人類が製造可能な巨大物体の限界は?

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わるかったな。厨房並で。もうこの話は書かないから、検算結果だけ書かせてくれ。

検算してみたけど、結論は『可能かもしれない』となった。
モデルとしては300K程度の放熱量のマイクロブラックホールを想定してみた。
ここに、温度[K]=1.2E+26/質量[g]という式を拾ってきて計算。
その質量は4E+20Kg(737立方キロの水と等しい)だから月のおおよそ1/200程度。
こいつならそんなに簡単には蒸発しないし、摂動にもそんなに影響しないはず(多分)。
X線バーストも小惑星という殻に包まれてたら降着物質が届かないから発生も稀。

しかし、ブラックホールの収まる空洞を半径300mと換算してみたら、空洞外周の
重力加速度は296560[m/s^2]。つまり大体3万Gと出た。
こんな加速度下で天然の岩盤が崩落しないわけも無い。
そこで部屋の制限を緩和してみる。
まあ、半径50Kmとすると大体1G程度だから、直径100Kmもの大空洞を許容するなら
なんとかなる。(巨大物体スレには合っているかも・・・)
月クラスなら申し分ないのだが、ケレスでも良いかもしれない。

また、放熱量制限も緩和してみる。
3000K程度なら観測もできまいと4E+19Kgクラスを想定。
半径10Kmの部屋で重力加速度は2.72G。
こいつならケレス、パラス、ジュノー、ベスタ、ヒギエア、エウノミア、エウロパ、ダビーダ、
アガメムノン、キロンと選択肢も広がる。


という結果となった。
自分自身、ネタだと思い込んでいたのだが、非現実的でもなさそうな気がしてきた。