【速報】咲耶がまた下着を履き忘れました!

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920食人族
咲耶が可愛そうかもしれません。
ひとりよがりかもしれません。
でも、終わりを告げようとするこのスレに、何かを捧げたくなったので書きました。

午前0時。私は暁に向け走る列車に乗って旅立つ。
お兄さまとの思い出が残る、この町を捨てて。
白日の元にさらされた、私とお兄さまの関係。
誰も、わかってくれなかった。
わかってもらおうとも思わなかった。
禁断の愛。許されぬ恋。
同じようにお兄さまに愛情を注ぐ、他の妹たちの軽蔑。
憎しみ。苦しみ。そして悲しみ。
そして、苦しむお兄さまの顔を見るのが辛かった。

終わる事のない罵声を背に、私はこの町を去る。
家族から浴びせられる罵声を背に、誰も知らない町へ行く。
そこでもう誰も愛さずに生きるだろう。
それが罪深い私が、お兄さまに出来るたった一つの償い・・・。

けたたましく発車ベルが鳴り、私はハッと顔をあげた。
思わず人影まばらな真夜中のホームを見やる。
柱の陰から、お兄さまが私を引き止めに来てくれる・・・。
そんな子供じみた妄想をしてしまった。
もちろん、現実にはそんな事はなく・・・。
私はバネ仕掛けの人形のように、座席から立ち上がり、ホームに駆け下りていた。
921食人族:02/07/17 03:18 ID:???
泣きながら改札を出て、午前零時の町を走る。
好き、好き、好きなの!
私はお兄さまが好き!
たとえ世界中を敵に廻そうと、世界中の神様に断罪されようと。
私とお兄さまは永遠のラブで結ばれてるのよっ!
心の中で叫びながら・・・。何十回、何百回と胸をはずませながら歩いた道を走る。
お兄さまのマンションが涙ににじむ。
ほんの数日前まで、お兄さまと幸せに暮らしていた部屋。
息を切らせ、自分の愚かさを笑う。
もうここにはお兄さまはいない。
私との関係を知られたお兄さまは、実家に連れ戻されてしまった。
“妹と道ならぬ恋に落ちた男”という罪状によって・・・。お父様とお母様に、監禁に近い状態で監視されている・・・。
私・・・。馬鹿ね・・・。
ここに来ても・・・。もうお兄さまはいないのに・・・。
「お兄・・・さま・・・」
両手で顔を覆い、絶望の嗚咽を漏らした瞬間・・・。
「咲・・耶?」
背後から聞こえた懐かしい声が、私の心臓を鷲づかみにした。
922食人族:02/07/17 03:19 ID:???
「む・・・むはぁ・・・ぴちゃっ・・・」
お兄さまの部屋の玄関で。
ドアを閉めるのももどかしく、私たちは廊下の上に重なり合って横たわり、互いの唇をむさぼっていた。
「むはぁ・・・。お兄さまがいてくれるなんて・・・むちゅぅ・・・」
涙と唾液でグチャグチャになった顔に、お兄さまが吸い付く。
「ボクだって・・・。咲耶の事が忘れられなくて、家を逃げてきたら・・・。まさか咲耶が・・・」
「嬉しい・・・。お兄さま、嬉しい・・・」
絶望の末に出会えた喜びが、愛し合う二人を獣にする。
舌を絡ませ、互いの唾液を啜りあいながら、私たちは服を着たまま、互いの恥ずかしい部分をまさぐりあった。
「咲耶・・・。もう熱くなってる・・・」
「お兄さまだって、もうこんなに・・・」
