ギャルゲー板SSスレッド Chapter-4

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511ゆめりあ
 今日は久しぶりにメイと下校している。
「伊集院さん、最近元気ないみたいだね。もしかして……便秘?」
「ぶっ! な、何を馬鹿なことをいっているのだ!」
 顔を真っ赤にして怒るメイもなかなか可愛い。
「ご、ごめん。違った?」
「違うのだ。おもしろくない噂を耳にしたのだ」
「どんな噂?」
「語尾に『なのだ』を付けて話す輩が現れたらしいのだ」
「それがどうかしたの?」
512ゆめりあ:03/04/22 16:47 ID:???
「『なのだ』はメイのみに許された言葉なのだ」
 他にも誰か使っていたような気がするが……。
「バーカ、お前の専売特許じゃねーよ」
 突然背後から声がしたかと思うと、サッと一つの影が駆けていった。
「なな、なんだと、この山ザル! 今日こそ成敗してやるのだ!」
 メイが赤井ほむらを追いかけていく。
「ちょ、ちょっと待ってよ、伊集院さーん」
 こうして俺とメイの楽しいはずのひと時は終わってしまうのだった。