昔懐かし慟哭スレ

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982習作(18')
もう一度引き抜いて、止めて、押し入れる。抜いて、止めて、入れる。抜いて、止めて、入れる。
抜いて、入れる。抜いて、入れる。抜く、入れる、抜く入れる、ぬくいれる。
繰り返すうちに、僕は夢中になって腰を動かしていた。
ぬちょぬちょ、ぐちゃぐちゃ、ぴちゃぴちゃ。ぬちょぬちょ、ぐちゃぐちゃ、ぴちゃぴちゃ。
「あああっ、千砂っ! 千砂っ! ちさっ!」
「か、一也さんっ」
ちさのっ、あそこがっ、ぼくのちんこをっ、ぎゅっとしめつけてっ、なかのひだひだがっ、ぬめぬめでっ、ぷりぷりでっ。
ちさっ、ちさっ、ちさっ!!
「一也さんっ、一也さん!!」
尿道が押し広げられるような感覚。ペニスの根本で熱い何かが圧力を高めていき、そして。
「おおおっ!」
ひときわ力強く腰を打ち付けたとき、それははじけた。びゅくびゅくと沸きたちながら、男根ごと溶けて流れていきそうな快感。
千砂の脚が僕の腰に絡みつき、まるで僕の体液を一滴残らず絞り出すかのように締め付ける。
「ああっ! 一也さんっ、一也さんのが、私の中にっ!」
最後のひとしずくまで千砂の中にぶちまけて、力尽きた。へなへなと彼女の上に崩れ落ちる。
「ち、千砂……」
「一也さん……」
彼女の目尻に残る涙を指先でぬぐい取り、そっと口づけた。
「愛してる……」
983習作(19'):02/02/21 21:59
千砂の両脇に手をつき、何とか力を入れて腰を引く。ずるりと抜け出したペニスを見て、僕は大変なことに気が付いた。
……避妊してない。
「ちっ、千砂! ごめんっ、コンドーム付けてなかった」
「え? ああ……」
焦りまくる僕とは対照的に、きわめて冷静な顔で千砂は指を折りつつ、数をかぞえている。
「たぶん、大丈夫だと思います。だけど……」
「だけど?」
「もし、その、万が一、赤ちゃんが出来ちゃったら……」
彼女の手を取り、顔を真正面から見つめる。
「責任はとる」
「……」
「学校を辞めて働くよ。あまり良いところに就職できないかもしれないし、千砂には辛い思いをさせるかもしれないけど、でも」
千砂が指を伸ばし、先を続けようとする僕の口を押さえた。
「民宿『あおき屋』では、随時従業員を募集しておりまーす」
「…雇っていただけますか、女将さん?」
「生涯、勤めて下さるなら」
もういちどキスしようとしたんだけど、お互い笑ってしまって、上手くできなかった。
来年も再来年も、いや、それこそ一生、こうやって笑いあえたら良いな。千砂の顔を見ながらそんなことを思った。

(完)