お兄さまは、私の胸をはだけさせると、乱暴にブラを剥ぎ取った。
そのまま乳首に吸い付き、音を立てて吸い上げる。
口を大きく開けて乳房を噛み、その中で乳首を舌で乱暴に嘗め回す。
体を乱暴に扱われる痛みさえ、お兄さまを感じる証拠として嬉しかった。
「お兄さま、好き、好きなの・・・。もっと私をめちゃくちゃにしてぇ・・・」
はしたない声をあげながら、右腕をお兄さまの股間に伸ばす。
ズボンの上からでも、お兄さまのアソコが隆起しているのがわかった。
ズボンの布地越しに、指でお兄さま自身をさすり、こすりあげる。
娼婦のような自分の指の動きが、私の興奮を加速する。
923食人族:02/07/17 03:20 ID:???
乳肉を存分に味わったお兄さまは、私のスカートをつかみ、乱暴に引き摺り下ろした。
ショーツ一枚の股間を大きく押し広げられた時、私は一瞬、ためらった。
「だ、ダメよお兄さま!シャワーも浴びてないのに・・・。汚いわ!」
「咲耶・・・。もう我慢出来ない・・・。今すぐ、ありのままの君が欲しい・・・」
だって・・。いつも、お兄さまに抱かれる時は・・・。
お風呂で体を清めて、ロマンティックなムードの中で・・・。ベッドで愛を語り合ったのに・・・。
玄関の廊下で服を着たまま、獣のように絡み合うなんて・・・。
そんな私の気持ちを引き裂くように・・・。お兄さまは私の足の間に顔をうずめ、むしゃぶりついた。
「ダメ・・・。お兄さま・・・。そんなトコ・・・。汚い・・・」
ショーツの布地ごと、お兄さまが私の恥ずかしい所を口に含んだ。
ヌロォ、と舌が恥丘を這う音が聞こえたような気がした。
唾液で濡れたショーツがアソコに張り付き、刺激が粘膜にダイレクトに伝わった。
「はぁん、いや、いやぁ!」
泣き声を挙げながらも、私は恥ずかしい部分を舌で嬲られる快感に酔っていた。
お兄さまの舌は、まるで命を持っているかのように、私の秘唇をかきわける。
少しづつ開いていく小陰唇を下から上へ舐めあげると・・・。お兄さまは舌の先を尖らせ、クリトリスをツンツンとつついた。
ゾクゾクッ、とした快感が背筋を走る。
顔を股間にうずめながら、お兄さまは両腕を上に伸ばし、私の乳房を揉みしだいた。
人差し指と親指で私の乳首を摘み、クリクリと小刻みに擦りあげる。
獣のような乱暴さと裏腹に、私の性感帯を正確に突くお兄さまの愛撫に、私はもう、気が狂わんばかりだった。
924食人族:02/07/17 03:21 ID:???
「いやぁ、いや・・・。お兄さま、切なくさせないでぇ・・・」
プックリと布地を押し上げて膨らんだクリトリスを舌の先で嬲りながら、お兄さまは囁いた。
「咲耶・・・。欲しければ、自分でおねだりしてごらん・・・」
その言葉に、私は・・・。
アソコから出た恥ずかしい汁と、お兄さまの唾液でビショビショになったショーツを自分で脱ぎ捨てた。
恥ずかしさと興奮に身を震わせ、私を食い入るように見つめるお兄さまの前に両膝をつく。
私はストリッパーのように腰を前に突き出し、股間に右手をあてがった。
Vの字にした人差し指と中指を秘唇に当て、自分でパックリと押し開く・・・。
愛液が糸を引くヌチャァ、という音が、やけに大きく聞こえた。
「お兄さまのチンポを・・・。咲耶の中に・・・ください・・・」

