸をする。
「先生落ち着いた?」
ふぅ〜と一息ついた先生が「せやからな、うちと○○はなんもあらへんね…教師と生徒やし……」
だんだん声が小さくなりボソボソと聞こえるようになっていく
「ちょっと注意して見れば、わかりますよ、お互い意識してるの」
黒井が押し黙る。
そして意を決したように口を開く
「あかんことはわかってんねん、せやけど、なんかときめいたんや、いっつも自分にあかんことやって言い聞かせてんやけど……」
「なんで駄目なんですか!?」
影から急に○○が現れて黒井に向き合った。
「どういうことや泉?…って逃げるなー」
泉さんが走り去っていく
「俺が泉さんに頼んだんです。先生と2人きりになれるように」
今度は○○が意を決したように口を開く
「さっきの話聞いてて、嬉しかったです。先生が俺にときめいてくれたとか……」

この時どんなことを言っていたか、はっきり言ってテンパってて覚えていない、教師と生徒だからってなんなんです。とか恥ずかしいことばっか言ってた気がする。
292名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 15:29:39 ID:69LRQMoX
そしてクリスマスの日
「すまん○○遅れてもうて」
この言葉のとおり先生は遅刻してきた。
まぁ、どうでもいいことだけど


本当にいろいろと話をした。
そして最後に2人で決めたことがある。
「なあ、○○やっぱりケジメはちゃんとつけなあかんと思うんや。せやから、つきあうっちゅうことは卒業するまで我慢せなあかんと思うんや」
そういう先生に俺も納得した。
293名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 15:30:46 ID:69LRQMoX



卒業式が終わったあと星桜の木の下で先生と会う約束をしていた。
俺が黒井先生のことを好きになった、きっかけの場所
「先生遅いですよ」
「うっさい、色々忙しいねん、それに、やっぱ人目を避けるというか……あと迷ったんや、ホンマに行ってええんかとか…」
少しの間があく
「うちでええんかとか…こんな年の離れたヤツやなく、同じくらいの年のヤツの方がいいんやないかとか……ホンマそういうこと考えとったら、なんか怖なって………」
「先生…前に年上の女の人のことをどう思うか聞いてきましたよね」
○○が優しい声で語りかける
「その答え今話してもいいですか?……ううん、今話します。好きです、年上の女の人とかは関係なく黒井先生が好きなんです」



そこから先は言葉はいらなかった
294天狗 ◆xj9kZVf0gU :2008/04/21(月) 15:33:23 ID:69LRQMoX
2スレ目で初めての投下は以上です。
読んでいただいた方はありがとうございました。
295名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 20:03:21 ID:MomhLnGS
                          ___
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296名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 20:15:56 ID:ChEF95vT
乙。
297名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 20:33:27 ID:O58kzbYh
>>284

なんかtoheartの浩之みたいだな
ただ、らき☆すたキャラと等身違いすぎじゃね
298名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 21:03:24 ID:7i9LHHQh
お二人ともGJ!

>>284に触発されて、漫画製作中。
しかし色塗りが苦手なんだ。……モノクロでもいいだろうか?
299名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 23:05:20 ID:br6F+AHQ
おkおk
300名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/21(月) 23:53:35 ID:mG/yCsq6
キョンと言われたり浩之言われたり・・・www
頭身が違いすぎると言うのは自覚してるッス・・・(涙

>>298
ぜひ見てみたいッス
301名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/22(火) 00:15:00 ID:znZxOciv
ついに漫画まで…ww
ここの小説を元に絵師が漫画(強引に4コマ)にしたら面白そう。
てか買うわ。
3021-757:2008/04/22(火) 01:31:09 ID:L+0uWsdH
前スレでやまとSSを書いたものです
>>208で予告(?)していたやまとお泊まりネタが出来ました
無駄に長い上なんかgdgdですが最後までお付き合い下さいませ
303名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/22(火) 01:31:57 ID:L+0uWsdH
夕焼け、それは一日の終わりを告げる自然の知らせ。空はオレンジ色に染まり、太陽は無駄に眩しく輝いている。
夕方の住宅街の人通りは少ない。大抵の学生はまだ部活中で、すれ違うのはスーパー帰りと思われるおばちゃんくらいだ。
そんな中を俺とやまとはのんびりと帰宅していた。
やまとと俺は恋人同士だ。俺達は恋人になってからほぼ毎日かかさず一緒に下校している。
いつもと同じ道を通り、いつものように他愛ない会話を続けながら、いつもの場所で別れる。
手を繋いだり、腕を絡ませたり、軽く肩がふれあったりするのもいつものことだ。
楽しい時間はあっというまに過ぎてしまう。
とはいえ、土日ならいくらでもデート出来るし問題はない。
やまとと別れた後は、いつものように帰宅し、夕食を食べ、風呂に入り、しばらく机に向かって勉強し、やまとにメールして、寝る。

そんないつもと変わらない日常。
だけど今日に限ってはそうはならなかった。
304ココロの距離(タイトル忘れて失礼):2008/04/22(火) 01:34:52 ID:L+0uWsdH

ピンポーン

「しん、お母さん今、手が離せないから出てきて」
「分かった」

リビングで夕食までの暇を潰していた俺は、料理に忙しい母さんの代わりに玄関を開いた。

「はい、どちらさま。ってやまと?」

そこに居たのは、やまとだった。やまとは何回か俺の家に来た事があったけどこんな時間は珍しい。まだ制服姿なのを見るによほど急いでるみたいだ。

「いらっしゃい、どうしたの急に。何かあった?」
「少し頼みたいことがあって」
「俺に出来るならなんでもどうぞ」
「ええ、実は・・・」

そう言うやまとは、何処と無く暗い。元々無表情なやまとの雰囲気を読み取るのは、付き合い始めてから習得したスキルだ。
でも、やまとが暗いと俺まで不安になってくる。本当に何があったんだろうか。

「・・・泊めて欲しいの。今夜だけでいいから」
「そんなのお安い御用――って、ナンデストー!」

やまとが泊まる?俺の家に?今夜一晩?
おおおおぉぉ!一つ屋根の下に一緒に!今夜だけだけど一緒に寝れたりするのか!
いかん、落ち着け俺!やましいことを考えるな!落ち着けー!

ふぅ。クールダウン完了

「やっぱりダメ?」
「いやいやいやいや、そんなことないよ。ちょっとびっくりしただけだから。・・・ていうか、いきなり何で?」
「親が出かけてて、家に誰もいなくて・・・鍵忘れたの・・・」
「なるほど。俺はいつでも大歓迎だよ」
「本当・・・!ありがとう」

さっきまで暗かったやまとの表情に明るさが戻る。ほんの少しの違いだけどやっぱり俺にはわかる。笑顔でいてくれた方が嬉しい。

「上がって上がって。自分の家だと思っていいよ。俺は母さんに了解とってくるから」
「わかったわ」

その後、母さんの了解(一瞬でOK)をとりつけ、丁度夕食が出来たのでやまとと三人で食べることになった。
306ココロの距離:2008/04/22(火) 01:39:18 ID:L+0uWsdH

夕食を終え、俺とやまとは後片付け中だ。
蛇口から流れる水と食器のカタカタという音は、何となく生活感を感じさせる。
それは、やまとがずっと前から俺の家にいたような錯覚まで感じさせた。

「そういえば、やまとって料理とかよくする?」
「普通、かしら。手伝いするときもあるし、自分のお弁当は自分で作るときもあるわ」
「お弁当自分で作ってるんだ」
「そうよ」
「じゃあさ、もしよかったら俺の分とか・・・作ってくれないかな?」
「えっ・・・」
「ほら、こなたさんも『恋人なら手作り弁当は必須』みたいなこといってたしさ」
「で、でも口に合うかはわからないわよ」
「そこは大丈夫、やまとの作ったものならなんでもおいしいよ」
「・・・そんな恥ずかしいことよく言えるわね。いいわ、作ってきてあげる」
307ココロの距離:2008/04/22(火) 01:40:10 ID:L+0uWsdH
「やった、やまとのお弁当ゲットだぜ!」
「もうっ」

そう言って赤面するやまと。実に可愛い。普段、無表情だけにこういうのは破壊力が高い。こうかはばつぐんだ!
こんなに顔をされては・・・よし、今なら母さん見てないし――

「どうしたの、ぼーっとしてるわよ」
「はっ!いかん、何考えてんだ俺・・・」
「大丈夫?」
「な、なんでもないよ!」
「そう、ならいいわ」

またヤバイ方面に思考が走ってしまった。お泊まりというイベントのせいだろうか・・・
熱暴走寸前の頭を抱えつつ、俺は洗い終えた食器を片付けた。
308ココロの距離:2008/04/22(火) 01:41:34 ID:L+0uWsdH

しばらくたった後、俺は今やまとに着替えを渡すべく脱衣所に向かっている。
因みに風呂の順番は

『どうする?やまと先入る?』
『私、着替えが無いし、邪魔してる身だから・・・』
『着替えは母さんが何とかしてくれるってさ』
『そうなの?でも、先に入っていいのかしら』
『大丈夫だよ、嫌なら先に入るけど。あ、一緒に入るというの――』
『先に入らせてもらうわ』

と、いうわけでやまと→俺→母の順になった。

「やまとー、着替え持って来た・・・よ・・・」
「えっ、あっ・・・」
309ココロの距離:2008/04/22(火) 01:45:48 ID:L+0uWsdH
ドアを開ければ、丁度風呂上がりのやまとがいた。
風呂上がり――要するにバスタオル一枚。
すらりとした体躯に白い肌、少し火照った顔と濡れた栗色の髪、揉みたくなるような綺麗な肩、そして隠しても意外とある胸。
俺の目の前にいた彼女はまさに女神とか天使とかそんな感じだった。
俺が我が身に迫る危機を忘れて見惚れるのも無理は無い。

「可愛――」
「きゃああぁあぁぁぁ!」

ヒュン
スコーン!
ガッシャーン!

「ごふっ!」

一つ目はやまとが入浴剤のを投擲する音。
二つ目はそれの直撃を受ける音。
三つ目は吹き飛んだ俺が背中から着地する音。
頭の中で、『らっきーすたー』と書かれた星が散るのをを見た。
ヒジョーに痛かったがとても良いものをみれたから、プラマイゼロだと思いたい。
310ココロの距離:2008/04/22(火) 01:46:43 ID:L+0uWsdH
何とか立ち上がると閉じたドアから、やまとが真っ赤な顔だけ出してこっちを見ていた。
しかし、明らか怒りのオーラがドア越しににじみ出ている。
・・・俺のするべきことはただ一つ。

正座↓
「本当に!」
即座に↓
「申し訳っ!」
土下座
「ありませんでしたっ!」

あれ?なんかデジャヴが・・・

「何でいきなり覗いたりしたのよ・・・」
「の、覗きたくて覗いたわけじゃないよっ!着替えを渡そうとしたら偶然・・・」
「あ・・・そうだったの・・・ごめんなさい、いきなり物投げてしまって・・・」
「いやいや、俺が注意してたら良かったんだ、ごめん」
「今度からは気をつけてよ」
「うん、ごめん・・・はい、着替え」

俺が着替えを渡すと、やまとは、ありがとう、ただし、次覗いたら・・・と言ってドアの向こうに姿を消した。
無論、覗けるわけもなく、やまとが着替えるのを待って俺は風呂に入った。
311ココロの距離:2008/04/22(火) 01:47:47 ID:L+0uWsdH

「なんか、色々ダメだな今日の俺・・・」

風呂につかりながら呟く。
やはり、やまとと一つ屋根の下というのはなんか色々と意識してしまう。
またオーバーヒートしないように、漫画のキャラみたいに頭の中にドライアイスでもいれてみようかな。
どうやるんだっけ、たしか『カパッ』て頭を開くんだったかな。
確実に冷却出来そうだけど、命が危ない。

などと、実にくだらない事を考えながら風呂を上がる。
リビングに出ると、母さんとやまとが何やら話し込んでいた。

「・・・卵焼きはしっかりと火を通す、ただし焦げないように、ですか」
「そうそう、後はたっぷり愛情を込めなさい」
「あ、愛情ですか・・・」
「んー、やまとと母さん何話してるの?」
「た、大したことじゃないわ」

そう言って慌てて手元のメモのような物を隠すやまと。
何なのか気になったけど、母さんが自分の部屋を片付けなさい、と言ってきたので渋々自分の部屋に向かった。
階段の途中で母さんの、素直じゃないのね、という声がしたが何のことかサッパリ分からない。
312ココロの距離:2008/04/22(火) 01:50:10 ID:L+0uWsdH

それから、俺の部屋で遊んだりお喋りしたりして気がつけば12時すぎだった。
真っ暗な俺の部屋、俺のベッド、俺の布団の中にやまとと一緒に横になっている。
一人用の布団に二人なので身体はほぼ、密着している。普通に考えれば至福のひとときなのだが

「・・・」
「・・・」

背中合わせという何とも言えない体勢なのだ。
最初は向かいあってたけど、モーレツに恥ずかしくなってまともに寝れず、二人して反対側を向いてしまったのである。
変なとこで暴走していた頭はわりかし落ち着いている。
これは喜ぶべきなのか・・・
それでも、背中越しにやまとの鼓動か感じられるので、それはそれでいいかもしれない。
でも、もっとやまとを感じたかった。だから俺は思い切った行動にでる。

「やまと、寒くない?」
「大丈夫よ」
「俺はちょっと寒いかな」
「そう?」
「だからさ・・・」

身体を180度反転、後ろからぎゅっとやまとを抱きしめる。
313ココロの距離:2008/04/22(火) 01:51:19 ID:L+0uWsdH
パジャマ越しにやまとの体温を感じる。
やまとも同じだろう。

「っ!」
「こっちのほうがあったかいだろ?」
「でも・・・ううん、こっちの方がいい・・・心臓の音、聞こえてくるわ」

そんなに俺、ドキドキしてるのか・・・

「しんくんの身体あったかい・・・」

人前ではクールでも、二人きりの時は普段は見せない弱さや甘さを見せるやまと。
俺だけが知っている、と言うのは少し傲慢かもしれない。

「俺もだよ、やまと・・・」

身体が温かいのは体温のせいだけじゃない。
心が満たされる温かさがある
これが幸せというやつだろうか。
314ココロの距離:2008/04/22(火) 01:52:31 ID:L+0uWsdH
「ねぇ・・・しんくん、聞いてくれるかしら?」

暗闇の向こうの顔は見えない。その声だけが俺に伝わる。

「ん、何」
「私、最近不安だったの」
「不安?」

やまとが何を考えているのか、大体分かる気がする。
不安――それは俺も、ときたま感じていたものだ。

「私はしんくんと付き合い始めてから、色々あって、楽しくて、凄く幸せだわ
でも、ある日しんくんが、何処か遠く離れていってしまうかもしれないと考えると、凄く怖い
いつか、突然、居なくなってしまうと思うと、胸が苦しいわ。
私にはそんなの耐えられない。一緒に居たい。
今の幸せをずっとしんくんと一緒に、分かち合いたいの・・・」
「俺もだ、やまと・・・」
「だから・・・」
315ココロの距離:2008/04/22(火) 01:53:16 ID:L+0uWsdH

やまとが身体を回した。暗闇にやまとの輪郭が浮かび上がる。
俺のパジャマの胸がぎゅっと捕まれる。
二人とも考えていたことは同じらしい。

「だから、もっと抱きしめて。絶対に離れないように・・・」
「やまとっ!」

やまとの目尻に浮かぶものを見たくなかったから。
何故か俺の目から流れる液体を見られたく無かったから。
俺は強く、力強くやまとを抱きしめた。

「絶対に離さない。何があっても絶対に」
「約束、して・・・」
「約束する・・・俺はやまとが大好きだから」
「私も、大好き」

腕の力を抜く。視界一杯にやまとの顔が映る。
もう何も言うことはない。

俺達はそっと目を閉じ、唇を重ねた。

大丈夫だよ、やまと。俺は何処にもいかない。ずっと君のそばにいるから。
この絆は絶対に切れないものだから。

おやすみ、やまと
また明日

316ココロの距離:2008/04/22(火) 01:53:58 ID:L+0uWsdH

朝、カーテンがあるにも関わらず眩しい日光に目を覚ました。
一緒にいたやまとは先に起きたみたいで、既に部屋にはいなかった。
パジャマの胸の生地が妙にのびている。
寝てる間ずっと掴んでいたんだな・・・
とりあえず、寝ぼけ眼をこすりながらリビングに出る。

「ふぁ、おはよー」
「遅い、もう8時よ」

出迎えはエプロン姿のやまと。朝から良いものを見た。
おかげでバッチリ目が覚めた。

「まぁまぁ、土曜日なんだしさ」
「そうね、はい、朝ごはん」
「やまとが作ったの?」
「ええ、そうよ」
「ならば、一刻も早く食べないと!」
「ふふっ」
「なっ、今笑ったな」
「これからは私がしんくんのお弁当つくるのよ。焦らなくてもいいじゃない」
「・・・確かにそうかも」

やまとのお弁当、考えただけで涎が・・・
いかんいかん。
317ココロの距離:2008/04/22(火) 01:55:21 ID:L+0uWsdH

朝食を食べた俺は今、家の前にいる。
今日はデートする予定だからだ。
空は素晴らしき晴天、降水確率ゼロ%、絶好のデート日和。
なにより朝からずっとやまとと一緒ににいられる。
こんなチャンス滅多に無いといっていい。

「お待たせ」

制服姿のやまとが駆け寄ってくる。
その手を自然と握る。

「じゃ行こうか」
「ええ」

繋いだ手を引き歩き出す。
何処に行ってもこの手は離さない。

いつもと変わらない日常がまた始まる。
歩く時の距離も、肩の距離も、顔と顔の距離も、変わらない。
でも、ほんの少し変わったものがある。

それは、俺達のココロの距離――

3181-757:2008/04/22(火) 01:58:01 ID:L+0uWsdH
以上です
なんか特に言うことはありません。疲れた、以外には
あえて言えば、色々と迷走してしまいました
楽しんでくれたら幸いです
319GREN@想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/04/22(火) 02:22:00 ID:oaI0diXX
>>318
GJ!
デレモードのやまとかわええ♪
んー、俺もお泊りネタやってみようかな…

>>294
乙っす。
ななこ先生…すごく…可愛いなぁ…
とってもドキドキした!



んでは、予告。
少し後にみさおSS投下予定です。よろしく。
320GREN@想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/04/22(火) 03:03:05 ID:oaI0diXX
お待たせしました。
みさおSS 題して 「だんしんぐ☆ほりでー」です。どぞ。

ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/54660733.html
321名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/22(火) 07:31:46 ID:+Oz2RGW1
>>320
乙です!
楽しそうに踊るみさおと主人公が、はっきりと妄想できました!
毎度の事ながら、にやにやが止まりませんw
322名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/22(火) 07:41:33 ID:dd/EH9gt
実に良い…。
次はガチ甘なのを期待してまっせ!
323名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/22(火) 09:22:54 ID:83+xu9On
                          ___
                         ´       ` <⌒
                      /     l ト、  、 \
.                      /     l. _/リ! ヽ _}  寸¬
                           l'´/ ,リ  ̄V\ ヽ   
                      { /|   |/         {:.ヽ !
                     X  l   l●    ● l:.:.l V
                    / ヽ (|   !    _   }:.:.!
                         . |   !、_( __) イj\|
  _____.                }/,レヘ/─-\   ′
  |____ \ □ □         /        -ヽ
         / /  _____.    /     /   j
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       ̄             .      !  ____l
       (⌒ ⌒ヽ        .       `¨´ } |  |
      (´⌒  ⌒  ⌒ヾ    {      /. イ l  |
  ('⌒ ; ⌒   ::⌒  )        /.::  ヽ.  !
 (´     )     :: )     |     '..::.:      `ヾー<
 (´⌒;:    ::⌒`) :;  )   ,!              }.__  \
  (⌒::   ::    ::⌒ )三≡≡≡      /   .}      ヽ
(    ゝ :: ヾ 丶  ソ   `ー ^ー='⌒ヽ>-、_ノ⌒ヽ  ,__ ノ
  ヽ  ヾ  ノノ  .ノ        (、__ .  -‐\>┴'´
324名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/22(火) 12:52:50 ID:VZaAeB/n
>>323
          -‐':、ゞ'``  ,l        | ヽ丶            
ヾ、 ゞ;;.  ,r-、   `ヾ、    ヽ、     |ヽ、           _) 消  汚  
, rヾ    ,r!/r'ヽ    '`      \    |            _) 毒   物
   _,,,.,ノ、_ ヽ,       `ゞ;;    ;:、     / \ ヽヽ   _) だ  で
,r‐'''" ,.r ,イ彡ミミヾ、      ``  ´;;i    /    ヽ    _) |
__,.;;,ィ'´ ,:;;     j`、        `i;:、      \     `) !!
;; ヾ、彡;;;ノリ;jjjjj;;;jr' i   . ノ;;:'' `゙`、 ``ー、     `      ^V⌒W^Y⌒      
彡冫;;il;;;ミ;;;;;y;レ  ,t'´           ,.、ー、  ゝ    丶丶 /      ,  _
;'イ;;;'ヾ``ヽ、ィ;;i ,ri'´    ヽ ヾノ ,ry' il'Y゙r    ヽ、     ̄    <V/
j'´ '´ '´/ゞ';;::`´ヽ    ``´ー  ゙i ;;: ,r'      )        '´v' ⌒ヽ.
  / ,;:' '´/ ー≡;i{、      /ヾr'´  ,.   '`;;:、      i  l//ハ i ! δ
ーr-、j ,! ,;',;'ィ;;:イ''``ゞ、_,、-‐'´ヽ:;/ 、 ``ヽ  ;:、 `'ヽ    (!w(!l.゚ ヮ゚ノリノ)
,,:'  ``ゞ、,;;ゞ、 "´イ ,... `'彡 ,/´  `ヾ、ヾ   '    ー、   ヽ ̄ l  ̄ ./
'   ー‐─ ,rー'゙ー─-、_j;:r'´     ヾ,ゞ         、 ゞ, ノ . .  ノ
;.   r-‐;;'"}            ``ヾ、  ノ       ,;;;:,,≡>*__ )))
....   _,,,ィ、 i        'ヾ人  、}( /     ノ   ,r'  ; 丿 ヽ 丿
325名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/22(火) 22:57:23 ID:Tvqi2dGj
みさお可愛いよみさお
326名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/23(水) 07:45:20 ID:hHA7awdG
ss希望
327名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/23(水) 09:14:25 ID:V867xi2a
                         ___
                         ´       ` <⌒
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                           l'´/ ,リ  ̄V\ ヽ   
                      { /|   |/         {:.ヽ !
                     X  l   l●    ● l:.:.l V
                    / ヽ (|   !    _   }:.:.!
                         . |   !、_( __) イj\|
  _____.                }/,レヘ/─-\   ′
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      (´⌒  ⌒  ⌒ヾ    {      /. イ l  |
  ('⌒ ; ⌒   ::⌒  )        /.::  ヽ.  !
 (´     )     :: )     |     '..::.:      `ヾー<
 (´⌒;: >>326::⌒`) :;  )   ,!              }.__  \
  (⌒::   ::    ::⌒ )三≡≡≡      /   .}      ヽ
(    ゝ :: ヾ 丶  ソ   `ー ^ー='⌒ヽ>-、_ノ⌒ヽ  ,__ ノ
  ヽ  ヾ  ノノ  .ノ        (、__ .  -‐\>┴'´
328名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/23(水) 13:59:40 ID:p1UJawIE
つかさのおなら嗅ぎたい
329名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/23(水) 17:56:21 ID:qQ7pIrv3
SS書くのってなかなか難しいな
330名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/23(水) 18:01:52 ID:mkLx9iIn
>>329

知的遊戯だよな。
331名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/23(水) 20:46:57 ID:eshxzvBv
土日に、ゆい姉さんss投下します
332名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/23(水) 21:28:10 ID:XjOS6y4g
お、ゆい姉さんは初か。楽しみにしてる。
333名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/23(水) 22:22:31 ID:8PpOaH6D
         / ̄ ̄\
       /   _ノ  \
       |    ( ●)(●)
.       |     (__人__) 
        |     ` ⌒´ノ    常識的にいいだろw
.        |         }      なっ?  なっ?
.        ヽ        }
         ヽ     ノ 
      /´         ヽ _
      /;::u γ `ヽ  _   ::ヽ、 `、
      /:::  /;;:::... u    ::::u l、 |
     (;:.  ( :::::.....    u  :::::: i  i
     .`、  `、:::...         I u i
 パン ミ;:ヽ  u\ミ'´ ̄``´ ̄`ノ  ヽ
パン ミ :;:;::::\、、、)     i  (_/_/./     .__ r 、   _,   _
     ミ ;::::,' JJJ    ヽ    l__ r ュ、/ハ ゙/: : ` ´: :.ヘ: :.\ _
      ::::l         ヽ  /:./ ⌒/: :.U:/: :./: : : : : : l: : : :ヾl
       ::l   -、       /i /  , ' : :u /: : :|: :l: : : : : |:.l : : :.ヽ 、
  ./´ ̄`V      ,ヽ、   .く  l/  / : :/: :l __ 斗/l.: : : 、_|:.l: ,ィ: :l ', )
 / 、  |      /  、`ー  〉´  !: : /.: r|: /  lj |: : : :./|.:l: U: ト、:V
./   i   |       /   ヽ   .\ .|: :/|: / |/   l |: : / lイ: : :.:| |ヘ| 
!.     !     /     ヽ . /: :.ヽ|:/{ |/.::.| >  j/ < ハ: : /_ノ i
`ー‐ゝ、 '    /      ヽ.//l: : :.l/ ト|: : :.| i i xxxxxx i i :.|: ∧  
     `ー--‐'     ,. -‐'"´|: : ィ: : }|: : : トi_ i  ー'ー' i イ :.j/ト/ヽ
 力          /"ー─------<二/  ´ヽ、-<r"/,ー、 丿
   勹      { 〈                )、 Y  `ゝ(_/_/./'
           } `ー----------─一--‐'´ ̄´
3341-668:2008/04/23(水) 23:59:08 ID:H2sHKX/+
ご無沙汰っす。そして皆さんgj

やま再「うんめい編」です

やまと達はひと山越えたので、しばらくお休み
今回の主役は、肉弾戦のエキスパートな彼女です

↓いくでガンス↓
335やまと再会・うんめい編:2008/04/24(木) 00:01:22 ID:H2sHKX/+
 桜藤祭。星桜の樹。そして、やまと。どれも、特別な意味を持っていた。
 ならば、自分がそれらを憶えていることにも、なにか意味があるのか。

 同じ時間を、繰り返す。およそ信じられるような話ではない。しかし、それは確かに起こった。
 やまとに乗り移った未知の存在が、自分たちを守るために、それを作り出したのだ。
 その元凶を断つべく、様々な冒険をした。その中で、かけがえのない思い出も手に入れた。
 そして、やまとから離れたもう一人のやまとに、再会する約束もした。

 いまは、すべてが終わっている。そして、すべてを忘れるはずだった。誰もが、日常に戻っていく。
 こなたもかがみも、もうなにも憶えていない。しかし、みゆきの持つ記憶だけは、なぜか消えることがなかった。
 親友たちと分かち合った、大切な思い出。自分だけが憶えているのは、つらいことだった。
 それでも、与えられた意味があるのなら。

 その答えが、もうすぐ手に入る。そんな予感が、みゆきにはあった。

「ゆきちゃん、いいかな」
「つかささん。お忘れ物ですか?」
「ううん、違うの。あのね、ちょっとね」
「どうぞ座ってください。先ほどまで立ち続けで、お疲れでしょう」

 今日は、終業式だった。すでに解散になり、ほとんどの生徒が家路に就いている。
 少しひとりになりたくて、みゆきは教室に戻っていた。

「私に、御用ですか?」
「うん。その、余計なことかもだけど。ゆきちゃん、元気がないみたいだったから」
「…そのように、見えてしまいましたか?」
「ゆきちゃん、お姉ちゃんと同じで、つらくても自分じゃ言わないもん。お勉強、大変なのかなって」
336やまと再会・うんめい編2:2008/04/24(木) 00:03:18 ID:H2sHKX/+
 つかさは、よく他人の心配をする。人の心を感じ取る、才能のようなものがあった。
 そして、それを自身の心に写してしまうのだ。同じ痛みを抱いているから、彼女の言葉にはわずかの嫌味もない。
 つかさの優しさがそういうところから来ていると、みゆきは知っていた。

 その上、微妙に核心を外していたりする。いまも、みゆきは勉強のことで悩んでいたのではない。
 核心を突かれない分、こちらの気負いもなくなる。
 とにかく、やることのすべてに丸みがあるのだ。その中の半分も、つかさは自分では意識していないのだろう。

「ありがとうございます。なんだか、嬉しいです。でも、ご心配には及びませんよ」
「ほんとに?」
「ええ。少し、考え事をしていただけです」
「それって、なあに?私じゃ、わからないかな」
「…つかささんは、運命を信じますか?」
「うんめい?」
「はい。絆とか、巡り合わせと言ってもいいかもしれません」
「ふえ、えっと。えへへ、なんだか難しいね」
「そうですね。とても難しいことです」

 運命というものについて、深く考えたことはなかった。
 しかし、自分がいま目の当たりにしているものは、他の言葉では表現できない。

 短い、とても短い言葉による約束。それを憶えているのも、自分を除いてはもういない。
 消えていくと思われたその約束が、息を吹き返した。きっかけを作ったのは、まことだ。
 彼は、自分の前にやまとを連れてきてくれた。
 それは本来のやまとであって、再会を誓った時とは別の人格だろう。そんなことは、問題ではなかった。
 まことは、なにかに導かれるように、途切れかけた絆を繋いでくれたのだ。

 みゆきの心は、震えていた。なんて、素晴らしいことだろう。
 この再会を見届けるために、自分は記憶を残されたのではないか。そう、心から思った。
337やまと再会・うんめい編3:2008/04/24(木) 00:05:09 ID:H2sHKX/+
「でもね。私、なんとなくわかるよ。私とゆきちゃんが会えたのは、きっと運命だよね」
「…私と、ですか?」
「こなちゃんとも、もちろんお姉ちゃんとも。まだ終わりじゃないけど、みんなといられてすごく楽しかったもん。
いままでで、いちばん大事な友達。だから、私は運命を信じたいなあ」
「…そうですね。私たちは、きっと出逢う前から繋がっていたのだと思います」

 畏まった物言いをしてしまう自分が、時にもどかしかった。
 本当は、いますぐこの友人を抱きしめたい。そのくらい、つかさの言葉は心を揺らした。

 いつまでも、このままで。しばしば、そんなことを考えた。卒業した後のことは、想像しないようにしている。
 目標に向かい進んではいても、つかさ達と離れたくない気持ちも強い。
 そして、それは絶対に叶わない願いでもあった。

 ならば、この気持ちだけでも伝えたい。
 いきなり抱きしめることが出来ないなら、自分の言葉で伝えられないか。
 いつも他愛のない話をしていた、この声と言葉で。

「つかささん。我が侭を、聞いて下さいますか?」
「え?ゆきちゃんの?」
「嫌ならば、拒んでいただいて構いません」
「えっと、どうかな。ゆきちゃんのわがままなら、聞けると思うな」
「…抱きしめさせて下さい」
「えっ?ええっ?ゆきちゃんが、私を抱きしめちゃうの?」
「お嫌ですか?」
「…ちょっと、びっくりしたかも」
「卒業してしまう前に、感じておきたいんです。私の、親友を。だから、泉さんたちにも、お願いするかもしれません」
「そっか。うん、いいよ。私、全然ヤじゃないよ」
「…こんな伝え方しか出来ず、申し訳ありません」
「どうして?ゆきちゃんの喋り方、好きだよ。だって、やさしいもん」
「…つかささん」
「えへへ。なんか、照れちゃうね。えと、立った方がいいのかな」
338やまと再会・うんめい編4:2008/04/24(木) 00:06:34 ID:cVxkGHkI
 つかさが、慌てたように椅子から離れた。みゆきも、立ち上がる。
 前に人を抱きしめたのは、いつだったろう。そんなことを考えながら、つかさの頭を抱え込んだ。
 つかさの匂い。じわじわと、温かさが伝わってきた。つかさが、身を寄せてくる。
 不意に、胸の辺りが熱くなった。自分ではない。つかさの、涙だった。

「…ゆきちゃん」
「つかささん?」
「ゆきちゃん。私、やっぱりやだ。離れ離れになるのは、やだよ」
「…卒業しても、きっと変わりません」
「わかるけど、だめ。ずっと、一緒にいたい。一緒に遊んで、一緒にお昼を食べて。
こなちゃんも、お姉ちゃんも、ゆきちゃんも。一緒じゃなきゃ、楽しくないよ」
「そんなことを、言わないで下さい」
「私、怖いの。卒業したらお終いになっちゃって、みんなが、知らない人たちになっちゃうかも、って。
そんなことないって思うけど、どうしても、どうしても考えちゃうの」
「私は、変わりませんよ」
「違うの。みんな大学に行くために、変わるために頑張ってる。
なのに、私だけこんなこと思ってるの。変わりたくないなんて、考えちゃいけないのに」

 つかさの言葉が、自分の想いと重なった。いま、彼女は高良みゆきの分まで泣いているのだ。
 どこまでも、優しい。そうだ。これが、つかさなのだ。
339やまと再会・うんめい編5:2008/04/24(木) 00:07:52 ID:cVxkGHkI
「私も、同じです。同じなんです。泉さんも、かがみさんも、きっと同じです。誰も、卒業なんて」
「ゆきちゃん」
「絶対に、忘れません。絶対に、会いに行きます。全員がそう思っていれば、離れ離れになんか、きっとなりません」
「そう、信じていい?ほんとうに、誰も忘れないでいられる?」
「私は、信じます。だから、つかささんも」
「うん。うん。信じる。私たち、運命だもん。だから、大丈夫だよね」

 それ以上は、言葉にならなかった。
 運命。やまとだって、また姿を見せたではないか。
 自分は、ただ信じていればいい。親友たちを。彼女らを愛している、自分自身を。

 つかさの涙が、温かい。もうしばらく、そこに心を預けることにした。
3401-668:2008/04/24(木) 00:12:29 ID:cVxkGHkI
と、いうわけで、影の主役であるみゆきさんのエピでした
誰かが言う前に自分で言います

「どこがやまとssだよ」

(´Д⊂ 好きなんだよ、友情が…
341名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/24(木) 00:20:55 ID:8npK2NJG
ゲームの後日談だと、主人公がハブられてるのに違和感があるな
342名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/24(木) 07:25:27 ID:O76HHSST
>>340
乙ですた
脇道にそれるのもたまには良いものですよ。




二作同時進行って難しいなー。
片方にのめり込みすぎてもう片方がどういう流れのつもりだったか覚えてない
しかし片方だけをずっと書き進めるだけのモチベーションはない
さらにインスピレーションを形にするだけの文章力もない
結果グダグダになりかねない、とないない尽くし

完成はいつになるやら・・・
343名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/24(木) 09:07:28 ID:boivdADC
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  ヽ  ヾ  ノノ  .ノ        (、__ .  -‐\>┴'´
344名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/24(木) 11:31:45 ID:fjSm5ruR
>>340
もうすぐ偉いさんと会うのに泣かせやがってコノヤロー、GJすぎるぜ
俺も今週末に高校時代の親友達と会うんだ
大学院生だったり社会人だったりするけど定期的に集まってバカ騒ぎしてる
だから心配すんな、とつかさとみゆきさんに言ってやりたいぜ
しかしみゆきさんにはこの後も出番ありそうだな
345名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/24(木) 13:50:17 ID:fOX58eqn
>>340
つかさもみゆきさんも優しいなぁ・・・
心が潤います

主人公とメイン四人組がカラオケに行ったSSを投下します。
一応こなたと恋人同士です

主人公の名前は要らないと思ったんだけど「ゆうや」にしました
346カラオケ(仮題) ◆mXw05jcCpU :2008/04/24(木) 13:52:25 ID:fOX58eqn
ゆうや「明日を救ぅえぇバルディーーオスっ」
ふぅ・・・決まった・・・っ!
みんなが拍手をくれる。
・・・1人を除いて。かがみさん、そんな呆れた顔しなくても・・・orz

みゆき「ゆうやさん、お上手ですよ」
つかさ「ゆうやくん歌上手だったんだね。私びっくりしちゃった」
こなた「さっすが、私の恋人だね。アニソンの歌いかたが分かってる」
ゆうや「まあね、愛しのこなたの御前だからね」
こなた「ゆ、ゆうやくんったらぁ///」
はっはっは、こなため可愛い顔して。
2人っきりだったら今すぐにでもキスするんだけど。
347カラオケ(仮題) ◆mXw05jcCpU :2008/04/24(木) 13:54:37 ID:fOX58eqn
かがみ「そこのバカップルの片方」
かがみさんがじと目でこっちを見てる。
ゆうや「なっ、何かな?」
かがみ「さっきの歌は何の歌なのよ?」
こなた「え〜かがみ知らないの?まったく遅れてるよぉ」
かがみ「知るわけないじゃない。まあ、何となく古いアニメの歌なのは分かるけど」
ゆうや「ロボットアニメの歌だよ。宇宙戦士バルディオス」
みゆき「ロボットアニメの主題歌にしては勢いがないと言うか、優しい歌ですよね」
つかさ「こなちゃんがアニメソング歌う時はアニメの映像が流れるのに流れなかったね」
こなた「まあ、古いアニメだし、あんまり有名じゃないしね。私だってよく知らないし。・・・お父さんなら知ってるかな?」
ゆうや「俺だって内容は知らないよ」
つかさ「どんなアニメか知らないのに歌ったの?」
こなた「ふっふっふ、アニソンを歌う時にはよくあることだよ」
ドラマの主題歌に使われている曲が人気になってその曲をカラオケで歌っても必ずしもそのドラマを見てた訳じゃないのと同じだ。
まあ、俺がアニソンをよく歌うようになったのはこなたと恋人になってからだけど。
もちろん、流行りのJ‐POPも歌うしたまに洋楽も歌う。
こなたも俺が歌うならなんだってカッコヨクなるから好きってなかなかなことを言ってくれる。
でも前にこなたと2人っきりでカラオケに来た時は100%アニソンになったけどね。
348カラオケ(仮題) ◆mXw05jcCpU :2008/04/24(木) 13:56:03 ID:fOX58eqn
こなた「じゃあ、次は私が入れるね〜」
かがみ「あんたのことだからどうせアニソンなんでしょ?」
こなた「ん〜これは皆も楽しめると思うよ?ゆうやくん、はい」
こなたがマイクをこちらに向ける。
ゆうや「ん」
思わず受け取ってしまったがこれはデュエットしろってことか?
自分の彼女とデュエットなんて照れるなぁ。
ゆうや「3年目の浮気ぐらい多目にみてよってやつか?」
かがみ「まったく何言ってるのよ・・・」
つかさ「えっー!ゆうやくん浮気しちゃうの!?」
またつかささんが勘違いを・・・
こなた「酷い・・・!私がいながら他の女に走るなんて」
ちょっと、ちょっとちょっと。
ゆうや「そんなことある訳ないだろ!俺はこなたしか愛せないんだぜ!?」
こなた「ゆうやくん・・・!ごめんなさい、少しでもあなたを疑った私を殴って!」
ゆうや「何を言ってるのさ。俺こそこなたを悲しませるようなことを言ってしまった・・・殴られるのは俺の方だよ。」
こなた「ゆうやくん、愛してるわ!」
ゆうや「俺だって!」俺はこなたを抱きし
かがみ「おいバカップルども、さっさといれろよ」
ゆうや&こなた『ごめんなさい!許してかがみ様ぁ!』
かがみ「ええぃ、ハモるな!」
みゆき「お二人とも仲がよろしくて何よりです。羨ましいです」
こなたがニヤニヤしながらリクエストNo.を入れる。
つかさ「あっ、こんどはアニメの映像が流れてるよ」
かがみ「今度は新しそうね」
これを歌うってことはやっぱあれ踊らないといけないのかなぁ?
こなた「ほら、ゆうやくんステージに立って」
やっぱり
こなた「ゆうやくん行くよ!」
ゆうや&こなた『キング!キング!キングゲイナー!メッタルゥオーバーマーン!キングゥゲイナァァーッッ!』
349カラオケ(仮題) ◆mXw05jcCpU :2008/04/24(木) 14:00:32 ID:fOX58eqn
以上です。
駄文を呼んでいただきありがとう。

一応は続き物の予定にしてます。
主人公が歌ってる曲は某有名ロボゲーの新規参戦組だったり・・・
350名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/24(木) 14:03:21 ID:tyHUyPrP
GJ!! カラオケとはまた新しい バルディオスと書いてあった時点でZ参加作品がくると思ったのはおれだけでいい
351名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/24(木) 14:28:09 ID:aCZOUdBd
>>349
選曲がツボを突かれました、そしてまごう事なきバカップルぶりに爆笑。
GJでございました
視界実際バルディオスのOPって当時のロボットアニメとは思えない歌ですよね、そこがいいんですけど。
♪僕らの命も〜見えないけれ〜ど〜
 地球を〜守る祈りで満ち〜れば〜
(思わず歌ってしまった)
352名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/24(木) 16:15:56 ID:Xv4EorkF
>>349
GJです
実によきバカップルですな
続編機体してます
353名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/24(木) 18:24:40 ID:cn7AeECJ

主人公を加えてカラオケに行ったらっていうのは自分も面白そうだと思ってたので、読んでて楽しかった
主人公は確かにこなたに染められてアニソンとか歌いそうだw 
354名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/24(木) 18:27:30 ID:c2HO7ZCp
ZZ
355名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/24(木) 20:26:53 ID:KGsdDVjY
356名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/24(木) 20:32:29 ID:+MaZkVs8
もう少ししたらSS落とします
しばしお待ちを・・・
357名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/24(木) 22:07:31 ID:+MaZkVs8
出来た!
っつうわけで早速落とそう
温かく見てみてください・・・どうぞ!
358名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/24(木) 22:26:59 ID:+MaZkVs8
陵桜を卒業して、俺は彼女と結婚した。相手の名前は、柊かがみ。
俺の愛した、ただ一人の女性。これから彼女と、幸せな生活が送れると思っていた。
いつまでも笑いあって、いつしか子供も出来て・・・そんな生活を想像していた。
あの日までは・・・

「・・・どうだった、かがみ?」
「ううん、またダメだった・・・」
不思議と二人の間には、子供に恵まれなかった。医者が言うには、原因はかがみの体にあるらしい。
「・・・ごめんね」
「いや、かがみが悪いんじゃないんだからさ」

昔から言われているが、俺は人が良すぎるらしい。優しい過ぎることもあるらしい。
昔の話になるが、かがみが風邪を引いたとき、俺はかがみの体調が良くなるまで会社を休んだことがある。

「そのくせ自分の体調が悪い時は、無理してるのよねぇ・・・」
「まぁ、そこに惚れたんでしょ・・・かがみんや」
「う・・・うん///」
359名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/24(木) 23:02:55 ID:+MaZkVs8
ある日、今までにないくらいの体調の悪さに病院へ行った。
診察すると医者と看護士がザワザワしだし、その後は大学病院で精密検査。

診断結果は・・・急性心膜炎。
すぐに手術が必要との事だ。

家に帰ると俺は、かがみに長期の出張に出かけると伝えた。もちろん、出張なんかではない。
次の日、俺はかがみにいってきます!と言って、家を出る。行き先は・・・病院。
再び精密検査を受ける。数日が経ち、明日がいよいよ手術の日。
「本当に・・・いいんですか?言いにくいですが、成功する確率は低いです」
「はい」
「奥さんに・・・告げなくてもよかったんですか?」
「えぇ・・・」

次の日。全身麻酔が効いてきたらしい。頭がボーっとする・・・。
闇に落ちる瞬間、かがみの顔が脳裏を過ぎる・・・。
360名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/25(金) 00:01:57 ID:9azMC8jg
気が付くと、病室のベッドの上だった。
外を見てみると、雨。しかもどしゃ降りだ。気が滅入る。
「どうですか、体調は?」
俺の執刀医の先生と内科の先生が、手術の報告をしてくる。結果は・・・失敗。
「もって・・・・・半年です」

「先生、電話・・・してもいいですか?」
そう言って俺は、かがみに電話で病院に来るように言う。30分後、かがみが病院に着く。そして、病室に入ってくる。
かがみはただ、呆然としていた。そして病室は、俺とかがみだけになった・・・。

「俺のこと忘れていい男みつけろよ」
この言葉を言った瞬間、左のほほに痛みが走る。
瞳に涙を浮かべながら、俺にビンタをするかがみ。
361名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/25(金) 00:03:35 ID:9azMC8jg
今日はここまで
デハデハ、バァイ♪
362名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/25(金) 00:37:21 ID:XX5rRBKI
>>361
なんという場面で切ってくれるかな君はw
個人的にこういう悲劇も好みだ、結末楽しみです

左利きのかがみに張られるのは右頬だと思う、と無粋なツッコミ
363想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/04/25(金) 01:44:03 ID:qsuf+/0B
皆様、相変わらずGJです。

>>349
ふとあの4人でClimax Jump歌ってるのを妄想しちまいますたw
もちろんDEN-LINER formで。

>>340
友情とは、篤いもの。
それを丁寧に描く貴方は熱い人。GJです。

>>361
切ない…そしてなんというぶった切り(汗
続きが気になって昼寝も出来ないじゃないですか!
かがみ…救いはあるのでしょうか。


さて、それではこちらも…後ほど「想い出のつづき」ゆたか編をお送りしますッ!
364想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/04/25(金) 02:12:01 ID:qsuf+/0B
前回のみさお掌編に感想頂いた方々、有難う御座います。
あと2本分のストックも、どうにか形にしてみます。

それでは改めまして…想い出のつづき・小早川ゆたか編をどーぞ。


 お兄ちゃん、と慕ってくれる。
 君はまるで、俺の妹。
 でも、それ以上に。
 大好きで大切な、俺の恋人。

 次回、想い出のつづき〜小早川ゆたかの場合〜

「……初めて好きな人ができました」


 つ ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/54707022.html
365名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/25(金) 04:27:50 ID:MPWKwMMv
>>364
あま〜い (´∀`*)
毎度の事ながら、場面が妄想できますな!

