僕の不倫人生を語るスレ

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1名無しさんといつまでも一緒
独身時代に二回。
結婚してからは四回目。
不倫が好きなわけではない。
何故かこんなことになった…

一度目はしかし、初めて付き合った人だった。
2名無しさんといつまでも一緒:2012/11/30(金) 23:59:45.92 0
僕が最初につきあったのは25歳。

色々とそれまでに経緯があって少し女性不信のところもあった。
それまでに二回ほど告白もしたがふられている。

さて、風俗にも手を出さないヘタレな俺はオナニー人生に突入かと思い始めてたりもしたのだが、ある日、雑誌のとある記事に目が止まった。

「伝言ダイヤルのエッチな世界」

みたいなタイトルだったと思う。
社会問題にまで発展したNTT伝言ダイヤルでの出会いである。
僕はそれに見事にはまった。
その為に当時七万円くらいした電話回線まで契約するくらいだった。
携帯電話など普及してない時代だったしね。

…と言ってもヘタレな俺。
その人と付き合うまでに何人かと会うところまでは行ったがセックスには至ってない。

ともあれ、僕は最初は彼女が既婚だとは知らされてなかった。
確か28歳位の人で、いわゆるアニメ声の人だった。
3名無しさんといつまでも一緒:2012/12/01(土) 01:55:35.21 0
だらしない男
4名無しさんといつまでも一緒:2012/12/01(土) 02:39:21.41 0
「どうしてそんなに大きいのぉ?…ああっ壊れちゃうよ!…おかしくなっちゃうよぉ!…大好きだよ!」

みたいな。
エロゲでよくあるような喘ぎセリフ。
それをアニメ声そのものでされるのだから、本当にめちゃくちゃ興奮した。

付き合い出して一ヶ月ほどで、実は旦那がいると告白された。
でも最早そのアニメ声の虜となっていて、別れる気になど全くならなかった。

でも、騙されたんだ、間違いなく。

二回ほど避妊に失敗してて、その二回とも妊娠するなんてね。
中絶やら水子供養やらと数十万払わされた。

半年ほど付き合って、彼女は別の男見つけて別れを告げた。
初めての失恋で思いっきり泣いたなぁ。
5名無しさんといつまでも一緒:2012/12/01(土) 03:30:29.76 O
詐欺られてそうね
6名無しさんといつまでも一緒:2012/12/01(土) 08:39:32.02 i
>>5
詐欺はないかなぁ、でもとにかく色々と幼い奴ではあるね

さてと、で、そのNTT伝言ダイヤルってのが俺の人生に彩りを与えたのは間違いない。
当時はテレクラとかもあったけど、もろに出会い系みたいなのは当時も今までも一度も手を出した事はない。

とは言え、勤めてきた会社なども出会いにはあまり向かないような環境だったから、僕の出会いはどちらかと言えばそっち系になる。

で、その後も伝言ダイヤルで何人かと付き合うことになったけどその話は省略。

次に不倫めいた関係になったのは、すっごい美人の人だった。
多分その人が今までの人生で一番好きな人かも知れない。
7名無しさんといつまでも一緒:2012/12/01(土) 08:48:10.50 O
一時期馬鹿みたいに流行ったよな
デブスばっかだったが
声でしか判断材料ないだろアレはw
今思うと当たり前だよな
8名無しさんといつまでも一緒:2012/12/01(土) 09:04:55.82 0
今は、さいとうさん、やってるんだしょーね
9名無しさんといつまでも一緒:2012/12/01(土) 09:11:30.74 i
確か、一回話してすぐ会おうってことになったんだ。

今の御時世だと、プライバシーが怖いからすぐに電話番号教えるとかあり得ないけど、NTT伝言ダイヤルでは最初から電話番号上げてた。
それしか方法なかったしね。

多分、会ったのは深夜だったと思う。
僕は26歳で、彼女は32歳だった。
夜なのにサングラスと帽子をかぶってきてた。

助手席にその人を載せて、特に目的地もなく車を走らせた。
目元がわからなくても、口元や雰囲気だけでめっちゃくちゃ美人な事はわかってたので緊張して暫く何も喋れなかった。

「…フフフッ、意外と大人しいのね」
「え、…あ、いや…その、何て言うか緊張して」
「緊張?、電話じゃそんな事なかったじゃん」
「だって、電話はその、…見えないですから」

…と、その時だった。

「え?、ちょ?」

いきなり左手を掴まれてそのまま彼女の胸に手の甲を押し当てられたんだ。

「ほら、すっごくドキドキ言ってるでしょ?」

今時なら「これなんてエロゲ?」ってシーンだけど、ほんとなんだよね、これ。
だから20年近く経った今でも忘れられない。

でも、胸の鼓動じゃなくて彼女の手がすっごく汗ばんでたのを覚えてる。
10名無しさんといつまでも一緒:2012/12/01(土) 09:32:05.12 i
>>7
実は最初の一人目が超絶デブスだったね。
それでも、童貞だった俺はやろうとした。
でも出来なかったなwww
後はそんなにデブスには当たってないね。
運が良かったんだろうね

>>8
流石に家族のいる狭いマンション暮らしではあれは出来ないっていうのもあるけど、あれはなんか合わないね。
11名無しさんといつまでも一緒:2012/12/01(土) 09:33:08.03 0
文章力をもう少し何とかしてくれ。
12名無しさんといつまでも一緒:2012/12/01(土) 11:21:23.69 i
>>11
すまん。
努力はするけど文才はないのでorz

それでね、一番最初にその人に会ったその日はドライブだけして何もなかったんだ。
て言うか、その人はセックス嫌いの人だったから、一度もエロい事はしなかった。

だから、不倫ではないのかも知れないけどね。
それどころか、付き合ったとすら言えるかどうか。

お子さんは2人。
結婚するまで旦那さんとはセックスしなかったって。
純情を装って結婚したけど、結婚したらセックスしないわけにいかず、我慢してなんとかやったらしい。

ほんとかどうか知らないけど、旦那さんにも誰にも言ってないけど、俺にだけって告白してくれた。
近親相姦て奴。
小学生の頃、父親に性的虐待を受けていたって。
男性への恐怖心は何とか克服したけども、セックスだけはダメだったと。
13名無しさんといつまでも一緒:2012/12/01(土) 19:42:47.47 0
一度だけホテルはいった事あるんだ。
彼女が俺に化粧したいって言い出してさ。
化粧プレイ?が出来る場所が他に思いつかなくて。
ほんとに化粧しただけ。

