【G's新企画】双恋 -フタコイ- twin girls
夕方の光が薄く差し込む部屋のカーテンを閉め切って、私たちはベッドの上でキスしていた。
脱いだままの制服がシワになったりしないかな?とか考えたけど、
そんな事は今の私たちには些細な問題。
顔にかかる吐息のくすぐったさも気にしないで、私たちはお互いの
唇を求めあった。
ちゅっ……くちゅっ……
唇を吸いあい、舌を絡めあう音が二人っきりの部屋の中に響いた。
相手に自分の唾液を与えるようにたっぷりと濡らした舌を絡めあう。
温かくて柔らかい感触はとても気持ちいい。
二人の混ざり合った唾液が口から溢れて顎を伝って裸の胸元にこぼれ落ちる。
「ん……んふぅ……」
鼻にかかった甘えた声が思わず漏れる。
もっとしてほしい。もっと気持ちよくしてほしい。
そんな私の声にならない願いを、彼女はすぐに『解って』くれた。
指先に絡まるしなやかな感触。同じ体温。同じ鼓動。同じ肌の感触。
「ん……」
そして彼女も同じように私に甘えてくる。
触ってもらいたいんだ。もっと気持ちよくなりたいんだ。
求めるように絡んできた指、私もそれに応える。互いに指を絡めあう。
指先から溶け合うような、そんな感触すら覚える。
「んくふぅ……!」
相手を気持ちよくさせるつもりが、自分がはしたない声を上げてしまった。
他の人には絶対に聞かせない声。
けど彼女の前なら私は全てを曝け出せる。どんなに恥ずかしい姿でも。
このコの為だったらどんなに恥ずかしい事だってしてあげられる。
「気持ちいい?」
悪戯っぽくクスリと微笑みながら訊いてくる。わかってるくせに。
「……うん」
ドキンと胸が高鳴る。気持ちが、ぐっと昂る。
シュルッという音を立てて髪を結ってたリボンを解く。去年の誕生日に送られたリボン。
お互いに色違いとはいえ同じものを送りあったのが可笑しかったっけ。
「何?」
「あ、ううん。何でもないよ」
「当ててみせようか? ……リボンの事」
私の考えてる事なんか全部お見通し。答えを見ながらテストを受けてるみたい。
「うん、正解」
正解のご褒美にまたキスする。
キスは大好き。唇を合わせて舌を絡ませると、身も心も一つになれるような気がするから。
今度は私が積極的に舌を絡めて唇を吸う。ちゅるちゅるとわざと音を立てて吸ってみせる。
「ん……」
恥ずかしげに逃げようとする腰をそっと抱き寄せて身体を密着させる。
右手で逃げられないように腰を抱いて、左手は求め合うように絡ませて。
恥ずかしい? けどそうやってる所も可愛くて、好き。
キスをしながら、手を絡ませながら、私たちはお互いの胸のポッチを探り合った。
恥ずかしくて、けど、気持ちよくて。そんな気持ちを代弁するように
胸のポッチは大きく硬くなってた。お互いのポッチをくりくりと擦り合わせる。
「きゃふ……ン!」
ぴりぴりっと胸の先から電気が走る。神経が胸に集中して、それがじんじん痺れてくる。
嫌な感じじゃない。もっと欲しい。甘い痺れに神経が麻痺していく。
「おっぱい、おっきくなった?」
「ううん……。けど、あんまり大きくない方がいいな」
「私は、キラちゃんと同じがいいな」
「私も、ユラと同じがいいよ」
私たちに言葉なんか必要ない。甘くとろけるようなキスがあれば、何でもわかりあえる。
好き。好き。好き。好き。好き。好き。好き。好き。好き。好き。
スキ。スキ。スキ。スキ。スキ。スキ。スキ。スキ。スキ。スキ。
ありったけの言葉を込めてキスをする。他に言葉はいらない。
キスの雨。まるでワタシの刻印を刻むように。
こめかみ。
柔らかくてプニプニの耳たぶ。
顎のラインは形が素敵。
うなじから首にかけてはキスマークに要注意。
肩から鎖骨へ滑り落ちて柔らかい胸に軟着陸。
両手で胸を優しく揉みながら桜色のポッチを丹念に愛撫する。
舌で転がしたり、唇で甘噛みしてあげたりする度にカワイイ声を上げる。
まるで楽器と奏者みたいと思ったりした。
十分に胸を愛してからおへそにキス。
ショーツの上から一回だけぺろり。熱くてじっとりしてる。
太ももは上気してほんのりと桜色。
膝小僧からつるつるの脛とふくらはぎを経由して、足の甲と指にも、ちゅっ。
足の指は意外な弱点。口に含んだり指を舐めたり、指の谷間も舐めたりするとすごく気持ちがいい。
ヘンタイみたいな事してると思うと、ぐっと昂ってくる。
何だってしてあげる。あなたが悦ぶ事は、何だって。
全てあげたい。全て欲しい。
「ねぇ」
「ん?」
一瞬気を緩めた隙をつかれて、今度は私がベッドの上に押し倒された。
「私ばっかりじゃ不公平だよ。お返し、してあげる」
私が辿った道筋を、そっくりそのまま辿っていく。
そっか、『される』ってこんなに気持ちよかったんだ。
「あ……ううン……」
我慢なんかしない。恥ずかしい姿も全部見てもらいたい。
「そろそろ我慢できない?」
「うん……」
私の心だけでなく、身体ももうとろとろになっていた。
この先の出来事を想像するだけでぞくぞくして溢れてくる感じがした。
「や……あ……ぁ……ッ!」
