Remember11 -the age of infinity- 35
悟はサヤカのDIDを治そうとするうち、ライプリヒ製薬が転移装置を開発している事を知った。
悟が妹を救うために取った方法は、複数の人格に取り込まれたサヤカの肉体から、サヤカ自身の人格だけを
別の肉体に移すこと。そうすることで、彼女は複数の人格と言う縛りから抜け出す事ができる。
サヤカ人格の転送先に選ばれた人物は冬川こころ。
転送の結果、サヤカからサヤカ自身の人格がこころの肉体に移されたが、
記憶移植まではできずに記憶は冬川こころのものとなった。
誕生日が"精神の誕生"を指しているのなら、サヤカの誕生日=こころの誕生日となる。
サヤカ人格が消えたサヤカの肉体で新たに主人格となったのは、犬伏景子と言う存在。
ライプリヒはサヤカの人格が消えた事で新たに犬伏景子という戸籍をつくり、彼女を世に放った。
犬伏は自分の元主人格(サヤカ)が消えた事実で茫然自失となり、サヤカ人格を求めて凶行に走る。
その最中、呟いた言葉「セルフはどこ?」のセルフ(自身)とは冬川こころに移ったサヤカ人格の事。
犬伏の誕生日は、主人格である犬伏(精神)が誕生した日付。
こんな仮説はどうですか?