あとほっぺにキスしてくれたのが一回だけ。
確か、彼女のうちで、目を瞑ってって言われて少しドキドキしてたらチュッって。
だけど、僕の人生では一番のキス。
バカみたいに何日もほっぺのその部分だけ洗わなかった。

彼女のうちには良く行ったよ。
下の子供の娘さんがまだ五歳くらいだったかな、言語障害みたいな障害持ってて、色々と大変そうだった。
旦那さんは、彼女が妊娠中に風疹に罹患したのが原因だって責めたらしい。
その事があってから、旦那さんへの気持ちは離れていったと言っていた。
14名無しさんといつまでも一緒:2012/12/01(土) 19:59:22.52 0
大抵会うのは、長男の確か小4の男の子が学校行ってる間の午前中から午後三時くらいだった。
会ってた頻度はよく覚えてない。
多分、少しドライブみたいな事して、お昼食べて、ってくらいじゃなかったかなぁ。
お子さん連れて近くの海に行った記憶もあるなぁ。

友達っぽい付き合い方で、彼女もいっつも俺に彼女作れってうるさかったし、実際他に恋人は何人かいた。
そのうちの一人が僕の人生ですごく重要な人なんだけど、また後で書く。
それに、何回か実際に彼女を紹介してもらったし、最後に紹介してくれた人と僕は結婚した。

不倫?相手に彼女紹介してもらって結婚した人なんて他にいるんだろうか?www

その人と関係してたのは三年くらいかなぁ、嫁と付き合うようになって、色々と忙しくなってしまいそれっきり。
何年か経って彼女のうちに行ってみるともう引っ越してた。
また、会いたいなぁ。
15名無しさんといつまでも一緒:2012/12/01(土) 23:51:58.41 0
C
16名無しさんといつまでも一緒:2012/12/02(日) 01:15:45.97 0
その主婦と友達的な薄い不倫めいた関係をしてた時に付き合ってた一人の女の子がいた。

その子は独身だったから、この板で話すような事ではないのだけど、掛け値なしに僕にとっては一番重要な人だ。
彼女がいなかったら、もしかしたら結婚して不倫なんかしてなかったかもしれない。
付き合った中では一番大好きだった。

名前を仮に夏美って事にする。
夏美と出会ったのは阪神淡路大震災の二年ほど前だったと思う。
同じく伝言ダイヤルで知り合った。

夏美もビックリするほど可愛かった。
伝言ダイヤルでそんな幸運そんなに何度もある?と思うかもしれないがマジだ。
最初に会ったのは夏美が高3の時。
待ち合わせた場所に夏美が現れた時、伝言ダイヤルで話してた女の子とは信じ難いほどだった。

その時は食事して少しドライブした程度。
それから一年後にまた夏美から連絡があり、会おうという事になった。
彼女は短大生になっていた。

僕と夏美が恋に落ちるのには時間はかからなかった。
再開したその日にはもうすでにベタベタしてた。
あんまりにもすぐにそんな感じになったので、逆にビビってキスをしたのは三回目のデート。

僕は、友達付き合い的な不倫してた主婦の人を除いて、夏美以外の他の女の子は誰も目に入らなくなるほど惚れてしまった。
17名無しさんといつまでも一緒:2012/12/02(日) 16:04:40.07 i
夏美と一緒に過ごしたいからって、初めて一人暮らしもした。
2人っきりの温泉旅行もした。
会えない時も毎日長電話した。
だから月々の電話代が結構すごかった気がする。

彼女はただ可愛かっただけじゃない。
色々といっつも良い意味で振り回されてた。
突然会いたいと言い出したらすぐ会いに行ったし、夜中にケーキが食べたいみたいな無茶振りでも探し回ってなんとかしたりしてた。
毎日が楽しくて仕方なかった。

僕は早い段階で結婚を考えていた。
多分彼女もそのつもりだったと思う。
ただ、僕らの間にはほとんどどうしようもない大きな問題が一つだけあったんだ。
そして僕と彼女は遂にその壁を乗り越える事が出来ず、半年ほど別れる事になってしまった。

本気で死のうと思った。
18名無しさんといつまでも一緒:2012/12/02(日) 22:01:29.35 0
夏美はS会の人だった。

父親はK党市議会議員で、母親は地区の夫人部長。
ちなみに俺は実家が浄土真宗大谷派だったけど単なる葬式信仰っていうか、よくある感じ。
もちろん付き合ってからそういう事は知っていったわけだけど、最初の頃は特に気にもしてなかった。
世間的にS会が評判悪い事があるくらいのことは知ってたけどね。

ところがどういうわけか、付き合い出して三ヶ月くらい経った頃から彼女が信仰心に目覚めた、みたいな感じになってきた。
で、俺にSK新聞取らせたり、集会に参加させたりと勧誘をするようになってきて徐々におかしくなり始めてきた。
俺は無神論者だったし、当時はオウムや幸福の科学など宗教は悪いって印象が強い時代でもあった。
だから俺は受け入れられなかった。
彼女の事を大好きな気持ちと、宗教を受け入れられない考えの間でものすごく苦しんだ。
そして俺は精神的にもおかしくなってしまう位の状態にまでになり、とうとう彼女から別れを告げられるに至った。

その後は辛くて辛くて一ヶ月くらい寝る前には必ず毎日泣いていたように記憶する。
もう二度と本気で恋愛なんかしないって心に誓った。
で、前に言ったようにある人から紹介された女の子と付き合って結婚したけど、それは夏美の事を、恋愛する事そのものを忘れるためだった。

それから10年以上経ってまた再び恋愛するようになるとは予想出来なかった。
19名無しさんといつまでも一緒:2012/12/05(水) 12:59:47.00 i
某GってSNSに入会したのは、某Gが携帯電話会社と提携し始めたまだ初期の頃だったと思う。

SNSが世間で少し話題に乗り始めた頃で、先行する某Mに入会してなかった俺は単に流行りに乗り遅れまいと入会しただけだった。
そこでたまたまゲームでやり取りしてた多くの匿名友達の中にナオ(仮名)という当時32歳の主婦の人がいた。
大抵ゲームでやり取りするだけで、そんなにしゃべる人もいなかったけど、ナオだけは少し違った。
確か、ある日の日記に、飼っていた小鳥が逃げてしまったからショック、みたいな事をナオが書いていた。
文面から結構悲しそうな雰囲気を感じたので、メールで励ましの長文を送ったんだ。
きっかけはそんな感じ。

