えかったよ。凄く。さあ残り50か。
最後までありがとうハァハァ(;´Д`)ハァハァ
次スレ立てるんだったら
>>933の
「下着を掃き忘れる妹にハァハァする兄貴達のスレ」
で立てるのが良いと思う。
タイトルが変わってしまうとスレの中身も変わってしまいそうなんだよな……
咲耶ハァハァスレであることに意義があるっていうか
もし続けるのなら
「【速報】咲耶が今度は水着を履き忘れました!」
とかね
−−−−−−−
二十一日午前十時四十分ごろ、亞里亞さんの家のプールで咲耶さんが
水着を履き忘れたことに気付いて、更衣室にとんぼ返りし、お兄様の胸中は一時騒然となった。
なお、咲耶さんはパレオを着用していたので、それを確認した人物はいない模様。
本紙の取材に対し咲耶さんは、意図的に履き忘れたと言う事実は一切ないとコメントした。
−−−−−−−
いろいろ問題もあるようだし、ここで終わったほうがいいのかもしれないけどね……
>955
大丈夫だろ?
俺たちが咲耶の事忘れずに書き込み続けて、他の妹ファンの事もちゃんと受け入れれば
そんなに中身の意味は変わらないと思う。
というより、そういう風にしていける様に、していかなきゃいけないんじゃないかな?
まあ、次のスレが立つならの話だけどね。
俺は引き際だと思うんだがな・・・
というか>933とか見ていて思ったんだが、
適当な名前でスレ立てしてキャラスレとして乗っ取るのは
アリなんか。
次スレはパロ板に立てたほうが無難じゃないか?
やるならパロ板がいいな。それかJBBSとか。あるいはピンク鯖のどれかか。
ギャルゲ板では引き際だと俺も思うぞ。
>>936 とてもよかった。ありがとう。
漏れがパロ板に立ててこようか?
パロにも18禁シスタープリンセスを妄想するスレッドってのがあるから
エロパロ板でも重複だろ
咲耶だけのエロネタスレ・・・今まで幸せですた・・・
圧縮がありそうだから保全しとくか。
このスレには随分とお世話になりました。
シスプリ関連のスレは数多あれど、ここほど咲耶への…咲耶のためだけの想いを
ストレートに表現出来るスレは無かったのでは無いかと思います。
終わりの近いこのスレに、僕の欲望を書き殴るのは躊躇いもありますが、敢えて
このスレだからこそ、表したい想いがある…。
スレ汚しで恐縮ですが、暫くご辛抱頂ければと思います。
ああちなみに、長い上にザッピングしてたりして読みづらいです。
だから長い、ヘボい、読みづらいと言った突っ込みは無しの方向で…(苦笑)
SSと言うよりは、咲耶へのラブレターのような感覚で読んで頂ければ幸いです。
「あ…今日は、いい天気ね………」
とある日曜日の朝…いつもより早く目が覚めた私は、心地よく微睡みながらも頭を巡らす。
こんな時考えてしまうのは、いつも愛しいお兄様の事…
「最近お兄様とも会ってないわね。お兄様…どうしてるかしら…」
ふと時計を見ると、7時にもなっていなかった。
お兄様は日曜だからといって、それ程寝坊する事も無いのだけれど、
多少支度に時間をかけても、恐らくこの時間ならまだ家に居るはずで…
「もしかしたら、お兄様の寝顔が見られるかしら…きゃ〜?」
私はそう考えるといてもたっても居られず、身支度を整えて家を飛び出したの。
……………………………………………………
お兄様の家に着いたときには、もう9時過ぎになってしまっていた。
(ちょっと支度に時間をかけ過ぎちゃったかしら…でも、お兄様に会えるかと思ったら、
ついつい気合いが入っちゃって…お兄様、まだ居るかしら?)
チャイムを押そうと指を伸ばしかけて、私はふと…お兄様を驚かせてみようと思いつく。
(えぇっと…確かここに入れたと思ったんだけど………あ、あった?)
