ギャルゲーっぽく校内をぶらついてみた

>434です。
遅くなりました。
今日のいきさつは以下の通りです・・・


ーー朝からなんとかして謝ろうと機会を狙ったが、なかなかお互いがフリーになるタイミングが合わない。
つーか、こういう時に限って俺の机周辺にツレが溜まりに来る。
まあそんなの気にせずにサクッと謝りに行けば済む話なのかもしんないけど、元々俺の腰が引けてるのでそいつは�_。
そうこうしてる内にあっという間に４限目も終わってしまってタイムアウト
・・・・・ではないという期待があった。

というのも●●（中村さんの友人、以降嶋田（仮名））が、休み時間のたびに俺の方をずっとチラチラみて何かのタイミングを図ってるっぽかったからだ。
もちろん気付いたそぶりはみせないよう、目は合わさないようにして、視界の端で捉えただけなんだけど。
アレはおそらく中村さんから昨日の話を聞いてて、俺になんか言うつもりやね。
嶋田はメガネでキンキン声の好かん奴だけど、この際渡りに舟、もし俺の予想通りなら喜んでその意図に乗りたいところ。

放課後、部活をサボって教室に残る。
カード麻雀をやってるツレの後ろでマンガを読んでたら、案の定10分も経たない内に前のドアから嶋田が半身を覗かせて俺を呼んだ。
やっぱり来たな。
ここまでは読み通り。

しかし廊下に出ると中村さんがいなくて嶋田だけ。しかもいきなり詰問口調。
「ちょっと○○（←俺）、昨日サトミに何したか覚えてるでしょ？」
「はい？えーっと・・・サトミって誰？」
「「えーっと」とちゃうでしょ！！中村よ！！同じクラスでしょ！！昨日サトミ泣いてたんやで！？」
予想もしなかった物凄い勢いでまくし立てられて面食らう。テンションの差についていけない。
「いや知らんっつーの」
知ってるけど。
「知らないわけないでしょ！？昨日話しかけられた時手で追い払ったんでしょ！？犬やないんやで！！そんな態度ってある！？」
嶋田の手を振るジェスチャー。はいその通りですゴメンナサイ。
しかし攻撃的頭ごなしに言われ続け、邪悪ゲージがもりもり溜まる。
そんなツモリじゃ無かったのについ反射的に反撃してしまった。
「んああ、あれか。ふん、よう知らん他人も犬も大して変わらん。わざわざ呼び出してそんな話か？アホくさい。」
言い出すともう止まりません。
「ちょ、、、信じられへん！・・・あんた最低ね！そう、もういいわ！」
「あ、そ。用が済んだならさっさとけーれ」

うあーあ！やっちまった！
そのまま教室に戻るのもアレなんで廊下奥のトイレに行ってションベン、その後洗面台に手をついて一人反省会。
トイレの帰りに廊下の窓から昇降口を見下ろしたら、中村さんと嶋田が校舎から出て校門に向かう背中が見えた。
多分嶋田の算段では、下駄箱で中村さんを待たせといて、俺を説得して謝らせに行かせるって段取りだったんだろう。
というか嶋田がそこまでするってことは、やぱっりあの時中村さんは、俺と話すきっかけが欲しくて勉強を聞きにきたんだろうなあ。
けどまあ「でもこれでいいや」という気もしないでもない。
自分に何だかよくワカラン一方的な好意を持ってるっぽい女の子と仲良くなったら後々面倒だし。
・・・嘘です。自分に言い訳です。
我ながら最低。
三つ子の魂百まで、人間そんな簡単には変わらないってことですね。
アドバイスくれた皆様、期待に応えられず申し訳ありませんでした。