そこから急にナオと仲良くなり始めた。
朝起きてはすぐにおはようのやり取りに始まり、昼休みには昼食とかの内容を聞いたり、帰って寝るまでおやすみまでの間たわいないメールのやり取りをするようになった。
20名無しさんといつまでも一緒:2012/12/05(水) 13:10:53.58 i
その頃の俺は、2人目の子供が出来て以降、セックスレスになっていた。
子育てが大変で、寝かしつけに俺のいびきが煩いからと寝室を別にしたのが大きな原因だった。
だけど、それより前からほんとは妻に対する愛情が覚めてる気がしていた。

夏美を忘れ去る為、僕は妻に一生懸命になったし、この人とならやっていけると思って結婚した。
そしてナオに出会うまで、妻一筋でやってきたし、浮気や不倫なんか考えたこともなかった。
子供も2人出来て、順風満帆。
でも、夜寝る時一人になって、そこからわざわざ妻を求めにいかない自分が変だとは分かってたんだ。

ナオに出会ったのは薄々、そんな悩みを持ち始めた矢先だったんだ。
21名無しさんといつまでも一緒:2012/12/05(水) 13:23:50.92 i
ナオは明らかに、旦那さんに不満だった。

仕事から帰ってきても、ろくに子育ても手伝わず、部屋にこもってはネットゲームに深夜まで熱中。
当然のようにセックスレスだった。
その上、今まで誰とエッチしても一度も絶頂に達した事がないと言う。
俺は単にノリで「なら俺がいかせてやろうか?」みたいに応じてただけで、それが実現するだなんて全然思ってなかった。
それに、ただ多少はSNSを通じて仲良くはなったけど、SNSを出会いに使うつもりもなかったし、会おうだなんて全然考えもしなかったんだ。
それに、彼女のいるところは、俺の居住所から600キロ彼方だったし。

だからずーっとノリで話してただけで、いつの間にか「愛してる」「好きだよ」だなんてセリフが互いに飛び交うようになってたけど、心なんてこもってやいなかった。
たまたまなんだ、会えない事もないかもよ?だなんて彼女に言ったのは。

なのにそこから二週間後、僕は彼女に実際に会いに行ってベッドを共にしてしまったんだ。
22名無しさんといつまでも一緒:2012/12/05(水) 18:11:34.01 i
最初だけ新幹線使ったけど、安月給の俺には毎回新幹線は無理で、二回目からは高速バスと電車を乗り継ぎほぼ丸半日かけてナオのところまで行った。

ナオは、月に一度だけ、夜、友達と飲みに行くと言う理由で、旦那に子守を任せて1人外出を許されていた。
時間は夜9時から深夜の3時まで。
使える時間はそれしかなかった。
俺も当然仕事のスケジュールがあり、彼女と合わせなければならない。
その上、密会に最適なラブホも彼女の住むところにはほとんどなくて、駅近くにたった一軒あるビジホを使うしかなかった。

まさにピンポイントでの密会。
俺が先にホテルに入って彼女に連絡。
彼女が部屋にきて後は夜中3時までセックスに耽る。
これを約二年半で年に平均三回。
多分別れるまで計八回程度会ったと思う。

今思えば、よくあんな事出来たなぁと思うけど、高速バスの一人旅は意外に楽しかった。
もちろんそれ以上に、不倫の背徳感にあんなにハマってしまうとは思ってもいなかった。
だけど、口では好きだよ、だの、愛してるよだのと言いながら、心の中ではちっとも彼女の事など愛してなかった。

俺は単に寂しさを紛らわせたかっただけなんだと思う。
23名無しさんといつまでも一緒:2012/12/05(水) 22:07:27.92 0
ナオと別れたのは、単にナオからの連絡が途絶えたからだ。
理由は結局分からず仕舞い。

俺に原因があったのかなぁという気もしている。
と言うのはその年、仕事上の強烈なプレッシャーとストレスでナオに連絡が滞りがちになっていたからだ。
一応事情は説明していたが、一ヶ月以上連絡しない事もあった。
だから、見捨てられたか、呆れられたか、冷めちゃったか。

そんなに好きでなくとも、一応は付き合ってるつもりだったし、別れるとなると多少の辛さもあり、しつこいくらい連絡したが梨の礫だった。

どっちにしろ、そんなに引きずったわけでもなく、悲しくもなかったし、当時の大きな問題は仕事だったから、割とすぐに忘れてしまっていたと思う。

ただ、ちよっとだけ、心に穴が空いた気はしていた。
いや、その穴は多分、ずっと空いていたんだ。
ナオと別れて少しその事に気付き始めてたんだと思う。
24名無しさんといつまでも一緒:2012/12/05(水) 22:32:07.12 0
それから数ヶ月は大人しくしてた。

仕事のプレッシャーから解放され始めた頃、やたら流行ってたアプリがあった。
通勤退勤時の電車内などでよく見かけたアプリ。
なぜそれに気づいたかと言うと、そのアプリ特有の通知音がするからである。
俺はあまりアプリでは楽しんでなかったのだけど、そのアプリが知りたくなり、すぐにダウンロードしてみた。
ランダムに不特定の異性にメールを送って文通のようなやり取りをするアプリだ。

試しに「こんにちはー」と送ってみたらすぐに数通ほど返信があった。
当時はほんとにそれ位はやってた。
ただ、そこから続けるのは難しい。
大多数の男は既に出会い系サイト代わりに使ってて、女の子は警戒するかウンザリしてたのだ。

ともかく、食い付きというかいっくらでも女の子は引っかかってきたので、俺も男、俄然ヤル気が出てきた。
2chにはそのアプリスレもあり、何人とヤったみたいな報告が次々と上がってた。
ナオ以来、浮気や不倫に対する抵抗感はほとんどなくなってたから、毎日何通もメールを出し続け、何人もの女の子と話した。

だが、どう言う訳か一向に釣れなかった。
多分、出会い系スキルが低く、女の子を口説き落とすテクニックがないからだろう。

そんな中、1人だけやり取りが続いた女の人がいた。
僕は、その人と十数年ぶりに本気の恋に落ちる事になった。
25名無しさんといつまでも一緒:2012/12/05(水) 22:55:08.62 0
ケイ(仮名)はバツイチの二人の子持ちだった。歳は33歳。
ちなみに俺はこの時45だ。

