>>298 言語処理が中心じゃないよ。イメージが中心。
昔々、「神経言語プログラミング」って言葉が流行った時期があって、
そのことき、「感覚要素プログラミング」という言葉が登場していた。
この「プログラミング」は、コンピュータではなく、
「人間の脳を、感覚要素を用いて、積極的に操作する」って意味で使われてた。
この「感覚要素で構成されたイメージ」を、処理するのが人間の意識なんだよね。
イメージ出来さえすれば、言語でなくても処理出来るし、
擬人化された象徴的人格なんて特殊なシンボルは、
固定的な記号にすぎない言語では把握したり処理できない、
対象が持つ力動的な要素を、思考の対象に出来るのが最大の特徴。
このことを今までの説明の中に明記しておいたはずだけど、まるで拾えてないみたいだね。
シンボリッカーオペレーションでは、
言語レベルの記号では扱えない、
生成や衰退といった、対象が持つ動的な感覚要素を、直接扱うことが出来る。
仮想のキャラクターという記号の、コンピュータ上での利用方法は、
最近やっとアバターが認識され始めたくらいで、
まだまだ、本当の使い方や可能性に、気付いていない人が多いんだよね。
特に、精神文化の担い手になっている、宗教や映画やマンガなどの物語は、
実質、嘘の作り話の虚構の山で、何の価値もないって認識が一般的だから、
人間は宗教的迷信なんて、膨大な誤情報の山を創る悪癖があるんだなと感じつつ、
迷っているのが現実だと思う。
聖徳太子って超天才のスーパーマンは、日本書紀の編纂者が捏造したものだって
説が浮上して、かなり有力視されているけど、(モデルになった人物は存在する)
架空の物語のキャラクターを創作(捏造)する行為に、いったい何の意味があるのか、
答えが見えてない人が大部分だよね。
擬人化したキャラクターを用いる、シンボリッカーオペレーションの具体例を見て、
初めて、架空の物語に登場する、不思議な力を持った主人公がなぜ空想されるのか、
ようやく気が付く人もいれば、分からないままに終わる人もいるみたいだね。
2万ヘルツ以上の音は、人間の脳が反応しているから、聞こえてはいるし、
イルカの鳴き声で自閉症が改善されるといった形で、作用を受けていることも確かなのに、
音のイメージに置き換えることが出来ないため、意識的な思考の対象に出来ないでいる。
無意識の世界には、そういうデータが山ほど転がっている。
人間の脳細胞は膨大な数があるように見えて、
じつは、意識の容量は、たいしたことなくて、
意識上にキープできるのはたったの9項目にすぎない。
それ以上のことを考えようとすると、意識上からデータがオーバーフローして、
自分が今何を考えていたのか、分からなくなってしまうことがあったりする。
無意識のレベルにはそういう容量制限がないから、
あとで、ふっと思い出したりすることがあるんだけどね。
つまり、外界からの刺激に対応した感覚要素で構成されたイメージを頭の中に思い描くというのは、
かなり負担がかかる大変な作業で、
人間の思考のほとんどは、じつはそういうのを省略した、無意識のうちに行われていたりする。
イメージ出来ない無意識の思考をどう生成させればいいのか分かってないと、
人のようにものを考える機械は作れないね。