葉鍵板AIR総合スレその6から発掘。
18 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/05/30 02:02 ID:DK++cR7f
>>15 佳乃失踪エンド後…
人形が真っ白に輝いていた。
自分の意識が、人形に吸い込まれていくのを感じる。
なんなんだろう…これは…
『…往人』
声が聞こえた。
『…今こそ、思い出しなさい』
懐かしい人の声だった。
『あなたのなすべきことを…』
おぼろげになっていく意識の中で、俺は必死に佳乃の姿を求めた。
思い出すことなんて、もう何もない。
なすべきことなんて、俺は知らない。
俺はただ、佳乃のそばにいたいだけなんだ。
ただもう一度、佳乃の側で穏やかな日々を過ごしたいだけなんだ。
ただ、佳乃を笑わせてやりたいだけなんだ。
もう一度… もう一度だけやり直せるのなら。
そうすれば、俺は間違えずにそれを求められるから…
葉鍵板AIR総合スレその6から発掘続き。
19 名前: 名無しさんだよもん 投稿日: 02/05/30 02:28 ID:W5wBqjCV
なにかが近づいてくる音だ。逃げなければ。
だけど、逃げずにいた。
その音が、なつかしいような気がして。
【声】「…あ〜っ、行き倒れ犬1号だぁ」
ぴと。 背中に、温かなものがさわった。
【声】「まだ生きてるかなぁ」
【声】「つんつん」
背中をつつかれる。
見上げても、まぶしくてよく見えない。
【声】「よかったあ〜、生きてるよぉ」
ただ、声だけが聞こえる。
【声】「この子犬、かわいいよ〜」
なでなで なでなで…
気持ちがいい。 いつまでも、そうしていてほしい。
>>946 とゆーことは、ポテトもそらと同じ往人の生まれ変わり、もしくは往人の意志を受け継ぐもの
の可能性があるわけか。
しかし往人さん。あんだけガンガッテも、結局「人」には思いを継がせられないのか。
切ないなぁ…。
実はAIRって、主人公にも感動できる(泣ける?)ゲームだったのね。
道理で今でも「国崎最高」スレが伸び続けてるわけだ。
そろそろ新スレの時期かなあ?
ちょっと様子見て建てるか。
一応age
佳乃シナリオに入らない限りポテトは観鈴の裏庭に住んでる、ってのが伏線……なのかねぇ。
深く考えちゃいないんだろうけどさ。
>>947 俺がAIR好きな理由ってそこらへんだな〜。
結局翼人の伝承は消えていってしまう。
往人は消滅して、法術も消え去る。それ以前から法術は弱まっていってたけどね。
諸行無常といいますか、なんといいますか
時の流れに埋もれ朽ちていくものの美といいましょうか
>>951 少年と少女が「星の記憶の新たな継承者」という話はどうなった?(´ー`)y-~~~
953 :
名無しくん、、、好きです。。。:04/02/10 09:07 ID:/ChD9GnS
>>951 せめてラストの二人の子供は、神奈と柳也、観鈴と往人、そしてそれまでに犠牲になった
多くの人々の意志(遺志?)を受け継ぐ者で、かつ二人の思いを紡ぐ最終駅だと信じたい。
…けど、やっぱり見たかったよなぁ。観鈴と往人のままのハッピーエンドを。
観鈴や往人自身はあれで幸せだったのだろうけど、俺自身がやるせない。
ちょっと傲慢な意見だとは思うが…。
いや、でもあの曖昧でしこりが残るラストだからこそ、『AIR』は何度やっても泣けるのかも
しれないなぁ…。
AIRが泣けるっても、それは感動の涙じゃないんだよな。
理不尽で(麻枝によって仕組まれた)過酷な運命への怒り。
観鈴はどこまで不幸になりゃ気が済むんだと。
ゴールにしても、観鈴があきらめたように見えるのが何というか、脱力する。
「もう疲れたよ……」
みたいな。そうとしか見えない書き方。
そりゃ一生懸命やったんだろうけどさ、観客としては素直に共感する気にはなれない。
ご都合主義と称して拒絶反応を起こす奴の気持ちもわかるよ。
カタルシスが得られず不完全燃焼にしかならないヒロインの最期、
さらに冷水を浴びせかけるような(一見)意味不明なラスト。
そんなの読み手不在の自慰でしかないからね。
>>953 誰が誰の意志を受け継ごうが、結局全員おっ死んだエンドには変わりないと思う。
観鈴が神奈の記憶を受け継いだ上で願いを補完できたとしても、
それは神奈本人を助けることができたわけではないのと同じ。
死んだ人間を慰める術は無い。
何をどうしようが、墓の前で手を合わせたり、お供え物を捧げる以上の行為ではない。
結局は、残された者の気持ちの問題に過ぎない。
オレにとって、ラストシーンは観鈴と往人、二人の墓に(麻枝やプレイヤーが)別れを告げているようにしか見えなかった。
>>954 バッドくさいおわりかたに対する悲しみの感情も感動だと思うがいかがか?
