軌道エレベータ

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大気圏内では空気抵抗で速度に限界があるから、
本体の定速ケーブルは大気圏の下層には入れない方がいいね。
地表数十kmといったところに中継駅を吊して、
定速ケーブルの下端にする事になると思う。
そうして、地上から速度可変ケーブルで上がって行き、
上空で、定速ケーブルと同じ速度になったらゴンドラが乗り移るわけ。

でも、中継駅とか乗り換えケーブルとかって、ややこしいから、
初期の最小限システムでは、本体の定速ケーブルも地表に届くはず。
その段階では、時速数十km程度で運行して貨物を運び上げることになる。
それでも、満載状態でケーブルの貨物は50t相当になるし、
時速50kmなら一ヶ月で軌道に着くから、年間600tの貨物を運べる。
こういう素朴なシステムでシステム自体の材料を運び上げ、
中継駅とか乗り換えケーブルとか追加していくわけだよ。

ケーブルの利点は他にもあるな。
切れて下に落ちても、大半は大気圏内で燃え尽きるので無害だ。