白河ことりファンクラブ14学期

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787名無しくん、、、好きです。。。
うわっ、ひどい・・・しかも僕の名前まで!?

#3 「ずっとずっと言いたくて」

「別れて・・・くれないか?」
アイシアの言葉に心を動かされた純一は、意を決して音夢に別れを告げたのだった。
「何を言ってるの?。・・・ああ〜。研修が終わったら、あっちへ戻らなくちゃいけないから、不安なんでしょ?。大丈夫よ、今度はちゃんと連絡するから・・・」
純一の言葉は本心でないと確信している音夢。しかし、そんな期待は次の言葉で裏切られる。
「俺はもう・・・桜の下でした約束を守れない・・・」
「!?」

「ただし!!俺の大切な恋人としてな」

あの時、2年の月日をかえりみず2人は恋人に戻った。
「何それ・・・どう・・・!!。兄さん、もしかして・・・白河さんの事・・・」
「!?。音夢、どうして・・・」
音夢は純一の気持ちを本能で感じたようだ。
「兄さんの事、なんでもわかるよ?。どうして?。私は兄さんの事好きなのに・・・大好きなのに・・・どうして?」

また雷鳴が鳴り響いた。
「・・・」
「2年前何も言わずに出ていって、連絡もしないで、それでも帰ってきた時に兄さんは許してくれると思ってた・・・」
「音夢、俺はもうお前の事はとっくに許してるさ!!」
「なら!!どうしてよ・・・。私の代わりだったんでしょ?白河さんは?」

パンッ

純一は平手で音夢の顔を叩いた。
「いい加減にするんだ、音夢。ことりはお前の代わりじゃない!!。」
信じていた。音夢は自分が一番兄に愛されてると。
「ことりの優しさや温もりはことりだけのものだった。」
「私は兄さんの事は白河さんよりも、誰よりも、わかってる。気持ちがわからない白河さんより私を選んだほうが絶対いいはず・・・」