かがみ編も、楽しみにワクテカして居ります! ノシ
366名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/25(金) 06:41:35 ID:SZz2RTLr
>>364
あまーい!

今ちょうどゆたかSS作成中なので、モチベーションもあがるあがる!
乙ですた〜
367361:2008/04/25(金) 08:12:28 ID:9azMC8jg
続きをどうぞ!
過度な期待はしないでね♪
368名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/25(金) 08:32:32 ID:9azMC8jg
「なんでいつもそうなのよ!あたしの事を第一にして、自分の事は二の次にして!あげく俺の事わすれろ?
忘れられるわけ無いじゃない!あんなに楽しい思い出たくさん作っておいて・・・こっちも気持ちは無視?
あんたは・・・あんたって奴は!」
その瞬間、かがみの左手が振りかぶった。が、ビンタは来なかった。
我慢できなくなったかがみが、泣きながら俺に抱きつく。

「あんたみたいなお人好しで優しい人に、また出会えるわけないでしょ?・・・嫌だよ・・・
あたしは・・・あんたじゃなきゃ嫌なの!あんた以上に、好きになる男なんて居ないんだから!」

まるで子供のように泣くかがみを抱きしめながら、俺は一言しか言葉をかけれなかった・・・。
「・・・・・・ごめん」


「・・・・・ってわけよ」
「そうですか・・・あのゆうきさんが・・・」
「じゃあかがみん、あの事は?」
「言える訳ないじゃない」
「お姉ちゃん・・・どうするの?」
「こんなときに、子供が出来たなんて・・・言えないわよ」
369名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/25(金) 08:56:58 ID:9azMC8jg
翌日、かがみは俺に子供が出来た!と伝えた。
「まじかよ・・・やったーーーーー!元気な子だといいな!」
嬉しさのあまり、俺はいつもより強く抱きしめた。
不意にかがみが言う。

「なんで・・・この子が生まれる頃には、あんた居ないかもしれないのよ?」
「んな事、わかんねぇだろ?半年より永く生きてみせるさ。子供の顔、見ないで死ねるか!」

俺は病院で自慢しまくった。さらに姓名判断の本で、名前も考えた。
かがみがお見舞いにくる時は、なるべく早く帰すようにしている。もう一人の体じゃないと言って帰している。

4ヵ月過ぎても、体には何の変化もなかった。いつもの夜。明日はどんな朝を迎えるかな?
でも、それは突然きた・・・。
・・・胸が・・・・・苦しい・・・熱い・・・意識が・・・か・・が・み・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
370名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/25(金) 09:13:22 ID:9azMC8jg
気が付くと、病室のベッドの上。かすかに聞こえる、医者の声。
「残念ですが・・・もう永くはありません」
そうか俺、もうすぐ死ぬんだ・・・子供の顔、見たかったなぁ・・。
「ゆうき!!」

かがみの声。もう返事が出来ない俺は、返事の代わりに手を握る。
よく見るとこなたさん、つかささん、みゆきさん、日下部さん、峰岸さんもいる。
ただ、みんな泣いている。俺が・・・死ぬから?みんな・・・優しいなぁ。

「か・・が・・み・・・」
振り絞って出した声は、弱弱しくて、自分でもおかしかった。
何と言って、俺の手を強く握る。

「俺・・みたいな奴と・・・一緒になって・・くれて・・・ありがとな」
意識が遠のく。かがみの手、暖かいな。ありがとう、かがみ。俺、幸せだった・・・。
ピ――――――――――――

「ご臨終です・・・」
371名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/25(金) 09:32:19 ID:9azMC8jg
しばらくの沈黙が続くが、かがみが沈黙を破る・・・。

「・・・みんな見てよ。死に顔まで笑ってる・・・。・・・起きてよ。いつもみたいに起きて、笑ってよ!
生まれてくる子供を抱いてよ!顔見るまで死なないんでしょ?起きてよ!子供に微笑みかけてよ!まだ一緒に居たいよ!
もっと、三人で楽しい思い出つくりたいよ!ねぇ・・・起きてよ―――――!!!」


5ヶ月後・・・
「ゆうき、子供生まれたよ。元気な男の子。どっちかというと、ゆうき似ね。目なんか特に。
ねぇゆうき、天国から、見守ってるよね・・・」

季節の移り変わりを感じさせる風が、吹いていた・・・。
372名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/25(金) 09:33:45 ID:9azMC8jg
以上です!
やっぱり最後が雑っすねぇ・・・反省。
まだまだいっぱい作っていくんでよろしく!
ありがとうございましたー!
373名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/25(金) 10:54:24 ID:HTwlzJ+K
>>372
乙!なかなかよかったです
……だがゴルァコピペ思い出しうわなにをするやめ(強制終了
374名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/25(金) 13:04:16 ID:VgFLgWMs
>>372
乙です。
感動しました。それにしても、これ読んでるときになんかデジャ…


…ん?誰か来たみたい、誰だろ?
375名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/25(金) 20:36:36 ID:t1ROvzjB
             ,.∧': :´: :{   /'     /
        , ' : : : : : : : :ゝ___Y´ _,.<
      /: : : : : : : :/'´ : : : : :.` ヾ: :.\
.      /: : : : : : : : :': : : : : : : : :i:、: : 、:ヽ: . ヽ
.      ,': : : : :!: : : i/ : : : : : : : :/ !: : i: . ':, .、:\
     i: : :| : |: : : :|: : : : ; イ: :./   l: : |、: : ',: :\;ゝ
     |: .:::|: :|: : : :|: : :X //ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二
     |:::::::| :|:. : : :|/  `/ ´`ヽ _  三,:三ー二
     |:::::::ヽ|::. : : :!  ノヽ--/ ̄ ,    ` ̄ ̄ ̄
     |:::::i´`!::. : : :|  ミ }  ...|  /!
      j∧ヽ_|:::::. : :.lx 」_}`ー‐し'ゝL _
      \:|::::!: : : l _,:ヘr--‐‐'´}    ;ー------
        ヾ、|ヽ:.:.:l`..、,,ノ`ヾ:::-‐'ーr‐'"==-
         ,、へ:::.\l、___j:::::::::/∧  !/
       /ヽ:\\::::::ヘ   !::::://:::∧
376名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/25(金) 20:47:45 ID:CwN6PdUX
>>372
全俺が感動した
377名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/25(金) 20:53:58 ID:t1ROvzjB
感動の鉄拳制裁♪

             ,.∧': :´: :{   /'     /
        , ' : : : : : : : :ゝ___Y´ _,.<
      /: : : : : : : :/'´ : : : : :.` ヾ: :.\
.      /: : : : : : : : :': : : : : : : : :i:、: : 、:ヽ: . ヽ
.      ,': : : : :!: : : i/ : : : : : : : :/ !: : i: . ':, .、:\
     i: : :| : |: : : :|: : : : ; イ: :./   l: : |、: : ',: :\;ゝ
     |: .:::|: :|: : : :|: : :X //ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ 二
     |:::::::| :|:. : : :|/  `/ ´`ヽ _  三,:三ー二
     |:::::::ヽ|::. : : :!  ノヽ--/ ̄ ,    ` ̄ ̄ ̄
     |:::::i´`!::. : : :|  ミ }  ...|  /!
      j∧ヽ_|:::::. : :.lx 」_}`ー‐し'ゝL _
      \:|::::!: : : l _,:ヘr--‐‐'´}    ;ー------
        ヾ、|ヽ:.:.:l`..、,,ノ`ヾ:::-‐'ーr‐'"==-
         ,、へ:::.\l、___j:::::::::/∧  !/
       /ヽ:\\::::::ヘ   !::::://:::∧
378本スレ456兼ひかげ√:2008/04/26(土) 00:17:45 ID:ECwyalJz
IDでやっちまったのでとりあえずひかげ√まともにつながってるとこまで投下
全然話は進まないのに書きたい場面はどんどん書き上がっていくという不思議
文章が読めた物ではないとか言われたら泣きますのでどうか言わないでください
ttp://www.uploda.net/cgi/uploader4/index.php?dlpas_id=0000030375.txt
パスはraki
379名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/26(土) 01:09:03 ID:G+UF4F6E
いやいや、乙ですた。頑張って是非完結させてください。

俺は全て完結してからじゃないとなんとなく投下しにくい性格なので大変です
しかもどんどん話を膨らませ過ぎて長ったらしくなるしorz話を短く纏めるスキルが欲しいっス!
380想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/04/26(土) 11:44:42 ID:diHVHLD/
>>372
乙でした。
悲しいことではあるけれど、でもその絆は、未来へ続いていく。
かがみ、幸せになってくれよ!

>>378
待っておりましたッ! ぼくらのひかげ√ッ!
ここからどーゆー展開で二人が近づいていくのか…執筆頑張ってください!


そして予告。
みさお掌編、後ほど投下します〜
381想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/04/26(土) 12:23:47 ID:diHVHLD/
>>365-366
感想ありがとうです。
絵心皆無なぶん、情景が浮かんでもらえるのはモノカキ冥利につきるってもんですね。
次回もがんばりますよーっ

>>379
大風呂敷広げすぎると大変になっちゃうんですよね(汗
俺の場合は気を抜くと短くなることが多いので(短編や掌編書くと特に)
膨らませる方にも気を遣わないとです(滝汗




さて、んではみさお掌編「かぞくに☆なろうよ」 どぞー

ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/54724332.html
382名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/26(土) 12:29:53 ID:lCyk4GuV
>>381
いつもいつもGJです。

みさおとあやのと主人公のその後の関係と生活を想像してニヤニヤしてしまいました
383名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/26(土) 20:23:52 ID:p9wgcCX2
そろそろパティ分を希望
384名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/26(土) 20:37:33 ID:cj9lEe0i
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                         ´       ` <⌒
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385ゆい姉さんss:2008/04/26(土) 23:21:26 ID:4/RW8A1W
十二時に投下します
386ゆい姉さんss:2008/04/27(日) 00:04:32 ID:FE+6Nd3E
転校初日の事だった

〇〇「やべ!転校初日から遅刻何て、洒落にならん」

俺は、急いで家を出た。
〇〇「急げー!」

突然車のクラクションが鳴り響いた。

ビー――

〇〇「ぬおおお!」
387ゆい姉さんss:2008/04/27(日) 00:13:27 ID:FE+6Nd3E
俺は、間一髪避けたが・・・気絶した。
気絶して何分経っただろうか?
ふときずくと、女の子に声を掛けられて居た。

女の子「大丈夫?」

〇〇「なんとか・・・」
女の子「良かった・・・あれ?もしかして、転校生?」

〇〇「はい。今日から転校してきました〇〇と言います。」

女の子「これは御丁寧に。私は、小早川ゆいですよー!ゆいでいいよ」

388ゆい姉さんss:2008/04/27(日) 00:18:27 ID:FE+6Nd3E
は?小早川・・・ゆい?ま、まさか!タイムスリップ?

ゆい「って遅刻しちゃうよ!!」

〇〇「え?やば!」

そして、見事に遅刻した。

先生「今日は良いけど、明日から気付けるように!」

二人『すいません』
389ゆい姉さんss:2008/04/27(日) 00:23:45 ID:FE+6Nd3E
先生「それから、小早川。」

ゆい「は、はい」

先生「〇〇の面倒頼んだぞ!」

ゆい「 はい?」

先生「同じクラスだからな」

〇〇「よ、よろしく」

ゆい「いやいや。こちらこそ。」




それが彼女とのファーストコンタクトだった。
って、ちゃんと元に戻れるのか?
390ゆい姉さんss:2008/04/27(日) 00:25:08 ID:FE+6Nd3E
以上!プロローグお終い。
感想お願いします
391名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/27(日) 02:50:29 ID:Vsa+E3Jk
先を読まないことには評価が難しいです。というか題材が難しいのです。
とりあえず、どう締めるのかを楽しみにしておきます。




さて、みさおSSを書いたのはいいんだが、出だしとか完全に>>381氏に丸かぶりな訳だがどうしよう
方向性はちょっと違うんだけど・・・まずいかな
392名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/27(日) 03:01:26 ID:0/Gl9+nm
被ったって良いじゃない
人間だもの
393名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/27(日) 09:48:49 ID:8lLg9w/C
         / ̄ ̄\
       /   _ノ  \
       |    ( ●)(●)
.       |     (__人__) 
        |     ` ⌒´ノ    常識的に被ったっていいだろw
.        |         }      なっ?  なっ?
.        ヽ        }
         ヽ     ノ 
      /´         ヽ _
      /;::u γ `ヽ  _   ::ヽ、 `、
      /:::  /;;:::... u    ::::u l、 |
     (;:.  ( :::::.....    u  :::::: i  i
     .`、  `、:::...         I u i
 パン ミ;:ヽ  u\ミ'´ ̄``´ ̄`ノ  ヽ
パン ミ :;:;::::\、、、)     i  (_/_/./     .__ r 、   _,   _
     ミ ;::::,' JJJ    ヽ    l__ r ュ、/ハ ゙/: : ` ´: :.ヘ: :.\ _
      ::::l         ヽ  /:./ ⌒/: :.U:/: :./: : : : : : l: : : :ヾl
       ::l   -、       /i /  , ' : :u /: : :|: :l: : : : : |:.l : : :.ヽ 、
  ./´ ̄`V      ,ヽ、   .く  l/  / : :/: :l __ 斗/l.: : : 、_|:.l: ,ィ: :l ', )
 / 、  |      /  、`ー  〉´  !: : /.: r|: /  lj |: : : :./|.:l: U: ト、:V
./   i   |       /   ヽ   .\ .|: :/|: / |/   l |: : / lイ: : :.:| |ヘ| 
!.     !     /     ヽ . /: :.ヽ|:/{ |/.::.| >  j/ < ハ: : /_ノ i
`ー‐ゝ、 '    /      ヽ.//l: : :.l/ ト|: : :.| i i xxxxxx i i :.|: ∧  
     `ー--‐'     ,. -‐'"´|: : ィ: : }|: : : トi_ i  ー'ー' i イ :.j/ト/ヽ
 力          /"ー─------<二/  ´ヽ、-<r"/,ー、 丿
   勹      { 〈                )、 Y  `ゝ(_/_/./'
           } `ー----------─一--‐'´ ̄´
394名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/27(日) 12:40:39 ID:Vsa+E3Jk
・・・ありがとうございます。
じゃあ、後ちょっとだけ手直しして、夜中にでも投下します。




・・・ちなみに俺はみなみss『憂鬱』『溜息』の作者です。
あまあまラブラブな話は「うん、それ無理。」と最初に言っときます。
395名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/27(日) 14:10:13 ID:8lLg9w/C
         /ニYニヽ
        //゚ヽ/゚ ヽ
        /::::⌒`´⌒::::\   
       | ,-)___(-、| でででっでっていうwwwwww
       | l   |-┬-|  l |
        \   `ー'´   /
      /´         ヽ _
      /;::u γ `ヽ  _   ::ヽ、 `、
      /:::  /;;:::... u    ::::u l、 |
     (;:.  ( :::::.....    u  :::::: i  i
     .`、  `、:::...         I u i
 パン ミ;:ヽ  u\ミ'´ ̄``´ ̄`ノ  ヽ        
パン ミ :;:;::::\、、、)     i  (_/_/./            _
     ミ ;::::,' JJJ    ヽ    l、         / /
      ::::l         ヽ    l、  , ,  -― (  /
       ::l   -、      ヽ    ヽ /: : : :-=千</ ̄>,
  ./´ ̄`V      ,ヽ、          ./.:.:.:.: /.:.:.:.:.:/.:∧`ー<,
 / 、  |      /  、`ー        ,'::::/::::/::/⌒イ::/ |:l_:::::::ヽ
./   i   |       /   ヽ    ヽ 〃 /::::,':::: W|/ j:/  j∧`::: ハ
!.     !     /     ヽ   {{  レl(|::::: |  ○     j::/:/::::| 
`ー‐ゝ、 '    /      ヽ___,.-‐'"⌒゙|::::: |      ○ん|/:∧|
     `ー--‐'     ,. -‐'"´     lヘ:: ト、  `‐'-'  ノ::::: / ヽ
 力          /"ー─------<二/  ´ヽ、-<r"/,ー、 丿
   勹      { 〈                )、 Y  `ゝ(_/_/./'
           } `ー----------─一--‐'´ ̄´
396名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/27(日) 22:03:25 ID:CZwuyW7j
1レス物ですが、みなみのSS投下します。
397名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/27(日) 22:05:30 ID:CZwuyW7j
主人公「岩崎さんって結構甘えん坊だよね」
みなみ「えっ・・?そ、そうですか・・・?」
主人公「うん、すごく」
みなみ「じ、自分ではよくわかりませんけど・・・」
主人公「ニュアンス的には『岩崎さん』というより『みなみちゃん』って感じ」
みなみ「はぅ・・・」

みなみ「そ、そういう先輩だって・・・」
主人公「何?」
みなみ「なんていうか・・・『先輩』と言う感じがあまり、しないです・・・」
主人公「う、嘘?
    せ、先輩としての貫禄、ナッシング・・・?」
みなみ「い、いえ、そうでなくて」
主人公「?」
みなみ「『先輩』というよりは・・・」


みなみ「・・・『お兄ちゃん』・・・」
主人公「であ!?」
398名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/28(月) 00:05:37 ID:uznW316d
甘えん坊みなみたんかわいいよみなみたん

では、みさおss投下します
ラブはほとんどないのでらきメモではなく陵桜祭後だと思いねえ
GWのせいで激重なので、ちょいと時間かかるかもしれません。
399日下部さんと 峰岸さんと:2008/04/28(月) 00:10:17 ID:uznW316d
ある日の、できごと。

「・・・それにしても、峰岸さんと日下部さん、ホントに仲良いよね」
「んー?まーな。長い付き合いだからな〜。」
「なんか、まるで姉妹みたいだよね。つかささんとかがみさんみたいな」

―――最近、良くみんなで居るようになって感じたことを、そのまま口に出してみる。
ほんとに、姉妹だって言われても違和感のないくらい、自然に感じる。見た目は全然違うけれど。

・・・と。

「あぁ。なんたって、近いうちにホントの姉妹になるんだからなっ。」
「っ!!み、みさちゃんっ!///」
「・・・・・・ハ?」

・・・今、なんつった?

「・・・いや、実はさ〜、私の兄貴とあやの、付き合っててな、高校出たら結婚するんだよ」
「・・・マ、マジで!?結婚?ホントに?」
「・・・う・・・うぅぅ・・・//////」

真っ赤になる峰岸さん。
どうやら、卒業後すぐかどうかはともかくとして、かなり具体性のある話ではあるようだ。

「へー。結婚・・・かぁ。考えたこともないなぁ。凄いね、峰岸さん。」
「べ、別に私は何も・・・ま、まだ、ホントに何も決まった訳じゃないし・・・」
「いやいや、でもさ、そーゆーのを本気で考える位には、お互いを想ってるってことでしょ。」
「///うぅぅ・・・あんまり、からかわないで・・・///」

あらら、茹で蛸みたいにまっかっか。
400日下部さんと 峰岸さんと:2008/04/28(月) 00:15:11 ID:uznW316d
「峰岸さんって、あんまり、こーゆーいじられるのって慣れてないんだ?
日下部さんとかかがみさんとか、ちょいちょいからかったりしないの?」
「・・・たまにはあるけど、女の子同士だし・・・男の子に言われるのって初めてだから・・・」

なるほど。たしかに、男に言われるのと女の子同士でからかうのとは違うかもなぁ。
・・・でも、なんか、良いよなぁ。

「・・・峰岸さんって、可愛いよね。なんか、その彼氏の気持ち、良く分かるなぁ」
「・・・っっっっっ!?!?!?」

・・・あら?止まっちゃった。

「・・・お前、やっぱりものすごい奴だな・・・」
「・・・・・・え?」
「・・・知るか、ヴァカ」

・・・?なんか悪いこと言ったか?俺
峰岸さんは、さっきみたいな赤い顔でも、普段の優しい顔でもなく、ただボーっと硬直している。

「・・・えぇと、ゴメン峰岸さん。なんか気を悪くしたなら謝るよ。」

俺の声に、ハッと気がつく峰岸さん。

「・・・ぇ、ううんっ。私こそゴメンナサイ。何でもないの。びっくりしちゃっただけで・・・」
「・・・そう?」
「うん、大丈夫。」
「・・・なら、よかった。嫌われちゃうかと思ったよ。
ゴメンね。いきなりちょっと遠慮がなさすぎたよ。」

こなたさん達と居る時なんかは、言いたいことははっきり言わないと、ペースを握られるからなぁ。
401日下部さんと 峰岸さんと:2008/04/28(月) 00:20:45 ID:uznW316d
「・・・うぅん。それくらい、私達とも仲良くなったってことだもの。
きっと、良いことなのよね。」
「・・・うーん、まぁアレか、ダチに遠慮はいらねー、ってことにしといてやるかっ」
「・・・良かった、ありがとう二人とも。」

肩をなで下ろす。せっかく仲良くなったのに、よくわからないのに嫌われるところだったよ。

「・・・でも、友達が、家族になるって、凄いよねぇ。日下部さん、どんな気持ち?」
「どんな、って、別に変わりねーよ。お前だって言ったろ、今も姉妹みたいだって」
「・・・まあ、そうだけどさ。それでも、なんか思うことない?」

・・・俺の質問に、日下部さんはちょっとだけ考えて。

そして、口を開く。



「・・・まぁ、アレ、かな・・・。
もし・・・もしも、だぞっ、兄貴と別れちゃったらどうなるかな、って・・・考えたことならある」

「・・・えっ?」
「・・・みさ、ちゃん?」

・・・なんとなく真剣身を帯びた声に、俺も、峰岸さんも、声が止まる。

「・・・な、何固まってんだ。だから『もしも』って言ってんだろ。例えばの話だよっ!
悪いかよっ。私だって、真剣に悩むことくらいあるぞっ」
「・・・い、いや、いきなりすぎて、気持ちがついていかなかった。ゴメン」
「みさちゃん・・・」
402日下部さんと 峰岸さんと:2008/04/28(月) 00:25:23 ID:uznW316d
峰岸さんが、日下部さんを見つめる。
その目には、何がこめられているのか。俺には、わからなかった。

「う、いや、だってさっ。付き合い始めの頃の話だぞ?
百パーセント絶対にない、なんて考えらんないだろ。」

峰岸さんに見つめられて、たじろぐ日下部さん。それでも、なんとか言葉を続ける。

「あやのは、私の友達だよ。それは、その時だって一緒だったさっ。
・・・でもさ、もし、兄貴と別れちゃったら、私とも気まずくなったりするかもしれない。
・・・だから、別れて欲しくなんかない。このまま、ずっと一緒で、兄貴と結婚して。
そんで、私とも家族になって、ずっとずっと一緒にいるんだ。

・・・そんな風に考えて、わるいかよっ」

プイッ、と顔を背ける日下部さん。
・・・それを見つめる峰岸さんの表情は、さっきと特に変わってはいない。

・・・でも、今度はわかった。峰岸さんの気持ち。

・・・それはまるで、幼子を慈しむ母親のような、無限の・・・愛情。

「・・・もう。みさちゃんったら」
「・・・あやの」

峰岸さんが、日下部さんに優しく語りかける。

「・・・たとえ、そうなったとしても、みさちゃんとはずっと友達だよ。
今の私がいるのは、誰よりも、みさちゃんのお陰、なんだから。」
「・・・あやの・・・グスッ、あやのぉ・・・」
403日下部さんと 峰岸さんと:2008/04/28(月) 00:30:10 ID:uznW316d
・・・抱き合う、二人。

「・・・うぅ、ゴメンあやのぉ」
「ううん、いいのよみさちゃん。」

ポンポン、と背中を叩く峰岸さん。やっぱり、母親みたいだ。


・・・しばらく抱き合って、離れる二人。
日下部さんは、少し気まずそうに俺をみている。

「へ、へへ・・・恥ずかしいトコ、見せちゃったな・・・」

鼻をかく日下部さん。その姿は、とっても・・・可愛く見えた。

「・・・そんなことないよ。二人はホントにお互いが好きなんだな、ってわかったもの。」
「っ///バ、バカっ!!」
「・・・ウフフッ」

照れる日下部さん。微笑む峰岸さん。

・・・うん、やっぱりいいな、この二人。

「・・・あ、そうだ、あのさ・・・今の二人、写真に撮っていい?」
「・・・え?い、今?」
「うん。俺さ、最近写真にハマっちゃって。今の二人なら、きっとすごくいい絵になるよ。」
「・・・そ、そうか?」
「・・・うん、撮ろうよみさちゃん」

ちょっと困り顔の日下部さん。乗り気の峰岸さん。
404日下部さんと 峰岸さんと:2008/04/28(月) 00:34:27 ID:uznW316d
「はいはい、撮るよー。笑って日下部さ〜ん」
「え、ちょ、待て、そんないきなり笑えるかっ」
「聞こえませ〜ん。ハイっ撮ります。3、2、1、・・・チーズっ!」
「・・・いや、だから待っ―――」
「・・・ちーずっ!!」

―――バシャッ

「・・・ハイおっけ〜、ナイスでした〜」
「・・・バカっ、アホっ。見せろ、ぜってー変な顔してるだろっ」
「いやいや、そんなことないよ〜。二人とも、良い顔・・・プッ」
「なんだ今の笑い!?見せろっ!!」
「・・・いやいやいや、これは俺の大事なコレクションだからね。見せられませーん」
「ふざけんなっ!あやのもなんか言ってやれ?」
「・・・えーと(汗)ど、どんなだった?」
「峰岸さんには良いよ。ハイこんな感じ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・クスッ」
「・・・あやのまで!?!?」
「ご、ごめんみさちゃん。でもこれ・・・プッ」
「う が 〜 〜 〜 〜 〜 〜 !!見ーせーろー!」
「やばい、にげろ峰岸さんっ!」
「・・・ごめんねみさちゃ〜ん」
「待てコラ!二人ともっ!待てってば!!」


・・・今日は、この二人の絆を再確認できた気がする、そんな1日だった。

「良いから見せろってヴぁ!お願いだから見せてよ〜〜〜!」

・・・ちゃんちゃん。
405名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/28(月) 00:41:59 ID:uznW316d
おしまい。苦情は受け付けません(゚∀゚)うっひゃっひゃっ





さて、次はゆたかssにするか、それとも退k(ry
406名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/28(月) 00:43:57 ID:bS16qz9W
>・・・ちゃんちゃん。


ちんちんにみえた
407名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/28(月) 00:45:21 ID:cUJQPQ97
>>405
パティ書いてくれ〜
408名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/28(月) 00:46:06 ID:PzBju4v8
a
409名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/28(月) 00:55:03 ID:0bd8Q5EI
>>405
乙!みさお可愛いよみさお
みさお可愛いよみさお(大事な事なので2回言いました)
いや今回もGJです
次回はそのどっちかなら退屈がいいなぁ……しかし退屈って倦怠期?w
願わくばあなたの書くひよりSSが読んでみたいです
410名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/28(月) 01:31:36 ID:I4WjuR6o
>>40
毎度、お疲れ様であります!
で、何回ぐらい「わっふる」って書き込めば、みさのデジカメ画像見せていただけますか?

次のSSも、楽しみにしております!
411410:2008/04/28(月) 01:32:30 ID:I4WjuR6o
レス番ミス・・・
× >>40
○ >>405  でした orz
412名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/28(月) 01:33:15 ID:D7An/yEl
連投恐縮ですが、あやの単発物を投下します
413名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/28(月) 01:37:53 ID:D7An/yEl
あやのルートエンディング後
彼氏を紹介された後

あやの「あの・・・」
主人公「あのさ・・・」←二人、声ハモる
二人「あ・・・」
wait 1000
主人公「あ、ごめん」
あやの「ううん・・・」
主人公「で、なに?」
あやの「あの、これから泉ちゃん達と見て回るの?」
主人公「うん、そのつもりだけど、もう少し休んで疲れを取ってからになると思う」
あやの「そうなんだ」
主人公「峰岸さんは、さっきの人と・・・」
あやの「あ、うん・・・」
wait 1000
二人「・・・」
414名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/28(月) 01:40:31 ID:D7An/yEl
主人公「じゃあ、そろそろ皆の所に戻ろうか、待ってるだろうし」←主人公、踵を返す
あやの「あ、あのっ」
主人公「ん?」
あやの「あの、もし、もしもだけど・・・
    もし○○(主人公)くんがもっと早い時期に転校してきてたら・・・
    もっと早くに、知り合っていたら・・・とか、そういう風に考えた事、ある・・・?」
主人公「・・・」
wait 1000
あやの「・・・っ
    わ、私ったら、なに意味のわからない事・・・」
あやの「ごめんなさい、今の言葉・・・
    わ、忘れて・・・?」
主人公「・・・」
wait 1500
主人公「・・・じゃあ、戻ろうか」
あやの「うん・・・」

あやの「(私ったら、最低かも・・・)」

スンマセン、1レスじゃ収まりきりませんでした・・・(^^;
415名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/28(月) 01:47:31 ID:D7An/yEl
あれ、しまった!後味悪かったかな・・・!?
スレ違いでしょうか!?
416名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/28(月) 02:13:38 ID:hglIjxEA
>>415
全然GJ。
自分が今日あやのルートクリアしたばかりってのがあって、補完された感じで楽しめたよ。
417名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/28(月) 09:24:16 ID:IlnWfCvn
         /ニYニヽ
        //゚ヽ/゚ ヽ
        /::::⌒`´⌒::::\   
       | ,-)___(-、| GJwwwwww
       | l   |-┬-|  l |
        \   `ー'´   /
      /´         ヽ _
      /;::u γ `ヽ  _   ::ヽ、 `、
      /:::  /;;:::... u    ::::u l、 |
     (;:.  ( :::::.....    u  :::::: i  i
     .`、  `、:::...         I u i
 パン ミ;:ヽ  u\ミ'´ ̄``´ ̄`ノ  ヽ        
パン ミ :;:;::::\、、、)     i  (_/_/./            _
     ミ ;::::,' JJJ    ヽ    l、         / /
      ::::l         ヽ    l、  , ,  -― (  /
       ::l   -、      ヽ    ヽ /: : : :-=千</ ̄>,
  ./´ ̄`V      ,ヽ、          ./.:.:.:.: /.:.:.:.:.:/.:∧`ー<,
 / 、  |      /  、`ー        ,'::::/::::/::/⌒イ::/ |:l_:::::::ヽ
./   i   |       /   ヽ    ヽ 〃 /::::,':::: W|/ j:/  j∧`::: ハ
!.     !     /     ヽ   {{  レl(|::::: |  ○     j::/:/::::| 
`ー‐ゝ、 '    /      ヽ___,.-‐'"⌒゙|::::: |      ○ん|/:∧|
     `ー--‐'     ,. -‐'"´     lヘ:: ト、  `‐'-'  ノ::::: / ヽ
 力          /"ー─------<二/  ´ヽ、-<r"/,ー、 丿
   勹      { 〈                )、 Y  `ゝ(_/_/./'
           } `ー----------─一--‐'´ ̄´
418想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/04/29(火) 03:03:47 ID:Zznx5n65
>>405
GJ!
いやー、同じネタが起点にありながら、このハイセンスぶり、流石としか言えません。

>>415
お見事。>>416氏の仰るとおり、見事な補完ぶり。
しばらく敬遠してたけど、久々にあやのルートやりたくなってきました。



予告いきます。朝7時前後に投下予定。↓


 理屈とかじゃない。
 ただ、好きなんだ。
 彼女が。…彼女の全てが、大好きだ。
 理由は、それだけで充分だろう?

 次回、想い出のつづき〜柊かがみの場合〜

「ううん……そんなことない。
 あんたがいい……!」
419想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/04/29(火) 07:16:46 ID:Zznx5n65
おはようございます。
では、かがみ編をどぞ。

ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/54763811.html
420名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/29(火) 10:54:41 ID:XgSnbd0A
>>415
むしろ、後味は『切ない』感じです
不足気味のあやの分、ゴチになりました!

>>419
打って変わって、相変わらずの妄想が暴走する『あま〜い』SSゴチになりました!
ドサクサ紛れにかがみさん→かがみに呼び方が変わってる主人公は、素直クール系の猛者ですなw

>さて次回! 1年生組のトリを飾るはやはり(?)この娘!
>腐ンデレ妄想マシーン、田村ひより編だいっ!

キタワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
421名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/29(火) 19:13:16 ID:zUvaOFvd
SS書けたけど・・・ちょっと長い・・・
おとしてもok?
422名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/29(火) 19:14:41 ID:rqjDMsAt
どうぞ〜。
423名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/29(火) 20:22:18 ID:zUvaOFvd
ではおとしまぁす♪
よろしくですぅ♪
424名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/29(火) 20:40:05 ID:zUvaOFvd
俺は野上あきら。陵桜に転校してきた。ちなみに一人暮らしだ。
「さぁて・・・行きますか・・・」
ちゃんと迷わずに着くかなぁ・・・。地図は持った!これで大丈夫!!

20分後、道に迷った・・・。ココはどこ?
大丈夫!俺にはこの地図が・・・無い。落とした・・・。
「最悪じゃねぇかぁ!!コンチクショー!!」

「あの・・・どうかしましたか?」
突然うしろから声を掛けられたので、少しビックリした。
その子は、緑のショートカットに、ツリ目の女の子。

「あぁ実は俺、転校生なんだ。でも、道に迷っちゃって・・・」
「・・・なら・・・一緒に行きますか・・・?」
「え、いいの?」
「ハイ・・・こっちです・・・」

いやぁ、助かった。学校に着いたのは、予鈴ギリギリだった。
「ありがとう。助かったよ!」
女の子は少し照れながら、頷いた。

女の子にお礼を言って、俺は職員室へと急いだ。
425名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/29(火) 20:42:42 ID:zUvaOFvd
今回は視点を変えて、主人公を転校してきた1年生にしてみました
作者(俺)の名前は・・・
「白狐」ってことで、よろしく!

またあとで書き込みます!一時退散!
426白狐:2008/04/29(火) 22:37:10 ID:zUvaOFvd
ただいま!
早速続きを投稿いたします
427白狐:2008/04/29(火) 22:59:48 ID:zUvaOFvd
担任の先生にあいさつを済ますと、早速教室に案内された。
1−D組。ここが俺のクラスのようだ。先生と一緒に教室に入り、みんなの前で自己紹介をする。
「神奈川から越してきました、野上あきらです。よろしく」

みんなは温かく歓迎してくれた。
「えぇと野上の席・・・岩崎の隣だな」
指差された席の方を見ると、朝のあの女の子がいた。

「あ!君は朝の・・・」
「・・・あ・・・」
「このクラスだったんだ!俺野上あきら、よろしく!」
「岩崎・・みなみ・・・です・・・」

転校初日から友達ができるなんて嬉しいなぁ。前の学校じゃ友達なんて居なかったもんな。
帰り道。そんな事を考えていると、また道に迷ってしまった。
途方に暮れていると、なにやら白い犬がこちらに近づいている・・・そして押し倒され、顔中を舐められた。
「わっ!お、おい・・・ハハッ!」

「・・・チェリー・・・」
どこかで聞いたことのある声。声のする方を見ると、岩崎さんがいた。
「ごめんなさい・・・怪我してない・・・ですか・・・?」
「大丈夫だよ、かわいいねこの子。チェリーっていうんだ」
「・・ハイ・・・でも、なんでここに・・・?」

理由を説明すると、その場所までの行き方を教えてくれた。
「・・・けっこう、忘れっぽいんですね・・」
そう言って彼女は笑った。その笑顔が、とても綺麗だった。
428白狐:2008/04/29(火) 23:30:29 ID:zUvaOFvd
転校して1週間が過ぎた。岩崎さんとも仲良くなった。小早川さんという、岩崎さんの親友とも仲良くなった。
とても充実した学園生活をすごしていた。

そんなある日、お昼を屋上で三人で食事をしていた。
最初はたわいもない話をしながら食事をしていた。そんな時に、小早川さんが質問をしてきた。
「野上君って、好きな人いるの?」
「いや・・・いないかなぁ・・・」
ちらっと岩崎さんを見れば、少し安心したような顔をしていた。

その日の放課後、俺は買い物をする為スーパーへ向かっていた。
スーパーの中へ入ると、調味料のところに見慣れた子が居る・・・。岩崎さんだ。
なんか・・・似合うなぁ。ってこれじゃ俺変態だぞ・・・。

「岩崎さん♪」
「あ・・・野上くん。・・・なんで・・いるの?」
「いや、おれ一応一人暮らしだし・・・」
「一人暮らし・・・なんですか?」
そう言うと、しばらく岩崎さんは考え込んでしまった。そして、口を開いた。

「じゃあ・・・夕飯、作ろう・・か?」
「え、いいの?」
「うん。家に連絡入れるから、ちょっと・・・待ってて・・・」

それから俺と岩崎さんは、俺のアパートへと向かう・・・。
429白狐:2008/04/29(火) 23:31:58 ID:zUvaOFvd
とりあえず今日はここまで!
明日の続きをお楽しみに〜♪
430名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/29(火) 23:38:15 ID:MFVW0zbz
>>429
乙!これは新しい
続きを楽しみにさせていただきます
……っつか主人公名にムササビ吹いたw
431名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 01:04:25 ID:fWOLQVBQ
皆さんに感化されて初めて書いてみたんですがおとしてもいいですかね?
432名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 01:28:31 ID:bQdRvlKX
welcome to underground
433名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 01:34:20 ID:fWOLQVBQ
どもっす。
長文駄文キャラが変(かも)等々あるかもしれませんが初めてってことで見逃してくださいね
434名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 01:41:31 ID:fWOLQVBQ
「どうしたん?遠慮しないでいいんだぜ?」
「お、おぅ・・・」

俺こと真堂ゆうは生まれて初めて感じる死の恐怖に怯えずにはいられなかった。

(ど、どうすりゃいいんだよ・・・)

休日の昼下がり。机の向かいには愛しい彼女の太陽のような笑顔、その隣には苦笑いをしてる彼女の親友。そして俺と彼女の間には・・・

「幸せの味」

それは昨日の昼休みまで遡る。

「お待たせ!」
「おせぇってばっ!」
「わりぃわりぃ、購買込んでてさ」
「まぁまぁみさちゃん、ゆう君も来たんだしご飯にしよう?」

昼休み、俺はいつものように彼女である日下部みさお、その親友である峰岸あやのと昼食を共にしていた。

「そういやいつも思うんだけどさ、峰岸さんの弁当って美味そうだよね」
「そうかな?」
「あやのは弁当いつも自分で作ってるんだぜ」
「マジで!?すげぇな」
「そ、そうでもないよ〜」
「でも毎日だと大変じゃない?」
「うん。でも私の分だけってわけじゃじゃないから」
「って事は、家族の分?」
「いんや、ウチの兄貴の分だよ」
「兄貴?」

そういえばみさおのお兄さんって峰岸さんの彼氏だったっけ。こんな美味そうな弁当いつも作ってもらってるの
435名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 01:53:27 ID:fWOLQVBQ
かぁ、正直うらやましい。

「ねぇ峰岸さん」
「うん、どうかしたの?」
「おかず一つ貰っていい?」
「え?」
「いやぁ、すごい美味そうだからさ」
「うん、構わないよ。どれでもどうぞ」

お許しも貰えたのでさっそく弁当に入っている魚の煮付けを食べてみる。うん、思った通りすんげぇ美味い!

