SELECT DAYS〜僕が君にできること〜

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596夜納屋 ◆U6Ol8cdpyk
>>595

【創太】「だぁっ、疲れたっ!!!」
終業のベルが鳴り、やっとマラソン地獄から解放される。
【慎二】「あいつ、絶対Sだぜ…」
授業も終わり、ヘバりながら帰っていく俺たちを見ながら鉄次郎が1人高笑いをしていた。
【創太】「あいつは何で、汗一つかいてないんだ…」
毎度ながら、体育後の奴は返って生き生きしているように見えた。
【慎二】「人間じゃないって噂本当かもな…」
その後、2人無言のまま、ロッカーに向かった。


キ〜ン…コ〜ン…カ〜ン…コ〜ン…
【友】「それではこれで帰りのHRを終わります。暁さんは連絡事項があるので、この後私と一緒に職員室まできてね」
友先生の言葉を合図に教室内が賑やかになる。
帰り支度を始める者、仲間同士部活に行く者、様々だ。
(この緊張感が抜ける瞬間っていいよな)
【慎二】「お〜い、創太帰ろうぜ」
慎二がそう言いながら俺の机まで寄ってくる。お互い用事が無いときは、だいたい一緒に帰ってるからだ。たまに寄り道したりもするけどな。
輝美の方を見ると、教室から出ていくところだった。
さて…どうしようか?
【輝美んとこ覗いて見ようぜ?】
【校内をブラつく】
【駅前まで遊びに行く】
【鈴の教室に行ってみるか】
597某 ◆9hpTW2NKxI :2006/05/15(月) 23:57:36 ID:2vR7XWbw
【輝美んとこ覗いてみようぜ】
そういえば、今日は生徒会最初の集まりがあるんだったな。
ちなみに生徒会は昨日発表と就任式があったのだ。
創太「よし、生徒会にでも顔出してみるか。輝美の応援団長として。お前、団長補佐な」
慎二「誰が団長補佐だ! お前は腹据えるとむちゃくちゃやるからな…行かねぇぞ」
創太「今回は見に行くだけだ。心配ない」
慎二「どうだか…」
創太「と言いつつも付き合う慎二であった」
慎二「勝手なナレーション入れるな!」
創太「で、来るんだろ?」
慎二「はぁ、断るほうが大変そうだ。行ってやるよ」
なんだかんだ言っても結局いい友達だった。
慎二「ただ! お前が変なことやりだしたら逃げるからな」
創太「あぁ、慎二がやるといいさ」
慎二「やらねぇ…」
他愛ないやりとりをしながら教室を出ていこうとするが、あることを思い出す。
創太「悪い、すぐに追い付くから先行っててくれ」
慎二「忘れ物か?」
創太「そんなもんだ」
そう言って慎二と一度別れる。そして、自分の席…の隣まで行き、一人の女の子に声をかける。
創太「よかった。まだ残ってたか」
恵里香「港崎くん?」
創太「伊藤。ノート明日でもいいか?」
恵里香「うん、大丈夫かな」
創太「そうか。今写してもいいんだが、待ってるの嫌だろ?」
恵里香「別に嫌じゃないけど、港崎くんは? 用事ないの?」
創太「特にはないな」
慎二と約束(?)があるが、問題ないだろう。
恵里香「私はどっちでもいいよ」
じゃあ、
【今から写す】
【やっぱり明日にしてもらう】
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