外を使わない冷房システムを考えろ

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681オーバーテクナナシー
一つの独立した部屋がある。
この部屋は外部とは独立した系であり、
外部とのエネルギーの出入りは一切無いものとする。
部屋の中には、フィラメント及び、光発電パネルと
それ(光発電パネル)に接続された蓄電池だけが置かれている。

さて、この部屋の室温が3000k(2700℃)だったとしたら
何が起こるだろうか。
本来ならば、独立した系であるこの部屋の室温は
3000k(2700℃)を常に保っていなければいけない。
しかし、部屋の中にはフィラメントが存在する・・・

室温と同じ3000k(2700℃)のフィラメントは、
白熱電灯がそうであるように、光り輝くことになる。
そして、その光によって光発電パネルは発電を始め、
電気が蓄電池に蓄えられる。
この時、部屋の温度はどうなるのだろうか。
考えられるのは2通りである。

 1.部屋の温度は、下がる。
  部屋は独立した系であるから、
  部屋内の総エネルギー量は常に一定である。
  よって、蓄電池に蓄えられた電気エネルギーの分、
  部屋内の熱エネルギーが減少し、部屋の温度は下がる。
  →外を使わない冷房システムが完成する。
  →エントロピー増大の法則は否定される。

 2.部屋の温度は、下がらない。
  部屋内の総エネルギー量は、
  蓄電池に蓄えられた電気エネルギーの分、増えることになる。
  →増えた電気エネルギーを利用した永久機関の完成。
  →エネルギー保存の法則は否定される。