常温核融合ってどうよ?

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642 ◆wjKya2GJ.A
これまで、本分野では主要な学会誌に論文を投稿しても
受け入れてもらえることは殆どありませんでした。
しかしながら、雑誌J. Fusion Energyの編集長が先入観を捨てて
熱核融合と分け隔てなく、査読を引き受けても良いとの理解を示してくれたことで
今後一層の研究を続ける上で、大きな進展が望めそうです。
当該雑誌の副編集長から発表時に、「門は大きく開かれつつある」との声明がなされました。

旧ソ連からは生物学的元素変換等の独特な発表がなされました。
また、旧来よりのPd内DD核融合を実証する荷電粒子計測も精力的に行われているようです。
彼等に対して、資金面での援助があれば大きな進展が期待できそうです。
同時に低エネルギーDイオン入射によって、固体内DD核融合率が異常に促進される
データも示され、クーロン遮蔽以外にも未知の遮蔽機構が存在することを強く示唆しています。

その後行われた晩餐会で4名の功労者にメダルが授与されました。
一名は上記の日本人です。

これまで、D/Pdの吸蔵比が再現性の必要条件であると見なされてきましたが、
この吸蔵比を抵抗値の変化から求めるにあたっての物性データの見直しが報告されました。
これについては、スタンフォードとイタリア核物理研から類似の報告がされ、信頼性を裏付けています。
現象の本質についてはともかく、物性に関しては顕著な進展が見られています。

過剰熱計測については、旧来の低電流密度による重水電解と併せて
プラズマ電解による報告が多かったようです。
再現性は低いものの大きな過剰熱が計測された例もあり、精密測定が試みられました。
水素エネルギー協会の会長からは、絶対の自信を持っている測定系において、
極最近になって有意な結果が得られつつあると報告されました。
大きな過剰熱が確認されたわけではありませんが、さらに本格的に調査するとのことです。
また、固体電解質を用いた実験も有意な結果が得られつつあるようです。