ケイはおっそろしいほど返事が早かった。
ほんとに隣にいるのかと思うほど早い。
後で知ったが、ケイは仕事してる時以外、ケータイを常に肌身放さない。
風呂に入ってる時ですら持って入ってるんだ。
iPhoneだからウォータプルーフじゃないのにね。
お風呂の湯船に一緒に入ってエッチな事してる時ですら手に持ってたくらいだ。
流石にセックスしてる時は離してたけどね。

そんなケイとやり取りが続いたキッカケは、俺が自分の不倫を告白させられたからである。

「彼女いるんでしょ?」
「は?、俺はこの前、既婚だって言ったじゃん」
「彼女いるの?いないの?」
「あの、だからさ、嫁がいるって」
「嫁の事なんか聞いてないよ。不倫してるんでしょ?」

こんな感じだったと思う。
彼女にはそれを知りたがる理由があった。
26名無しさんといつまでも一緒:2012/12/06(木) 09:16:31.99 0
ケイが離婚したのは二年前。
はっきりした離婚理由は聞いてないけど、子供の事で大変な時に旦那さんは自分の付き合いを優先したから、みたいな事だったと思う。

再婚する気はないけども、彼氏は欲しいとは思っていたらしい。
それで、友達に「誰か良い人紹介して〜」と頼んだら、どういうわけか紹介された何人かは全て既婚者。
それだと不倫になるからと、思い切りがつかなかった。
そんな折、ケイの職場でも流行っていたアプリを利用して、不倫てどんな感じなのか知りたかったらしかった。

「んー、今はいないけど半年前まで不倫してたよ」
「どうして別れたの?」
「さあ?、音信不通になってそれっきりだから」
「へえー。奥さんと別れるつもりとかはあったの?」
「ないよ。俺は家族最優先だし」
「家族優先で不倫?それって都合よ過ぎない?」
「いや、彼女にもそう言ってたし、不倫なんて絶対そうなるし、俺は嘘は嫌だから」
「そんなのありなんだ。なんか私の思ってたイメージと違うね」

ケイがやり取りしてた既婚者は俺以外にもいて、他の人はそんな風には言わず、不倫相手の事を優先する、みたいに言ってたらしい。
ケイは内心「そんなのウソ」って思っていたところに、俺がそんな風に言うもんだから、そここら俄然俺に興味を持ち始めた、と。

だけど、本気で好きになるなんて俺は思ってなかったからそんな事ズケズケ言ってただけなんだ。
ナオの事は本気じゃなかったし。
でも、それが正真正銘の本気なら、俺以外のその既婚者達の方が正しいに決まってたんだ。
27名無しさんといつまでも一緒:2012/12/06(木) 14:58:16.65 0
ケイに会ったのは知り合って一カ月ほど経った時。
俺の思いとしては、もちろん最初は恋愛する気などさらさらなくて、運がよければエッチ、或いはキスが出来たらなぁってくらいの気持ちだった。
だけど、車であちこち走り回りながらもなかなかそんな空気にはならず、喋ってばかりの時間が徒に過ぎていくだけだった。

流石にもうそろそろ帰らないとって時間になって、目的を果たせず焦った俺はキスを半ば無理やり迫ろうとした。

「ちょ、ま、待ってよ、そんな気はないってば」
「だって、キスしたいじゃん」
「一回会っただけでそんな事するような女じゃないの!」
「え〜〜〜?、このまま何もしないで帰らないといけないの?」
「帰れ!」

なんてなグダグダなやり取りを30分程してたな。
結局諦めるしかなくて、何もせずその日はそのまま別れた。
でも、帰り道を車を走らせながらふと彼女が言った事が気になった。

「一回会っただけ、って、次もあるって事?」

その読みは当たってて、彼女なりのこだわりがあったらしい。
もし、一回目でキスとかしてしまうような仲だったら会わなかった、とか。
良くわからない理屈なんだけど、そうやってキスを抵抗したケイに少し惹かれた気はしていた。

でも、かなり後になって知ったけど、ケイは会う前から俺の事が好きだった。
他の人とは違って、俺と話しするのが楽しかったって。
だけど、その一方で俺に対して絶対に本気にならないと決めた、とも言ってた。

それは辛いに決まってるからって。
28名無しさんといつまでも一緒:2012/12/06(木) 21:37:17.75 0
なんとなく4円
29名無しさんといつまでも一緒:2012/12/07(金) 00:35:29.01 0
>>28
thx

本気で好きになるからなないかの分水嶺みたいなものが何処にあるのか、俺はまだ知らない。

ナオの事は好きでなかったわけではないけど、それは作られたものという感じがする。
彼女の事が好き、と言うよりは好きな彼女がいるという思いで状況を楽しんでいただけだと思う。
或いは妻に対する好きという思いは、夏美を忘れる為に妻しか見ないようにした結果、出来上がって行ったようなものだろう。

だけど夏美に対しては、自らが勝手に夏美に支配されるが如く好きになって行ったって感じがする。
ケイに対してもそうで、勝手に自分が気付いた時には好きだったんだ。
だけど夏美は違った。
一体この違いは何なんだろう?

ケイは、俺んちから車で一時間半のところに住んでいた。
微妙に遠い距離だったけど、一度だけ、付き合い出して間もない頃に、夜、会いたいと言われてすぐに会いに行ったことがある。
俺が家族と夕食をしていたその最中に、だ。
仕事の急用と妻に言って、そのメールから五分後には家を出ていた。
それがもしナオだったら、結果的に行ってたとしても悩んだ筈だ。
俺はその時、まったく悩まなかった。

もっともケイは無茶振りするタイプというわけではなくて、そんなのはその時ただ一回切りだったけどね。
30あさげ ◆HwVF7TYqBw :2012/12/07(金) 00:37:03.03 0
アホ
31A坊 ◆FhKfi6ijAo :2012/12/07(金) 00:38:03.36 0
胃が居たい
32名無しさんといつまでも一緒:2012/12/07(金) 00:38:06.91 0
>>29
注)真ん中辺りに「夏美とは違って」って文が間違って挟まってるので、無視してね。
33名無しさんといつまでも一緒:2012/12/07(金) 01:03:16.41 0
一度、ケイとこんな話した事がある。

「あたしは、あなたの何なのかな?」

確かにそう言われれば、付き合って下さいと言って付き合い始めたわけでもないし、好きとか愛してるとかそんなやり取りもなかった。

「別に決めなくても良いのでは?」
「あなたは、奥さんいるから浮気か不倫だよね?、そういう事なのかな?」
「嫁から見ればね。だけど、俺は不倫しようって思ってるわけじゃないよ」