つーか、悲しい映画や小説、そしてゲームをやって悲しくて泣くのを、
一般的には「感動してないた」と言うと思うのだが。もちろん、大団円で「よかったねー」
と涙するのも、感動だとは思うが、前者を感動ではないというのはどうだろう。
( ´∀`)
957 :
955:04/02/10 15:43 ID:???
ちょっと、補足。955ではハッピーエンドで「よかったねー」と泣くのと、
バッドくさいエンドに「悲しすぎるぜ!」と泣くのと、どっちも感動だと
思うってことで、どっちかが一般的だといってるわけではないので
あしからず。それと、954氏の感想自体や感じたことはもちろん
尊重します。私とはかなり違いますが(w。
958 :
953:04/02/10 17:18 ID:???
>>954 『AIR』のお話を「観鈴や往人はなんでこんなに可哀想なんだ。」と、「哀れみ」や「同情」の思いで
主に見ていた場合は、たとえゴールのシーンで泣けたとしても、あのラストに納得できるわけないと
思うし、ライターに怒りが湧くのも当然だと思う。
けど俺の場合、「観鈴や往人はどうしてここまで自分の運命に立ち向かえるのか、頑張れるのか。」という
彼らの「生き様」を中心に見ていた(見ようとしていただけかも)から、素直に感動できたと思ってる。
だから、少なくとも問題のラストや理不尽な設定に「怒り」は感じなかった。
それに、やっぱり「怒り」だけじゃ粗探しが目的じゃない限り、繰り返しプレイはしないと思う。
でも、俺も前者の感情が多少あるからラストがしっくりこないし、同情の念ゆえに観鈴と往人の
ハッピーエンドを見たいとも思ってしまうわけよ。
>>955 同意。「悲しさ」で泣くのも感動でしょう。
ついでに俺も、別に自分の意見を強制するつもりなどないことを一言。
まあ同意して頂けるのなら、もちろん嬉しいですけど。
>>954 オレの言う「感動」って言葉は、ちゃんとした「カタルシス」を含んだ肯定的なイメージなんよ。
だからハッピーエンドであることは必要条件ではない。
AIRではもちろんムチャクチャ泣いたけれども、オレにとってはそういう意味での「感動」ではなかった。
伏線も放りっぱなしだし、結局何がどうなって観鈴が死んだのかファーストプレイではよくわからなかったからね。
感情が動かされたという意味での「感動」なら、もちろん感動なんだけど。
オレにとってはむしろ「後悔」とか「理不尽」という言葉が適当だと思ったんで。
つまり、何が何だかよく分からないから泣いたんであってね。
それは麻枝の意図した感動では無いと思うんだよな。
今ではかなり物語を理解しているつもりだけど、わかった上でプレイしたらゴールシーンなどは全然泣けなかった。
(五周目ぐらいでいいかげん慣れちゃったせいもあるけど)
往人の最期と残された観鈴のけなげさあたりでは泣けたけどね。
あー、なんか上手く説明できてないな。
つまるとこ、視点の違いなんだろう。
オレが一緒になって物語を見ていたのはAIR編の主人公であるそらと晴子であって、
ひたすら奉仕を受ける立場の観鈴ではない。
彼らの助かって欲しいという努力が結局は全て無に帰したようにしか見えない終わり方に
(あれだけ努力すれば、きっと願いは叶えられて助かると思っていたのだ)、
何とも言えない理不尽さと無力さ、虚しさを感じて泣いたのかなー、と。
