ノーマは僕が後ずさったために開いた距離を再び詰めようと近づきながら、
「なーんや…そう言う事か。そやからさっきから大人しかったんやな……。」
「ち違うよ、そんなんじゃないって、誤解なんだよノーマっ」
「そんな状態で言うても説得力ないわ。はよ言うたらよかったのに…」
ノーマは両手両膝をプールサイドに着いて、僕の顔を下から覗きこむ。
好奇心に満ち満ちた大きな眼でじっっと見つめる。
「ウチを見ててこんなおっきくしてしもたん……?」
きゅっ。
「うわっ!ノ、ノーマ、どこ握ってんの!?」
「どこって…一也のオチンチンやんか……」
しゅっ、しゅっ、しゅっ………
「ちょちょっと待って、こんなところで、誰かに見られたら……!」
「心配あらへん。今は誰もおらへんわ。」
しゅっ、しゅっ、しゅっ………
「だって、お父さん…は仕事かも知れないけど、お母さんは!?」
「ママゴンは町内会の集まりや。なんかオシャレして出かけたわ。」
しゅっ、しゅっ、しゅっ………
「し、執事さんだって……っ!」
「今日の買い出し頼んだ。一也を部屋に案内してからすぐ出ていったやろ?」
そ、そう言えば……あれから見かけない……。
「そやから見られる心配はせんでええ。……どんどんおっきくなるな、一也の…」
しゅっ、しゅっ、しゅつ………
「だ、だから手を離してって!!」
思わず大きな声を出してしまった。ノーマ、怒ったかな?
「………。」
ふぅ、やっと手を離してくれた…。あのままだとかなり危なかったかも……。
すっ、とノーマが立ちあがる。
「なぁ、一也……ウチのおっぱい、見たい……?」
「なっ!!?」
そう言って、ノーマは両手を自分の背中にまわし、ブラの結び目をほどく。
しゅるっ。
「わぁぁっ!」
ブラが落ちる―――瞬間、ノーマが素早く胸の前で押さえる。
結果、後ろの結び目は解けているがノーマがブラごと胸を隠している状態だ。
ほっとした(?)のもつかの間、
「もう一度聞くけど、一也…ウチのおっぱい、見たい……?」
「いっ……?」
「一也が見たいって言うなら見せてあげる……」
ノーマ、どうしても僕に言わせたいみたいだな…。
そりゃ見たいに決まってるけど…う〜ん、誰もいないんなら……。
ごくっ。
「み、見たい……。ノーマのおっぱい、見たい………。」
「……うん。見て……一也……。」
はらり。
ノーマがブラを落として後ろで手を組む。
これが……ノーマの……。
すごい。あれだけ大きいのに全く型崩れしてない。
「…………。」
「なぁ……一也、何か言うてよ…。ウチ恥ずかしい……。」
ノーマの顔が真っ赤だ。それはそうだ、他人に胸をさらして突っ立っているんだから。
「ご、ごめん……すごく綺麗で、見とれちゃって……」
「ほんま?ほんまにウチの胸、変やない?」
「う、うん……大きくて、綺麗で、思わず…」
な、何を言おうとしているんだ僕は!?