私が取り出したのは、以前お兄様の家に遊びに行ったとき、こっそりと作っておいた
お兄様の家の合い鍵だった。
音を立てないように慎重に鍵を差し込んで、ゆっくりと回す…
…カチャ…
(わぁ…開いた?)
胸の高鳴りを抑えながら、慎重に扉を開いていく私。
(お兄様、どんな顔をするだろう…)
そう思いつつ玄関に滑り込んだ私は、視線を巡らせ…重大な事に気付く…
そこにお兄様の靴は無かった。
(何で…今日に限って………私はこんなにもお兄様の事を考えているのに…)
私とお兄様を結ぶ運命の赤い糸は、時に二人の人生を弄ぶかのような意地悪をすることがあって、
私は何度と無く二人の運命を呪ったりもしたけれど、この程度で挫ける訳にはいかなくて…
(そ…そうよ、お兄様が居ないのは逆にチャンスじゃない!お兄様の家をゆっくり眺める機会なんて、滅多に無いんだから…)
私はそう思い直すと、ちょっとワクワクしながら、お兄様の家を探索することにしたわ。
お兄様の部屋に入ってみると、何処も綺麗に整頓されていて…まるで私が来るのを予想していたみたい。
「さすがは私のお兄様ねv」
私は誇らしい気持ちになりながらも、ついつい何処か乱れていないかあら探しをしてしまう。
真面目で綺麗好きなお兄様は確かに素敵だけれど、私はお兄様の生活の香りを感じたくて…
よく見ると少しだけ、乱れているところを見つけたわ。
洗濯物が溜まっていたり、しまい忘れたペットボトルがテーブルの上で汗をかいていたり…
でもそんなものより、私の視線はある一箇所に釘付けになってしまった。
それは寝乱れたままの、お兄様のベッド…その上には、脱ぎ捨てられたお兄様のパジャマ…
…ドクン…
私は心臓が高鳴り、強い衝動を抑え込む事が出来なくて…フラフラとベッドに近づき、その上に手を這わせてみたの。
お兄様のベッドはまだ温かさを残していて…多分お兄様が出ていったのは、私が来るほんの少し前。
切ない想いを紛らわすかのように、私はお兄様のパジャマを拾い上げ、顔に押しつけると大きく深呼吸をする
(……お兄様の匂いがする………少し…汗くさい…)
身体が熱く震え、襲い来る高揚感が徐々に私を支配していく。
(お兄様が寝ていたベッド…いつかここで、お兄様と二人で…)
もっとお兄様を感じたくて、少しでもお兄様の身近に居たくて…私はゆっくりと、お兄様のベッドに顔を埋めていった…
「あれ?鍵……かけ忘れたかな…」
僕はコンビニに買い出しに行った帰り、家の扉に手をかけて異変を感じ取る。
(いや、確かに鍵はかけたはずだ…とすると………)
周囲を警戒し、用心しながらゆっくりとドアノブを回して…
玄関に入った僕の目に飛び込んできたものは…咲耶のブーツだった。
(ああ、咲耶か…。家に来る時には、必ず連絡しろって言ってるのに…)
しかもいつの間にやら合い鍵まで作って…いつもの事ながら、咲耶の行動力には驚かされる。
不意に現れては、振り回すだけ振り回して帰っていく。でも、咲耶の想いが純粋であることは確かで…
だからこそ僕は、咲耶を扱いかねている所があった。
恐らく咲耶のお気に入りであろうそのブーツは、ピカピカに磨き上げられていて…咲耶の気合いの程が知れる。
(今日はどんな風に振り回されるのだろう…)
そう思いながらも、僕は決して悪い気はしていない。
咲耶の行動は強引ではあったが、それは僕を想うが故の行動であって…実際には純粋で、直向きな性格なのだ。
主の居ない部屋に無断で入り込み、我が物顔で振る舞う事など絶対にしない。
この間などは僕が少し家を留守にした間、僕の部屋でくつろがず、じっと玄関で僕の帰りを待ちわびていたくらいだ。