リボンとお揃いのショーツの上から指でなぞられただけで甲高い声を上げてしまう。
とくん、とくんと溢れてくるのがもうはっきり判る。お尻の方まで
ぺったりとショーツが張り付いてる感触がちょっと気持ち悪い。
指がするっとクロッチの脇から忍び込む。直に触られてる。
「すごい……」
指の動きが止まってる。きっとまじまじと視られてる。
「見て見て、すごいよ、こんなになってるよ」
谷間の浅いところを指先で触られて、それを目の前に持ってこられる。
指先に絡みついた液体はとろりとしていて、独特の匂いがした。
私は躊躇しないでその指先を口に含む。舌で綺麗に舐め取る。私の味がした。
愛撫の指先は休まずに私を責めた。
指で直に触ってるのに、唇や舌は薄布越しにしか触れてくれない。
もどかしい。もっと触って欲しいのに。
いつもそう。肝心のトコロは触れてくれない。
……欲しいのに。
いじわるで、けど、すっごく好きで。
じらしてじらして、最後の最後で欲しいものをくれる。
「……ねぇ、私だけしてもらったら不公平だよぉ……」
「それじゃあ、お願いしてもいい?」
余裕を見せても私には解る。してもらいたいんだって。
「いいよ、来て……」
仰向けの私にちょうど反対側で覆い被さるようなになる。
顔にムッとした熱気を感じる。そして独特の発情した匂い。
躊躇わずに熱く湿った部分を布の上からぱくっと開いて、ちょっと乱暴に口づけする。
舌の先でぐりぐりっとやったり、汁気を吸ったショーツを吸ったり。
「は……あぁン!」
時々切なそうな声を上げる。感じてるんだ、よかった。
「ね、脱がせてあげるよ……」
私は形のいいお尻を覆うショーツを下ろしてあげた。全部脱がせてから
べとべとになったクロッチにキスして彼女の味を味わう。
私、こんなにエッチだよ。けどこんなになるのはアナタの前だから。
一生懸命愛撫する。指で。舌で。
熱い蜜が私の顔を汚していく。指先を伝って手までべとべと。
花弁は柔らかにほぐれてもっと触ってもらいたくてひくひくしてる。
どんなに強情にしても、ここはいつも雄弁で素直。
指先で秘密のヴェールを剥いて、つやつやの真珠にキスしてあげると
びくびくっと震えるのにあわせてとくとくと溢れてくる。
キス。キス。キス。
上の口の時よりも大胆に、激しく、熱く、貪るように。
してあげたい。そして同じように、されたい。
思い通りにしたい。思い通りに、好きにされたい。
してあげる。あなたが望むように。私が望むように。
奥の奥まで舐めてあげる。初めての証のぎりぎりまで。
「ね……」
潤んだ声で訴えかけてくる。
「うん、いいよ……」
起き上がって抱き合って、ぐちゃぐちゃになったお互いの髪を指で撫で梳きながら
汚してしまった口元を猫みたくぺろぺろと舐めあう。
「キラちゃん、お願いがあるの」
「ん、なに?」
「これ……」
差し出されたのはリボン。お互いに送りあった、大事なリボンだった。
「これで私とキラちゃんを結んで欲しいの。離れてしまわないように。
ユラを、ずっとキラちゃんのモノにしてほしいの……」
その言葉にそっとキスで応える。
「いいよ、私のリボンも使って両手を結んじゃおう」
「キラちゃん……」
「私もユラの『好き』に負けない位ユラが好き」
その目でそんな事言われたら、もう何も言えないよ。
「さ、しよ?」
惹かれあい一つに還る、心と体。
右手首には紫のリボン。左手首には赤いリボン。
「これでひとつになった……」
クスリと微笑んで、すべすべした感触を愉しむように指を絡ませあう。
ちゅるっ、ちゅくっと音を立ててキスする。
二人で作ったクッションの上で腰をぐっと突き出す。熱く、濡れた感触。じんわりと甘い痺れ。
「いくよ」
「うん……」
呼吸をあわせるようにお互いを擦りつける。上と下でキスしてる。
気持ちいい突起を乱暴にぶつける様に擦りあう。乳首もくりくりっと擦りあう。
「あ……あはぁ……!」
「ん……!んあぁッ!」
止まらない。気持ちいい。
「キラちゃん、気持ちいいよぉ!あン!、あぁン!」
「ユラ、ユラぁッ!」
互いの為の律動。自分のための律動。
この体に刻み付けて。アナタの消せない刻印を。
もっと愛して。エッチにして。体だけじゃなく、心まで蕩けさせて。
「キラちゃん、キラちゃん、い……くよ、ユラ、イっちゃうよぉ……ッ!」
「ユラ、私も……! イこう、一緒に……あぅん!」
二人で動きを速める。快感が、マグマみたいにどんどん腰の辺りにたまってく感じ。
それがどんどん溜まっていって、我慢できなくなって、もう……!
「……!」
イきそうになる瞬間の私の唇が不意に塞がれる。息が止まってしまう。意識が、どこかにいってしまう。
永遠の一瞬。そして、あの人の温もり、匂い、荒い息遣い。
私は帰って来られる。あなたのいる、『ここ』に。
「ねぇ、キラちゃん?」
「ん?」
「好き……エヘヘ」
「今日は随分甘えてきたね。甘えん坊のユラ、好きよ」
「私ね……クスクス」
「どうしたの?」
「ううん、何でもないよ」
「コラ、言いなさいってば!」
「キャハハ♪キラちゃんがだぁーいすきって考えてたの!」