【成城】山崎喜陽氏【16番】

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145鈴木
HO、1435mm、16.5mm、はゲージと車体の縮尺が統一する為の規格、という事を、
山崎氏は頭では解っていても、見くびっていた、と私は考えてます。後代の人間が後出しで言えることですが。

戦後米国でHOn3.5(10.5mm)が勃興したのは、山崎氏の予想外じゃなかったんじゃないでしょうか?
山崎式ならば、米国の実物915mmゲージは1/76程度の16.5mmで作るべきものでしょう。
ところが模範とする、米国HOは本義にのっとり別ゲージを選びました。

日本の模型の歴史は必ずしも常に蟹股がメジャーなわけではないのであって、
戦前一番盛んだった、1/30, 35mmは国鉄を非蟹股で作る模型だったのです。
そして1435mmゲージはこれもかなり盛んな一番ゲージ45mm,約1/30で作れば非蟹股だったのです。

負け惜しみ言うなら、日本はチンバ規格がメジャーになってしまったから、ゲージ問題を真剣に考え、
ミキストのような優れたゲージ論を生んだ、とも考えられますが。
英国OOなんかは内股チンバだが、優れたゲージ論書いた人もいるのだろうか?