>>779 >>伸縮可能な機構を設ける
伸縮可能な機構は、同時に真空状態を維持しにくい構造を生みます。それよりかは、余裕を持たせて作って
出来れば縦に緩やかに曲線を作った方が良いと思います。
>>地球なら大気もあるし難しいのでは?
真空のチューブの中で駆動します。理論上は阻むものがないので、秒速11kmも可能だと思われます。
中国は時速4000キロのでる真空チューブのリニアモーターカーを真剣に検討しているそうです。
ただ、この「地上浮上型軌道リング」で必要なスピードは「第一宇宙速度」の8km+αです。αは真空状態を
保つための周りの外殻の重さが加わるためです。
問題のコストですが、ロケットで軌道リングを打ち上げた場合のコストが1300兆円と聞きました。それよりは
当然安いと思います。日本の東京〜大阪のリニアの事業コストが8兆円と聞きましたが、人が乗るためのリニアには
より多くのコストが掛かる上、用地買収や交通機関としての運行システム等々が含まれるので単純に比較できません。
20〜100兆円ぐらいと考えていいのではないでしょうか。軌道エレベーターの建設費用が1〜2兆円などとまことしやかに
言われているので、ずいぶん高いかもしれません。
ただ、軌道リングの場合は、世界の好きなところにエレベーターを設置できる上、複数(数十〜)のエレベーターを
設置できるというメリットがあります。
老朽化した場合の撤去の仕方も問題です。地上1000km程度では何をしなくても真空が維持されますが、80kmでは
機械的に真空を維持し続けないと、空気抵抗によってスピードが落ち落下する危険性があるでしょう。
メンテナンスを続けて半永久的に利用するのか、地上に降ろすことを考えるのかどっちかを決断しないといけないでしょう。
ただ、80kmではデブリは少ないはずなので、メンテナンスは楽な面もあるかも知れません。