セックスはまだその時はしてなかったけど、セックスしたいとは思ってた。
でも、セックスだけの付き合いなんてした事もないし、しようとは思ってなかった。
不倫や浮気ってセックスありきって感じがして。

「ふーん、セフレじゃダメなの?」
「セフレ、ってまだしてないじゃんw」
「別にしてもいいし、セフレでも友達なんだから良いのでは?」
「いや、なんて言うのかなぁ、俺は恋してたいとか思ってて」

セフレってなんか違和感があって、でも単なる友達ってのも違うなぁと思ったので、そんな事言ったんだと思う。
34名無しさんといつまでも一緒:2012/12/07(金) 01:17:29.27 0
「奥さんいる人に恋は嫌だよ」

今思えば、ケイの言いたいことはこの時気付くべきだった。
ケイは、叶わぬ恋は辛いからしたくない、という意味でそんな事言ったんだ。
でも俺はそんな意味には取らなかった。

「じゃあ俺が勝手にケイの事、恋しておくよ(笑)。別にケイは俺のことどう思おうと構わないよ」
「ふーん、そんなもんかのかなぁ」

ケイはどちらかというと、直感的な人で、深く考えてからものをいうタイプじゃなかった。
だから、ケイにしたってはっきりしてたわけじゃなかったんだろうけど、多分、線を引いておきたかったんだと思う。

本気で恋してしまって辛くなるのだけは絶対避けたかったから。
俺のことを好きだったからこそ、だと思う。
要するに真剣だったんだ。

なのに俺は気楽に軽く考えて曖昧にしてしまった。
しかし、彼女の思ったとおり恋なんかしてはいけなかった。
鈍感な俺は、恋したら辛くなるとかわからなかった。
彼女が思ったとおり友達でいるべきだったと思うようになったのは別れて半年以上経ってからだ。
35名無しさんといつまでも一緒:2012/12/07(金) 11:13:27.08 0
文才ない人の長文は読む気にならん。
36名無しさんといつまでも一緒:2012/12/07(金) 12:36:40.98 i
それでも、半年あまりは何事もなく付き合いは順調だった。
友達以上恋人未満みたいな気楽な感じはしてたし、セックスもそこそこ楽しめてたし。
それに、メールのやり取りが半端ではなくて、多い時で一日三百往復もしてて、それが毎日楽しくて仕方なかった。

ところが、半年を過ぎた時、彼女が

「好きな人が現れたんだけど」

と告白してきた時からおかしくなった。

俺は、ケイが何れは普通の付き合いをして将来的に結婚、みたいなのは別に仕方のない事だと思ってたし、彼女にもそう言っていた。
でも、それは自分が良い人だという印象を与えたいが為だったと思う。
何れは別れるだろう、くらいにしか思ってなくて真面目に考えてなどいなかった。
そもそも、俺がケイを本気で好きになるなんて予想もしてなかったし。

だから、そう告白されて少し戸惑ったものの、最初は、

「良かったじゃん、良い人見つかって」

みたいに受け答えしてた。
ところが、その相手の属性を聞いて俺はわけがわからなくなった。

そのケイが言う好きな人は、俺と同じ既婚者だったから。
37名無しさんといつまでも一緒:2012/12/07(金) 17:28:35.34 i
>>35
御意。

「え?、なんでその人なの?」
「あー、なんか優しい人で、良いかなぁと思って。まだ進展は何もないけど」
「じゃ、俺に恋しないって何だったの?」
「俺さんには奥さんいるから恋しないって言ったよ?、家族優先なんでしょ?」
「じゃあ、その人は違うの?」
「んー、多分、家族優先だろうね」
「俺と同じじゃん。俺よりその人がイイって事?」
「んー、俺さんの事は随分前に吹っ切ってたし、友達と思う事にしてたから」
「でも、条件同じなら、俺でいいじゃん?違うの?」
「よくわかんない。でも、俺さんとは別に友達だっていいじゃん」
「だからさ、俺の事は嫁がいるから、友達なんだろ?、その人はどうして違うの?」
「だって…、彼氏欲しいから。寂しいもん」

こんな話を延々してたけど、俺には何が何だかさっぱりわからなかった。
俺からその人に乗り換えるとか俺と別れるという話ではないのは確かだった。
俺は友達、その人は彼氏にしたい、そういう話。
確かに、それが独身者ならこの話は分かる。
なんなら、潔くさよならしたっていい。
辛くても、それが彼女のためなら納得も出来る。

でも、既婚者だなんてあんまりだ。
38名無しさんといつまでも一緒:2012/12/07(金) 17:47:01.01 i
「ねぇ、ケイ、俺の事どう思ってるの?」
「どうって何が?」
「俺はさ、ケイの事が大好きなんだ!」
「え?、それって、どう言う事なの?」
「だから、大好きで好きで仕方ないんだよ!」

自分でもびっくりしてた。
いつの間に、ケイにそんな感情持つようになったんだろう?って。
この話が出るまで、そんな事考えたこともなかった。
ケイと朝から晩までメールしまくって、月に1〜2回会いに行って、それが楽しくて仕方なかった。
ほんとにそれだけだと思ってた。
俺は、しかし、自分の気持ちに全く鈍感だったのだ。

「知らなかった…。そんな風にあたしの事想ってたなんて。知らなかったんだもん」
「…うん、実は俺も自分で言って今気が付いた。でもケイは?」
「あたしも大好きだよ!俺さんの事」
「え?、じゃあどうして?」
「…違うの。俺さんは何て言うか、恋とかそんなんじゃなくて、別格て言うか」
「別格?、意味かわからないよ」
「あたしもわかんない。だけど、好きだから」

もうこの時、ほんとにケイの言ってる事なんて理解不能だった。
別格って、俺の事が特別で大好きで恋してるってことじゃないの?
どうして、他に彼氏が必要なの?
頭がパニック寸前だった。
39名無しさんといつまでも一緒:2012/12/07(金) 18:04:57.46 i
それで、そんな話をした後、少し頭を冷やそうって2日程メールしない事にした。
だけど、いくら冷静になってもケイの言ってる意味がわからなかった。
俺の事が大好きなのに、同じ既婚者の別の人を彼氏にしたいとかわけがわからない。

それでも、散々考えて、俺は彼女の気持ちを確かめないではいられなかった。
ほんとに俺の事が大好きなら。

「ケイさ、考えたんだけど、やっぱりそれって、ダメだとしか思えない」
「…だよね、俺さんはあたしに恋してるんだもんね」
「うん。だから、その既婚者の人を諦めて欲しい」
「分かった。少し考えさせて」

