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2次元バーコード開発 記録密度は10倍超

測量やデジタル画像処理などを手掛けるベンチャー企業のアライ(本社福島県北会津村、佐藤一男社長)は14日までに、レーザーを用いて高密度の2次元バーコードを焼き付ける技術を開発し、日本と米国で特許を取得した。
2次元バーコードは現在普及している1次元バーコードに比べ記録密度が10倍以上に高められる。
読み取り誤差が生じやすいという難点があったが、同社はバーコードの形状を線や面ではなく点に置き換えることで改善した。

 開発した2次元バーコードは、幅の違う線を組み合わせた1次元バーコードとは違って、遠目ではモザイク状に見える。データは座標化した点の配列で記録させる仕組み。
 この技術を「ボーリックス理論」と名付け、バーコードをつくる製造技術とともに、2001年までに、日本と米国でそれぞれ特許を取得した。
 2次元バーコードの開発は、さまざまな企業で進められてきたが、線の幅や間隔の組み合わせで記録する方式が主流で、ずれたり、斜めになったりすると誤って認識する欠点があった。

 これに対し、ボーリックス理論を用いたバーコードは、碁盤の目のような等間隔の座標に配列された点をCCD(電荷結合素子)カメラなどで読み取るため、誤認が少ないという。
点の大きさ、座標間隔などは自由に設定でき、例えば縦5列、横5行に点を配置した場合、25カ所の点の有無がデータとなる。
 点の大きさは最小で100分の1ミリまで調整可能。従来の1次元バーコードと比べ、同じ面積に10―50倍の情報を表現できる。
小型電子部品に製品番号を記したり、高級ブランド製品の金具に目立たない形で商品情報を書き込むなどの応用が考えられているという。

 アライは新技術を生かし、記録装置や読み取り装置などを02年秋にも発売する計画。価格は、装置一式で800万円程度になる見込み。
佐藤社長は「偽装牛肉事件など、商品管理の重要性が増す中で、需要の伸びが見込める。
米国特許取得を機に現地企業ともビジネス拡大を図っていきたい」と話している。
 アライは1975年、荒井測量総業として創業。90年に株式会社化し、現社名になった。
ベンチャー企業支援組織の東北ベンチャーランド推進センター(明間輝行会長)は同社を本年度の支援企業に選定し、成長支援している。
http://www.kahoku.co.jp/NEWS/2002/02/20020215J_01.HTM

[ニュース速報+]【新技術】2次元バーコード開発、記録密度は10倍超 - 福島県のベンチャー企業
http://news.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1013769505/