「どうかな?」
「すっげー美味しいよコレ!今まで食べてきた煮付けで一番かも」
「お、大袈裟だよ・・・ふふ、でもありがと」
「全然大袈裟じゃないって。こんなの毎日食べさせてもらえるみさおのお兄さんがマジうらやましいもん」

彼女の手料理かぁ・・・。そんな会話をしているとやはり隣で幸せそうにミートボール食ってる俺の彼女の料理の腕も気になってくるわけで。

「そういえばみさおは料理ってしないの?」
「んぁ、私?んー・・・学校の調理実習くらいしか料理なんかすることねぇけど」
「・・・そっか」

俺の「手料理を彼女に作ってもらおう計画」はものの10秒で崩れ去ってしまった・・・。

「もしかして料理作ってもらいたかったのか?」
「そりゃ彼女の手料理は男のロマンだからな」
「そっか・・・なら作ってやってもいいぜ」
「マジッスか!!」
436名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 01:57:48 ID:fWOLQVBQ
「たださっきも言ったとおり全然料理しねーから期待はすんなよ」
「おっけおっけ!ってか作ってくれるだけで嬉しいからさ」
「なら、そーだな・・・明日の12時位に私の家に来いよ」
「え?弁当じゃないの?」
「だってほら、弁当人前で渡したりすんのはずかしーしよ・・・///」

そう言って顔を赤く染めるみさお。あ〜もう!かわいいなぁ。学校じゃなかったら100%抱きしめてんぞ。

「・・・う。ゆう!」
「はぇっ!?」
「ぼーっとしてどうしたんよ」
「あ、いや。ナンでもない、ナンでもないぞ!」

やっべ。ちょっとトリップしちまったぃ。と、意識が戻るのとほぼ同時に予鈴が鳴り響いた。

「っと。教室戻るわ」
「おー、またな」
「じゃあね、真堂君」

こうして俺の昼食は終わったのだが、二人に別れを告げて教室に向かう最中終始にやけ面だったのは言うまでもない。

437名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 02:00:50 ID:fWOLQVBQ
その夜、みさおが明日何を作ってくれるのか気になった俺はみさおに電話で聞いてみたが

「明日になったら分かんだから待っとけよ」

と、言われて結局教えてもらえなかった。ならばと思い峰岸さんに聞いてみることにした。

「あ、もしもし。峰岸さん?」
「うん、真堂君どうかしたの?」
「峰岸さん、明日みさおが何作るか聞いてるかなって」
「聞いてはいるけど・・・みさちゃんには聞かなかったの?」
「明日には分かんだから待っとけってさ」
「そっか。なら私も秘密にしとこうかな」
「え〜っ」
「ふふ。知っちゃったら楽しみが一つ減っちゃうでしょ」
「・・・それもそだね。明日までの楽しみにしとくよ。ありがと、それじゃね」
「うん。私も手伝うつもりだし、ちゃんとしたもの出せると思うから」
「あぃよー」

結局分からなかったなぁ。ま、言ってた通り楽しみは明日までとっとこうっと。峰岸さんも手伝うって言ってたし美味いもんが出てくるに違いないしな〜。

438名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 02:05:13 ID:fWOLQVBQ
そして次の日。
ピンポーン
タタタタタタ・・・ガチャ
「よっ」
「おー、いらっしゃい。中入ってよ」
「ん。おじゃましまーす」

案内されたリビングには既に峰岸さんがいた。そういや前髪を下ろしてる姿は初めて見たな。

「こんにちは、真堂君」
「ん。こんちわ」
「じゃー、もうすぐ出来上がるからそれまであやのと適当に遊んでてよ」
「あぃよ」

どうやらもう仕上げの段階みたいだな。とりあえず出来が気になるから峰岸さんに聞いてみよ。

「峰岸さん、料理の出来どうだった?」
「うん・・・。実はね、私も分からないの?」
「え?手伝ってたんじゃないの?」
「そのつもりだったんだけど、みさちゃんが『1人で作るんだ』って」
「そうだったんだ」
「だからちょっと不安なんだよね」
「うーん。まぁ、食べれるもの使ってるなら食べられないもんは出来ないっしょ」

なんて会話をしてると

「二人とも〜。出来たからこっちきちくり〜。」
「お、完成したみたいだね」
「行こ、真堂君」

この時、俺は何を作ったか早く知りたい気持ちでいっぱいだったせいで峰岸さんの不安そうな表情なんか全く見えちゃいなかった。
439名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 02:11:13 ID:fWOLQVBQ
「おまたせ―っ」
「おー、もう腹ペコペコだよ」
「そっかそっか。今よそうから、そこに座って待っててよ」

もうすぐで夢にまで見たみさおの手料理だぜ。やべぇ、超ワクワクしてきたんだけどっ!

「はいよ〜」

ついに、ついにみさおの手料理との・・・
コト
ごたいめーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ん゛っ゛!?!?!?

「んぁ?どした、ゆう?」
「ふぉあっ!?ナ、ナンデモナイゾヨ」
「ゾヨ?」
「あ、いや。感動して気が動転しちまったみたいだ」
「な、なんだよー。そこまで嬉しがってもらわれると照れるじゃないかよ///」

顔を赤く染めるみさお。いつもならそれに魅入ってしまうとこだけど、今だけは別なものに見入ってしまっていた。

(これは・・・一体なんなんだろう)

みさおの手料理は見た目からしてインパクト抜群だった。・・・悪い意味でだけど。
ちなみに俺が抱いた第一印象は「血の海」って感じだった。

「・・・なぁ、みさお」
「なんだー?」
「これ、なんて料理かな?」
「え〜っと、なんつったかなぁ?前にあやのが作ってくれたやつなんだけど」

ちょっ!?峰岸さんがこのカオスなもんの創作者なんですか!?
440名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 02:15:06 ID:fWOLQVBQ
「・・・みさちゃん。もしかしてペスカトーレ?」
「お〜お〜、それだそれ!」

ペスカトーレ!?・・・まぁ言われてみればそんな感じはするな。むきえびにアサリ(貝が開いてたり開いてなかったり)にマグロ・・・って
マ グ ロ!?

ペスカトーレにマグロって入ってたか?ってかよく見たらこれって・・・
刺 身 用!?

ってかイカも形的に刺身じゃねぇのか?後はパスタだけど・・・とりあえずフォークを入れてパスタをすくいあげる。
ぬおぉ――っ(イメージ音)



恐ぇっ!!なんつーかペスカトーレ自体から「オ゛ォ゛ォ゛ォ゛・・・」みたいなオーラが出ててもおかしくねぇっ!

「み、みさおさんや。作り方は確認したかい?」
「いんや。前に聞いたのなんとなく覚えてたからそれを頼りに」

・・・あはは。俺今日無事に帰れっかな〜。

「どうしたん?遠慮しないでいいんだぜ?」
「おっ!?おぅ・・・」
(ど、どうすりゃいいんだよ・・・)

目の前には笑顔で感想を待ってるであろうみさお。そしてその隣に苦笑いの峰岸さん。
441名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 02:22:46 ID:fWOLQVBQ
その状態で数秒たった時、不意にみさおの顔が悲しみの表情になった。

「やっぱり・・・食べられないよな。こんなの」
「え?」
「ごめんな。ちゃんと作れると思ってたんだけど作ってたらこんなになっちゃって・・・。もう下げるな」

なんで・・・なんでみさおが謝るんだ?手料理が食べたいって言ったのは俺だろ?みさおは一生懸命作ってくれたのにこんな風に言わせちまって・・・・・。
俺は馬鹿かっ!見た目も味も関係ねえだろ!大事なのはあいつが俺のために作ってくれたってことだろうが!
みさおの手が皿にのびる。俺はとっさにその手を掴んだ。

「え?」
「なに下げようとしてんだよ。感動してただけだってのっ」
「けどさ・・・」
「腹ペコなんだからさっさと食わせろって」

ソースの中にフォークを入れてパスタをからめとって口に含む。正直言ってヤバい味だ。だけど、みさおが俺のために作ってくれたんだと思うとそれさえも美味しく感じる。矢継ぎ早に口に運び食べていく。みさおも峰岸さんも目を丸くしていた。
そしてスープまですべて飲み干して俺は言った。

「みさお」
「う、うん・・・」
「すっっげー美味かったよ!ホントにありがとな」

言いながらサムズ
442名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 02:26:05 ID:fWOLQVBQ
言いながらサムズアップ。数秒の後

「うんっ!」

目尻に少しだけ涙を溜めながらも満面の笑顔で答えてくれた。俺の大好きな、太陽みたいな笑顔で。それを見た瞬間、俺は意識を失った。
443名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 02:28:30 ID:fWOLQVBQ
「・・・ぅん」
「あ、目ぇ覚めたか?」
「・・・みさお?俺どうして寝てたんだ?」
「私の料理食べ終えた後倒れちゃったんだよ。ビックリしたぜ」
「そうだったのか」

それにしても食べて気絶する料理って・・・今思うとすげぇな。

「なぁ」
「うん?」
「なんで無理して食べたりしたんだよ」
「無理なんかしてないって」
「嘘つくなよ。さっき一口食べてみたけど我ながらひでーと思ったもん」
「作ってるとき味見はしなかったの?料理の基本だぜ?」
「その・・・一番最初に食べてもらいたかったからさ・・・///」

う〜ん、やっぱ照れた顔可愛すぎ。

「みさお」
「うん」
「さっきも言ったけど俺は無理なんかしてないよ。」
「けど・・・」

俺はみさおの手をとる。指には沢山のバンソーコーが張ってあった。

「みさおが指をこんなにしてまで一生懸命作ってくれたんだって思ったらすんげぇ美味かったんだ。なんつーか・・・幸せの味って感じがした。」
444名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 02:31:55 ID:fWOLQVBQ
言ったとたんみさおの顔が真っ赤になる。

「は、恥ずかしい事言うなよな///」
「言っといてなんだけど俺もさすがに恥ずかしかったよ」

お互いすでに茹でダコ状態だ。

「けど・・・」
「うん?」
「ゆうが全部食べた後美味かったよって言ってくれた時、私もなんかすっげー幸せだったぜ」
「みさお・・・」

ほぼ無意識に俺はみさおを抱きしめていた。

「ちょっ、どーしたんだよ!急にっ」
「みさお・・・今日はホントにアリガトな」
「・・・うんっ!」

俺たちは自然に唇を合わせてお互いに幸せを感じていた。そう・・・

「みさちゃん、真堂君の様子はどう・・・・・」
バタン

峰岸さんに気づかない程に・・・。

その後、この事で峰岸さんにしばらくからかわれ続けたのは言うまでもない。
ちなみに、あれからみさおは峰岸さんに本格的に料理を教えてもらってるらしく、今ではちゃんとした料理を振る舞ってくれている。
445名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 02:37:43 ID:fWOLQVBQ
なんてゆーか色々すんませんm(_ _)m

初の書き込み+携帯なんで、どこまでが書き込める範囲か分からなく文章の途中で切れてしまったり、誤字脱字もあったかもしれないし、あやのの主人公に対する呼び方が変わってたりと散々だった気がします。
やっぱり難しいッスね
446名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 02:43:38 ID:7cWbHZmd
乙&GJ!初めてでこれだけ書けるなら十分自信を持ってもいいと思う。
447名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 03:06:53 ID:SV+gmctr
乙〜
4481-668:2008/04/30(水) 03:08:48 ID:5kVOQjTt
>>419
拝見しました。やっぱりかがみん最高だぁ
かがみんのキャラデザはグッドデザイン賞に値すると思うんだ!

>>429
拝見(ry
部屋に上がる…だと…?

>>445
拝k(ry
普段は男勝りな元気っ娘の愛情がこもった手料理…だと…?

えっと、なにしに来たかっていうと>>335の続きいきます
案の定長引いて、俺はなにがしたいんだ?って感じになってますが
嫌われたって俺はマイペースなマイライフです。まぁきもい

↓あれ、着信が…↓
449やまと再会・前夜編:2008/04/30(水) 03:10:44 ID:5kVOQjTt
 男の人に甘えたいと思うのは、やまとにとって初めての経験だった。
 だから、それが恋であるということも、初めて知った。

 まことの前で、泣いた。あれ以来、頭の中には常にまことがいる。何日たっても、消えない。
 好きなんだな、と認めるのに、抵抗は感じなかった。
 まだ、淡い。それでも、間違いなくまことに恋をしつつあった。

 憧れた相手なら、他にもいる。小学校の担任に、フラワーショップの店員に、恋ともいえない曖昧なものを抱いた。
 まことに対する気持ちは、そんなものとはまるで違う。ただときめくというだけではなく、いつも近くに居たくなる。

 あの日から、まことはしばしば電話をくれるようになった。それも、もう2週間ほどない。まことは、入試が近いのだ。
 いくらなんでも、息抜きなどとは言っていられないのだろう。会えない日々が続くほど、胸の中のまことは大きくなっていった。

 そんな状況で、電話が来た。つい、普通に喜んでしまったが、まずは何事かと訝しむべきだったのかもしれない。
 自分と喋っている余裕など、あるはずがないのだ。

「…それじゃあ、特に用件があるわけじゃないのね?」
「うん。なんか、人と話したくなっちゃって」
「呆れた。こんなことしてて、大丈夫なの?」
「どうかな。でも、このままじゃ不安で眠れそうになかったし」
「だったら、電話なんかしないで公式のひとつでも解けばいいのに」
「今さらじたばたするより、永森さんと話したほうが有益、ってんじゃダメ?」
「そんなの知らないけど」
「俺はそう思うな。つまり、これも勉強の一環なわけ」
「だからって、バカじゃないの?センター、明日なんでしょ?」
「バカでもいいから、もっと違うこと話そうよ」
450やまと再会・前夜編2:2008/04/30(水) 03:12:19 ID:5kVOQjTt
「…わかったわよ。勝手にすれば?」
「そうする。じゃあ、最初にお礼言っとこうかな」
「なんの?」
「息抜き。あれのおかげで、勉強のペース取り戻せたから」
「…私、泣いちゃったけど」
「あれは、俺が泣かしたようなもんだし。くっついてもらえて、むしろ役得だったね。それに、あれから永森さん、なんだか明るくなったよね」
「く、暗くて悪かったわね」
「そんなことないけど。昔の自分に、戻れそう?」
「…けっこう、戻ってるかも」
「戻ってるよ。はじめて会った頃は、憎まれ口なんて言わなかったもん」
「どうせ、口が悪いわよ」
「ほら、そういうの」

 確かに、泣いたことがきっかけで心が軽くなっている。
 こうと話すときも、中学の頃のようなやり取りが出来た。それが楽しくて、さらに心は軽くなった。
 いまでは、感情の枷はほとんど消えかかっている。

 戻ったのは性格だけで、こうとの再会の記憶は、どこか遠くにあるままだった。
 それなら、それでいい。こうがいて、まことがいて、本当の自分がいる。それが、ただ嬉しかった。

 素直に喜ぶ、というのは、元から苦手だった。好きな相手といるときほど、照れ隠しをしてしまう。
 こうにはとっくに見抜かれているが、まことにとってはただの憎まれ口でしかないのかもしれない。
451やまと再会・前夜編3:2008/04/30(水) 03:13:41 ID:5kVOQjTt
「…嫌なわけじゃ、ないんだけど」
「え?」
「たまにキツいこと言っちゃうけど、これは元々だから。まこと君が嫌いとか、そういうわけじゃ」
「ああ、なるほど。別に気にならないよ。かがみさんって、いたじゃん?あの子も、ちょっとそんな感じだし」
「…そう」
「えっと、あれだよ。ツンデレだ、ツンデレ」
「もうっ、こうと同じこと言わないでよ」

 女の子の名前が出てきてしまった。
 まことを好きになるにつれ、やまとには気になりだすことがあった。もしかして、この人は異性にもてるのかもしれない。
 中庭でこうを待っているとき、まことに話しかけてきたのは女の子ばかりだった。
 よく見たわけではないが、三人がそれぞれにかわいかった気がする。
 特に、みゆきという人は明らかにスタイルが良く、かなり美人だった。おまけに、まことを好きでいるような気配さえあった。

 恋人はいるのか。訊くのは、怖かった。しかし、黙って耐えるのはもっとつらい。こういうことは、結局、訊かずにはいられないのだ。

「ねえ、まこと君。まこと君って、つき合ってる人はいるの?」
「…悲しいことを訊かないでおくれよ」
「本当に、いない?」
「永森さんは、俺を泣かしたいのかな?そんな話は、18年生きてきて、1回も…いや、1回ぐらいあったような。でもまあ、とにかくございませんな」
「なにそれ。あったの?なかったの?」
「…なかったね」
「…ふうん」
「じゃあ、永森さんはどうなのさ」
「わっ、私?」
「うん。彼氏、いるの?」
452やまと再会・前夜編4:2008/04/30(水) 03:15:19 ID:5kVOQjTt
「だって、女子高よ?」
「別に、彼女でもいいんだけど」
「…漫画の読みすぎ」
「そうかぁ。まあ、現実はそんなもんだよね。で、彼氏は?」
「し、しつこいわね。あなたと同じよ」
「ふむふむ。永森さん好みの、賢くて頼りがいのある人には出逢えていない、と」
「…こうに吹き込まれたんだっけ」
「吹き込まれたっていうか、すごく楽しそうに語ってたよ。他にも、誕生日とか、好きな食べ物とか」
「変なこと、聞かされてない?」
「ないない。あ、でも」
「でっ、でも?」
「…俺の口からは、ちょっと」
「なに、なんなの?あの子、なにを言ったの?」
「八坂さんから、直接どうぞ」
「なによそれっ。気になるじゃない!」
「大したことじゃないよ?ただ、俺もセクハラ野郎にはなりたくないし…」
「…最悪っ」
「まあ、聞いちゃったものは仕方なし」
「…それなら、まこと君のことも教えてよ」
「え?」
「あなたが私のこと知ってるなら、私も知ってなきゃ不公平でしょ?」
453やまと再会・前夜編5:2008/04/30(水) 03:16:46 ID:5kVOQjTt
 つまらない口実だな、と思った。それでも、構わない。
 まことについて、誰よりも知っている女の子でいたかった。あの姉妹より、こうより詳しく。それに、みゆきよりも。

「…うーん。訊かれりゃ、答えるけど」
「じゃあ、訊くね。まず、誕生日は?」
「1月24日。予定日は12月だったんだけど、長引いたらしくて」
「もうすぐじゃない」
「今年ばっかりは、それどころじゃないけどね」
「…本当にそう思ってるのかしら。それじゃ、なにか趣味はあるの?」
「…ん、特には無いかも。いろいろやるけど、全部そこそこ」
「将来の夢」
「お嫁さん」
「…どうして、即答なの?」
「これ、1回言ってみたかったんだよね」
「…本当は?」
「えっと、なにかな。コレというのは無いかも。ただ、強いて言えば」
「言えば?」
「…なんか、恥ずかしいな。あれだよ。幸せな家庭、ってやつ?うちの家も、仲いいし」
「…へえ」
「ああっ、悪うございましたね、平凡な夢で」
「そんなことないよ。兄弟とか、いるんだっけ?」
「いや、一人っ子だけど」
「そう。それじゃあ」
「ちょ、待ってよ。永森さん、いくつ訊くつもり?」
「別に、答えづらいことは質問してないでしょ?」
「…いいですけどね」
454やまと再会・前夜編6:2008/04/30(水) 03:18:36 ID:5kVOQjTt
「なら、これでおしまいね。まこと君は、その」
「うん」
「なんていうか…どういう女の子が好きなの?」
「…そんなことに興味がおありで?」
「な、ないけど。お互い知ってないと、ふっ、ふこっ」
「不公平?」
「そうっ」
「…わかったよ。っていっても、特に無いんだよね」
「ないわけ、ないじゃない」
「うーん…考えたことがないからなあ」
「…背が高いとか、スタイルがいいとか。それか、眼鏡の人がいい、とか」
「微妙。そもそも、永森さんと話してると、永森さんのことしか考えられないし」
「…あ、えっ、え?」
「だって、そうでしょ?話してる相手のこと考えるのは、当然だし」

 油断すると、これだった。まるで意識もせずに、くすぐるようなことを言う。
 どこが好き、というのではなかった。理想に近いとも思えない。惹かれていることだけが、はっきりとわかる。
 放っておけば、どんどん惹きつけられる。早くそうなってしまいたいと、どこかで思ってもいた。

「…バカなこと言ってないで、そろそろ寝たら?」
「バカなことって、そっちがふった話じゃん」
「う、うるさいなぁ。寝不足になったって、知らないからね?」
「大丈夫だよ。多分、よく眠れる」
「じゃあ、寝坊しちゃえばいいのよ」
「…ここだけの話、なんか、素になれるんだよね」
「なによ、いきなり」
455やまと再会・前夜編7:2008/04/30(水) 03:20:33 ID:5kVOQjTt
「もともと下手くそなんだけど、永森さんの前だと、隠し事とか無駄な気がしちゃってさ。逆に、本音で喋れるっていうか」
「…そう」
「とにかく、今日もお陰で楽になりました、ってこと」
「…私も。私もね、まこと君の前では素直でいたい…かな…」
「え?ごめん、声ちっちゃいかも」
「…なんでもない」
「つまり、なんでもなくないわけだ」
「うるさいなぁ、もうっ!さっさと寝ちゃえっ!」
「ははっ。…ねえ、永森さん」
「なによぉ」
「ホントに、明るくなったよね。その方が、かわいいよ」
「…え」
「好みのタイプ、わかったかも。かわいい人…ってんじゃダメかな。じゃあ、おやすみ」

 そのまま、電話は切れた。
 ベッドに仰向けになり、やまとはおもわず放心した。
 しばらくして、ようやく心臓が高鳴りだす。話した内容など、すべて飛んでいる。

 どういう神経で、あんなことを言うのだろう。最後の言葉だけが、頭を埋め尽くしている。
 舞い上がるな。そう思っても、どうにもならなかった。

 枕を、思い切り抱きしめる。ベッドを、転がってみる。なにをしても、まことの声がまとわりついてきた。
 ずるい。ほんの少しの言葉で、もっと好きになってしまった。こんなのは、ずるい。

 試験、頑張って。それをメールにしようと思って、やめた。いまは、まるで頭が回らない。
 まことは、もう眠っただろうか。おやすみとも、言えなかった。

 おやすみ、まこと君。呟いて、目を閉じる。
 ほら、顔が浮かぶ。どこまで、深く入り込むつもり?もう、勝手にしてよ。
 私は、もう眠るからね。できるなら、夢でも逢えたらいいね。
 おやすみ、まこと君。
4561-668:2008/04/30(水) 03:27:52 ID:5kVOQjTt
今回はこんな感じです

今度から登場した「真やまと」は、資料と呼べるものがほとんどありません…
さくら樹のプロローグと、入学案内書のラフ画くらいで

べっ、べつにそれが見たくて案内書買ったわけじゃないいんだからねっ!?

なので、キャラ的に捏造…とは言いませんが、かなり創作入ってます
ご勘弁の程を
457名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 06:21:53 ID:XcLe68UV
たしかにこれは、酷い二次創作なのかもしれない。
だが、やまとへの愛、確かに受け取った!
だからこそ言おう! GJと!
458名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 08:24:31 ID:J4qhXgg9
皆さんGJです
その文才を一%でいいから分けてほしいものだ
459名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 09:04:37 ID:fWOLQVBQ
GJです。
俺もそれくらい書けたらなぁ(^_^;)

皆さんの呼んでるとまた書きたくなってくるから不思議だ
460名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 11:20:02 ID:bYi/UxZh
やまと可愛いよやまと
461名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 12:14:07 ID:vj81YwAd
最初のうちはここまで勢いがなかったのに、前スレの後半あたりから急に盛り上がりだしたねw
462名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 12:31:21 ID:bQdRvlKX
潜在的に、『書いてみたい』って人は多かったはず。
でもみんな尻込みしちゃってなかなか書けないまたは投下できないって人がたくさんいる。

良かったのは、あまり強く叩く(ダメ出しする)人が出なかったことだろうね。
おかげで、初めての人も気軽に出せるふいんき(ryが出来た。
463名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 13:21:20 ID:VWgFmRtL
>>456
乙そしてGJ!やまと可愛いよやまと
明るいやまとの声がうまく脳内再生できないのが口惜しいわw
そしてもしや、まことはループする時の中でみゆきさんと……?
464名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 20:50:48 ID:HXcM7RKG
俺がここにやってきてから過ごした時間は今まで生きていた中で一番充実していた。
そう言っても過言では無い程楽しかった。
転校してきてから桜藤祭が終わるまでの記憶が殆ど無いのが未だに良く分からないがそんな疑問もいつのまにか沸いてこなった。
そんな疑問を解決しなくても十分充実していたからだろう。
俺はこの学園で思いっきり楽しく過ごす事しか考えていなかった。

だから俺は未だに実感する事ができなかった。
今日、この学園を卒業すると言う事を。




「いやー、長かったねぇ校長先生の話。まぁ定番と言ったら定番だけどさ」
「長いというかそーゆーレベルを超えていたと思うぞ、アレ。 三時間ぐらいぶっ通しで話してなかったか……?」
「すごいよねー、あれだけ話したら普通喉渇くと思うんだけど全然そんな様子なかったし」

隣を歩くこなたさんのぼやきにかがみさんが魂を抜かれたかのような表情で返事をする。
それに対してつかささんはどうも少し的が外れた感想を述べ、そのさらに向こう隣でみゆきさんがまるで彼女達の母親なのではと勘違いしてしまう程に穏やかな表情で笑みを浮かべている。
いつもの事だ。俺がここに転校してきてから何度もこの光景は見た。
だからこそどうしても実感が沸かない。 この光景がもう、当分の間見られなくなるなんて。
465名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 20:51:46 ID:HXcM7RKG
「ねぇ、そういやさ」

ふと、俺の背中を引っ張るこなたさんの手で俺は我に返った。

「さっきからずっと黙ってるけど、どうしたの? 私達と離れるの寂しい?」
「は、はい?」

いつもの事ながらこなたさんの唐突な発言にはついていけない。
そしてさらにこなたさんは真顔で冗談を平気で言う人だからなんというか……扱いずらい。
かがみさんも過去にこなたさんに真顔で迫られ最悪な目にあったとか。

「何黙ってるの? 図星?」
「え? あ、んー……どうかな?」

まぁ、普通に考えて答えはYesだろう。
確かに会おうと思えば会う事はできる。
だが日常を共に送るのとは天と地ほどの差がある。
だけどはっきり寂しいなんて言うのはどこか恥ずかしかったから俺は曖昧に答えを返した。

「こなたさん達は大学だっけ? 一緒の所いくんだよね」
「まぁね、学部は違うけど」

俺が話しの矛先を反らした事が不満なのかこなたさんがぷーっと頬をふくらませる。
まぁ当然、俺は無視。

「そういえばキミがこれからどうするのか聞いてなかったよねー」

だが素早くつかささんが再び話しを俺の事に戻す。
俺の視界の隅の方で怪しく微笑みつかささんの背後でGJと呟き続けるこなたさんが不気味だ。
466名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 20:52:07 ID:HXcM7RKG

「ん、あぁ〜……どうするんだろうなぁ?」
「ちょ、貴方が質問してどうすんのよ、まさか決まってないの?」
「ん〜……まぁ、そうなるかなぁ」

とりあえず確かな事はこなたさん達四人と一緒ではなくなるという事だ。
その事実をつけつけられたせいか俺は何か考える力を失っているようだった。

「どこかに就職されるんですか?」
「いや……別に、そんな事はないかな」

頬をかきながら早くこの話題が終われと心の中で願い続ける俺。
そんな俺の心中を察してくれたのかみゆきさんはその一言を最後ににっこりと微笑むとそれ以上、何も言ってこなかった。

「まさかアンタ……ニートにでもなるつもり?」
「ほぉ〜……キミもやるねぇ。ネトゲーに没頭する毎日が始まるねぇ?」
「ん〜、考えとく」

俺は苦笑しながらそう返事をする。
かがみさんの言う事は半分当たっている。俺の進路は全く決定していないのだ。
そう……俺は今、何とも言えない無気力感に襲われていた。
この学園生活が楽しすぎたからかもしれない。
楽しすぎたせいで将来の事を考えるのを後回しにしていたのだろう。
この卒業という今が訪れる事から目を背けていたのだろう。
彼女たちと別れる事を受け入れたくなかったのだろう。
467名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 20:53:42 ID:HXcM7RKG
だから俺はこんな場所に立っている。
地平線が完璧に見えてしまう広大な平原のど真ん中。
どこへでも行ける。だがどこにも目印なんてものは無い。
そんな所に一人で放り出された気分だ。
だが彼女たち四人は今までと同じく一緒に日常を過ごしていくのだろう。
そうなると嫌が応にも俺と彼女たちの間に壁が出来る事になる。

一緒に過ごす時間が少なくなる、という事は人の気持ちを薄れさせるには十分な要素となる。
その事はもう経験済みだ。 ここに転校してくる前の学校の友達とはメルアドとかは交換しているが実際に連絡を取り合う事は殆ど無い。
いつでも会おうと思えば会える。 でも無理に会う必要は無い。
俺もいつか、彼女たち四人の中で「高校の時、一緒に『いた』人」になってしまうのだろう。
そう、一緒にいる……ではなく、一緒にいた……に。
元々、彼女たちは俺が転校してくる前からずっと一緒にいた仲間だ。
そして俺がこの学園に来てから卒業するまで、冷静に考えてみれば半年も経っていない事になる。
その時間の差は人の存在、絆を削り取るには十分な要素となるのではないか。

その何とも言えない不安、そして孤独感のせいで彼女達の問いにまともな返事を返すことができなかった。

「ふーん……ま、頑張りなさいよ」

かがみさんもこなたさんも、みゆきさんと同じく察してくれたのだろう。
冷静になって思い返せば確かに露骨だった。
明かな冗談に対して考えとくなんて答えたら誰だって何かあると思うに決まってる。

……まぁ、約一名事情が理解できないようで呆けた表情で俺達を眺める女の子がいたが。
468名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 20:54:12 ID:HXcM7RKG
そろそろ校門が近づいてきた。

目の前に迫ってきた別れ。
ここを超えたら俺とこなたさん達は同級生から元同級生になる。
その校門を抜けたらもう、俺達が一緒にいる理由が無くなる。
もう一分も経たない内に俺はこの四人に背を向けている事になるだろう。


「じゃあ……」

そしてその瞬間。
校門までの間を歩いている時とは打ってかわって俺は自分でも驚く程に落ち着いていた。
こうやって彼女たちに背を向け別れを告げるという行為が日常の中で行われていたせいかもしれない。
だが俺達はもう元同級生だ。
だからいつもの言葉の最後を変える事にした。

「じゃあ、バイバイ」

校門を一歩出た瞬間、俺は彼女たちに笑顔を向けながら手を振る。
正直、四人がどんな顔をしていたのか分からなかった。 て言うか見てなかった。
あまり彼女たちの顔を見たくなかった。 見たら別れがもっと辛くなる気がしたから。

だけど……


「バカ、違うだろ?」
469名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 20:54:36 ID:HXcM7RKG
「は?」

かがみさんの呆れたような声に俺は思わず振り返ってしまう。
次の瞬間、俺は息を飲んだ。

「…………」

何か言葉を出そうにも俺は口を金魚のようにパクパクさせる事しかできなかった。
俺が見た四人の表情、それは非常に理解しがたいものだった。
一体、何が起きたのか。
タマネギでも切ってたのか? とツッコミを入れればいいのだろうか?

とにかく、四人は目から涙を流し俺を見つめていた。
そんな彼女たちを見て、俺の頭の中は真っ白になりどうしたら良いのか分からずそのまま硬直してしまう。
だがそんな俺の様子などおかまいなしに四人は一瞬だけ視線を交わすと再び俺を見つめ、こう言い放った。



「またね!」
470名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 20:57:00 ID:HXcM7RKG
>>464-469
こんだけスペースとっておいて今更ですが初めて書き込む者です。
なんというか、創作意欲はあるのですがネタが全然なかったので即興で作ったもので申し訳ないですが一応……
実は私は原作は殆ど手をつけずオリキャラ主人公(自分)が出てくるゲームだけが好きだったりするんでキャラの口調とか間違ってたらすいませんorz
471名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 22:38:33 ID:A86Atgs5
>>470
これはこれで良いんじゃないか、GJ

ところで、もしかしなくても某スレから来たね?w
472名無しくん、、、好きです。。。:2008/04/30(水) 22:50:41 ID:HXcM7RKG
>>471
うん、そうですよ^^
473白狐:2008/04/30(水) 23:03:30 ID:V69w20PT
帰ってきました!
続きをどうぞ!!
↓↓
474白狐:2008/04/30(水) 23:41:54 ID:V69w20PT
「じゃあ・・・作るね・・・」
1時間後、俺のアパートのキッチンに岩崎さんが立っている。
女の子の手料理なんて生まれて初めて食べるなぁ・・・。

「今日のメニューはなんですか?」
「カレー・・・です」
「ふ〜ん・・・俺も手伝うよ」
「え・・・いいですよ・・・座ってて・・」
「じっとしてるのは苦手でね♪で、なにをすればいいの?」
「じゃあ・・・にんじんを切ってください・・」

こうして二人いっしょに夕飯を作りはじめた。まるで夫婦みたいだな。
夫婦・・・この言葉にはあまりいい思い出はない。父と母・・・か・・・。
「・・・ん、上君・・・野上君!!」
「え・・・痛っ!!」
岩崎さんに呼ばれるまで、気が付かなかった。ボーっとしてた俺は、包丁で自分の指を切ってしまった。

「・・・大丈夫ですか?」
「うん、これくらいはね。かっこ悪いとこ見せちゃったなぁ」
「いえ・・・そんな・・」

すると、岩崎さんが質問をしてきた。
「なんで・・・一人暮らしなんですか?」
475白狐:2008/05/01(木) 00:22:09 ID:u46N0PNR
「・・・捨てられたんだ、俺。親に・・・。」
「・・・え・・・」
あまり人に話したくなかった事。でも、岩崎さんには聞いて欲しかった。俺は話を続けた。

「俺の親、かなり借金があったらしくてさ・・・。そんな時に俺が生まれて・・・。
育てる自信がなかったんだろうな。夜逃げするときに、俺を捨てていったんだ・・・。
警察に保護された俺は、行くあてもなくて施設に預けられたんだ・・・。」

その時の岩崎さんは、俺を瞬きせずに見ていた。かまわず、俺は話を続けた・・・。




ちょっと風呂はいってきます!ちょっと失礼・・・
476名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 01:04:35 ID:0lTSxXSg
みさおに続く駄文第二作目出来ました。興味があったら見てやって下さい
477白狐:2008/05/01(木) 01:28:05 ID:u46N0PNR
「施設も転々としてた俺は、中学生の時には一人暮らししてたんだ」
「学費は・・?」
「いろんなバイトを掛け持ちして稼いでたんだ。今日はたまたま全部休みで暇だったんだ」
「・・・すごい・・・」
「もう慣れたけどね」

しばらく沈黙が続いたが、岩崎さんが沈黙を破った。

「・・・寂しくなかったの・・・?」
「寂しかったよ。小学生の参観日はすごく寂しかった・・・。でも、それでも笑ってた。苦しかった・・。」

知らず知らずのうちに、俺の声は震えていた。俯いて、拳を震わせて・・・。
その時、俺の体が引っ張られた。そして、抱きしめられた。岩崎さんに。

「我慢・・・しなくていいですよ・・・。これから私が・・・私が傍にいますから」
「それって・・告白みたいだぞ・・・」
「告白・・・です。あなたが・・・好きです。あなたはの返事を、聞かせてください」
返事はもちろん・・・

「好きです。岩崎さん、いや・・・みなみが大好きです!」

初めて、人が温かいと知った。みなみに抱きしめられて、初めて知った。
十数年、ずっと耐えてきたものが一気に溢れた。涙が止まらなかった。まるで子供のように泣いた。
その間みなみは、背中と頭を撫でていてくれた。まるでみなみが、俺の知らない母親のように感じた。
478白狐:2008/05/01(木) 01:35:05 ID:u46N0PNR
以上です。
やっぱり最後は雑ですねぇ・・・
また書きに来ます
「白狐」をよろしく!
479名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 02:11:10 ID:aT+CZU8C
>>478
乙&GJ、とてもよかったです。
あと、ここは一応、桜藤祭のSSスレなので主人公に限らずオリジナルの設定がある場合には、
投下前に『オリジナル設定アリ』などの一言があるといいかと思います。

>>476
どうぞ、どうぞ。是非とも見せてください。
480名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 02:41:51 ID:0lTSxXSg
「うーん…。どれにしよう…」
私は明日の服装で悩んでいた。友達と出かける時はこんなに悩んだことなかったのになぁ。まぁそれというのも、

「あーっ!こんなことなら先輩の服の好み聞いておけばよかったよ〜っ」

そう、明日はついに先輩との初デートなのだ。そりゃこんな私でも気合い入りますよっ!だけど困った事が1つあって…

「事前に日にちが決まってたらもっとゆっくり準備できたのに〜っ」

デートする事が決まったのが今日なんだよね…
481名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 02:43:35 ID:0lTSxXSg
昼休み、私はいつものようにゆたかちゃん、岩崎さんの3人で学食で昼食をとっていた。

「それでねー。…あれ?ねぇ田村さん、あそこにいるのって真堂先輩じゃない?」
「ん?…あ、ホントだ」
「…席、探してるみたい…」

岩崎さんの言うとおり、先輩はあたりを見回しながら席を探してるみたいだった。あ、こっちに気づいた。先輩がどんどん近づいてくる。

「やっほ。田村さん、小早川さん、岩崎さん」
「先輩、こんにちは」
「こんにちは…」
「こんにちはっス。先輩、今からお昼ですか?」
「そだよ。ちょっと黒井先生にこき使われてさ、おかげで席全然空いてないんだ。マジまいっちゃうよ」
「あ、ならここ座りませんか?」

ゆたかちゃんが指した場所は私の隣。

「ありがたいけど…お邪魔しちゃっていいの?」
「いいですよ。大勢のほうが楽しいですから」
「私も…構いません」
「さ、先輩。どうぞ」
「ありがと。そんじゃお言葉に甘えよっかな」

思いがけない形で先輩とお昼を一緒にとることになった。そういえば、付き合い始めてからお昼一緒にとるのは初めてかも。ゆたかちゃんGJっ!
482名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 02:47:49 ID:0lTSxXSg
それからしばらく、食事をとりながら話をしていくうちに話題が私と先輩の事になった。

「そういえば、先輩と田村さんってもうデートってしたんですか?」
「でっ!?デデデデートぉっ!?」

いきなりの質問で戸惑ってしまった。ふと岩崎さんの方を見ると、興味ありげにこっちを見てた。

「そ、それはまぁ…まだ、なんだけど……」
「そーなんだぁ」

ちょっとガッカリした様子なゆたかちゃん。岩崎さんも心なしかそんな感じだ。そんな2人を見ていたら、不意にさっきから考え込んでたような先輩が口を開いた。

「ねぇ田村さん」
「ん?なんですか?先輩」
「明日暇ならデートしない?」

……その場にいた先輩以外の時が止まった。そして数秒たってから、

「「え〜〜〜〜っ!?」」
私とゆたかちゃんは同時に声を上げていた。さすがの岩崎さんも開いた口が塞がらない様だった。
483名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 02:50:24 ID:0lTSxXSg
「んで、どうする?」

ど、どどど、どうするとイワレマシテモッ!私が返答に困ってると先輩は少し不安そうな顔をして、

「もしかして、なんか用事あったりした?」

なんて聞いてきた。私は余計に焦ってしまい、

「いいいいえっ!用事なんて無いです0です皆無ですってゆうか暇すぎて1日中家でゴロゴロしてようかなと思っていた所存でありまうっ!」

なんて意味不明でカミカミな返事をしてしまった。けど、それを聞いた先輩は笑顔になり、

「良かったぁ。それで、改めて聞くけど明日俺とデートしてほしいな」

って言ってきた。私は驚きやら嬉しさやら恥ずかしさやらで顔を真っ赤にしながら、

「…はぃ」

と俯きながら言うので精一杯だった。
484名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 02:53:30 ID:0lTSxXSg
それから家に帰ってくるまでのことはよく覚えてない。あんな衝撃発言されたもんだから、私の頭はずっと熱暴走したままだった。落ち着き始めたのは、家に着き、制服を着替え、ベッドに横になってからのことだった。

「明日は先輩とデート…」

口にするだけでまた顔が熱くなってきた。自然と顔がほころんでしまう。

「どこに行くのかなぁ。何するんだろう?もっ、もしかしてそんな事までっ!キャーッ!!」

妄想垂れ流しの状態で枕を抱えベッドの上でゴロゴロ…

ゴッ!

