先ず、ロッドの製法だが、熱間鍛造と言って母材を加熱した後、型を打って形状を作る。
基本的には鉄道模型で言うドロップ加工と同じものだ。
で、鍛造を行うと鍛流線と言うものが出来る。これが鈴木が
>>276で言っていた「木目」のこと。
次に、
>>285の懸念は杞憂でしかない。
300を超えるまで加熱出来れば、鋼材の強度は半分くらいになっているので、型打ちしてもロッドの断面形状が出来る。
表面をどうしているのか言う話があったが、除去加工くらいは行うだろ。
つまり鍛造しっぱなしの面とはせず、表裏は平面に仕上げる必要がある。
多分だが、実物の図面には呼び寸法の他、公差が入っているでしょう。
例えば80±0.5のように。
断面がH型になっているのは、散々指摘されてきた軽量化の為でもあるが、
曲げに関して言うと中心部分は殆ど荷重を負担しない。上下が一番荷重を受けることになる。
引っ張りや圧縮だけならば全断面で荷重を受けるからそれ相応の断面積を持つ必要があるが。
あと圧縮の場合、座屈を考慮する必要がどうしても出てくるから、
その分を織り込んで断面形状を決定することになる。
ビルなどでH形鋼を使っているのはこんな理由がある。
ゴミレスの戯言と違って飾りじゃないんだよ。
因みに軽便の場合負担過重が小さくなるから圧延鋼板をガスカットして機械加工だけすれば十分なんでしょう。