昔懐かし慟哭スレ P4

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ノーマの付き添いで来てみたものの、青木さん達の邪魔をするような形に
なってしまったことを気にしているのかも知れない。
ノーマ 「そしたら、なんやオモロイ事になってたっちゅー訳や。
     スマンな千砂、なんや邪魔してしもたみたいで」
千砂 「じゃ、邪魔って……」
青木さんが寝ている間に事の説明は終わっていたので、ノーマと子鈴さんには
彼女が気を失っていた訳は全て伝わっていた。
全てが筒抜けになっていると知った青木さんが恥ずかしそうに俯く。
ノーマ 「あはは、照れな照れな! そやけど、千砂は危ないなぁ。
     男の前で気絶するなんて、襲ってください言うてるようなモンやで?」
一也 「なっ……そ、そんな事しないよ!」
イヤらしく笑うノーマに、僕は強い口調で言いきった。
どうも彼女の中では、僕はそういう欲望が強い男になっているらしい。
千砂 「そ、そうですよ……それに、いつみもいるんだし……」
ノーマ 「あんたが寝てる間に、そのいつみと一也がよろしくヤッてたの見たんやけど…」
千砂 「ええっ!?」
子鈴 「ノ、ノーマ様っ…」
その言葉を聞いた刹那、青木さんが強い視線で僕といつみを睨んだ。
一也 「ち、違うよ! 何もしてないって! 僕達はただ、青木さんの…」
僕がそこまで言って初めて、青木さんが自分の異変に気づいた。
何かを確かめるように、もぞもぞと手で腰の辺りをさすっている。
千砂 「わ、私の……下着、は……?」
いつみ「あのね、千砂のパンツ汚れちゃったから洗ってあげようと思ったの。
     そしたらいきなり後ろから押し倒されて…」
一也 「ち、違うだろ!! 逆じゃないか! いつみが僕に…」
よよよ、と手で顔を覆ってわざとらしい演技をするいつみを、
僕は焦りながら否定した。この状況で冗談はやめてほしい。
ノーマ 「…とまぁ、2人は乳繰り合おうとしてた訳や」
千砂 「そ、そんな……!」
ノーマ 「でも安心しぃ。ウチがそこで乱入したから、2人はそこまでや。
     千砂の考えてるような事はなーんもなかったで!」
千砂 「………本当ですか?」
青木さんは悲しげな眼を僕に向けてきた。
冗談か本気かわからないノーマやいつみの言葉より、
僕の口から是非を聞きたいらしい。
一也  「ほ、本当だよ」
いつみ「あはは、ゴメンゴメン。何もなかったよ、これホント!
     ちょーっとさぁ、からかってやろうと思っただけなんだ。だからゴメンね、千砂!」
よく言うよ。
ノーマが来なかったら、あのまま口で僕のモノを咥えてもらえそうに……
いや、間違えた。嫌々咥えられそうになったんだ。
ノーマ 「ま、ウチが見とらん間にすでに…」
一也 「し、、してないよ! 何もやってないって!!」
千砂 「…………そうですか。私、時田さんを信じます」
その瞳には不安の光が宿って見えたが、僕達2人の言い分に青木さんは
取りあえず納得したようだった。
一也 「あ、ありがとう……」
ノーマ 「さっすが千砂! 好きな男なら例え嘘でも信じてまえるっちゅーわけやな!
     一也ぁ、愛されてるなぁ!!」
ノーマがドン、と肩を押してきて、僕の身体は青木さんの方へ突き飛ばされた。
立て膝をついたまま青木さんに向かって倒れていきそうになったところを、
彼女が支えてくれる形になり、僕は青木さんの胸に飛び込んだ状態で制止していた。
青木さんの身体の柔かさが、僕の脳内にさっきの情事を思い出させる。
温かい青木さんの股間、恥ずかしそうに頬を染めて喘ぐ可愛い彼女……。
千砂 「あ、あの、時田さん……」
僕を妄想から現実へと引き戻したのは、他ならぬ妄想の相手の声。
慌てて青木さんから離れて、僕は彼女に改めて向き直った。
一也 「ご、ごめん! 何……?」
千砂 「そ、その……」
青木さんはもごもごと口を動かしているが、その内容が聞き取れない。
いつもハッキリとものを言う彼女にしては珍しく口篭もっている。