921 :
719:2006/01/29(日) 00:21:40 ID:viW4GaFt
なんか…書きづらい…ふいんき(ryだけど…
続き…おK?
雄二「残念だったな」
貴明「ああ」
最高に盛り上がった瞬間だったな。周りも騒いでいるし。
さっきの興奮が抜けていない人もたくさんいる。
愛佳の方を見た。まだ立ち上がってないようだ。
雄二「…なんか…様子がおかしくないか?」
貴明「え?」
言われてみれば…一向に愛佳が立ち上がる気配がない。
周りも騒ぎはじめた。
観戦席からでは遠くて見えない。俺と雄二は近くに行くことにした。
雄二「なぁ、何かあったのか?」
近くにいた女子に雄二が質問した。
「委員ちょ…右足骨折したんだって」
貴明「骨折?」
あの愛佳が?
なにかの間違いではないかと思ったがどうやら本当のようだ。
救急車もすぐに来た。
雄二「なんかすごい事になってきたな」
『え〜アクシデントが発生しましたが、競技を続けたいと思います』
アナウンスが入った。
だがそんなものロクに頭に入ってこない。
俺は何もできないのか?
愛佳の側にいてやることもできないのか?
雄二「…行こうぜ貴明」
貴明「悪い雄二」
俺は意を決した。
貴明「河野貴明は早退しましたって先生に言っといてくれ!」
雄二「おい、貴明!?」
雄二の言葉を振り切り、俺は病院へと走りだした。
貴明「病院って郁乃がいるとこだよな?」
走りながら呟いた。
だとしたら場所は分かるし、ここからそう遠くもないはずだ。
全速力で走る俺。我ながらよく体力が持つものだ。
病院内に入り、受け付けの人に聞いた。
貴明「あ、あの!さっき骨折で入院した小牧愛佳さんいますよね!?」
「え、はい…いますけど…」
よしビンゴ!やっぱりこの病院だった。
貴明「今から会えますかね!?」
「今手術しているので…無理です」
貴明「へ?」
よく考えりゃそうか。骨折した直後に病院にきてそのまま放置するわけないもんな。
貴明「す、すみませんでした」
俺は受け付けの人に軽くお辞儀した。
??「なにやってんのよ」
聞き覚えのある声に俺は振り返った。
貴明「郁乃…」
郁乃「姉が骨折したんだってね」
郁乃はとても運動会に参加できるような体力じゃないので病院にいることにしたんだったな。
現に車椅子に座っている。
郁乃「…面会できるようになるまで時間があるから来なよ」
郁乃の病室に案内される俺。
…やっぱり郁乃にとっても大きな事態なんだろうな。大事な姉が怪我したってのは。
925 :
866:2006/01/29(日) 06:53:31 ID:jeBcXb02
とりあえず途中まで書いたので投稿しますね。
926 :
866:2006/01/29(日) 06:54:16 ID:jeBcXb02
今日は席替えがあった。
「えっと、俺の席は・・・窓際の一番後ろか」
この席なら授業をサボりやすいなと不謹慎なことを考えていたら前の席に人が来た。
「貴明くん?」
「愛佳・・・」
「席近いね。よろしくね」
「うん」
俺の席の前が愛佳なのはすごくうれしい。
無意識の内に顔がにやけていたらしい。
「おいおい貴明、朝っぱらから妄想か?」
「うわっ!ゆ、雄二」
雄二の席は二つ隣だった。
こいつには注意しておこう。
927 :
866:2006/01/29(日) 06:54:50 ID:jeBcXb02
全教科中一番暇な時間、古典。
早く終わんね〜かなと思う。
クラスを見回しても8割の奴が寝ている。
残りは一生懸命板書を写している。
と、その時愛佳がこっちを向いた。
「ん?どうした?」
「あ、あのね・・・」
愛佳の頬はほんのりと紅くなっている。
「あ、あの、その・・・」
愛佳の言いたいことは大体わかった。
でも・・・授業中だぞ?
クラスの奴はほとんど寝ているし、一番後ろだから大丈夫かな?
「・・・いいよ、愛佳」
「ひゃっ!う、うん」
928 :
866:2006/01/29(日) 06:55:31 ID:jeBcXb02
俺たちの唇は重なった。
「・・・ん・・・」
授業中というのも手伝ってなんとなく恥ずかしい。
「ぷはぁ・・・私たち、いけないことしちゃったね」
そのまま愛佳は顔を真っ赤にしながら前を向いてしまった。
今の、人に見られなかっただろうな?
