SELECT DAYS〜僕が君にできること〜

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593某 ◆9hpTW2NKxI
ちなみにパンは辛子マヨネーズ納豆パンなるもので、激マズだった。
創太(なんであんなパン置いてるんだ…)
2―Cに入ろうとしたところであることに気付く。
創太「体操服…ロッカーから出してねぇ」
しかたなくロッカーのところへ行き、体操服を出して戻ろうとしたとき、伊藤とすれ違った。
恵里香「港崎くん、さっきは大丈夫だった?」
創太「いつものことだ。気にするな」
恵里香「怪我とかしてないの?」
創太「体は丈夫なほうだからな。誰かのおかげで…」
そう、輝美のおかげでな。と本人に言ったらどうなることか。考えただけでも恐ろしい。
恵里香「くす、港崎くんてホントに暁さんと仲いいよね」
創太「あれが仲いいと言えるのか? むしろ天敵ぐらいに思ってるんだが…」
恵里香「うん、気の知れてる関係って感じだよ」
創太「そうか、そう見えるのか…」
端から見るとそんな風に見られてると思うと、なぜか気が滅入った気分になった。
恵里香「…羨ましいぐらい」
創太「ん、何か言ったか?」
恵里香「うぅん、なんでもないよ! それより、急がないと間に合わないんじゃない?」
創太「うぉ、やば! またあとでな!」
恵里香「うん」
急いで2―Cに駆け込む。
が、一つ思い出して教室から顔を出して声を上げる。
創太「伊藤! ノート、サンキュな!」
恵里香「あ…うん!」