その次の日。

「俺さんの言うとおり、諦めます」
「ほんとに?」
「はい!」

この時、嬉しくて涙流してたな。
やっと、一安心て気もして。

「だけど、その代わり俺さんにもお願いがあります」
「うん」
「あたしは俺さんにはやっぱり恋は出来ません。それは前にも言ったとおり」

彼女はそう言うと俺は分かってた。
期待はしてしまってたけど、叶わなかった。
でも、それでもいいと思った。
40名無しさんといつまでも一緒:2012/12/07(金) 22:28:05.45 0
文才は確かにないがアフィぽいのとは違ってリアルだわ
四円
41名無しさんといつまでも一緒:2012/12/07(金) 23:40:14.24 0
>>40
ありがとう

「分かった。ケイにとっては俺はあくまで友達だってことだね?」
「そう。ていうか、私達は友達だから。だから、あたしに恋はしないで欲しい」

俺はもう、彼女が新しい人を諦めてくれた事だけで嬉しかった。
ケイは俺の気持ちに最大限答えてくれたから。
だから俺は素直にこう答えた。

「うん、友達でいいよ。付け加えるなら別格の友達、かな?(笑)」
「何でも良いよ(笑)好きなのは変わらないしね」
「ありがとう。俺も大好きだから」

俺はそれで一件落着したと思ってた。
事実、その時は嬉しくて仕方なかった。
でも、それは違ってた。
彼女は俺の事が好きだから、俺の気持ちを尊重したかっただけなんだ。
彼女は何も変わらなかった。
と言うより、変わったのは俺の方だった。
俺は自分自身がケイを好きだって事、本気で恋してしまってたって事に気づいてしまったから。
42名無しさんといつまでも一緒:2012/12/08(土) 00:16:18.61 0
本気で恋してたら、その気持ちを抑えるなんて俺には無理だと思う。
最近になって何となく本気の恋でも冷静なら違う形もあるかもしれないって思うようにはなったけど…。

だから、ケイの事はもう友達だって思うようにしてたのに、実際には今までよりもっと彼女を独占したくなって行った。
お互いの都合上、会う機会こそ増えなかったけど、メールは今までの倍に膨れ上がった。
先に出すのは俺だから、俺が増やした事になる。

それに、やっぱりケイが新しい彼氏として既婚者を選んだ事実が俺を刺激していた。
俺にもその資格はあるはずだって思うようになってたから。
だから、何とか友達から脱する事は出来ないかと、そんな事ばかり考えるようになっていた。
ケイに恋するなと約束させられたのに、内実はまったく逆だったのだ。

ケイと友達でいようって約束してから一ヶ月くらい経った頃、些細な事件が起こった。
43名無しさんといつまでも一緒:2012/12/08(土) 01:43:05.57 O
つづく
44名無しさんといつまでも一緒:2012/12/08(土) 12:34:31.53 i
その頃はもう、お互いがメール出来る時間ならとことんメールしまくってた。
ところがある日の朝、いつものようにおはようとメールしたのに、返事がない。

実は彼女はたまたまいつもと違った事情があっただけなのだが、そんなのは俺にはわからない。

もしかして、メールし過ぎて嫌われた?
ひょっとしてケイは俺と別れるつもり?

返事がないと言ってもたった30分くらいだった。
にもかかわらず、恐ろしい程の不安に駆られたのだ。
そしてあり得ない事に、

「もう俺とは終わりなの?」

とメールしてしまった。
明らかにメール依存症とでも言うべき異変だった。
しかも同様の事が一週間の間に三回も起こった。

その度に、ケイは「そんな事何で言うの?そんなわけないじゃん」みたいにやんわり否定してくれたけど、おかしいとは気づき始めていたらしかった。

「あのさぁ、私達、友達だよね?」
「うん、友達だけど?」
「だったらさ、しばらく会わないとかでも良い?それとさ、もうセックスもキスとかもなしにしようよ、友達だもん」

そんなにセックスやキスしてたわけでもなかったけど、ケイとのセックスもキスも俺にとっては最高だった。
ケイが俺のものだと思わせる証拠のような気がしてたから。
だから、例えケイが俺たちは友達だと言ってても俺には関係なかった。
俺さえケイを恋人だと思えてたら良かったんだ。

だから、ケイの言う事を受け入れるのは俺には出来ない相談だった。
45名無しさんといつまでも一緒:2012/12/08(土) 16:30:28.17 i
だが、ケイは多分、そんな俺の思惑を見透かしてたんだと思う。
彼女はどうあっても、俺を友達にしておきたかった、だからそんな俺の思惑を消し去ろうとしてたんだ。
でも俺は…。

「それは俺を遠ざけるってこと?、単なる友達の1人みたいに?」

俺は全然わかっちゃいなかった。
自分の欲望しか頭になかったから。

「…そう思いたければそう思えば良い。とにかく、そういうことだから」

ケイは頑として譲らなかったし、セックスや会う事も我慢せざるを得なくなった。
そして、日が経つごとにケイの俺に対する態度が徐々に冷たくなっていった。

ケイは俺をやっぱり遠ざけようとしている。
どうして?
あの時、俺を大好きだって言ったじゃないか。

「ケイさ、最近冷たくなってないか?」
「さあ…、最近メール多過ぎたしね。あたしも色々忙しくて疲れてるし」

ちょっと聞いてみてもこんな調子で躱される。
だけど、以前にも忙しくて疲れてる時あったけど、こんなには冷たくなかった。
やっぱり…。

こんな風にして、俺たちの関係は壊れていった。
46名無しさんといつまでも一緒:2012/12/08(土) 18:31:08.46 0
そして、とうとうケイが、

「私達はもう別れた方がいいと思う」

と俺に言った。
でも、俺の恋心は点火して燃え盛ってしまったみたいになってて、それだけはダメだと、

「イヤだ、ケイの言う通り友達でいたい」

としつこく食い下がった。
絶対に別れたくなかった。
ケイが好きて好きでたまらなかった。

でも、ケイは頑なに冷たい態度を変えなかった。
どうしてだか全然分からなかった。
あんなに俺に優しくて楽してたのに。
大好きだとまで言ったのに…。

物凄く辛かった。
ケイの言うとおり、きっぱり別れるしかもう道は見つからなかった。
僕らの間にあったはずの、綺麗に噛み合ってた歯車は失われて見つける事が出来なかった。