クラスを見渡す。
幸いにもこっちに気付いている奴はいないようだ。
安心したら眠気が襲ってきた。
愛佳の唇の感触の名残を楽しみながら寝るとしますか。
Zzzz
929 :
866:2006/01/29(日) 06:56:25 ID:jeBcXb02
「ふあぁ〜〜〜あ」
結局授業終了まで寝てしまった。
「貴明」
「ん?何だ雄二」
「さっきの授業先生がかなり重要なこと言ってたぞ」
「何でいつも寝てるお前が知ってるんだよ」
「今日は珍しく目が冴えててな。ずっと起きてたんだよ」
「へぇ珍しいな・・・ってえぇ!」
まさか見られた?
「なぁ、お前・・・見たのか?」
「ん?何をだ?授業中は黒板とノートしか見てないぞ」
「そうか・・・ならいい」
「お前もちゃんと授業聞いとけよ」
「わかってるよ」
「ああ、後」
「?」
「授業中に発情するのはほどほどにしとけよ♪」
ぐっ、やっぱり見てやがったのか・・・
930 :
866:2006/01/29(日) 07:00:37 ID:jeBcXb02
まぁ、それでも俺たちは止まらなかった。
一週間でキスした回数は・・・50を超えていると思う。
愛佳におねだりされると断れないんだよな、俺って。
ここまでです。
今から英検を受けに行かないといけないので続きは来週になるかもしれません。
引っ張ってすみません。
>>931 乙!
おのれ…甘い、甘すぎるぞw
だがこんな甘い話も大好きだ。
>>931 乙です!
俺もこの手の甘い話は大好きだw
そして英検がんがれ!健闘を祈る!ノシ
934 :
719:2006/01/29(日) 21:24:33 ID:viW4GaFt
なんか自信なくなった…orz
こんな俺のSS読んでくれる人なんているのかな…
>>934 ノシ
俺は読んでる
自信を持って書いてくれ
俺も読ませていただいてます
俺のSSはストーリー性重視だからな。読んでる奴がどんぐらいいるのか不安になる。
次回作は読んでるこっちが恥ずかしくなるような甘すぎる話を作るか。
938 :
719:2006/01/29(日) 23:14:23 ID:viW4GaFt
俺の提案で、俺たちは町をぶらぶらすることにした
先ほどのこともあり、ラブラブモードだ…
俺は郁乃を押して、左にはこのみが腕をくみ、右には愛佳が手をつないでいる
だがそんな状態が災いした
不良A「おい!テメェ!」
これは…いわゆる不良というやつでは…?
このみ「た…タカくぅん…」
郁乃「…」
不良B「得意気に女の子はべらかしやがって!」
相手は二人か…車椅子の郁乃がいるから逃げることは出来そうにない……倒せるか…?
愛佳「ひゃあっ」
どうやら考えている暇はなさそうだ
愛佳が…愛佳がぁぁ!!
貴明「おい!お前ら!!何のつもりだかしらねぇけど…ふざけんなよ!!」一歩前にでて愛佳を遠ざける
手で逃げるように合図をする
不良A「おもしれぇ…」
実はタマ姉に喧嘩の技を仕込まれていたのだ
939 :
719:2006/01/29(日) 23:25:43 ID:viW4GaFt
タマ姉の戦い方は受け流して、アイアンクローだったが
俺には男の喧嘩を教えてくれた
不良B「オラァ!」
まず神経を集中して相手の第一撃をかわす
そして腕をつかみ、ひきよせ肘で顔面を一撃!!
不良B「グヘッ」
一人は弱かったな
俺は身のこなしにはある程度自身がある
不良A「だらしねぇな!!」
愛佳「たかあきくん!!」逃げてなかったのか
貴明「早く逃げろ!!このみ!つれていけ!」
このみがしっかりやってくれるだろう
もう一人はナ…ナイフ…しかもバタフライだ、たしか武器の対処は
先ず同じく第一撃をかわして、
貴明「痛っ!」
顔を軽く切られたが、何とかかわした
ここでナイフを蹴りで弾く
カキーン
上手くいったか
940 :
719:2006/01/29(日) 23:44:55 ID:viW4GaFt
よし!
これで決める!!
グサッ…
あ…れ……?
なんだ…これ……血…?
