東武鉄道を模型で楽しむスレTI-14

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379名無しさん@線路いっぱい
当社には貴重な急行が1本はしている。

かつて上越線が開業するまでは水越線が首都圏ー新潟の主力であった。
現在では急行と2エンジン気動車の1.2連が寂しいが
ローカルの風景ながら、重いレールと直線が多くトンネルの比率が3割を
占めることからも幹線の面影を持つ。
急行(いいで) 58系 指指指指自自GG自    
           1430水上・柏崎経由・新潟)

この列車は見てもわかるとおり、水上から水越線を通り、新潟へいたる列車であり、
首都圏=新潟よりも、首都圏・新潟対中越の要素が大きい。
編成はキロ58を台含む、キハ65.58のオール2エンジン・大出力車編成であり
いくら規格が高く、トンネルが多いといっても勾配には非力であるということが伺える。
また高崎線では特急・急行・近郊が入り乱れ、ダイヤに割り込むためには
高出力編成しか対処できない実情があるのである。

この水越線の経路を例にとった急行いいでを参考に追ってみよう。
水上・谷川川古温泉・苗場スキー場・ 三国登山西・田代・三俣登山口・三俣温泉・
秋成・津南南・越後田沢山崎・十日町・ 魚沼中条南・魚沼上野・岡野・長峰・柏崎・
小島谷・分水・吉田・越後曽根・内野・新潟 ととまって行く!

水上を過ぎると、5016mの谷川だけの裾を避けるかのように90度方向を変え
等高線と沢に沿って西へ向かう。
谷川だけの断崖絶壁にループで挑む上越線とは違うが、当時は最高の技術なのである。

いくら裾に沿って走るとはいえ、勾配とトンネルの連続、2エンジン車であっても40キロが限界である。
その後谷川登山口・苗場スキー場を通り、沢を国道に沿って北上する。
このあたりは谷川岳5016の西側のアタック隊基地となっており、夏場は人が多い。

田代を過ぎると、また西へ進路を越え、川俣温泉・秋成といった温泉郷を超え
津南・十日町へ飯山線と川ひとつはさんで併走する。
その後中条・魚沼・岡野・長嶺といった柏崎南部の町を通り、
越後線へ合流のうえ新潟へ直結する。

この路線の運用は水上ー十日町・十日町ー新潟となっており。
山線ではキハ52.58.53のみの(360ps)2エンジン限定となっており、
北線のキハ40.28主体とは雰囲気もすべてが変わる。
直通もキハ65.58が限定運用であり、いかに厳しい環境かわかろう。

しかし谷川岳5016mの断崖絶壁の裾にへばりつくように走る水越線の
車窓はすばらしく、スキーや登山・温泉観光など1年を通して
すばらしい光景を見せてくれることは間違いない
380名無しさん@線路いっぱい:2014/02/18(火) 12:06:42.67 ID:Tx0uH85P
上野ー越後中里登山口への旅。

12月の冬休みの初日であったが、普通列車で谷川岳が身近に見られる越後中里まで旅をすることにした。
正月まであと3日というだけあって、上野駅のホームは家族連れでごった返し、
優等列車は満員状態で特急ときについてはキャンセル待ちをアナウンスしているようだ。

自分は18切符片手に上野6番線に入ってくる快速アーバンに乗車する。
快速アーバンには2系統あって新前橋行きと水上行きがあるが今回は上越接続の
アーバンを使うことにしよう。

1055分接近放送とともに東北縦貫線方から熱海発水上行きの快速アーバンが入線横つけされる。
(6番線ST終了)緊張が走る!
きた!(準備できましたらドア扱いお願いします)
水上までだから、窓際取れないと死活問題だ。
15両編成であるが、前4り両は籠原どまりであるから気をつけよう。
さすがに混雑しているがかろうじて2号車のシートを確保した。
後ろにロングシートの7連が連結されているが、
なんとまあ、、異様に長い115系のロングシートは本当に異様である。
播但線キハ58の巨大ロングシートにはかなわないが、クロスシートになれた関東人にとって
かなりきついものであることは言うまでもない。

列車は順調に走行し、赤羽・大宮・熊谷と止り、籠原では前4両切り離し身軽になった。
しかし11両に身軽になったのだが客も減らない・・・上越接続ゆえんの混雑であろうか・・。

この列車は熊谷から水上まで普通となり淡々とローカル駅に止っている。
高崎・新前橋からは乗客我一気に減り、便所脇のクロスシートがあいたので移動。
足を伸ばせたとはいえ、便所のにおい・おしっこの音・・・・いやはや10分で退散。
あれこれしている間に沼田に到着。
沼田は谷川岳への物資輸送の拠点であり、北側には荷物ターミナル・貨物センターなどがあり、
谷川岳の命を支える重さがヒシヒシト伝わってくる。

沼田を越えるといよいよダムが見え川を寄り添い温泉郷が見えてくれば水上だ。
水上の前には絶壁のような谷川岳5016Mが巨人のように雪と雲をたたえ挑発してくる。
1345分快速アーバン号は1番線に到着して、上越に里帰りする家族ずれとともに乗り換えの体制に入る。

ここからは1155分に普通列車に変わる急行佐渡と1158分には特急ときが入線する。
座りたいのが心情だし、席取り合戦は簡便なので座れるように祈ってみる。

1155分急行佐渡が到着・座席は空いていた・・・おれはドアが開く内側に陣取り
大人げながら関取の体制に入る。
ダッシュ席取り成功、席取りに確保した。

1158分エル特急ときが到着、思ったほど乗り継ぎが少ない。
車内は7割の入りでほのかな暖房で窓は白くなっているが、眠りには負けまい。
そう思っている間に、特急ときは我先に巨人(谷川岳)にアタックして去っていった・・。