壁に激突した。
その衝撃でようやく妄想の中から戻ってきた私は、早速明日の準備に取り掛かり始めた。
485名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 02:54:51 ID:0lTSxXSg
まずは服装だ。そう思い勢いよくタンスを開けた……のだが、

「うーん…どれにしよう…」

30分経っても全く決まらない。服装でこんなに迷うなんて生まれて初めてかも。

「あーっ!こんなことなら先輩の服の好み聞いておけばよかったよ〜っ」

だからといって今聞くってのもおかしいしなぁ。

「事前に日にちが決まってたらもっとゆっくり準備できたのに〜っ」

次第に焦り始めてしまう。も〜っ、どうしよ〜っ!と、そんな時私の頭にある人が浮かんできた。

「そうだっ!あの人に相談してみよう!」

思い立った私は携帯を手に取り電話をかけた。

「もしもし、ひよりん。一体どうしたの?」
「こうちゃん先輩、実は相談したい事がありまして…」
486名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 02:56:24 ID:0lTSxXSg
「ってなわけなんです。」
「おー、ようやく真堂先輩とデートか〜。んで、私の力を借りたいと」
「はい。1人だとなかなか決まらなくて…」
「それにしても…」
「?」
「オタク道まっしぐらだったひよりんが、そんな乙女な悩みで連絡をくれるなんてねー」
「こ、こうちゃん先輩…///」
「もしかして、オタクは卒業?」
「いえいえ。先輩はその事を受け入れてくれましたから、それについては変わりなしっス」
「そっか。いい彼氏を持ったね」
「…はい///」
「おっけ!可愛い後輩の為にこの私がひと肌脱ごうでわないかっ!」
「ありがとうございますっ!」
「とりあえず今からうちに来れるかな?服のこととか色々あるし」
「分かりました。今から向かいますね。」
「ん。待ってるよー」

こうして私は長くなりそうな今夜と明日の先輩の笑顔に思いをはせつつこうちゃん先輩の家へと自転車を走らせた。
487名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 03:07:16 ID:0lTSxXSg
とりあえず今はここまでが限界でした。
デート当日編は皆さんの反応及び自分自身の気合い&根性と相談して書こうか考えたいと思います(ぶっちゃけ詰まり気味なんで(^_^;))

それと自分の書く主人公は「真堂ゆう」って名前で通そうと思ってます。
488名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 04:11:21 ID:P+axhRDM
>>487
初々しいひよりん萌え!
続き待ってまーす。
489名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 04:19:18 ID:dtLAoWKo
全体的に主人公女の口説きテク凄すぎww
職人の方々GJです!!
490名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 07:48:53 ID:7OYRM8JG
乙乙
491白狐:2008/05/01(木) 10:05:59 ID:u46N0PNR
またオリジナルSS落としまぁす♪
ごゆっくり〜♪
492白狐:2008/05/01(木) 10:34:21 ID:u46N0PNR
桜藤祭。こなたさん達は歓喜に浸っていた。
「みんなお疲れーーーー!」
「なんとかうまくいったわね」
「拍手すごかったよねぇ」
「そうですね、とてもよかったですね」

チアダンスが成功し、各々喜び浸っているところに俺が出向く。
「みんな、お疲れ様。すごく良かったよ」
みんながありがとう、とお礼を述べてくる。みんないい表情をしている。
ふと、岩崎さんが俺に言う。

「えっと・・先輩も、がんばって・・・ください」
「あぁ。みんな、楽しみにしといてくれよ!」
そう、俺もこの桜藤祭で出し物をするんだ。学校の友人を集めて、バンドをやるのだ。
こなたさんがアニソンやるの?と聞いてくる。

するか!そんなの!
しかし俺は今日、ある決意を胸にこの桜藤祭を迎えているのだ。
ある人に想いを伝える・・・。

そして、出番がやってくる・・・。
493白狐:2008/05/01(木) 10:35:57 ID:u46N0PNR
仕事に行かなきゃ・・・
続きはたぶん・・・明日?
それじゃ、逝ってきまぁす
494名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 12:45:19 ID:mzj4Sq90
>>487
詰まり気味だというならいつまでも待つ!
だからひよりん萌えの俺に続きを読ませてくれぇ!
言い遅れましたが乙です!
495ひかげ√の人:2008/05/01(木) 13:31:48 ID:Tum/ZjJE
とりあえずいまいち進まないので気分転換にかがみ話を投下
淡々として面白味に欠ける話だが最後まで読んでいただければ幸い
496名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 13:32:11 ID:Tum/ZjJE
それは、遅すぎた自覚だった。

「つかささんとね、付き合うことになったんだ」
唐突に告げられたその言葉を、頭の中に飲み込む。
脳が咀嚼し、嚥下し、腑に落とし込んだ、その瞬間に。
まるで棘だらけの鉛球を飲み込んだように心が沈みちくちくと痛んだ。
思いの外ショックを受けていることを自覚して。
初めて、自分は恋をしていたんだと、知った。
間抜けなことに、失恋したことで自分の想いに気付かされたのだ。

その後のことは、あまり憶えていない。
気がつくと。ベッドの上で横になって天井を見つめていた。
心配されるようなことはなかったから、おそらくはいつも通りに振る舞えたはずと考える。
でも、自分のことなどどうでもいいからじゃないか、というネガティブな考えも浮かぶ。
考えすぎだろう、でも本当は?
そんなことを考え続けて、まだ寝付けずにいた。

「はぁ……」
涙は出ない。
実感がわかない。
だって、始まりが終わりだったのだから。
感情の持って行きようがない、そんな感覚に戸惑った。
どこかぽっかりと、胸に大きな穴が開いたような喪失感。
じくじくと、先の潰れた錐で押されるような鈍い胸の痛み。
でも、何となく、鬱。

「あああーーー……、はぁ……」
溜息とともに鬱なテンションも追い出そうと試みるが、出ていくのは気合いだけ。
穴の開いた風船に空気を送り込むような感じ。
497名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 13:32:37 ID:Tum/ZjJE
「うれしそうだったな……」
吐かれた台詞の自分のものとは思えない無表情さに驚く。
自分の声に驚くなんてことは、表現としてはよく聞く話だが、
実際に経験したのは初めてだった。
ボンヤリと、天井を見つめ続ける。

「なんで、やひとなんだろ」
こなたやみさおとつるんでるせいか妙な勘ぐりをされることもあるが、
自分は全くのノーマルだしなんだかんだといってもやはり年頃の女の子ではあり、
異性に対して憧れを持ったという経験も人並みにはあった。
そのいずれのタイプとも違う、平凡で、特筆するとすれば、
せいぜい少しお調子者か、というくらいの彼。
なのに、実らないと分かったとき、誰よりも心が重かった。

顔がよいわけでもない。
スポーツが出来るわけでもない。
頭がいいわけでもない。
……でも。
一緒にいて心地よかった。
ふざけ合っていて楽しかった。
気に掛けてもらえたことが、嬉しかった。

「……ん、いかんいかん」
考えれば考えるだけドつぼにはまりそう。
希望があるうちならそれも楽しいのだろうけど、
絶望と分かっていればそれは不毛でしかない。
498名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 13:33:07 ID:Tum/ZjJE
かといって、指向性を定めない思索はネガティブに傾きがち。
なんで相手がつかさなのか、とか。
なんで自分が姉なのか、とか。
普段は考えもしない考えが、自分の中から湧き出してくる。
自分はそんな嫌な人間だったのか、とか。
だからやひとは選ばなかったのか、とか。
……ダメだ、泣きそう。

「あーもう、考えるのやめやめっ!」
そうだ、私は柊かがみ。
あの子の妹であり、あいつの親友であり。
二人とも、嫌いになんてなりたくはない。
そして、それ以上に、私はいいかっこしいなんだ。
そんな、悪友にからかわれる言葉を、自分に言い聞かせる。

だから、私に出来ることは……。

……。
…………。
………………。
499名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 13:33:29 ID:Tum/ZjJE
「気のせい、ってことにしといてあげる」
きっちりと二人の前で、宣言した。
「? なにが?」
「???」
「けじめよ」
意味の分からない二人にそれ以上説明する気はない。
これは、自戒だから。
分からなくて、いい。
口元に微笑を浮かべ、脈絡なく駆け出した。
今はまだ、作り笑いだけど。
心に開いた穴も、塞がりきらないけど。
いつか、思い切り笑い飛ばせるような日が来ることを、照り返す陽光に願った。
そんな、春のある日。
500名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 13:50:38 ID:Tum/ZjJE
これでおしまい
書いといていうもんでもないがよく分からん話だ…
空気感を書けるような文章力がほしいところですな
501名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 14:20:43 ID:VHdmT6ll
久々に見たらもう半分だったのでビックリです。職人の皆さん乙&GJです。
502名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 14:51:48 ID:g7/P3nzd
やっぱり作者によっていろんな主人公がいるみたいだけど
既存のギャルゲーとかを元にした主人公とかはNGなのかな?
ONEの折原とか面白そうw
503名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 15:04:10 ID:0lTSxXSg
>>494
ありがとうございます!
こうやって喜んでくれる人がいると嬉しいですね。

期待に添えるものが作れるように頑張りますね!
504名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 15:14:29 ID:aT+CZU8C
>>502
さすがに、そこまでいくとスレの趣旨から外れすぎるのでご遠慮願いたいと思います。
505名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 18:40:17 ID:tvURPj0s
506名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 19:09:20 ID:9y0FH7gf
|ω・`) とりあえず保管庫更新です。

|ω・`) ここまでの作品まとめ終わりました。

|ω・`) 抜けているものがあったら連絡してください。

|ω・`) あと…作品にはなるべく題名つけてください。

|ω・`) でないとまとめ管理者がてきとーにつけちゃいますよ?マジで。

|ω・`) では



507名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 20:13:07 ID:MGQaRMwG
>>506
保管庫更新乙です
508名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 20:44:55 ID:tvURPj0s
509名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 20:45:34 ID:tvURPj0s
510名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 20:48:42 ID:7OYRM8JG
乙です
511陽影 ◆e0AGrqamv. :2008/05/01(木) 20:59:09 ID:Tum/ZjJE
コテトリをつけてみた

>>506
乙ですよ
とりあえず、496-499 カガミノウラガワ。
でお願いしたいですよ
512名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/01(木) 21:34:34 ID:0lTSxXSg
>>506
乙です。

タイトルは434ー444「幸せの味」
480ー486「ひよりの初デート〜準備編〜」

でお願いしますm(_ _)m
513名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/02(金) 01:59:36 ID:VqMNxltz
SS投下させてもらいますね〜
514ひよりの初デート〜当日編〜:2008/05/02(金) 02:03:40 ID:VqMNxltz
ドタバタドタバタ……………
ドタバタドタバタ……………
ピピピピッ!ピ…
カチッ
「……もうとっくに起きてるよ」

今日は休日。いつもなら、目覚ましなんかかけずに1日中ダラダラ過ごしたりする憩いの日。
だけど今日は違う……。だって、今日は先輩との初デートなんだからっ!

今日の私は、普段とは比べものにならない程気合いが入っていた。
なんてったって、目覚ましが鳴る2時間前には既に目を覚まして準備に勤しんでいる位なんだから。こんなのはコミケ以外じゃ初めてかもしれない。って、コミケと一緒にしたら先輩に失礼かな。
と、そんな事を考えてたら突然携帯が鳴りだした。誰かと思い見てみるとこうちゃん先輩からのメールだった。

「頑張れよ、恋する乙女(b^-゜)」

こうちゃん先輩……乙女はやっぱ恥ずかしいっス……。
でも、ホントに感謝してます。今度ちゃんとお礼言わなきゃ…

おっと、こんな風にしてる場合じゃないよ。支度が途中だった私は、急いで身支度を続けた。
515ひよりの初デート〜当日編〜:2008/05/02(金) 02:05:46 ID:VqMNxltz
「財布よし…携帯よし……あ、化粧道具忘れてたっ!」

一通りを鞄の中に入れた後、私は1本のリップに祈るように呟いた。

「今日はお願いね」

玄関を開ける。暖かい朝日が私を祝うように出迎えてくれた。

「よっし!田村ひより、初デート行っきま〜すっ!」
516ひよりの初デート〜当日編〜:2008/05/02(金) 02:08:30 ID:VqMNxltz
「はぁ…。」
待ち合わせ場所に着いてから既に30分、先輩はまだ来ない。それもそのはずで……

「待ち合わせ時間まで後30分かぁ〜…」
と、いうわけだ。初デートに浮かれまくっていた私は、待ち合わせ場所に1時間のフライングで到着してしまっていたのだ。まだ先輩が来てないのも当然だと思う。

「あ〜…。それにしても緊張するよ〜っ」

今まで学校帰りに本屋とかに一緒に行った時は全然平気だったのに、先輩を待ってるだけなのにすごい緊張しちゃってる。やっぱりデート…だからかな。「デート」って単語にはとんでもない力があるんだな〜って実感する。
ふと思い立った様にガラス越しに映る姿をチェック 。

「うーん…やっぱりスカート短かったかなぁ」

ちなみに、この行動は既に7回目だ。
今日の服のチョイスは、結局昨日こうちゃん先輩に任せることになった。確かに可愛いんだけど私にしてはちょっと短めのスカートが恥ずかしい。私は昨日の事を思いだしていた。
517ひよりの初デート〜当日編〜:2008/05/02(金) 02:17:01 ID:VqMNxltz
「ひよりん、この組み合わせなんてどうかな?」
「あ、それすごい可愛いっスね!でもちょっとスカート短めじゃないっスか?」
「ひよりん的には、でしょ?これくらい普通だと思うよ。」
「ん〜。けどなぁ…」
「真堂先輩も一発で虜だと思うんだけどなー」
「とっ!虜っスか!?」
「彼女のこんな可愛いカッコみたら当然だよ」

今思うと、こうちゃん先輩にのせられてた気がしてきた。けど…先輩喜んでくれたらいいなー。
ふと、先輩の嬉しそうな顔が頭に浮かんだ。その瞬間、顔が一気に熱くなった。ガラス越しに自分を見ると顔が真っ赤になっている。
それと同時に、忘れかけていた緊張がぶり返してきた。時間を見ると、待ち合わせ時間まで後20分。そういえば、会ったときになんて言うかも考えてないよーっ!
元気ですかーっ。…これじゃい○きさんだし、
本日はお日柄もよくー…ってなんの挨拶なんだか。

「この私を待たせるなんていい度胸っスねーっ」

って、どんな人よ私っ!ってか、普通にこんにちわとかにしよ……
「えっとー……そんなに待たせちゃったかな?…ゴメンね」
えっ!?
聞き慣れた声。まさかと思い、後ろを振り返ると……

「こんにちわ、田村さん」

518ひよりの初デート〜当日編〜:2008/05/02(金) 02:22:15 ID:VqMNxltz
先輩がいた…。
あまりのことで頭がフリーズしてしまう。

「あれ、田村さん?おーい、聞こえてるー?」

ハッと我に返る。

「あっ!あああの、あのですねっ!今のは先輩に言ったわけではなくてですねっ!なんと言いますかそのーーー」

もう自分でも何言ってるか分からないくらいの大パニック状態。そんな中、先輩は笑顔で私の頭にポンと手のひらを乗せ、

「落ち着きなって」

と、言ってくれた。それだけで、あれだけパニック状態だったのがスッと落ち着きだした。

「もう平気?」
「は、はい…」
「それじゃ改めて。こんにちわ、田村さん」
「はい。こんにちわっス先輩」
「それじゃこれからどうしま……先輩?どうかしたッスか?」
「ん?いや、化粧してるんだなーって」
「あ、はい。すごく薄くですけど。もしかして似合ってませんか…?」
「ううん、そんなことないよ。へー、薄い色だけど口紅も付けてるんだ」
「あ、これは色付きのリップっスよ」
「そんなのもあるんだ」

実はこのリップ。昨日こうちゃん先輩に渡されたこのデートの最重要アイテムなのだ。
519ひよりの初デート〜当日編〜:2008/05/02(金) 02:25:54 ID:VqMNxltz
「さてと…ひよりん。化粧の仕方は大体覚えた?」
「なんとか、って感じっスね」
「これからもちょくちょく使うことになるんだろうから、完璧にマスターするように。それじゃ、ひよりんに最後に渡すもんがある」
「渡すもんって…なんスか?」
「えーっと……お、あったあった。はいよ」

先輩に渡されたのは1本のリップだった。

「リップ……っスよね」
「ただのリップじゃあないぞ。最近流行りだした祝福のリップって言われてるもんだよ」
「はぁ……。なんか装備品みたいなネーミングっスね」
「なんとっ!このリップをつけた子と彼氏がキスをすればいつまでもラブラブになれるって噂の一品だよ。
今の乙女チック☆ひよりんにはぴったりだと思ってね」
「乙女チック☆ひよりんって…。っていうかさっき…キ、『キス』って言ってましたよね」
「うん。言ったよ」
「いや、その……まだファーストキスも済ませてないっスけど……」
「丁度いいじゃん。明日のデートでそれ付けていって、ファーストキス卒業もずっとラブラブもゲットしてきなよ」
「えぇーっっ!?」
520ひよりの初デート〜当日編〜:2008/05/02(金) 02:27:34 ID:VqMNxltz
「田村さん?田村さ〜ん?」
「は、はい。何でスか先輩」
「いや、なんかボーっとしてたからさ。大丈夫?」
「あっ、全然大丈夫っスよ」

キスの事考えてました、なんて言えるわけないよね。

「そっか。それじゃ行こっか」
「はいっス」
「あ、そだ。」
「?どうしました?」
「言いそびれちゃったけどさ。化粧……似合ってるよ。」
「っ!?」
「服もよく似合ってるし、スッゴい可愛いって思う…///」
「………ありがとうございます///」
「……さ、さてと、そろそろ行こうか。時間も惜しいしね」

そういって、先輩は少し照れながら私に手を差し出してきた。

「…はい!」

私も顔を赤くしながらその手をとり、先輩と歩き出した。
何はともあれ、こうして私と先輩の初デートは始まったのだった。
私は先輩の手の暖かさを感じながら、このデートが終わるその時には世界で1番幸せでいますようにと、心の中で呟いた。
521名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/02(金) 02:53:26 ID:gxQuI5FT
522名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/02(金) 03:00:44 ID:fHPGxYN7
超絶乙
523名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/02(金) 04:20:16 ID:Fn3yzkS/
待ってましたよ乙です
524名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/02(金) 06:05:05 ID:GnaC5G0s
GJ…!!というよりも、むしろありがとうと言いたい。
525白狐:2008/05/02(金) 11:06:36 ID:PQ3DqMFB
帰ってきましたv
続きを書こうと思います
もう少しお待ちを・・・
526名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/02(金) 12:57:32 ID:Oq6/YE4Q
>>525氏の投下を待っていたがまだみたいなので先に感想

>>514-520
これで終わりかな?まだ続きそうでもあるけど
とにかくGJ! ←と書いてGod Jobと読む
最近足りなかったひより分が補給されました
っつかまだキスしとらんかったんかいw
527カラオケ(仮題) ◆mXw05jcCpU :2008/05/02(金) 13:19:52 ID:iE2ncb6p
>>520
GJ

照れるひより可愛いっス!

しかしゲームラキめものラストキスしなかったのかw

>>525
楽しみにしてます!
528名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/02(金) 13:20:40 ID:iE2ncb6p
トリップつけたままだった・・・orz

529名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/02(金) 14:40:23 ID:VqMNxltz
感想どうもありがとうございますねっ!

ところで皆さんに連続でツッコミをくらってるキスの話題なんですが、実は予定ではデート結末編(デート中〜帰宅途中にキス)ってのも最初に考えていて、それであそこでキスしなかったわけも書く予定だったんです。
ただ、いざ結末編を考えたらデートの内容がスカスカで、キスのくだりだけがやけに肥大化したアンバランスなものしか考えつかなかったので書くかは迷ってます。
もし書けなかった場合は、せめてゲームラストのキスしなかった理由だけでも保管しようと思いますのでご勘弁をm(_ _)m

長文失礼しました。
530名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/02(金) 15:12:01 ID:X7CH+Ixq
そこはわざわざ言わなくていいんですよwww妄想して楽しむのが良いんだからwww
531白狐:2008/05/02(金) 16:11:26 ID:PQ3DqMFB
ソーリー!!遅れたww
ではでは続きを書きます・・・
532白狐:2008/05/02(金) 16:26:16 ID:PQ3DqMFB
出番10分前。やはり緊張はするんだなぁ・・・。
1組に与えられた時間は20分。単純計算して、3曲はいける。
ちなみに俺はヴォーカルである。

出番5分前。メンバーの一人が、舞台のそでから客席を見てみる。
「やっぱりいっぱい入ってるぞ」
生徒の座っている席を、目を凝らして見ていく俺。・・・いた。
想いを告げる人のいる場所を確認する。し終わると同時に、白石のアナウンスが響く。

「え〜みなさん。楽しかった生徒の出し物も、次が最後です」
一気に緊張が高まる。幕を隔てて、もう向こうには何百人という生徒がいるのだ。
「こなたさん達、こんな空気のなか踊ってたのか・・・」
そう考えると、負けられない気持ちが湧いてきた・・・。

「よっしゃ!楽しもうぜ、みんな!!」
メンバーにそう声を掛けると、おぉ!という気合。
「3年生男子4人組、BATTです、どうぞ!!」

幕が上がっていく。同時に、歓声が耳に届く・・・。
見渡せば、こなたさん達は手を振ってくれている。それに応える俺。
ギターのチューニング音が、体育館に響く。
そして、始まる・・・。
533白狐:2008/05/02(金) 16:40:05 ID:PQ3DqMFB
ドラムの激しいリズムに合わせて、ギターとベースが続く。
客席を見れば、こなたさんと田村さんとパトリシアさんが目を輝かせている。
そりゃそうだ。1曲目は、アニメの主題歌にもなった曲だ。
アジカン、「リライト」

みんな割とのりが良く、1曲目から盛り上がってくれた。
演奏が終わると、一応リーダーである俺がメンバー紹介をしていく。
一通り紹介も終わったところで、2曲目に入る。

2曲目は、こなたさんからのリクエストに応えた感じになる。
再びこなたさん達の目が輝く。2曲目もアニメの曲だ。
涼宮ハルヒ(平野綾)、God Knows…

元々俺もお気に入りの一曲だったので、なんの抵抗もなく歌えた。
2曲目になると、もう生徒達もノリノリだ。手拍子も凄い音に聞こえた。
2曲目も終わった・・・。ついにその時がきた・・・・
534白狐:2008/05/02(金) 17:21:07 ID:PQ3DqMFB
「え〜、次が最後になります」
そう言うと、会場からえぇーーー!という声。ちょっと嬉しかった。
といっても、俺にはいま、やらねばならない事がある。それをやらないと、今回出た意味がないのだ!

「最後の曲は、ある人に対する・・・俺の気持ちを唄います」
メンバー達は?の顔。この事は、メンバーにも内緒にしておいたんだ。
「今日俺は、この場でその人に・・・告白したいと思います」

会場、一気にヒートアップ!!メンバーもヒートアップ!!
見てみればこなたさんはニヤニヤしてる、かがみさんはビックリ顔、つかささんは紅くなってる、みゆきさんはオロオロしてる。

男子生徒が大声で聞いてくる・・・。
「その子のどこが好きなのーーーーー?」
「わかんねぇ。でも、ひとつだけ言えるのは・・・世界中の誰よりも、その人を愛してるってことだけだ!」

沸き返る会場。先生も慌てふためいている。でもそんなの関係ねぇ!
「1年D組!」
おぉーーーーー!と、再び沸く会場。そして、会場中の視線が、1年D組に注がれている。

そして・・・その子の名前を叫んだ・・・
「1年D組・・・・・岩崎みなみさん!」
535白狐:2008/05/02(金) 17:40:50 ID:PQ3DqMFB
みなみの名前を叫び、みなみの居る方を見る。
会場はなんともいえない熱気に包まれている。
肝心のみなみは・・・驚きを隠しきれず、顔を紅くしていた。

俺が言葉を言おうとすると、会場はシーン・・・。みんな空気をちゃんと読んでる・・・。GJ!
「大好きです!一生幸せにします!ずっと・・・ずっと一緒にいてください!」
言えた。みなみが入学してきてから、ずっと言えなかったことを言えた。
それだけで十分に満たされていた、不思議な感覚だった。

みなみの返事が帰ってきた・・・。手で・・○・・・。
みなみの為に唄う、最後の曲。
「愛唄」
536白狐:2008/05/02(金) 17:42:42 ID:PQ3DqMFB
以上です。
相変わらず最後が雑っすねww
また会う日までぇ(^∀)/~~
537名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/02(金) 22:48:02 ID:VqMNxltz
乙です!

それと質問なんですが、オリ設定アリってのはつけなくてもいいのはどの位の範囲までなんでしょうか?
538名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/02(金) 23:48:32 ID:X7CH+Ixq
・主人公が別人(性格とかじゃなく、別の存在)である
・原作(ゲームね)には存在しないオリキャラが出てきて、しかも結構絡む
・登場人物に、公式では存在しない過去設定をもたせる
539名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/02(金) 23:58:32 ID:VqMNxltz
おけっす。

それとSS投下しますね
540私が願うもの……:2008/05/03(土) 02:22:20 ID:fVXXFwQt
「それでさ、やっぱり泉が―――」
「相変わらずなんですね……」

今日は真堂先輩とデートだった。先輩が卒業して数ヶ月、毎日会えないのは少し寂しいけどこうやって週に1回は一緒にいる時間を作ってくれている。今はもう帰る途中で、駅に向かう見慣れた道を先輩と2人で歩いていた。
先輩は優しく、幸せそうな笑顔で話しかけてくれている。私は、その笑顔に見入ってしまっていた。

「ん?顔に何かついてる?」
「い、いえ。なんでもありません……」

私は恥ずかしくなりつい顔を背けてしまった。確かめてはいないが、顔はトマトのように真っ赤に違いない。
高校に入り、自分がこんないろんな表情が出来るんだっていう事を初めて知った。昔の私が、今の私を見たらきっと驚くに違いない。
それはきっと、大切な親友と呼べる子と、大好きな先輩に会えたからだと思う。
気がつくと、もう駅のすぐ近くに来ていた。もうすぐ先輩と離れなければいけない。そう思った私は、つい歩く早さを遅めてしまう。それに気づいた先輩は、
「みなみ、どうかした?」
と、聞いてきた。
私は無言で先輩の手を握り、体を先輩の方に寄せた。先輩は一瞬びっくりしたような表情の後、手を強く握ってくれた。
541私が願うもの……:2008/05/03(土) 02:25:26 ID:fVXXFwQt
駅に着いた私たちは、電車が来るまで話していた。けれど、その時間も無限ではなく……

「〇〇行きの電車が参ります」

別れを告げるアナウンスが流れた。

「そろそろ時間だね」
「そう、ですね……」
「帰ったら、また連絡するよ」
「はい……」
「それじゃあね」
「……先輩っ!」

体が勝手に動いていた。振り向いた先輩に軽く口づけをする。私の想いを全てのせるつもりで…。
急なことで驚いたのか、慌てながら顔がどんどん赤くなっていく先輩。そんな先輩に私は、今出来る精一杯の笑顔で言った。

「先輩、さようなら」

そして、帰っていく先輩が見えなくなるまで私は小さく手を振り続けた。

私は思う。
先輩といられるということが、「当たり前」に変わる日がくればいいと。
大好きな先輩の笑顔が、「見慣れた」と思える日々が訪れればいいと。
そんな日常が永遠に続けばいいと。

「先輩、大好きです……」

私は、心の中で呟きつつ先輩にメールを送った。
542俺が願うもの……:2008/05/03(土) 02:28:47 ID:fVXXFwQt
「はぁ…。ビックリしたぁ……」

俺は帰路につきながら、彼女である岩崎みなみの別れ際の行動に驚いていた。
今までも、キスする事はあったが彼女からしてきたのは初めてだった。あまりのことで慌てながらも理由を聞いたら、

「したく…なったんです……」

と、少し顔を赤く染めながらイタズラっぽい笑顔で答えた。
みなみも、初めて会った時と比べると別人のように色々な表情をするようになった。一度その事をみなみに言ったら、

「それはきっと、ゆたかと先輩に会えたからです……」

と、恥ずかしがりながら言ってくれたっけ。あれは、かなり嬉しかったなぁ。
そんな事を考えながら歩いてると、携帯のバイブが震えだした。誰かと思い見てみるとみなみからだった。内容をみると、
「またすぐに会いたいです」
と、書いてあった。幸せ者だなぁ、俺。
543俺が願うもの……:2008/05/03(土) 02:31:40 ID:fVXXFwQt
早速返信をした後、買うものがあったことを思い出しコンビニに入る。レジを済まし出ようとしたとき、今日聞いたばかりの曲が店内で流れていることに気がついた。

「ありがとう〜、心から〜……」

この曲……今日みなみが教えてくれたやつだ。この前田村さんに聞かせてもらって好きになったって言ってたっけ。

「ふふふふふ〜ん、ふふふふふ〜ん」

歩きながら鼻歌まじりにあの曲を歌ってみる。この曲を教えてくれた時のみなみの笑顔が思い浮かび、思わず顔がほころぶ。端から見たらキモイかも知れないけどいいのさ。幸せだから。

俺は思う。
みなみといられるということが、「当たり前」に変わる日がくればいいと。
大好きなみなみの笑顔が、「見慣れた」と思える日々が訪れる日々がくればいいと。
そんな日常が、「相変わらず」だって2人で笑いあえていければいいなと。

「みなみ、大好きだよ」

俺は心の中でそう呟きつつ、同じ気持ちだったらいいなと思いながら家路を急いだ。
544俺が願うもの……:2008/05/03(土) 02:33:53 ID:fVXXFwQt
早速返信をした後、買うものがあったことを思い出しコンビニに入る。レジを済まし出ようとしたとき、今日聞いたばかりの曲が店内で流れていることに気がついた。

「♪♪♪〜……」

この曲……今日みなみが教えてくれたやつだ。この前田村さんに聞かせてもらって好きになったって言ってたっけ。

「♪♪♪〜……」

歩きながら鼻歌まじりにあの曲を歌ってみる。この曲を教えてくれた時のみなみの笑顔が思い浮かび、思わず顔がほころぶ。端から見たらキモイかも知れないけどいいのさ。幸せだから。

俺は思う。
みなみといられるということが、「当たり前」に変わる日がくればいいと。
大好きなみなみの笑顔が、「見慣れた」と思える日々が訪れる日々がくればいいと。
そんな日常が、「相変わらず」だって2人で笑いあえていければいいなと。

「みなみ、大好きだよ」

俺は心の中でそう呟きつつ、同じ気持ちだったらいいなと思いながら家路を急いだ。
5452人が願った未来……:2008/05/03(土) 02:38:14 ID:fVXXFwQt
それから数年後……。

俺の目の前には最愛の人がいた。初めて会った時よりも長くなった髪に、仲良くなりだした時よりも眩しい笑顔を浮かべ、そして……純白のドレスを纏って。

「あの……どう、ですか?」
「うん…。凄い綺麗だよ。思わず見とれちゃった」

顔を赤くする彼女。恥ずかしがり屋なのは変わらないな。

「さ、行こう。みんな待ってるよ」
「……はいっ」

教会の扉を開けると紙吹雪と歓声。
周りを見るとみんながいた。桜藤祭の劇を最高のものにするために一緒に頑張ってきた仲間たち。そして、涙を流しながらも笑顔で祝福してくれているみなみの大切な親友。それに、みなみと仲が良かった友達もいる。
ふと横を見るとみなみは泣いていた。その視線に気付いたみなみは、俺の方を向き話しかけてきた。

「私たち……本当に幸せ者ですね」
「だね。こんな沢山の人達に祝福されてるんだから」

笑顔になったみなみに俺は口づけをした。みんなに幸せである事を伝えるために。

俺は思う…。

私は思う…。

「「この幸せが永遠に続きますように」」
546名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/03(土) 02:40:47 ID:fVXXFwQt
すいません。>>544はただの手違いです。スルーしてくれるとありがたいッスm(_ _)m
547想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/05/03(土) 02:55:19 ID:ZfpWMWCC
>>536
乙。なんつーか…アツいッす。ハートとか顔とか。

>>546
GJ。いやぁ…幸せだなぁ。

っつか、みなみモテモテだな(何



さて、今度はこちらが予告ッ



 ヲタク? いや否定はしないけど。
 腐女子? いや否定はできないけど。

 俺にとっては、可愛いただの女の子だよ。
 ……ね、ひより?

 次回、想い出のつづき〜田村ひよりの場合〜

「いいっスよ。
 強引なの、嫌いじゃないっス」


朝7時前後投下予定デス。
548想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/05/03(土) 06:54:48 ID:ZfpWMWCC
ぐっもーにん(欧米か

それでは、「想い出のつづき」ひよりん編です。

ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/54825238.html
549名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/03(土) 13:36:48 ID:3vwOoxDH
>>548
鼻の下が3bのびた

…人いねえなあ
550名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/03(土) 14:05:13 ID:ELoRJvfo
GJです。毎回見ていてすごいと思うのは俺だけでしょうか
551名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/03(土) 20:31:32 ID:OZCSw/Jz
>>546
幸せな気持ちになりました……ありがとう!

>>548
ひよりん可愛いなちくしょうw
次はこなたをどのように描いてくれるのか楽しみです!


にしてもこのスレは、盛り上がるときは凄い伸びるのに、伸びないときは全く伸びないなw
とにかく職人さん方乙&GJ!
552名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/03(土) 23:40:16 ID:zGh9atLD
553名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/04(日) 01:08:36 ID:YumK+XKg
本スレがある以上雑談をこっちでやる意義がないから、作品投下以外で絡み合う要素がない

できるとしたら、各人が己の妄想を(できるだけ具体的に)垂れ流して、別の誰かが文にするとか
554名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/04(日) 01:32:32 ID:7rqIilxr
しかし、その本スレも変な人がわいたり、IDネタ・嫁宣言しかネタがなくなってきているのも事実・・・。
555名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/04(日) 01:48:13 ID:JOAy6gE4
あそこはもはや廃墟だしな
俺もあまり見に行かなくなった
556名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/04(日) 01:50:19 ID:7rqIilxr
けど、もうアレだけのスレ数になれば語りつくしてしまった感じになるのも仕方ないとは思う。
それに最近までは、取り立てて荒れることも無かったし、廃れたというよりは、良い意味で寿命なんじゃないかと。
557名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/04(日) 01:59:13 ID:zAHBLIfQ
こなたメインの主人公VSおとうさん的なのを考えてるんだけどネタが降りてこない(;_;)

ってゆうか、携帯からしか書き込みが出来ない上に連続投下してたから親指が痛い(・_・;)
558白狐:2008/05/04(日) 02:29:18 ID:VZlWXufu
再びオリジナルになるが、一つSS出来たぜ!
落としてもOK?
559名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/04(日) 02:46:11 ID:JOAy6gE4
ただ過疎っただけなら仕方の無いことだしいいんだけど、IDネタと嫁争奪でスレがほとんど埋まってる現状はなぁ・・・
あれじゃあ後から来た人も寄り付きにくいし、荒らしに占拠されたのと変わらん
560名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/04(日) 02:47:08 ID:JOAy6gE4
>>558
是非お願いします
561白狐:2008/05/04(日) 02:56:40 ID:VZlWXufu
と言っても、もう少し整理したいです。
明日まで待っててください。
勝手な事言ってすみません・・・
562名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/04(日) 03:03:05 ID:RuIWYVSk
キャラ萌えならアニキャラ個別に行けばいいしな

あれ?つーか次回作が出れば全部解決すんじゃね?
563名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/04(日) 07:00:42 ID:Q3cghsjV
>>557
待ってましたその設定!!
564名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/04(日) 12:26:47 ID:dyXgZDMw
ちょっと2日ほど来なかっただけで感想付けたい作品がいくつも……
職人の皆さん乙です!

>>529
迷わず書けよ、書けばわかるさ!
だからひよりん萌えの俺に結末編を……心よりお待ちしてます

>>536
手で○作ってるみなみを想像したら萌え通り越して悶えた、GJ!
……って野上の次はBATTかよwwwなんてプロレスLOVEなんだw

>>548
ひよりんキタ━━━━━(゜∀゜)━━━━━!
私服ひよりんかわいいよウフフ ←既に脳内で鮮明な映像が描かれている
大トリのこなた編も楽しみにしてます
565GREN@想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/05/04(日) 20:10:47 ID:19+KkiMq
こんちゃっす。

>>549>>550>>551>>564
感想ありがとうございます。
ひよりんはかつて小ネタで扱ってたので、それを超えるように…と軽くプレッシャーでした(汗

>>553
>できるとしたら、各人が己の妄想を(できるだけ具体的に)垂れ流して、別の誰かが文にするとか
あ、これいいっスねw
完全にネタが尽きたら是非お願いしたいです(ぉぃ


こなた編に着手しようと思ったらネタが>>557氏と丸カブって軽く焦る。どーしよ(汗

こうメインで1本浮かぶ。ただし脳内で軽くキャラ崩壊中。修正せねば。

566霧波:2008/05/04(日) 22:18:37 ID:zAHBLIfQ
>>565さん
全然気にしないでください。いつも拝見させてもらってますので今回も楽しみに待ってますねo(^-^)o

こっちはこなたが終わったら誰にしよう…(^_^;)
567名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/05(月) 04:36:21 ID:5RnDFR7x
SS投下するッス
相も変わらず長文は書けず2レス・3レス物になってしまいそうですが。
タイトルは『忍び寄る現実』
568名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/05(月) 04:39:36 ID:5RnDFR7x
ラストエピソード、冒頭にて
ひより「何か先輩がらみでネタがあったような・・・ダメ、思い出せな・・・」
ひより「・・・ん?でも描きたくなかったような・・・あっ」

ラストエピソード時
みなみ「このまま泉先輩がゲームを始めてしまうと、また私たち・・・」
主人公「おぼえてるの?」
みなみ「漠然とですけど・・・」
みなみ「・・・っ」←別のことまで思い出した

ラストエピソード時
つかさ「あれ、けど何で私、捻挫って言ったんだろう」
つかさ「なんとなくそんな気がして・・・あれ?」
つかさ「・・・そうだ、お姉ちゃんが捻挫して、出られなくなって・・・
    それで・・・」
つかさ「あ・・・」

現在
主人公「なんか最近つかささんの、俺に対する態度がおかしいんだけど・・・」
こなた「気のせいじゃないの〜?」
主人公「いや、なんか昨日はみゆきさんの様子が変だったし・・・」
主人公「俺の顔を見るや否や、顔真っ赤にして逃げ出すし・・・」
こなた「・・・」
主人公「ていうか、つかささんやみゆきさんだけじゃなく、岩崎さんや田村さんもなんか
    目を合わせてくれないんだよね、その割には毎日のようにメール来るし・・・
主人公「あれ、けど俺、岩崎さんや田村さんにアドレス教えたっけ?」
こなた「・・・はぁ・・・」
主人公「こなたさん?」

つづく?
569忍び寄る現実:2008/05/05(月) 05:10:48 ID:5RnDFR7x
主人公「・・・」

着信履歴が凄いことになっていた・・・。

主人公「少し目を離すともうこれだよ・・・」
主人公「つーか最近小早川さんや黒井先生からのメールも激増してないか!?
    あの二人にもアドレス教えた覚えないぞ?」

休日の予定などは、ダブルブッキングどころかトリプルブッキングがデフォになってしまっている現状。
なんか異常じゃないかこれ!?

