◆NOeL(ノエル)その7 & カマラブその3◆

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(いっってぇ〜…)
ちょっと無理し過ぎたかな
って云うより、女の子に視線が行ってたのが転んだ原因っていうのも
ちょっと情けない気も…  カッチョワリ〜おれ

って、傍に誰かが寄って来た

  「「大丈夫ですか〜?」」

うをっ!こっ恥ずかしぃ〜(>_<)
しかも3人…ってアレ?
今さっき追い抜いていった娘達だ…カワイイのがなお更恥ずかしさ倍増^^;
(ナンだよそれ…カンベンしてよ神様ぁ…)

『あ、大丈夫です! ホント!!全然!!!』
恥ずかしさからうろたえた俺は、饒舌になる
『イヤ〜お恥ずかしいトコロを…いつもなら もうちょっとマシなんですけど〜』
上半身だけ起して、そう言った
「…ふ〜ん…あたしらに見惚れてて よそ見でもしてたのかな?」
『!!』
いきなり図星っ!! ハハ、きついっすネ^^;
「千紗都! あなた何言ってるの、もうっ!!  あの…立てますか?」
『あ、ハイ! 大丈夫です!っっってぇ〜』
立ち上がろうとして、痛みが来る
「どこか挫いたんじゃナイかしら? 大丈夫ですか?」
背の高い娘が真剣な顔で訊ねる
『やっ!!ホンと大丈夫です!! ちょっと捻ったくらいですし!
 滑って降りれますから…あのっ、どうも有難うございましたっっ』
雪を掃うのを手伝ってくれた娘に、逃げるようにお礼を言ってそこを離れた。
結構痛くなってきたのでその後は、休んでいた。
座ってればなんてコトはなさそうだし
『あ〜でも恥ずかしかったな、さっきは〜』
声に出して紛らわす。茶を啜りながら…
(あの3人だったら周りがほっとかないだろうな)
(ナンパされまくりだったりして)
(可愛いかったもんな〜ホンと…)
(それにひきかえ、俺はなぁ〜ハハッ)
なんて考えながら、外の雪景色を見ていた

家に帰ってきた後、部屋で休んでいると
[pururururu…pururururu…]
ビジュアルフォンが鳴る…
横になってたから出るのが面倒だったけど、体を起す
[pururururu…pururururu…]
そのコールが、僕達の始まりだったんだ
そして出るのに時間がかかって亀ED、と。