白河ことりファンクラブ14学期

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790名無しくん、、、好きです。。。
「ことり・・・」
あの時と同じように車がきて、泥水を跳ねていった。また、純一もことりを泥水から庇った。あの時と同じように。しかし、たった一つ違った。
「ん・・・」
純一とことりの唇は重なっていた。
「・・・朝倉君?」
「俺・・・好きだ。」
「え?」
「俺、ことりの事・・・好きなんだ。」
突如、時間は一瞬止まったようだった。雨の音も聞こえない。ただ、自分と相手の心臓の鼓動だけが聞こえる。
「どんな時も傍にいてくれて、俺と泣いたり笑ったり、一緒にいてくれたお前が好きだ!!」
純一の腕は強くことりを抱き締めていた。ことりの腕が純一の背中へいく。
「私も・・・朝倉君の事・・・好きよ・・・。朝倉君の事がどうしようもないくらい好きなんです。」
互いの気持ちを確認しあうと純一とことりは長く、そして短いキスをする。それは何度も繰り返された。

純一は改めてポケットからことりへのプレゼントを出す。しかし、一部欠けてしまっていた。
「ごめん、今取り替えて・・・」
「いいの!!・・・これで・・・これがいい・・・。」
「でも・・・」
「だって・・・恋人になって初めて貰ったものだから・・・」
雨は降り注ぐ。あらゆる事を告げるために。
雨は降り注ぐ。2人の思い出のために・・・


#4予告 「ドキドキ☆パニック」
「昨日は雨、すごかったね。お姉ちゃん。」
「そうですねぇ〜。あら〜、最近白河さんがウキウキしてますわぁ〜」