きっと、僕が居なくてさぞや落ち込んでいる事だろう…僕はそう考え、ちょっとだけ咲耶を驚かせてやろうと思いついた。
僕は荷物を玄関口に置き、足音を忍ばせて部屋に近づいていく。
(咲耶は、どんな顔をして驚くのだろう)
普段振り回されているお返しとばかりに、僕はそんな事を考えながら、部屋の様子を窺う。
音がしないようにそっと扉を開き、中の様子を覗き見た僕は………思いがけない光景に、息を呑んだ…
僕のベッドの上で、咲耶の裸身が踊っていた。
口には僕のパジャマをくわえ、両手で胸と花唇を愛撫しながら、艶やかな…恍惚とした表情を浮かべ…
声を押し殺しつつ自らを慰める咲耶の姿は、信じられないほど美しくて…
(…見ちゃいけない)
そう思いながらも、僕は視線を外す事が出来なかった。
「…んっ…あ!………ひぁ……くぅぅぅ!!」
咲耶の嬌声が熱を増し…限界が近い事を告げる。
身体をガクガクと震わせ、声がどんどん切羽詰まっていく…花唇に添えられた指の動きが一段と強く、激しいものとなっていき…
「…お兄様……お兄様ぁ!!」
僕にも聞き取れるほどの大きさでそう叫んだかと思うと、咲耶の身体が高々と弧を描き…
………まるでスローモーションでも見ているかのように、ゆっくりと崩れ落ちた…
気付くと僕は、いつの間にか隠れていた扉から出て、荒い息をつく咲耶に向かって歩き出していた。
絶頂の高揚感にうかされている咲耶は、僕に全く気付く様子が無い。
「………咲……耶…」
僕は呻くように声を絞り出す…
その声に反応して、咲耶がゆっくりと頭を巡らせ…僕と視線を交錯させる
………咲耶の顔が、凍りついた………
ぎゃあ!?
>>966のハートマークが「?」になってる…
「?」は全部「ハートマーク」に脳内変換して下さい(泣)
次の話は時間軸が、>969より少し遡ってます。
(ああ……ダメ………こんな事、ダメなのに……私…)
私は、お兄様のベッドの上で、オナニーをしていた。
強烈な罪悪感と背徳感が私を責め苛んだけれど、それが逆に私の官能を引き出していき…
私はもう、自分を止められなくなっていた。
(お兄様のベッド…お兄様のパジャマ………お兄様の部屋で私、お兄様に…)
お兄様に、抱かれている…自分を慰める時にはいつも想像するシチュエーションではあるものの、
ここは実際にお兄様の部屋で、いつお兄様が帰ってくるかもしれなくて…
「あっ…はぁ………い……んっ!」
必死に押し殺しているのに、声が漏れてしまう。
お兄様の香りに包まれながら、私はいつもの何倍も感じてしまっていて…
まだ一番敏感な部分には触れてもいないのに、私の身体は限界にまで高まってしまっていた。
(これは、お兄様の指…お兄様の…)
そう思いながら私は、クリトリスにそっと指を這わす
「ひっ!?………ウ…ソ……こんな……ふぁぁぁ!……私…イッちゃ……あぁ!!」
そっと撫でただけなのに、今まで感じたことがない程の快感が私の身体を貫き、頭が真っ白になる
私はガクガクと身体を震わせ、身悶えながらお兄様のパジャマを顔に押しつけ、ぎゅっと噛みしめた…
「……くっ…ひぃ!…くひぃ!!………あぁ…イク……いっ…ひぁぁぁ!!!!」
あっけなく登りつめ…絶頂の余韻に浸る私………
でも疼いてしまった私の身体は、一度の絶頂では治まりがつかなくて…
私はお兄様のパジャマを口に噛みしめたまま、硬く勃起した乳首とクリトリスに指を這わしていく。
一度達した私の身体は、少しの刺激にも敏感に反応して…
苦しいほどの快感を感じながらも、私は指を止める事が出来なくて…
全身に玉のような汗を浮かべ、花唇から愛液を滴らせて…未知の快感に身を委ね、私はどんどんと落ちていった…
「…んっ…あ!………ひぁ……くぅぅぅ!!」