SUMMER編での裏葉の言葉を理解してなかった(助かるとは一言も言っていない)というのもあるんだけど。
>>958 >観鈴や往人はどうしてここまで自分の運命に立ち向かえるのか、頑張れるのか
上に書いたようにAIR編で観鈴はヒロインではないので、そういうふうには見れないなぁ。
晴子が再登場するまでは、オレも同じように見てたんだけどね。
別に作者の意図にわざわざはまる必要も無いわけで。
受け取り方は人次第
単純だな
オレなんかはプレイしたとき、あの最期の観鈴の「幸せそうな満面の笑み」を見て
ラオウじゃないが「我が人生に一片の悔いな──────し!!!」みたいなのを感じて
「ああ、こうゆう“ハッピーエンド”へと持ってきたのね」とビックリしたけどね。
もちろん泣いたさ、純粋に“感動”して。
みすずちんがいっしょうけんめい目指した、ささやかな「ゴール」というものに対して。
それは、理不尽な運命の過酷さに対しては余りにもささやか過ぎるものかもしれないけど、いや、だからこそ、
こんな一見「ささやかな」「身近な」「ちっぽけに思える」“幸せ”には、「巨大で過酷すぎる苦しみ」と“対価の”
巨大な価値があるのだ、とおもったよ。「人生の、“いのちのすべて”を賭ける」だけの大きな価値が。
………………少なくとも、他には何の選択肢も与えられなかった観鈴自身にとっては。
だから、後でネットやなんかであれが「BADエンドだ」とか「理不尽さに怒った」とか「鬱になった」っていう
意見を見て心底ビックリしてしまった。
ああ、世の中にはいろんな視点で物語を見てる人がいるんだなぁ………………と
目からウロコが落ちた気分ですた。
まあ、これもオレ自身の感想なんで、こんな奴もいるっていう事で。
なんだか最後はさめてたなぁ俺は。
さめた目で、ああ死んじゃった
と。
その後、どっと疲れて寝て、
それからなーんとなくぼんやりしたはっきりしない日々が一週間ほど続いた
ラオウが「わが生涯に一片の悔いなし」って言ったからって
あれが幸せな人生だとは思えないっつーの
ラオウは美化されてるけど虐殺者だし。自分で選択した生き方だし。
観鈴には選択肢はなかったからな。
難病で早死にした子を幸せだったと言う慰めではないか。
本当は病気じゃなくて人為的なものなのに。
まあ本人が幸せと言ってるなら幸せだったんだろうが、第三者的な目で見ると観鈴もラオウもとてもハッピーエンドには見えないな。
AIRスレで北斗の拳のネタが出てたのに藁た。
ラオウの場合、過酷な人生を生きてきたが自分の中で既に
出来上がっている信念みたいなのを貫いたから悔いなし、と。
敢えて修羅の道を歩んだ彼はそこそこ幸せだったのかも。
まあ読者から見ればどこが幸せだっつー話だが。
唯一心の拠り所だったユリアはケンシロウに走っちまうしな。
観鈴ちんは自分の行き方を貫くというより
往人の肉棒に貫(ry
>>972 俺はそういうの好きだw
しばらく来なかったら延びてるけど、信者よりの意見が多いね
煽りじゃなく、そういう見方が出来て羨ましい
コレはコレで良いと思うけど、俺みたいなひねくれ者のために安っぽくても
ハッピーエンド(なのかな?)なルートも入れて欲しかったな〜
よく見かける「可能性」ってやつでw
974 :
名無しくん、、、好きです。。。:04/02/12 10:56 ID:ASQh7D4f
次回のスレタイどれがいいでつ??