サヨナラは俺が言った。
何故だか一度も泣かなかった。

ただ、心に物凄く大きな穴が空いた事は確かだった。
47名無しさんといつまでも一緒:2012/12/08(土) 19:12:16.97 i
ケイが耐えられなかったもの。
それは矛盾てことなんだろう。

ケイが俺を好きだったのは、俺が家庭優先にするとハッキリ言ったからだ。
不倫行為をしておいて、家庭を裏切りつつ、家庭を守るだなんて欺瞞も良いところだとは思うけど。
でも、家庭を壊すよりは良い。
ちゃんとうちに帰って、家庭団欒を過ごして、家庭を大事にする、彼女はそんな俺が大好きだったのだ。

だから、俺を彼女は決してものにする事は出来ない。
むしろ、そんな事になってはいけない。
俺には家庭を守って欲しい。
彼女は、俺の一番になってはいけない、なれない。
だから、友達でいようって、決めたのだと思う。
俺の事が大好きだからこそ、自分にけじめをつけておきたかったんだ。
俺の一番になろうとしたら辛くなるだけだから。
そんな自分を許せなくなるに違いないから。

なのに俺はケイを自分のものにしようとした。
ケイは俺をものに出来ない、と心に決めたのに。

その矛盾に耐えられなかったんだ。
いくらなんでも、そんな身勝手な俺の思いをケイが叶えてあげる事は出来ない。

だから、別れるしかなかったんだ。
俺はなんて馬鹿だったんだろうと思う反面、そんな優しいケイに恋しないなんて、無理だったとも思う。
48名無しさんといつまでも一緒:2012/12/08(土) 19:16:08.71 O
へー、つまらん。
ボキャブラリーがない
49名無しさんといつまでも一緒:2012/12/08(土) 20:22:16.23 0
本人にしかわからん話をされてもなー
でも何故か続きを期待してしまうC
50名無しさんといつまでも一緒:2012/12/08(土) 22:23:30.10 0
>>48
ごめんなさい

>>49
Cありがとう

ケイと別れても、火の着いた恋心、というよりももう誰か他の女の人でいいからその大きな穴を埋めたくて仕方がなかった。

なのでまたあのアプリを使った。
今度はもう失敗したくないからと人妻に絞った。
人妻なら、恋愛だけって割り切れる筈。
メールを出しまくって、何人もの人妻と話して、そのうち数人と会った。
だが、俺はここまで読めば分かるとおり、基本的にはバカだから、単に次に乗り換えたいだけと、尽く見透かされた。

ケイと別れて三ヶ月目に、もしかしたら復縁があるかもとバカな期待をしてメールするも、まともに相手すらしてもらえず。

さすがに四ヶ月目になるとヤル気もなくなってきて、一応キープ的に話しだけしてた女の人とだけ話しだけしてればもういいかも、と思い始めた頃だった。

その中にミホ(仮名)っていう40歳の人妻がいた。
ミホも数ヶ月前に失恋してて、話だけしてればいいという感じで、会おうという話になっても全く乗ってこなかった。
まあ別に会わなくてもいいかとも思ってた。
特に好きになるような感じでもなかったから。
51名無しさんといつまでも一緒:2012/12/08(土) 22:43:40.39 0
ミホは三人の子持ちで、旦那は仕事ばかりしてて家庭の事はほとんど何もしないし、朝早くから家を出て深夜近くにならないと帰ってこないような人だった。
だから、寂しくて浮気や不倫をするようになった。
俺と出会う数ヶ月前に別れた人とは、かなりの恋愛をしたらしかった。
その失恋が辛くて、もう恋愛する気が起こらない、と言ってた。

俺もケイと失恋した話をよくしてた。
なので、その辺で多少気の合うところもあった。
セックスはしてみたいとは普通に思ってたので、何度か会おうとは言って見たけど、俺にしてもそんなに積極的に誘ったわけでもない。
それまで四ヶ月間、何人もの人妻に玉砕してきて、疲れてたし。

だから、この時も本気で会うつもりでこんな事言ったわけでもなかった。

「ミホは明日休みだよね?俺も休みなんだ。らんちでもいかない?」

絶対断ると思ってたら、

「いいよ、待ち合わせどうする?」

と意外な答えが返ってきた。
52名無しさんといつまでも一緒:2012/12/09(日) 10:47:38.38 i
>>47
かなり美化し過ぎだと思うけどそんな良い女なかなかいないよ〜
なんか裏山〜
あんたバカだね〜
53名無しさんといつまでも一緒:2012/12/09(日) 12:51:22.45 i
>>52
俺と同じiPhoneかな?
ほんとバカですみません

ミホにすれば、一ヶ月以上もやり取り続けられてたし、ランチくらいなら会ってみようかなぁ、と思ったらしい。
俺にしても、軽いノリで誘っただけだし、会ってセックスしたいとかも思ってかなった。

だけど、実際に会ってみると、これも予想外に楽しい雰囲気になって、時間はあっという間に過ぎて行った。
さあ帰ろうという段になって、待ち合わせ場所にしてた駐車場に車を止めても、冗談言い合ったりなかなか帰ろうって感じにならない。
俺はふざけて、自分の股間に彼女の手を持っていっただけだし、エッチするつもりもなかった。

でも、それがきっかけになってその日、そのままホテルに言ってセックスした。
どちらかと言えば遅漏気味の俺が短時間に何度も果てた。
身体が合う、って感覚はケイにはなかったし、久しぶりだった。

自分が、女の身体目当てに女と付き合うタイプだとは思ってなかったのに、ミホにのめり込む事になって行った。
54名無しさんといつまでも一緒:2012/12/09(日) 15:14:04.35 i
身体目当てとは言え、ミホは気持ちを求めてたし、俺もそれなりに気持ちを入れてはいたと思う。
ケイの時と同んなじように、頻度こそかなり減らしたけど、毎日朝から晩までメールした。
会う機会は逆に増やした。
ミホは優しかったし、しっかりしたところもあったし、何より誠実だった。
そういう部分も好きだったし、もっともっとミホの事を好きになろうとした。
ケイにはほとんど愛してるとか好きとか言わなかったけど、積極的に言うようにもした。

ミホは俺に会うのを楽しみにしてくれたし、会うたびにホテルだけじゃなくて、夜だけの短い時間でも必ず食事にも行った。
一度2人で旅行もした事ある。

でも、俺は本気で好きにはなれなかった。
どんなに好きになろうとしてもそれは形だけだった。
ケイを忘れられなかったのもあるけど、それ以上に何かが違う。
ナオとおんなじ、決してミホに惹かれる事はなかったんだ。
それは無意識のうちにミホにも伝わっていたようで、しばしば気持ちを疑われていた。

