千砂ちゃんの言葉に僕は彼女の下半身に手を伸ばし、袴の紐を緩める。
そして紺色の袴を抜き取ると彼女の下着を指先で触れた。
「あっ…」
そこは未だ充分ではないものの下着の上から触ってもわかるほど湿っていた。
「濡れているね」
僕の言葉に千砂は真っ赤な顔になって反論する。
「時田さんがHなことをするからです!」
「Hなことは嫌い?」
「それはその…そんなこと言わないでください!」
「ごめん、ごめん」
笑いながら僕は千砂ちゃんの秘所を下着の上からソフトになでる。
すると千砂ちゃんはもじもじと腰が動かせ、足首が軽く反らせた。
さらに足袋をはいた爪先が板間をこする。
「んん…は、ああっ…ん…」
(そろそろ良いかな?)
指先に充分すぎるほどの愛液が状況に僕は千砂ちゃんの下着に手をかると、ゆっくりずらし始める。
だがなかなか上手くいかない。
そこで僕は千砂ちゃんの耳元にささやいた。
「ちょっと腰をあげてほしいんだけど」
「はい…」
千砂ちゃんは小声で頷くと、腰を少しだけ浮かせる。
そこで僕は千砂ちゃんの濡れそぼった下着を手早く抜き去る。
そしてついに僕の目の前に千砂ちゃんの性器があからさまになった。
僕の愛撫に、湯気が立ちそうなほど愛液があふれ、紅潮し、ヒクヒクと息づいている。
もう千砂ちゃんの受け入れ準備は完全に整っているようだ。
そこで僕はズボンを手早くおろし、自分の張り詰めたモノを取り出した。
そして千砂ちゃんに声をかける。
「それじゃあ行くよ?」
僕のその一言に千砂ちゃんは微かにおびえた。
「あ、あの…わたし初めてだから……」
「うん、わかってる」
僕が頷くと千砂ちゃんはむーっと口をとがらせた。
「わたし、そんなにモテなさそうですか?」
「いいや、とてもモテそうだよ。でも千砂ちゃんはそんな軽い女の子じゃないと思っているから」
僕のその一言に千砂ちゃんは嬉しそうに微笑んだ。
「時田さん、やさしくしてくださいね?」
「当然だよ」
そして僕は千砂ちゃんの体の上に覆い被さると、痛いほど張り詰めているモノを千砂ちゃんの性器にあてがった。
「んっ…」
微かに身じろぐ千砂ちゃん。
緊張のためであろうか、その体はがちがちに硬くなっている。
「力抜いて…」
「はい……」
千砂ちゃんはうなずいたものの、未知のことに緊張の色を隠しきれないでいる。
そこで僕は千砂ちゃんの緊張を少しでも解きほどくために手を伸ばすとやさしく乳房を揉む。
「あっ……」
今度は少し強めに揉む。
「んっ……」
千砂ちゃんの口から微かな呻き声がこぼれる。
そこで僕はさらに揉みしだくように手を動かす。
「………」
僕の下の千砂ちゃんの体は刺激に耐えるかのように、小刻みに震えている。
「千砂ちゃん…」
「はい……」
トロンとした目つきの千砂ちゃんはコクンと頷く。
そこで僕は片手で自分のモノを支えると、腰を前へと突き出した。