【ずっと…】AIR -the 3th summer-【側にいるから】
【どこまでも】AIR -the 3th summer-【高みへ】
【約束…】AIR -the 3th summer-【だよ…】
975 :
名無しくん、、、好きです。。。:04/02/12 12:11 ID:4xVCgaE1
>>972 エロゲ板へどうぞ。
ふう、何とかクリアしました。
とても泣けるいい作品だったがいくらか疑問点が残ったな。
「悲しい想いをするのは私で最後にする」とかいってたとおもうが輪廻はまだ解けてないとおもうのは私だけだろうか。
主人公はあれで救ったといえるのか。寿命を伸ばし勇気を与えはしたが。
根本的な問題が解けてないと思うんだけど。
考えはそれぞれだろうが。
それにしてもラストになると主人公(往人)の出番がほとんどないな。そこは少しむなしかったな。
人間愛の乏しい人には非常におすすめ。
>>974 【ずっと…】AIR -the 3th summer-【側にいるから】 に一票。
何も足さない、何も引かない
AIR -the 3th summer-
いや、最近の流れを踏まえて、
【お前もまた】AIR -the 3th summer-【友だった…】
【帝王は】AIR -the 3th summer-【媚びぬ退かぬ顧みぬ!】
【俺の名前を】AIR -the 3th summer-【言ってみろ!】
とかどう?
978 :
名無しくん、、、好きです。。。:04/02/12 17:25 ID:NLvCVV5c
全員、中学生レベルの英語からやり直せ
3rd?
>>975 実際「本当に解けたのかのか」
というと微妙。
EDを見ても曖昧なので少なくとも
『解けた』
もしくは
『解けるまでには到らなかったが緩和にはなった』
ぐらいに考えていればいいと。
もっとも観鈴のお話という事が前提だが。
ラオウと似てるものがあるというのは
『満足に死ぬ』
というこということだろ。
観鈴にとっては晴子といる事が一番幸せ
ラオウにとっては自分と並ぶぐらいの者と戦うことが望み
どんなに過酷な運命が待ち構えていても、
人間最後に幸せであれば良いと
まぁだから最後には幸せな記憶をなんだろうし
>>975 解けた。
記憶を全て受け継いだ上で幸せに死ぬことが、神奈の輪廻が解ける条件なので。
あと主人公はカラスになっても最後まで一緒にいたので、観鈴にとって救いになっている。
一緒にいることが家族の条件だと観鈴は言っていただろう?
そらはただのペットじゃないぞ。
982 :
981:04/02/12 23:04 ID:???
荒れると何なので、一応補足。
記憶を全て受け継ぐ=器が壊れずに受け継ぎ切る、ということ。裏葉の発言を参照。
幸せに死ぬ=星の記憶が不幸で満たされると、星は滅びてしまう。
逆に言えば、幸せな記憶であれば星に返すことができる。翼人母子の会話を参照。
>>981 そういえば例の「青空」がかかってるシーンで、観鈴の描いた“家族の肖像”としての
絵が出てきて、酒瓶抱いた晴子と、足許にはちゃんとそらもいたよなぁ………………
アレ見て思ったよ、“ここ”こそが、みすずちんが最後に辿り着きたかった「しあわせな場所」なんだ
なぁ、って。ホロリとしたよ。
ちなみに往人は蚊帳の外かよ!!とも思ったが、神社でぬいぐるみGETするシーンで晴子がちゃんと
言及してたな。「あの風来坊もいつか帰ってきたら、なかまに入れたらなアカンな。うちら、家族なんやから」
って。
>>981 >
>>975 > 解けた。
> 記憶を全て受け継いだ上で幸せに死ぬことが、神奈の輪廻が解ける条件なので。
忘れてるなあ・・・。どういうセリフからこれが分かるんだったっけ?
確か裏葉がなにか言ってたような気がするが。
わからない
>>978 って言うか、わざとだと思ってたんだが・・・(このスレも2thだし)。
>>983 観鈴にとっては、絶望から救われるきっかけを与えてくれたのはそらだからね。
人形を使って元気づけようとする姿に嬉しくなって、笑うことができたわけでさ。
それまではやっぱりペットの域を出てなかったんだが、あの一件以降はそらも本当の家族になれたんだろうな。
(*^^)
埋
埋
一般コミック 3
梅梅