昔懐かし慟哭スレ P4

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玄関の前には1人取り残されたような子鈴さんがポツンと立っていた。
僕ら2人のやり取りを見ていただろう、控えめに呟く。
子鈴「あの……時田さん、ご迷惑でしょうか………?」
ノーマ「もうリムジン行ってしもた。一也はウチら2人、このあっつい中待っとけ言うんか?」
一也「あー………。」
どうしよう……確かにこの猛暑の中に2人を放り出すのは気が引ける。
喫茶店かどこかで時間潰せばいいのでは……なんて考えもふと頭をかすめたが、
「喫茶店行ってきて」なんて言えるほどあつかましくもない……まして、このノーマに。

「ね――――、ちょっと来て―――――っ」
頭を悩ませていると、家の奥から僕を呼ぶ声が聞こえてきた。
あの声はいつみだな……。
ノーマ「ん?誰か呼んでるで?」
一也「あ、あぁ………ちょっと待っててくれる?」
僕は玄関先でそう言うと、ブランデーの入った小包を靴入れの上に置いて、
廊下の奥の洗面所に向かった。
洗面所に入った僕の目に飛び込んできたのは、乾燥機と格闘しているいつみの姿だった。
いつみ「あ、ねぇ、これどうやったらいいの?このボタン押しちゃっていいのかなぁ?」
一也「………。」
僕は無言で乾燥機を動かした。ブゥゥゥゥ……と中の衣服が(下着だけだが)まわり出す。
いつみ「あ、なーんだ。やっぱそれ押したら良かったんだぁ。」
一也「っていうかボタンこれしかないだろ……。」
いつみ「いやー、人様の家のもの勝手にいじって壊しちゃったらヤバイじゃん?」
えらくまともな意見だ。
いつみらしくないと思いながらも最もな考えに僕は素直に感心した。
一也「じゃ、止まったら開けていいから。」
いつみ「あ、ちょっと待ってよぉ!」
そのままノーマ達を待たせてある玄関先に向かおうとした僕の腕をいつみが掴んだ。
早くノーマ達と話しをつけたい僕は内心焦りながら、いつみに向き直る。
一也「何?人待たせたままだから、話は後で聞く…」
いつみは僕の首に両腕をまわし、どこか艶かしげな笑みを浮かべて近づいてきた。
僕はぎょっとして身を引こうとしたが、絡められた腕が離れるのを許さない。
一也「な、な……」
いつみ「ね、アタシ…千砂とのコト思い出しちゃってさ…さっきは途中で終わっちゃったじゃない?
     アンタも結局イケなかったみたいだし、続き……しない?」
とんでもない事を言い出したいつみが、自分の身体を必要以上に押しつけてくる。
冷房も効いていないこの場所で、僕は汗ばんだ背中を気にしながらも
その意識はいつみの柔らかい肢体に集中していった。
一也「何言ってるんだよ……っ!ぼ、僕は……」
いつみ「アンタに好きな人がいるのはわかっているけど、今だけでいいから……、
     アタシ……また身体が熱くなってきちゃって……切ないよぉ……。
     ほら、わかるでしょ?固くなっちゃってる……」
片手を僕の手に添え、いつみは自分の胸元に持っていく。
思っていたよりもずっとボリュームのあるその乳房の先端は、
タンクトップの上からでも解かるぐらいに固い感触を残していた。
細い眉を寄せて、彼女は僕に懇願してくる……。
いつみ「お願い、アタシ我慢できない……!して、気持ち良く、してっ!」
すでに熱くなっているその股間を僕の腰に押しつけて、
いつみは腰を小さく前後に動かす。
潤んだ瞳は快楽のみを求める雌のように、その瑞々しい身体は激しく悶え出した。
一也「いつみ……、う……あぁっ!」
僕のシャツのボタンを強引に外し、胸元に舌を這わせる。
くすぐったいような、どこか快感を与えるその愛撫に僕の身体から力が抜けていく。
いつみ「あハ………硬くなってきたぁ……」
今日2度目の、シッパーを下ろす音。その相手は共に目の前のいつみだ。
いつみ「千砂がしてくれなかったコト、してあげるね………」
僕の足元に跪き、ごそごそと僕のモノを取り出す。
節操もなくそそり立ったペニスが飛び出ると、いつみは嬉しそうに手を添えた。
いつみ「すっごいビクンビクンしてる……じ、じっとしててよ……」
小さな口をめいっぱい開けて、いつみは僕のモノを……


「ああぁぁ―――――――――っ!!」

ドタタタタ…。
ノーマ 「か、一也ぁ!!う、上に千砂によう似たコが…………うわぁ!!
     い、いつみが一也を襲っとるぅ!!」
一也「ち、違う!!」
いつみ「ノーマ……?」
ノーマ 「子鈴ぅ――――!!来て見ぃ、おもろいで――――!!」
嬉々として玄関の方に手を振るノーマ。
一也「わ、わ、わ!」
いつの間に上がりこんだんだ!?
僕は自分のモノを覗き見られた恥ずかしさより、勝手に家に上がりこんだノーマに
2階で気を失っている青木さんを見られたということに焦りを感じた。
男の部屋に頬を紅潮させた女の子がベッドで寝ていたら、
あらぬ考えを持たせかねない。
慌てて衣服を正してから、僕は事のあらましをノーマに説明することとなった…。