私は震えながら、お兄さまの背中に腕を廻した。
今まで何回、お兄さまを私の中に迎え入れただろう。
何回、体を重ねようが・・・。私にとっては、それは特別な事なの。
そう、初めての夜のように・・・。
925食人族:02/07/17 03:22 ID:???
「くぅっ!」
お兄さまが私の中に入った瞬間。思わず声が出てしまった。
存分に潤い、充血した私のアソコは準備万端だったはずなのに・・・。
私の中に、お兄さまがいっぱいに広がる。
下からお兄さまの頬に両手を伸ばし、子供のように甘える。
「お兄さま・・・。好き・・・。大好き・・・」
「ボクもだよ・・・。咲耶・・・」
「私はお兄さまのものよ・・・。たとえ・・・。この気持ちが許されないとしても・・・」
「そんな事あるもんか・・・」
そう言うとお兄さまは、私のお尻に両手を廻し、グイッ、とより深く入ってきた。
こみあげる快感に窒息寸前なのに・・・。互いの口を吸い、舌を絡ませあう二人。
突き立てられたお兄さまのペニスが、私の中の弱い部分を抉った。
背筋をのけぞらせる私の耳元で。唇を離したお兄さまが囁いた。
「僕から咲耶を奪う奴は・・・。殺す・・・。必ず殺してやる・・・」
殺気さえこもったその言葉が、何も考えられない私の中に響く。
「お兄さま、嬉しい・・・」
「咲耶・・・」
「私、もうイッちゃう・・・」

その瞬間。お兄さまの両手が、グッ、と私の首にかかった。
お兄さま、私の首を絞めて殺すつもり!?
だが不思議と、私の中には何の気持ちもわかなかった。

お兄さまになら・・・。殺されたって、いい・・・。
926食人族:02/07/17 03:23 ID:???
次の瞬間。お兄さまは首から手を離し、私のアソコに廻した。
その親指でクリトリスをグリグリと圧迫する。
「あぁ、やん!やん!」
激しくペニスを袖送されながら、クリトリスを嬲られる・・・。
ギュッ、とアソコに力が入り、咥え込んでいるお兄さまのペニスを締め付けた。
「咲耶・・・出ちゃう、出ちゃうよ!」
私は無我夢中で両足をお兄さまの体に絡ませ、離れないように締め付けた。
「出して・・・。咲耶の中に出して!私、お兄さまの赤ちゃんが欲しいの!」
「咲耶・・・咲耶、咲耶!」
「お兄さま・・・お兄さま、お兄さまぁっ!」
互いの名を呼び合い、夢中で唇を貪りながら、私たちは同時に達した。
ドクン、ドクンという命の鼓動が、お兄さまのペニスから私の中に流れ込む。
熱い・・・。二人の激情を思わせる熱さが、ゆっくりと私の胎内に広がっていく。
気がつくと、その熱さが、いつしか頬に伝播していた。
一筋の涙が頬を伝っている。それは歓喜の涙だったのか。それとも・・・。
927食人族:02/07/17 03:24 ID:???
「海が見えてきたね」
柔らかい日差しを受けながら。
向かいの座席に座っていたお兄さまが、窓の外を見て言った。
私たちは・・・。行く宛てもないまま、鈍行列車に揺られていた。
「次の駅で降りてみる?」
その言葉に、私はこくん、とうなずいた。
どこにも行く宛てがないという事は・・・。どこに行ってもいいという事だ。
キラキラ輝く海を見ていた私に、ふとお兄さまが問い掛けた。
「咲耶・・・。後悔してない?」
「後悔って・・・何を?」
しばらくの沈黙の後、お兄さまは呟いた。
「僕を好きになって・・・。全てを捨ててしまった事を・・・」
その言葉に、私はゆっくりと、お兄さまの方を振り向いた。
私たちは、愛し合う事でこの世界を追われた。
誰も、わかってくれなかった。
わかってもらおうとも思わなかった。
でも・・・。それは思ったより、悲劇的じゃない。
今の私は、安らいだ気持ちだった。
全てを捨てて、私たちは自由になれたのだ。
何事にも縛られずに存分に愛し合う。
色々な事に縛られ、愛を見失う恋人同士が多い中で。それは何て素晴らしい事だろう。
「世界中を敵に廻したって事は・・・。私たちは世界でたった二人きり、って事でしょ?」
意外そうな顔をしてみせるお兄さまに、私はウインクをしてみせた。
「アダムとイヴみたいで、ロマンティックじゃない?」
お兄さまの顔に、フッ、と安らいだ笑みが浮かんだ。
私は窓の外に視線を戻すと、この光に満ち溢れた世界を楽しんだ。
たとえ、何があろうとも。愛し合う二人がいる限り・・・。

お兄さま、ラブよっ。