数日後・・・
こなた「・・・どうしたの、それ」
みさお「それとはなんだ、それとは〜!」
主人公「いや、なんか今日はやたらと日下部さんがくっついてきて・・・」
あやの「○○(←主人公)くん、本当に何も覚えてないの?」
主人公「へ?
    な、なにが?」
みさお「だいじょーぶ、これからあたしが全部思い出させてやるZE☆!」
主人公「だから何を!?」


こなた「はぁ・・・まさかみさきちにまで手を出していたとはね・・・」
主人公「ちょ、こなたさん、それどういう意味!?
    俺は別に何も・・・!」
こなた「かがみには手を出してないことを祈るよ・・・
    多股が発覚したら血の雨が降りそうだし」
こなた「いや、みさきちにも、バレたら同じことになるか・・・」
主人公「頼むから、わかるように説明してくれ〜!!」

つづく?
570名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/05(月) 09:02:11 ID:NGN6fuMn
ぜひとも続きを期待
571名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/05(月) 09:26:47 ID:gYEKRjmc
続きを下さい。マジで。
572霧波:2008/05/05(月) 11:05:15 ID:imB/Ih5P
乙です!
続き待ってますね
573名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/05(月) 11:13:12 ID:ii0KJUQb
コミフェで、もしこなたがこう案の一日執事券を選んでたら、とか書いてみようかと思う


何処に往くかはわからないけどなw
574忍び寄る現実:2008/05/05(月) 12:04:29 ID:5RnDFR7x
パティ「コノ、浮気モノ!」
ひより「先輩・・・」
ゆたか「お兄ちゃん・・・」
みなみ「・・・」
主人公「ちょ、違うんだって、あれは時間が繰り返してたから、その都度・・・」
こなた「あ〜あ・・・」

ついにみんな思い出してしまった。
いや、自分自身も思い出してしまったからこそ、そう思えるんだけど・・・。
星桜の樹の前でジュースを飲んでいたとき、不意に何かが引っかかり、かと思ったら次の瞬間
今までの出来事が走馬灯のように頭をよぎったのだった。
それに伴い、今までの日下部さんやみゆきさんたちの、自分に対する妙な態度がなんなのか
やっと理解でき・・・そして目の前が真っ青になった・・・。

主人公「みゆきさん、みゆきさんならわかってくれるよね!」
みゆき「・・・不潔です・・・」
主人公「な、なんとお!!」
みゆき「誰にも触らせたことなかったのに・・・」
一同 「・・・っ!?」
主人公「ちょ、みゆきさん、誤解を招く発言は・・・!」
つかさ「・・・」

つ、つかささん、そんな悲しそうな目で見ないで・・・。

こなた「もう収拾つかないねこりゃ・・・」
主人公「言ってないで助けてー!?」
こなた「ていうか、○○(←主人公)君、後ろ・・・」
主人公「へ?」

後ろを向くとそこには・・・

つづく?
575名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/05(月) 12:05:30 ID:5RnDFR7x
ああ、また投下予告忘れた、スマソ・・・orz
吊って来ます
576名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/05(月) 16:53:35 ID:5RnDFR7x
忍び寄る現実、続き、投下するッス
577名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/05(月) 16:54:35 ID:5RnDFR7x
主人公「げ・・・」
かがみさんと日下部さんが般若のような顔をして、立っていた。
それこそ『ポンポンポンポン』と効果音がつきそうなくらい、見事な般若顔。

かがみ「○○(主人公)くん〜〜〜・・・!」
みさお「この浮気者ぉぉぉぉ・・・!」
主人公「ちょ、待った、だからこれは・・・その・・・」

主人公「こ、こなたさん、助け・・・、て!?」

あ、あれ、こなたさんまで怒りのオーラを纏って・・・?

こなた「そりゃ、こんなに騙されたら、腹も立つけどね〜・・・」
かがみ「大好きだったのに、こんなデタラメじゃねー・・・」
みさお「許せねえんだってヴぁ!」

三人に囲まれ、逃げ場がなくなる俺。

主人公「だ、だれか・・・!
    ちょ、みんな、助けて!!」
つかさ「うーん・・・」
みゆき「自業自得です・・・」
あやの「今回ばかりは仕方ないんじゃないかな・・・」
パティ「おとなしく、罰を受けるネ」
ひより「先輩のバカ・・・」
みなみ「・・・」←そっぽ向いてる
ゆたか「・・・」←拗ねてる

主人公「そ、そんな!!」

つづく?
578忍び寄る現実:2008/05/05(月) 17:10:37 ID:5RnDFR7x
上記の577、名前の欄にタイトルを書き忘れました、忍び寄る現実です。

主人公「・・・」
あの後の惨劇は、もはや語る術を持たない・・・。

かがみ「これくらいですんで、良かったと思うことね」
みさお「う〜・・・あたしはまだ殴りたんね〜・・・」
こなた「まあ、これくらいにしといてあげようよ」
主人公「ひ、ひどい・・・」

ともあれ、みんな三々五々引き上げていく。
その中でつかささんが・・・。

つかさ「そういえば、いまの○○(主人公)くんは誰が一番好きなのかな?」
・・・空気読まない発言をしだした・・・。

一同「・・・」

こなた「わたしだよねっ」
かがみ「もちろん私よね!」
みゆき「・・・」←目で訴えてる
みさお「当然あたしだよなっ!」
パティ「私に決まってマス!」
ひより「先輩・・・」
みなみ「・・・」←やはり目で訴えてる
ゆたか「お兄ちゃん・・・」

主人公以外の一同「ねえ!誰なの!?」」

誰か何とかして・・・。

579名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/05(月) 17:23:42 ID:5RnDFR7x
ちょっと長めになってしまいました・・・。
投下の際の様々な書き忘れ、不手際など、お許しいただければ幸い。
580名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/05(月) 17:39:19 ID:ccGVbZht
nice boat.
581名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/05(月) 18:40:54 ID:ca4pDEXg
.
582名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/05(月) 18:41:22 ID:ca4pDEXg
583名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/05(月) 22:55:56 ID:8gLZMDBs
>>579
乙です。
見事なnice boat.でした。次の投下を待ってます。
584名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/06(火) 00:59:40 ID:yOXp2tzp
585名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/06(火) 01:00:09 ID:yOXp2tzp
586名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/06(火) 03:43:00 ID:guzRWr+Z
大好きだった、あの人がデタラメで、こんなに騙されたら、腹も立つけどね傷心
587名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/06(火) 10:56:11 ID:xEdZ7Q41
>>579
これはワロタw
そしてみんなの反応がいちいちかわいくて萌えるw
っつか9股(10股?)かけられても好きなモンは好きなんだね

>>586
もしもしJA(ry
588霧波:2008/05/06(火) 11:37:52 ID:4aer7wjK
>>579
nice boat
ってか、結局誰も選べずに再びボコられてそうだ。
589名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/06(火) 14:08:46 ID:vLi/r6BS
逆に考えるんだ
主人公はハーレムルートに突入したんだと
590名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/06(火) 14:10:48 ID:E68y98Gq
そしてクラスの男子にハブられるわけだ

まぁ元々(ry
591名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/06(火) 21:01:46 ID:PgSz/YBD
女の子以外友達いないもんなwww

まぁ画面の外ではそれなりにいるのかもしれんが。
5921-668:2008/05/07(水) 00:03:38 ID:G8SBpL/P
皆さんこんばんは

やまと再会が煮詰まっているもんで
気晴らしに小ネタ(にしては長めかも)書いてみました

テーマは「最低な主人公」です
GWが明ける鬱憤をこやつにぶつけてください(何

↓でわ↓
593最低な主人公:2008/05/07(水) 00:04:48 ID:VXuww3V7
「こなた」
「んー?」
「忙しい?」
「ちょっち」
「まあ、ゲームしながらでいいから聞いてよ」
「んー、なぁに?」
「俺達、付き合ってどれくらい経つっけ」
「半年ちょい、とか?」
「うん、半年だ。そこで相談なんだけど」
「…なにさ」
「あれ?ゲーム、やってていいよ?」
「やってたいけど、そんな感じじゃないじゃん」
「そうかな」
「…さっさと言いなよ。真剣な話とか、あんま好きくないけど」
「怖い顔しないでよ」
「したくてしてるんじゃないし。なに?私、やっぱりダメだった?」
「ダメって?」
「もう、好きじゃなくなったとか。なにせ、こんなんだもんね。せっかく遊びにきても、ゲームばっかりして」
「あのさ。言っていいことと悪いことがあるよ」
594最低な主人公:2008/05/07(水) 00:07:49 ID:G8SBpL/P
「…なんで、怒られなきゃいけないの?」
「…悪い。でも、それだけは絶対ない。誓って、ない。だから、そんなこと考えてほしくなくって。
こなただけは、死ぬまで好きでいる自信がある。出来るんなら、死んでも好きでいたい」
「ちょ、あ、えっと」
「こなた?」
「…なんか、卑怯だなぁ。カウンターでそういうこと言われると、すっごい効くじゃん…」
「っていうか、俺の切り出し方が悪かった。もっと、率直に言うべきだったね。…あのさ、こなた」
「…なに?」
「俺達、そろそろ、その。だから、つまり」
「すごく率直だね」
「…よしっ。こなた。俺、こなたの恥ずかしいところが見たいんだ!」
「恥ずっ」
「もっかい言おっか?」
「いい!聞こえた!聞こえたから、一瞬待って」
「うん」
「それはつまり、一言で言うと、アレする、ってこと…だよ…ね…?」
「たぶん、こなたの思ってることで合ってる」
「…そっか」
「やっぱり、まだ?」
「私で、そーゆーことを考えてたわけだ」
「…言わすかな、それを」
「考えてくれてたんだ?」
595最低な主人公:2008/05/07(水) 00:09:13 ID:G8SBpL/P
「…悪かったね。どうせ、こなたに出逢ってからはこなたでしか考えられなかったよ」
「私でしか…しかも出逢ってからって、軽く危険だね」
「茶化すなよ。俺は真剣だよ?」
「私だって、真剣だよ。キミがそんな風に見てくれるなら、そりゃすごい恥ずかしいけど、同じくらいなんつーか
…嬉しかったりもするわけだし。私って、ゲームのキャラみたいな理想的な外見してないから」
「ゲームとか、なんの関係もないと思うんだけど」
「…あれ。どうしたんだろ。本気で嬉しいな…」
「だから、ね?こなた」
「本当に死ぬまで好きでいてくれるんなら…いいよ」
「…ありがと。俺も、めちゃくちゃ嬉しい。今日はみんな遅いから、いまの内なら誰も帰ってこないよ」
「あーもうっ、わかったから、これ以上言葉はナシ!いいねっ?」
「…そうだね。じゃあ、早速やろっか」
「…やろっかって、生々しすぎ」
「にらめっこ」
「…ん?」
「こなた、にらめっこ超強いんでしょ?」
「…えっと」
「かがみさんから聞いてさ、ずっと気になってたんだよね」
「…なるほど」
「ん?なんか言った?」
「あのさ」
「なにか?」
「人中って、知ってる?」
「なにそれ。知らない」
5961-668:2008/05/07(水) 00:10:24 ID:G8SBpL/P
こんだけです
苦情・感想はこちらのレス番まで
どしどし応募してね!んがんぐ
597名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/07(水) 00:34:09 ID:8R72nTl9
乙でGJ。こういう話は大好きです。
タイトル見たときは少しヒヤっとしましたが、蓋を開けてみればナイスな展開でした。

やまと再開の続きも楽しみですが、こういう小ネタでも大歓迎です。次も楽しみにしてます。

598名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/07(水) 08:51:41 ID:JE4DW/An
乙&GJです!
途中まで騙されてたw
しかし、こなたの反応がいちいち可愛い

やまと再会もお待ちしてますね
599名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/07(水) 13:11:09 ID:+WHGsY0M
>>596
GJです
しかしこれはだまされましたw

今更ですが>>348の続きを投下します
題名はカラオケ(仮題)としていましたが

Anime Song is Love Song ? でお願いします
600Anime Song is Love Song ? ◆mXw05jcCpU :2008/05/07(水) 13:12:41 ID:+WHGsY0M
ゆうや&こなた『キィングゲイナァァーッ!』
こなたが笑顔で俺の方へ顔を向ける。
こなた「ゆうやくんGJ!」
ゆうや「こなたこそ」
俺もこなたに笑顔を向ける。あ、こなたちょっと顔が赤くなった。
なんて言ったらいいか・・・俺って幸せだな。
つかさ「2人ともかっこよかったよ!」
みゆき「ええ、お2人のダンスも素敵でした」
かがみ「ほんと、ゆうや君もノリノリだったわね」
まあ最初は照れくさかったんだけどね。
楽しそうに踊ってるこなたを見てると不思議と俺も照れくささや恥ずかしさとかは無くなってた。むしろ楽しくなった。
それに何より
ゆうや「可愛いこなたが見れたからね」
と、素の発言をしてしまった。

こなた「ちょ、ゆうやくん・・・///」
かがみ「素よね」
みゆき「素・・・ですね」
まいったね、これは・・・ハハハ、はぁ
つかさ「いいなぁ」
ゆうや「え?」
つかさ「え?あっ・・・えと・・・な、何でもないの!///」
ゆうや「変なつかささん」

601Anime Song is Love Song ? ◆mXw05jcCpU :2008/05/07(水) 13:16:03 ID:+WHGsY0M
かがみ「それにしても2人とも練習でもしてたんじゃないの?」
こなた「ううん。練習なんてしてないよ」
ゆうや「練習って言うかイメトレ?」
かがみ「何よそれ?」
ゆうや「この踊りはキングゲイナーのOPに出てくるんだけど、前にこなたとこのキングゲイナーをぶっ続けで見てさ。OPも何度も見てるから・・・」
こなた「なんとなくタイミングとか分かっちゃうんだよね〜」
だから練習なんてやったことないのだ
かがみ「まったく、なんてカップルよ」
つかさ「でもすごいよ。練習もしてないのにあんなに踊れるなんて」
こなた「私とゆうやくんの愛の力が成せる技だよ。」
みゆき「素敵ですね」
かがみ「はいはい」
かがみさん何と言う顔。
ゆうや「ありがとうこなた」
こなた「どういたしまして。ゆうやくん♪」
つかさ「何がありがとうなの?」
ゆうや「さあ?俺にも分からないよ」
なんてね
602Anime Song is Love Song ? ◆mXw05jcCpU :2008/05/07(水) 13:17:31 ID:+WHGsY0M
ゆうや「ところでさ、みんな曲入れないの?」
つかさ「ごめーん、私まだ決まらないの」
みゆき「すいません、私もまだ・・・」
かがみ「私もなのよね。こなたかゆうや君入れたら?」
ゆうや「こなた、何か入れる?」
こなた「今度はゆうやくんの歌声を堪能したいなー。なんてね」
やれやれなんだか顔が赤いこなたの期待に答えてあげましょうか!
ゆうや「じゃあ、俺入れるね」
前から歌おうと思ってた曲の1つを入れる。
かがみ「また、古そうな歌ね」
みゆき「壮大なタイトルですね」
こなた「お〜ゆうやくんこれを歌いますか。渋いゆうやくんも素敵よ〜」
つかさ「またロボットのアニメの歌?」

ゆうや「海へ行こーうぜー果てしぃない海へー」
603名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/07(水) 13:20:54 ID:+WHGsY0M
今回はここまでです

以前よりは主人公とこなたのバカップル度も急降下になってしまいました・・・

ちなみに今回主人公が歌ってる歌は某ロボットゲーとは無関係ですw
604名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/07(水) 20:14:18 ID:tXdSUQlK
605名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/07(水) 23:46:46 ID:tXdSUQlK
606名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/08(木) 01:08:13 ID:ONZytpPp
>>603
このカラオケシリーズ大好きです、
二人のバカップルぶりといい、こちらのツボを突く選曲といい…
今回は♪旅立て若者寂しかった〜ら〜 遥かな憧れ〜だ〜いてゆ〜け〜♪なダイラガーXV(フィフティーン)ですよね。
続きに期待しています!!
607白狐:2008/05/08(木) 10:59:37 ID:bi8cSr0M
こなたSSを落とそうと思います
アーユーレディ?
608白狐:2008/05/08(木) 11:14:10 ID:bi8cSr0M
あ!
言い忘れましたが、オリジナルです
ではどうぞ!
609白狐:2008/05/08(木) 11:55:49 ID:bi8cSr0M
と思ったが、やっぱり却下!
もっと整理したいと思います。
ちなみに俺の書くSSの主人公の名前は、神楽りゅうじで統一しますんで
よろしく!
ではまたあした〜(逃)
610名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/08(木) 13:58:28 ID:khVE5+ls
とりあえずもう少し落ち着け

投下はあなたの自由。
でも、無駄なハイテンションは他者に不快感を与える可能性があります
ここにいるのはあなたの友達ではありませんよ?
611天狗 ◆xj9kZVf0gU :2008/05/08(木) 15:53:06 ID:za2DmUon
みゆきさんネタで1つ投下します。
612脱!?萌え要素:2008/05/08(木) 15:54:47 ID:za2DmUon
ある日、俺は眼科の入口の前でそわそわと行ったり来たりしているみゆきさんを見つけた。
声をかけようとしたら看板に頭をぶつけ走り去っていった。
「なんだったんだろ?」



後日そのことを、こなたさんとつかささんに話してみた。
「前にもあったねぇ」
とこなたさんは言った。
あの時はコンタクトの話をしたんだよね」
「みゆきさん今度こそコンタクトにするのかな?」
こなたさんが言った今度こそという言葉にひっかかった。
「今度こそって前にもあったの?」
「あの時はね私たちがコンタクトにしないのとか言ってね」
それでねゆきちゃん○○君が見たのと同じことになってたんだよ」
そのことを聞いて疑問に思ったことを俺は呟いた。
613脱!?萌え要素:2008/05/08(木) 15:56:09 ID:za2DmUon
「みゆきさん、なんでコンタクトにしないんだろ?」
俺が言ったことに2人はキョトンとしている。
「みゆきさんから何も聞いてないの?苦手なものとか」
「どんだけ〜」
た、確かにつきあい始めてから、そういう話はしていないかもしれない
「けど、それとコンタクトにしないのって何か関係あるの?」
「みゆきさんコンタクトが怖いんだよ、ていうか目にものを入れるのが、まぁ、そこが萌えるんだけどね」
「ふ〜ん…じゃあ、なんでコンタクトにしようとしたんだろ?」
「それは…」
こなたさんが考え込んでいると、急にしたり顔になり
「○○君はニブいねぇ、みゆきさんの乙女心が分からないとは」
614脱!?萌え要素:2008/05/08(木) 15:57:29 ID:za2DmUon
昼休み──俺は率直に疑問に思っていたことをみゆきさんに聞いてみた。
「この時眼科の前でみゆきさんのこと見たんだ」
「えっ、あ、あれは、その…」
「こなたさん達に聞いたんだけど、みゆきさんコンタクトにするの?」
おろおろと答えに詰まった様子のみゆきさん
「その時にさ、みゆきさんの苦手なものっていうのかな、それも聞いたんだ…それで、なんで怖いのにコンタクトにしようとするのかなって?」
……………
「それはですね……あの、その…世間では女性は眼鏡をかけていないのを好まれる方が多いと聞きますので、それで……○○君の隣にいるなら、やはり眼鏡をかけていないのが良いのではと思いまして…けど、やっぱり怖くて、うぅ…」
なんか、俺がキョトンとなる。そんな理由だった。
615脱!?萌え要素:2008/05/08(木) 15:58:51 ID:za2DmUon
「俺はさ眼鏡とか、そういうの関係なく、みゆきさんのことを好きになったんだよ、だから怖い思いまでしてコンタクトにしなくて良いんだよ」
ちょっと深呼吸
「それに眼鏡のままでもみゆきさん可愛いよ」
みゆきさんの顔がみるみるうちに赤くなっていく
「えぇ…その、あぅ………それは泉さんが言うところの萌え要素といものでしょうか?……あぅぅ…」
みゆきさんの思いもよらない言葉に思わず笑ってしまった。
それにつられ、みゆきさんも一緒に笑った。
616名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/08(木) 16:04:31 ID:za2DmUon
以上です。読んでいただいた方ありがとうございました。
617名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/08(木) 18:05:05 ID:VkNwyuYi
>>616
乙。ものすごくGJです。
っていうか、妄想を文章化できない俺が待ち望んでいた展開です。
ので、なんかえらく感謝しています。ありがとう。
618名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/08(木) 18:12:12 ID:ItfJBmyI
>>616
久々のみゆきさんGJです
萌えた萌えた
619名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/08(木) 23:21:57 ID:GVYlXl9x
>>616
乙&GJ!
みゆきさん可愛いな……。
またの投下お待ちしてますね。
620名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/08(木) 23:44:46 ID:8jcu0qp7
621名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/09(金) 00:24:17 ID:UrOb5INN
前にうpした、忍び寄る現実の番外をうpします。
主人公の性格や言動を実際のゲームとあまり食い違わないよう、気をつけてはいたのですが
かなり、違った性格になってしまいました・・・。
あと、ななこ先生はわざと関西弁を喋っているという設定を利用しているので
「関西弁じゃないななこ先生なんて、ななこ先生じゃない!」と言う方はお気をつけください。
622忍び寄る現実・番外編:2008/05/09(金) 00:27:12 ID:UrOb5INN
いつもの5人が教室で談笑していたときの事。
ななこ「♪〜♪〜」
こなた「あれ、ななこ先生、機嫌いいですね」
ななこ「ん〜?まぁな〜♪」
かがみ「うわ、鼻の下が伸びてるよ・・・」
みゆき「今年、ロッテの調子が良いんですか?」
ななこ「いや、そっちの調子は悪いんだけどね〜♪」
主人公「そ、それでも上機嫌なこの状況、軽く異常なような・・・」
ななこ「あたしにも、やっと運がむいてきたって言うかね〜♪」
主人公「ていうか、先生、標準語・・・?」
こなた「いつものエセ関西弁がでないとは・・・相当おおごとだね・・・」
主人公「どういうこと?先生って、関西出身じゃないの?」
みゆき「もともとは神奈川の人らしいです」
主人公「へえ、それは初耳だ。
    じゃあ、今まではわざと関西弁を使ってたって事なのか」
こなた「わかった!先生結婚するんですね!?」
つかさ「こ、こなちゃん、それは・・・」←過去にこなたと共に怒鳴られた経験有り
主人公「うわ、それは禁句・・・!」←過去に同じような事を言って、校舎裏に連れて行かれそうになった経験有り

しかし・・・。
623忍び寄る現実・番外編:2008/05/09(金) 00:28:46 ID:UrOb5INN
ななこ「ん〜そうだな〜♪
    来年にはできるかもな〜♪」

「・・・」

一同「うそぉぉぉーーーーー!!!」
ななこ「何でそんなに驚くのよ、失敬な!」
ななこ「大体○○(←主人公)、何で自分まで驚いてんの」
主人公「へ?」
ななこ「あの時言ったじゃない♪」
主人公「・・・あ・・・」
ななこ「来年、楽しみにしてるから♪
    がんばって卒業してね♪」

一同「○○(←主人公)くん・・・まさか・・・」

ななこ「留年なんてされたら待ちきれないからっ♪」

かがみ「日下部やゆたかちゃん達だけでは、飽き足らずに・・・!」
こなた「学校一のケダモノだね・・・」
つかさ「い、いかほど」
みゆき「辞世の区をどうぞ」

主人公「ちょ、ストップ、時間の流れは不可抗力だって!」

一同「○○(←主人公)くん〜〜〜〜〜・・・!!」

その後、こなた達が主人公に総攻撃をかけたのは言うまでも無い。

624名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/09(金) 00:31:12 ID:UrOb5INN
以上です。
むしろ主人公より、ななこ先生の方が違和感あるかな・・・?
625名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/09(金) 00:51:49 ID:UrOb5INN
ああ、辞世の(句)が(区)になってる!
マイガw
626名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/09(金) 02:08:53 ID:Zpgyyyns
ちょwwwつかさwwwコーヒー吹いたwww
627GREN@想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/05/09(金) 02:32:33 ID:AieT8mOm
>>579>>625
乙っス。
容赦ないnice boat.ぶりですなw
さっぱりとした読後感でした。GJ!

>>596
ごちそうさまでした(何
そしてこなた可愛いよこなた♪

>>603
GJですよ。
ダイラガーを知らない俺残念(何
きっとこのバカップルはゴーゴーダンスもさることながら、主人公の背中にこなたが乗っかってびゅーん
ってのもやったはずだ。きっとそうだ。

…狭い空間じゃ無理かorz

>>616
なんつーかいいなぁ…かわいいなぁ…
とかくGJ! 全俺が萌えた。いや萌だえた!


さて、俺も萌だえてばっかじゃアレですな。ってことで予告。
いよいよこなた編投下です。朝7時前後を予定。おたのしみに。
628GREN@想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/05/09(金) 07:25:20 ID:AieT8mOm
おは☆らっきー!(ベタ

それでは、こなた編です。ちょいとトラブりましたが、なんとかなりました(汗


 なぜ好きになったんだろう。
 いつから好きになってたんだろう。
 そんなことをすっとばしてしまうくらい。
 俺、本気で惚れてるんだな。

 次回、想い出のつづき〜泉こなたの場合〜

「うん……
 フラグはとっくに立ってたよ」

ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/54917974.html
629名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/09(金) 14:14:06 ID:S1wczZd7
>>628
超GJ!!
これは歴史的名作。
また次回期待してます!!
630名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/09(金) 17:49:55 ID:4XzUTL89
>>628
Yes!!なんて言うか本当に甘〜い、二人ともいちゃつき過ぎやw
このままほのぼのいちゃラブで終わるのかと思ったらそうじろうさんw
大変結構な物をありがとうございました、新シリーズにも期待しております!
631名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/09(金) 18:19:06 ID:PmAm8Yd9
>>628
GJすぎて言葉が見つからない

あと10年は戦える
632白狐:2008/05/09(金) 23:52:31 ID:OeUhKaCT
出来たっちゃーできたけど・・・
なんか方向性を見失ってるような作品になってしまった・・・
落としてもよかですか?
633名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/10(土) 01:09:18 ID:+wMIbtJx
方向性は見つけるものじゃない、作るものだ!

というわけでカムカム
634名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/10(土) 11:40:24 ID:ZRK5nuZ3
>>632
一晩経過しましたが実際の投下はまだ先みたいですね?

ゴールデンウィークにVIPで立った某つかさエロスレに投下しようと書いた
つかさアホネタがあるのですが・・投下する前にそのスレがおちてしまいましたw

勿体無いから無理やり桜藤祭主人公に書き換えてここに投下して見ますw

※つかさネタでほとんどセリフのみ。
※りゅうじむっつりスケベ
6351/5:2008/05/10(土) 11:40:44 ID:ZRK5nuZ3
つかさ「お姉ちゃ〜ん、襟シャツをどれか貸して〜」

かがみ「いいけどどうするのよ?」

つかさ「今着てるセーターの下に着るの(ヌギヌギ)」

かがみ「?? 何で態々着込むのよ? 今日はセーターだけでもそんなに寒くは無いでしょ? 風邪?」

つかさ「えっと……今日りゅうじ君が来るんだけどセーターだけだと首元が見えてちょっと不安だし……(ボタンはめはめ)
    あ、今日はスカートだからタイツも履いておかないとね(はきはき)」

かがみ「??……何よ? 胸元と足元のお洒落のつもり? 私は今から近所のスーパーにいくけど
    その間二人きりだからってりゅうじ君と変な事するんじゃないわよ」

つかさ「分かってるよう(セーターゴソゴソ)よし、これで完璧〜」
6362/5:2008/05/10(土) 11:41:09 ID:ZRK5nuZ3

……しばらくして



りゅうじ「おじゃましまーす」

つかさ「りゅうじ君いらっしゃ〜い。ささ、部屋にどうぞ」

りゅうじ「今日はかがみさんはいないの?」

つかさ「ちょっと買い物に行ってる〜 時間的に後30分は帰って来ないと思うよ」

りゅうじ「そっか……」

つかさ「えへへ、今なら沢山甘えれるね。だけど変な事はダメだよ」

りゅうじ「……つかささん……体をくっつけて来ながら言わないでよ……」
6373/5:2008/05/10(土) 11:41:25 ID:ZRK5nuZ3
かがみ「ただいまー(二人ともつかさの部屋かな?)」

つかさ「ヒャウゥッ、りゅうじ君今変な所触ったでしょ〜」

りゅうじ「つかささんこそ弱点のわき腹ばかり狙ってくるなんて卑怯だよっ」

かがみ(つかさの部屋から声が!? あいつら…一体何やってるのよっ)

ひとまずドアの隙間から覗き見るかがみ。

かがみ(変な事しちゃダメだって約束したのにっ すぐに突撃し……)



つかさ「りゅうじ君待て待て〜 大人しく私に抱きつかれてろ〜」

りゅうじ「こ、こっち来ないでww つかささんったら服を着てるからってそんな強気になってしまってww」

つかさ「だってりゅうじ君と横になってギュってしあうの凄く気持ちいいんだもん。直接肌同士でやっちゃうと
    恥ずかしいしもしかしたら変な事になるかもだけど、これなら安心でしょ?」

りゅうじ「い、今でも十分変だと思うけど」


かがみ「こ、これは……つかさは服はしっかり着たままだしエッチな事
    じゃないのかもしれないけど……」

6384/5:2008/05/10(土) 11:41:40 ID:ZRK5nuZ3
りゅうじ「クッソー、これ以上つかささんにやられっぱなしでたまるかぁ」

つかさ「あっ! ダメ!!(バシンッ!)」

かがみ(!? つかさがりゅうじ君の手を払いのけて押し倒した!?)

りゅうじ「ぐっ」

つかさ「りゅうじ君、服は絶対に脱がさない約束だったのに今私のシャツのボタンに手をかけようとしたよね……?」

りゅうじ「う……ぐ、偶然あたっただけだって! っていうかなんでつかささんに押さえ込まれてるんだ…?」

つかさ「こういう時のためにこなちゃんから少し教えて貰ったんだよ。
    言い訳しようとしてるりゅうじ君にはお仕置きっ!(コチョコチョコチョコチョ)」

りゅうじ「つwwwつかささんっwwwwやめてっwwww」

つかさ「罰として3分間ノンストップでくすぐるね。りゅうじ君の弱い所はぜ〜んぶ知ってるんだからね」

りゅうじ「ちょwwwつかささんってドS!?wwww」

つかさ「あ〜、そんな事言うんだっ〜 5分に延長〜(コチョコチョ)」

りゅうじ「つwかwさwさwんwwやめwwww」
6395/5:2008/05/10(土) 11:41:56 ID:ZRK5nuZ3
ギィ〜〜

かがみ「…………」

つかさ「あ、お姉ちゃん おかえり〜(コチョコチョコチョ)」

りゅうじ「おぁwwwか、かがみさんwww助けてwww」

かがみ「女の子の服を勝手に脱がせようとした罰よ、諦めなさい」

りゅうじ「そwwそんなwww」

つかさ「あははバルス〜(コチョコチョ)」
640名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/10(土) 11:42:07 ID:ZRK5nuZ3
以上です。
実際つかさって彼氏が出来たらどんな接し方をするのかなぁ〜って考えます。
最初は緊張してガチガチかもしれないけど、慣れてきたら
逆に無防備にベタベタしてきたり?

前スレの人の未完SSのつかさとかは腕組んできたり自分からキスしたり積極的だったですね。
641名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/10(土) 15:27:11 ID:gRBRpddG
ttp://paint.s13.dxbeat.com/up/src/paint_6716.jpg
ついノリで描いてしまいました。
あまり、かなたっぽくならなかったです(´Д⊂
わざと同人誌の表紙っぽくしてますが、仕様です。
642名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/10(土) 20:45:30 ID:S2uQmgrL
そうくんは紛う事なき勝ち組
643名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/11(日) 00:41:45 ID:ee2c30FN
過疎ってきたなぁ・・・
6441-668:2008/05/11(日) 02:17:02 ID:AMy0b4qn
>>628
お疲れ様です。次も期待しとります

>>640
和む、とはこういう気持ちを言うのか…って感じです

やまと再会「へそ茶編」です
もはやほとんどお受験ssになってますが、それもココまでの予定です
こなたがやたら男らしいのは勘弁してください

↓どれどれ↓
645やまと再会・へそ茶編:2008/05/11(日) 02:18:38 ID:AMy0b4qn
 駆け出しの小説家という身分で、幼馴染を連れ故郷を離れ、結婚して子供を作る。
 自分の父親を悪く言うつもりはないが、まともな神経で出来ることではない。

 物書きになりたい。幼馴染と結ばれたい。両方を愚直に求めた結果なのだろう。
 失敗したときのことなど、考えもしなかったはずだ。
 そして、最後にはそれを押し通してしまった。父はいま、小説によって十分に家族を養っている。

 暢気に構えているようで、本当に欲しいもののためなら一片の努力も惜しまない。
 結局のところ、自分もそういう血を継いでいたのだ。

 志望校の入試を終え、こなたは珍しく自分のことを振り返っていた。

「こなたさん」
「あ、闇に降り立った天才ナンパ師まこと君だ。こんちゃ」
「…引っ張るなあ。それって、3ヵ月も前の話じゃん」
「うにゃ、そうだっけ」
「勘弁してよ」
「ほら、あれだよ。最近あんまり喋ってないから、キミに関する情報が更新されなくてさ」
「こなたさん、午後になると自習室に直行だったからね。やっぱり、今日も行くの?」
「むふふん。よくぞ訊いたね?なにを隠そう、炎の受験生こなたは、昨日をもって死んだのだよっ」
「…そっか。入試、昨日だっけ」
「そゆこと。しっかし、もうちょっと開放感あると思ってたけど、案外そうでもないね」
「結果出るまでは、そんなもんじゃない?しかもこなたさん、本命一本なんでしょ?」
「スタートが遅かったからねぇ。滑り止めとか、考える暇なかったよ」
646やまと再会・へそ茶編2:2008/05/11(日) 02:19:55 ID:AMy0b4qn
 本当は、違った。第一志望を落としたら、もう大学に行く意味がないのだ。
 その大学でないと、駄目だった。そこにしか、かがみはいないのだから。

 かがみと、同じ大学に行く。
 担任のななこにはたしなめられたが、それでもやると言い張った。既に、心は決まっていた。

 理由は簡単だった。要するに、かがみと離れるのが寂しいのだ。
 ただ、その奥にある本当の気持ちは、かがみにしか話していない。
 最後までやめろと言いつづけたのも、かがみだった。すべてを伝えてからは、それもなくなった。

「ってことは、今日は報告?」
「報告というか、お礼というかね。黒井先生にも、さすがに心配かけちゃったし」
「なるほど。まあ、あえて手応えは訊かないけど」
「まこと君は、来週だっけ」
「そ。なんか、もう当日まで寝てたい気分だよ」
「あー、わかる。私もさあ、煮詰まって煮詰まって、カラメルソースにでもなるかと思ったよ」
「あと一息だし、踏ん張ってみるけどさ。ところで、かがみさんは?一緒じゃないの?」
「かがみんは、昨日のうちに来たっぽいね。私はもう、帰ることしか頭になかったよ」
「なるほど。こなたさんらしいかも」
「おやおや。まこと君まで、そーゆーこと言っちゃう?」
「…ごめん。えっと、嫌だった?」
「いや、そんなんでもないけど。私が勉強してると、みんなしてらしくないって言うもんだからさ。
まったく、失礼な話ザマスねぇ奥さん、って感じ?」
647やまと再会・へそ茶編3:2008/05/11(日) 02:21:50 ID:AMy0b4qn
「…こなたさん、あのさ」
「なにザマスか、スネちゃま」
「少しだけ、真剣な話するけど。こなたさんは、なんでかがみさんと同じ大学にしたの?」
「…友達と同じがよかったから、ザマス」
「茶化しきれてないよ」
「…でも、ホントにそうだもん。私、精神年齢低いからさ。
お軽い動機で、進路とか決めちゃうんだよね。陵桜受けたのも、PS2のためだったし」
「あの大学って、そんな発想が通るレベルじゃなくない?」
「そりゃ、かがみんは法学部だからね。大学が一緒ってだけで、私は底辺の人文学部なわけで」
「だからって」
「悔しいじゃん」
「…え」
「だって、悔しいじゃん」

 口を突いた、という感じだった。話すつもりもない本心が、ころりと出てきてしまった。
 まことと話していると、たまにこういうことがある。彼が持つ、一種の才能だった。

「なんか、負けるみたいでさ」
「負けるって、かがみさんに?」
「違うよ。なんだろね。運命というか、時間の流れというか、そーゆーものに」
「…でっかい話だ」
「まこと君さ。卒業したら、私たちってどうなると思う?」
「どうって、えっと。別々の道、みたいな」
「みんな、それで当り前だと思ってない?」
「そりゃ、当り前だから。むしろ、仕方ないことだし」
「それがね、私は嫌なわけさ」
648やまと再会・へそ茶編4:2008/05/11(日) 02:23:15 ID:AMy0b4qn
「…嫌?」
「寂しいね、とか、また会おうね、とか言うばっかりでさ。離れ離れになることは、誰も疑ってないんだよ?」
「そこはそれ、みんな将来の目標とかあるわけで」
「そんなの、わかってるよ。大事なことだと思うよ。
でもね。みんなが決まりごとみたいにしんみりした顔してるのって、我慢できなくてさ。
それって違くない?卒業したらお別れなんて、誰が決めたの?別にいいじゃん、ずっと一緒にいたって」
「…あれもこれも、とはいかないでしょ」
「だから、私がやってみるの。なんにも、諦める必要なんかないんだよ。
卒業して、夢を追って、どんどん変わっていって、それでも絶対、友達でいられるはずなんだよ。
かがみといれば、つかさとも会える。3人いるなら、みゆきさんもいないと穴が空いちゃう。
そうやって、どこかで繋がっていられるでしょ。卒業して離れ離れになるのが運命なら、負けてたまるか、って思うんだ」
「思い出にはしない、ってこと?」
「あれも思い出。これも思い出。ヘソで茶ぁ沸かせだね」
「…すごいな、こなたさんは」
「別にすごかないよ。結局、他に目標がないからやれるわけで」
「うーん。やっぱり、すごいよ」

 喋りすぎた。いまの話を知っているのは、かがみだけだ。
 それを聞きだしてしまう辺りが、やはりまことの怖さだった。
 もっとも、受験というものが一段落ついて、溜まったものを一息に吐き散らしたい気持ちもあった。

「…まこと君が乗せるから、軽く演説しちゃったよ。てゆーか、なんでこんなこと訊いたの?」
「こなたさんの頑張りがどっから来るのか、気になっちゃって」
「…前から思ってたけど、乙女の本心を覗くのはちょっち悪趣味だよ」
「前からって?」
「おおっと、案の定天然ですかい」
「ごめん、よくわかんない」
649やまと再会・へそ茶編5:2008/05/11(日) 02:24:53 ID:AMy0b4qn
「この際だから教えたげるけど。まこと君、無駄に素直だからさぁ。
こっちも、つられて要らないこと喋っちゃうんだよね。多かれ少なかれ、みんなそう思ってるよ」
「…そうなの?」
「それ自体は、いいんだけど。問題は、変なツボにはまったときだね」
「はあ」
「ぶっちゃけ、もてるタイプなのだよ、君は。
しかもタチの悪いことに、こっそりともてる。ギャルゲの主人公みたいな感じかな」
「いくらなんでも、それは嘘でしょ?」
「そう思ってるがいいさ」
「でも、告白すらされたことないよ?いまも、周りに女の子いっぱいいるのに」
「ノコギリフラグな発言ありがとう。ちなみにまこと君は、巨乳派?貧乳派?」
「…なんでそうなるのさ」
「いいからお答えなさいな」
「…極めて深長なテーマだけど、とりあえずあるに越したことはないんじゃない?」
「巨乳派、ってこと?」
「どうしてもどちらかを選べと言われれば、そう答えざるを得ない」
「なるほど。そりゃいいや」
「なにが?」
「さあね。じゃあ、私はもう行くからねん」
「あ、うん。えっと、おつかれさま」
「ありがと。まこと君も、しっかりね」
650やまと再会・へそ茶編6:2008/05/11(日) 02:26:14 ID:AMy0b4qn
 まことはまだ突っ立っていたが、こなたは構わず歩き出した。ななこのいる学年室は、4階だ。

 いつまでも付き纏うことで、かがみたちを縛ってしまうとは思わない。
 自分らは一緒にいるべきだという、妙な自信があった。

 別れる運命など、認められるはずがなかった。そもそも、運命など大したものとは思っていない。
 大人になっても友達でいれば、それが運命だったと言い張ってしまえるのだ。

 廊下を曲がるときも、まことはなにか考えている風だった。胸がどうの、という話の意味を考えているのだろう。
 こっそりともてる、というのも、あまり正しくない。まことに恋をした人。それが、たまたま慎み深い性格だったのだ。

 せいぜい悩めばいいさ。いつまでも気付かないのが悪いんだ。分不相応にも、みゆきさんに好かれてるくせに。

 そう思いながら、こなたは二段抜かしで階段を昇った。
6511-668:2008/05/11(日) 02:29:06 ID:AMy0b4qn
以上です

次は!次こそは!もうちょっと明るく楽しいものを落とします

それでわ
652名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/11(日) 02:36:02 ID:SVw/AUue
>>651
リアルタイムで拝見しました。乙です。
「へそ茶」編ということでなんとなく予想できましたが、見事なお手前でした。
この先も楽しみに待ってます。
653名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/11(日) 02:51:41 ID:PW/l91nY
>>651
こんな一本筋の通ったこなたも新鮮で良い物ですな。次も期待してます。
654名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/11(日) 04:40:10 ID:uBbChgwK
>>640
読んでてついニヤニヤしてしまいました
こういう微笑ましいイチャつき好きです

>>648
なんかこういうしっかりしてるこなたも新鮮でよかったです。
ところで、自分はゲーム版のED後は主人公はこなた達4人の友達グループに加わったと思ってるんだけど、
この作品の主人公とこなた達はそこまでの仲じゃないんですかね
昼は別みたいだし、みゆきとつかさの話のときも今回も友達の勘定には入っていないっぽいし



655天狗 ◆xj9kZVf0gU :2008/05/11(日) 06:33:38 ID:W02qHUr3
みなみネタで1ついかせてもらいます。
656名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/11(日) 06:35:00 ID:W02qHUr3
「み〜なみちゃん」
「きゃあ!!」
彼女を見つけた俺は驚かそうと思い、後ろから抱きついてみた。自分でも子供じみたことだとはわかっていてもやりたくなってしまう。
そして案の定、彼女は驚いた。その瞬間血の気がひいた。
「あ、あの、すみません!!人違いでした!!!」
いやぁ、もう謝り倒したよ。
しかし、あの後ろ姿は似過ぎだって、今度からはちゃんと気をつけよう……
657名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/11(日) 06:35:58 ID:W02qHUr3
「先輩さっきの女の人誰ですか?」
「えっ…」
修羅場フラグ?
さっきの女の人って?俺が聞きたいくらいだ。
「後ろから抱きついていた人です」
「あっ…」
さっき彼女と間違って抱きついた人のことだ。
「やっぱり、心当たりがあるんですね」
非難するような視線がイタい…ていうかオーラが恐い、なんか音が聞こえてきそうだ…
「あれは、みなみちゃんと間違って」
「先輩は私と他の人の見分けもつかないんですね」
「だから、みなみちゃんを驚かそうと思ったら…」
「ええ驚きました、先輩があんなことするなんて」
658名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/11(日) 06:37:41 ID:W02qHUr3
もう知りません、と言って彼女は背中を向けてしまった。
もう、なす術が無い俺は背中を向けてる彼女の髪をいじりながら、ごめんと言ったり、もう何がしたいんだ?
「ふふ…」
彼女が不意に笑った。その意味は?最後通告、それとも…
「知ってます…そういう人がいるの、ゆたかも間違ったことがあるって言ってました。ゆたかもそうなんですから先輩が間違うのもしょうがないです」
え……
「ごめんなさい先輩、ちょっとイジワルしちゃいました」
彼女が少しうつむいて言う
「けど…許すのは今回だけです…」
「みなみちゃん」
今度こそ間違えず抱きついた。
659天狗 ◆xj9kZVf0gU :2008/05/11(日) 06:40:40 ID:W02qHUr3
以上です。
今回はゲストとして原作に出てきた、みなみに後ろ姿がそっくりな人に登場していただきました。

読んでくれた方ありがとうございました。
660名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/11(日) 14:08:56 ID:zKCbM18L
>>640
積極的に男の子にイチャついて来るつかさが一見無防備に見えてしまうのですが
直接肌に触られるのにはまだ強い抵抗があり全身をくまなく服で固めてしまい、
実はちゃんと男の子を意識してる所が萌えです。

>>651
離れ離れになる事をしょうがない事と諦めないで最大限の努力するこなた、中々いいですね。
主人公自身はこなたルートと思いきやみゆきルートでしたかw
卒業してもずっと一緒ネタは心が温まります。

>>659
焼きもちを焼いて少しイジワルしてしまうみなみが新鮮で萌えですw
最後に今度こそ抱きつかれた時のみなみの気持ちを妄想してニヤニヤしましたw
661名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/11(日) 19:28:10 ID:DShEeeg5
662霧波:2008/05/11(日) 19:46:36 ID:rCaCAGSo
お久しぶりです。

最近忙しくて書けてなかったんですけど、前に言っていたこなた父VS主人公の話なんですが明日明後日には投下したいと思いますねm(u_u)m
663名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/12(月) 07:29:02 ID:OV7dkBYi
ss希望
6641-668:2008/05/12(月) 18:54:09 ID:o+mttaFf
>>659
女の子なみなみが可愛かったです
羨ましい野郎ですなこの主人公は

>>652>>653>>660
感想感謝です

>>654
突っ込んだ意見で軽く感激しちまいました

原作の人間関係は大事にしたいなー、とか思っとります
単にあの4人組が好きなだけですが
お昼に関しては、こなた達は一緒に食べようと誘ってるけど、けだし主人公が遠慮してるのかと
時々つかさが気を遣ってお弁当作ってくれて、そういう時は5人で食べてたり
むしろ、日によっては1年ズに交ざってるのかも…
妄想は尽きません
665名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/12(月) 23:19:21 ID:pCBY4PxS
なんかこのスレではみなみがやたら人気な気がする
666名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/12(月) 23:57:17 ID:h3pPCZJ/
パティなんて皆無なのにねぇ

パティはセリフが特殊だからやりづらいのかな?
667GREN@想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/05/13(火) 00:48:54 ID:RJHTYZzb
>>629-631 >>644
感想、ありがとうございます。
渾身で書いただけありましたです。こんごともどうぞヨロシク。

>>640
GJっス。ニヤニヤというか、にこにこしますねコレは。
微笑ましい…

>>651
乙です。
こなた、かっこいいな…
羨ましいとです。

>>659
GJです。
いくらコイビトでもいきなり後ろから抱き付いてきたらただのアブナイヤツだぞ主人公w
抱き合って幸せそうなみなみを妄想…いけね鼻血が。


投下予告。1時間以内にパティSS叩き込みます。
668GREN@想い出のつづき ◆.V03vEgrME :2008/05/13(火) 01:30:46 ID:RJHTYZzb
お疲れ様です。
ではパティ掌編、タイトルは「Kissing Santa Claus」です。
どぞ。

ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/54981845.html
669名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/13(火) 08:19:13 ID:oWctMFFt
>>668
乙です。
こういうセンスある話が書けるのは流石ですね。ヤドリギの伝承は「へぇ〜」となりました。
次も楽しみにしてます。
670名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/13(火) 08:48:23 ID:edRwb3MO
乙乙ですよ
671名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/13(火) 21:06:37 ID:O17KWUiK
>>668
パティktkr!

