昔懐かし慟哭スレ P4

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が、ベッドの上でスカートをきっちりと抑えている彼女を見て、
何となくその態度の意味がわかった。
ノーマ 「千砂ぁ、スースーして落ちつかんのやろ? ノーパンやもんなぁ!」
僕と同じく青木さんの言動を見ていたノーマが核心をついた。
彼女も『ハッキリ』思ったことを口にするタイプだが、
青木さんと違うのは頭に浮かんだことを真っ先に口にするところだ。
一也 「あっ……あの、多分もう乾いてると思うから……」
千砂 「そそうですか……」
ノーマの『ノーパン』という言葉が、僕達を余計に意識させた。
普通にしていれば決して見えることのない青木さんのスカートの中。
だが彼女が脚を高く上げればもしかするかも…という邪な考えが、
僕の視線を彼女のそこへと釘付けにしてしまう。
いつみ「確か、乾燥機に入れっぱなしにしてたんじゃなかったっけ?」
子鈴 「……では私が……」
控えめな声がしたと同時に、子鈴さんが立ちあがった。
彼女の言葉の意は、青木さんの下着を取りに行ってくれるということらしい。
千砂 「わ、私も行きますから!」
がば、と青木さんが立ちあがり、僕の横を擦りぬけて子鈴さんの隣に並んだ。
その動きが僕から逃げるように素早かったため、何か寂しいものを感じてしまった。
子鈴 「場所は……先ほどのところですよね?」
さっきノーマが僕といつみを目撃したところの事を言っているのだろう。
子鈴さんはあの時の呼びかけで上がりこみはしなかったものの、
きちんと場所だけは把握していたようだ。
まぁノーマの(見た事ないけどきっとそうに違いない)豪勢な屋敷で働く
彼女にとっては、部屋の数も片手で数えられるぐらいの
小さな家の構造なんて簡単に覚えられるんだろうな。
子鈴さんが青木さんと連れ立って部屋を出ようとした時、
僕はある事に気づいた。
今この部屋にいるのは子鈴さんと青木さんと、いつみとノーマ……。

一也 「ぼ、僕も一緒に行きます!」
千砂 「え? 時田さんも……?」
青木さんは顔に片手を添えて、困ったような表情を浮かべている。
どうして僕が急にそんな事を言い出したのかが理解できていない様子だ。
子鈴 「大丈夫ですよ、時田さんにわざわざ来ていただかなくても…」
一也 「いえ! 一緒に行きますから!」
頑なに同行を主張する僕に、子鈴さんと青木さんは渋々頷いた。
そりゃ、僕がいたら青木さんが気を使っちゃうのはわかるさ。
一度は見られたとはいえ、自分の下着を取りに行くんだから。
でも、ノーマといつみの2人を僕1人で相手にするのは無理だって!
さっきの話をぶり返されるに決まってるよ…。
ノーマ 「何や。一也はウチらが嫌いなんか?」
いつみ「ヒッドイの! アタシらが何したって言うのよ?」
…………。
一也 「行きましょう」     
子鈴 「は、はい」
僕は先頭に立って部屋を出た。
自分さえ面白ければそれでいい、と考える悪魔2人を部屋に残して。
                
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ノーマ 「一也のヤツ、ウチらから逃げたな……」
いつみ「ああもあからさまだと、ヤな感じだよね〜」
ノーマ 「しっかし、さっきの千砂に抱きついた時のあいつ見た?
     一也、ずーっと千砂のアソコ見てたな!
     スカートの上から見えるわけないっちゅーねん! ははははは!!」
いつみ「千砂にいたずらしてる時も何か動きがぎこちないって言うか……。
     よくわかんないって感じで触ってたよ」
ノーマ 「あれは女を知らんな。童貞決定や!」
いつみ「アタシもそう思うな。女の子を怖がってるように見えるんだよね」
ノーマ 「ここは1つ、このノーマ・ウェンディ様が一肌脱ぐか……!」
いつみ「ふふっ、面白そうだね! アタシも噛んじゃおっかな?」
ノーマ 「そんじゃ2人で一也を男にしてやろか?」
いつみ「ヤッちゃう? 襲っちゃう?」
ノーマ 「あ、ちょっとその前に確認や。まさかとは思うけどいつみ、あんた……
     ……初めてやないやろな?」
いつみ「………ほほほ、それはご想像にお任せいたしますわぁ、ノーマ様ぁ♪」

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