ギャルゲー板用語辞典を作ろう。

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KID【きっど】@

NECインターチャネル、プリンセスソフトに並ぶ3大ギャルゲー移植メーカーの1つ。
活動開始当初から、大作に目をつけるのは得意だったが、ことごとく「愛のない」移植をしてユーザーに反感を買った。
故に、今でもエロゲーメインの人には印象が悪い。

やがて自社独自に制作したギャルゲー『メモリーズオフ』をPSに発表。
都営線で広告するなど大々的な宣伝を行い、それなりに売れたものの、打越というシナリオライターの毒々しいテキストによって、賛否両論となってしまう。

その後しばらくして、『インフィニティ』というゲームを発表する。
こちらはシナリオの出来の良さが発売直後に話題となるが、魔の「いづみシナリオ」をわざわざシナリオ制御をかけて最後に持ってくるという愚挙にでたため、
結局は「やっぱりKIDだよ」という、ある意味名言を生み出してしまう。

こうしてしばらくはPCゲーの移植をしつつ、『夢のつばさ』『てんたま』などを発表し、ついには『Close to』でDCに手をつける。
なお、このときにはもう、『ONE』『Piaキャロ』など、名作の続編の移植の版権はインチャネに奪われる(笑)
KID【きっど】A

2001年9月27日メモオフに続編を発表。今度は都営バスや秋葉原などで一般人が引くほどの広告をする。
このゲームは(筆者にとっては)名作となったのだが、運悪くアージュの『君が望む永遠』と発売日が似てしまい、
テーマ類似のせいで印象が薄くなってしまう。

2002年4月30日『My Merry May』発表。「ちょびっツのパクリじゃねーか!?」と疑惑の声があがるが、発売直後に鎮静。
実は相当な考察ゲームであることが発覚し、密かに盛り上がる。

2002年8月29日『Ever17』発売。「Close to以来の打越復帰」「田中優美清春香菜」などが話題となるが、いざ蓋を開けてみると超大作!
「葉鍵信者」「揉めラー」などに並ぶ「E17信者」が大量発生し、一時期問題になる。

この流れを維持できればKIDも安泰だったろうに、ここはやはり音に聞くKID、『想い出にかわる君』を発表。
メモオフシリーズにもかかわらず、ささきむつみ氏が外れ、さらにシナリオを新人1人に任せるという最大の愚挙にでる。
持ち上がっていたKIDへの株が急に暴落し、評価が従来どおりに戻る。

そして最近、1ヶ月に1本作品発表するという新たな試みにでているが、個人的にはそれはやめて欲しかった。

ここまでの情報を鑑みると、KIDは「どんなときでもチャレンジャー精神旺盛だが、そのほとんどが空振ってしまう不器用な会社」であるという評価を下したいw