GJでございます。
外人さんはキスが似合うとおばあちゃんが言ってた
672霧波:2008/05/13(火) 22:59:22 ID:kyQcZEkU
>>668
アマーーーイっ!

パティSS乙ですっ。ってか、SSのキャラが毎回可愛すぎて萌えあがってます(^-^)これからも頑張ってください!

こっちも投下しますね。タイトルは…パッとしたのが思い付かなかったのでストレートに「対立する2人」で。でわ〜。
673対立する2人:2008/05/13(火) 23:09:04 ID:kyQcZEkU
「…………」

「…………」

俺は今、睨まれていた。しかも、仄かに殺意すら感じる。
俺の彼女は今、台所で夕飯を作ってくれている。つまり、助け舟は期待できない。
俺は明日、無事に家に帰れるのだろうか………。
674対立する2人:2008/05/13(火) 23:10:46 ID:kyQcZEkU
それは、俺が彼女であるこなたを含めたいつもの5人で昼食を食べていた時だった。
ピロリロ〜、ピロリロ〜
「あれ?携帯なってるよ」
「あ、わりぃ。俺んだ」
ピッ
「誰からだったの?」
「親からだな。なんだってんだろ?」

とりあえず来たメールをチェックする。数秒後、俺は思わず「はぁっ!?」と声を上げてしまっていた。そんな俺を見て、みゆきさんが訪ねてきた。

「なにかあったんですか?」
「うん。出張してる親父のとこに行って一泊してくるってさ」

事情を説明すると、かがみさんは、
「それくらいであんな大声出さないでよ」
と、少し呆れ気味に言った。まぁ、確かにちょいと大袈裟だったかもしれない。

「ゆう君大丈夫なの?」

つかささんが心配そうに聞いてくる。だから俺は、明るめに答えた。

「だいじょぶだいじょぶっ!ガキじゃないんだしさ。鍵も持ってきてるし問題なしだよ。」

そう言って、俺は鍵を見せる為に制服のポケットに手を入れ鍵を取り出し………

ってあれ?ないぞ?
席を立ちズボンのポケット、コート、鞄と調べていく。やっぱりない……。
ヤバい、ヤバいぞ……。

「鍵……忘れた」
「えぇ〜〜っ!?」
675対立する2人:2008/05/13(火) 23:14:12 ID:kyQcZEkU
俺を除いた4人が同時に声を上げた。

「ちょっとっ!ゆう君どうするのよっ?」

かがみさんが慌てながら聞いてくる。

「あー……うん。どうすればいいかな?「私に聞くなっ!」
「だよねぇ。うーん……野宿?」
「ダメだよ〜っ!今冬だよ?風邪引いちゃうよ〜っ」
「あの…ネットカフェとかはどうでしょう?」
「ごめん、持ち合わせが全くないんだ…」

俺たちがあーだこーだと話し合っていると、隣にいたこなたが爆弾発言をしてきた。

「ねぇねぇゆー君。だったら家に泊まる?」
………………
「えぇ〜〜〜っ!?」
今度はこなたを除いた4人が声を上げた。
こなたの……彼女の家に泊まる……。思わずイケナイ妄想が浮かびそうだ。……って、イカンっ!イカンぞっ!俺は頭に現れた狼さんを抑えつつ断ろうとした。

「い、いやけどさ、家族の人に悪いって」
676対立する2人:2008/05/13(火) 23:17:39 ID:kyQcZEkU
「心配しなくても平気だよ〜。ゆーちゃんは今日みなみちゃんの家にお泊まりだし、おとうさんも担当さんと飲み会するから今日は帰れないって言ってたから。心配しなくてもだいじょ〜ぶだよ」

余計にマズいわっ!俺は、パワーの上がった煩悩という名のウルフに必死に抗った!だけど……

「それにさ、彼氏が家に泊まりに来るなんでギャルゲ的なシチュエーションも体験してみたいしね」

なんて少し頬を赤らめながら笑顔で言われたもんだから、最早こう答えるしかなかった。

「ヨロシクお願いします…」

放課後、俺とこなたは帰りがけに夕飯の買い物に寄った。その時も、

「こうやってると新婚さんみたいだよね」

なんて破壊力抜群な一撃をぶっ放し、その後も「あなた〜」と、呼んできたり移動中はずっと腕組み密着状態だったりと、こなたは俺の理性という名の城塞にダメージを与え続けていた
。そして、ボロボロ(精神的な話だが)ながらもなんとかこなたの家に到着した。まずは、こなたが家に入ろうとする。すると、入る直前に何かを思いついたような顔で、

「呼んだら入ってきてい〜よ」

と、言ってきた。
677対立する2人:2008/05/13(火) 23:22:26 ID:kyQcZEkU
片づけとかかな?
そう思って待とうとすると、ものの数秒で家の中から、

「い〜よ〜」

と、声が聞こえてきた。随分早かったなぁと思いつつ中に入る。

「おじゃましま〜っ…………っ!?!?」

俺は声を失った。なんと、目の前には三つ指ついて頭を下げているこなたがいたのだ。そして、わけが分からずあたふたしていた俺に笑顔でこう言った。

「お帰りなさいませ、旦那様(はぁと)。なんちゃって〜。ねぇねぇ、萌えた?萌え上がっちゃった〜?」

もうやめて〜、俺の理性がもたね〜っ!
思わず抱きしめたい衝動に駆られる。が、そこは(自称)紳士の俺。最後の理性を振り絞り、

「ハ、HAHAHAッ!ソナコトアルワケナイアルヨッ!」

と、わけの分からん軽口をなんとか返した。
678対立する2人:2008/05/13(火) 23:24:20 ID:kyQcZEkU
それから俺をリビングに通した後、こなたは夕飯の支度をし始めた。待ってるだけじゃ悪いので手伝うよと言ったが

「ま〜ま〜、私に任せといてよ」

と断られてしまった。
しばらくすると、いい匂いがしてきた。
俺は台所に視線を向ける。こなたは味見をしているようだ。あ〜、なんつーかホントに新婚気分。すると視線に気づいたのかこなたが振り向いた。

「ん?ゆー君どしたの?」
「ん〜、ホントに新婚の気分だなってさ」
「そだね〜。……ね、もっと気分味わってみない?一旦廊下に出てくれない?んで、私が呼んだら入ってきてよ」

なにするんだろうと思いつつ言うとおりにする。数秒後、呼ばれたので部屋に入ると、後ろを向いていたこなたはこちらへ振り返り言った。

「あ、あなた。お帰りなさい。もうすぐ出来上がるけどご飯にしますか?それともお風呂にしますか?」

くぁ……っ!なんて威力なんだっ!せっかく鎮静化してたウルフが押し寄せてきちまったじゃねぇか。
そんな俺の心の中の戦いなど露知らず。こなたは続けてこう言ってきた。
「それとも……わ・た・し?なんちゃって♪」

その一言は俺の理性を粉微塵にするには充分すぎる一撃だった。
679対立する2人:2008/05/13(火) 23:28:00 ID:kyQcZEkU
うん、俺よく頑張った。もういいよな。いけるとこまで行っていいよな?
俺はこなたを抱き寄せた。

「ちょっ!ちょっとゆー君!ど〜したのさっ!?」

突然の事に戸惑い離れようとするこなた。けど、俺は更に強く抱きしめた。

「ゆー…くん……///」

こなたの動きが止まる。顔を見ると赤く染まりぽ〜っとした表情をしてる。
こ、これはあれだなっ。GOサインと考えていいんだよなっ!父さん母さん、あなたの息子は今大人になりますっ!
2人の顔が近づいていく。そして……
680対立する2人:2008/05/13(火) 23:34:10 ID:kyQcZEkU
ガラララ
「うわっ!」
「ひゃあっ!」

玄関の開く音。そして声が聞こえてきた。

「こなた〜。おとうさん帰って……って、誰だ〜っ!」

ドタドタと聞こえてくる足音。そしてリビングの扉が勢いよく開けられた。

「こなた無事かぁ〜っ!!」

そう言って、扉を開けた人がこなたに抱きつく。
「ちょっと、おと〜さん!?急に抱きつかないでよっ!」
「玄関開けたら見慣れない男物の靴があったからさ〜。強盗かと思ったんだぞ〜っ!」
「落ちついてよっ。強盗が靴脱いで上がるわけないでしょ〜?その人のだよ」

そう言ってこっちに指をさすこなた。こなたのお父さんがこっちを向く。とりあえず、まずは挨拶をする。

「はじめまして。真堂ゆうです」
「私の彼氏だよ。おと〜さん」

「彼氏」の一言を聞いたこなたのお父さんは凍りついた。そしてしばらくして、

「か、彼氏だって〜〜〜っ!?!?」

という叫びが部屋中に響き渡った。
681対立する2人:2008/05/13(火) 23:37:34 ID:kyQcZEkU
あれから数分たった。こなたは夕飯の仕上げのために台所にいる。俺は出来上がりを座って待っている。そして目の前には、

「…………」

俺を睨み付けているこなたのお父さん。………き、気まずい。気まずすぎるっ!
けど、このままでは埒があかないので決死の思いで話しかけた。

「あ、あの。お父さ……」
「おとうさんって呼ぶな〜っ!」
「は、はいっ!」

コンタクト失敗、さらに気まずい空気になってしまった。すると、今度は向こうから話しかけてきた。
「ゆう君、って言ったよね」
「は、はい」
「呼ぶときは名前で呼んでくれてかまわないよ」
「は、はい。分かりました…そうじろうさん……」

その後、「出来たよ〜」って声がかかるまでの数分間、沈黙は続いた。
そして夕飯。こなた手作りの料理はホント美味しかった。けれどそんな中、そうじろうさんの俺に対する妨害は始まっていた。
682対立する2人:2008/05/13(火) 23:39:10 ID:kyQcZEkU
例えば、

「ゆー君、おかず取り分けよっか?」
「うん、お願い」
「………はい。ど〜ぞ」
「ん、ありが」
ヒュッ
「美味いぞこなた。最近また腕があがったんじゃないか?」「おと〜さん、それゆー君にとったおかずだよ〜」

とってもらったおかずを強奪されたり。そして、

「ゆー君、おかわりいる?」
「うん、ほしいかも」
「じゃ〜よそってあげるね。……はい、ど〜ぞ」
「ありが」
ヒュオッ
「うん。今日の炊き具合も絶妙だな、こなた」
「……おと〜さん、それゆー君によそったご飯なんだけど?」

と、よそってもらったご飯を強奪されたり。そんな感じで夕飯は終了した。ちなみに妨害は合計9回。最後は怒ったこなたの、
「おと〜さん、いい加減ウザイよっ」

で、そうじろうさんのTKOだった。
683対立する2人:2008/05/13(火) 23:42:47 ID:kyQcZEkU
その後、そうじろうさんは半泣き状態で自室へ。俺とこなたは、夕飯の片づけの後にこなたの部屋に行った。そして、部屋に着くと、急にこなたが申し訳なさそうに言ってきた。

「さっきはゴメンね」
「ん?なんのこと?」
「おと〜さんのことだよ。なんかゆー君にずっとつっかかってきてたからさ」
「そのことか。気にしてないから大丈夫だよ。」
「けど…」
「大事に育ててきた一人娘が彼氏連れてきたとなっちゃ、父親としたら黙ってはいられないんだろうしさ」
「そっか…ありがとね」

こなたはホッとしたような表情をした。それから、しばらく遊んでると下の階から

「こなた〜、風呂沸いたぞ〜」

と、そうじろうさんの声が聞こえてきた。
684対立する2人:2008/05/13(火) 23:44:46 ID:kyQcZEkU
「それじゃ〜お風呂入ってくるね」
「うぃよ」
「一緒に入る〜?」
「すっげえ魅力的な意見だけどそうじろうさんに殺されそうだからやめとく」
「あははっ。それじゃ、ちょっと待っててよ」

そう言ってこなたは部屋を出た。それから数分後、軽いノックと共に、

「ちょっと話さないか?」

と、そうじろうさんの声が聞こえた。
俺はそうじろうさんの部屋に招かれた。

「適当に座ってよ」「あ、はい」

向かい合うように座ってしばしの沈黙。しばらくすると、そうじろうさんから話を切り出してきた。

「さっきはすまなかったね」
「あ、いえ。大丈夫ですから、気にしないでください」
「そう言ってくれるとありがたいよ。それで、本題に入るんだけど…」

急にそうじろうさんの顔が真剣になる。

「こなたのどこに惚れたのかな?」

そうじろうさんの射抜くような視線。俺はその眼を真っ直ぐに見返して答え始めた。
685対立する2人:2008/05/13(火) 23:46:06 ID:kyQcZEkU
「初めは…なんだこいつって思いました。」

いきなりの攻略宣言から始まる数々の行動が頭の中をよぎっていく。

「けれど、劇の事で一緒にいることが多くなって、こなた…さんのいろんな事を知っていって…。そばにいるだけで楽しくて。もっと一緒にいたい、もっといろんな事を知りたいって思うようになって…」
「どこに惚れたか、と聞かれたら上手く答えられません…。俺はこなたの全てが好きですから」
「笑顔も泣き顔も怒った顔も、ちっさいとこも胸がないとこも、何もかもをひっくるめて」

俺はそうじろうさんに気持ちの全てを伝えるように言った。

「俺は泉こなたを誰よりも愛してます」

しばしの沈黙。すると、今まで真剣な表情をしていたそうじろうさんがすっと笑顔になった。家に来てから初めて見たその笑顔は、とても優しいものだった。

「ありがとうな。こなたをそんなに好きになってくれて…これからもこなたの事、よろしく頼むよ」
「…はいっ、お義父さん!」
「だからって…お義父さんって言うのは認めんぞ〜っ!」
686対立する2人:2008/05/13(火) 23:49:41 ID:kyQcZEkU
あれから数年後、俺とこなたはめでたく結婚した。やっぱりそうじろうさんは駄目の一点張りだったけど、俺が出した提案によってなんとか了承をもらうことが出来た。その提案とは…

「それでは泉ゆう、先生から原稿貰ってきますっ」

俺が婿養子になることだった。そうじろうさんが結婚を認めなかったのはこなたが離れていってしまうことと、こなたが[泉]こなたではなくなることの2点だけだったのだ。
だったら、俺が[泉]ゆうになってこなたの家に住めばいいだけの話だと告げるとすんなりと了承してくれた。そうじろうさんは、

「こなたがそばにいてくれるなら、他にはなんの問題もないよ。それに、相手はゆう君だしね」

と、[結婚]自体には反対してなかったみたいだ。
そんな事を思い出してたら、もう原稿をもらいにいく先生の家の前に着いた。ちなみに今、俺は出版社で仕事をしていて、つい最近担当の先生をもらったばかりだ。俺は持っている鍵で玄関をあけた。
687対立する2人:2008/05/13(火) 23:51:00 ID:kyQcZEkU
ガラララ
…タタタタ……

「あ、ゆー君。随分早いけどリストラでもされた?」
「そんな事を言わんでくれよ。ってか危ないから走るなって言ったでしょ?」
「ぶーっ、まだ目立ってきてないんだし平気だよ〜。ゆー君の心配性〜」

こなたは今、専業主婦兼ゲームライターの仕事をしてる。そして、お腹の中には俺とこなたの子供もいるのだ。

「仕事だよ。そうじろうさんは部屋にいる?」
「うん。さっき見たらウンウン唸ってた。」
「そっか。んじゃ、催促を始めますか」

見慣れた廊下を通り、見慣れた部屋の前に立つ。そう、この部屋の主こそが俺が担当している先生…

「先生〜。泉そうじろう先生〜。原稿もらいにきましたよ」

無言。部屋に鍵はかかってる。籠城戦の構えみたいだ。
なんか、この人とは対立ばっかだな。昔は彼氏と彼女の父親。今は小説家と編集者だし。
俺は軽く深呼吸をし、長くなるであろう今日の戦いに気合いを入れ直した。

「お義父さん〜。原稿早く下さ〜いっ!」
688霧波:2008/05/13(火) 23:58:04 ID:kyQcZEkU
以上です。
なんとゆーか、あんま対立してませんよね。対立とゆーか子供のケンカみたいな(苦笑)まぁ楽しんでもらえれば幸いです。
それとお願いなんですが、○○を書いてほしいってゆうのがあれば言ってもらいたいなと思います。
いつも誰を書こうかで悩んでますのでm(_ _)m
でわ
689名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/14(水) 00:00:18 ID:q5EGprud
ゆたかをお願いします
690名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/14(水) 00:13:08 ID:jVJZexHQ
>>688
乙!こなた可愛すぎ、そう君も可愛すぎwそしてオチも面白かった
ただ「専業主婦兼ゲームライター」って世界はそれを兼業主婦と呼ぶんだぜ?w
ところでいいのかい?ホイホイリク受け付けしちまって
俺はノンケでも構わないで「ひよりんでお願いします!」って言っちまう男なんだぜ?
……ひよりんお願いしますm(_ _)m
691名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/14(水) 01:29:26 ID:z/lrltK/
いいなぁ、こなたいいなぁ パティもいいなぁ


こう刺激されると、まだ制作途中なのに投下したくなっちゃいますよね
まだ全く完成のメドが立ってないのに投下するのはプライドが許せないのでできませんが
692名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/14(水) 03:33:00 ID:0MxgTPEQ
>>688
是非こうで
693名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/14(水) 08:27:58 ID:y8deYUhC
意外とななこの話って少ないんだよなぁ…
694名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/14(水) 20:51:42 ID:sdW1GhqZ
http://ex24.2ch.net/test/read.cgi/base/1206616905/

かがみんなら余裕で勝てるだろ
695名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/14(水) 20:52:59 ID:sdW1GhqZ
誤爆
6961-668:2008/05/14(水) 23:05:04 ID:KJ9oNxyV
>>694
前田の運動センスを侮ってはいけない


電波にまかせて深く考えずに書いたものを晒してみる
ヒロインは二行でわかるからあえて伏せます

ちょっとした試みというか、「女の子がひとっ言も喋らない」ので
過度な期待はしないでください

しからば
697屋上:2008/05/14(水) 23:06:32 ID:KJ9oNxyV
ちょこん、てさ。立ってるんだよ。教室の入り口で。
つかささん達とメシ喰う時は、当り前みたく入ってくるくせに。
こっち見ないようにしてさ。顔とか、ちょっと赤くなってんの。
早く見つけてこっち来なさいよ、ってか?癪だから、軽く焦らしてやるんだ。

つかささん、テストどうだった?
みゆきさん、そのうち勉強教えてよ。
こなたさん、いいかげん起きたら?

ほらほら、機嫌わるくなってきた。あれは、さっさと気付きなさいよって顔。
可愛いな。
気付いてないとでも思ってんの?
遠くから、ほんの少しだけ不安そうな顔で俺のこと見てさ。
放っといたら、泣いちゃうんじゃない?それも、すごく見てみたい。
でも、このくらいにしとくかな。なぜって、俺が我慢できないから。
ふたりで、弁当食べるんだよな。屋上いって、人のいないところ探して。
立ち上がって、呼んでやるんだ。もう、呼び捨てでいいよね?
ほら笑った。で、すぐに怒ったフリするんだろ。俺も、謝るフリ。
こなたさんに茶化されないうちに、さっさと歩き出すのな。

階段昇って。…え?
下からって、スカートなんか覗いてないよ。でも、その手があったか。
いつものドアを開けて、屋上へ。
あ、けっこう風があんね。そろそろ、メシ喰うには寒いかも。
いい加減、生徒も少ないみたい。
698屋上:2008/05/14(水) 23:08:45 ID:KJ9oNxyV
今、好都合だって思っただろ。
俺も。
あの辺り、誰もいないんじゃない?
正確に言うと、誰からも見えない。
タオルケットを敷いて、と

座ると、すぐにくっついてくる。
寒いから、とか言ってさ。なにかしら理由つけて、毎回こうするクセに。
食べてる間は、無言。お互いにいろいろ意識してんの。笑っちゃうよ。
え、卵焼きくれんの?ありがと。うん、こないだより、うまいよ。
これだけで、真っ赤。早く食べなって。
ん、終わった?お茶飲みなよ。

で、また沈黙。
しょうがないんだよな。
受験が終わるまで、ふたりきりになるのはここだけ、って決めてるし。
その反動でさ。この時間は、ものすごく大事なわけで。
それがお互いに照れくさくて。だから、きっかけ作んのはいつも俺から。
手ぇ握ると、こっち向くの。
でも、いきなり眼は見てこない。俺の肩の辺りを、ちらちらって。
なにやってんだか。そんなキャラかよ。死ぬほど可愛いよ。
名前呼ぶと、やっと眼を合せてくる。
そしたら、もう全力で見つめてやるの。はぐらかそうとしても、無視。
ずっと、見つめる。ほら、潤んできた。
699屋上:2008/05/14(水) 23:10:14 ID:KJ9oNxyV
俺も、ここが限界。
これ以上切なくなったら、たぶん死ぬ。
空いてる手で、肩を掴む。むこうも、俺の胸の辺りを掴む。
同じことしたら、どうせ殴るくせに。
でも、ひょっとしてそろそろセーフなのかな。
それは、今度でいいや。もう、お互いの唇しか見てない。
今日は、ちょっと乾いてんだね。
じゃ、するよ。

ん。
ああ、これだよ。すげえ、幸せ。
なんか。なんだろ。わかんない。
だめだ。ごめん。好きだ。
肩とかじゃなくて、抱きすくめる。
足りない。座ってるから、ひっつけないんだよ。
だからさ。寝ちゃえよ。下、敷いてんだし。俺が、上な。
ほら。これなら、くっついてられる。
すごい。熱い。ごめん。止まんないかも。
腕から、伝わってくる。求めてる。でも、躊躇してる。
そんなの、俺が。いまから、破ってやる。

待てって。俺、馬鹿かよ。こんなところで、なにも出来ないだろ。
ごめん。離れるよごめんな。
また、見つめあう。
700屋上:2008/05/14(水) 23:12:02 ID:KJ9oNxyV
やめろって。
なんで泣くんだよ。
そんなに、怖かった?

首振ってる。そんなことない、って。
違うだろ。突き放せよ。普段みたいに。
そんな顔するなよ。
そんなもの見たら、俺。
ずっと一緒にいないと、駄目になっちゃうだろ。

なんか、聞こえる。
予鈴だ。ほら、起きなよ。
ティッシュしかないけど、顔ふいて。
制服、崩れたね。髪も乱れてる。あと十分で、直せるかな。
無理しないでいいよ。ふたりして、遅刻しよう。

え?
出来るわけないって、まあ普通はそうだろうけど。
なんか。急に元気になったね。
でも、やっぱりその方がらしいよ。
待ってよ。そんなに先行くなって。
明日は、みんなと食べるんだろ。じゃあ、また来週か。
間違いなく、いるからさ。間違いなく、立ってろよな。
教室の前で、ちょこん、てさ。
すぐに見つけるって、約束するから。
7011-668:2008/05/14(水) 23:16:46 ID:KJ9oNxyV
了。です

まあ、枯れ木も山の…ってことで
702名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/14(水) 23:54:46 ID:FOtHk4pg
>>701
乙です!

完全な主人公視点もいいなぁ

703名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/15(木) 00:00:46 ID:JALaWleC
>>701
乙です。 っ旦~ 
主人公の視点のみなのに、かがみの挙動が手に取るように想像できました。お見事です。
またの投下をお待ちしております。
704霧波:2008/05/15(木) 00:13:05 ID:uzOWIDRS
>>701
乙です!
主人公視点のみってのも新鮮で面白かったです。

>>689>>690>>691>>692>>693
感想&リクありがとうございました(^-^)とりあえずはこの中の1人でSS書いてみますね。いずれは4人とも書いてみようと思います。
>>690さん
確かに兼業主婦ッスね。ご指摘どうもです(^-^)/
705名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/15(木) 00:13:28 ID:kwIOk/U7
乙です。これが才能ってやつか
706名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/15(木) 00:32:30 ID:5yMjXhAs
乙。斬新だな
707名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/15(木) 00:43:40 ID:25ejx5XK
>>701
ポエミーですな、乙ですよ
708名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/15(木) 01:27:37 ID:1CXaYNMz
ここにはもう並の文章じゃ投函できないと思ったろ?

安心しろ、俺もだ☆
709名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/15(木) 01:28:15 ID:V3tm2vnM
>>701
これは新鮮。
底抜けに乙。
710名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/15(木) 03:54:05 ID:5K5dR4lB
>>701
超絶乙と言わざるを得ない
711名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/15(木) 09:41:09 ID:IOgHfkYh
>>701
乙&GJ!
すごく引き込まれました。新鮮でとても良いですね!かがみんの表情が思い浮かんで、ニヤニヤしてしまいましたw

>>708
みんなレベル高すぎるよなw
自分の文章力じゃ投下出来ないぜ
712名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/15(木) 19:19:00 ID:ZJWRJV4Z
>>711
自信を持って大丈夫じゃないでしょうか。
文章も絵と同様好き嫌いがあると思いますし、もしかしたらあなたの文体を気に入る読者がいるかもしれません。
僕はあまりクサイと言うか鼻につく言い回し方する文が好きではありませんが(〜だから。を改行して続けて使ったり)
逆にそういうのを好む方もいるでしょうし。
キャラが崩れてても面白ければいいという人もいれば、原作からかけ離れてるのは嫌だという人もいますし。
713白狐:2008/05/16(金) 05:31:27 ID:ndrWrqh5
もう方向性が分からん・・・
とりあえず落としますねぇ
ちなみに完璧にオリジナルです
714白狐:2008/05/16(金) 06:11:59 ID:ndrWrqh5
「バカ!!」ぱしぃ――――――ん・・・
俺の恋人である永森やまとが、俺の頬を叩く。
「もう知らない・・・さよなら」
いつもケンカはしてたが、今回ばかりはもう無理だろう・・・。でも、これでいいんだ・・・。

3日後
「先輩、やまととなにかあったんですか?」
いつになく元気の無い俺に、八坂さんが声を掛ける・・・。
俺は別にと答えたが、すぐに嘘だと見破られる。
「やまとも全然元気ないし・・・教えてくださいよ!」
あまりにも真剣に聞いてくるので、参った俺は、3日前のことを話した。

「やまとと・・・別れた・・・?」
「今回ばかりは確実にね・・・」
「なんで?」
「忘れてたんだ・・・俺は人を好きになっちゃいけない人間だってこと・・・」
「・・・どういうこと?」
「俺が大切にしたいものは、必ず傷ついてしまう。やまとだけは、傷つけたくなかったんだ・・・」

八坂さんは涙を浮かべながら、俺の胸ぐらを掴みながら、叫んだ。
「そんなのお前の勝手じゃないか!」
「大切なものを守れない。これがどれほど情けない想いか、お前に分かるか!?」
「わかんないよ!もう知らない・・・好きにしなよ!」

そう言って、八坂さんは去っていった・・・。これで・・・いいんだよな・・・。
715白狐:2008/05/16(金) 06:44:18 ID:ndrWrqh5
その日の夜、俺は自分のベッドに横になっていた。
天井を見上げる。・・・滲んでる・・・違う。泣いてるんだ。
「どうしたら・・・あいつらの事、嫌いになれるんだ・・・」
その日は、そのまま寝てしまった・・・。

次の日。教室でお昼を食べていた時だ。
「どしたの、竜司くん?」
こなたさんが声を掛けてきた。なんでもないと言いたかったが、言葉が出ない。
「ほんとにどうしたのよ、あんたらしくもない!」
「なにかお悩みでも?」
「あたし達で良ければ聞くよぉ〜」
なんて言うか・・・泣けてきた。俺はこなたさん達に、事のすべてを告げる。

「そう、だったんですか・・・」
「なんか・・ごめんね?」
「でもさ、どういう意味なの?大切なものを傷つけるって?」
「昔なんかあったのぉ?」
「うん・・・・・・こなたさん達、悪威留怒(ワイルド)ってチーム、知ってる?」

かがみさんだけ頷いた。
「ちょっと前まで暴れてた、暴走族よね?」
次の俺の言葉に、四人とも絶句した。

「俺、そこの特攻隊長だったんだ」
716白狐:2008/05/16(金) 06:46:28 ID:ndrWrqh5
仕事の時間・・・めんどい
また来ますよぉ〜
ほなさいなら
717名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/16(金) 08:02:45 ID:p06NJVev
(暴走族の)特攻隊とは、赤信号の交差点に突っ込んで車の流れを止める役ね。
718名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/16(金) 12:29:43 ID:WiNxVzv3
>>716
今回は力皇&森嶋かw
毎回主人公周りの固有名詞に何がくるか楽しみにしてるんだぜ
オリジナル設定嫌いじゃないんで続き待ってます
719名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/16(金) 15:28:07 ID:q3aZZH5v
どんだけ〜
720名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/16(金) 15:53:53 ID:27VMpxMr
ネ…ネタが思いつかん……
721名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/16(金) 20:23:18 ID:1jzjAXpU
ちょっと質問なんですがヒロインが違っても主人公の名前はそのままでも平気っすか?
722GREN ◆.V03vEgrME :2008/05/16(金) 20:34:53 ID:47pdzTqu
>>721
特に問題はないかと。
書く言う私自身、「想い出のつづき」シリーズにて主人公名使いまわしてますし。
723名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/16(金) 20:55:56 ID:1jzjAXpU
>>722

解答ありがとうございますm(_ _)m
724名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/16(金) 21:02:15 ID:mtRF4q00
( ・∀・)<毎度お馴染み流浪のwiki、保管庫更新です。

( ・∀・)<次の更新より、題名のない作品は不肖管理人の最低なネーミングセンスを駆使して勝手に題名をつけちゃいます。

( ・∀・)<べ、別にあんたたちのためにまとめてるわけじゃないんだからねっ
725名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/16(金) 21:06:52 ID:q3aZZH5v
乙〜
726名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/16(金) 21:13:46 ID:oXGZkFjX
>>724
いつもありがとうございます!
727 ◆mXw05jcCpU :2008/05/16(金) 21:46:13 ID:GyDQO2dC
>>724
まとめ人様お勤めお疲れ様です

Anime Song is Love Song ?の続きを投下します。

728Anime Song is Love Song ? ◆mXw05jcCpU :2008/05/16(金) 21:50:35 ID:GyDQO2dC
ゆうや「空と〜かわぁしーたぁーやくそーくぅだー!」

ふう。・・・・こんどこそ決まったはずだ。その証拠にかがみさんも・・・
かがみ「・・・・・・」
あ、あれ?さっきと同じ表情じゃないですか・・・orz

こなた「ゆうやくん、カッコよかったよ!」
こなたが笑顔で親指を立ててGOODしてくれる。
しかも顔を赤らめて。
抱き締めたいなぁ、こなた!
みゆき「ゆうやさん、素敵な歌でした」
つかさ「ゆうや君って渋い歌が上手だね」
うん、これこれ。この反応だよ。
僕には帰れるところがあるんだ。こんなにうれしいことはない・・・
いや、マジで。
こなた「ゆうやくんは渋いアニソンだけじゃなくてノリノリなアニソンも萌えるアニソンもなんでもカッコいいんだから」
かがみ「このバカップルめ」

729Anime Song is Love Song ? ◆mXw05jcCpU :2008/05/16(金) 21:53:00 ID:GyDQO2dC
つかさ「歌詞の途中に出てきた『ダイラガー』ってロボットの名前なの?」
ゆうや「うん、アニメのタイトルは機甲艦隊ダイラガーにローマ数字でXV(15)」
みゆき「ロボットが15体出てくるんですか?」
かがみ「15体もあれば余裕で敵と戦えそうね」
こなた「15体には間違いないよね」
みゆき「じゃあ15体が合体するんですか?」
ゆうや「みゆきさん正解!」
つかさ「ロボットがそんなに合体してたらなんだか大変そうだね」
ゆうや「いやいや、ロボットが合体するわけじゃないよ。車や戦闘機が合体するんだよ」
かがみ「どちらにせよ想像しにくいわね」
こなた「合体は男のロマンだよね」
ゆうや「そうそう、いやぁこなたは解ってるね。最近はいかにもって感じのロボアニメがないから困る」
こなた「愛、友情、勇気、努力・・・昔のロボアニメはよかった」
最近でも勇気勇気言ってるロボアニメがあるんだけどね。
かがみ「あんたら何時の人間だ!?」
730Anime Song is Love Song ? ◆mXw05jcCpU :2008/05/16(金) 21:54:24 ID:GyDQO2dC
つかさ「ゆうや君は昔のアニメの歌が好きなの?」
ゆうや「うーん・・・どうかな?アニソンを歌うようになったのはこなたと付き合うようになってからだしね。今のアニメの歌も普通に好きだよ」
かがみ「それにしてはさっき歌ったのもバルディオスだっけ?それも古い歌だったじゃない」
ゆうや「ただ単にそれが歌いたいだけだったから」
こなた「かがみ、アニソンを歌う時は細かいこと気にしちゃ駄目だよ〜」
かがみ「ま、あんた達を見てたらそんな気もするわ」

こなた「私入れてもいい?」
みゆき「私はかまいませんよ。まだ決まらなくて」
つかさ「私も・・・」
かがみ「じゃあ私は次に入れさせてもらおうかな」

こなた「それでは遠慮なく」
お、こなたがこれ歌うの初めて見るな。
みゆき「なんだか軍歌の様な名前ですね」
つかさ「こなちゃん軍歌歌うんだぁ」
つかささん違う違うよ!
かがみ「ああ、これならなんとか知ってるわ」
こなた「太正桜に浪漫の嵐!」

こなた「引き裂いたー闇が吠えー震える帝都にぃ」
731 ◆mXw05jcCpU :2008/05/16(金) 22:05:41 ID:GyDQO2dC
今回はここまでです。
ここまで読んでいただきありがとうございます

今回こなたが歌ったのはSEGAより発売されたゲームサクラ大戦より
『檄!帝国華撃団』
です

OVA化やテレビアニメ化もされて知名度抜群のシリーズです

前回ダイラガーを知らないとお言葉頂いたので
http://jp.youtube.com/watch?v=2E8kJp8lVDU
機甲艦隊ダイラガーXV OP
『銀河の青春です』


732名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/16(金) 22:14:58 ID:GyDQO2dC
>>731
すいません訂正を
×『銀河の青春です』
○『銀河の青春』です

733名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/17(土) 00:23:29 ID:2SNcov/r
>>731

GJ

>「太正桜に浪漫の嵐!」
そう言えばサクラ大戦って大正じゃなくて太正だったなw
734名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/17(土) 00:36:37 ID:Gbppp5eM
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 警告のレス ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

これは警告のレスです。
下記のスレに行って


あーやと結婚した\(^o^)/


と書き込んでは“絶対にいけません”。

http://ex24.2ch.net/test/read.cgi/wcomic/1209033833/

書き込むと今夜、あなたの夢にあーやが現れて大変なことが・・・。

信じられないかもしれませんが、このレスを無視して書き込んだK氏は
今も夢の中であーやと結婚生活することを余儀なくされています。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

735名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/17(土) 01:14:04 ID:rYcYvLpA
>>731
乙!
なんかこのシリーズ好きだ
アニメ1クール目のエンディングみたいで楽しい
736霧波:2008/05/17(土) 05:40:32 ID:eBqeE5FL
>>724
保管庫更新乙です。
いつもどうもです!

>>731
読ませていただきました。
思わずこなたが歌ってるとこを想像しちまったぜぃ!

それと前にリクをもらったうちの1人を題材にしたのを鋭意制作中ッス。誰かは…投下する時のお楽しみで(・ω・)/
737名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/17(土) 07:08:55 ID:YQJVNW/X
てすと
738小草若:2008/05/17(土) 15:47:10 ID:MLZotRcJ
こなたSS投下します。
エピソード7クリア後の話しになります。

タイトルは【泉こなたの純愛】でお願いします。

739名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/17(土) 15:48:21 ID:MLZotRcJ

【泉こなたの純愛】

なんなんだろうね…この気持ち…。

私なんかおかしくなっちゃったのかも…。

キミがこの学校に転校して来た日、ちゃんと覚えてるよ。

この日からだよ、私がなんか変になっちゃったの。

…遅刻しそうになってものすんごく私走りまくって…。

そしたら急にキミが出てきて、私達ぶつかっちゃったんだよね。

「ごめん…ッ!!大丈夫…??」

キミは私にそっと手を伸ばしてきて声をかけてきた。

これがキミとの最初の出会い。

740名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/17(土) 15:49:11 ID:MLZotRcJ
でも変なんだよ、初めて会うはずなのに…なんていうんだろうね…なんか…急に胸が苦しくなっちゃって…。

まさか一目惚れ…ッ!?

じゃなくて、なんか違うんだよ。

ずっと前からキミの事が…ううむ、やっぱおかしいな私。

絶対に初めて会うはずなのに、なんかずっと前からキミの事が…私は好き?

そのときはよくわかんなくて、陸桜に転校してきたらしいからまた会えるかなあ…なんて思ってたんだけど。

なんとまあ…その日の朝…キミは私のクラスに転校してきたわけだよ。

741名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/17(土) 15:50:07 ID:MLZotRcJ
教室で自己紹介してるキミを見て、すっごく胸が苦しくなった。

いつもの私なら「なんとまあベタなオープニング」とか言っちゃいそうだけど…それどころじゃなかったよ。

昼休みに改めてみんなで自己紹介したんだけど、私こんなキャラじゃん??

