胸をさらしで隠して学校へ行ったのだが・・・なんか視線が気になる(汗
女の子の気持ちがわかった気がするぜ・・・
昼休みいつものように公人の奴一緒と弁当を食べていたんだが・・・
・・・なんだこの気持ちは?なんであいつの顔を見てドキドキしなきゃならないんだ?
冗談じゃない!俺は男だ!!
「どうした、好雄?顔を赤くして。さてはパンをのどに詰まらせたな?俺が叩いてやるよ。」
バン!
「キャッ!」
「うわぁ!なんだよ女みたいな声上げやがって!びっくりするじゃねえか。」
女になっちゃったんだよ!む、胸を叩くな、このバカ!だめだ、これ以上こいつと一緒にいると変になりそうだ!
「ごめん、公人!俺ちょっと用事をおもいだしたから、じ、じゃあな!」
「・・・ポカーン。なんだあいつ?へんなの。」
だめだ、これ以上女の子でいたら気が変になってしまう!
どうにかして元に戻らなくては・・・紐緒さんに頼むか?
だめだ、絶対人体実験のおもちゃにされる(汗
仕方ない、隊長ならなんかいい方法を知ってるかも。相談するか・・・
帝劇に行くと隊長から呼び出しを受けた。ちょうどいい。
「失礼します!隊長、実は話が・・・」
えっ!?なんでここに華陀が隊長と一緒にいるんだ?まさか隊長も・・・女に?
「ばかやろう!早乙女、お前何をやっているんだ!華陀先生からすべて聞いたぞ。
確かに俺はお前に調査を命じた。だが、それは今後のことについてだ。
今いる仲間を疑ってどうするんだ!
今いるわれわれのメンバーは加入前にすで俺と月組隊員の手によってチェック済みだ!
以前と同じへまはせん!
共に戦う仲間にとって一番大事なもの、それは「信頼」だ。 それをなくすようなことをするな!!」
「・・・まぁ、目の付け所はよかったがな。 "反魂の術"をまた使ってくる可能性は十分にある。
ただ一人で先走るな。これからは行動に移す前に報告をしてからにしろ。いいな。」
・・・・・・そうか、すべては俺の早とちり・・・
「すみませんでした!!」
「ふぉっ、ふぉっ、ふぉっ。もうこのようなことはないように頼むぞい。
敵と間違われてはたまったものではないわい。」
なんてこったい。恥ずかしくて顔から火が出そうだぜ・・・
それはそうと男に戻してもらわないと・・・
「あの、もう十分反省しているので、男に戻してほしいのですが・・・」
「なんじゃ?まだ気づいてなかったのか?これはにせものじゃぞ。ほれ。」
プシュー
「よくできてるじゃろ。わしの腕もまだまだ衰えてないのう!
へっ!?作り物・・・??ヘナヘナ・・・だまされた・・・
こうして今回の事件?は一件落着となった。疲れた・・・今日はもう帰ろうかな・・・
「そうじゃ、こういう時にいつもやっている「アレ」をやらんか?わしもいちどはやってみたくってのう!」
「アレ」って・・・まさか「勝利のポーズ、決めっ!」のこと!?
今回ばかりはそれは勘弁して〜!
チャンチャン♪