一体何度目なのだろう…私は短時間のうちに、数える事すら出来ないほどの絶頂を迎えていた。
お兄様の事を想い、そっと触れるだけで簡単に達してしまう私の身体…
「…お兄様……お兄様ぁ!!」
私は既に疲れきっていたけれど、お兄様の名前を叫んだだけで熱い疼きが私の身体を支配し、
目眩がするほどの快感に襲われ、私の身体はベッドの上で弧を描く…
永遠とも思える時間、耐え難い程の絶頂感に身を震わせ…熱い感情の迸りが、愛しいお兄様の笑顔を脳裏に蘇らせる
……それは、とろけるような笑顔……
「……あっ……はぁぁぁ…」
脱力した私の身体はベッドに崩れ落ち、スプリングを軋ませた。
(お兄様のベッド……汚してしまったかしら…パジャマも…)
熱に浮かされたように判然としない頭で、私はそんな事を考える
パジャマには私の唾液でしっかりと染みが出来ていて…ベッドも、汗と愛液でしわくちゃになっていた。
(もう…止めなきゃ…)
そう思いながら私は、今この瞬間にお兄様が現れた時の事を考える。
(私のこんな姿を見られたら、お兄様に嫌われてしまうかしら…私がこんな淫らな、はしたない女の子だって知ったら、お兄様は…)
「………咲……耶…」
聞き慣れたお兄様の声…
瞬間、私はその声の持つ意味が分からず、声の出所を探して視線を泳がした。
お兄様が立っていた
…ドクン…
心臓の音が響く…さっきまでの熱い高まりとは違う、冷たい不安と絶望に襲われ、私は一瞬息が出来なかった。
私はベッドから起きあがり、何とか弁解しようとしたけれど、私の頭は完全に思考を停止していて、言葉を発する事が出来ない
正気を失い、瞳に情欲の炎を滾らせ…ゆっくりと歩み寄るお兄様。
完全に我を失い、呆然とお兄様を見つめている私。
やがて私の所まで来たお兄様は、私の身体を力任せにベッドに押し倒して…
「ダメ…お、お兄様………いやぁ!!」
激しい羞恥心と、淫らな自分の本性を見られた絶望感から、私は咄嗟に拒絶の声をあげ、腕を突っ張った。
…お兄様の身体がピタリと止まる…
(……しまった…)
私はやっと自分が発した言葉の意味を悟り、お兄様を拒絶してしまった事を後悔する
(…例え勢いでも、お兄様に抱かれる絶好の機会だったのに…)
私は伸ばした腕でお兄様の服を掴み、懸命に引き寄せると、泣きそうになりながら言葉を繋ぐ
「あ……ね、ねぇお兄様………違うの…そうじゃなくて…」
私は必死になってその場を取り繕おうと努力したけれど、考えれば考えるほど私の頭は混乱していって…
その間にも、お兄様の瞳は情欲の炎を失い、どんどん理性の輝きを取り戻していく
「だ…だからね……こういう事って、雰囲気が大事じゃない?…ううん、お兄様さえ良ければ私は構わないのだけれど…」
言葉だけが、虚しく空回りしていった…
私はお兄様のものになりたかった…例え勢いでもいい、情欲の対象としてでもいいから、私はお兄様のものになった証が欲しかった。
私の望みはただ一つなのに…もう少し私が大胆に行動すれば、お兄様はその気になってくれるかも知れないのに…
(でも、もしこの場で私の想いを拒絶されてしまったら…)
言いようのない恐怖心が私の心を縛り上げ、行動を妨げる。
上手くいけばいい、この場で私がお兄様に抱かれてしまえば、私はお兄様と望んだ関係になれるかも知れない。
でももしこの状況で、お兄様に拒絶されてしまったら…
恐らくお兄様は、二度とその優しい微笑みを私に向けてくれる事は無いだろう。
私はお兄様の妹としての場所さえ、失ってしまうかも知れない…
絶望感が私を包んでいた…私はお兄様とより深い関係になる事を望みながらも、楽しい日常生活も失いたくは無くて…
(…私を、お兄様のものにして…)