照れ隠しでヲタキャラ全快にしてしまったんだけど…気持ちわりぃこの女とか思われたらどうしようかとハラハラしてたよ。

でもキミはこんなヲタの私でもすっごく優しくしてくれた。

それから毎日学園祭の準備が始まったんだけど…覚えてる?

742名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/17(土) 15:50:37 ID:MLZotRcJ
私、はやく帰りたい〜とか深夜アニメが〜とか言ってたんだけど、アレ全部嘘だから。

ほんとはさ、できるだけ長くキミと一緒にいたいって思ってたんだよ。

だから泊まり込みとか話してたとき、キミと学校お泊まりイベントキタ―とか思ってたんだけど…キミが泊まり込みは止めようとか言いだすもんだから。

がっかりだったよ。

でもこのあたりで私はもう気づいてたよ。

743名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/17(土) 15:51:13 ID:MLZotRcJ
ずっと前から…とかはもうどうでもよくて、キミの事が好きってのがはっきりわかった。

ただ…また同じ事言うけど私こんなキャラだしヲタだし…それをどうキミにアピールしてよいのやらと。

つかさみたいに乙女テイスト全快なんで絶対無理だしさ。

ギャルゲーはいいよね。

選択肢選ぶだけだし。

リアルがこんなに難しいとは…。

定番イベントだし、学園祭の日に告白してみようかと思ったけど無理だったよ。

うむ…以外と小心者の私萌え…。

744名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/17(土) 15:51:54 ID:MLZotRcJ
なんとなく…かがみもつかさもみゆきさんもキミの事が気になってる様な感じだし、キミが私以外の子が好きだったらどうしようとか思ったし。

てゆかこんなヲタ女を好きになってくれるはずない…と思ったよ。

キミがかがみ達と仲良く話してたりすると、なんかこんな自分がすごく悔しかった。

どうせ私なんかとか思ったし、そ〜ゆ〜気持ちを顔とか行動に出さないよう必死になってたよ。

でもいつまでもこのままじゃだめだって思った。

745名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/17(土) 15:52:52 ID:MLZotRcJ
キミを誰にも渡したくないよ。

だから…卒業式の今日…私はこの星桜の樹の下でキミを待ってる。

「おーい!!こなたさんごめん!!遅くなっちゃて…ほんとごめん。」

…キミが来た。

やば…どうしよう…すごく胸が苦しい…こわいよ…でも…言わなきゃ。

「こなたさん本当にごめんね。なんかみんなに捕まっちゃってさ。で…俺に話しがあるんだよね?相談とか?」

こわいよ…でも…私は…ここで変わらないと!!

『ねえ…変な事言うけど…私…フラグは立ってたよ…初めて会ったときからキミのことが…いや…ずっとずっと前から…好き…』

…完。
746小草若:2008/05/17(土) 15:58:28 ID:MLZotRcJ
…以上です。

SS書くの初めてで、ケイタイからなんでみづらいかと思いますが…。

747名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/17(土) 18:48:00 ID:cUB9XV9T
乙です。これで初めてとはレベル高い
748名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/17(土) 19:11:19 ID:RkK+JeoJ
749名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/18(日) 01:54:45 ID:js02xs8k
>>745
乙です!
萌えたですよ〜
出来る事なら、このSSのこなたさんを頂いて帰りたいくらいです (´∀`*)
750GREN ◆.V03vEgrME :2008/05/18(日) 02:31:59 ID:TM56nYIO
まとめ氏及び職人様方、乙にしてGJです。
拙作に感想いただいた方々、多謝です。
細かいレス等は、落ち着いてから書きますね。

とりいそぎ投下予告。
朝7時前後をメドに新作投下します。
「想い出のつづき」みさお編後日談で中篇。
鬱…ではないですが、ちょっと凹みます。

書いてる本人が。
751GREN ◆.V03vEgrME :2008/05/18(日) 07:00:28 ID:TM56nYIO
おはようございます。よき朝でしょうか?

それではみさお中篇【あふたー あ すとーむ ☆ かむず あ かーむ】です。
らき☆すたでは初の続き物です。気長にお付き合いくださいませ。

ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/55059163.html
752名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/18(日) 07:41:41 ID:oCwcIx72
お陰で良い朝になりました。
みさきちらしくてニヤニヤ(・∀・)
続き楽しみにしてます。
753名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/18(日) 13:47:51 ID:FhQ6T8wH
>>751
乙です。
みさおとのケンカは読んでみたいと思っていたので
すでにニヤニヤ状態w
続きをwktkして待ってます。
754小草若:2008/05/18(日) 17:39:23 ID:aAWyicWr
>>745>>746>>747

レス底抜けにありがとうございます。

よく見たら誤字多すぎ…orz

また調子にのって執筆中なんで、後程投下いたします。
755名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/18(日) 20:57:59 ID:bAxd0QZI
756GREN ◆.V03vEgrME :2008/05/18(日) 22:57:01 ID:TM56nYIO
>>669-672
改めまして、パティSSへの感想、有難う御座います。
外国人らしさ(?)が少しでも表現できていれば僥倖。
>>666氏の仰るとおり、実際彼女のセリフ回しは活字にし辛いです(汗
とりあえず漢字部分と語尾をカタカナ化するように心がけてはいますが。それで読みにくくなっても本末転倒ですしね。

>>752-753
ありがとうございます。ケンカネタで需要あるとは思ってなかったので軽くビックリです。
かっちり仲直りしてみせますので、どうぞよろしくです。
757名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/19(月) 17:31:54 ID:4SDCWjfE
758名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/20(火) 01:37:32 ID:JLPSYM/G
俺も短編連作ハーレム物作ろうとしてやっぱりパティで止まってるんだよなあ
759GREN ◆.V03vEgrME :2008/05/20(火) 02:52:43 ID:aMcwNM2J
投下予告です。
>>751の続き、いきます。

朝7時前後を予定。どうぞよろしく。
7601-668:2008/05/20(火) 03:08:35 ID:sgGGVXam
今日中(?)にあげるつもりでしたが、遅くなったので
17時くらいにやまと再会うpします

と、普段しない投下予告でした

           おつ
それはそうと皆さんZです
>>750
あやの視点とは良いものですな
雨後のタケノコを期待します

761GREN ◆.V03vEgrME :2008/05/20(火) 06:54:21 ID:aMcwNM2J
>>760
感謝です。
初めてあやの視点であることに言及してくれたw(嬉
このスタイル、維持できればと思います。


あらためて、おはようございます。
さて、そんなわけで予告どおり続き投下します。


ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/55092493.html
762名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/20(火) 07:38:06 ID:JVJWu5wy
>>761
乙です
勝気な子が恋愛ではナイーブになるのは王道萌えですな
763名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/20(火) 18:57:25 ID:5ujGt45K
( ・∀・)<職人の皆様、乙です

( ・∀・)<毎度お馴染み流浪のwiki、更新です。

( ・∀・)<えっちい作品が投下された時のことを考え、専用ページをひっそりと計画しています。ご意見等はwikiまで。

( ・∀・)<えすかりぼーるぐ〜
7641-668:2008/05/20(火) 19:04:47 ID:sgGGVXam
>>761
おつです

>>763
乙にして、有難い限りです

遅れましたが投下します
今回は輪をかけて長いです
ちらっと話題になったパティもわずかに出ます

↓…本当にわずかですが↓
765やまと再会・小姑編:2008/05/20(火) 19:06:59 ID:sgGGVXam
「えっ、うそっ、集合って1時じゃないんですか?」
「俺は、2時って聞いたけど」
「…そうだったかもしれない」
「八坂さんにしては早いと思ったら、そういうことね」
「そんなぁ。走って損した」
「まあ、結果オーライじゃない?1時集合のつもりなら、15分遅刻だけど」
「…むむ」
「結局、いつも通りってことか」
「…それを言わないでください。てゆーか、先輩もずいぶん早く来たんですね」
「いまひとつ土地勘がないからさ。遅れたら嫌だからって、余裕持ちすぎちゃったよ」
「なるへそ。でも主賓なんだから、ちょっとくらい遅れてもそれはそれでアリですよ?」

 主賓、などと言われると、やはり照れる。
 まことにとって、彼女らがこんな風に祝ってくれるなど、考えもしないことだった。

 合否が発表されたのは、ほんの二日前だ。
 駄目だろう、という気持ちが大きかったが、結果としては受かっていた。
 あれでどうして、と思うほどに感触が悪く、自己採点などもする気が起きなかったほどだが、結果は結果だった。

 親の次に合格を報せたのは、やまとにだった。
 もっとも助けられたのは誰か、と考えたとき、教師よりも先に、彼女の顔が浮かんできた。
 限度はあるが、勉強なら自分でも出来る。やまとから貰った安心のようなものは、ひとりでは作れないものだ。

 そのやまとの口から、漏れ伝わったのだろう。次の日には、すでに祝賀会が企画されていた。
 こうが中心になり、その後輩たちも来るらしい。当然のように、やまとも参加するようだった。
766やまと再会・小姑編2:2008/05/20(火) 19:09:17 ID:sgGGVXam
「でも、いきなり呼び出しちゃってすいません」
「大丈夫だよ。ちょっとびっくりしたけど、祝ってくれるのはすごい嬉しいし」
「さっすが先輩、話がわかるっ。やまとなんか、こうが騒ぎたいだけでしょ?とか言うんですよ?」
「八坂さんの場合、それも合ってるんじゃない?」
「そんなこと、ほんのちょっとしかありませんよ」
「あるんじゃん。さすが、永森さんはよく見抜いてるんだね」
「まあ、短い付き合いじゃないからねっ」

 こうの口調は、敬語と砕けたものとが混ざっていた。
 本人は時々気にしているようだが、別段気に障ることはない。仲が良ければ、タメ口など当然なのだ。

「でも、そんなに仲がいいなら、なんで高校に入ってから会わなかったの?」
「え?なんのこと?」
「桜藤祭まで、一度も会わなかったんでしょ?喧嘩でもしてたの?」
「別に、一度もってわけじゃないですよ。桜藤祭の前にはブランクあったけど、
1年のときはけっこう遊んでたし。星桜の前で、写真も撮ったんですよ」
「え。ああ、そうなんだ」
「そうなんです」

 おかしい、と思った。高校に上がってからは一度も。やまとは、確かにそう言った。
 聞き間違い、ということはないだろう。なら、やまとの勘違いなのか。そんな勘違いが、ありうるのか。
 曖昧な記憶。それは、自分の中にもあった。文化祭に関わるほとんどの情報が、頭から抜け落ちている。
 クラスの友人、そしてやまとなども、ちょうどその辺りが怪しいようだ。

 受験は終わったのだから、今度はそういうものに向き合うべきなのかもしれない。
767やまと再会・小姑編3:2008/05/20(火) 19:11:30 ID:sgGGVXam
「ねえ、八坂さん」
「はい」
「ちょっと、避けてた話題なんだけど」
「なんすか?シリアスモードっすか?」
「桜藤祭のことでさ」
「…なるほど」
「どうして、誰も憶えてないんだろう」
「私の周りじゃ、忙しすぎたから、ってことで落ち着いてますけど」
「それだって、限度があるでしょ」
「まあ、不自然なのは確かだけど。私なんか、あんまり気にしないようにしてますね。
大して困らないし。あ、でも、会計の報告が人によってちぐはぐだったのは効いたなぁ」
「ちぐはぐ?」
「もう、思い出すのも億劫ですよ。ステージが崩れた、なんて妄言吐く人もいたし」
「ひどいな。誰がやったと思ってるんだか」
「あのステージ、先輩が組んだんですか?」
「…違うけど。でも、重要なところに関わった気がする」
「…そう言われれば、私も」
「ちょっと、深く思い出してみようかな。いままでは、考えるのも避けてたし」
「いま、ですか?」
「うん。ちょっと、ひとりで考えてみていい?」
「まあ、お好きにどうぞ。私、コンビニ行ってきますんで」
768やまと再会・小姑編4:2008/05/20(火) 19:13:14 ID:sgGGVXam
 こうの言葉が終わらないうちに、まことは眼をつむった。
 胸がざわつく。しばらくすると、ぼんやりとしたイメージが、いくつも湧いてくる。
 しかし、形になるものは少ない。ステージ。花火。それがどうしたのか。よくわからない。

 思い出そうとすると、こんな調子だった。そのうちに、怖くなってやめてしまう。
 今日は、それを越えてみるつもりだった。

 ひとつ、大きなイメージにぶつかった。桜の樹。自分が、寝ている。そこに、女の子が近づいていく。
 顔ははっきりしないが、女の子だということは、なぜかわかる。
 下を向き、はにかんでいる。それが誰かを考えたとき、不意にざわつきが大きくなった。
 思い出したくない。違う。なにかに、妨げられている。
 負けるな。もう少しで、手が届く。思い出せ。あれは、大事な人のはずだ。
 優しい。やわらかい。そして、温かい。そう、あれは。
 
 あと一歩。そう思ったとき、声が降ってきた。
10分ほど、経っているようだった。うたた寝から覚めたような感じする。実際に、船を漕いでいたのかもしれない。

「…えーっと、まこと先輩?」
「マコト、Are you O.K.?」
「…田村さん。あ、パティも」
「ひょっとして、寝てました?」
「起きてた…と思う」
「Sorrry,マコト。先に来てるとは、思わなかったデス」
「けっこう、早めに出たんスけど」
769やまと再会・小姑編5:2008/05/20(火) 19:14:43 ID:sgGGVXam
「ふたりとも、一緒に来たの?」
「はい。すぐに、やまとさんも来ますよ。電車が同じだったもんで」
「そっか。…ってか、自分らって面識あったんだ?」
「やまとさんと、ですか?実は、それなりにあるんスよ」
「一緒にEventやったカラネ」
「こーちゃん先輩に呼ばれて、アニ研にも遊びに来てましたよ」
「そっかそっか。でも、なんですぐ来ないんだろ」
「あれッスよ。鏡を見てるんです」
「…直前で、わざわざ?」
「女のコには、色々あるデスヨ?」
「ふうん」
「あ、でも、来たみたいッスね」
「…ほんとだ」

 まっすぐ、こちらに向かってくる。なぜか、あまりこちらを見ようとしない。
 やまとに会うのは、ずいぶん久しぶりだ。
 妙に緊張している自分に、まことは気付いた。すでに、やまとから目が離せなくなっている。

 かわいい格好してるな。もう、そんなに寒くないからね。最初に、なにを言おうか。
 思いつかないうちに、やまとは目の前に立っていた。

「…久しぶりだね、まこと君」
「うん。久しぶり。えっと…お変わりなく?」
「なにそれ、変なの。親戚の集まりみたいよ?」

 笑った。かわいいな、と言いそうになったのを、ぎりぎりで抑えた。
770やまと再会・小姑編6:2008/05/20(火) 19:16:04 ID:sgGGVXam
「まこと君こそ、お変わりなく?」
「変だったさ。ずっと、会いたかったんだ。昨日は一日中、キミのことばかり考えていた。もう、離さないよ」
「こっ、こう?いたの?やめてよっ、後ろからいきなり。びっくりするじゃないっ」
「八坂さん。今のは、誰の真似?」
「もち、まこと先輩の。ねえねえ、似てた?似てた?ときめいた?」
「全っ然」
「判定きびしいね、やまとは。でも、似てたよねぇ、ひよりん?」
「…いや、というかですね」
「コウが、Appointmentを守るナンテ!」
「失礼ッスけど、今日は遅刻してないんですね…」
「わ、私だって、たまにはこういう日もあるのだよっ」
「こうのことだから、間違って1時間ぐらい早く来ちゃったんでしょ?」
「…あれ?あれれ?先輩、やまとにばらした?」
「俺は言ってないけど、バレバレみたいね」
「…こーちゃん先輩。結局、そういう落ちッスか」
「カンドーして損しまシタ…」
「むうっ、ふたりして私をそんな眼でっ」

 みんな、笑っていた。開放的な雰囲気が、身に沁みるようだった。
 今日は、思い切り楽しもう。そう、素直に思えた。

 全員が、歩き出す。やまとと話そうとしたが、先にこうにつかまった。
771やまと再会・小姑編7:2008/05/20(火) 19:17:39 ID:sgGGVXam
「せんぱぁい」
「え、なに?」
「やまとに絡もうとしたでしょ」
「…そうだけど」
「あの子、どうですか?先輩的にも、満更じゃないんでしょ?」
「まんざら、って…。そりゃ、かわいいけど」
「かわいいだけですか?」
「どういう意味」
「好きかどうかって、聞いてるんです」

 こうの声の色が、不意に変わった。
 小さいが、こちらにだけはしっかり聞かせようとしている。表情にも、緩みがなかった

「やまとに、恋してます?」
「嫌いじゃないけど」
「誤魔化さないでください。こっちは真剣に訊いてるんです」
「…どちらかといえば、好きだよ」
「ひっぱたきますよ?」
「説明くらいさせてよ」
「はあ」
「永森さんのことは、好きだよ。なんというか、その」
「女の子として?」
「そう。そういう意味で、好きになってると思う」
「思う、ってなにさ。はっきりしなよ」
「だからっ」
「だから?」
「…ブレーキがかかるんだよ」

 こうの語調に反撥するように、こちらの言葉も粗くなる。あまり、止めようとは思わなかった。
772やまと再会・小姑編8:2008/05/20(火) 19:19:13 ID:sgGGVXam
「心から本気で好きになろうとすると、歯止めがかかるんだ」
「…自制するほどのケダモノでも、飼ってんの?」
「そんなのがいるなら、いっそ解き放ってやりたいね。俺自身、永森さんのことはかなり意識してるよ。
だけど誰かに、好きになるな、って言われてる気がして、そこから踏み出せないんだ」
「そんなことを言う人が、先輩にはいるわけだ」
「いないよ、そんなの。自分でも、よくわからないんだ」
「出た出た。やまとに初めて逢ったときも、そんなことのたわってましたよね」
「そういう言い方するなって。本当のことなんだから」
「…ふうん」

 本当のことを言って、なぜそんな皮肉めいたことを返されるのか。
 本気で苛立ちそうになる自分を、まことはどうにか飲み込んだ。

 なぜ、好きになりきれないのか。どこで、引っかかっているのか。
 先ほどのイメージが、また浮かんできた。桜の樹と、女の人。やはり、それなのか。
773やまと再会・小姑編9:2008/05/20(火) 19:22:01 ID:sgGGVXam
「まあ、信じます。先輩は嘘つけない人ですからね。でもって、先輩」
「まだ、なんかあんの?」
「いま私と話して、イラッとしましたか?」
「正直、ちょっと」
「私はね、先輩。やまとが大事なんです。いまさら言うのも、照れますけど」
「…それで?」
「わかってはいるんです。自分が口出すことじゃない、って。でも、どうしても黙ってられない」
「…悪かったねぇ、はっきりしない男で」
「違います。要するに、ただのお節介なんです。
部長なんかやってるうちに、こうなっちゃったんです。で、それを治そうとも思ってません」
「つまり、どういうこと?」
「これからもちょくちょく口出ししますんで、よろしくってことです」
「…もう、好きにしてよ」
「いいんですか?」
「だって、やめろっつってもやるんでしょ?」
「…先輩」
「んー?」
「先輩があんまり怒らなくて、嬉しいです。
やまとのこと、ちゃんと見てあげてください。私、先輩ならいいかなって思えます」
「…勝手だなぁ」
「そうですね。だけど」
「わかったよ。でも、もう少し考えさせてくれないかな」
「それは、先輩の勝手です。だから、私も勝手にします」
「…なるほどね」
「よっしゃっ」
774やまと再会・小姑編10:2008/05/20(火) 19:23:29 ID:sgGGVXam
 こうが、急に声を張った。前を歩く3人が、弾かれたようにこちらを向く。

「What!?」
「せせ、先輩?なにごとッスか?」
「パティ、ひよりんっ。今日は飛ばすよっ」
「ちょっと、こう。まこと君のお祝いだって、忘れてない?」

 たしなめるやまとに、こうは何事か囁いている。
 なにを言われたのか、やまとはやや緊張した顔でこちらに寄ってきた。

「なぁに?まこと君」
「え?」
「こうが、まこと君から話があるって」

 あいつめ、と、まことは胸の中で呟いた。でまかせを伝えて、話す機会を作ったつもりらしい。
 なんとも癪だったが、だからといってやまとを追い返す気にもなれない。

 苛立ちの名残なのか、妙に気分が昂揚している。
 こんな気分に任せて喋ってみるのも、たまにはいいかもしれない。
 ふと、まことの中に悪戯っぽい考えがよぎった。
775やまと再会・小姑編11:2008/05/20(火) 19:25:17 ID:sgGGVXam
「あのさ」
「うん」
「今日から永森さんのこと、やまとって呼んでもいい?」

 慌てると思ったが、やまとはしばらく茫然としていた。
 それから不意に落ち着きをなくし、眼を泳がせては時々なにか言いかける。
 顔には、少しずつ赤みが差している。

 こういう様子を見ていると、どんどん苛めたくなってしまう。
 からかうほどに、やまとは可愛らしい反応を返してくれる。

 自分を好きなのかもしれない、という想像は、押し殺すようにしていた。勘違いなら、みっともないだけだ。

「合格のご褒美ってことで、ね?」
「わけわかんないわよっ」
「じゃあ、だめなの?」
「…呼びたいんなら、いいけど」
「ありがと、やまと」
「…うん。まあ、悪くはないかもね」
「でしょ?」

 名前を呼ぶというのは思い付きだったが、意外なほど気分が晴れた。楽しもうという気持ちが、戻ってくる。
 自分がつまらない顔をしていては、場も冷めるだろう。仮にも、今日の主役なのだ。
 誰かしらと集まって騒ぐのも久しぶりだから、多少は羽目も外してみたい。

 こうと、目が合った。悪びれたように笑いながら、軽く謝るような仕草をしている。
 こちらも、苦笑で返す。それを、やまとが不思議そうに眺めていた。

 なんでもないよ、やまと。そう言うと、やまとは下を向いてはにかんだ。
7761-668:2008/05/20(火) 19:29:28 ID:sgGGVXam
以上…です…

鬼神のごとき連投ですね
2回に分けて落とすべきだったと途中で気付きました
スレのためにも、以後心がけます

んでわ、すんずれいしまぁす←台無し
777名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/20(火) 19:32:23 ID:5ujGt45K
乙です。主人公の記憶は戻るのか。楽しみです。
778名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/21(水) 00:44:14 ID:d6Qf4RiL
>>761
お疲れ様です。
あやのの心配りに感動した…! 
ふたりを模したマスコットをプレゼントに贈るといった発想が乙女的あやのらしいなぁとか思いました。
つづき楽しみにしております。

>>763
毎度お疲れ様です〜。

>>764
お疲れ様です。
薄らぼんやりとした記憶に残る女の子ってのがこれまた波紋を呼びそう……かな?
こうもいい役ですね、彼女の性格上こういった立ち回りは得意分野っぽそうです。
全然的はずれかもとちょと心配に思いつつ、今後の展開も楽しみにしてます。



さてはてアフターエンド物を少しずつ進めていますが捏造炸裂したりキーボードが進まなかったりと前途多難です。
完成するのはいつになるのかなぁ…
779名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/21(水) 12:18:37 ID:9ALv9vgm
>>776
乙!連投なんて気にすること無いんだぜ
しかし目が離せない展開になってきた……やっべオラわくわくしてきたぞ
そして曖昧な記憶に残る女の子ってやっぱり……?
続き楽しみにしてます!
780名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/21(水) 17:59:30 ID:Le9poV4G
781名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/21(水) 18:01:15 ID:3a0TLeEc
>>776
乙です。
続きが死ぬ程気になる。
782霧波:2008/05/21(水) 19:00:41 ID:3IId8yAM
>>761
乙です!。
あやのええ娘だなぁ。プレゼントのチョイスもあやのらしいですね。続き、待ってますっ!

>>763
保管庫更新毎回お疲れ様ですm(_ _)m

>>764
乙です!
盛り上がってきましたね〜っ!記憶の中にうっすらと残る女の子…誰なのかWKTKしながら待っとります(≧▽≦)ゞ

リクエスト編第一段、今日中に投下しますね。
783名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/21(水) 22:07:03 ID:B1NOCI3H
WIKIが見れなくなってるorz
784名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/21(水) 22:14:08 ID:XrV27vVg
ん?こっちは普通に見れるぞ?
785霧波:2008/05/21(水) 23:39:52 ID:3IId8yAM
今からSS投下しますね。

タイトルは「好きな人のために」で、いいかな(^_^;)
786霧波:2008/05/21(水) 23:40:58 ID:3IId8yAM
「……はよう」

私、小早川ゆたかは朝からある練習をしていた。

「…さん、おはよう……。うん、ちゃんと自然に言えてるよね」

ようやく納得がいき時計を見る。

「あっ、そろそろ家を出なきゃ」

部屋を出てあいさつをし、外に出る。そして、いつもより少しだけ力を入れて一歩を踏み出し呟いた。

「もう、あんなふうに言われないようにしなきゃ…」

787霧波:2008/05/21(水) 23:43:09 ID:3IId8yAM
「そろそろかな…」

いつもの待ち合わせ場所で俺は彼女であるゆたかちゃんを待っていた。
こうやって一緒に学校へ行くようになったのは付き合う事になったすぐ後、ゆたかちゃんの、

「学年が違うから会える時間が少なくてちょっと寂しいですね」

の一言が始まりだった。その時全く同じ事を考えていた俺は、せめて登下校は一緒にしようと提案し今に至るわけだ。
そんな回想シーンを頭で流していると、向こうからやってくるゆたかちゃんの姿が見えてきた。向こうも俺に気づいたのか気持ち足早になる。そんな中、俺はゆたかちゃんを見て少し違和感を感じた。何かがいつもと違うような……。

「……あっ、髪型変えたのか」

違和感の正体。それは、いつもはツインテールにしている髪を下ろしていたのだ。
そういや、髪下ろしてるの初めて見たや。けどこの髪型も似合ってて可愛いなぁ、なんて考えちゃうのは親バカならぬ彼女バカなんだろう。
そんな事を思ってると、もうゆたかちゃんは目の前まで来ていた。とりあえず朝のあいさつをする。

「おはよ、ゆたかちゃん」

788好きな人のために:2008/05/21(水) 23:47:53 ID:3IId8yAM
するといつもは、

「お兄ちゃん、おはようっ!」

と、いつも笑顔で答えてくれてるゆたかちゃんが、今日は顔を赤らめながらもじもじしている。
あ、あれっ?おかしな事は言ってないよな?そりゃ髪型違うのが気になってちょっと見入ったりはしたけど…。
そんな事を考えていると、ゆたかちゃんは何かを決意したようにシッカリと俺を見てあいさつを返してきた。

「お、おはようっ。えと……ゆ、ゆう…さん」

………………

えっと……ゆうさんって誰だ?ゆたかちゃんは、確かに俺の方を見てあいさつをしたよな。んで、俺の名前は真堂ゆう。
な〜んだ。なら全然問題ナッシン……って、ちょいと待て〜っ!

「あ、あのさ。ゆたかちゃん今なんて言った?」
「あの…おはようって……」
「いや、そこじゃなくてその後に」
「えっ?えっと……ゆ、ゆうさん…って」

ヤッパリ聞き間違いなんかじゃない!確かに、ゆたかちゃんは俺の事を「お兄ちゃん」ではなく「ゆうさん」と、呼んでいた。
う〜ん。お兄ちゃんって呼ばれ方に慣れてたせいか少しこそばゆいけど、名前で呼ばれるのもなかなか……って、今考えるのはそこじゃないだろっ!?
789好きな人のために:2008/05/21(水) 23:50:56 ID:3IId8yAM
昨日電話で話した時は、まだ俺の事はお兄ちゃんって呼んでたよな。何で急に呼び方を変えたんだろ?
心境の変化?お兄ちゃんって呼び方を誰かにからかわれた?うーん……さっぱりだ……。
そんな感じで頭の中で1人問答をしていると、ゆたかちゃんが少し不安そうな顔で、

「ど、どうかしましたか?」

と、聞いてきた。ってかそうだよ、考えてないで本人に聞いたら手っ取り早いじゃん。早速俺は事の真意を聞き出そうとした。

「ねぇ、ゆたかちゃん。ちょっと聞きたいんだけどさ」
「はい。なんですか?」
「今までは俺の事をお兄ちゃん、って呼んでたでしょ?けどさっきは名前で呼んできたよね。どうかしたのかなってさ」

すると、ゆたかちゃんの表情が少し暗くなった。

「……名前で呼ばれるの、嫌でしたか?」
「う、ううん。そんな事ないよっ。ただちょっと気になっただけなんだ」

そう言うとゆたかちゃんは笑顔になり、
「ならいいですよね。さっ、こんなところで話してたら遅刻しちゃいますよ〜。急ぎましょう、ゆうさんっ」

と言いながら俺の手を握り、少し足早になりながら学校へと歩き出した。
790好きな人のために:2008/05/21(水) 23:55:22 ID:3IId8yAM
ゆたかちゃんに引っ張られるような形で学校に向かう中、俺は名前で呼ばれた事について再び考えていた。けれど結局答えは出ず、周りの人達にも意見を聞こうと思った。

「おはよ〜っ」

俺が教室についてから約10分、ようやく待ち人がやって来た。

「ねぇこなたさん」
「ん?ゆーくん、なに?」
「ちょいと聞きたい事があんだけどいい?」
「スリーサイズは秘密だよ?」
「別に知りたくないから安心してくれ」
「むー、そう言われると複雑な気分。まーいいや、どしたの?」
「実はゆたかちゃんの事なんだけど……」

俺は朝の出来事を話した。

「ナルホドね〜。」
「うん。それでさ、何か変わったこととかなかったかなって」
「ん〜…特にはなかったと思うけど。ただ単に名前で呼んでみたかった〜、とかじゃないのかな?」
「そーなのかな…」
「ま、私も何か思い出したら教えるね」
「サンキュ、頼むよ」

話を終えたこなたさんはつかささん達のところに向かってった。
ただ単に名前で呼んでみたかった……ホントにそれだけなのかな?
結局、この日の午前中の授業はずっとこの事を考えたせいで怒られるわ叩かれるわで散々だった。
791好きな人のために:2008/05/21(水) 23:59:39 ID:3IId8yAM
そして昼休み。俺はみなみちゃんに話を聞こうと思い、昼飯を食べ終えゆたかちゃんの教室に向かおうとした。すると丁度良いタイミングで、ゆたかちゃんとみなみちゃんに廊下で出くわすことができた。

「あ、おに……ゆうさん。こんにちは」
「こんにちは、先輩……」
「や、こんにちは。…あれ?ゆたかちゃん、もしかして具合悪い?」
「あはは…分かっちゃいました?」
「って事は今から保健室行くところ?」
「はい…」
「そっか。ねぇ、俺もついていっていいかな?ゆたかちゃんの事心配だし」
「もちろんいいですよ。ありがとうございます、ゆうさん」

保健室に到着し、ゆたかちゃんをふゆき先生に任せた後、俺とみなみちゃんは保健室を出た。

「先輩、それじゃ私はこれで……」
「あっ、みなみちゃんちょっと待って」
「…どうかしましたか?」

俺は今朝のことをみなみちゃんに話してみた。

「そんな事があったんですか…」
「うん。んでさ、今日……最近でもいいや。ゆたかちゃん何か変わった事ってなかったかな?」
「変わった事、ですか?………そう言えば」
「何かあったの?」
792好きな人のために:2008/05/22(木) 00:01:43 ID:ya9SQ+co
「今日の朝、教室でゆたかに「どうしたらみなみちゃんみたいに背が高くなるの?」って、すごい真剣な顔で聞かれました……」
「どうすれば背が高くなるの、か……後は何かあった?」
「…すいません、後は特には……」

その時、丁度予鈴が鳴り響いた。俺はみなみちゃんにお礼を言うと教室へと向かった。
そう言えば、さっき廊下でゆたかちゃんに会った時、何か言いかけてたな。確か…「おに」とか言ったら急にしまった!って感じの顔になってたっけ。
おに…、おに…、鬼…じゃないよな。おにー…、お兄…っ!「お兄ちゃん」かっ!
ただ単に呼んでみたかっただけってんなら言い直さないだろうし、あんなしまった!みたいな顔もしないハズ……だよな?
って事は、ゆたかちゃんは何か理由があってお兄ちゃんって呼び方を変えようとしてるって事になる。けど、一体どうして急に……。
その後、廊下ですっかり考え込んでしまった俺は、我に返って教室に戻った時には既に5時限目も終わりかけてしまっていた。

793好きな人のために:2008/05/22(木) 00:08:09 ID:ya9SQ+co
放課後、俺はゆたかちゃんと一緒に帰ろうと思っていたが、みなみちゃんから早退したと教えられ1人で家に帰っていた。その途中、俺はある人に出会った。

「あれ〜?ゆう君じゃん」
「あ、こんにちは。…そだっ!ちょっと聞きたい事があるんですけど……」

午後八時。俺はファミレスで待ち合わせをしていた。

「……お、来た来た。ゆいさーん、こっちですっ!」
「お待たせ〜っ、待たせちゃったかな?」
「いえいえ、俺もさっき来たばっかですから」

そう、俺が帰りに会ったのはこの人。ゆたかちゃんの実姉である成実ゆいさんだ。あの時は仕事中だったから長い時間は難しいということだったので、仕事が終わったら話を聞いてもらうことにしたのだ。

「それで…ゆたかについて相談があるって言ってたけど……どうしたのかな?」
「はい。実は…」

俺は事の経緯を説明した。

「なるほどねー。それで最近変わった事がなかったか教えてほしいってわけね」
「はい。些細な事でもいいんで思い出してもらえませんか?」
「ん〜最近か〜……あっ、そう言えば!」
「何かあったんですかっ?」
794好きな人のために:2008/05/22(木) 00:11:55 ID:ya9SQ+co
「日曜日ゆたかに会いに行った時に「どうすればお姉ちゃんみたいにスタイル良くなれるかな?」って聞かれたよ。後、化粧の仕方を教えて欲しいって言ってた位かな?」
「スタイルと化粧か……」
「も〜、ゆたかからそんな事を言ってくるなんてお姉さんびっくりしちゃったよっ!」
「ふむふむ。そう言えば、ゆたかちゃんからそーゆー話をしてきた事って今までありましたか?」
「ううん。初めてだったよ」
「そうですか。うーん…何があったんだろうな」

2人で考える。それからしばらくしてゆいさんが何かを閃いた。

「そう言えばさ、ゆう君土曜日にゆたかとデートしてきたんだって?」
「なっ!なぜにそれを!?」
「ゆたかがそりゃー楽しそ〜に話してくれたからね」
「そ、そうですか…」
「その時はなにか変わったこととかなかったの?」
「えっと、あの日は……」

一つ一つ記憶を手繰り寄せていく。それから数分後、俺は答えかもしれないものに辿り着いた。

「あ〜〜〜っ!」
「うぁっ!?ゆう君どうしたのさ?」
「分かった……」
「ホント!?」
「はい、多分間違いないですっ」
「そっか〜。良かったね」
「本当にありがとうございましたっ!」
795好きな人のために:2008/05/22(木) 00:16:17 ID:ya9SQ+co
「いえいえ、可愛い妹とその彼氏の事だもん。役に立ててお姉さん嬉しいよ」

ゆいさんは満面の笑みで言った。本当にゆたかちゃんが好きなんだな。…さっ、後は明日ゆたかちゃんに伝えるだけだな。

次の日、俺はゆたかちゃんを星桜に呼び出した。そして放課後、俺がついた時には既にゆたかちゃんが来ていた。

「急に呼び出しちゃってゴメンね」
「いえ。それで、どうかしたんですか?…ゆうさん」
「うん。ゆたかちゃんに伝えたいことがあったからさ」
「伝えたいこと……ですか?」
「ゆたかちゃん、この前から俺の事名前で呼んでるよね。と言うか、[お兄ちゃん]って呼ばないようにしてるよね」

ゆたかちゃんの体が小さくビクッとした。

「保健室に行く途中でも、お兄ちゃんって言いかけてたのをわざわざ言い直してたしさ。でさ、どうして急にそういう風にしたんだろうって、俺昨日から考えてたんだ。それで……多分だけど理由も分かったんだ」

ゆたかちゃんは俺の話を黙って聞いていた。

「土曜日にデートした時に寄ったクレープの屋台……でしょ」

ゆたかちゃんが驚いた表情をする。どうやら当たりみたいだ。俺はあの時の事を思い出した。

796好きな人のために:2008/05/22(木) 00:19:21 ID:ya9SQ+co
土曜日、俺はゆたかちゃんとのデートの途中でクレープの屋台に寄ったんだ。

「ほらほら、お兄ちゃん早くっ!」
「あははっ、そんな急がなくてもクレープは逃げないよ」
「いらっしゃいませ、どれにしますか?」
「う〜ん……私はイチゴにしようかな?お兄ちゃんはどうします?」
「そだな……じゃあチョコとバナナで」
「はい、少々お待ちください。」
「えへへ、楽しみですね」

そして出来上がったクレープを受け取るときの何気ない店員さんの一言が原因だったんだ。

「お待たせしました。」
「どうもです」
「あ、お兄ちゃんお金…」
「これ位払うって」
「あ、ありがとうございます」
「ふふ、兄妹でデートなんて仲が良いんですね」
「え………?」

797好きな人のために:2008/05/22(木) 00:24:30 ID:ya9SQ+co
「すごい…悲しくなったんです」

ふと、ゆたかちゃんが口を開く。

「確かに私、背も高くないし、ぺったんこですし、ゆうさんと並ぶと恋人というよりか兄妹みたいに見えるのはしょうがないって分かってます……」
「けど私とゆうさんは確かに恋人同士で…、だから周りからどういう風に見えてても関係ないって思ってました。」
「けれど……実際に[兄妹]って言われるとすごい辛くて、すごい悲しくて……」

だんだんとゆたかちゃんの声が震えていく。

「なんで私はこんななんだろうって…自分の事が嫌いになっちゃいそうで…」
「少しでも[恋人]として周りに見えるように、少し子供っぽいけど小さい頃から好きだった髪型をやめたり、大好きな[お兄ちゃん]って呼び方をやめようとしたけど…全然駄目で……」

ゆたかちゃんは大粒の涙を流し始めた

「だんだん、私がお兄ちゃんと付き合うのが悪い気がして……、お兄ちゃんにはもっと私なんかより素敵な人が似合うって思っちゃったり、お兄ちゃんも私なんかより他の人がいいんじゃないかなって……っ!?」

俺はゆたかちゃんが喋り終える前に抱きしめた。

798好きな人のために:2008/05/22(木) 00:29:05 ID:ya9SQ+co
「そんな悲しいこと言わないでよ…」
「けど……っ!?」

ゆたかちゃんは何かを言おうとしたが、俺は抱きしめる腕に力を少し入れそれを阻んだ。

「俺にとって大切な人なのはゆたかちゃんなんだよ。隣にいてほしいのも、笑顔を見せてほしいのも、大好きなのもゆたかちゃんだけなんだよっ」
「お兄、ちゃん……」
「似合う似合わないなんてもんは関係ない。俺はゆたかちゃんに側にいてほしい。ゆたかちゃんじゃなきゃ駄目なんだよ…」
「おにぃ……ちゃん………」
「だから…俺の事を好きでいてくれるなら……側にいてくれないかな?」
「グスッ…私……お兄ちゃんの隣にいていいんですね……」
「当たり前だよ…。俺の隣はゆたかちゃん専用なんだからさっ」
「……ハイッ!」

それからしばらく、俺とゆたかちゃんは星桜にもたれながらお互いに体を寄せ合っていた。

「ねぇ、お兄ちゃん」
「ん?どうしたの、ゆたかちゃん」
「この前のクレープの屋台、今から行きませんか?」
「えっ?」
「溜め込んでたもの全部吐き出したらお腹空いちゃいました」
「俺は構わないけど……平気なの?」
「はい。今なら私はお兄ちゃんの恋人なんだって自信を持って思えますから」
799好きな人のために:2008/05/22(木) 00:42:20 ID:ya9SQ+co
「そっか。それじゃ行こっか」

そして俺たちはあのクレープの屋台にやって来た。
「いらっしゃいませ……って、あれ?君たちこの前の…」
「どもっす。」

早速メニューを頼み、しばらく待つとクレープが出来上がった。それを受け取り、2人で食べ始める。すると店員さんが、

「やっぱり兄妹仲いいですね」

と、言ってきた。ゆたかちゃんの表情を見る。そこにあったのはいつも通りの笑顔だった。
俺はゆたかちゃんの肩に手を置き店員さんに向けてこう言った。

「兄妹じゃないですよ。俺にとって誰よりも大切な恋人ですっ」
「お兄ちゃん……」
そう言って、俺はゆたかちゃんを抱きしめながらキスをした。店員さんどころじゃない、周りにいた人も唖然としている。
確かにとんでもないことをしてると思う。普通だったらこんな羞恥プレイなんか絶対しないだろう。
実際かなり恥ずかしかったけど、それでも俺はこうしたかった。今、ここにいる人の目に、俺とゆたかちゃんを確実に[恋人]として映してもらうために……


ちなみにあのキス現場にはゆいさんもいたらしく、夜に泉宅に呼び出されて3時間も説教されてしまった。
800霧波:2008/05/22(木) 00:43:28 ID:ya9SQ+co
終了です。
よければみてやってくださいねm(_ _)m
801名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/22(木) 00:45:51 ID:JKZ7hdop
以前即レスでゆたかをリクエストした者ですがとてもよかったです^^
本当にありがとうございました!!!
802名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/22(木) 04:54:34 ID:Wf5hUk9k
とりあえず、こう?ものを投下します。
タイトルは腐乙女。
803腐乙女:2008/05/22(木) 04:58:52 ID:Wf5hUk9k
こう「ひよりん、先輩に何の衣装を渡したの?」
ひより「ふふふ〜、それは見てからのお楽しみッス」
パティ「気になりマス・・・」

主人公「お、おまたせ・・・
    着てきたケド・・・?」
主人公が教室のドアを開けて入ってくる。
こう「!?」
「おお!!!」←ひより、パティの声が見事にハモる
白衣とメガネのコンボ。

パティ「こ、これハ!!」
ひより「よ、予想以上ッス!!」
こう「・・・」
主人公「けど、これって、ただの白衣とメガネじゃん・・・
    コスプレとはちょっと違う気がするけど?」
ひより「いいえ、大変結構な萌え教師キャラです!
    本当にありがとうございました!!」
パティ「受け持ちは、モチロン『科学』で決まりですネ!!」
こう「・・・」
主人公「(こんなのがいいのか?
    何の変哲も無い白衣とメガネなのに・・・
    女の子の趣味ってわからないなぁ・・・)」
などと考えながら、なんとなく、メガネを直す主人公。
こう「・・・っ」
パティ「OH!その仕草、ツボを心得てマスネ!!」
主人公「へ?」
ひより「こうちゃん先輩?
    どうしました、顔、真っ赤ですよ?」
こう「!?
   な、なんでもない!!」
804名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/22(木) 14:54:33 ID:o2qsapwM
>>800
乙です!背伸びするゆーちゃん可愛いなぁ
髪おろしたゆーちゃんが想像できなくて小一時間悩んだのはここだけの秘密だw
805霧波:2008/05/22(木) 15:21:44 ID:ya9SQ+co
>>801
よろこんでもらえてなによりですo(^-^)o
>>804
髪を下ろしたゆーちゃんはコミックスに稀に出てますよ。探してみてください(^-^)

>>803
乙です!
こうのようなキャラが照れてるのってやけに破壊力ありますよね(俺だけか?)

