昔懐かし慟哭スレ P2

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ぶつり、という音が聞こえた気がした。
「アアアアアーーーーーッ!!」
少し遅れて、千砂がこの世のものとは思えぬ悲鳴を搾り出す。
「いやっ! いや、いやあああーーーっ」
「千砂っ、千砂!」
「お前も愛する者を奪われる苦しみをあじわえ、時田一也」
さも嬉しそうに言うと、桂は腰を振り始めた。千砂の身体が揺さぶられ、それを乗せた僕の頭も前後する。
「ひぃっ! ひいいっ」
処女孔を引き裂かれる千砂の悲鳴が、僕の身体を貫く。
「痛いっ! やめて、もう許してっ」
「やめてくれっ! やめ……、ゴブッ」
潮はもはや、僕の口を覆うまでに上がって来ていた。
「華苗はもっと苦しかった。痛かった。お前も時田ももっと苦しめ、苦しめっ!」
「千っ……、ゴボッ、千砂っ……、ゴフゥッ」
「…ううっ。一也さん、助けてぇ……」
桂がさらに大きく腰を動かす。僕の首も激しく揺すぶられ、息継ぎさえままならない。
「こうしたかった。ずっとこうしたかったんだっ、華苗」
……誰だって?
15117:02/02/08 20:04
「…いいぞ、最高だ。お前のココは世界一だよ」
桂が腰を打ちつけるたびに、千砂が身をよじるのが直接伝わってくる。こね回すように押しつけられる彼女のお腹の肉を、(こんな状態にありながらも)心底いやらしいと思った。
背後から手が伸び、たぷたぷと揺れる胸をつかむ。こんどは優しく、いたわるような指の動き。
「…いやっ」
既に声に力はない。乳房を伸ばし、摘まれ、押しつぶされるうちに、息が上がっていくのがわかる。
千砂の呼吸に従う胸の動きと、桂に突き回される腰の動きがだんだんとシンクロしていった。
「一也さん、一也さんっ」
「イきそうだ。兄さん、もうイッてしまいそうだ」
桂の腰の動きが更に激しくなった。肉のぶつかり合う、パンパンという音が聞こえてくる。
「ぎひっ!」
千砂が悲鳴を漏らした。
「出すぞ、もう出すぞっ! たくさん出すからね、華苗ーっ」
「そんなっ! 駄目っ、妊娠しちゃ……」
ひときわ大きな音と振動。
「おおっ、おおーーーっ」
そして獣のような声。僕の頭上で、千砂の子宮に桂の精液がそそぎ込まれていく。だくだくという音すら聞こえそうだった。
「…一也さん、ごめんなさい。ごめんなさいぃ」
つぶやくように千砂が言ったが、僕の耳にはほとんど入ってこなかった……。
15218:02/02/08 20:06
桂がペニスを引き抜いて離れると、倒れるようにして千砂が僕から離れた。
「一也さんっ! お願いっ、一也さんを」
その声が聞こえないかの様に、ゆっくりとズボンのチャックを上げる。
「…お前は生かしておいてやる」
「えっ?!」
……千砂を、殺さずにいてくれるのか。
「…じゃあな、好きに生きろ」
「そんなっ、待って! お願いっ、一也さんを助けて!」
……止めろ、千砂。奴の気が変わったりしたらコトだ。
「…華苗は……」
「人殺しっ、人殺しぃーーーっ!」
……良かった、本当に良かった。千砂が死なずに済んで。
既に波は僕の額を洗い始めている。この最後の一息が尽きたら、終わりだ。
千砂、千砂。お願いだ、最後に顔を見せてくれ。情けない彼氏だったけど、君のことは心から愛してたよ。
守れなくてごめん。僕のことなど忘れて、強く生きて欲しい。
僕の頭がすっかり沈んだとき、波立つ水面から千砂の顔が現れた。
そして僕らは最後の口づけを交わした……。