そのたった一言を口にすることが出来ず、時間とともに語る言葉を失い、ただ押し黙ってお兄様を見つめることしか出来なくなっていった。
お兄様はもう完全に理性を取り戻していて…勢いで二人の仲を進展させる事は、もう出来そうにも無くて…
(あの時、あの瞬間でさえ無ければ、私はお兄様を受け入れる事が出来たかもしれないのに…)
私は自分が待ち望んだ瞬間が、最悪の形でもたらされた事を呪った。
後悔が心を埋め尽くし、私はお兄様の顔を直視できなくなって、ゆっくりと目を伏せる…
………涙が、頬を流れ落ちていった………
「ダメ…お、お兄様………いやぁ!!」
咲耶の拒絶の声が響く…
しかし劣情に支配された僕の身体を止めるには、あまりに弱々しい叫びだった。
咲耶が腕を突っ張るのも構わず、僕は咲耶を組伏そうと力を込める
…ゴリッ…
つま先に、何かが当たった。
大して痛くは無い…何より今の僕には、そんな事を気にしている余裕など無かったはずだった。
しかし、何故か僕にはそれが気になった…胸騒ぎを覚え、僕は足下にある何かを確認するため視線を落とす。
(これは…鍵?)
僕のものでは無い…恐らく咲耶が僕に内緒で作ったであろう、僕の家の合い鍵だった
それは周りの景色が映り込むほどピカピカに磨き上げられていて…僕にはその合い鍵を、咲耶が愛しそうに眺める様が見えるようだった。
咲耶は一体どんな気持ちで、この鍵を磨いていたのだろう…
咲耶はこの鍵を使って、何を手に入れたかったのだろう…
いつも僕に向けられている、咲耶の直向きな想いがそこに込められているのを感じて…
少しだけ目覚めた理性が、今の自分の醜い姿をはっきりと自覚させて…
(いけない…このまま流されるわけにはいかない!!)
僕は必死に理性を覚醒させ、劣情を追い払おうと心の中で叫んだ。
一瞬、理性と劣情とがせめぎ合い…激しい混乱に打ちのめされそうになりながらも、僕の身体は何とか停止する。
「あ……ね、ねぇお兄様………違うの…そうじゃなくて…」
咲耶が動揺した声をあげ、僕の衣服にすがりつき、先の拒絶が本意では無い事を懸命に訴えかけてくる。
僕にだって、そんな事は分かっていた。咲耶の普段の行動が…僕を誘うような言動が…嘘だとは思えなかったから。
そして今、咲耶が何を求めているのかも…
(このまま咲耶を、奪ってしまいたい)
そんな衝動をうち消すかのように、僕は自問自答を繰り返す
はたして僕は、咲耶の想いに応えることが出来るのだろうか
はたして僕には、咲耶を幸せにしてやれるのだろうか
僕はこの問いを、今まで何度と無く繰り返してきた…そしてそれは、いつでも同じ答えに辿り着く…
この場で咲耶を抱きしめてしまったら、もう僕は自分の感情を抑えられないだろう。
世間から後ろ指を指され、人目を気にして生きていかねばならなくなる。
僕一人ならばいい…だがそれに咲耶を巻き込むわけにはいかない…例えそれが、咲耶の望みであったとしても…
(僕には、咲耶を幸せにする力は無い…僕は、咲耶に愛される資格なんて無いんだ…)
いつもなら、そこで僕の思考は停止するはずだった…だが、何故か今日はそれでは治まらなかった
僕でない誰かなら、咲耶の想いに応える事が出来るのだろうか
僕でない誰かなら、咲耶を幸せに出来るのだろうか
自分が情けなかった…咲耶が誰かに抱かれている姿なんて、想像できなかった
咲耶は誰にも渡したくなかった…一生誰の目にも触れさせず、自分だけのものにしてしまいたかった…
自分でない誰かなら咲耶を幸せに出来るというのなら、僕は自分でない誰かになりたいと思った
(自分でない…誰か?咲耶は僕を求めているのに?)
咲耶に求められているのは僕なのに?咲耶の想いに応えられるのは、僕しかいないのに?