さて、リクエスト編第二段もキャラを決めたので、出来次第投下しますね(b^-^)
806名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/22(木) 21:13:10 ID:uNdzdWXW
>>800
GJ!
ゆーちゃん大好きな自分を萌え死させる気ですか
最高にすばらしかったぜ!

>>803
GJ!
天然主人公イカすなぁ
ある意味一番破壊力あるのが主人公じゃないかw
こーちゃんも一撃で撃沈だw
807名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/22(木) 21:21:20 ID:XWd09w6z
職人方、乙です。

それにしても、800スレで450KBオーバーか。これは、1000までもたないか?
808GREN ◆.V03vEgrME :2008/05/23(金) 01:29:42 ID:7f+qRXNs
>>762>>764>>778>>782
感想いただき、毎度多謝であります。
仲直りのキーアイテムとして考案した「ふたりのマスコット」なんですが…あんまりこれといって役に立ってなかった気がしますorz
気が向いたら、イラストないしCGで作ってみようかなーと思ったり思わなかったり。

>>776
あいもかわらずGJです。
一度執筆活動についてゆるゆると酒でも交えながら語らいたいものですねぇ。
…俺下戸ですが(ぉ
さておき、今後の展開がヒジョーに楽しみです。がんばってくださいまし。

>>800
乙。そしてゆたちゃんかわええ(惚
なんか背伸びしてる感がもう…熱出そう俺。

>>803
そうか…こうは白衣メガネがツボなのか…(何
ともかくGJ。
なんとなく妄想中のこうSSの空気が固まって来た気がするです。


さて、それでは投下予告。
みさお中篇、ラストです。朝7時前後を予定。どうぞよろしく。
809GREN ◆.V03vEgrME :2008/05/23(金) 06:50:36 ID:7f+qRXNs
おはよーございます。
朝はご飯派、炎部紅蓮です。

それでは、みさお中篇ラスト、どーぞです。

ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/55139711.html
810名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/23(金) 08:58:51 ID:3/Rwbu5F
乙乙〜
811名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/23(金) 11:46:17 ID:EcxEWJxp
>>809
乙!徹頭徹尾あやの視点で上手くまとめたその手腕、お見事です!
みさおがいい意味で子供っぽくておじさん心がほんわかしちゃったよ
シーン1の最後のかがみの呟きがどういう意味だったのか気になるなぁ……
812名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/23(金) 11:52:38 ID:bLPN4u9Z
>>809
それでは一言、グッドバカップル!!
やっぱり喧嘩の二つや三つ乗り越えて絆は強くなっていく物ですね。
813名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/23(金) 16:28:37 ID:liAJK4Pi
えろ甘いの書きたいんだけれどもこのスレ的には
どこらへんまでおkなんだい?
814名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/23(金) 17:34:10 ID:W4JvdBoG
どこまでも
815名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/23(金) 17:42:56 ID:DSpBRul4
Bのちょっと手前まで?
816名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/23(金) 17:58:21 ID:uMDJzznK
地平線の果てまで
817名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/23(金) 18:10:57 ID:liAJK4Pi
なるほど。ちょっとしたギャンブルだが濃い目で書いてみるかぁ
助言どうもですー
818名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/23(金) 19:36:07 ID:j7pqujV0
>>809
毎度ながらGJです。
あやの視点ってのが良いですね〜。親友から見ても微笑ましいくらい仲がいい2人を想像してニヤニヤw
途中、もしやかがみが参戦するんじゃないか…?と思ったのは秘密です。
819名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 00:11:57 ID:jBhyHS96
>>813 もし投下が憚られるようなら、どっかのうpロダにあげるとか。
     まとめの人が専用ページ作ってくれるらしいし。
820名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 01:15:25 ID:yNG4mde3
エロ書きたいならエロパロの方で投下してリンク貼ればいいんじゃない?
821名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 04:54:46 ID:2GaGbNaK
本スレがあの様子じゃ勇気いるだろう。
追い出されスレとかならいいかもしれんけど
822名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 08:21:28 ID:7zQqCIJW
正直あそこに投下するぐらいならここに投下した方が荒れないよ
それぐらいあそこの空気は異常
823名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 10:06:02 ID:jBhyHS96
仕方ないことだが、棲み分けたほうがいいかもわからんね
824名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 11:09:54 ID:WZKNMAQn
それで作品の質が保たれてる一面もあるから、一概に非難はできないけどね
でも、ここの作品の質なら歓迎されると思う
825名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 16:48:24 ID:7zQqCIJW
質の問題じゃない、作品形態そのものが違うから排除しようと躍起になる馬鹿が居る
別にあっちに投下してあっちが荒れるのは構わないが、ここに特攻されるのは勘弁
826名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 22:48:49 ID:D79jWr6A
昨日えろ甘いの書きたい〜って言っていた者です。
書きました、こなたで。ほんとにギャンブルでした……('A`)
18禁注意。キャラ崩壊注意。男主人公の名前は某東○イチャスレっぽく○○で。
好きな名前で脳内変換してくださいな。
ttp://ura.s2.x-beat.com/upload.cgi?mode=dl&file=1479
パスは『konata』
827名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 23:28:04 ID:yNG4mde3
乙乙
828名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/24(土) 23:38:45 ID:oP94Jyqb
乙です。ごちそうさまでした。
829GREN ◆.V03vEgrME :2008/05/25(日) 00:45:56 ID:wilWgu1K
>>810-812>>818
感想、有難う御座いますです。
あやのがいいコ過ぎてもう…
そのせいか、バカップル分は少々薄かったかもしれませんが(汗

>>826
乙です。どきどきしました。
かわいいじゃねえかこなたこんにゃろ。
俺はエロ書けないので、結構羨ましいです。


では投下予告。
web拍手でリクあったので勢いで書きました。みさお中篇シーン2のかがみんサイドです。
1時前後を予定しております。
830名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/25(日) 00:50:32 ID:UxxiJJWl
>>826
乙!ゴチになりました
甘えんぼこなた可愛いな……と思ってたらオチに吹いたw
それ以前に解答した瞬間まさかのリッチテキストに吹いたのは内緒の方針でw
831GREN ◆.V03vEgrME :2008/05/25(日) 01:01:22 ID:wilWgu1K
お疲れ様です。
あふたー あ すとーむ ☆ かむず あ かーむ
かがみんサイドVer.です。

ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/55167076.html

次回は「想い出のつづき」こなた編の後日談を予定しとります。
832名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/25(日) 01:29:22 ID:UxxiJJWl
>>831
おお!>>811の最後の一行への答えを作者様自ら提示していただけるとは
GJです!っつか普通に 泣 い た
こういうのに弱いんだよな俺……
833GREN ◆.V03vEgrME :2008/05/25(日) 14:14:13 ID:wilWgu1K
>>832
実を言いますと、あくまで思わせぶりな演出のみに留まらせて、
具体的にネタを引っ張るつもりはそれほどなかったんですよ(汗
とはいえ、楽しんでもらえて感謝です。モノカキ冥利につきますです。


さて、連投になっちゃいますが後ほどこなた掌編を投下します。
15時前後を予定。どうぞよろしく。
834GREN ◆.V03vEgrME :2008/05/25(日) 15:09:57 ID:wilWgu1K
久々に日曜オフだと思ったら俺の勘違いでした。上司から突っ込みの電話来て俺涙目。
許してもらえましたが(滝汗
気を取り直して、こなた掌編。題して【げっとざ☆ふゅーちゃー】

どうぞ。
ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/55173637.html
835名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/25(日) 16:59:46 ID:OKvN2JP9
( ・∀・)<毎度お馴染み流浪のwiki、更新です。

( ・∀・)<大人向けページを作成しました。全年齢なものと併せて投下お待ちしています。

( ・∀・)<まもなく収録作品が100を超えそうです。∩( ・ω・)∩ばんじゃーい

>>834 乙です。しおらしいこなたが見れて幸せ。
836GREN ◆.V03vEgrME :2008/05/25(日) 17:06:07 ID:wilWgu1K
>>835
まとめ氏乙ですー
早くもなのか、ようやっとなのか…
ともかく、みんなで目指せ、100超え!
837名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/25(日) 19:34:42 ID:ixbLMnea
>>835
毎度乙です

>>836
投下乙です
みさおケンカも見れるわ、やや傷心気味のかがみたちも見れるわ
更にはデレなこなたも見れるわで終始ニヤケっぱでしたよw
GREN氏のおかげでいい休日になりました、ありがとうございます
次作も期待してますね

えと、突然ですが収録100に向けて、ゆたかSSを投下させていただきます
主人公はまことで、長編になります
初めて書くのに長編という愚行ですが
暖かく見守っていただければ幸いです
838ゆたかな日々 帰還編:2008/05/25(日) 19:35:46 ID:ixbLMnea
 大学を無事卒業し、俺は陵桜に帰ってきた。こんなに早く帰ってこれるとは思ってなかったけれど、黒井先生の助力のお蔭で一応は採用が決まったのだ。
 そして、四月。俺は教壇に立つ。

「初めまして、俺は伊藤まことです。今年度から、非常勤で現国を担当することになりました。まだ色々と至らないことも多いとは思いますが、よろしくお願いします」


「それで、初めての授業はどうだったの?」
 電話越しからでも、ゆたかの心配が伝わってくる。
 以前、桜藤祭の演劇の本番前日に不安だ、自信がないなどと言って、情けないところを見せてしまったからだろうか。けれど、今回は桜藤祭の時より自信がある。何より、いつまでも情けないままではいられない。
 少し先の事を考えたら、情けないままではゆたかを不安にさせてしまうかもしれないのだから。
839ゆたかな日々 帰還編:2008/05/25(日) 19:36:51 ID:ixbLMnea
「俺としては上々だったと思うよ。学生の間に、塾の講師のバイトをしてたんだ。全然ダメだったってことはないんだけど……」
「ないんだけど?」
「黒井先生には、腰やのーて生徒との間の壁を低くせなあかん、もちっと親しみやすくはできなかったんか? って言われちゃったよ」
 黒井先生は、授業を見ていてくれたわけではない。授業の後で、担任をしているクラスの生徒に、色々と話を聞いてくれたのだ。聞いた話によると、授業は良かったけど、話し方が若干堅苦しいとのこと。以後気を付けなければ。
840ゆたかな日々 帰還編:2008/05/25(日) 19:37:52 ID:ixbLMnea
「黒井先生らしいね。でも、生徒との距離はゆっくり縮めていけばいいんじゃないかな? まだ始まったばかりなんだから」
「そうだね、焦らずにがんばるよ。ところで、そっちはどう?」
「こっちは順調だよー。栄養バランスを考えてるから、体調も崩れてないし」
 ゆたかは、栄養学を学んで、ちゃんと自分に適した食事をとれば、体が弱いのも改善できるはずだと考え、栄養学部へと進学した。今のところ、その考えがうまくいき、体調が大きく崩れる事は少なくなった。実は、この事にはつかささんが大きく関わっている。
841ゆたかな日々 帰還編:2008/05/25(日) 19:39:30 ID:ixbLMnea
 ゆたかが進学した大学というのは、美味しいだけじゃなく、健康にも気を利かした料理のできる調理師になりたいと言って、栄養学部に進学したつかささんと同じ大学だったのだ。そこで、ゆたかが入学した時に、先輩であるつかささんが一緒に色々考えてくれたらしい。
 それからして、どことなく性格が似ている二人は、傍目から見ると姉妹かと思うほど仲がよくなった。ゆたかはよくつかささんの話題をしていたし、一緒にいる時も多かった。
 つかささんは四人姉妹の末っ子だ。だから、妹が欲しいと思ったことが何度かあるんじゃないだろうか? 俺はゆたかの話を聞いて、そう思った。
 ちなみに、現在つかささんは地元に戻り、有名なレストランのコック見習いとしてがんばっている。これからが一番大変なのだろうけれど、つかささんならきっと大丈夫だと思う。どんな事に対しても、直向きな人だから――。
842ゆたかな日々 帰還編:2008/05/25(日) 19:40:12 ID:ixbLMnea
「お兄ちゃん?」
「あ、ごめん。少し考え事してた」
「もー、ちゃんと話を聞いてた?」
「話はちゃんと聞いてたよ。体調がいいなら、俺も一安心だ」
「うん、私は大丈夫。心配しなくても、大丈夫だよ。だから、今は自分のことに集中してね」
「分かってる、ゆたかに心配かけさせられないしね」
「う、うん、でも……、その……」
「どうしたの?何か心配事?」
「心配事じゃないんだけど、えと……、寂しくなったら電話しても、いい?」
「当たり前だろ、寂しくなくても電話してきていいよ」
「それじゃいつもと変わらないよ。早く教諭になりたいって言ってたでしょ。だから、邪魔したくないんだ」
「……そうだね、ありがとう。俺がんばるよ!」

 ……そう、俺は早く教諭になるのだ。教諭になれば収入が安定する。そうなれば、何の不安もなく、俺の気持ちを伝えることができる。結果はどうなるかわからない、けれど、このまま立ち止まっているよりはいいはずだ。
843名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/25(日) 19:43:17 ID:ixbLMnea
これで導入部は終わりです
拙い文章でうまく書けるか分かりませんが
精一杯がんばるのでよろしくお願いします
844名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/25(日) 19:54:05 ID:GPkidnTH
乙です!続き楽しみにしてます。
しかし確かにつかさとゆたかって似てるなぁ。
845名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/25(日) 20:24:17 ID:lmC/SGdI
>>826 乙。あまーいエロはいいものだ。こなれたエロい文章書けるのがうらやましい。
>>GREN氏 乙。仲直りにホッとしたけど、かがみんとこなたがちと切ないぜ…
>>843 乙。結婚申し込まれて嬉し泣きするゆたかが早くみたいからwktk
84615・16の作者:2008/05/25(日) 20:46:33 ID:3Vvnysvs
久々に来ました〜
前回から一ヶ月近く空きましたが、>>15>>16のかがみSSの作者です。

覚えている人も少ないかも知れませんが、続きを投下したいと思います。



847かがみのお見舞い:2008/05/25(日) 20:52:06 ID:3Vvnysvs
 「ど、どうしよう・・・」
 いざ、祐一君の家の前まで来て、私は急に尻込みしてしまう。
 祐一君の家に来るのはこれが初めてじゃない。
 だけどあの時は、こなたが一緒だったし、何より祐一君を特別な存在として見ていなかった。
 (ご両親がいたりしたらご迷惑かも知れないし、やっぱり後で・・・)
 私の心が折れそうになったその時―――
 『♪〜♪〜♪』
 携帯電話が鳴る。
 『はい、もしもし?』
 『あ、かがみさん?』
 『ゆ、祐一君?』
 電話の向こうから大好きな人の声が聞こえて来る。
 『どうしたの?それよりも風邪の方は大丈夫?」』
 『うん、熱は下がったから・・・かがみさんこそ、俺の家の前で何やってるの?窓から見てるんだけどウロウロしてるから
  何やってるのかなと思って』
 『えっ?ゆ、祐一君が風邪を引いたって言うから・・・』
 『そっか、ありがとう。・・・上がれば?』
 『いいの?』
 『いいよ。ヒマで退屈してたところなんだ』
 『じゃあ、今から行くわね』
  「おじゃましま〜す・・・」
 わたしはゆっくりと祐一君の部屋に入る。
 こなたと来た時には印象に残らなかったけど、こうやって改めて見ると男の子の割りには意外と片付いている部屋だった。
 「あ、あんまりジロジロ見ないで欲しいんだけど・・・」
 「ゴ、ゴメン」
 私はそう言ってベットサイドの椅子に座る。
 祐一君は、私が見る限り、熱も引いてすっかり元気そうだった。
 「で、今日は学園で何があったんだ?またこなたさんにイジられたとか?」
 「そうなのよ〜全く、アイツは・・・」
 私はその日学園であったことを祐一君に話した。
848かがみのお見舞い:2008/05/25(日) 20:57:28 ID:3Vvnysvs
 『グゥ〜〜〜』
 不意に祐一君のお腹の音が鳴ったのはたわいも無い話で盛り上がっていた時だった。
 「お腹空いたの?」
 「そう言えば、朝から何も食べてなかったな・・・」
 「あ、じゃあ・・・つ、作ってあげようか?」
 「えっ?」
 「だ、だから・・・私が作ってあげようか?って言ってるの」
 「ほ、ほら!前に祐一君が私の手作りお弁当が食べたいって言ってたことがあるじゃない?だから、あれから料理の勉強したのよ?
  つかさやこなたに教わりながらね」
 早口になりながら、まくしたてる私。
 そうしないと、顔が真っ赤になるのがバレそうだったから。
 「そうなんだ?じゃ、お願いしてもいいかな?」
 「まかせなさい!じゃあ台所借りるわよ」
 私はそう言って祐一君の部屋のある2階から下に降りて行った。
  「・・・・・」
 私の作った料理を味わう祐一君。
 そのリアクションを気にする私。
 「・・・美味しい!美味しいよ!かがみさん!」
 「ほ、本当に!?良かった〜」
 思わず安堵のため息を洩らす私。
 「いや〜お世辞抜きで美味しいよ」
 祐一君はあっさりと私の作った料理を食べきった。
 「ごちそうさまでした」
 「はい、お粗末様でした」
 祐一君は、しばらく考えた後、私の方を見て言った。
 「じゃあ、俺からもお礼で・・・かがみさん、何かして欲しいこと無い?」
 「べ、別にいいわよ。私は祐一君に何かしてあげたくてやったことだし」
 「じゃあ、俺もかがみさんに何かしてあげたいな」
 「・・・本当に何でもいいのね?」
 「もちろん!」
 「じゃあ・・・」
 私はそっと祐一君に耳打ちした。
849かがみのお見舞い:2008/05/25(日) 20:59:55 ID:3Vvnysvs
 「かがみさん、こんなことでいいの?」
 祐一君は、私の頭を撫でながら疑問を含んだ声で問い掛ける。
 「いいのよ。こうされてると落ち着くから」
 『私の頭を撫で撫でしてほしい』
 それが私の祐一君へのお願いだった。
 「私ね、子供の頃はこういう風に誰かに頭撫でてもらうなんてこと無かったの。大抵こういうことをされるのは、
  つかさの方だったから・・・ねえ、祐一君」
 「何?」
 「これからもたまには、こういうことして欲しいな・・・祐一君が嫌じゃなければだけど」
 「嫌な訳ないだろ?むしろ積極的にしたいよ。いや〜だけど・・・」
 「だけど・・・何?」
 「こういう子供なかがみさんも可愛いな〜なんて」
 「・・・バカ」
 私はそう言いながら、ゆっくりと自分が眠くなるのを感じる。
 「眠いの?起こしてあげるから寝たら?」
 「うん・・・そうする」
 祐一君の声に頷きながら、私の瞼は少しずつ重くなって行く。
 「祐一君・・・大好きだよ」
 「俺もだよ。かがみさん」
 祐一君の言葉にたまらない幸福感を感じながら、私は眠りに落ちていった。
85015・16の作者:2008/05/25(日) 21:06:00 ID:3Vvnysvs
という訳で終了です。

かがみは人気あるからレベル高いSSが多くてお目汚しにならなければいいのですが。

終わり方が唐突すぎるし・・・

なお15・16とタイトルが違うのは考えている間にだんだんと当初のタイトルから外れていったからですorz

正式なタイトルは『かがみのお見舞い』ということで。

次書くことがあれば、つかさ編を予定しています。

主人公の名前は引き続き、祐一君で行きたいと思います。

それでは失礼します〜
851826の人:2008/05/25(日) 22:40:33 ID:/qtstN87
>>835毎度乙ですっ

感想をくれた方々どうもでしたっ(`・ω・´)

もっとねっちょりしたエロ甘を書けるようになりたいなっと。
852837:2008/05/25(日) 23:17:37 ID:ixbLMnea
>>844
うおお、コメありがとうございます
続きも頑張るので、よろしくお願いします
つかさとゆたかの絡みを書いてみたいんですけど、難しそうです…

>>845
コメありがとうございます
ご期待に添えられるように頑張りますね
853名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 00:18:29 ID:rqfE/mz5
>>837
5年後で長編とは新しいな
今後の展開を楽しみにさせていただきます

>>850
正直>>15-16忘れてたw間があいても完成させるその心意気にGJです!
かがみのお願いの内容と理由にすごく納得すると同時に
切なくて暖かいというか、うまく言えないけどいい気分になった
854837:2008/05/26(月) 00:37:26 ID:Xlfgcsaf
>>850
実は15-16見たときから、続きが気になってました
GREN氏の傷心かがみを見ていただけに、破壊力抜群
いい夢見て月曜を迎えることができそうです、ありがとうございました

>>853
実は、ゆたかの設定的にどーしても書いてみたい話があるんです
そのために時間経過はどうしても必要なわけです
軽くネタバレですが、気にしないでくださいね
続きがんばるので、待っていてください
855名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 01:01:28 ID:0xZjL8xv
ひかげSSを希望している俺はもしかしてこのスレでは異端ですか?
856GREN ◆.V03vEgrME :2008/05/26(月) 01:41:14 ID:o7qg7jLF
感想いただいた諸兄、多謝で御座います。

>>843
GJ!
5年後のゆたちゃんかぁ…可愛く美人になってんだろーなぁ。
…日本語がヘンだ俺(汗

>>850
乙っス。
丁度リアルタイムでかがみ掌編書いてたからいい起爆剤にもなったですよ。
今後もお互いがんばりませう〜


さて、またまた投下予告です。
かがみ掌編を用意いたしました。朝7時前後にupしますですー
857名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 02:56:00 ID:EZMmolPK
残念ながらゆーちゃんは何年たってもあのままです

かなたさんみたいに、ね・・・
858GREN ◆.V03vEgrME :2008/05/26(月) 06:46:26 ID:o7qg7jLF
>>857
そうか…そうですか…
やっぱ血筋なのかなァ(爆

おはようございます。今日は暑くなりそうです。体に気をつけてください。
それでは朝っぱらからかがみ掌編です。
題して【さんらいず おん ☆ にゅーいやーず でぃ】

どぞ。

ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/55184486.html
859名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/26(月) 07:45:49 ID:9kUPCrbc
朝からごちそうさまです。かがみかわいい
しかしこの更新ペースは脱帽。乙!
860850:2008/05/26(月) 20:13:50 ID:RDUHpkpc
おお、感想くれた皆さん、ありがとうございます。

>>853

かがみのお願いの内容に関しては、小さい頃から可愛いって言われるポジションはつかさの方だったらしいので、
内心、かがみは羨ましかったんじゃないかな〜と思いながら、書きました。


>>854
私のSSを気にして下さってくれた人がいるとは・・・ありがとうございます。
しかも破壊力バツグンとまで・・・次回作も頑張りたいと思います。
そちらのゆーちゃん長編も楽しみにしていますね。


>>856
GREN氏、感想ありがとうございます。
いい起爆剤になったのなら、私としても嬉しいです。
かがみ掌編も読ませて頂きました。
かがみが可愛いですね。
何気に妹のカレシを気にしているまつりといのりがいい味を出しているような気がします〜。

8611-668:2008/05/27(火) 19:37:43 ID:J2qoNH4T
ケータイから失礼します。1-668です。職人さん方、乙乙です

先日、長年連れ添ったうちのシンクパッ子(←響きがエロい)が過労と物理的衝撃で沈黙しました

数日で復旧するかもしれませんが、しばらくssは上げられそうにない状態です

すぐに戻ってくる気満々ですが、いい機会なのでここらで一度、職人さん方とタモさん…
もといwikiの人、そして拙筆を見守ってくれた全ての人にお詫びと感謝を述べておきます

とにかく、しばしのおいとまです。何卒ご容赦の程を…
862名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/27(火) 20:57:47 ID:4sRadNOy
職人様方、GJ&乙です。

スレが480KBを超えましたので、そろそろ次スレの準備をしておきたいと思います。

何か、テンプレに追加することはありますか?
863名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/27(火) 21:31:45 ID:r/Sm+Wug
>(誠が多めなのはニコニコ動画より)

これはもういらない気が

あとはえっちい作品についてとか

864名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/27(火) 23:28:52 ID:4sRadNOy
それでは、以下のような感じで。他にありますでしょうか?



※ネタバレですのでご注意ください。

らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭の
らきメモENDの後が気になってしまうこの頃。
もしも、あの後も話が続いていたら・・・というIFのSSを考えて
個人で書くのもよし、皆で書くのもよし。
自由に後味の良いストーリーを考えて書き込んでください。
もちろん、らきメモに限らずこのゲームに関っているものなら基本的にOKです。

・.txt、.html、スレに直接投下、形式はなんでもおk

※えちぃ作品について
 ・性描写(18禁)を含む作品につきましては、スレへの直接投下は避け、
 .txt等に直して投下していただくようお願いします。
 まとめサイトのほうにはきちんと保管しますのでご了承ください。

まとめサイト:ttp://www9.atwiki.jp/ryouohgakuen/ 


■前スレ:らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭 IF-SS 2話目
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1207664763/

■らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭  公式サイト 
http://www.vridge.co.jp/homepage/contents/products/lucky_ps2/



865名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 00:41:38 ID:Vuelr5Xv
一作できたのですが、今、投下してもよろしいのでしょうか・・・?
866名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 01:03:20 ID:RmjkwHX8
是非お願いします
867名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 01:07:58 ID:F0XZaDaI
>>865
是非どうぞ。

次スレは、>>864で490KBを超え次第立ててきます。
868名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 01:09:06 ID:Vuelr5Xv
では、タイトルは続・腐乙女で・・・。
869続・腐乙女:2008/05/28(水) 01:09:58 ID:Vuelr5Xv
アニ研部室にて
ひより「こーちゃん先輩、○○(主人公)先輩の事好きなんですよね?」
こう「へ!?」
   そ、そんな訳無いって!」
パティ「けど、コウ、○○(主人公)といるときは、なんか挙動が不振ネ」
こう「そんなこと無いよ、ただ」
パティ「タダ?」
こう「なんか、よくわかんないけど、照れくさくて
   先輩を直視できないだけで・・・」
こう「先輩が近くに来ると恥ずかしくて・・・
   そもそも、先輩の何が恥ずかしいのかもわかんないんだけど」
ひより・パティ
  「・・・」
こう「それだけで、別に好きとかそういうのじゃあ・・・」
ひより「・・・
    どうしよう、こうちゃん先輩、死ぬほど萌える・・・」
こう「な、なんで!?」
パティ「それは心理学の専門用語で言う『恋』デス」

主人公「・・・っ」←気がつけば主人公が部室の中にいた

ひより「あれ?」
こう「!?」
パティ「・・・」

ひより・パティ・こう
   「ああああああぁぁぁぁぁ!!」
870続・腐乙女:2008/05/28(水) 01:11:57 ID:Vuelr5Xv
パティ「一体いつからそこニ!?」
ひより「どうやって忍び込んだッスか!?」
主人公「いや、普通に開いてたドアから入ったんだけど・・・」
ひより「じゃ、じゃあ、今の会話は・・・」
主人公「ゴメン、全部聞こえちゃった・・・」
こう「!!」←こう、顔が真っ赤になる
主人公「八坂さん・・・」
こう「〜〜〜!!」←こう、顔を背ける
主人公「恥ずかしがらないで」
こう「うう・・・」
主人公「こっち、向いてよ・・・
    俺は、八坂さんの顔、もっと近くで見たい」
こう「っ」←思い切って主人公の顔を正面から直視する
主人公「どう、まだ恥ずかしい?」
こう「は、はい・・・
   けど、なんだか嫌じゃないです・・・」
主人公「俺も、同じ気持ちだったんだよ?
    八坂さんを見てると、照れくさいような、恥ずかしいような・・・
    けど決して嫌じゃない・・・」
こう「先輩も・・・?」
主人公「うん、けど・・・」
こう「あ・・・」←主人公、こうを抱き寄せる
主人公「これが、人を好きになるって事なんだよ・・・」
こう「せ、せんぱぁい・・・」←こう、おずおずと主人公の背中に手を回す

パティ「わ、私達っテ・・・」
ひより「いわゆる背景ってやつだね・・・」
パティ「けど、そこの二人はハイってやつダァァァ」
ひより「パティ、こんな時にまでネタやらなくていいよ・・・」

871名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 01:14:23 ID:RmjkwHX8
GJ!!!とてもよかったです
872名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 01:16:12 ID:Vuelr5Xv
異常です。
じゃなくて以上です。
主人公のキャラを崩れないよう意識したつもりではあるんですが・・・。
らきメモなどでは恥ずかしい台詞を普通に言って、ヒロインに迫っていたので
あまり、自重せず、歯の浮くような台詞を連呼させてみました。
873名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 08:31:06 ID:qu0Jvmk7
GJです!こういいねこう
874837:2008/05/28(水) 10:48:10 ID:8+NhVNiJ
>>858
乙です。シチュ的に耳すまのあのシーンが浮かびましたwごちそうさまです
あと、コメありがとうございます
自分の設定では、ゆたかは140前後くらいです
しっかり、カワイイ大人になってる(自分の技量次第ですがw)と思います

>>857
うわ、鋭いですね
やっぱりゆたかのイメージってそうなりますよね

ゆたか長編の続きを投下します
ゲームではKYが目立ったので、黒井先生はかっこよくしています
875837:2008/05/28(水) 10:49:14 ID:8+NhVNiJ
「お、伊藤。自分、良かったやん」
「何がですか?」
「今年度限りで、現国の先生が引退するらしいで。せやから、来年度から自分は教諭になるわけや」
「え!? ……でも、本当ですか?引退の話はともかく、まだ年内なのに教諭の採用が決まるとは、思えないんですけど」
「何言うとるん、ウチがデマ言うわけないやろ」
 確かに、黒井先生は冗談を言っているようには見えない。という事は――。

「本当に……、教諭になれるんですか?」
「やから、そう言っとるやないか。ウチに感謝せーよ」


 ――永かった。やっと……、やっと教諭になることができるのか。ここまでくるのに三年もかかってしまった。
 ゆたかは待ちくたびれてはいないだろうか? 愛想を尽かしてはいないだろうか?
 でも、これで、ようやく伝えることができる……。
876837:2008/05/28(水) 10:50:30 ID:8+NhVNiJ
「黒井先生」
「何や?」
 黒井先生には、陵桜を卒業してからもずっとお世話になった。
 陵桜に戻ってこれたのも先生のお蔭、指導の仕方や生徒との接し方を教えてもらい、教師として成長できたのも先生のお蔭。
 ネトゲ……は置いといて、教諭になれるのも、先生が推薦してくれたからだろう。その気持ちを言葉に込める。
「ありがとうございます。先生がいなかったら、もっと時間がかかっていたと思います。なんて感謝したらいいか……」
「そんなに感謝しとるんか、なら、そやな……。自分は、確か小早川と付き合うとるんやったな」
 ちなみに、黒井先生はゆたかのクラス担任になったことがある。
「はい、そうです」
「やったら、小早川を幸せにしたってや。それで勘弁したる。ほんまは、息子をマリーンズにって言いたいとこやけどな」
 豪快に笑う黒井先生。
 この人には適わないな、なんて思った。尊敬してる、本当に。
「当たり前ですよ、俺はゆたかを愛しているんですから」
「おっ、言うやないか。その気持ち、忘れたらあかんで」
「わかってます」

877ゆたかな日々 まことの不安編:2008/05/28(水) 10:51:48 ID:8+NhVNiJ
 その日の放課後、俺は未だ職員室に残っていた……。
 あんな事を言ったものの、俺の気持ちが一方通行の可能性は0ではない。
 八年間も付き合っていて、何を言うのかと思うけれど、やはり不安がある。0でなければ、それは不可能ではないのだ。
 以前、色々な人にへたれと言われた気がするが、それは間違いではないようだ。思わず溜息をつく。

「よう! まことせーんせっ!」
 予想外の背後からの奇襲。風船が破裂したかのような大きな音と背中に痛み。
 こんなことをするのは同期に陵桜に帰ってきたあの人しかいない。
「痛いよ、日下部さん」
 振り返れば、いつもの頭の後ろで腕を組むポーズで、笑っている日下部さん。
 スーツ姿が凛々しく、似合っている。
「あんだよ、何か落ち込んでるから、活を入れてやったのに」
「度を越えてるよ……」
878ゆたかな日々 まことの不安編:2008/05/28(水) 10:52:47 ID:8+NhVNiJ
 日下部さんは俺と同じく、教師として陵桜に帰ってきた。
 ただし、高校・大学と、陸上部で上位の成績を残している日下部さんは、陸上部の顧問を引き受け、早々に結果を残し、その功績を認められ、既に教諭となっていた。
 あの日下部さんが、まさか指導力が高いとは思っていなかった。しかも、生徒とも友達感覚な日下部さんは、部員だけでなく、多くの生徒から親しみ易いと人気らしい。
 どことなく、黒井先生の姿と重なる。
「細かいこと気にすんなって。それで、どーしたのさ?」
「うん、実は――」


「チキン」
「うわ、またへこむことを、あっさりと……」
「私は、回りくどいの嫌いなんだよ」
 日下部さんは、俺なんかよりもよほど男らしい。だから、あんなにもスーツ姿が凛々しいのだろうか?
「大体、私に言わせりゃ、贅沢な悩みだ!」
「どこがどう贅沢なのか、俺にはわからないよ。不安なのに、贅沢だなんて」
 告白とは違う。断られれば、今までの楽しかった日々も、辛かった日々も、ゆたかを思うこの感情も意味を失ってしまう。
 それを恐れることが、贅沢とは思えない。
879ゆたかな日々 まことの不安編:2008/05/28(水) 10:53:50 ID:8+NhVNiJ
「まこと、それは、彼氏がいない私への当て付けか?」
「あ――、ごめん」
「謝んな! そこフォローするとこだから!!」
「フォローって……、俺が言っても、嫌味にしか聞こえないだろ?」
「それでも、フォローしてくれって。ちっとは気が紛れるだろ?」
「そんなものかな?」
「ああ、もう! 空気読めよ!」
「ごめん」
「いいよいいよ、どーせ私は、売れ残りが決まったクリスマスケーキだよ!」
「……」
 いつかの黒井先生と同じような事を言っている。本当に姿が重なる。
 でも、さすがに売れ残ることはないだろう。人として魅力的でなければ、あんなに生徒に好かれはしない。
 ただ、黒井先生の例があるから、確実とは言えないけれど。
880ゆたかな日々 まことの不安編:2008/05/28(水) 10:54:38 ID:8+NhVNiJ
「何にせよ、私が言えることは一つ。自信を持て」
「え?」
「あのな、普通に考えて、好きじゃなけりゃ、八年も付き合えないっての」
「それもそうだけど……」
「もっと堂々としろよ! おまえがそんなんじゃ、彼女の方が不安になるっつーの」
 それは以前、岩崎さんから言われた事と同じ事だった。俺はあの時から、何も進歩していないじゃないか。
 何故、こんなにも大切な事を、忘れていたのだろう。

「……そう……だよね。ありがとう、日下部さん。大切な事、思い出したよ」
「大切な事なら忘れないようにしとけっての」
「うん、もう忘れないよ」
 二度も忘れるわけにはいかない。もう、不安には負けない。ゆたかが安心できるように。
881ゆたかな日々 まことの不安編:2008/05/28(水) 10:55:17 ID:8+NhVNiJ
「しっかし、あやのといい、まことといい、私の周りのやつはみんな幸せそーだよな」
「俺はこれから、だけどね」
「うむ、まあまあかな。少なくとも、チキンよりはマシだな」
「赤点は回避か、良かった。それにしても、峰岸さんは、もう二人子供がいるんだっけ?」
「そうそう、五歳の息子と二歳の娘。高校卒業と同時に結婚ってのも含めて、手が早いよな、兄貴」
「でも、幸せそうだよね」
「そりゃそーだ、あやのを不幸にしたら、兄貴といえどもぶっとばす!」
「優しいね、日下部さん」
「ううううっさい、おまえもだぞ!」
「え?」
「私は、ハッピーエンドが大好きなんだ! だから、彼女を幸せにしないとぶっとばすからなっ!」
「わかってるよ。俺だって、ハッピーエンドがいいしね」
 まったく、黒井先生といい、日下部さんといい、最近はプレッシャーをかけるのが流行っているのだろうか?
882ゆたかな日々 まことの不安編:2008/05/28(水) 10:55:41 ID:8+NhVNiJ
「さーて、私も早く、彼氏作らないとな。今度、柊と作戦会議でもするか」
「今は忙しいだろうから、あんまりかがみさんに迷惑かけちゃダメだよ」
 司法試験に合格した、と連絡があったのは、三ヶ月程前の事だ。現在は司法修習の最中だろう。
「いやいや、きっと柊も、そろそろ焦ってるって。あやのの話を聞くと、いっつも羨ましそうにするんだぜ」
 かがみさんは、恋愛願望が強い。かがみさんの言葉や態度の節々から、それはどことなく感じ取れた。
 目の前にいる日下部さんだけでなく、かがみさんにも伝えるように、俺は言葉にする。
「あんまり羽目を外さないようにね。いつかはきっと、いい人に会えるから」
「あんがと。そっちも、結果報告待ってるかんね」
 良い結果報告と言わないあたり、日下部さんらしい。
「んじゃ、またな」
「うん、お疲れ様」

 さてと、覚悟も決まった。後は、気持ちを伝える――プロポーズをする――だけだ。
 ……しかし、プロポーズ、か。
 どのような感じにすればいいか、あの人のところへ相談に行ってみよう。
 きっと、色々な助言をもらえるはずだ。
883837:2008/05/28(水) 11:01:06 ID:8+NhVNiJ
以上になります
少々、主人公が悩みすぎな気もしますが
せっかく時間経過してるんだから
他のキャラの現状的なものも少し書いてみよう
と思ったらあんなキャラに…
次回はゆたかの不安編になります。がんばります
884名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 11:08:58 ID:F0XZaDaI
>>883
乙&GJです。続き待ってます。


それと、次スレなんですが、ホスト規制で立てられなかったのでどなたかお願いします。

スレタイ:らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭 IF-SS 3話目
テンプレは、>>864でお願いします。
885名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 19:22:04 ID:NtIdcckP
886名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 22:48:46 ID:AMRlu6vY
>>885


そして梅
887名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 22:59:30 ID:k2qun7cz
              (⌒)
              (こ○こ)       ,-、
              (___)       てOう
                 _      ‘ー’   (⌒)
.        ,-、       //⌒   /     (こ○こ)
       てOう      〈.::.{  __, ベ.ー-<   ‘ーヘ_ノ
       ‘ー’      ,ゝ'´.::.::.::.::.::|.::.::.::.::`丶、
              / :.::.::.::.::.::.::.::j.::.::.::.:: く ̄
          {ヽ   ,'.:/.::.::⌒/|.::.::ハ⌒.::.::.:ヽ ハ
          ∨\_ {/.::.::/:./ |::/ ヽ\.::.::|.::V }
.          / / ∨イ.::/≡≡l/  ≡= ハ.:.|ヽ「∨
            ヽ_{     |.:ハ:::::: 、_,、_, ::・{:.W ∨
             \.  |ヘ.::.:l、 _(_ ノ_ イ.::|  /
          /.::.\ ヽ::|   ∨{  / |.:/ .xく
          /:/.::./\ ヾ\ 「] /| ノ'/.::.::l
        /.::./.::./.::.::.: _}   |lヽV/ l|r'´.::.::l.::.|
          l_;斗-く :.::.::. 〈 j   >ω<.| :.::.:: l.::.|
         V`ーく¨ヽ.::j≧ヘ  /  ∧ }| :.::.:: l.::.|
          /.::.::.∧/∨l|  Y_/  レく :/l.:|l:ノ
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888名無しくん、、、好きです。。。
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        / :.::.::.::.(⌒ ⌒ヽ::.:: く ̄.  のわーっ!    .|ヽ __/  ,}  }o}  }ハ   | : : |
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