ときめきメモリアル2〜その15〜

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216丹下 桜継
Substories4  39

光「・・・」
目が覚める。記憶ははっきり残ってる。時計を見る。
「0時0分5秒」
カレンダーを見る。
「2002年3月1日金曜日」
本当にタイムスリップできたんだ。
暗い部屋の中で興奮が醒めない。寝てる場合じゃない。行かなきゃ。

制服に腕を通し全力で駆け出す。
向かう場所は1。
桜継を待つただそれだけ。

陽が昇り人が増える。
卒業式が始まる。
机の中に手紙を入れる。
もう我慢できない。
感情に殺されそう。
桜継がまた同じ事しようとしてもとめる。

桜継がゆっくり歩いてくる。
鐘の下に歩いてくる。
読んでくれたんだ来てくれたんだ。
思いがよみがえってくる走馬灯の様に。
夏だ海だ太陽だ
ふたり乗り
甘いもの食べよう
はぐれ光
迷子
じぇらし〜
告白の時。