白河ことりファンクラブ15学期

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152名無しくん、、、好きです。。。
「純一君、純一君!!。起きて・・・」
隣では愛する妻が自分を擦っていた。
「ことり・・・久々に夢を見たよ・・・」
「芳乃さんの夢?」
「ああ・・・とても懐かしい・・・明日の夢を・・・」
約束はした。まあ、春まではあと一年近くはある。気長に待つことにした。
「〆切、明日なんでしょう。最終巻の後日談・・・」
「おっと・・・そうだったな・・・」
純一はソファーから飛び起きて、キーボードを打つ。

「・・・ふぅ・・・お、雨が降ってきたな・・・」
ことりは慌てて洗濯物を取り込む。
「憶えてるか?俺が告った時の事・・・」
思い出すのはあの嵐の夜。あの日に全てが完結し、全てが始まったのだ。
「あの時と違って、随分優しい雨だな・・・」
「そうね。私はこのくらいの雨が好きだな・・・雨が全てを流してくれるから・・・」
純一はことりに不意に抱きついた。
「きゃ、純一君!?」
「ちょっと、最近やってないじゃない?」
ことりの顔は赤くなって破裂しそうであった。
「まさか・・・今?」
「男は狼なの〜よ〜、気をつけなさい〜ってね。」
ことりをソファーに押し倒す。
「近所の人が来たら、どうするの?」
「なぁ〜に、ベルが鳴るからわか・・・」