1/80 鉄道模型の今後について -2-

このエントリーをはてなブックマークに追加
604南国のローカル列車
キハ55系と言えば九州にはなじみの気動車。12mmでは辛うじてバス窓タイプがモデル
ワーゲンから発売された。各部の寸法からあまり好評を受けたとは言い難いが、同製品の
当時はローカル気動車製品が限られていたから、欲しければ手を出さざるを得ない
状況にもあった。
当方はあの物議を醸した半額セールで手に入れた。2両を4万円弱で手に入れた計算。
車体については前面窓の寸法以外はまずまずの出来だが、パーツは全般にイマイチ。
ベンチレータはエコー617がドンピシャ。客扉は段差を表現すべくフジモデル製を
切り継いで使用。窓寸法は変更していないが、違和感は全くない。床下機器も実は
16番用、日光製の有名なアレである。エンジン部以外は実は 1/87 に近いため、そのまま
使用できる。なぜかエンジン部だけは大きいのでワーゲン製を使用、1個余計に調達して
キハ55を表現。台車はFABのロスト製。軸穴がやや浅いのでエコー製ワッシャーを
半田付けしている。イモンギヤは前後に装着し万全を期した。残る1台はキハ26として
トレーラー化、こちらにはイモン製幌を取り付けている。C56の牽く小貨物列車には
よき相棒となりそうだ。

まずまずの出来に仕上げたつもりではあるが、いかんせん正面の表情などにもうひとつ注文を
つけたくもある。後に発売されたキハ30系、45系が秀逸なだけに、決定版的製品が待たれる。
津軽のキハ24000、島原のキハ5500など同類も引っ提げ、一大バリエーションを築いて
ほしいところ。今の12mmなら可能だろう。