>>595 【創太】「だぁっ、疲れたっ!!!」
終業のベルが鳴り、やっとマラソン地獄から解放される。
【慎二】「あいつ、絶対Sだぜ…」
授業も終わり、ヘバりながら帰っていく俺たちを見ながら鉄次郎が1人高笑いをしていた。
【創太】「あいつは何で、汗一つかいてないんだ…」
毎度ながら、体育後の奴は返って生き生きしているように見えた。
【慎二】「人間じゃないって噂本当かもな…」
その後、2人無言のまま、ロッカーに向かった。
キ〜ン…コ〜ン…カ〜ン…コ〜ン…
【友】「それではこれで帰りのHRを終わります。暁さんは連絡事項があるので、この後私と一緒に職員室まできてね」
友先生の言葉を合図に教室内が賑やかになる。
帰り支度を始める者、仲間同士部活に行く者、様々だ。
(この緊張感が抜ける瞬間っていいよな)
【慎二】「お〜い、創太帰ろうぜ」
慎二がそう言いながら俺の机まで寄ってくる。お互い用事が無いときは、だいたい一緒に帰ってるからだ。たまに寄り道したりもするけどな。
輝美の方を見ると、教室から出ていくところだった。
さて…どうしようか?
【輝美んとこ覗いて見ようぜ?】
【校内をブラつく】
【駅前まで遊びに行く】
【鈴の教室に行ってみるか】