コンピュータは人間の知性を超えられるか?第二章

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184現実主義者
陰謀論者が大嫌い。現実主義者です。

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「高い知力」を持つ事が、自発的に
目的を持った知性、いうなれば「自我」のようなものをうみだすと
考える人もいるようですね。

すなわち、「知力」をあげていけば、自然にブレイクスルーに到達して、
「自我」を持つにいたるという考え方です。

私はそうではなく、いかに「高い知力」を持とうとも、
「自我」があるかどうかは、べつの話だと思っています。
もちろん、現時点ではどちらが正しいとも、
実証する事はできないでしょう。

ですが、「高い知力」を持ったコンピュータに、
「目的」を教えてしまうと、人間は淘汰されてしまうかもしれません。

人間同士の関係性を模倣できるコンピュータは、
今まで人間が独占していたミームの流れに割り入ってきます。
ジーンの流れの中で、淘汰が起こったように、
そこでも淘汰が起きるだろうと思います。
ですが、それは人類が滅ぼされるとか、
そういうことではなく、ただ単に人間の扱う情報量が
相対的に少なくなるだろうという事です。
「創発」という現象が「自我」だとか、「目的性」と
関係があるかどうかというのはまた、議論のある所でしょうが、
コンピュータに「創発」ができるならば、
その主な担い手はやはり人間ではなくなっていくでしょう。

例えば、人間の研究者といった職業がなりたたなくかもしれないという風に。

そうなった、人類は「家畜」と呼ばれてもしかたないかもしれませんがね。