マグパワー発電システムを科学的に検証

このエントリーをはてなブックマークに追加
440検証家
早大がつくば市から訴えられた。早大の計算ミスにより想定した発電量が得られず損失を被ったので賠償せよとのこと。

計算の文面を読んでないので推測で書くが、年間発電量は風速データと発電機の仕様で一義的に決まる。
それほどの計算ミスがあったとは思えない。計算ミスでなく風速データの過大評価ではなかったのか。
証左として発電機メーカーは無罪放免になったようなので発電機の能力のゲタ履かせはなかったようだ。

総発電量をどうして見誤ったのか。決定するまでいくらでも他の専門家に聞くことができたはずだ。
いわばセカンドオピニオンのように。

つくば市側の判断の甘さが主因だ。これを早大に全て責任転嫁するのは虫が良すぎる。
たぶん計画初期からこの収支計算の矛盾には気づいていたはずだ。しかし補助金も出るしなんとかプランを通したい。
設置を優先させ収支はさほど念頭になかった。それでも見た目だけでも風車は回るような予測はしていた。
それがほとんど回らないために住民から無駄遣いではと指摘され、保身のために早大に責任転嫁した。

一方裁判官もシロートである。裁判官はこの決定にある背後の脈絡まで言及すべきだが、表面上の計算レポ
だけ重視したのだろう。

「○○m/sの風が吹けば年間コレだけ発電します」とは書かれていただろう。しかしその風速は常時得られるのではない。
それは風力発電の要諦であって吟味すべき事項なのだが、その前提条件をつくば側は軽く考えすぎていた。

悪いのは最終判断したつくば側が8割、舌足らずの表現をした早大が1割、うまく行かないだろうと知りつつ黙殺した発電機メーカーが1割
8:1:1でつくば市が悪い。
441検証家:2008/10/04(土) 01:20:47 ID:hJNy1vdK
つづき
総額3億円なら\200万の太陽発電装置が150基設置できる。問題の風力発電機は23基しか設置できない。
太陽なら一基2Kwのピークパワーがあったとして150基分なら300Kwにもなる。これなら実用になる。
校舎は広い屋上もあるし設置場所には困らない(法的な問題はあるのかもしれないが)

太陽発電は既に実用化して十分な歴史があり、利点も弱点も明確になっている。しかしさほど新規性はない。
新規性がないと補助金が出にくいのかもしれない。売電をし環境意識に目覚めさせるのが目的でもあったなら、今回の件は
太陽発電を選択するべきだった。設置場所はたっぷりあったのだから。

マグパワーに関連づけるなら、公的な機関と有名大学が絡んでも実体が把握できにくいのが風力発電ということだ。
単独の発電機のデータを持ち込んでも年間を通じてはどうなるかが不透明である。というよりここを不透明にすることで
商談を成立させている。マグ社は完全なインチキだが、マジメな風力発電の会社であっても総発電量は「聞かれたくない仕様」なのだ。

こういう特質があるからマグ社のようなシロート騙しの商法が蔓延る。