共産主義と資本主義のドッキング

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143オーバーテクナナシー
資本主義とは「現状を説明したモノ」
共産主義とは「何かを実現するための思想」

資本主義は、現状どのような状態にあるか、それらはどのような法則で動いているか
を説明したモノ。客観的で科学的と言える。そのために平等に見える。”主義”と見るなら
ただの現状追認とも取れる。状態を説明しているに過ぎず、現状有利な人間は有利に、
不利な人間は不利に説明される。しかも客観的に統計で考えるので、ひどい目にあっても
運が悪かったで終わる。真に資本主義を語れるのはイッちゃった科学者のみ。

共産主義は、何かを実現するためにはどうすべきかをまとめた思想。そのため誰かの
意図が紛れ込む。それに同意できる人間と同意できない人間に分かれるので対立を生む。
全ての個人を対象に何か目標を定めると原理主義的共産主義に、何らかの支配層が目標を
定めると社会主義的、全体主義的になる。例え資本主義の言葉を使っても、その行為に
何らかの意図が有るならそれは共産主義的色を帯びる。

資本主義の恩恵を受けている 、と言うのは、勝ち組みだ、
おまえは共産主義者か、と言うのは、おまえの意見に同意できない
そう言っているに過ぎない。