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名無しさん@線路いっぱい:
当時私は毎年、年末年始に北海道へ出かけており、ワイド周遊券愛用者でしたから、
旅費を安くあげるべく上野と東北を結ぶ夜行急行列車によく乗っていました。
1990年にはまだワイド周遊券全盛で、夜行急行もたくさんありましたから、
寝床代わりにして宿代を浮かせたものですよ。
子供の頃当然お金がないですから、急行を良くつかったものです。
年末の上野駅の独特の雰囲気がとても好きで、毎年、混雑すると分かっていても、
故郷へ帰る出稼ぎ者らの酒盛りを眺めながら自由席を待つ長蛇の列に並んだものです
故郷から遠く離れて働く出稼ぎ労働の人々が、
苦しい日々から解放され、家族が待つ故郷へ
帰る期待を膨らませる…、その安らいだ顔をたくさん
見られるのが年末の上野駅の夜行急行を待つホームであり
、寝苦しい自由席での夜でした。
1990年代初頭、東京と東北を結ぶ夜行急行列車は「八甲田」(東北本線経由・上野〜青森)、「津軽」
(奥羽本線経由・上野〜青森)の2本だけが定期列車でした
年末になると「十和田」(常磐線経由・上野〜青森)、
「おが」(上野〜秋田)、
「おいらせ」(東北本線経由・上野〜青森)、
「津軽の臨時増発」(上野〜弘前)、
さらに羽越本線の酒田までは「天の川」も運転されるなど、
多彩な臨時急行列車がありました。
東北ワイド・北海道ワイドでは、定番中の定番で、朝にはフリー区間に入れる貴重な列車でした。
模型も再現したいのですよ。
どの列車に乗るかを考えて時刻表と"にらめっこ"するのも楽しい作業でしたが、
年々臨時急行列車が削減されるばかりか、
1993(平成5)年12月には定期列車であった「八甲田」
「津軽」も廃止となってしまいました
個人的には14系の混結見慣れていますから模型の再現も14系のモノクラスになってしまいます。
カトーから旧津軽が販売されますが、私は見たことがありませんね。
当然八甲田14系7連・津軽14系6連しか想定はありませんね。