(何故僕は、自分でない誰かの事を考えているんだろう…)
そこまで考えて、僕は自分が重大な事実から目を背けている事に気付いてしまった。
僕はいつでも、咲耶の想いに応える事ばかりを考えていた…
常識的に考えて、それは許されない行為だと諦めていた…
いつか咲耶には、相応しい男性が現れるのだろう…咲耶の想いを受け止めるのは、僕でなくとも良い…
いつの間にか、僕はそうして自分を欺くようになっていたんだ
(たった今、咲耶に抱いていた感情を忘れて!!)
僕の中で何かが絶叫した
たった今、僕は咲耶を奪いたいと思ったのでは無かったか
咲耶を抱きしめて、自分のものにしたいと望んだのでは無かったか
僕が求めなくても、咲耶はいつでも僕に想いを捧げてくれた…僕を求めてくれた…
だから僕は、自分を欺くことができた…咲耶が自分以外の誰かのものになるなんて、想像できなかったから…
そして僕は、いつからか自分から求める事を忘れ、道徳や世間体を気にして、咲耶を遠ざけるようになっていた。
それでも咲耶が、僕を求め続けてくれる事に甘えて…この時間が永遠に続くと信じていたんだ…
………僕は確かに、咲耶を愛している………
目が覚める思いがした。
恐らく無意識に目を背けていたであろうその感情は、自分でも気付かないうちに、押さえきれないほど強く…大きく膨れあがっていた。
(道徳?世間体?そんなものはただの言い訳だ。僕はいつでも、良い兄を演じ続けてきた…それを良い事だと信じていたんだ。
………怖かったんだ、自分の感情を認める事が……この想いを認めてしまえば、僕は兄では無くなってしまうから………
でも…僕はもう迷わない。咲耶の望みを叶えるんじゃない…これは僕が望んだ結末なんだ!僕が望んだ世界なんだ!!)
偽りのない本心を受け入れた事で、僕は自分の存在意義を見出し、閉じこめていた想いが堰を切ったように迸った
咲耶の愛を受け止めるんじゃない…僕が咲耶を愛していくんだ
咲耶の想いに応えるんじゃない…僕が咲耶を想っていくんだ
咲耶を幸せに出来るかどうかは分からない…でも、咲耶の心を僕の想いで満たす事は出来る…
………咲耶が今まで、僕にしてくれたように………
力強い感情が身体に満ちていくのを感じつつも、僕の心は風一つ無い湖面のように静かに澄み渡っていた…
私の身体にかかったお兄様の体重が、どんどん軽くなっていく…
(これで良かったのよ、咲耶…)
少なくとも、お兄様との楽しい日常生活は守る事ができた。
暫くギクシャクするかも知れないけれど、それはきっと一時的なことで、
少し時間をかければ、また以前のように楽しく笑い合えるようになれるだろう。
(私の想いを遂げる機会は…永遠に失われてしまったかもしれないけれど…)
涙が止まらなかった…私が望んだ世界はすぐそこにあったのに…たった一度の失敗で、全てを台無しにしてしまった…
どんなに自分を慰めてみても、私の心は絶望と後悔に、深く沈んでいき…
私は離れていくお兄様の服の裾を、未練がましく握りしめることしか出来なかった。
お兄様が、私に体重がかからないよう気遣いながら、ゆっくりと覆い被さってきた。
そのまま離れていくものとばかり思っていた私は、何が起きたのか全く理解できずに、じっとお兄様の顔を見つめる
……そして……
「………咲耶…愛してるよ……」
「え!?」
私はお兄様の言葉の意味が理解出来ずに、咄嗟に聞き返してしまう。
お兄様の顔は真面目で…その瞳は完全に理性の輝きを取り戻していて…
いつも困ったように…迷惑そうに私を扱うお兄様から、まさかこの言葉を聞けるとは思っていなかったから。
「何度も言わせないでくれよ、これでも結構恥ずかしいんだ………咲耶…愛してるよ……」
「お、お兄様…んっ………」
