出来た。遂に過去の光景を画像にする実験に成功した。
論より証拠として画像をうpする。
これは1888年の横浜港の光景である。
http://mcnc.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20100331235430.gif これを実現する私の理論は12年前に英nature誌に発表済である。実現手段の開発に手間取っている間に理論的検証が進み後は実証を残すだけの状態であった。今年のノーベル物理学賞受賞はほぼ間違いないと思ってもらって構わない。
この方法では残念ながら自由に場所と時点を選んで画像を得ることはできない。
以下の3点の条件が揃う必要がある。
@過去のいずれかの時点で光景が平面に結像していること
Aその時点よりさらに過去にフィルムまたは印画紙が存在していること。
Bその印画紙が現在まで使用されることも現像されることもなく存在していること。
上記の条件が揃ったとき過去の光景の画像をさらに過去のフィルムに焼き付けることができ、それを現像することにより過去の画像を得ることができる。
フィルムや印画紙が発明される以前まで遡って画像を得ることは不可能であるが、それでも150年程度までの任意の時点の画像を原理的には入手できる。
もうひとつの難点は、過去に製造され現在まで未使用のまま残っている印画紙が存在する必要があることである。
今回の実験では、横浜の日本光学カメラ博物館に保存されていた1880年頃に製造された銀塩印画紙を使用することができたが、現存する未現像の印画紙の数は限られていることから安易に使用することは厳に慎まなければならない。
次の投稿で理論について簡単に説明する。