脇腹を刺されたようだ
血が止まらない
貴明「クソ……」
目の前がぼやけてきた
だが倒れては愛佳達が
貴明「くっそぉぉ!!」
相手の胸ぐらをつかみ、鼻めがけて頭突きを二発
たぶん自分がトランス状態になったのだろう
加えて顔面に膝げり
後ろ回しで決まりだ
やった…たおした……サンキュ…タマ……ね…ぇバタッ
今時こんな不良いるのかよ…
クソッ
愛佳「たかあきくん!たかあきくん!!いやぁぁぁぁ!たかあきくん!なんで…なんで…なんでなの!!」
貴明「なんで…逃げてないんだよ……俺は……大丈夫…だから」
正直大丈夫ではないが
強がりたかった
貴明「このみ…は?」
このみの姿が見えない
郁乃「救急車…」
そっか…助かるかな……意識はそこで途絶えた
愛佳の声が最後に聞こえた気がした
941 :
719:2006/01/30(月) 00:12:32 ID:R4FhGocf
ここからは愛佳ビジョンで
たかあきくんが刺されてからしばらくして
このみちゃんがよんだ救急車とパトカーがきた
でもあたしはそんなの気付かなかった
目の前の事実から逃げたかった、信じたくなかった
初めて愛した人が
はじめてあたしを理解し、信じてくれた人が死ぬかもしれない
もうあたしはおかしくなりそうだった
誰の問いかけも耳にはいらない
あたしはふたりを置いて救急車に乗り、たかあきくんについていった
病院についてから急に悲しみがこみ上げてきて人目を気にしないで泣いた
そして一時間ぐらいたったかな…このみちゃんと郁乃が病院にきたみたい
このみ「ふえぇぇ…タカくん…タカくん…うぇぇぇ」
このみちゃんはずっと泣きっぱなし…
942 :
719:2006/01/30(月) 00:27:23 ID:R4FhGocf
あたしはどうにか落ち着きを取り戻していたけどなにかあれば破裂しそう
郁乃「お姉ちゃん…」
愛佳「うん?」
郁乃がこんなに寂しそうなのは何年ぶりかな…
郁乃「きっと助かるよ、あいつなら」
愛佳「うん…」
そして時間が過ぎていく
手術中のランプが消え、ドクターがでてきた
このみ「タカくんは?タカくんはどうなんです?」
涙声で問いかけるこのみちゃんがとても寂しい……
医者「手術は成功しました、ただしばらくは絶対安静です」
たすか…った……んだ
このみ「…は…はは………やた〜!!タカくん!」
郁乃「フフッ…」
じ、事態は急展開であります隊長!
みんな心して文を読むべし!落ち着きを持つんだ!
冷静な俺「↑いや、そりゃお前のことだろ」
944 :
719:2006/01/30(月) 02:11:52 ID:R4FhGocf
旅行どころじゃなくなっちゃったけど、たかあきくんが無事だった
それだけでわたしは満足
このみちゃんはさっきからテンションが上がりっぱなしでもうはしゃぎすぎ
郁乃は…クール
でもほんの少しだけ笑顔が浮かんでる気がする
(一週間後)
病院のベッドにいるのはもう退屈だ
…そういえば今日から見舞いがOKだったな
誰かくるかな…
ガラッ
雄二「おっす!」
雄二だ
貴明「おう」
暇だったし、寂しかったので雄二が来てくれて本当に嬉しい
雄二「元気そうだな、きいたぜ?いいんちょから、お前の武勇伝!」
貴明「刺されてこのザマだけどな」
ガラッ
タマ姉「タカ坊〜心配したんだから〜もう〜」
ギューッ
貴明「いてててて、痛いよタマ姉!」
まったくタマ姉は…
>>719 + +
∧_∧ + 乙です
(0゜;・∀・) 急展開にドキドキテカテカ
(0゜∪ ∪ +
と__)__) +
| |
|_|∧,,_∧
|愛|´・ω・`) 人、居ないのかな…
|佳| o o
| ̄|―u'
""""""""""
ついついSSの邪魔をしちゃいけないからと気後れしてしまうのだよ
でもね、G's表紙の愛佳は本当に可愛い。
950
951 :
719:2006/02/01(水) 18:22:04 ID:toWLNK0E
俺の出番なのかなぁ……とか言ってみるテスツ
952 :
866:2006/02/01(水) 19:04:11 ID:gbpGbpyW
すみません、学校が忙しくてSS書く暇がないんです。
土日にも予定入っちゃったし・・・
あぁ・・・
954 :
719:2006/02/01(水) 23:59:48 ID:toWLNK0E
タマ姉「タマお姉ちゃんのおかげで愛する彼女を守れたんだから感謝してほしいものね〜」
正直かなり感謝してるよ
俺が勝てなければ愛佳達は、あんなことやこんなことをされていただろうから
貴明「感謝してるよ、かなり」
タマ姉「ほんとかしら?……まぁ、信じてあげる」……タマ姉だったら刺されずに倒せたんだろうなぁ…
(一時間後)
いろいろと話して間があいたところに雄二が切り出した
雄二「そろそろいくか?姉貴」
タマ姉「そうね、彼女さんがくるかもだし」
そう言って二人は行ってしまった
貴明「はぁ……暇」
そのときだった
このみ「とうちゃ〜く」
このみだ
貴明「よう、このみ」
このみ「タカく〜ん……会いたかったよぉ…」
こう言いながら上に乗るように抱きついてきた
955 :
719:2006/02/02(木) 00:09:57 ID:0RkIvA2m
貴明「イテテテ!このむぐっ!!!」
続けざまにキス
このみ「んっ…」
、
、
貴明「ふはっ…苦しいだろ…………泣いてるのか?」
このみの大きな瞳から涙が流れている
このみ「ぐす…だって……だってぇぇ…ふぇぇぇぇ」
こんなに心配してくれていたのか
貴明「…よしよし、ありがとな……」
ガラッ
愛佳「…」
愛佳がきたみたいだ………ってこの体制は
ガラッ
行っちゃった
このみ「あ…」
このみも気付いたみたいで気まずそうな顔をする貴明「よしよし…」
だがこのみは大切な妹だ
邪険には出来ないしするきもない
このみ「ごめんね…もう行くよ…」
俺は不意打ちのキスをした
このみ「んちゅっ」
貴明「ありがとな」
愛佳スキーかつこのみスキーな俺が来ましたよ。
この展開…どっちに萌えれバインダー
まぁ愛佳板だから愛佳なんだろーけどさw
でも、どっちにも萌えさせてくれる719氏GJ!
