昔懐かし慟哭スレ

このエントリーをはてなブックマークに追加
976習作(12')
答えはない。かたく瞑った彼女の目から、涙がこぼれ落ちた。
……そ、そんなに痛かったのか!
「ごめん、本っ当にごめん。千砂がそんなに……」
「…くなっちゃいました」
「…え?」
「私、処女じゃなくなっちゃいました……」
ぼろぼろと泣く千砂を呆然と見つめながら、僕は先程の自分の行動を思い返した。
膣口に指を差し込んだのは確かだ。中指を軽く曲げて入れたから、第一関節くらいまでしか入っていないはず。
「あ、あのさ。千砂はまだ処女だと思うよ」
「ですけど(グスッ)先刻、あ、あそこに(グスッ)指が」
「指を入れたのは確かだけど、ほんの先っちょだけだし」
「う……」
こちらを見つめる目から、さらに大粒の涙がこぼれ出す。
「やっぱり(グスッ)私の初めては(グスッ)一也さんの“指”なんですね(グスッ)」
「いや、だからその、しょ、処女膜は傷つけてないと思うんだけど」
ふるふると首を振る。
「そうじゃありません。ちょっとでも入っちゃったら初めてじゃないです」
「そ、そういうものなの?」
「そういうものなんです」
977習作(13'):02/02/21 08:01
千紗は肩を震わせて泣いている。彼女には悪いと思ったが、子供のような処女信仰を破られて泣く姿は、僕にはとても可愛らしく見えた。
「よし、わかった」
僕はことさら大袈裟に言って、千砂の肩を叩いた。目の前に中指を突き出しておいて、反対の手でその指先をつまむ。
「千砂の中に入ったのは、この先っちょだけだ。だからこれ以上の長さのものを入れれば、千砂の処女をもういちど破ることになる」
我ながら変な理屈だとは思ったが、それを言うなら千砂も同罪だ。
「そ、そうでしょうか?」
「そうだとも!」
こういうことは勢いだ。僕は千砂の手を取って強引に立たせると、岸に向かって引っ張っていった。
荷物を置いてあったレジャーシートに押し倒し、ぶつけるようにしてキスをする。
舌を伸ばして口腔に差し入れると、千砂も小さな舌を伸ばして答えてくれた。お互いの下を嘗め合い、絡めあい、吸いあった。
息が上がり、いったん唇を離した。胸を揉んでいた手を下に滑らせ、腰の横で結ばれた紐をつまむ。
「は、外すから」
千砂はやや怯えた表情のまま、黙って頷いた。
まずは右。しゅるしゅる、ぶつっ。次に左。しゅるしゅるしゅる、ぶちっ。
「…脚、広げてくれる?」
動きがない。僕は彼女の足下に移動し、軽く立ててあった膝を割り開いた。
「あぁ……」
そのまま太ももの間にすり寄り、脚を閉じられないようにする。震える手で(我ながら情けない)水着に手をかけ、それをはぎ取った。
……真夏の太陽の下、千砂の身体はなにも隠す物のないまま、僕の目の前に横たわっていた。
978習作(14'):02/02/21 08:02
「はあっ……」
羞恥に耐えられないのか、千砂は両手で顔を覆ってしまった。けれど、僕は初めて見る女性器に目を奪われ、彼女に気遣う余裕もなかった。
陰毛は薄い。そのため、わずかに開いた割れ目がはっきり見えている。腰を曲げ、ぎりぎりまで顔を近づける。
「だ、駄目ぇ……」
聞こえない、聞こえない。僕は割れ目の両側に親指をあてて、ゆっくりと力を込めた。
ぱっくりという音と共に大陰唇が口を広げ、クリトリスが、オシッコの穴が、そして膣口があらわになった。陽光に照らされて、奥の奥まではっきりと見える。
「千砂、見えるよ。ぜんぶ見える」
「……っ」
「子宮の中まで、全部見えちゃいそうだ」
「い、いやっ」
千砂が脚をばたつかせ、僕の視線から逃れようとする。僕は彼女の膝の裏をつかみ、力を込めて持ち上げた。
お尻を突き上げて、脚は上体の横に。いわゆる“まんぐり返し”って奴?
「いやあっ!」
千砂が股間に手を伸ばして、秘所を隠そうとする。その手をブロックしながら再び大陰唇を広げ、舌で膣口を嘗めまわした。
「あひっ!」
唾液を垂らして秘裂にそそぎ込み、湧き出てきた愛液と混ぜ合わせる。そのまま舌をとがらせて、膣をほじろうとした。
「駄目っ! 一也さんっ、それは駄目っ!」
……そうだった。指の次は舌で千砂の処女を奪って、どうするよ。