【輝美んとこ覗いてみようぜ】
そういえば、今日は生徒会最初の集まりがあるんだったな。
ちなみに生徒会は昨日発表と就任式があったのだ。
創太「よし、生徒会にでも顔出してみるか。輝美の応援団長として。お前、団長補佐な」
慎二「誰が団長補佐だ! お前は腹据えるとむちゃくちゃやるからな…行かねぇぞ」
創太「今回は見に行くだけだ。心配ない」
慎二「どうだか…」
創太「と言いつつも付き合う慎二であった」
慎二「勝手なナレーション入れるな!」
創太「で、来るんだろ?」
慎二「はぁ、断るほうが大変そうだ。行ってやるよ」
なんだかんだ言っても結局いい友達だった。
慎二「ただ! お前が変なことやりだしたら逃げるからな」
創太「あぁ、慎二がやるといいさ」
慎二「やらねぇ…」
他愛ないやりとりをしながら教室を出ていこうとするが、あることを思い出す。
創太「悪い、すぐに追い付くから先行っててくれ」
慎二「忘れ物か?」
創太「そんなもんだ」
そう言って慎二と一度別れる。そして、自分の席…の隣まで行き、一人の女の子に声をかける。
創太「よかった。まだ残ってたか」
恵里香「港崎くん?」
創太「伊藤。ノート明日でもいいか?」
恵里香「うん、大丈夫かな」
創太「そうか。今写してもいいんだが、待ってるの嫌だろ?」
恵里香「別に嫌じゃないけど、港崎くんは? 用事ないの?」
創太「特にはないな」
慎二と約束(?)があるが、問題ないだろう。
恵里香「私はどっちでもいいよ」
じゃあ、
【今から写す】
【やっぱり明日にしてもらう】