待ちわびた言葉と共にもたらされた甘い口づけは、それまで私が感じていた不安や絶望を一瞬で洗い流していき…
お兄様の温かい想いが、私の心を満たしていった…
「…ん…ふ………んっ…」
そっと唇を合わせるだけの…優しいキス…でもそれは私の思考を麻痺させ、身体を芯から溶かしていく
伝えたい想いが一杯あったのに、この時のためにいくつもの言葉を用意していたのに…
今この瞬間より、大切なものなんか無いような気がして…私は何も考えられないまま、ただお兄様の唇を求めていた。
溢れた想いが涙となって、また私の頬を伝っていく…それはさっきまでの悲しみの涙とは違う、熱い涙…
「………ん……はぁ…」
お兄様が、そっと唇を離す
私はまだお兄様を感じていたくて…今の時を失いたくなくて…精一杯の想いを込めて、お兄様をじっと見つめる
お兄様はそんな私の不安をかき消すかのように、優しく頭を撫でてくれて…顔中に、キスの雨を降らせてくれた…
そして私の顔を見つめると、にっこりと微笑んで…それは今まででも一番の、とろけてしまいそうなほど素敵な笑顔…
「僕の大切な咲耶…もう、離さないよ……これからは、僕が咲耶を支えてあげる…僕が咲耶を守ってあげる…
苦しい時も辛い時も、僕はいつでも咲耶と一緒にいるから…僕はそのために、咲耶より先に生まれてきたんだから…」
「……嬉しい………お兄様ぁ……」
私はこれ以上にないほどの幸せに心を震わせた
決して報われないと思っていた想い…それが今、満たされていくのを感じていた
いいえ…私はお兄様に、想いに応えてくれる事ばかり期待していた…私の愛を受け止めて欲しいと願っていた…
まさかお兄様の方から、私に想いを向けてくれるとは思ってもみなくて…
………お兄様は私に…求めていた以上の喜びを、与えてくれた………
私がお兄様にしがみつくと、お兄様もそれに応えて私を力強く抱きしめる。
もう止まらなかった…お兄様のものになりたかった…お兄様はそれを察したかのように、再び唇を重ねてきて…
私たちは失った時間を取り戻すかのように、何度も身体を重ね合い…お互いを求めていった…
一体何度身体を重ね合ったのだろう…僕は疲れきった身体を、ベッドに横たえていた。
僕の腕の中で、ネコのように甘えてくる咲耶。
咲耶だって疲れているはずなのに、僕の胸板に飽きることなく唇を重ね、頬をすり寄せる。
時折、愛くるしい笑顔を浮かべ、嬉しそうに僕の顔をのぞき込んでくる。
僕はそんな咲耶がたまらなく愛おしくて…そっと抱きしめては優しく唇を重ね…
(あ!?………そうだ、アレを渡さなきゃ…)
ふと、大切な事を忘れていたことに気付く。
「咲耶、ちょっと待っててね」
そう言ってベッドから出ようとする僕に、咲耶は不安そうな視線を投げかけて来た。
「大丈夫だよ…すぐ戻るから。咲耶に受け取って欲しいものがあるんだ…」
僕はそう声をかけ、優しく頭を撫でながら軽くキスをする。
そして僕は、ベッドから出て机の引き出しの鍵を外し、中から咲耶に受け取って欲しい『ある物』を取り出す。
「お兄様、それ…何?」
咲耶は待ちきれないような声をあげたけど、僕は少しもったいぶってゆっくりとベッドに近づき、
上体を起こして僕を待つ咲耶の隣に、そっと腰を下ろした。
「咲耶…手を出してごらん?」
「手?…あ……うん…」
おずおずと差し出された咲耶の手に、僕は『ある物』を握らせた。
……それは、僕の部屋の合い鍵……
咲耶が作った物とは違う、僕が咲耶のために用意した合い鍵。
「あ!?…ご、ごめんなさいお兄様……私、勝手に………」
合い鍵を使って侵入した事を咎められると思ったのか、咲耶が怯えた声をあげる。
僕は咲耶の肩を抱き、そっと引き寄せると…精一杯の優しい声で言った…