957 :
956:2006/02/02(木) 00:54:58 ID:yEMMMnnm
俺のIDがMとNばっかりな件について…orz
958 :
719:2006/02/02(木) 02:21:08 ID:0RkIvA2m
このみが行くと同時に愛佳が入ってきた
貴明「来てくれたんだ」
愛佳「…うぇぇぇぇん!!たかあきくぅ〜ん……」
俺は愛佳を抱きしめた
貴明「もう泣かないで………ごめんな…ごめんな…」
こっちももらい泣きしてしまった
愛佳「ひっく…わたし……わたしのせいでたかあきくんが…ひっく…っく死んじゃうんじゃないかって…うぇぇぇぇぇぇ!!」
泣かさないと誓ったのに…クソッ
貴明「泣くなよ……こっちまで…愛佳ぁ…」
やっぱり俺には愛佳が必要だしとても大事な存在だ
俺が死ぬことであえなくなるのはイヤだ
死ななくてよかったと初めて実感した
愛佳「ふぇぇぇ…うぇぇぇぇ…ひっく…うっく……うぇぇぇぇん」
俺は泣きやまない愛佳を自分が寝ているベッドに入れ、慰めることにした愛佳「ひっく……どこにも行かないで……一人にしないで……大好きなのぉ…」
しがみつき愛佳が泣く
俺はどうしたらいい?
わからない
959 :
619:2006/02/02(木) 18:02:23 ID:D0ETgB62
高校受験を終えた俺が来ましたよ。
受けた高校の図書室見たらバカがつくほどでかかった。
そんで書庫もあった、これはもう愛佳に会うことを期待して待つかな。
ヒント:東○大○○付属高等学校
960 :
719:2006/02/02(木) 18:22:36 ID:0RkIvA2m
>>959 受験乙
俺の学校にも書庫があるが現段階ではまだ現れていない…。
来年受験だし図書室にでも通い続けてみるか。
962 :
719:2006/02/02(木) 20:56:46 ID:0RkIvA2m
俺はこうするしかなかった
愛佳をベッドの中で抱きしめた
貴明「愛佳…愛してる」
愛佳「あたしも……んっ」愛佳の唇を奪う
愛佳「んくっ…ちゅぷ……はぁむ…ぴちゅ」
愛佳からも舌を入れてくる
愛佳「たかあきくん…ちゅぷ……たかあきくぅん……はぁ…む」
そしてどちらとも無く眠りについた
、、、
964 :
719:2006/02/02(木) 22:13:12 ID:0RkIvA2m
俺のSSって楽しい?萌える?
かなり心配orz
966 :
719:2006/02/02(木) 22:29:23 ID:0RkIvA2m
それはお褒めいただいているのか…?
もちろんですとも。
私はつまらない物を書いてる人には聞かれてもレスしませんよ。
968 :
719:2006/02/02(木) 22:59:56 ID:0RkIvA2m
969 :
719:2006/02/02(木) 23:14:21 ID:0RkIvA2m
どれくらい経っただろうか
目が覚めてまず驚いたのは、もう夜なのに愛佳がいることと、唇をあわせたまま眠っていたことだ
愛佳は俺よりかなり小さめだ、だから看護士の目を盗んで一緒に寝ていたのだろう
布団を深く被っていたのも幸いだったみたいだ
貴明「おい!愛佳!!」
まず愛佳を起こすことにした
愛佳「ん〜…柿ピー……」柿ピー?…前にも……たしか平泳ぎとかなんとか
貴明「起きろ〜」
寝起きは悪いみたいだな愛佳「ん…あ…たかあきくん…今何時?」
貴明「10時」
といったとたんにいきなり飛び起きた
愛佳「帰らないと看護婦さんにおこられちゃうよぉ〜」
帰ってしまうのか……
貴明「どうせだからここにとまりなよ、」
正直寂しかったからだ
おとまりフラグ!!