でも、俺はその時はそれでもいいと思ってたんだ。
夏美と別れて、辛くて必死で次に付き合った妻のように、そんなに好きでなくても、楽しければそれで良いって。
あんな辛くて苦しいのはもうゴメンだって。

そして、ミホと付き合って半年弱程経った頃だった。
まさかそんな事があるだなんて、想像した事もなかった。
55名無しさんといつまでも一緒:2012/12/09(日) 22:37:00.05 O
27歳で今は既婚の僕
僕はまだこの歳だけど、今まで女好きの性格が災いしてひどい思いを何度もした
自分が悪いのだと分かってはいるのだが、一時の感情に流されてしまう
56名無しさんといつまでも一緒:2012/12/09(日) 22:39:18.29 O
24歳のときの僕
当時6年間付き合っている結婚を見据えた彼女がいた
彼女とは遠距離恋愛であり、なかなか会えない日々が続いた
女好きな僕は当然浮気をした
57名無しさんといつまでも一緒:2012/12/09(日) 22:43:37.71 O
同じ職場の女性に声をかけ、仲良くなり何度も夜を共にした
その職場の女性は、かなり歳が下の後輩であったが気が強く、ケンカになるといつも僕が住んでいた会社の寮に押しかけてきた
ただ、容姿は美人であり、依存してくる性格も彼女の愛情の深さなのだろうと嬉しくさえ思っていた
後輩には、僕に彼女がいるということは言っていなかった
58名無しさんといつまでも一緒:2012/12/09(日) 22:48:40.42 O
そして後輩にこどもができた
僕は婚約者がいると伝えた
後輩は僕の家に親と殴り込んで来て、僕は謝った
結局こどもはおろした
当時の彼女にも事情を話し、別れた
慰謝料の返済と性欲だけが僕に残った
でも僕は今は結婚している
嫁は僕の過去を知っているが、何も言わない
いつもありがとう。

でも僕は女好きなのである
59名無しさんといつまでも一緒:2012/12/10(月) 12:27:04.28 i
Facebookはアカウントだけ取って一年も放ってあった。
あんまり興味がわかなかったし、知り合いもFacebookしてる人は少なかった。
たまに、知らない人から申請があっても、架空請求に引っ掛けようってんだろうと思って無視してた。

俺はミホと付き合ってても、ケイの事を良く思い出してた。
ミホは独占欲や嫉妬の少し強い人で、喧嘩とまではいかなくても、それで悩まされる事が度々あった。
そんなに気持ちが入ってたわけでもないので、うんざりする事も多く、どうしてもケイの事を思い出してしまってたんだ。
やっぱり、ほんとに好きな人でなきゃ付き合わない方がいいのかなぁ、とか。

でも、ほんとに好きになった人って、ケイを含めて今まで三人しか出会わなかった。
一番最初の不倫めいた友達付き合いしてたあの人。
そして宗教の壁に阻まれて別れた夏美。
昔やってた伝言ダイヤルや最近のアプリなどで多くの女性と出会ってきたけど、ほんとに好きになれるような人は稀なんだ。

また会えないかなぁ…

そんな風にして、昔に思いを馳せていたほんとに矢先の事だった。
それはたまにくるFacebookの友達申請の通知メール。
また、架空請求みたいなやつかな?というくらいにしか思ってなかった。
だが、その名前がふと気になった。

夏美?

え?まさかあの夏美?
60名無しさんといつまでも一緒:2012/12/10(月) 13:58:24.20 O
なんか不倫ってめんどくさっ
ピュアな片思いで良いやと思いました。ym
61名無しさんといつまでも一緒:2012/12/10(月) 18:52:19.82 i
実は、20年近くも立つと下の名前を思い出すのがやっとで、苗字はなかなか思い出せなかった。
その上、実は苗字が結婚して変わってたので、最初はほんとに気付かなかった。
だけども良くみて見ると旧姓も付け加えられてて気が付いた。
ちなみにプロフィール写真は誰だかわからない状態にされていた。

俺は友達申請を早速許可するとともにメッセージを送った。

「もしかして、約20年ぶりの夏美さんですか?」
「そうかもwwwww」
「えー!マジで!めっちゃ久しぶり!」
「ほんとに久しぶりね」
「そうかぁ、旧姓もあったから思い出した」
「わけあってバツイチになってるけどね。めんどくさいので姓は戻さなかったの」
「ほんとに嬉しいなぁ、覚えててくれたんだね」
「いや、引っ越しの荷物に古いアドレス帳があったから懐かしい人片っ端から検索して友達申請してただけwww」
「なんだそれw、ちょっとがっかりしたな。でも嬉しいなぁ」
「うん、まさかメッセージ来るとは思ってなかったから私も嬉しいよ」

それから、何度かメッセージのやり取りをして、電話もした。
懐かしい付き合ってた頃の話で大いに盛り上がった。
昔大好きだった夏美との再会がこんなに嬉しいものになるとは考えたこともなかった。

そして、おれはミホと別れる事を決意した。
ミホにずっと感じてた違和感。
それは夏美に再会してはっきりわかったからだ。
夏美に対する気持ち、自然と彼女に惹かれて自然と恋に落ちて、そこには何の違和感もなかったから。
62あぼーん:あぼーん
あぼーん
63あぼーん:あぼーん
あぼーん
64名無しさんといつまでも一緒:2012/12/14(金) 18:39:46.21 0
>>1さんは現在何歳?
65名無しさんといつまでも一緒:2012/12/14(金) 18:48:20.44 0
25歳で初不倫
延べ20人くらいかな
66名無しさんといつまでも一緒:2012/12/15(土) 07:45:04.16 i
>>64
更新が忙しくて滞ってますが…
45を超えてます
その他のスペックは
妻は俺の三つ歳下
子供は2人まだ小学生
身長180体重66
会社員。

文章が酷いので、もっかい大幅に書き直すつもりです
こっちで最後まで書いたら新たに板も変える予定
結構かまってちゃんなのでwwwww
67名無しさんといつまでも一緒:2013/06/19(水) 21:18:56.13 0
5人にひとりの人妻がセフレを欲しがっているという事実
http://news.livedoor.com/lite/article_detail/7649518/

メジャーなサイトで唯一人妻専用コーナーがあり
不倫相手を探す書き込み数が一番多いサイトhttp://ul.lc/33p7
毎月2,3人新しいセフレを探せるから助かってる。
68名無しさんといつまでも一緒
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