「ううん…良いんだよ咲耶…。合い鍵に込められた咲耶の想いは、確かに僕に届いたから。
でも、僕の望んだ世界への扉は…咲耶が作った合い鍵では、開く事が出来ないんだ…」
「お兄様の…望んだ世界?」
咲耶が不思議そうに僕の顔をのぞき込んでくる
「そう、僕が望んだ世界…。ねぇ咲耶、扉って…何のためにあるんだと思う?」
「え?…急に聞かれても分からないわ…。大切な何かを守り、他と隔てるため…かしら?」
「半分は当たり…かな…。僕はね、扉は開け放つためにあるんだと思ってる。どんなに硬く閉じ
ようとも、幾重もの鍵で守ろうとも…扉は開かれ、迎え入れるために作られているんだと思う。
完全に隔てようと思ったら、鋼鉄の壁でも作って、二度と開かないようにしておけば良いんだから。」
「それはそうだけど………で…でも、扉が開け放つためにあるのだとしたら、何で鍵なんかつける
必要があるのかしら?」
「それはね、入る人を選ぶためさ…扉は確かに大切なものを守っていて、そこは誰でも入っていい
場所じゃないんだ。そこを通過する人を選び、鍵を与えた人だけを迎え入れるために、人は扉に鍵を
かけるのさ。『合い鍵を渡す』ってことは、『その人を選ぶ』って事なんだ…だから…だからね?
…咲耶はこれからは、自分で作った合い鍵を使って、こっそり入って来る必要は無いんだ…僕が渡
した合い鍵を使って、堂々と入ってくれば良いんだ…ここは確かに僕にとって大切な場所だけれど、
咲耶はこの家の隅々まで自由に…思い通りにしていいんだ。
僕の扉は、いつでも咲耶のために、一杯に開け放たれているんだから…」
咲耶は僕が渡した合い鍵をギュッと握りしめ、何か言おうと口を開きかけたけれど…
僕は人差し指を咲耶の唇に当てて言葉を遮り、ありったけの想いを込めて言った
「僕が合い鍵を渡す相手は、咲耶しかいないんだ。僕の扉は、咲耶を迎え入れるためにあるんだよ。
咲耶は何の気兼ねもなく、いつでもここに来て良いんだ…ううん、いつでもここに居て欲しいんだ…
……………僕が選んだ……生涯の伴侶として……………」
咲耶の瞳が、また涙に濡れた…
〜〜Fin〜〜
おつかれー
≡≡≡≡≡≡ ______
日 ▽ U 日 /
≡≡≡≡≡≡ | エエ話やった…
V ∩ [] 。〇\______
____∧,,∧゚______
∇ ミ,, ミ
――――ミ ミ――――――
ヾミ,,,,,,,,,ミ〜
━┳━ ━┳━ ━┳━
 ̄┻  ̄ ̄ ̄┻ ̄ ̄ ̄ ┻ ̄ ̄
こういう情緒的なやつもいいわな。
うん最高だったよ。
>>985 ごめんね、ほんとにたてられると思わなかったからpart2って書き忘れたよ
987 :
名無しくん、、、好きです。。。:02/07/26 21:38 ID:i0rr4Ygo
しねやヲタども
また荒らすぞ?
987 名前:名無しくん、、、好きです。。。 投稿日:02/07/26 21:38 ID:i0rr4Ygo
しねやヲタども
また荒らすぞ?
咲耶と一緒に永遠になるよ、そのために1000げっと
うし、埋め立てやるか。
とにかくラブ!!
履き忘れた貴方を心の底から愛してます!!
咲耶のかなしい顔みっけた、993ゲット
いつまでもラブ!!
これからもお兄様をたくさん誘惑してください!!
咲耶の楽しい顔みっけ、996刻んだ
いつだってラブ!!
可愛くてエロいあなたが大好きです!!
咲耶の寂しい顔みっけ、一緒に999げっと
最高にラブ!!
ずっとずっと愛してください!!
ずっとずっと愛します!!
咲耶と永遠になるよ、一緒に1000ゲット
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。