レニ・ミルヒシュトラーセdrei.・:*:・゚'★。・:*:・゚'☆

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〜ショートBラブドラマ〜
「魅惑少年華撃団」

CAST
”花火”「おかっぱ頭がチャームポイントの可愛い男の子。訳あって、皆には男の子という事は隠している。」
”レニ”「銀髪が美しく、可愛い少年の様な容姿を持つ少年。」
  
第1話 「目撃」  
   
「あのね花火お兄ちゃん、明日なんだけど・・・・・・」
ゆっくりとドアが開き、淡いクリームのパジャマを着たレニの姿が目に入った。
瞬間、時間が凍りつくのがわかる・・・・・・。
僕が彼を確認したのと同時に当然彼にも僕の姿が目に入る。
その間およそ3秒から4秒。時間にすれば短い沈黙が流れた。
「あっ・・・あの・・ごめんなさい・・・ボク勝手に入っちゃって・・・・・・出るね」
先に切りだしたのは彼の方だった。声は沈み、顔を赤らめ視線は斜め下の方に向けている。
無理もない。少し視線を上げればベッドには、膝の辺りまでずり下げた戦闘服から
勃起したペニスを握り締めた男が座っているのだし、
更に僕の汗ばんだ左手にはレニがさっきまで履いていた水色のビキニパンツが握られていた。
「ま、待って、レニッ・・・・」
その時僕はなぜとっさに彼を引きとめたのだろう。
こんな状態で何を弁解するつもりだったのだろうか?
だがこの時の判断が後に正解だったと僕は自分に感謝することになる。
時刻は9時37分。隊長が帰ってくるまでは後1時間半以上ある。
二人の熱く切なく短い夜が始まろうとしていた。
〜ショートBラブドラマ〜
「魅惑少年華撃団」

CAST
”花火”「おかっぱ頭がチャームポイントの可愛い男の子。訳あって、皆には男の子という事は隠している。」
”レニ”「銀髪が美しく、可愛い少年の様な容姿を持つ少年。」
    
第2話 「告白」

「や、離して花火お兄ちゃん。お兄ちゃんのエッチ!」
「違うの、これは違うのレニッ!」
僕は最愛の少年レニにはしたない所を見られ、狼狽していた。
大事に大事に育ててきた片思いの恋。
それがこんな事で音も無く壊れようとしているのだから。
とにかくこの場を取り繕う事で一生懸命だった。胸が苦しい。
「なんでボクの事好きなら好きって言ってくれないのさ!ボクだって花火お兄ちゃんの事ずっと好きだったのに!」
「え、、、?レ、レニ?今、何て、、、?」
僕は感極まって泣きじゃくるレニを優しく抱き寄せ、髪を撫でながらレニに聞きなおす。
「今、僕の事好きと言ったの?レニ。」
「うん。ボクずっと花火お兄ちゃんがボクの事好きだって気付いてた、、、
 たまに、ボクのパンツが無くなっている事も気付いてた。
 嬉しかったよ、ボクのパンツでオナニーしてくれてるんだと思うと本当に嬉しかった。
 だってボクが大好きな人がボクのパンツでオナニーしてくれるなんてこれって相思相愛って事だよね?」
レニが同意を求める視線を僕に向けるので、僕は目一杯優しい微笑みで頷いてみせた。
「それなのに、それなのに、、、
 いつまでたっても花火お兄ちゃんはボクのパンツだけで満足して、ボクを奪ってくれないッ!
 いいの?花火お兄ちゃんはそれでいいの?ボクはもう我慢できないよ、大好きなんだ花火お兄ちゃんの事!」
「レニ・・・」
〜ショートBラブドラマ〜
「魅惑少年華撃団」

CAST
”花火”「おかっぱ頭がチャームポイントの可愛い男の子。訳あって、皆には男の子という事は隠している。」
”レニ”「銀髪が美しく、可愛い少年の様な容姿を持つ少年。」
    
第3話 「戸惑い」

僕は、レニの思いがけない告白に戸惑っていた。
今まで夜も眠れぬ程に恋焦がれて来た相手が、自分の事を好きだと面と向かって告白してくれているのに、
だ。
普通なら素直に嬉しがる所なのだけど。
でも、でも、僕とレニは男の子同士。
素直にレニの気持ちを信じたいけど、、、からかわれているのではないかと思うと怖い。
もう傷つくのは怖い。とたんに臆病になる。レニのパンツをくすねてオナニーをしていた度胸がすぼんでいく。
本当にレニは僕の事を好きなのだろうか。
想いの強さの分だけ迷いが強くなっていく。
依然レニは僕の胸で小さく泣いている。