やっぱり・・・妄想と現実が区別できないんだね

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しくん、、、好きです。。。
・妄想の果て 壊れた現実

田園風景が広がる北関東の2階建て木造アパート。昨年8月19日未明、
1階の部屋に足を踏み入れた県警の捜査員の口から、ため息が漏れた。
八畳一間の片隅にある6段の本棚は、アニメビデオや漫画本で埋め尽くされていた。
室内にはペットボトルや菓子類、手つかずのカップめんもころがっている。
生活臭のない、この暗い部屋で若者たちが仮想現実の世界に浸り、妄想を膨らませたのだ。
その果てに、何の罪もない少女が連れ去られた。だが、こうした異常な事件がなぜ繰り返し起きるのだろう。
やはり何かが壊れている――そう考えると、捜査員はやりきれない思いにとらわれた。

田中邦彦被告(22)は昨年8月14日、住宅街の路上で、
共犯者の藤田竜一被告(23)とともに7歳の少女を車で連れ去り、
この部屋に監禁。女児は翌日には解放されたが、2人は逃げた。
藤田被告が逮捕されたのは22日。翌月に逮捕された田中被告は取調室で、
「お母さんに悪いことをした」と話した。
捜査員が「謝る相手が違う」と激怒すると、彼は無表情のまま黙り込んだ。
妄想が生んだ事件の深層は異様なものだった。
先月18日の地裁の公判で、女性検察官は厳しい口調で尋問した。
「新潟の女性監禁事件の9年を超えようと、あなた、言ったんですね」
「はい……」と藤田被告。その事件について聞かれると、
「正直、うらやましいと思ったことはあります」と口ごもった。

2人は、田中被告が借りた部屋で美少女が主人公のアニメやビデオを見て、
恋愛シミュレーションのゲームにふけるようになった。
そして、東京のアニメ同人誌の即売会に出かける予定を取りやめた2人は、
車で回って学校帰りの少女を連れ去った。だが、妄想が現実になったとたんに、
戸惑いを見せ始めている。少女を持て余した2人は「いっそのこと殺そうか」などと言い合った。

ソース
http://216.239.51.104/search?q=cache:ov-_I8YcbEoJ:www.yomiuri.co.jp/melt/r0822_13.htm+&hl=ja&lr=lang_ja&ie=UTF-8