>>622 慎二「おい、輝美。どうしてくれるんだ。まさか、このまま『はい、さよなら』ってわけじゃないよな?」
輝美「うぐ…」
慎二「俺は身内にすら信じてもらえず、深〜く傷ついたんだからな」
まだ言ってなかったが、輝美は慎二の従姉妹だ。
しかし、このまま慎二を調子に乗らせておくとあとが大変そうだな。フォローしとくか。
創太「まぁ、落ち着けって。輝美も悪気があったわけじゃね〜んだし」
慎二「これで悪気があったら最悪だ」
創太「お前も勘違いの一つや二つあるだろ?」
慎二「あるにはあるが、この扱いはないだろうが!」
なかなか引かないな。しょうがない、奥の手を出すか。
創太「そうか、そうか。じゃあ、お前が中三のときにやらかしたやつ、バラしてもいいんだな?」
慎二「創太! てめぇ!」
お〜、おぉ、動揺してるな。とどめをさしとくか。
創太「今なら全校放送のおまけつきだ」
慎二「わかった、わかったからマジでやめてくれ…」
創太「じゃ、もうこの件はいいな」
慎二「いや、しかしだな…」
創太「全校放送…(ボソ)」
慎二「ぐっ…わかった」
ふ、他愛もない。
創太「だってよ。よかったな、輝美」
輝美「え? あ、うん」
輝美のやつ、ついてこれてないな。